JP3600697B2 - 缶容器のヘッドスペース中のガス成分分析方法およびそれに用いる装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体内容物を収納する缶容器のヘッドスペース中のガス成分分析方法およびそれに用いる装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
今日のビール、飲料水などのように高速大量に生産され、全国的に流通する食品にあっては、製品の嗜好性とは別に消費者に一定の品質水準、特に食品衛生の安全性を保証する、いわゆる品質保証が重要な意味を持っている。
【０００３】
そして、缶ビール等の缶詰製造ラインにおいては、缶詰内容物の品質保証を徹底するために、巻締終了後、缶容器（缶詰）ヘッドスペース内の酸素含有量を抜き取りで測定することが行われている。これは、缶容器ヘッドスペース内の空気が二酸化炭素でどのくらいうまく置換されているかどうかを確認するための検査であり、もし仮に、缶容器ヘッドスペース内に多量の空気（特に、酸素）が残存していれば、ビールの酸化劣化の原因になってしまうからである。
【０００４】
このような缶容器ヘッドスペース内の酸素含有量の測定に関しては、従来より、水平面に缶容器を載置し、その缶容器の上面から略直角方向にサンプリング用の針を穿刺し、針に設けられた孔よりヘッドスペース中のガスをサンプリングし、しかる後、サンプリングしたガスの成分を分析することが行われていた。また、缶容器をあらかじめ斜めに傾けておいて、その傾斜した缶容器の上面に向かって鉛直方向にサンプリング用の針を穿刺し、ガスの成分を分析する装置もすでに実在している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、水平面に缶容器を載置してサンプリング用の針を穿刺する方法では、ヘッドスペース中の空寸部が小さく、穿刺時に針先が液の中に浸かり、ヘッドスペースガスのサンプリングが出来ないことがしばしばあり、再分析に余分な時間と人件費が取られ、さらには、余分なサンプリング用の缶容器を準備しなけらばならないという問題があった。また、缶容器のみをあらかじめ斜めに傾けてサンプリング用の針を穿刺する後者の方法では、穿刺がスムースにいかず、穿刺時の缶の変形も生じ、サンプリングがうまく出来ないといった問題が生じていた。
【０００６】
このような実状の基に本発明は創案されたものであって、その目的は、ヘッドスペース中のガスサンプリングが容易かつ確実に行えて、効率良くヘッドスペース中のガス成分の分析ができる分析方法およびそれに用いる装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、液体内容物を収納する缶容器のヘッドスペース中のガス成分分析方法であって、該方法は、
缶容器を傾斜の程度２０〜３０°に傾斜させた状態で載置台の上に缶容器の底部側から載置させて、ヘッドスペース中に空寸部の大きな部分を形成する工程、
空寸部の大きな部分を目標に、缶容器の上蓋の上面部に対して略直角方向にサンプリング用の針を降下させて行き、上蓋の上面部を貫通させて、針の孔がヘッドスペース中に来たところで、針の降下を止めてサンプリング用の針を穿刺する工程、
針に設けられた孔を通してヘッドスペース中のガスをサンプリングし、しかる後、サンプリングしたガスの成分を分析する工程、を有してなるように構成される。
また、本発明は、液体内容物を収納する缶容器のヘッドスペース中のガス成分分析装置であって、該装置は、
缶容器を傾斜の程度２０〜３０°に傾斜させた状態で缶容器を底部側から載置させ、缶容器のヘッドスペース中に空寸部の大きな部分を形成するための傾斜台と、
この傾斜台に立設され、缶容器の上面部と略直角にサンプリング用の針を穿刺する穿刺機構ユニットを有し、
前記穿刺機構ユニットは、缶容器の上蓋の上面部に対して略直角方向にサンプリング用の針を降下させて行き、上蓋の上面部を貫通させて、針の孔がヘッドスペース中に来たところで、針の降下を止めてなるように構成される。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を、図１および図２に基づいて詳細に説明する。
【０００９】
図１は缶容器のヘッドスペース中のガス成分分析装置の一例を模式的に示した図であり、図２は缶容器の上面部（上蓋）を穿刺するためのサンプリング用の針の一例を示した図である。
【００１０】
図１に示されるように、ヘッドスペース中のガス成分分析装置１は、缶容器７を傾斜させて載置するための傾斜台１０と、この傾斜台１０に立設され、缶容器７の上面部７ａ（上蓋）と略直角方向に、サンプリング用の針２７を穿刺する穿刺機構ユニット２０を備えている。穿刺機構ユニット２０は、針２７を缶容器７の上面部７ａ（上蓋）に対して略直角に上下動できる機構を備えており、その機構に関する機械構成上の制限はなく公知の種々の態様が可能である。また、上下動できるアーム２５の先端に取りつけられている針２７は、図２に示されるように、ガスサンプリング用の孔２９を備えており、この孔２９を介してガスのサンプリングが行われる。従って、図面上には現わされていないが、針２７の孔２９よりサンプリングされたヘッドスペース中のガスは、例えば、ガス導出チューブを通してガス分析機器へと取り込まれ、ここでサンプリングしたガスの成分（例えば、酸素含有量）が分析される。
【００１１】
このような装置１を用いて行われる缶容器７のヘッドスペース中のガス成分分析方法は以下の工程（手順）を経て行われる。
【００１２】
まず最初に、傾斜台１０の上に缶容器７を載置して、缶容器を傾斜させる。缶容器の傾斜の程度は、２０〜３０°、より好ましくは２３〜２７°の範囲とする。これによって、ヘッドスペース中に空寸部Ｅの大きな部分を形成することができる。なお、缶容器７を傾斜させることが目的であるので、初め平坦な台の上に缶容器７を載置して、この台の片側を持ち上げて傾斜させるようにしてもよい。
【００１３】
ついで、空寸部Ｅの大きな部分を目標に、缶容器７の上面部７ａ（上蓋）に対して略直角方向にサンプリング用の針２７を降下させて行き、上面部７ａ（上蓋）を貫通させて、丁度、針２７の孔２９がヘッドスペース中に来たところで針２７の降下を止める。この操作は、缶容器７を傾斜させ、空寸部の大きな部分をあらかじめ確保しているので、極めて確実かつ容易に実行できる。さらに、サンプリング用の針２７を穿刺するに際して、針２７の挿入角度を缶容器７の上面部７ａ（上蓋）に対して略直角方向にしているので、上面部７ａの変形が少なく、かつ位置ずれも起こさず穿刺が確実に行われる。なお、ここで略直角方向とは、直角（９０°）に対して誤差が±５°の範囲のものまでをいう。
【００１４】
次いで、針２７に設けられた孔２９よりヘッドスペース中のガスをサンプリングし、しかる後、サンプリングしたガスの成分（ビール缶の場合は、特に、酸素含有量）を分析機器にかけて分析する。なお、分析機器については、公知の種々のものが用いられ、特に制限はない。
【００１５】
【発明の効果】
本発明では、缶容器を傾斜させヘッドスペース中に空寸部の大きな部分を形成し、この空寸部の大きな部分を目標に、缶容器の上面部に対して略直角方向にサンプリング用の針を穿刺し、針に設けられた孔を通して、ヘッドスペース中のガスをサンプリングし、しかる後、サンプリングしたガスの成分を分析するようにしているので、ヘッドスペース中のガスサンプリングが容易かつ確実に行えて、再分析することなく効率良くヘッドスペース中のガス成分の分析ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】缶容器のヘッドスペース中のガス成分分析装置の一例を模式的に示した図である。
【図２】缶容器の上面部（上蓋）を穿刺するためのサンプリング用の針の一例を示した図である。
【符号の説明】
１…ヘッドスペース中のガス成分分析装置
７…缶容器
７ａ…缶容器の上面部（上蓋）
２０…穿刺機構ユニット
２７…針
２９…孔
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体内容物を収納する缶容器のヘッドスペース中のガス成分分析方法およびそれに用いる装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
今日のビール、飲料水などのように高速大量に生産され、全国的に流通する食品にあっては、製品の嗜好性とは別に消費者に一定の品質水準、特に食品衛生の安全性を保証する、いわゆる品質保証が重要な意味を持っている。
【０００３】
そして、缶ビール等の缶詰製造ラインにおいては、缶詰内容物の品質保証を徹底するために、巻締終了後、缶容器（缶詰）ヘッドスペース内の酸素含有量を抜き取りで測定することが行われている。これは、缶容器ヘッドスペース内の空気が二酸化炭素でどのくらいうまく置換されているかどうかを確認するための検査であり、もし仮に、缶容器ヘッドスペース内に多量の空気（特に、酸素）が残存していれば、ビールの酸化劣化の原因になってしまうからである。
【０００４】
このような缶容器ヘッドスペース内の酸素含有量の測定に関しては、従来より、水平面に缶容器を載置し、その缶容器の上面から略直角方向にサンプリング用の針を穿刺し、針に設けられた孔よりヘッドスペース中のガスをサンプリングし、しかる後、サンプリングしたガスの成分を分析することが行われていた。また、缶容器をあらかじめ斜めに傾けておいて、その傾斜した缶容器の上面に向かって鉛直方向にサンプリング用の針を穿刺し、ガスの成分を分析する装置もすでに実在している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、水平面に缶容器を載置してサンプリング用の針を穿刺する方法では、ヘッドスペース中の空寸部が小さく、穿刺時に針先が液の中に浸かり、ヘッドスペースガスのサンプリングが出来ないことがしばしばあり、再分析に余分な時間と人件費が取られ、さらには、余分なサンプリング用の缶容器を準備しなけらばならないという問題があった。また、缶容器のみをあらかじめ斜めに傾けてサンプリング用の針を穿刺する後者の方法では、穿刺がスムースにいかず、穿刺時の缶の変形も生じ、サンプリングがうまく出来ないといった問題が生じていた。
【０００６】
このような実状の基に本発明は創案されたものであって、その目的は、ヘッドスペース中のガスサンプリングが容易かつ確実に行えて、効率良くヘッドスペース中のガス成分の分析ができる分析方法およびそれに用いる装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、液体内容物を収納する缶容器のヘッドスペース中のガス成分分析方法であって、該方法は、
缶容器を傾斜の程度２０〜３０°に傾斜させた状態で載置台の上に缶容器の底部側から載置させて、ヘッドスペース中に空寸部の大きな部分を形成する工程、
空寸部の大きな部分を目標に、缶容器の上蓋の上面部に対して略直角方向にサンプリング用の針を降下させて行き、上蓋の上面部を貫通させて、針の孔がヘッドスペース中に来たところで、針の降下を止めてサンプリング用の針を穿刺する工程、
針に設けられた孔を通してヘッドスペース中のガスをサンプリングし、しかる後、サンプリングしたガスの成分を分析する工程、を有してなるように構成される。
また、本発明は、液体内容物を収納する缶容器のヘッドスペース中のガス成分分析装置であって、該装置は、
缶容器を傾斜の程度２０〜３０°に傾斜させた状態で缶容器を底部側から載置させ、缶容器のヘッドスペース中に空寸部の大きな部分を形成するための傾斜台と、
この傾斜台に立設され、缶容器の上面部と略直角にサンプリング用の針を穿刺する穿刺機構ユニットを有し、
前記穿刺機構ユニットは、缶容器の上蓋の上面部に対して略直角方向にサンプリング用の針を降下させて行き、上蓋の上面部を貫通させて、針の孔がヘッドスペース中に来たところで、針の降下を止めてなるように構成される。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を、図１および図２に基づいて詳細に説明する。
【０００９】
図１は缶容器のヘッドスペース中のガス成分分析装置の一例を模式的に示した図であり、図２は缶容器の上面部（上蓋）を穿刺するためのサンプリング用の針の一例を示した図である。
【００１０】
図１に示されるように、ヘッドスペース中のガス成分分析装置１は、缶容器７を傾斜させて載置するための傾斜台１０と、この傾斜台１０に立設され、缶容器７の上面部７ａ（上蓋）と略直角方向に、サンプリング用の針２７を穿刺する穿刺機構ユニット２０を備えている。穿刺機構ユニット２０は、針２７を缶容器７の上面部７ａ（上蓋）に対して略直角に上下動できる機構を備えており、その機構に関する機械構成上の制限はなく公知の種々の態様が可能である。また、上下動できるアーム２５の先端に取りつけられている針２７は、図２に示されるように、ガスサンプリング用の孔２９を備えており、この孔２９を介してガスのサンプリングが行われる。従って、図面上には現わされていないが、針２７の孔２９よりサンプリングされたヘッドスペース中のガスは、例えば、ガス導出チューブを通してガス分析機器へと取り込まれ、ここでサンプリングしたガスの成分（例えば、酸素含有量）が分析される。
【００１１】
このような装置１を用いて行われる缶容器７のヘッドスペース中のガス成分分析方法は以下の工程（手順）を経て行われる。
【００１２】
まず最初に、傾斜台１０の上に缶容器７を載置して、缶容器を傾斜させる。缶容器の傾斜の程度は、２０〜３０°、より好ましくは２３〜２７°の範囲とする。これによって、ヘッドスペース中に空寸部Ｅの大きな部分を形成することができる。なお、缶容器７を傾斜させることが目的であるので、初め平坦な台の上に缶容器７を載置して、この台の片側を持ち上げて傾斜させるようにしてもよい。
【００１３】
ついで、空寸部Ｅの大きな部分を目標に、缶容器７の上面部７ａ（上蓋）に対して略直角方向にサンプリング用の針２７を降下させて行き、上面部７ａ（上蓋）を貫通させて、丁度、針２７の孔２９がヘッドスペース中に来たところで針２７の降下を止める。この操作は、缶容器７を傾斜させ、空寸部の大きな部分をあらかじめ確保しているので、極めて確実かつ容易に実行できる。さらに、サンプリング用の針２７を穿刺するに際して、針２７の挿入角度を缶容器７の上面部７ａ（上蓋）に対して略直角方向にしているので、上面部７ａの変形が少なく、かつ位置ずれも起こさず穿刺が確実に行われる。なお、ここで略直角方向とは、直角（９０°）に対して誤差が±５°の範囲のものまでをいう。
【００１４】
次いで、針２７に設けられた孔２９よりヘッドスペース中のガスをサンプリングし、しかる後、サンプリングしたガスの成分（ビール缶の場合は、特に、酸素含有量）を分析機器にかけて分析する。なお、分析機器については、公知の種々のものが用いられ、特に制限はない。
【００１５】
【発明の効果】
本発明では、缶容器を傾斜させヘッドスペース中に空寸部の大きな部分を形成し、この空寸部の大きな部分を目標に、缶容器の上面部に対して略直角方向にサンプリング用の針を穿刺し、針に設けられた孔を通して、ヘッドスペース中のガスをサンプリングし、しかる後、サンプリングしたガスの成分を分析するようにしているので、ヘッドスペース中のガスサンプリングが容易かつ確実に行えて、再分析することなく効率良くヘッドスペース中のガス成分の分析ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】缶容器のヘッドスペース中のガス成分分析装置の一例を模式的に示した図である。
【図２】缶容器の上面部（上蓋）を穿刺するためのサンプリング用の針の一例を示した図である。
【符号の説明】
１…ヘッドスペース中のガス成分分析装置
７…缶容器
７ａ…缶容器の上面部（上蓋）
２０…穿刺機構ユニット
２７…針
２９…孔
Claims (2)
- 液体内容物を収納する缶容器のヘッドスペース中のガス成分分析方法であって、該方法は、
缶容器を傾斜の程度２０〜３０°に傾斜させた状態で載置台の上に缶容器の底部側から載置させて、ヘッドスペース中に空寸部の大きな部分を形成する工程、
空寸部の大きな部分を目標に、缶容器の上蓋の上面部に対して略直角方向にサンプリング用の針を降下させて行き、上蓋の上面部を貫通させて、針の孔がヘッドスペース中に来たところで、針の降下を止めてサンプリング用の針を穿刺する工程、
針に設けられた孔を通してヘッドスペース中のガスをサンプリングし、しかる後、サンプリングしたガスの成分を分析する工程、を有してなることを特徴とする缶容器のヘッドスペース中のガス成分分析方法。 - 液体内容物を収納する缶容器のヘッドスペース中のガス成分分析装置であって、該装置は、
缶容器を傾斜の程度２０〜３０°に傾斜させた状態で缶容器を底部側から載置させ、缶容器のヘッドスペース中に空寸部の大きな部分を形成するための傾斜台と、
この傾斜台に立設され、缶容器の上面部と略直角にサンプリング用の針を穿刺する穿刺機構ユニットを有し、
前記穿刺機構ユニットは、缶容器の上蓋の上面部に対して略直角方向にサンプリング用の針を降下させて行き、上蓋の上面部を貫通させて、針の孔がヘッドスペース中に来たところで、針の降下を止めてなるように構成されてなることを特徴とする缶容器のヘッドスペース中のガス成分分析装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27403696A JP3600697B2 (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 缶容器のヘッドスペース中のガス成分分析方法およびそれに用いる装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27403696A JP3600697B2 (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 缶容器のヘッドスペース中のガス成分分析方法およびそれに用いる装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10104135A JPH10104135A (ja) | 1998-04-24 |
| JP3600697B2 true JP3600697B2 (ja) | 2004-12-15 |
Family
ID=17536078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27403696A Expired - Fee Related JP3600697B2 (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 缶容器のヘッドスペース中のガス成分分析方法およびそれに用いる装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3600697B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7736590B2 (en) | 2005-05-27 | 2010-06-15 | Kirin Beer Kabushiki Kaisha | Method for measuring oxygen amount in hermetically sealed container and piercing device for hermetically sealed container used therefore |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2198289B1 (en) * | 2007-10-16 | 2017-11-15 | Hach Lange Sàrl | Method and device for measuring the amount of a gas in a sealed liquid container |
| JP6931945B2 (ja) * | 2018-07-30 | 2021-09-08 | 京都電子工業株式会社 | 残留気体体積測定装置、残留気体体積測定方法、及び穿刺部材 |
| AT522317B1 (de) * | 2019-04-12 | 2020-10-15 | Anton Paar Gmbh | Verfahren zur Messung des Sauerstoffgehalts des Kopfraumgases in einer Getränkedose |
-
1996
- 1996-09-25 JP JP27403696A patent/JP3600697B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7736590B2 (en) | 2005-05-27 | 2010-06-15 | Kirin Beer Kabushiki Kaisha | Method for measuring oxygen amount in hermetically sealed container and piercing device for hermetically sealed container used therefore |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10104135A (ja) | 1998-04-24 |
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