JP3598859B2 - 医療用コネクター装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば腹膜透析等において、患者に設置されている腹腔カテーテルや延長チューブと透析液の入ったバッグを自動的に脱着するため等に使用されるコネクター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
腹膜透析法は腹膜を透析膜として使用するものであり、患者の腹腔内に植え込んだ腹腔カテーテルに透析液の入ったバッグ付きの腹膜透析セットを連結して透析液を腹腔内に注入し、一定時間貯留した後に排液するものである。透析液を一定時間貯留して、透析液と腹膜内に分布する毛細血管の血液との間に生じる溶質濃度や浸透圧の格差によって、老廃物や水を除去して血液浄化を行う。
【0003】
腹膜透析は上記のように排液、バッグ交換、透析液注入、貯留のサイクルからなり、患者は1日にこのサイクルを3〜5回と頻繁に行わなくてはならず、慣れない者にとっては大変面倒な操作である。特に問題となるのは、腹腔カテーテルに連結したエキステンションチューブ先端に設けられた患者側コネクターと透析液バッグ付きセットのバッグ側コネクターの脱着であり、脱着の際のコネクターへの細菌付着は腹膜炎の原因となるので、充分な注意が必要である。またコネクターの脱着時の問題は細菌付着だけではなく、眼や手の不自由な患者の手技の誤操作によって、接続ミスや液漏れ等の重大な事態を引き起こす恐れがある。
【0004】
そこで従来より、コネクターの脱着時の問題を解消すべく色々な装置や方法が提案されてきた。例えば、特開昭56−63186号公報や特公昭63−46317号公報、特開平5−31178号公報において、互いに二重(壁)構造を有するコネクターやスリットの開いた弾性弁を有するさや(保護スリーブ)付きのコネクターが開示されている。これらのものは液の通過する内筒が、外筒や保護スリーブより奥へ引き込んだ位置にあるために手等が内筒に触れることがない。そのため、少なくとも内筒内の薬液は汚染から防止される。
【0005】
また別に特公平3−67711号公報、特公平3−52986号公報、特公平5−49299号公報等に開示されているように、コネクターの脱着時に紫外線照射することによって殺菌を行うものやコネクターの脱着を手技によらず自動的に行う装置等が開発されてきた。
【0006】
しかし、これらのものにおいても依然として問題があり、医療従事者或いは患者から改良を要望されていた。即ち、前者のように互いに二重(壁)構造を有するコネクターや保護スリーブ付きのコネクターを採用することによって、確かに細菌汚染の機会は減少したが、手技で行うため、細菌汚染の可能性は依然として存在し、また手技の誤操作による問題は全く解決されていない。
【0007】
一方後者のようなコネクターの紫外線照射装置や自動接続装置はコネクターの脱着時に殺菌を行ったり、手技による脱着を行わなくてよいため、細菌汚染や手技の誤操作の不安からは解放される。しかし、前記の自動接続装置は高価なため、患者全てが常時使用できるという訳ではなく、眼や手の不自由な患者に限定して使用されることが多い。そのため、普段は手技でコネクターの脱着を行っている患者が従来のままのコネクターで自動接続装置によって脱着しようとしても、コネクトシステムが前記装置に適合していないため使用できなかった。また通常、前記装置を使用している患者でも手技でコネクターの脱着を行わざるを得ない場合がある。例えば、自動接続装置が故障した場合であるとか、患者が外出して前記装置を持参できない場合等である。
【0008】
従来、自動接続装置に適用されるコネクターは脱着機構の簡便さが要求されるため、総てスパイク(穿刺)方式であり、手技でコネクターの脱着を行わなければならない場合には、このスパイク方式のコネクターは細菌汚染や脱落の恐れがあって好ましくない。更に現在市販されている腹膜透析バッグのコネクターの多くが手技のために適したロック式(ねじ付き)であり、該コネクターは現在腹膜透析に使用されている自動接続装置に利用できない。既述したように、自動接続装置に適用するためにコネクターは簡易な構造でなくてはならず、ロック式のコネクターは回転、脱離、接合等の複雑な一連の機能を行う必要があるため、自動接続装置には適合しにくい。
また、ロック式のコネクターに必要な回転の操作を行うと、コネクターに接続したチューブ(別の一端には透析液バッグや腹腔カテーテルが接続している)が一緒に回転して捩れ、連結しにくいという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、コネクターの脱着の際の細菌汚染や誤操作の機会が減少でき、かつ簡便で且つ確実な連結機能、さらには、コネクター脱着の際にコネクターおよび/または該コネクターに装着されたキャップを回転させても、コネクターに接続したチューブが捩れないように工夫を加えた構造を有する自動コネクター装置を提供することである。
【0010】
本発明は、連結すべき一対のコネクターからなり、前記両コネクターはそれぞれ各コネクター基端部に設けられるチューブ接続部と、各コネクターの基端部とは別の端部に設けられる先端円筒部を有し、かつどちらか一方のコネクター先端円筒部内周に雌ねじが形成され、もう片方のコネクターの先端円筒部外周に前記雌ねじと螺着可能な雄ねじが形成されており、さらに前記一方のコネクターの先端円筒部とコネクターの基端部は、その各基端に設けた凹凸構造でコネクターの先端円筒部がコネクターの基端部とは独立に回転可能に構成されているチューブコネクター、および前記一対のコネクターに接続されるチューブに捩れを生じさせることが無く、前記コネクターを回転により自動的に脱着する自動接続装置を少なくとも有して構成される医療用コネクター装置を提供することにより、上記課題を解決することができた。
【0011】
本発明の医療用コネクター装置の一対のコネクターは、これら各コネクターの一方、または両方にキャップが装着されていても良く、また、該コネクターには、チューブ接続部とは独立に回転可能な先端円筒部分が存在するためコネクターを連結する場合に、コネクターを近接した後に、先端円筒部分を回転することにより、透析液バッグや腹腔カテーテルに接続されたチューブを回転させないで(即ち、固定されたチューブを捩れさせることなく)コネクターを自動的に螺合、連結することができる。
【0012】
また、自動接続によってコネクターの脱着を行う場合には、該自動接続接続装置にセットする等、汚染の機会が増加する等の問題が生ずる。したがって、本発明においては、特に透析液バッグ側コネクターの先端円筒部が、該コネクターの基端部とは独立に回転可能に形成されている構造とすることにより、本装置の汚染防止の効果がより達成できる。
【0013】
さらに、前記コネクターおよび/または該コネクターのキャップの軸部の少なくとも1部の形状を、前記コネクターおよび/または該コネクターのキャップの回転の際に、それらの保持部に滑り難く把持される形状、例えば多角形状に形成したものとすることにより、コネクターの自動接続を簡便に、かつ確実に行うことができる。前記多角形状としては、例えば8角形状が挙げられる。
【0014】
また、本発明の医療用コネクター装置は、コネクターの構造を二重壁にすることにより、細菌汚染や誤操作する機会を減少できるだけでなく、自動螺合によりさらに細菌汚染の機会を減少することができるだけでなく、自動螺合により一層細菌汚染の機会を減少することができる。ただ、本発明の医療用コネクター装置を構成するコネクターの脱着は、手技でコネクターの脱着を行わざるを得ない場合、例えばコネクターの脱着手段が故障した場合であるとか、コネクターの脱着手段を持参できない場合には、自動螺合だけでなく、手技によっても螺合が可能となるものである。
【0015】
このようなコネクターの1構成例としては、どちらか一方のコネクター先端円筒部の内側に、該コネクター基端部に結合した環状ルアー部を有し、該コネクターの先端円筒部は前記環状ルアー部先端を覆うように長く延出され、両コネクターを連結するとき、前記のコネクター環状ルアー部外周ともう片方のコネクターの先端円筒部内周が液密に周接される構成としたものが挙げられる。
【0016】
コネクターの構造を二重壁にする他の構成例としては、両方のコネクターの先端円筒部内側に、それぞれコネクター基端部に結合した環状ルアー部を有し、各コネクター先端円筒部は各環状ルアー部先端を覆うように長く延出され、両コネクターを連結するとき、両環状ルアー部が液密に周接される構成としたものが挙げられる。
【0017】
環状ルアー部を有するコネクターに装着されるキャップは、環状ルアー部に嵌合または周接する栓を内周に装着した内筒と、コネクターの先端円筒部に形成したねじに螺合するねじを形成した外筒とを有し、該外筒先端は前記内筒先端を覆うように長く延出され、外筒の内周底部には殺菌剤を含有する殺菌パッドが装着されたものが好ましい。
【0018】
さらに、本発明で採用するコネクターは、周接部に弾性材料からなる封止部材が装着され、封止部分が二色成型によって形成されたものが好ましい。
【0019】
前記一対のコネクター基端部のチューブ接続部に接続されるチューブに捩れを生じさせることが無く、前記コネクターを回転により自動的に脱着することができるコネクター脱着手段は、コネクターまたはコネクターと該コネクターのキャップ部のホルダー(C)、コネクター同士および/またはコネクターとキャップとを回転して脱着できる回転手段(D)、および、コネクター同士を再接合可能な位置に移動できる移動手段(E)を少なくとも有するものである。特に前記一対のコネクターの双方がキャップを装着している場合には、双方のコネクターからキャップを同時に分離できるものが好ましい。
【0020】
【実施態様】
以下、本発明の実施態様を図面に基づいて、さらに詳細に説明する。
【0021】
実施態様1
図1は本発明のコネクター装置を構成する各コネクターの断面図を示すものである。
図1(a)は第1コネクター10、図1(b)は第1コネクター用キャップ20、図1(c)は第2コネクター用キャップ40、図1(d)は第2コネクター30を示す。
本実施態様において、第1コネクター10を透析液バッグ側のコネクターとし、第2コネクター30を患者側コネクターとして以下に説明するが、これは本発明を限定するものではなく、目的に応じて適宜変化させることができる。
【0022】
第1コネクター10は、第1環状ルアー部11と第1先端円筒部12の二重壁からなり、第1環状ルアー部11の基端部15には透析液バッグに連なる第1チューブ接続部16が存在する。第1先端円筒部12は第1コネクター基端部15に、第1コネクター基端部15の外周に設けられた凹部17と第1先端円筒部12の基端に設けられた凸部18を介して、第1チューブ接続部16や第1環状ルアー部11とは独立に回転可能に嵌装されている。第1先端円筒部12の先端は、第1環状ルアー部11の先端を覆うように長く延出されており、第1先端円筒部12の内周には雌ねじ13が形成されている。また第1環状ルアー部11の先端付近の内周面には、液密にシールするために弾性材料からなる封止部材14が埋め込まれている。この封止部材14は2色成型されていても良い。
【0023】
一方、第2コネクター30は第2コネクター先端円筒部32と、該円筒部32の内側に形成された第2環状ルアー部31と、(患者の腹腔カテーテルや延長チューブと接続される)第2チューブ接続部35を有する第2コネクター基端部34とからなる。第2コネクター先端円筒部32の基端は第2コネクター基端部34に結合されており、第2コネクター先端円筒部32は第2環状ルアー部31先端を覆うように長く延出されている。第2コネクター先端円筒部32の外周には、第1コネクターの先端円筒部12内周に設けられた雌ねじ13と螺合する雄ねじ33が形成されており、また第2環状ルアー部31の外周が第1環状ルアー部11の先端部内周に形成された封止部材と液密に周接することができる。
【0024】
第1コネクターと第2コネクターが上記のような構成を有しているため、これらの両コネクターを螺合する際において、各コネクターの基端部に接続されたチューブを螺合されるコネクタ先端円筒部12と一緒に回転しなくても連結できるようになる。即ち、前記両コネクター同士を近接し、第1コネクター先端円筒部12だけを独立に回転することによって、透析液バッグに接続したチューブ19や腹腔カテーテル接続したチューブ36を捩れさせることなく両コネクターを連結することが可能になる。
【0025】
図2は両コネクターを連結した際の断面図であり、第1コネクター10と第2コネクター30は、第1先端円筒部12の内周に形成さ
れた雌ねじ13と第2コネクター先端円筒部32の外周に形成された雄ねじ33によって螺合され、第1環状ルアー部11の先端或いは内周に装着された封止部材14と第2環状ルアー部31の先端或いは外周が周接することによって、前記の両コネクターの中を流通する液体は液密に保持され、細菌等の汚染から(腹腔内に直結した液流路が)保護される。
【0026】
第2コネクターキャップ40は第3内筒41と、第3内筒41の基端に結合して第3内筒41の回りに同心円状に形成された第3外筒42と、第3内筒先端に嵌接した栓46からなっている。前記第3外筒42の先端は、第3内筒41の軸方向先端を覆うように長く延出しており、第3外筒42内周には第2コネクター先端円筒部32の外周に形成された雄ねじ33に螺合する雌ねじ43と、該雌ねじ43が終了する第3外筒先端の内縁部には弾性材料からなる封止部材45が設けられている。栓46は弾性材料から形成され、第2コネクターの第2環状ルアー部31を押し付けて液密に封止できるように装着されている。
【0027】
また、殺菌剤(通常、ポピドンヨード液が使用される)を含有した殺菌パッド44は第3内筒41の基端に装着され、第2コネクター30を第2コネクターキャップ40に螺合した際に、第2コネクター先端円筒部を殺菌できるようになっている。更に安全をきすため、第3外筒先端内縁部に封止部材45を装着して、第2コネクターと螺合した第2コネクターキャップの中を外部からの汚染から護るように工夫されている。
【0028】
第1コネクターキャップ20は、第1先端円筒部12の内周に形成された雌ねじ13に螺合できるように該キャップ20の外周に雄ねじ22が形成された第4先端円筒部21と、第4キャップ基端部23を有する。
【0029】
図3の(a)〜(d)の各図は前記コネクター及びキャップの外形図である。前記コネクター及びキャップの軸部は(e)、(f)に示すように、これらの脱着のために自動接続装置によって、回転する際に把持する把持部51、52(12A,23A,32A,42A)は多角形(図面では8角形のものを表示)に形成されており、前記装置で把持する際に滑りにくく、また前記コネクター及びキャップの把持すべき位置が装置のホルダー部よりずれても修正し易いように(許容度が広くなるように)設計してある。
【0030】
上記のコネクター及びキャップの接続の組合せ順序を図4を参照しながら説明する。
▲1▼貯留時第2コネクター(患者側コネクター)30に第2コネクター(患者側)キャップ40が捩じ込まれている。
▲2▼排液(貯留液の)
第2コネクター(患者側コネクター)30から第2コネクター(患者側)キャップ40を外す。またY型チューブによって透析液バッグ60と排液バッグ61が接続されたセットに付属の第1コネクター(バッグ側コネクター)10から第1コネクター(バッグ側)キャップ20を外す[図4(a)→図4(b)]。
【0031】
次に第2コネクター(患者側コネクター)30に第1コネクター(バッグ側コネクター)10を捩じ込む[図4(c)→図4(d)]。この状態で空の排液バッグ61に患者の腹腔内に貯留した透析液を排出する。なお、第1コネクター(バッグ側コネクター)10には空の排液バッグ61だけでなく、透析液の入った透析液バッグ60も付いているため、バルブを切り換えることによって患者の腹腔からの液の排出及び透析液の注入を行うようにしている。
▲3▼ 透析液注入
排液が終了後、透析液バッグから患者の腹腔内に透析液の注入を開始する。
▲4▼ 操作終了時
透析液の注入が終了すると、第2コネクター(患者側コネクター)30と第1コネクター(バッグ側コネクター)10とを外し[図4(d)→図4(e)]、第2コネクター(患者側コネクター)30には新しい第2コネクター(患者側)キャップ40を、第1コネクター(バッグ側コネクター)10には第1コネクター(バッグ側)キャップ20をそれぞれ被せて捩じ込む[図4(f)→図4(g)]。
【0032】
以上のコネクター及びキャップの着脱を自動的に行う自動接続装置の基本的構成図を図5に示す。
自動接続装置70は駆動部にて回転するねじ棒71と、このねじ棒71に螺合されたブロック72と、ブロック72と一体となって移動し、別の駆動部にて独立に回転が可能な第2ギヤ79と、第2ギヤ79と噛み合う第2コネクターキャップ40を保持する第2キャップホルダー77Aと、同じく第2ギヤ79と噛み合い第1コネクター10の把持部12Aを保持する第2コネクターホルダー78Aと、第1チューブ接続部16或いは第1コネクター基端部15を保持するチューブ接続部ホルダー78Bと、別の駆動部にて独立に回転が可能なピニオンギヤ73と、ピニオンギヤ73と噛み合うラックを底部に形成した基板74と、基板74に設けられた第2コネクター30を保持する第1コネクターホルダー75と、同じく基板74に設けられ第1コネクターキャップ20を保持する第1キャップホルダー76とを備えている。
【0033】
ねじ棒71と第2ギヤ79の回転によって、コネクターやキャップを保持している各ホルダーが回転し、コネクターからキャップを外す。このとき、チューブ接続部16はチューブ接続部ホルダー78Bによって保持され、第1コネクターの先端円筒部12は第2コネクターホルダー78Aによって保持され、チューブ接続部16とは独立に回転されるため、自動接続装置を使用してコネクターの脱着を行った場合にチューブが捩れることがない。
【0034】
また、ピニオンギヤ73の回転によって、基板74がスライドし、キャップから或いはコネクター同士の連結から分離された各コネクターは平行移動することが可能となる。ねじ棒71、第2ギヤ79及びピニオンギヤ73の回転は各駆動部を計装部分にて集中制御しているが、別途ストッパー、リミッターを設けることで、ねじ棒71を第2ギヤ79及びピニオンギヤ73と噛み合わせて単独の駆動部にて運転させることも可能である。
【0035】
【発明の効果】
本発明の医療用コネクター装置によると、透析液バッグや腹腔カテーテルに接続したチューブをコネクターと一緒に回転することなく、螺合によってコネクターを確実に自動的に連結できる。即ち、コネクターを回転させてもチューブが捩じれることがない。また、2重壁構造のコネクター構造および該コネクターの自動的な連結により、従来の医療用コネクター装置に比較して、細菌汚染やスパイク針の脱落、等の誤操作に伴う危険性が減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のコネクター及びキャップの構造を示す断面図である。
【図2】連結した状態の第1コネクター及び第2コネクターを示す断面図である。
【図3】(a)〜(d)は図1のコネクター及びキャップの正面図、(e)、(f)は側面図である。
【図4】本発明の実施例のコネクター及びキャップの相互接続の順序を示す説明図である。
【図5】本発明のコネクターを用いた自動接続装置の基本的構成を示す斜視図であり、(a)が展開図、(b)が組立図である。
【符号の説明】
10 第1コネクター
11 第1環状ルアー部
12 第1先端円筒部
12A 把持部
13 雌ねじ
14 封止部材
15 第1コネクター基端部
16 第1チューブ接続部
17 凹部
18 凸部
19 チューブ
20 第1コネクターキャップ
21 第4先端円筒部
22 雄ねじ
23 第4キャップ基端部
23A 把持部
30 第2コネクター
31 第2環状ルアー部
32 第2先端円筒部
32A 把持部
33 雄ネジ
34 第2コネクター基端部
35 第2チューブ接続部
36 チューブ
40 第2コネクターキャップ
41 第3内筒
42 第3外筒
42A 把持部
43 雌ネジ
44 殺菌パッド
45 封止部材
46 栓
51 把持部
52 把持部
60 透析バッグ
61 排液バッグ
62 腹腔
70 自動接続装置
71 ねじ棒
72 ブロック
73 ピニオンギヤ
74 基板
75 第1コネクターホルダー
76 第1キャップホルダー
77A 第2キャップホルダー
78A 第2コネクターホルダー
78B チューブ接続部ホルダー
79 第2ギヤ

Claims (13)

  1. 連結すべき一対のコネクターからなり、前記両コネクターはそれぞれ各コネクター基端部に設けられるチューブ接続部と、各コネクターの基端部とは別の端部に設けられる先端円筒部を有し、かつどちらか一方のコネクター先端円筒部内周に雌ねじが形成され、もう片方のコネクターの先端円筒部外周に前記雌ねじと螺着可能な雄ねじが形成されており、さらに前記一方のコネクターの先端円筒部とコネクターの基端部は、その各基端に設けた凹凸構造で前記コネクターの先端円筒部がコネクターの基端部とは独立に回転可能に構成されているチューブコネクター、および前記一対のコネクターに接続されるチューブに捩れを生じさせることが無く、前記コネクターを回転により自動的に脱着する自動接続装置を少なくとも有して構成される医療用コネクター装置。
  2. 連結すべき一対のコネクターの少なくとも一方のコネクターに、キャップを装着されてなる請求項1記載の医療用コネクター装置。
  3. 自動接続装置が、コネクターまたはコネクターと該コネクターのキャップ部のホルダー、コネクター同士および/またはコネクターとキャップとを回転し自動的に脱着する請求項1または2に記載の医療用コネクター装置。
  4. コネクターおよび/または該コネクターのキャップの軸部の少なくとも1部の形状が、前記コネクターおよび/または該コネクターのキャップの回転の際に、自動接続装置のホルダーに把持し易いように多角形状に形成されたものである請求項1〜3のいずれかの項に記載の医療用コネクター装置。
  5. コネクターが、どちらか一方のコネクター先端円筒部の内側に、該コネクター基端部に結合した環状ルアー部を有し、該コネクターの先端円筒部は前記環状ルアー部先端を覆うように長く延出され、両コネクターを連結するとき、前記のコネクター環状ルアー部外周ともう片方のコネクターの先端円筒部内周が液密に周接される構成のものである請求項1〜4のいずれかの項に記載の医療用コネクター装置。
  6. コネクターが、両方のコネクターの先端円筒部内側に、それぞれコネクター基端部に結合した環状ルアー部を有し、各コネクター先端円筒部は各環状ルアー部先端を覆うように長く延出され、両コネクターを連結するとき、両環状ルアー部が液密に周接される構成のものである請求項1〜4のいずれかの項に記載の医療用コネクター装置。
  7. コネクターの環状ルアー部を有するコネクターに装着されるキャップは、環状ルアー部に嵌合または周接する栓を内周に装着した内筒と、コネクターの先端円筒部に形成したねじに螺合するねじを形成した外筒とを有し、該外筒先端は前記内筒先端を覆うように長く延出された請求項5または6に記載の医療用コネクター装置。
  8. 外筒の内周底部には殺菌剤を含有する殺菌パッドが装着された請求項7に記載の医療用コネクター装置。
  9. コネクターの周接部に弾性材料からなる封止部材が装着された請求項1〜8のいずれかの項に記載の医療用コネクター装置。
  10. 前記封止部分が二色成型によって形成された請求項9に記載の医療用コネクター装置。
  11. 医療用コネクター装置が、腹膜透析装置用である請求項1〜10のいずれかの項に記載の医療用コネクター装置。
  12. 一対のコネクターの一方が透析液バッグ側コネクターであり、他方が患者側コネクターである請求項11に記載の医療用コネクター装置。
  13. 透析液バッグ側コネクターの先端円筒部が、該コネクターの基端部とは独立に回転可能に形成されている請求項12に記載の医療用コネクター装置。
JP37498498A 1998-12-10 1998-12-10 医療用コネクター装置 Expired - Lifetime JP3598859B2 (ja)

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