JP3598353B2 - 照明装置およびそれを備えた時計 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、照明装置およびそれを備えた時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、クロックなどの時計には、暗い所でも時刻を読み取ることができるように、照明装置により文字板全体を照明するようにしたものがある。このような時計の照明装置としては、透明な表面電極と背面電極との間に発光層を介在させて両電極間に電圧を印加させることにより発光層が発光するEL素子(エレクトロルミネッセンス素子)を用いたものが多い。この照明装置では、EL素子で文字板全体を照明するために、文字板とほぼ同じ大きさのEL素子を用いると、コストが高くなるため、通常は文字板の中心付近にEL素子を配設している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような照明装置では、文字板の中心付近のみにEL素子を配設してるため、文字板の中心付近に光が集中することになり、文字板の中心付近のみしか照明することができず、文字板全体が明るくならないため、時刻を読み取りにくいという問題がある。
この発明の目的は、発光装置で発光した光を発光装置の周辺に拡散させて発光装置の外部周辺をも明るくすることのできる照明装置およびそれを備えた時計を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、光を発生する発光装置と、前記発光装置の上方に配置され、この発光装置の表面積よりも大きく、かつ上面における前記発光装置に対応する位置に多数のドットまたはストライプの印刷が施され、この印刷によって前記発光装置からの光を前記発光装置に対応する位置よりも外側内部に拡散させる透明板とを備え、前記透明板に印刷された多数のドットまたはストライプなどの印刷領域は、前記発光装置に対応する位置にのみ存在することを特徴とするものである。
【0005】
請求項2記載の発明は、光を発生する発光装置と、前記発光装置の上方に配置され、前記発光装置に対応する位置の上面または下面に前記発光装置からの光を反射する多数のドットまたはストライプの印刷が施された透明板と、前記発光装置と前記透明板との間に配設され、前記発光装置の表面積よりも大きく、かつ前記透明板の多数のドットまたはストライプの印刷によって反射した前記発光装置からの光を前記発光装置に対応する位置よりも外側内部に拡散させる拡散板とを備え、前記透明板に印刷された多数のドットまたはストライプなどの印刷領域は、前記発光装置に対応する位置にのみ存在することを特徴とするものである。
【0006】
請求項7記載の発明は、先端に指針が取り付けられる指針軸を有するアナログ時計部と、前記アナログ時計部の指針軸側に設けられ、前記指針軸が挿入される貫通孔が形成された光を発生する発光装置と、前記発光装置の上方に配置され、この発光装置の表面積よりも大きく、前記アナログ時計部の指針軸が挿入される貫通孔が形成され、かつ上面における前記発光装置に対応する位置に多数のドットまたはストライプの印刷が施され、この印刷によって前記発光装置からの光を前記発光装置に対応する位置よりも外側内部に拡散させる透明板とを備え、前記透明板に印刷された多数のドットまたはストライプなどの印刷領域は、前記発光装置に対応する位置にのみ存在することを特徴とするものである。
【0007】
請求項8記載の発明は、先端に指針が取り付けられる指針軸を有するアナログ時計部と、前記アナログ時計部の指針軸側に設けられ、前記指針軸が挿入される貫通孔が形成された光を発生する発光装置と、前記発光装置の上方に配置され、前記指針軸が挿入される貫通孔が形成され、前記発光装置に対応する位置の上面または下面に前記発光装置からの光を反射する多数のドットまたはストライプの印刷が施された透明板と、前記発光装置と前記透明板との間に配設され、前記発光装置の表面積よりも大きく、前記アナログ時計部の指針軸が挿入される貫通孔が形成され、かつ前記透明板の多数のドットまたはストライプの印刷によって反射した前記発光装置からの光を前記発光装置に対応する位置よりも外側内部に拡散させる拡散板とを備え、前記透明板に印刷された多数のドットまたはストライプなどの印刷領域は、前記発光装置に対応する位置にのみ存在することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
請求項1記載の発明によれば、発光装置から発生した光はその上方の透明板の上面に施された多数のドットまたはストライプの印刷領域に照射され、この照射された光のうち、一部の照射光は多数のドットまたはストライプの印刷間を通って上方に出射され、他の照射光は多数のドットまたはストライプの印刷によって透明板の発光装置に対応する位置よりも外側内部に拡散されることになる。したがって、発光装置に対応する位置は勿論のこと、発光装置の外部周辺をも明るくすることができる。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、発光装置から発生した光はその上方の拡散板を通して透明板の上面または下面に施された多数のドットまたはストライプの印刷領域に照射され、この照射された光のうち、一部の照射光は多数のドットまたはストライプの印刷間を通って透明板に入射し、他の照射光は多数のドットまたはストライプの印刷によって拡散板に反射され、この反射光が拡散板の発光装置に対応する位置よりも外側内部に拡散されて透明板に入射することになる。したがって、発光装置に対応する位置は勿論のこと、発光装置の外部周辺をも明るくすることができる。
【0010】
請求項7記載の発明によれば、アナログ時計部の指針軸側に指針軸が貫通孔に挿入されて設けられた発光装置から発生した光は、その上方の透明板の上面に施された多数のドットまたはストライプの印刷領域に照射され、この照射された光のうち、一部の照射光は多数のドットまたはストライプの印刷間を通って上方に出射され、他の照射光は多数のドットまたはストライプの印刷によって透明板の発光装置に対応する位置よりも外側内部に拡散されることになる。したがって、発光装置に対応する位置は勿論のこと、発光装置の外部周辺をも明るくすることができ、これにより指針の中心付近、例えば文字板の中心付近だけでなく、文字板全体を明るくすることができ、このため暗い所でも時刻を確実に読み取ることができる。
【0011】
請求項8記載の発明によれば、アナログ時計部の指針軸側に指針軸が貫通孔に挿入されて設けられた発光装置から発生した光は、その上方の拡散板を通して透明板の上面または下面に施された多数のドットまたはストライプの印刷領域に照射され、この照射された光のうち、一部の照射光は多数のドットまたはストライプの印刷間を通って透明板に入射し、他の照射光は多数のドットまたはストライプの印刷によって拡散板に反射され、この反射光が拡散板の発光装置に対応する位置よりも外側内部に拡散されて透明板に入射することになる。したがって、発光装置に対応する位置は勿論のこと、発光装置の外部周辺をも明るくすることができ、これにより指針の中心付近、例えば文字板の中心付近だけでなく、文字板全体を明るくすることができ、このため暗い所でも時刻を確実に読み取ることができる。
【0012】
【実施例】
以下、図1〜図4を参照して、この発明を適用した照明装置を備えた時計の一実施例について説明する。
図1および図2は置き時計を示している。これらの図において、1は時計ケースである。この時計ケース1の前面には、凹部2が形成されている。この凹部2に対応する時計ケース1内には、図2に示すように、アナログムーブメント(アナログ時計部)3が設けられている。アナログムーブメント3は、凹部2の中心に形成された貫通孔2aに指針軸4が挿入されて凹部2内に突出し、この突出した先端に時針5a、分針5b、秒針5cなどの指針5が取り付けられ、この指針5を運針させることにより時刻を指示表示するものである。
【0013】
時計ケース1の凹部2内の中心付近には、発光装置6が配置されている。発光装置6は、図3に示すように、上から順に、透明な合成樹脂からなるフィルム7、ITOなどの透明な導電材料からなる表面電極8、ZnSなどの蛍光体からなる発光層9、BaTiOなどの高誘電体からなる層間絶縁層10、カーボンなどの導電材料からなる背面電極11、および絶縁層12を積層したEL素子であり、表面電極8と背面電極11との間に電圧を印加すると、発光層9が発光する構造になっている。この発光装置6は全体が円板状に形成されており、その中心部には指針軸4が挿通する貫通孔6aが形成されている。なお、発光装置6の表面電極8および背面電極11は、図2に示すように、凹部2の底部に形成された挿通孔2bを挿通する2本のリード線6bにより、それぞれ時計ケース1内の回路基板(図示せず)と電気的に接続されている。
【0014】
また、時計ケース1の凹部2内には、図1および図2に示すように、遮蔽板13、拡散板14、および透明文字板15が順に配置されている。遮蔽板13は光が透過しない紙やフィルムなどのシート状のものであり、全体が凹部2の底部に対応する形状に形成されている。この遮蔽板13の中心部には、発光装置6にほぼ対応する円形状の開口部13aが形成されている。すなわち、遮蔽板13は、開口部13aの直径が発光装置6の直径よりも少し小さく形成され、開口部13aの口縁が発光装置6の周縁部上に重なり、これにより発光装置6の周縁部からの余分な光を遮蔽するようになっている。
【0015】
透明文字板15は、ガラスや合成樹脂などの透明な材料からなる平板状のもので、遮蔽板13と同様、全体が発光装置6の表面積よりもかなり大きい凹部2の底部とほぼ同じ形状の大きさに形成され、その中心部に指針軸4が挿通する貫通孔15aが形成され、この貫通孔15aを挿通した指針軸4の先端に指針5が取り付けられ、外周部に時字(図示せず)が印刷された構造になっている。この透明文字板15の中心付近、つまり発光装置6と対応する個所の下面(背面)には、発光装置6からの光を反射する多数のストライプの印刷15bが施されている。この印刷15bは光をよく反射させるために白色系が望ましい。
【0016】
拡散板14は、透明文字板15と同様、ガラスや合成樹脂などの透明な材料からなる平板状のもので、全体が発光装置6の表面積よりもかなり大きい凹部2の底部とほぼ同じ形状の大きさに形成されている。この拡散板14の中心部には、指針軸4が挿通する貫通孔14aが形成されており、この貫通孔14aの透明文字板15側には、透明文字板15のストライプの印刷15bの外周縁に対応する「すり鉢」状の傾斜部14bが形成されている。また、拡散板14の表裏両面には、図4に示すように、「すり鉢」状の傾斜部14bおよびこれと対応する部分を除く領域14c、14dに、光を乱反射させるための微細な凹凸がシボ加工により形成されている。
【0017】
なお、時計ケース1の凹部2内の前部(図2では上部)には、透明な合成樹脂からなるフロントケース(時計ガラス)16が嵌着されている。また、時計ケース1の上面には、発光装置6を点灯させるための押釦スイッチ17が設けられている。
【0018】
このような置き時計では、押釦スイッチ17を押圧して発光装置6を点灯させると、発光装置6から発生した光のうち、周縁部の余分な光は遮蔽板13で遮蔽され、遮蔽板13の開口部13aを通過した光が拡散板14の中心付近、つまり拡散板14の「すり鉢」状の傾斜部14bと対応する部分に入射する。この入射した光のうち、一部の光は拡散板14の傾斜部14bで反射されて拡散板14内を外側に向けて進み、他の大部分の光は拡散板14の傾斜部14bで屈折されて透過した上、透明文字板15の下面の印刷15bの領域(以下、印刷領域という)に照射される。この照射された光のうち、一部の照射光は透明文字板15の多数のストライプの印刷15b間を通り透明文字板15に入射して透明文字板15の中心付近を照明するが、他の光は透明文字板15の多数のストライプの印刷15bで反射され、この反射光が拡散板14の傾斜部14bから再び拡散板14に入射して拡散板14内を外側に向けて進む。
【0019】
このように拡散板14内を外側に向けて進む光、つまり拡散板14の傾斜部14bで反射されて拡散板14内を外側に向けて進む光、および透明文字板15のストライプの印刷15bで反射されて拡散板14内に再度入射して外側に向けて進む光は、拡散板14の表裏両面の傾斜部14bを除く領域14c、14dの凹凸により乱反射を繰り返して拡散板14内を外側に向けて進みながら、拡散板14の傾斜部14bの外周側から拡散され、この拡散された光が透明文字板15の印刷領域の外周側に入射して透明文字板15の外周側を照明する。この結果、透明文字板15の印刷15b間を通過した光により透明文字板15の中心付近が照明され、印刷15bで反射された光および拡散板14の傾斜部で反射された光が拡散板14内を外側に向けて進んで印刷領域の外周側から拡散されることにより透明文字板15の外周側が照明される。このため、透明文字板15全体がほぼ均一に照明されることになり、暗い所でも時刻を確実に読み取ることができる。
【0020】
なお、上記実施例では、透明文字板15の下面に多数のストライプの印刷15bを形成したが、これに限らず、上面に印刷15bを形成してもよく、また印刷15bはストライプに限らず、多数のドット(点)でもよく、さらに透明文字板15は上記実施例に限らず、印刷15bの領域を除く表裏両面に微細な凹凸をシボ加工により形成してもよい。
また、上記実施例では、透明文字板15と発光装置6との間に拡散板14を配置したが、これに限らず、例えば透明文字板15の上面に多数のドットまたはストライプの印刷15bを形成し、かつこの印刷15bの領域を除く透明文字板15の表裏両面に微細な凹凸をシボ加工により形成することにより、透明文字板15に拡散板14の機能をもたせてもよい。このようにすれば、拡散板14が不要となり、部品点数を削減できる。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、光を発生する発光装置の上方に発光装置の表面積よりも大きい透明板を配置し、この透明板の上面における発光装置に対応する位置のみに多数のドットまたはストライプの印刷を施し、この印刷によって発光装置からの光を発光装置に対応する位置よりも外側内部に拡散させるので、発光装置の外部周辺をも明るくすることができる。
【0022】
請求項2記載の発明によれば、光を発生する発光装置の上方に透明板を配置するとともに、この透明板の発光装置に対応する位置のみの上面または下面に発光装置からの光を反射する多数のドットまたはストライプの印刷を施し、かつ発光装置と透明板との間に発光装置の表面積よりも大きい拡散板を配設し、この拡散板により透明板の多数のドットまたはストライプの印刷によって反射した発光装置からの光を発光装置に対応する位置よりも外側内部に拡散させるので、発光装置の外部周辺をも明るくすることができる。
【0023】
請求項7記載の発明によれば、先端に指針が取り付けられる指針軸を有するアナログ時計部の指針軸側に、指針軸が貫通孔に挿入されて光を発生する発光装置を設け、この発光装置の上方に、発光装置の表面積よりも大きくかつアナロブ時計部の指針軸が貫通孔に挿入される透明板を配置し、この透明板の上面における発光装置に対応する位置のみに多数のドットまたはストライプの印刷を施し、この印刷によって発光装置からの光を発光装置に対応する位置よりも外側内部に拡散させるので、発光装置の外部周辺をも明るくすることができ、これにより指針の中心付近、例えば文字板の中心付近だけでなく、文字板全体を明るくすることができ、このため暗い所でも時刻を確実に読み取ることができる。
【0024】
請求項8記載の発明によれば、先端に指針が取り付けられる指針軸を有するアナログ時計部の指針軸側に、指針軸が貫通孔に挿入されて光を発生する発光装置を設け、この発光装置の上方に指針軸が貫通孔に挿入される透明板を配置し、この透明板の発光装置に対応する位置のみの上面または下面に発光装置からの光を反射する多数のドットまたはストライプの印刷を施し、かつ発光装置と透明板との間に、発光装置の表面積よりも大きくかつアナログ時計部の指針軸が貫通孔に挿入される拡散板を配置し、この拡散板により透明板の多数のドットまたはストライプの印刷によって反射した発光装置からの光を発光装置に対応する位置よりも外側内部に拡散させるので、発光装置の外部周辺をも明るくすることができ、これにより指針の中心付近、例えば文字板の中心付近だけでなく、文字板全体を明るくすることができ、このため暗い所でも時刻を確実に読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を置き時計に適用した一実施例の要部分解斜視図。
【図2】図1を組み立てた状態の要部拡大断面図。
【図3】図1の発光装置の要部拡大断面図。
【図4】図1の拡散板のA−A拡大断面図。
【符号の説明】
3 アナログムーブメント
4 指針軸
5 指針
6 発光装置
6a 発光装置の貫通孔
14 拡散板
14a 拡散板の貫通孔
14b 傾斜部
15 透明文字板
15a 透明文字板の貫通孔
15b 印刷

Claims (12)

  1. 光を発生する発光装置と、
    前記発光装置の上方に配置され、この発光装置の表面積よりも大きく、かつ上面における前記発光装置に対応する位置に多数のドットまたはストライプの印刷が施され、この印刷によって前記発光装置からの光を前記発光装置に対応する位置よりも外側内部に拡散させる透明板とを備え、
    前記透明板に印刷された多数のドットまたはストライプなどの印刷領域は、前記発光装置に対応する位置にのみ存在することを特徴とする照明装置。
  2. 光を発生する発光装置と、
    前記発光装置の上方に配置され、前記発光装置に対応する位置の上面または下面に前記発光装置からの光を反射する多数のドットまたはストライプの印刷が施された透明板と、
    前記発光装置と前記透明板との間に配設され、前記発光装置の表面積よりも大きく、かつ前記透明板の多数のドットまたはストライプの印刷によって反射した前記発光装置からの光を前記発光装置に対応する位置よりも外側内部に拡散させる拡散板とを備え、
    前記透明板に印刷された多数のドットまたはストライプなどの印刷領域は、前記発光装置に対応する位置にのみ存在することを特徴とする照明装置。
  3. 前記透明板の上面または下面の少なくとも一方に、前記発光装置から発生された光を反射し拡散するための凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の照明装置。
  4. 前記拡散板には少なくとも前記発光装置に対応する位置に傾斜部が形成されていることを特徴とする請求項2または3記載の照明装置。
  5. 前記拡散板の上面または下面の少なくとも一方に、前記発光装置から発生された光を反射し拡散するための凹凸が形成されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の照明装置。
  6. 前記発光装置はエレクトロルミネッセンスであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の照明装置。
  7. 先端に指針が取り付けられる指針軸を有するアナログ時計部と、
    前記アナログ時計部の指針軸側に設けられ、前記指針軸が挿入される貫通孔が形成された光を発生する発光装置と、
    前記発光装置の上方に配置され、この発光装置の表面積よりも大きく、前記アナログ時計部の指針軸が挿入される貫通孔が形成され、かつ上面における前記発光装置に対応する位置に多数のドットまたはストライプの印刷が施され、この印刷によって前記発光装置からの光を前記発光装置に対応する位置よりも外側内部に拡散させる透明板とを備え、
    前記透明板に印刷された多数のドットまたはストライプなどの印刷領域は、前記発光装置に対応する位置にのみ存在することを特徴とする照明装置を備えた時計。
  8. 先端に指針が取り付けられる指針軸を有するアナログ時計部と、
    前記アナログ時計部の指針軸側に設けられ、前記指針軸が挿入される貫通孔が形成された光を発生する発光装置と、
    前記発光装置の上方に配置され、前記指針軸が挿入される貫通孔が形成され、前記発光装置に対応する位置の上面または下面に前記発光装置からの光を反射する多数のドットまたはストライプの印刷が施された透明板と、
    前記発光装置と前記透明板との間に配設され、前記発光装置の表面積よりも大きく、前記アナログ時計部の指針軸が挿入される貫通孔が形成され、かつ前記透明板の多数のドットまたはストライプの印刷によって反射した前記発光装置からの光を前記発光装置に対応する位置よりも外側内部に拡散させる拡散板とを備え、
    前記透明板に印刷された多数のドットまたはストライプなどの印刷領域は、前記発光装置に対応する位置にのみ存在することを特徴とする照明装置を備えた時計。
  9. 前記透明板の上面または下面の少なくとも一方に、前記発光装置から発生された光を反射し拡散するための凹凸が形成されていることを特徴とする請求項7また8記載の照明装置を備えた時計。
  10. 前記時計部の指針軸が挿入する前記拡散板の貫通孔には、傾斜部が形成されていることを特徴とする請求項8または9に記載の照明装置を備えた時計。
  11. 前記拡散板の上面または下面の少なくとも一方に、前記発光装置から発生された光を反射し拡散するための凹凸が形成されていることを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の照明装置を備えた時計。
  12. 前記発光装置はエレクトロルミネッセンスであることを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載の照明装置を備えた時計。
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