JP3597891B2 - 従来的及びバウンダリ・スキャンの混合論理回路の電力印加試験装置および方法 - Google Patents

従来的及びバウンダリ・スキャンの混合論理回路の電力印加試験装置および方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、一般的に電気回路を試験する装置および方法に関し、特に、バウンダリ・スキャン論理回路を含む幾つかの回路要素とバウンダリ・スキャン論理回路を含まない幾つかの回路要素を有する回路の試験装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気回路の試験は電気回路自体とほぼ同じくらい古くからのものである。単純な回路では、回路の短絡または開放を試験するために、全回路ノードに低電圧を加えることによりこの試験がなされる。本明細書における「ノード」という用語は等電位にある何れの回路要素をも意味し、例えば、2つの電気部品間の接続ワイヤまたはトレースである。こうしたワイヤまたはトレースにより相互接続された素子ピンもまたノードの一部である。
【0003】
回路がより複雑になってきているので、徹底的に回路を試験することが今まで以上にますます重要で、しかも困難になっている。このことを行う通常の方法は、テレビジョン回路基板のようなあらゆる製造回路に対する開発プログラムの一部として試験装置および方法を設計することである。一般的に、プログラムは複雑な試験機械にプログラミングすることで開発され、複雑な試験機械は電圧ドライバおよびレシーバのような数百或いはは数千の供給源を含み、それらは、回路を試験するためにプログラム順序でリレーおよび接触爪により、回路のノードに交互に接続される。
【0004】
複雑な回路では、試験に時間がかかりすぎるため、ノードの全ての組み合わせをテストすることができるとは限らない。そこで、試験設計者は、特定の回路において最も故障が起こりそうなノードを確実に試験するための何らかの方法を開発しなければならない。これは、高等数学およびコンピュータを駆使する非常に複雑な技術になってくる。例えば、Gordon D. Robinsonに発行された米国特許第4,601,032号を見ると、回路をテストするために回路要素に対して印加される複雑な波形の試験ベクトル(一組のノードに加えられる一組のディジタル電圧)を考案しており、またNajmi T. Jarwala他に発行された米国特許第5,027,353号では、回路を試験するための試験ベクトルのコンパクトな組を求めるために、重み付けされた数学的システムを使用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
かかる試験に伴う一つの問題は、システムに欠陥があり、電圧が余りに長期間加えられる場合、システムに供給される電圧パルスであるベクトルおよび波形がシステムを損傷させる可能性があるということである。システムが非常に複雑でありそのような試験を実行するのに長時間かかるため、上記のことがよく起こり得る。
【0006】
別の問題は、一般的に回路欠陥があることをかかる試験により見つけることが良好であればあるほど、回路欠陥がどこにあるかを正確に突き止める可能性は少なくなることである。複雑な回路基板は高価なため、欠陥がどこにあるかを知ることで、回路基板を修理できるようになることが必要不可欠である。他の問題は、表面実装、微細配列、および両面基板を有する最近の電気回路では、ノードの必ずしも全てにアクセスし得るとは限らず、従って、このような方法では試験することができない。
【0007】
電力印加試験中に素子を損傷する可能性があるという問題に対する一つの解決法は、William A. Groves他に対して発行された米国特許第4,588,945号に見られる。これは試験信号を加える時間限界および試験信号間での冷却時間を与える試験方法を記しており、その時間限界および冷却時間の長さは試験される素子の特性から決められている。
【0008】
ノードの必ずしも全てにアクセスし得るとは限らない時に、システム欠陥を正確に突き止める問題に対する一つの解決法として、いわゆるバウンダリ・スキャンがある。バウンダリ・スキャンは、チップ部品のような各回路部品が、各素子ピン間に配置された一組のシフトレジスタと特定の内部論理システムで構成される試験システムである。このシステムは、IEEE規格No.1149.1−1990で規定されている。バウンダリ・スキャン規格により、回路のバウンダリピンのみの走査により回路全体を正確にテストすることが可能となる。バウンダリ・スキャンの完全な説明に関しては、ヒューレット・パッカード社によりマニュアル、パートNo.E1017−90001で発行された「HP Boundary−Scan Tutorial and BSDL Reference Guide」を参照されたい。また、Lee D. Wetsel, Jrに発行された米国特許第4,872,169号、Wilhelm A. Sauerwaldに発行された米国特許第4,879,717号、同氏に発行された米国特許第4,967,142号、Lee D. Wetsel, Jrの欧州特許出願番号89308562.1、およびNajmi T. Jarwala他の欧州特許出願番号90305582.0を見ると、バウンダリ・スキャン実際例の各種詳細が開示されている。
【0009】
上述の文献に記述されるバウンダリ・スキャンシステムは、バウンダリ・スキャン回路要素で完全に構成される回路において優れた結果をもたらしている。しかしながら、実際にはそのようなシステムはほとんど存在しない。通常は、その多くがバウンダリ・スキャン規格を使用しない、色々なメーカーにより製造された素子で電気回路が構成される。又、ほとんど全ての回路は、アナログ集積回路のような非ディジタル素子、およびトランジスタ、ダイオード、抵抗といった個別素子を含んでいる。そこで、かかる回路を試験するための装置および試験方法の必要性がある。
【0010】
混合回路、すなわち従来的回路素子およびバウンダリ・スキャン回路素子の両方を含む回路のバウンダリ・スキャン技法による試験には、2つの重大な問題が存在する。つまり、1)バウンダリ・スキャン試験は電力印加試験であり、このことは、損傷を生じる可能性がある短絡が存在する時、回路に電力印加され損傷を生じる可能性があることを意味する。2)非バウンダリ・スキャン素子の存在がバウンダリ・スキャン試験を危うくする。つまり非バウンダリ・スキャン素子とバウンダリ・スキャン素子間の短絡は、多くの場合バウンダリ・スキャンノードに誤った論理値を持たせるが、従来の論理回路が導通し、予測不可能なため、こうした結果はおそらく再現不可能となる。Gordon D. RobinsonとJohn G. Deshayesによる「Interconnect Testing of Boards with Partial Boundary−scan」、IEEE 1990 International Test Conference Proceedings、CH29100−6/000/0572、Paper 27.3、Pages 572−581を参照のこと。
【0011】
上の論文は4つのパートからなる試験による問題の解決法を開示している。第1に、テスターがアクセスしたすべての場所の間で従来的な短絡試験を行なう。第2に、構成要素間のバウンダリ回路試験回路および経路区間を試験してそれらが正しく働くか確認する。第3に、非バウンダリ・スキャンノード間の短絡についてのテスターアクセスでの試験およびバウンダリ・スキャンノードのアクセス無しでの試験を行なう。最後に、純粋なバウンダリ・スキャンノードについて開放および短絡の試験を行なう。
【0012】
第3の試験には二つの形態があり得る。一度に一つのノードについての最も簡単な試験。これはノードを強制的に高電位とし、バウンダリ・スキャン試験を行い、つぎにノードを強制的に低電位として他のバウンダリ・スキャン試験を行なう。短絡が存在すれば、これら試験の一つがバウンダリ・スキャン試験に関して悪い結果を生ずる。第3の試験の他の形態は一度に数ノードを試験し、各ノードに固有の識別信号を与える。バウンダリ・スキャン試験ノードの一つが識別信号を認識した場合には、短絡を宣言する。この試験に伴う問題は、最も簡単な形態の第3の試験を使用すると、複雑な回路では受容不能なほど長い時間がかかり、多数の供給源を使用し、そして第2の形態で第3の試験を使用すれば、識別子が被駆動ノード以外のノードを通してバウンダリ・スキャンノードに伝播する可能性があるので、不明瞭な結果を与えるということである。この試験も、試験すべきセットの数が非常に多くなることがあるので、長い時間がかかる。
【0013】
従来的とバウンダリ・スキャンとの混合ノードを試験する他のシステムは、Edward P. Heleb他に対して発行された米国特許第4,963,824号に開示されている。開示されている方法は、各回路基板部品を今度は試験素子で置き換える。この方法はまた、バウンダリ・スキャン能力のある特殊なコネクターカードを部品のまわりのコネクターに適用することにより、非バウンダリ・スキャン部品を分離することを開示している。この方法は、装置を取り外しそれらを置き換えることが扱いにくく且つ時間がかかるばかりでなく、試験の基礎を破壊するので実際的でない。部品を置き換えなければならず、その置き換えが短絡または開放を生ずることがあるので、基板をそのあとで再試験しなければならない。非バウンダリ・スキャン部品を分離するために特殊カードを取付けることは時間がかかるばかりでなく、カードを接続し得ることを仮定したものであるが、これは複雑な表面実装の両面基板の場合にはあまりないことである。
【0014】
従って、一度に二つ以上のノードを試験し、試験されるノードの集合を管理可能な数にまで減らし、回路欠陥を明瞭に検出することができ、回路の物理的変更を必要としない従来的とバウンダリ・スキャンとの混合回路に対する試験装置および方法の必要性が存在する。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、同時に試験すべきノードの数を低減させる、バウンダリ・スキャンおよび非バウンダリ・スキャン部品を備えた回路の試験装置および方法を提供する。本発明は欠陥ノードの正確な場所を決定し、その情報をユーザに戻す装置および試験方法を提供する。本発明はまた、あまりにも長い時間電力が加えられることによる回路の損傷を防止する試験方法を提供する。本発明はノードあたりの試験時間が短く、対応して回路基板全体に対する試験時間がより短い試験方法を提供する。
【0016】
本発明は、バウンダリ・スキャンおよび非バウンダリ・スキャンの両素子を備えている回路基板を試験する方法を含む。試験方法はバウンダリ・スキャンレシーバおよびバウンダリ・スキャンドライバの双方に結合されているバウンダリ・スキャンノードを、非バウンダリ・スキャンノードと区別する。この方法は回路基板上の各素子の各ピンの隣接データまたは位置データを使用して、バウンダリ・スキャンノードに結合されている素子ピンから所定の距離「R」以内にある非バウンダリ・スキャンノードの組数を決定する。この方法は回路基板上の各バウンダリ・スキャンノードが独立グループ内の唯一つの非バウンダリ・スキャンノードの所定距離以内にあるように、各組Tの中にあるどれだけの数の非バウンダリ・スキャンノードが「独立」であるかを決定する。
【0017】
回路基板は多数の試験サイクルで試験される。各試験サイクルは、各独立組中のすべての非バウンダリ・スキャンノードを選択し、バウンダリ・スキャン素子内のドライバを強制的に第1の電圧とし、各非バウンダリ・スキャンノードを短時間強制的に他の電圧として、選択した非バウンダリ・スキャンノードを並列に試験することで実行される。バウンダリ・スキャン素子のレシーバは応答ベクトルを捕らえ、これを回路基板から走査して評価する。次いでバウンダリ・スキャンノードは第2の電圧へ、非バウンダリ・スキャンノードは第1の電圧へと駆動され、引き続いて他の応答ベクトルを捕らえる。試験サイクルはすべての非バウンダリ・スキャンノードが試験されるまで非バウンダリ・スキャンノードの各独立組を選択し、試験することにより終了する。
【0018】
独立した非バウンダリ・スキャンノードは並列に選択され試験されるので、応答ベクトルはどのノードが故障しているかを反映しており、欠陥ノードの正確な位置を示す、好適にはデカルト座標の形での位置データがユーザに戻される。非バウンダリ・スキャンノードは応答ベクトルが捕らえられる直前に短時間だけ駆動されるので、回路損傷の危険は極小で試験時間が改善される。すべての独立グループが試験されるまで、多数の試験サイクルが繰り返される。
【0019】
【実施例】
1.概説
ここで図1を参照すると、本発明による回路試験システム10の好適実施例のブロック図が示されている。システム10はテスター12、およびLAN、電話、ディスクまたはテープ駆動装置、キーボードなどのようなデータ入力16、およびディスプレイ、プリンター、ディスクまたはテープ駆動装置などのようなデータ出力18を有する遠隔コンピュータ14を備えている。試験すべき典型的回路基板20は、2つのバウンダリ・スキャン部品22および24、そして2つの非バウンダリ・スキャン部品26および28を備えている。回路はバウンダリ・スキャン部品22および24の6つの「バウンダリ」または「外部」ノードへのアクセスを行なう6つの爪30A−30F、および非バウンダリ・スキャン部品26および28の3つのノードへのアクセスを行なう3つの爪30G−30Iを備えている。回路に電力供給を行なう1つ以上の爪33Aおよび33Bをも備えている。
【0020】
「内部」バウンダリ・スキャンノード31A−31Dは爪を経由するアクセスを備えていない。試験すべき実際の回路では、数百の部品および数百または数千にさえ及ぶノードおよび爪を備えていることがある。テスター12は複数のリレー34を備えており、その各々は爪30A−30Fおよび爪31A−31Cに電気的に接触する、35のような接触手段を備えている。各リレーはまた複数の入力/出力線36を備えている。テスター12はまた複数のドライバ37およびレシーバ38、複数の電源40、および少なくとも一つのアナログモジュール42を備えており、これらの各々はリレー34の入力/出力線36に接続するための44、46、48、および50のような手段を備えている。典型的なテスターには数百のリレー34、ドライバ37、およびレシーバ38および数十の異なる電源がある。
【0021】
テスター12には、またコントローラおよびシーケンサ54、およびコントローラ/シーケンサ54と通信するクロック56がある。一般に、コントローラ/シーケンサ54はケーブル60を経由して各リレー34、ドライバ37、レシーバ38、電源40およびアナログモジュール42と通信し、電源40、ドライバ37、およびアナログモジュール42からの信号のプログラムされたシーケンスを爪30A−30Iの所定のものに与えるようにシステムを制御し、レシーバ38はリレー34を経由して爪30A−30Iの他の所定のものからの信号を受け取ってコントローラ/シーケンサに与える。
【0022】
更に、本発明によれば、爪の無いバウンダリ・スキャンノード、すなわちノード31A−31D、および爪のある非バウンダリ・スキャンノード、すなわちノード32A−32CのX−Y位置に関する情報がデータ入力端子16を経由して遠隔コンピュータに導かれる。この情報から、各バウンダリ・スキャンノード31A−31Dの半径Rの範囲内にある非バウンダリ・スキャンノード32A−32Cの組Tが規定される。例えば、図1に示す簡単な回路について、ノード31Aに対応する組Tは単一のノード32Aである。そして、入力端子16およびコンピュータ14を経由して、テスター12のコントローラ/シーケンサ54は試験を実行するためにプログラムされる。
【0023】
本発明による試験プログラムのもとで、ドライバ37の1つは各爪30A−30Hに割り当てられ、レシーバ38の1つは各爪30A−30Fに割り当てられる。最初は、従来的な電力を加えない短絡試験が、アクセス可能なノード、すなわち爪30A−30Iに接続されているノードに関して実行される。回路20がこの試験に合格すれば、回路20は電源40およびリレー34を経由して回路電源入力33Aおよび33Bに電力を加えることによりパワーアップされる。次に、本発明の方法にしたがって「混合回路」試験が実行されるが、これについては後で更に詳細に説明する。
【0024】
データ入力端子16およびコンピュータ14を用いて試験を設定する時に、各非バウンダリ・スキャンノードについて時間限界を規定することができるが、この時間限界は回路がそのノードとバウンダリ・スキャンノードとの間の短絡を許容することができる時間の長さに対応する。試験すべきバウンダリ・スキャンノードは、このときそれら関連する組Tの中にある非バウンダリ・スキャンノードに関連する時間限界の長さにより、最初は最短時間限界を有するバウンダリ・スキャンノードにして順序づけられる。
【0025】
回路20のパワーアップ後可能なかぎり早く、クロック56をリセットする。各ノードを試験してから、なお試験すべきノードの時間限界をクロック時間と比較し、クロック時間がこれら限界以上であれば、試験を一時的に停止する。回路が冷却する機会があってから試験を再開することができる。混合ノードのこの試験を終了してから、標準のバウンダリ・スキャンノード相互接続試験を行なうことができる。
【0026】
2.混合回路試験
a.用語
本明細書に使用する「バウンダリ・スキャンノード」または「BSノード」とは、バウンダリ・スキャンレシーバおよびバウンダリ・スキャンドライバの両方に結合されているノードを意味する。例えば、素子201のすべての素子ピンは各バウンダリ・スキャンセル214の内側に記したラベル「D/R」により示したようにドライバとレシーバの両方を備えている。従って、これら素子ピンは、それらに接続されているのが何であるかにかかわらず常にバウンダリ・スキャンノードである。しかし、素子202および203は、図2の各レシーバセル212に記した文字「R」で示したようにレシーバだけであるセル212を備えている。素子202および203は、また図2の各ドライバセル213に記した文字「D」で示したようにドライバだけである多数のセル213を備えている。
【0027】
バウンダリ・スキャンノードは、チップ202および203の素子ピン242および243を結合するバウンダリ・スキャンノード223で示したように、レシーバ212をドライバ213に結合させることにより形成することができる。レシーバおよびドライバはノード222で示すように同じチップ上にあってよい。また、バウンダリ・スキャンノードは、素子ピンまたはバウンダリ・スキャンノード221および222のような非バウンダリ・スキャンの端子を含んでも良い。
【0028】
レシーバセル212及びドライバセル213の両方にではなく、片方だけに結合されているノードは従来用語によるバウンダリ・スキャンノードではない。このようなノードは、本明細書では「非バウンダリ・スキャンノード」または「NBSノード」と言う。図2の非バウンダリ・スキャンノードの例は、レシーバにもドライバにも結合されていない非バウンダリ・スキャン素子204の素子ピン226および227である。素子204の素子ピン228、および素子203の素子ピン208、233、および234も非バウンダリ・スキャンノードであるが、なぜならそれらはレシーバセルにだけ結合しているからである。同様に、素子ピン231および232は、それらがレシーバセルに結合されていないので非バウンダリ・スキャンノードである。
【0029】
本発明を十分に理解するためには、上記の用語を理解することが重要である。バウンダリ・スキャンノードは、非バウンダリ・スキャン素子の素子ピンおよび端子を含むことができる。非バウンダリ・スキャン素子は、チップ204のような論理素子であるばかりでなく、アナログまたは線形集積回路の他に抵抗206、207、および209、トランジスタ208、ダイオード211のような個別素子であってもよい。
【0030】
b.非バウンダリ・スキャンノードの組の決定
ここで本発明の更なる詳細な説明に入ると、図2は、非バウンダリ・スキャンノードの組Tを決定する仕方を説明する際に役立つ典型的回路基板200を示している。回路基板200は、3つのバウンダリ・スキャン素子201、202および203、および非バウンダリ・スキャン素子204、206、207、208、209および211を含んでいる。バウンダリ・スキャン素子201、202および203はIEEEの規格群1149に合致するバウンダリ・スキャン回路を備えている。
【0031】
各バウンダリ・スキャンノード(図2に太線で示してある)は順次に選ばれる。例えば、バウンダリ・スキャンノード221から始めて、ノード221に接続されているすべての素子ピンの位置が決定される。この場合、バウンダリ・スキャンチップ201のピン237、および非バウンダリ・スキャンチップ204のピン236をノード221に接続する。各素子ピン236および237の半径「R」(図2に破線の半円R1およびR2で示してある)以内にある非バウンダリ・スキャンノードの組Tを後で詳細に説明するように決定する。
【0032】
どの非バウンダリ・スキャンノードが選択されたバウンダリ・スキャンノードに隣接しているかを決定するには、図2にR7の内側に矢印で示す長さを有する「短絡半径」Rを選定するのが好ましい。短絡半径Rの長さは、回路の物理的性質に関係しているどんな長さでもよく、試験すべきノードの数を減らすように計算される。好適には、それは短絡がありそうな2つの素子ピン間の最大直線距離をいう。
【0033】
この例で、本発明者らはそれらの全長にわたる二つのノード間の距離ではなく、素子ピンの間の距離だけに注目している。なぜなら、回路板200は素子ピンを除く回路のすべてをマスクする既に開発されたはんだ付け技法によりはんだ付けされており、従って、はんだだけが素子ピンに固着していると仮定しているからである。好適には、長さRは回路基板200の上のはんだの汚れまたはブリッジの最大予想範囲を表す。典型的には、Rは回路基板200の上の素子ピンのピッチにより1−5ミリメートルの範囲にある。
【0034】
Rはユーザ規定可能な長さであり、短絡がカバーされると思われる長さに関するユーザの経験および/または予想と矛盾しないように設定されることを理解すべきである。選定される特定の長さは、基板をはんだ付けするのに使用されるはんだ付け法、はんだ温度、基板100がはんだに曝された時間の長さ、短絡が検出される確かさの所要程度などのような多数の因子によって決まる。
【0035】
好都合なことに、回路基板に対して規定された半径「R」は一つしかなく、したがって図2のすべての半径R1−R7は同じ大きさになる。代わりに、回路基板200の異なる部分に対して複数の半径を規定することができる。また、半径Rの選定は、特定のBSノードに隣接する非バウンダリ・スキャンノードを規定するのに役立つこと、および隣接を規定する他の手段が可能であることを理解すべきである。本発明の目的に関しては、隣接とは、互いに物理的に近接していて、回路基板を構成するのに使用された製造プロセス(およびそれらプロセスの既知の欠陥)に照らしてそれらの間に存在する電気的短絡の有意の確率を有するようになるすべてのノードを意味する。
【0036】
Rは好適実施例では長さまたは距離の項目で規定されているが、それはまたピン間隔またはピン数のような或る他の判定基準により規定することができる。例えば、Rは所定のバウンダリ・スキャンピンに直接隣接する素子ピンだけを包含するように一つのピンとして規定することができる。代わりに、Rを二つのピンとして規定することができ(例えば、大きなはんだ汚れが製造プロセスで存在することがわかっている場合)、この場合半径Rは選択されたバウンダリ・スキャンピンに隣接する二つのピンを含むことになる。隣接を決定するこれらの他の方法は、好適実施例で使用される物理的距離を素子パラメータに関して規定する本質的に速い方法である。ゆえに、隣接を決定するこれらの方法は、本発明の範囲内にあると考えられる。
【0037】
二つの素子ピンのデカルト座標(X、Y)位置、すなわち、(a、b)および(c、d)を与えると、それらの間の距離は ((a−b) + (b−d))の平方根により与えられる。この値が短絡半径以下であれば、これら素子ピンは短絡の候補であり、試験しなければならない。すなわち、組Tを規定するアルゴリズムは、それに対して ((a−b) + (b−d)1/2≦R であるアクセス可能な非バウンダリ・スキャンノードである。ただし(a、b)は選択されたバウンダリ・スキャンノードの素子ピンの(X、Y)位置であり、(c、d)はアクセス可能な非バウンダリ・スキャンノードの素子ピンの(X、Y)位置である。
【0038】
例えば、どんな所定の集積回路に対しても(ICの製造業者が規定したとおり)ピン2がピン1および3に隣接し、ピン3がピン2および4に隣接し、回路基板上のすべてのピンに対して同様であることを簡単に規定することができる。この種の隣接の規定は「数値隣接」と呼ばれ、ユーザが回路基板上の素子ピンまたはノードのX、Y座標を入力したり、または半径「R」を選択したりする必要はない。数値隣接は余り洗練されていない概念であり、上に示した半径「R」を定する好適方法よりも、通常はあまり望ましくない。
【0039】
図2について、第1の組Tはピン236の半径R1以内にある非バウンダリ・スキャンノード226および227を含んでいる。237において素子を囲む半径R2以内に入る非バウンダリ・スキャンピンは存在しない。組Tを決定するこのプロセスをすべてのバウンダリ・スキャンノードが選択されるまで繰り返す。下の表は、図2に示すバウンダリ・スキャンノードに対する組T−Tの組み分けを要約したものである。
【0040】
【表1】
Figure 0003597891
【0041】
典型的回路200を参照して組Tを観察により決定することができるが、好適実施例ではアクセスし得る素子ピンの(X、Y)座標が、LAN、電話線、CD−ROM、ディスクまたはテープ駆動装置、キーボードまたは他のデータ入力機構とすることができるデータ入力16(図1に示してある)手段を用いて遠隔コンピュータ14に入力される。コンピュータ14は上述したアルゴリズムでプログラムされ、Rが選択され、コンピュータ14は各バウンダリ・スキャンノードについて組Tを計算し、データ入力16のキーボードからの指令に基づき、設定情報をテスター12に与える。
【0042】
本発明の好適実施例では本発明による組Tを使用する斬新な試験に先立ち、旧来の電力を供給しない短絡試験を行なう。電力を供給しない短絡試験ではテスター12は、遠隔コンピュータ14により入力されるプログラムの制御のもとに、ドライバ37およびリレー34の一つを経由して、一つの爪に低電圧信号を加え、リレー34およびレシーバ38を経由して、他の爪上のその電圧を求める。この試験は、テスター12が物理的アクセスを有しているノード、すなわち、爪が取付けられているノードについてのみ行なうことができる。電力を供給しない短絡試験は爪のノードに対するアクセスに左右されるから、回路の物理的集積の進歩に伴って益々可能性が少なくなってきている。電力を供給しない短絡試験で短絡が見つかれば、試験の残りは基板が修理されて電力を供給しない短絡試験が何の欠陥をも示さなくなるまで行なわれないのが好ましい。
【0043】
本発明による試験は、バウンダリ・スキャンノードと従来ノードとの間の短絡を試験するのに最適の方法を提供する。本発明の技法は本質的にバウンダリ・スキャンノードと電力をオンにして行なうインサーキット短絡試験とのハイブリッドである。好適には、基板200は従来の電力を供給しない短絡試験に合格しているから、アクセス可能な非バウンダリ・スキャンノード間に短絡は存在しないと仮定することができる。本発明による電力供給短絡試験はコンピュータ14により発生されたプログラムの制御のもとにテスター12により行なわれる。
【0044】
従来のバウンダリ・スキャンノード試験のように、ドライバ37およびレシーバ38(図1に示してある)の一つは、外部境界走査ノードの各々に割り当てられ、リレー34の一つを経由して割り当てられたノードに接続されている。加えて、試験すべき非バウンダリ・スキャンノードの各々に対する試験時間限界を決定することができる。この試験時間限界はその非バウンダリ・スキャンノードと半径R以内のバウンダリ・スキャンノードとの間の短絡を容認することができる時間である。回路に対する全体の時間限界を全体として決定することもできる。
【0045】
この時間限界はアクセス不可能な非バウンダリ・スキャンノードの可能な短絡を考慮しようとしている。これら時間限界は、ここに引用して取り入れてある米国特許第4,588,945号の方法および装置を使用して決定することができる。次に、組Tの非バウンダリ・スキャンノードに関連する、及び組Tが最初に試験される最短時間限界を有する一つまたは複数のノードを備えているバウンダリ・スキャンノードに関連する時間限界の長さの順に対応する順に、バウンダリ・スキャンノードを試験のため好適に並べる。
【0046】
バウンダリ・スキャン核
本発明による試験プログラムの重要なサブルーチンは、図3のフローチャートに示す「バウンダリ・スキャン核」である。このサブルーチンまたは核は本質的に「EXTEST」と呼ばれる規定されたバウンダリ・スキャン試験の修正形であり、図5および図6に示す本発明の方法のフローチャート中に入れてある。看取されるとおり、従来のEXTESTの修正形は、外部のテスタードライバ37(図1に示してある)の作動によりEXTESTを調整して、回路基板200(図2に示してある)を損傷する危険なしに高速試験を行なうことを含んでいる。
【0047】
図3のステップ301で、バウンダリ・スキャンチェーンのシフトレジスタは第1の論理状態に対応する電圧で埋められる。この第1の論理状態は、図3ではCMOS技術に対するほぼ+5ボルトの信号に対応する論理「1」である。レジスタは論理「1」を備えているが、バウンダリ・スキャンドライバはステップ301の間なおも確定できない出力を備えている。次にバウンダリ・スキャンチェーンはステップ302でUPDATE機能を行い、シフトレジスタの内容を図2のセル213のようなバウンダリ・スキャンドライバ回路にラッチする。ステップ302で、バウンダリ・スキャンノードは論理「1」に対応する電圧に駆動される。
【0048】
ステップ303で、テスタードライバは、所定の非バウンダリ・スキャンノードに取付けられているが、短時間オンになってバウンダリ・スキャンノードに加えられているものとは異なる電圧に駆動される。好適には、この電圧はBSノード加えられるものと反対の論理状態に対応している。バウンダリ・スキャン回路はステップ304の間応答ベクトルを「捕捉」させられる。捕捉は図2のレシーバ212のような各レシーバ回路がバウンダリ・スキャン素子ピンにかかる電圧をバウンダリ・スキャンレシーバ回路212のレジスタにラッチするという、規定されたバウンダリ・スキャン機能である。
【0049】
好適には、非バウンダリ・スキャンノードに適用されるテスタードライバは、ドライバが十分な電流を駆動して、他の電圧をノードにかけようとしている素子に打ち勝つことができることを意味するインサーキットオーバードライブ(回路内オーバードライブ)技法を使用している。ゆえに、ステップ303−306の期間中テスタードライバはオンであるが、回路はオーバードライブ電流により生ずる損傷の最大の危険に曝されている。捕捉が完了してから可能なかぎり早く、テスタードライバはステップ306においてオフになる。
【0050】
応答ベクトルは、バウンダリ・スキャンレシーバ回路により捕らえられたすべての応答電圧を含んでいるが、ステップ308で図2に示すTDO端子217を経由してバウンダリ・スキャンチェーンから外に移される。ステップ307で、バウンダリ・スキャン核は、すべての論理状態(すなわち、2進論理に対して論理「1」および論理「0」)が試験されてしまったか否か判定する。否であれば、方法はステップ309に進み、第2の論理状態(すなわち、図3の論理「0」)が図2のTDI端子218を経由してバウンダリ・スキャンチェーンに移される。好適には、ステップ309は、応答ベクトルがバウンダリ・スキャンチェーンから移される(ステップ308)と同時に行なわれ、プログラムがステップ302に戻る。バウンダリ・スキャンノードに加えられているものと反対の論理状態に対応する電圧が次にテスタードライバ37により選択された非バウンダリ・スキャンノードに加えられる。すべての論理状態が試験されてしまうと、応答ベクトルはステップ311での分析のためにステップ308で移される。
【0051】
本発明の一つの重要な特徴は、二つの論理レベルがともにバウンダリ・スキャンノードおよび非バウンダリ・スキャンノードに加えられるということである。非バウンダリ・スキャンノードは常にバウンダリ・スキャンノードに加えられるものとは反対の論理レベルに駆動される。好適には、分析ステップ311はノードが二つの論理レベルで不合格にならないかぎり、ノードを故障とは識別しない。これは、不完全なはんだ接続または開放がそのノードに存在する場合、ノードは一つの論理レベルでは不合格になることが無いからである。これは、開放回路が不確定状態(論理1または論理0)でバウンダリ・スキャンレシーバを出るからである。このような場合には、他の論理レベルでの試験では開放が存在すれば結果として試験が合格になる。分析により論理1および論理0の双方の試験で不合格ノードが見つかった場合にのみ、本当に短絡回路が存在する。
【0052】
非バウンダリ・スキャンノードの組み分けおよび組の選定
図4は非バウンダリ・スキャンノードをバウンダリ・スキャンノードと関連する組に組み分けするサブルーチンを示す。図4のサブルーチンはまた、独立の非バウンダリ・スキャンノードのグループSを結果として形成する「独立」である組Tの非バウンダリ・スキャンノードを決定するステップを含んでいる。本発明の好適試験方法では、ノード分解サブルーチンが必要とする別の試験を必要とせずに欠陥の正確な位置がユーザに戻される。
【0053】
図4のステップ401−408は、方法1を参照して上述したように、バウンダリ・スキャンノードに関連する非バウンダリ・スキャンノードの組Tを決定するのに使用される。本質的に、そのプロセスは、試験すべき回路基板上のすべてのバウンダリ・スキャン素子および非バウンダリ・スキャン素子の相対位置に関する情報がテスターに供給されたときステップ401で始まる。便宜的に、この情報はデカルト座標系のX、Y座標の形をしているが、上述した数値隣接のような他の位置方法を使用することができる。説明の目的のためにこのデータを「隣接データ」と呼ぶ。
【0054】
回路基板のバウンダリ・スキャンノードの数を表すXカウンターはステップ402で初期設定され、ステップ403で歩進する。ステップ404でバウンダリ・スキャンノードNが選択されるが、これは回路基板内のどんなバウンダリ・スキャンノードでもよい。先に示したアルゴリズムを使用して、選択されたバウンダリ・スキャンノードNの所定距離R以内にある非バウンダリ・スキャンノードの組Tをステップ406で決定する。従って、回路基板内のあらゆるバウンダリ・スキャンノードに対する組Tが存在することになるが、組Tの幾つかは空であることもある。この組構築プロセスは回路基板上のすべてのバウンダリ・スキャンノードが選定されてしまうまで繰り返される。
【0055】
ステップ409−413は、組Tのメンバーを識別するか、または「独立」非バウンダリ・スキャンノードのグループSに組み分けするように行なわれる。組Tに関して前に使用した隣接で表すと、独立非バウンダリ・スキャンノードのグループは、回路基板上の各BSノードが隣接しているか、または独立グループ内の唯一つの非バウンダリ・スキャンノードの所定距離内にあるグループである。この関係のため、各グループのすべての非バウンダリ・スキャンノードを、試験結果に不明確さを生じさせずに、同時にまたは並列に試験することができる。このようにして、並列試験により得られる試験時間の削減が、回路基板上の欠陥の位置を正確に識別する能力を犠牲にせずに達成される。
【0056】
非バウンダリ・スキャンノードの組は、それら各組のすべての非バウンダリ・スキャンノードを試験結果に不明確さを生じさせずに同時に試験することができれば、独立である。換言すれば、特定のレシーバ回路212(図2に示してある)が幾つかの非バウンダリ・スキャンノードに関し、それらの非バウンダリ・スキャンノードのいずれかに短絡回路が存在する場合に刺激することができるように物理的に設置されていれば、その時はそれらの非バウンダリ・スキャンノードは独立ではない。
【0057】
図2の回路基板を使用すれば、組T=228、229、231であり、組T=231、232、233、234である。短絡が素子202のピン231と242との間にあれば、レシーバピン243は刺激される。同様に、短絡がピン232と242との間に存在すれば、レシーバピン243が刺激される。ゆえに、ピン231はピン232から独立ではなく、それらを並列に試験することはできない。対照的に、非バウンダリ・スキャンノード228は、これも組Tの一部てあるが、ピン243に結合しているレシーバ回路212を刺激することはなく、従って、ピン228はピン232から独立している。組T−Tの非バウンダリ・スキャンノードの依存関係を決定するこのプロセスは、試験前または試験中組に、T−Tの非バウンダリ・スキャンノードがすべて試験されるまで繰り返される。
【0058】
必ずしもすべての組T−Tが或る他の組Tに独立の非バウンダリ・スキャンノードを有しているとはかぎらないことを理解すべきである。換言すれば、幾つかの非バウンダリ・スキャンノードは、試験データを混同せずに他の非バウンダリ・スキャンノードと並列に試験することはできない。これらの場合には、グループSは唯一つの非バウンダリ・スキャンノードを備えていることになる。一度、組T−Tの非バウンダリ・スキャンノードがすべてグループS−Sに入れられてしまえば、本発明による試験を始めることができる。
【0059】
方法1
第1の実施例プログラムのフローチャートを図5に示す。このフローチャートでXは特定のバウンダリ・スキャンノードを指し、Tはバウンダリ・スキャンノードXに関連する非バウンダリ・スキャンノードの対応する組を指す。Nは試験すべきバウンダリ・スキャンノードの総数に等しい。試験を開始するには、電力を試験すべき回路に加える。実質的に同時に、クロック56をリセットし、電力の開始からの時間をカウントし始める。Xを0にセットし、次に1だけ進めそれを1にセットする。次に、回路を全電力に上げながら、上述したアルゴリズムおよび(X、Y)または先に入力した位置データを使用して、コントローラ/シーケンサ54の中のプロセッサまたは遠隔コンピュータ14(図1に示してある)により、非バウンダリ・スキャンノードの組Tを計算する。
【0060】
上に示したように、この計算は試験を行なう前にバウンダリ・スキャンノードの整頓に関連して行なうこともできる。その場合には、このステップは組Tから成るノードに関するデータの転送から構成される。方法1では、独立非バウンダリ・スキャンノードのグループSを使用しないのでこのデータを転送する必要はない。ドライバ37の一つを組Tの各ノードに割り当て、リレー34の一つを閉じることによりそのノードに接続する。リレー34が動作している間、バウンダリ・スキャン核をテスター12によりセットアップする。論理0の値はTTL回路のようなほとんどの回路に与える損傷が最も少ないと思われるので、論理0値を選択する。或る他の値がより少ない損傷を与えそうであると判定されれば、その時はその値を選択することになる。
【0061】
どの論理値が選択されても、それは標準の回路内オーバードライブ技法を使用して適用されるので、たとえ204のようなどんな非バウンダリ・スキャン素子が、228のような取着された非バウンダリ・スキャンノードを処理しようとしているとしても、一つの値を保証することができる。ついでバウンダリ・スキャン試験を実行する。好適にはバウンダリ・スキャンEXTEST機能が、実行されるバウンダリ・スキャン試験である。バウンダリ・スキャンEXTEST機能は、各バウンダリ・スキャンドライバを論理1にし、対応するノード上の対応するバウンダリ・スキャンレシーバの応答を捕捉し、次に非バウンダリ・スキャンテスタードライバを論理「1」に変えている間、バウンダリ・スキャンドライバを論理0にし、応答をレシーバで捕捉する。この試験を、図3を参照してバウンダリ・スキャン核として上述してある。
【0062】
例えば、図2を参照すると、ノード223に接続されているバウンダリ・スキャン素子202のピン242に関するバウンダリ・スキャンドライバは論理1にセットされ、これは素子203のピン243に関するバウンダリ・スキャンレシーバにより捕らえられなければならないが、素子ピン231、232、233および234に結合されている関連非バウンダリ・スキャンノード(すなわち、グループT中の非バウンダリ・スキャンノード)は論理0に駆動される。素子202のドライバは論理0に設定され、素子ピン231、232、233、および234に結合されているテスタードライバは論理1に駆動され、論理0を素子203のレシーバピン243により捕捉しなければならない。
【0063】
バウンダリ・スキャン核が実行されてから直後に、非バウンダリ・スキャンノードに取付けられているリレーが開き始める。リレーが開いている間、試験結果が分析される。結果はコントローラ/シーケンサ54内のプロセッサにより、またはコンピュータ14(図1に示してある)により読み出される。バウンダリ・スキャンノードの状態は、試験に関連するそれらの点でのみ検査される。すなわち、半径R以内に非バウンダリ・スキャン素子ピンが存在していなかった素子ピンで、バウンダリ・スキャンノード223が他のバウンダリ・スキャン素子に接続されていたとすれば、その時はこれらの素子ピンでバウンダリ・スキャンレシーバが捕捉した値は試験に無関係であり、検査されない。これにより、バウンダリ・スキャン素子が多数あれば、試験をかなり短くすることができる。
【0064】
組Tに対するドライバを論理0にセットした状態で、バウンダリ・スキャン核の期間中、バウンダリ・スキャンドライバの論理1が捕捉されなければ、対応するバウンダリ・スキャンドライバ、またはその関連相互接続のいずれかに伴う問題が存在する。バウンダリ・スキャンドライバの論理1が捕捉されなければ、その時は一つ以上のノードTとバウンダリ・スキャンノードとの間に短絡状態が存在する可能性がある。ノードが第1のパス中にも故障していた時、バウンダリ・スキャンドライバの論理0が第2のパス中に捕捉されなければ、その時は一つ以上のノードTとバウンダリ・スキャンノードとの間に短絡状態が存在していることがわかる。
【0065】
組Tが合格すれば、クロック56をチェックする。組Tが合格しなければ、すなわち、バウンダリ・スキャン核の期間中に論理1が捕捉されなければ(非バウンダリ・スキャンドライバは論理0にセットされていると仮定する)、クロック56をチェックする前に試験されるバウンダリ・スキャンノードおよび組Tを識別する故障メッセージが作られる。
【0066】
クロック56のチェックに基づき、損傷の判断基準が存在すれば、すなわちまだ試験されていないバウンダリ・スキャンノードのいずれかと関連する時間限界の一つが経過していなければ、または試験されてしまって且つ試験に不合格であったバウンダリ・スキャンノードのどれか一つと関連する時間限界のどれか一つが経過してしまっていれば、または全体の回路時間限界が経過してしまっていれば、電力をオフにする。ループを実行している間に時間限界が経過しても一般に問題にならないことに注目されたい。一般に、時間限界はループを実行するのにかかる時間と比較して比較的大きく、時間限界の決定における不確かさ、または緩さは一般にループ実行時間よりはるかに大きい。
【0067】
損傷の判断基準が存在しなければ、Xの値をチェックしてすべてのバウンダリ・スキャンノードが試験されてしまったか確認し、否であれば、Xを1だけ進めて次のバウンダリ・スキャンノードを試験する。すべてのバウンダリ・スキャンノードが試験されてしまっていれば、故障メッセージ記録を検査し、故障メッセージが作られていなければ、合格信号を設定して基板が試験に合格したことを示し、試験を終わる。
【0068】
メインプログラムに故障メッセージが設定されており、且つ時間限界の経過のため電力がオフになってしまっていれば、第1の実施例ではノード分解サブプログラムに入る。ノード分解サブプログラムの一例は米国特許出願第08/088,279号に詳細に説明されている。上の試験が終了してから、まさにバウンダリ・スキャンノードだけの完全さを確証する標準のバウンダリ・スキャン相互接続試験を実行する。
【0069】
好適実施例では、テスター12はヒューレット・パッカード社製HP3070テスターであり、コンピュータ14はヒューレット・パッカード社製HP9000コンピュータであるが、他の適切なテスターおよびコンピュータを使用することができる。HP9000コンピュータはキーボード、ディスク、およびテープ駆動装置およびディスプレーのようなデータ入力16およびデータ出力18を備えている。
【0070】
方法2
図6は欠陥ノードの正確な位置をノード分解サブルーチンを必要とせずに識別する好適な試験方法のフローチャートを示す。ステップ601で、電力を回路基板に加え、試験サイクルの数をカウントするZカウンターを0に初期設定する。各試験サイクルで、一つのグループS−Sの非バウンダリ・スキャンノードのすべてを試験する。試験サイクルの数、この場合Yを、すべての組S−Sが試験されるまで行なう。ステップ603で、Zカウンタを1だけ進め、ステップ604でテスタードライバのリレー34(図1に示してある)を閉じて、電力を非バウンダリ・スキャンノードに加える準備をする。バウンダリ・スキャン核(図3に示してある)をステップ606で実行する。
【0071】
ユーザの必要に応じて試験結果を直ちに分析することができ、または後の分析のため格納することができる。試験結果は好適実施例ではステップ510で分析されるが、これはバウンダリ・スキャンチェーンが次の試験サイクルのためセットアップされるのと同時に行なわれる。それは図7における時間704である。試験中に故障が発生すると、ステップ611で欠陥の位置に関する位置情報を含む故障メッセージを生成する。
【0072】
各素子ピンおよびノードの座標または位置データは試験サイクルの始めにステップ401(図4に示してある)でテスターに与えられたことが思い出されよう。本発明の方法は独立非バウンダリ・スキャンノードの組およびグループを作るので、たとえ非バウンダリ・スキャンノードを並列に試験しても応答ベクトル内のデータを混同することはない。従って、テスターは故障を生じたノードまたはピンについての座標位置情報を戻す故障メッセージを発生することができる。
【0073】
ステップ617の前に、図5を参照して説明したように、試験クロックを好適にチェックして損傷判定基準が存在するか確認し、必要なら電力をオフにする。これらのステップは本発明の実施では随意選択であり、理解を容易にするため、これらのステップは図6には示してない。
【0074】
損傷判定基準が何も存在しなければ、プログラムはステップ617に進んでZカウンターをチェックし、すべてのグループS−Sが試験されてしまったか確認する。否であれば、Zカウンターを進め、ステップ603−616を繰り返すことにより試験を続ける。すべてのグループが試験されてしまっていると、プログラムはステップ618に進み、故障が発生しているか(すなわち、ステップ611の間に故障メッセージが生成されたか)をチェックし確認する。故障メッセージが発生していれば、ステップ621でそれをユーザに伝える。故障メッセージが発生していなければ、ステップ619で合格メッセージをユーザに送る。いずれの場合でも、一度ユーザが回路状態を通知されれば、ステップ614で試験が終わる。
【0075】
タイミング
試験時間、すなわち回路基板を試験するのに必要な経過時間は極めて重要である。同様に、テスターが試験中に回路基板を損傷しないことが非常に重要であり、したがって検出されるエラーまたは欠陥を修理することができる。本発明は、これらの重要な関心事の両方に対し、本発明による試験方法に際して、バウンダリ・スキャンおよび非バウンダリ・スキャンを慎重に調整することにより対処している。特に、本発明の方法により非バウンダリ・スキャンノードに電圧を加えるテスタードライバが通常非常に短時間であり、且つ正確なデータを捕らえることを可能にする。
【0076】
図7は、図3を参照して説明した事象の相対タイミングおよび継続時間を示すタイミング図である。上部の波形は図2のバウンダリ・スキャンドライバの出力を示す。破線はバウンダリ・スキャンドライバ213が不確定状態にあることを示す。下部の波形はテスタードライバ37(図1に示してある)のバウンダリ・スキャンノードへの出力を示す。点線はテスタードライバが高インピーダンスまたはトライステートにあることを示す。
【0077】
セットアップ期間704は、バウンダリ・スキャンチェーンが論理「1」に対応する電圧で満たされるステップ301の継続時間を表す。時刻705で、更新ステップ302が行なわれ、バウンダリ・スキャンドライバを期間704の間の高インピーダンス状態から、時刻705での論理1の電圧まで動かす。時刻706で、テスタードライバをオンにし、それらが取り付けられている非バウンダリ・スキャンノードを論理「0」に対応する電圧まで動かす。
【0078】
時刻707で、図3のステップ304に示すように応答ベクトルが捕捉され、時刻708で、図3のステップ306に示すようにテスタードライバをオフにする。好適には、図7の時刻706と708との間の全経過時間は小さく、例えば200ナノ秒未満である。期間709の間、応答ベクトルは外に移行し、第2の論理状態(すなわち、図3および図7の論理「0」)がバウンダリ・スキャンレジスタに移行し、図3のステップ308および309に対応する。
【0079】
一度、第2の論理状態がバウンダリ・スキャンレジスタにロードされると、プログラムは図3に示す更新ステップ302に戻り、非バウンダリ・スキャンテスタードライバが時刻716でバウンダリ・スキャンノードのものとは反対の論理値(すなわち、図7の論理「0」)に設定される。テスタードライバがオンである間、時刻717で捕捉機能が行なわれ、テスタードライバは時刻718で直ちにオフになる。今度も、時刻716と718との間の経過時間は非常に短く、好適には200ナノ秒未満である。時間719の間レシーバ回路に捕捉された応答ベクトルが外に移行する。この点で、選択された非バウンダリ・スキャンノードに対する試験が完了し、独立非バウンダリ・スキャンノードの他のグループが選択され、試験が続く。
【0080】
3.結論
本発明の一つの特徴は、短絡半径を使用することにより、試験しなけりばならないノードの数の大幅な削減が可能になることである。上述したように、試験すべき典型的な回路には数百または数千のノードおよび爪が存在することがある。これらのノードおよび爪の大部分は、物理的近接に欠けているため所定の目標ノードに短絡することはできない。試験方法と関連して位置データを使用することにより、実際の発生では非常に起こり難い短絡が排除される。各目標バウンダリ・スキャンノードに対して考慮することにより、ソフトウェアが爪の小さなサブセットを拾うことを可能にする。このサブセットが小さいことから、利用しなければならず且つ並列に制御しなければならないディジタル供給源の数、分析し印刷しなければならない診断情報の量、および決定的試験を実行するのに必要な時間が大幅に減少する。従って、本発明は従来技術の試験装置および方法に比較して、回路を試験するコストを大幅に減少させる。
【0081】
どの非バウンダリ・スキャンノードが独立であるかを決定し、独立ノードを並列に試験することにより、試験時間は本発明により更に減少する。これにより、通常試験電圧を一度に多数のノードに加えることができるテスター設備が効率良く使用される。
【0082】
試験時間を結果的により少なくする本発明の他の特徴は、各非バウンダリ・スキャンノードが論理0および論理1で試験されるだけであることである。換言すれば、各ノードに加えるのに必要な電圧は2つだけでよく、しかも短絡回路の正確な位置が決定される。これにより回路基板上どのノードに欠陥があるかを決定するために各非バウンダリ・スキャンノードに加える試験電圧を最大10種必要とする従来技術の方法よりも、試験時間が大幅に減少する。
【0083】
本発明の他の特徴は、関連する損傷の危険を最小限にして可能なかぎり早く短絡が見つけられるということである。これは行なわれる一連の試験、すなわち、電力を加えない短絡、本発明の試験、およびバウンダリ・スキャン相互接続試験から、および試験すべきノードを試験内部で整頓することおよび時間限界を使用して電力を一時的に遮断することから得られる結果である。
【0084】
本発明の更に他の特徴は、バウンダリ・スキャンおよび非バウンダリ・スキャン部品の両方を有する回路について、従来技術のバウンダリ・スキャン試験から生ずる診断の混乱が排除されていることである。従来技術の試験では、短絡が存在したとするとそれはバウンダリ・スキャン部品と制御されない非バウンダリ・スキャン部品との間に相互作用を生じ、この相互作用は予測することができず、再現できず、または分析することができない。本発明による試験では、このような不確かさおよび混乱はバウンダリ・スキャンノードを分離し、非バウンダリ・スキャンノードを互いに短絡しないことがわかっている管理可能な数にまで減らし、非バウンダリ・スキャンノードを保証された状態にすることにより排除されている。
【0085】
本発明の更に他の特徴は、試験設備で一般に利用できるテスターおよびコンピュータを使用して実施することができるということである。更に、必要な技法およびプログラミングは試験要員により比較的理解されやすい。複雑な数学は不要である。
【0086】
回路のバウンダリ・スキャン試験のための、複雑な回路の正確な、明確な、且つ高速の試験を提供し、しかも多数の他の利点を有する、斬新な装置および方法を述べてきた。本明細書の中で図面で示し説明した特定の実施例は例示の目的であって、特許請求の範囲に記載する本発明を限定するものと解釈すべきではないことを理解すべきである。更に、当業者は今や記述した特定の実施例の多数の利用および修正を、本発明の概念から逸脱することなく、行なう事ができることが明らかである。たとえば、(X、Y)を使用して回路の試験を簡単にすることが可能であることがわかるから、(X、Y)情報を使用して試験すべきノードの組を減らす他の手段を考案することができる。または他のテスターおよびコンピユータを使用することができ、または他の電気的部品で代用することができる。他の特徴を追加することができ、または随意選択の特徴の一つまたは他を削除することができる。従って、本発明は、説明により提示されているおよび/または維持されている各々のおよびすべての斬新な特徴および特徴の斬新な組合せを包含すると解釈されるべきである。
【0087】
以下に、本発明の実施態様を列挙する。
【0088】
1.(1)各々が回路基板に電気的に結合するための多数の素子ピンを備えている複数の非バウンダリ・スキャン(NBS)素子と、
(2)各々が回路基板に電気的に結合するための多数の素子ピン、素子ピンの少なくとも幾つかに結合している多数のレシーバ回路、および素子ピンの少なくとも幾つかに結合している多数のドライバ回路を備えており、レシーバ回路およびドライバ回路が複数のバウンダリ・スキャン素子上に設けられており、レシーバ回路およびドライバ回路の各々が直列データ流をデータプロセッサに供給するために結合されている複数のバウンダリ・スキャン(BS)素子と、
(3)各々がレシーバ回路およびドライバ回路の両方に結合されている多数のBSノードと、および
(4)BSノードではないノードである多数のNBSノードとを備えている回路基板を試験する方法であって、
回路基板上のBS素子およびNBS素子の素子ピンの各々に対する位置データをテスターに供給するステップと、
NBSノードをノードの組に組み分けし、ノードの各組が、BSノードの一つから所定距離内にあるすべてのNBSノードから構成されるようにするステップと、
BSドライバ回路を使用して回路に第1の電圧を加えるステップと、
少なくとも一つのNBSノードに第2の電圧を加えるステップと、
レシーバ回路が結合している素子ピンにかかる電圧をレシーバ回路に捕捉させるステップと、
データプロセッサを使用して捕捉電圧を分析し、欠陥のあるピンとノードとを決定するステップと、および
分析ステップ中に欠陥があると決定された素子ピンおよびノードに対する位置データを戻すことを含むメッセージを発生するステップとからなる、回路基板の試験方法。
【0089】
2.位置データを供給するステップは、回路基板上の素子ピンの各々に対する二つのデカルト座標を供給することから成る前項1記載の試験方法。
【0090】
3.位置データを供給するステップは数値近接データを供給することから成る前項1記載の試験方法。
4.所定の距離は1から5ミリメートルの範囲にある前項1記載の試験方法。
【0091】
5.複数の非バウンダリ・スキャン素子の少なくとも幾つかはアナログ入力および出力を有する集積回路である前項1記載の試験方法。
【0092】
6.複数の非バウンダリ・スキャン素子の少なくとも幾つかは個別の電子素子である前項1記載の試験方法。
7.第2の電圧を少なくとも一つのNBSノードに加えるステップは200ナノ秒未満で完了する前項1記載の試験方法。
【0093】
8.第2の電圧を少なくとも一つのNBSノードに加えるステップはインサーキットオーバードライブ法を使用する前項7記載の試験方法。
【0094】
9.(1)各々が回路基板に電気的に結合するための多数の素子ピンを備えている複数の非バウンダリ・スキャン(NBS)素子と、
(2)各々が回路基板に電気的に結合するための多数の素子ピン、素子ピンの少なくとも幾つかに結合している多数のレシーバ回路、および素子ピンの少なくとも幾つかに結合している多数のドライバ回路を備えており、レシーバ回路およびドライバ回路が複数のバウンダリ・スキャン素子上に設けられており、ドライバ回路の所望状態およびレシーバ回路の結果状態を表す直列データ流を分析のためデータプロセッサに供給する走査経路を形成するように、レシーバ回路およびドライバ回路の各々が直列に結合している複数のバウンダリ・スキャン(BS)素子と、
(3)各々がレシーバ回路およびドライバ回路の両方に結合されている多数のBSノードと、および
(4)BSノードではないノードである多数のNBSノードとを備えている回路基板を試験する方法であって、
回路基板上のBS素子およびNBS素子の素子ピンの各々に対する隣接データをテスターに供給するステップと、
隣接データを使用してNBSノードをノードの組に組み分けし、ノードの各組がBSノードの隣接する一つであるすべてのNBSノードから成るようにするステップと、
独立グループの二つのメンバーのいずれも同じバウンダリ・スキャンノードに隣接しないようにNBSノードを独立のNBSノードのグループに組み分けするステップと、
BSドライバ回路を使用して回路のBSノードに第1の電圧を加えるステップと、
独立NBSノードの一つのグループ内のすべてのNBSノードに第2の電圧を加えるステップと、
レシーバ回路が結合している素子ピンにかかる電圧をレシーバ回路に捕捉させるステップと、
第1のデータ流をデータプロセッサへと走査経路に供給させるステップと、および
データプロセッサを使用して第1のデータ流を分析するステップとからなる、回路基板の試験方法。
【0095】
10.隣接データを供給するステップは、回路基板上の素子ピンの各々に対する二つのデカルト座標を供給することから成る前項9記載の試験方法。
【0096】
11.隣接データを供給するステップは更に、回路基板上の欠陥の予想最大サイズに対応する距離であり且つ1から5ミリメートルの範囲にある半径Rを供給することから成る前項9記載の試験方法。
【0097】
12.位置データを供給するステップは数値隣接データを供給することから成る前項9記載の試験方法。
13.複数の非バウンダリ・スキャン素子の少なくとも幾つかはアナログ入力および出力を有する集積回路である前項9記載の試験方法。
【0098】
14.複数の非バウンダリ・スキャン素子の少なくとも幾つかは個別の電子素子である前項9記載の試験方法。
【0099】
15.第2の電圧を少なくとも一つのNBSノードに加えるステップは200ナノ秒未満で完了する前項9記載の試験方法。
【0100】
16.第2の電圧を少なくとも一つのNBSノードに加えるステップはインサーキットオーバードライブ法を使用する前項15記載の試験方法。
【0101】
17.(1)多数のバウンダリ・スキャン(BS)ノード、および
(2)BSノードではないノードである多数の非バウンダリ・スキャン(NBS)ノードを有する回路基板を試験する方法であって、
回路基板上の多数のBSノードおよびNBSノードの各々に対する位置データをテスターに供給するステップと、
1から5ミリメートルの範囲にある所定の距離(R)をテスターに供給するステップと、
回路基板上の各BSノードが独立グループ内の唯一つのNBSノードの所定距離以内にあるように独立NBSノードのグループを決定するステップと、
第1の論理状態に対応する所定の電圧をBSノードに加えるステップと、
第2の論理状態に対応する所定の電圧を独立NBSノードのグループのすべてのNBSノードに加えるステップと、
第2の論理状態に対応する所定の電圧を加えながら、BSノードにかかる電圧を捕捉するステップと、および
捕捉電圧を分析して独立グループ内のNBSノードのいずれかと一つのBSノードとの間の電気的短絡を検出するステップとからなる、回路基板の試験方法。
【0102】
18.少なくとも一つのバウンダリ・スキャンノードと少なくとも一つの非バウンダリ・スキャンノードとを有する回路基板を試験する方法であって、
第1の試験電圧を少なくとも一つのバウンダリ・スキャンノードに加えるステップと、
第2の試験電圧を少なくとも一つの非バウンダリ・スキャンノードに加えるステップと、
少なくとも一つのバウンダリ・スキャンノードにかかる第1の結果電圧を格納するステップと、
第2の試験電圧を少なくとも一つのバウンダリ・スキャンノードに加えるステップと、
第1の試験電圧を少なくとも一つの非バウンダリ・スキャンノードに加えるステップと、
少なくとも一つのバウンダリ・スキャンノードにかかる第2の結果電圧を格納するステップと、
第1の結果電圧が第2の試験電圧に対応し、且つ第2の結果電圧が第1の試験電圧に対応する場合に故障メッセージを発生するステップとからなる、回路基板の試験方法。
【0103】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したので、回路基板上の各素子の各ピンの隣接データまたは位置データを使用して、バウンダリ・スキャンノードに結合されている素子ピンから所定の距離「R」以内にある非バウンダリ・スキャンノードの組数を決定し、回路基板上の各バウンダリ・スキャンノードが独立グループ内の唯一つの非バウンダリ・スキャンノードの所定距離以内にあるように各組Tの中にあるどれだけの数の非バウンダリ・スキャンノードが「独立」であるかを決定する。
【0104】
各試験サイクルは、各独立組中のすべての非バウンダリ・スキャンノードを選択し、バウンダリ・スキャン素子内のトライバを第1の電圧に強制的にし、各非バウンダリ・スキャンノードを短時間他の電圧に強制的にすることにより、選択した非バウンダリ・スキャンノードを並列に試験することで実行される。バウンダリ・スキャン素子のレシーバは応答ベクトルを捕らえ、これを回路基板から走査して評価する。次にバウンダリ・スキャンノードを第2の電圧にし、非バウンダリ・スキャンノードを第1の電圧にして駆動され、引き続いて他の応答ベクトルを捕らえる。試験サイクルはすべての非バウンダリ・スキャンノードが試験されるまで非バウンダリ・スキャンノードの各独立組を選択し、試験することにより終了する。
【0105】
これにより、独立非バウンダリ・スキャンノードは並列に選択され試験されるので、応答ベクトルはどのノードが故障しているかを反映しており、欠陥ノードの正確な位置を示すことが可能となり、好適にはデカルト座標の形での位置データがユーザに戻される。非バウンダリ・スキャンノードは応答ベクトルが捕らえられる直前に短時間だけ駆動されるので、回路損傷の危険は極小で試験時間が改善されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回路を試験する装置の好適実施例のブロック図である。
【図2】本発明による試験のため重畳された典型的半径Rを有する回路例の簡略概要図である。
【図3】本発明による試験方法のバウンダリ・スキャン核のフローチャートである。
【図4】試験前にノードを組み分けするサブルーチンのフローチャートである。
【図5】図1の装置を用いて回路基板を試験する第1の実施方法のフローチャートである。
【図6】図1の装置を用いて回路基板を試験する第2の実施方法のフローチャートである。
【図7】図6に示す試験手順のタイミング図である。
【符号の説明】
12 テスター
14 遠隔コンピュータ
16 データ入力
18 データ出力
20 回路基板
22,24 バウンダリ・スキャン部品
26,28 非バウンダリ・スキャン部品
30A−30I 信号爪
31A−31D バウンダリ・スキャンノード
34 リレー
36 入力/出力線路
37 ドライバ
38 レシーバ
40 電源
42 アナログモジュール
54 コントローラ/シーケンサ
56 クロック
200 回路基板
201,202,203 バウンダリ・スキャン素子
204,206,207,208,209,211 非バウンダリ・スキャン素子
212 レシーバセル
214 バウンダリ・スキャンセル
221 バウンダリ・スキャンノード
236,237 素子ピン
R1−R7 短絡半径

Claims (8)

  1. (i)複数の非バウンダリ・スキャン(NBS)素子であって、その各々が回路基板に電気的に結合するための複数の素子ピンを備えている、複数の非バウンダリ・スキャン(NBS)素子と、
    (ii)複数のバウンダリ・スキャン(BS)素子であって、その各々が、回路基板に電気的に結合するための複数の素子ピンと、素子ピンの少なくとも幾つかに結合している複数のレシーバ回路と、素子ピンの少なくとも幾つかに結合している複数のドライバ回路を備えており、レシーバ回路およびドライバ回路が複数のバウンダリ・スキャン素子上に設けられており、ドライバ回路の所望状態およびレシーバ回路の結果状態を表す直列データストリームを、分析のためにデータプロセッサに供給する走査経路を形成するように、レシーバ回路およびドライバ回路の各々が直列に結合していることからなる、複数のバウンダリ・スキャン(BS)素子と、
    (iii)複数のBSノードであって、その各々が、レシーバ回路およびドライバ回路の両方に結合されていることからなる、複数のBSノードと、
    (iv)BSノードではないノードである複数のNBSノード
    を備えている回路基板を試験する方法であって、
    回路基板上のBS素子およびNBS素子の素子ピンの各々に対する隣接データをテスターに供給するステップと、
    隣接データを使用してNBSノードをノードの組に組み分けし、ノードの各組がBSノードの1つに隣接するすべてのNBSノードから成るようにするステップと、
    独立グループの二つのメンバーのいずれも同じバウンダリ・スキャンノードに隣接しないようにNBSノードを独立のNBSノードのグループに組み分けするステップと、
    前記回路のBSノードに、BSドライバ回路を使用して第1の電圧を加えるステップと、
    独立NBSノードの一つのグループ内のすべてのNBSノードに第2の電圧を加えるステップと、
    レシーバ回路が結合している素子ピンにかかる電圧をレシーバ回路に捕捉させるステップと、
    前記走査経路によって、第1のデータストリームを前記データプロセッサに供給するようにするステップと、
    前記データプロセッサを使用して第1のデータストリームを分析するステップ
    とからなる、回路基板の試験方法。
  2. 隣接データを供給する前記ステップが、回路基板上の素子ピンの各々に対して二つのデカルト座標を与えるステップを含む、請求項1の試験方法。
  3. 隣接データを供給する前記ステップが、更に、回路基板上の欠陥の予想最大サイズに対応する距離であり、かつ、1〜5ミリメートルの範囲にある半径Rを与えるステップを含む、請求項2の試験方法。
  4. 隣接データを供給する前記ステップが、数値隣接データを提供するステップを含む、請求項1乃至3のいずれかの試験方法。
  5. 複数の非バウンダリ・スキャン素子の少なくとも幾つかがアナログ入力および出力を有する集積回路である、請求項1乃至4のいずれかの試験方法。
  6. 複数の非バウンダリ・スキャン素子の少なくとも幾つかが個別の電子素子である、請求項1乃至5のいずれかの試験方法。
  7. 独立NBSノードの一つのグループ内のすべてのNBSノードに第2の電圧を加える前記ステップが、独立NBSノードの前記一つのグループ内の少なくとも一つの独立NBSノードに対して、200ナノ秒未満で完了する、請求項1乃至6のいずれかの試験方法。
  8. 独立NBSノードの一つのグループ内のすべてのNBSノードに第2の電圧を加える前記ステップが、独立NBSノードの前記一つのグループ内の少なくとも一つの独立NBSノードに対して、インサーキットオーバードライブ法を使用する、請求項7の試験方法。
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