JP3597676B2 - プラント運転支援システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電所、廃棄物処理施設、化学プラント等のプラントの操作及び状態の監視、それに伴う作業の管理を支援するプラント運転支援システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プラントの定期検査における非定常の操作や重要な操作を実施かつ管理する場合、図13に示すような構成のプラント運転支援システムが採用されている。
このプラント運転支援システムは、作業票管理装置10と運転操作監視装置30に大別され、プラントの操作および状態の監視、それらに伴う作業の管理を支援するものである。
【0003】
上記作業票管理装置10は、プラントの非定常操作や重要操作にあたっての操作対象タグ、操作者、作業にあたって確認すべきパラメータを作業票データベース1に登録するとともに、作業票2を発行するといった編集を行う作業票データ編集手段3と、所定の表示処理を行う表示処理手段4と、データを表示可能とするCRT5から構成されている。
【0004】
また、運転操作監視装置30は、プラントからプロセスデータを入力するプロセスデータ入力部21と、操作用のタグに対して操作禁止/解除といった札掛けデータの編集を行う札掛けデータ編集部22と、所定の表示処理を行う表示処理部23と、データを表示するとともに操作も可能とするCRT24から構成されている。
【0005】
ここで、運転操作監視装置30は昨今CRTタッチオペレーションを主体としたディジタル型の制御システムが用いられている。例えば図14に示す操作画面60において、A槽には廃液が貯っており、通常はポンプP101 から主として廃液処理ラインに設けられた弁W001 とW002 との間に存する濾過器F101 で廃液を濾過して排出している。
【0006】
ここで、プラントの点検等の時期に濾過器F101 の交換等が実施されることがあるが、その場合は予め作業票2で実施者、手順等を明確にし、A槽の例えば導電率計等のセンサーの値から溶液の状態を確認したうえで、弁W001 とW002 を全閉とし、通常は使用しない弁W010 を開けておいた上で、札掛けデータ編集部22によって、作業禁止の札掛けを実施し、他のオペレータが操作できないような状態にしておくことができる。
【0007】
この場合、札掛け時は、図に示すようにタグ表示パターン61に「点検中」等のメッセージがCRT24に表示され、操作禁止状態とすることができる。作業終了後は逆に札掛けデータ編集部22によって、作業禁止状態の札掛けを解除する。札掛け操作自体は、制御システムのオペレータコンソール等にキースイッチを設けて操作許可状態にすることが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような非定常あるいは重要な操作をする場合は、予め指定された操作者が決められた手順を遒守し、プラント状態を十分に確認した上で、操作対象機器の限定等予定外作業を行わないようにすることが作業管理上肝要である。
【0009】
しかしながら、作業票はデータベース等で管理しているが、実際のオペレーション時のタグの札掛け操作とは分離されており、どのタグを選択して札掛け操作をするか等あくまで人間系のチェックに頼るざるを得ない状況となっていた。
【0010】
また、最終的な操作は人間系のチェックによるために、操作の権限が与えられたオペレータ及び管理者のみが操作をすべきであるが、他のオペレータでも操作をできる可能性があった。なお、キースイッチによる管理は、複数ある作業とその作業者各々の作業に対応した管理ができないことや、鍵自体の盗難の可能性もあり、木目細かな管理ができなかった。
【0011】
また、非定常操作なので、安全性の観点から、通常の警報設定値よりもさらに保守的な(より安全な)プロセス状態であることを確認した上で操作をする必要性が高く、そのプラント状態であることを確認した上で操作をする必要性が高く、そのプラント状態の見落や、見違えといった可能性もあった。
【0012】
なお、そのためにロジックや設定値の変更をすることも可能であるが、非安定の操作に対し、それらの処置を施すことは非効率であり、得策とは言えない。
さらに、作業の実績等はメモによる記録等により作業票に記し、作業終了後に返却し管理しており、繁雑な作業が必要になっていた。
【0013】
ここで、運転操作監視装置30と作業票監視装置10は、イーサネット(Ethernet)等のLANで接続が可能であり、各データに対して編集、伝送処理の追加、非定常操作に対応モードとしてのインターロックの追加等により、管理を支援することが可能であるが、特に運転監視装置30はプラントの操作や周期的なパラメータの監視を主体としたものであり、繁雑な処理の追加、装置の負荷及び記憶容量の増大といった別のデメリットが生ずる可能性があった。
【0014】
本発明は上記のような問題点を解決するため、プラントの運転監視機能を損なうことなく作業員に登録したデータ指定操作要領に基づく識別操作を作業票登録時に一定の条件で許可されたオペレータのみが一定のプロセス条件下でのみ、簡易に識別操作を実施でき、これらの操作結果を自動的に記録することにより、作業ミスの低減、作業実施時及び管理上のセキュリティを向上させることができるプラント運転支援システムを提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するため次のような手段によりプラント運転支援システムを構成する。
請求項1に対応する発明は、外部記憶装置と、作業票データの入出力および編集を行う作業票データ編集手段、この作業票データ編集手段より出力される作業票データのプロセス条件を抽出するプロセス条件抽出手段およびこのプロセス条件抽出手段により抽出されたプロセス条件を前記外部記憶装置に出力する外部インターフェースを含む作業票管理装置と、入出力手段による作業対象機器の操作に関し作業識別情報の設定/解除を行う札掛けデータ編集手段、プラントからプロセスデータを入力するプロセスデータ入力手段および前記外部記憶装置に対してデータの入出力を行う外部インターフェースを含む運転操作監視装置とを備え、前記外部記憶装置は前記作業票管理装置から操作条件を受理し、前記運転操作監視装置からのプラントの実プロセスパラメータを受信して両者を比較判定し、一定の条件が成立した場合、前記札掛けデータ編集手段に対し札掛け処理許可条件を与えるパラメータ判定手段およびこの札掛け処理許可条件を前記運転操作監視装置に対して入出力する外部インターフェースとを有するものである。
【0022】
従って、上記のような構成のプラント運転支援システムによれば、作業票登録時に許可されたプロセス条件でのみ、識別操作を行うことができるので、作業ミスを低減することができる。
【0023】
請求項2に対応する発明は、外部記憶装置と、作業票データの入出力および編集を行う作業票データ編集手段、この作業票データ編集手段より出力された作業管理番号から作業許可キーを生成する作業許可キー生成手段、前記作業票データ編集手段の作業票データから札掛け情報として作業対象機器の操作に関する作業識別情報を抽出する札掛け対象抽出手段、前記作業データ編集手段から作業前のプラントプロセス状態の条件として操作条件を抽出するプロセス条件抽出手段および前記外部記憶装置にデータの入出力を行う外部インターフェースを含む作業票管理装置と、入出力手段による作業対象機器の操作に関し作業識別情報の設定/解除を行う札掛けデータ編集手段、プラントからプロセスデータを入力するプロセスデータ入力手段および前記外部記憶装置との間でデータの入出力を行う外部インターフェースを含む運転操作監視装置とを備え、前記外部記憶装置は前記作業票管理装置の作業票データから作業識別情報を受信して前記運転操作監視装置の札掛けデータ編集手段に対し札掛け処理を要求する札掛け指示手段、前記作業票管理装置の作業票データから作業許可キーを受信し、前記運転操作監視装置との作業許可キーを照合して前記運転操作監視装置の札掛けデータ編集手段に対し札掛け操作を許可するキー照合手段、前記作業票管理装置の作業票データから操作条件を受信して前記運転操作監視装置からプラントの実プロセスパラメータを抽出し、両者を比較判定して一定の条件が成立した場合、前記札掛けデータ編集手段に対して札掛け許可を与えるパラメータ判定手段および札掛け操作を許可するためのデータ受渡しを行う外部インターフェースを有するものである。
【0024】
従って、上記のような構成のプラント運転支援システムによれば、作業票に登録したデータ指定のための操作要領に基づく識別操作を作業票登録時に一定の条件で許可されたオペレータのみが、簡易に識別操作を実施でき、作業ミスの低減および作業管理上のセキュリティを向上させることができる。
【0025】
請求項3に対応する発明は、外部記憶装置と、作業票データの入出力および編集を行う作業票データ編集手段、この作業票データ編集手段により編集された作業票データの作業管理番号から作業許可キーを生成する作業許可キー生成手段、前記作業票データ編集手段から札掛け情報として作業対象機器の操作に関する作業識別情報を抽出する札掛け対象抽出手段、前記作業票データ編集手段で編集された作業票データから作業前のプラントプロセス状態の条件として操作条件を抽出するプロセス条件抽出手段および前記外部記憶装置との間でデータの入出力を行う外部インターフェースを含む作業票管理装置と、入出力手段による作業対象機器の操作に関し札掛け情報の設定/解除を行う札掛けデータ編集手段、プラントからプロセスデータを入力するプロセスデータ入力手段および前記外部記憶装置との間でデータの入出力を行う外部インターフェースを含む運転操作監視装置とを備え、
前記外部記憶装置は前記作業票管理装置から作業識別情報を受信し、前記運転操作監視装置の札掛けデータ編集手段に対し札掛け処理を要求する札掛け指示手段、前記作業票管理装置から作業許可キーを受信して前記運転操作監視装置との作業許可キーを照合して前記運転操作監視装置の札掛けデータ編集手段に対し札掛け操作を許可するキー照合手段、前記作業票管理装置から操作条件を受信して前記運転操作監視装置からプラントの実プロセスパラメータを抽出し、両者を比較判定して一定の条件が成立した場合、前記札掛けデータ編集手段に対して札掛け許可を与えるパラメータ判定手段、前記運転操作監視装置から所定の実プロセスパラメータと札掛け操作結果を受信して作業記録として一時保存し、前記作業票管理装置へ送信する操作一時記録手段、前記運転操作監視装置及び作業票管理装置との間でデータの受渡しを行う外部インターフェースを有するものである。
【0026】
従って、上記のような構成のプラント運転支援システムによれば、作業票に登録したデータ指定のための操作要領に基づく識別操作を作業票登録時に一定の条件で許可されたオペレータのみが、簡易に識別操作を実施でき、これらの操作結果を自動的に記録することにより、作業ミスの低減、作業実施時及び管理上のセキャリティを向上させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は本発明によるプラント運転支援システムの第1の実施の形態を示す構成図である。
本システムは、作業管理装置10、運転操作監視装置30及びICカード40から構成されている。
【0028】
上記作業管理装置10は、作業票のデータベース1に登録されるデータの入出力および編集を行う作業票データ編集手段3と、この作業票データ編集手段3より出力される作業票データを表示処理する表示処理手段4と、この表示処理手段4より出力される作業票データを表示するCRT5と、作業票データ編集手段3より出力される作業票データから操作機器の喚起表示情報(以下単に札掛け情報と呼ぶ)として作業対象機器の操作に関する作業識別情報(以下タグ操作の作業要領と呼ぶ)を抽出する札掛け対象抽出手段7と、この札掛け対象抽出手段7により抽出された札掛け情報をICカードに出力する外部インターフェース6を備えている。
【0029】
また、運転操作監視装置30は、CRTタッチオペレーションによるタグ操作に関して札掛け設定/解除を行う札掛けデータ編集手段22と、この札掛けデータ編集手段22より出力されるデータを表示処理する表示処理手段23と、表示処理手段23より出力されるデータを表示するCRT24、札掛けデータ編集手段22とICカードとの間でデータの入出力を行う外部インターフェース26を備えている。
【0030】
さらに、ICカード40は、前記作業票管理装置10から札掛け情報を受信し、運転操作監視装置30の札掛けデータ編集手段22に対し札掛け処理を要求する札掛け指示手段32と、この札掛け指示手段32と運転操作監視装置30との間でデータの受け渡しを行う外部インターフェース31を備えている。
【0031】
ここで、上記作業票管理装置10、運転操作監視装置30をパーソナルコンピュータ等の情報処理装置として、ICカード40は内部の汎用のPCバスと着脱可能な演算機能付き外部記憶装置として説明する。
【0032】
次に上記のように構成されたプラント運転支援システムの通常時の動作を図2に示す機能ブロック図を参照して説明する。
まず、作業票は、作業申請にあたって手入力等により、例えば作業件名に対応した作業NO.をキーとして作業票データベースに登録する(101)。
【0033】
この作業票データベースに登録された作業票レコードは、作業NO(コード).作業件名、操作者(コード)札掛け操作テーブル、操作条件テーブル、作業内容、操作結果等から構成される(102)。ここで、札掛け操作テーブルは、札掛け対象となるタグNO.、札掛け文字等の種別を指す札掛けNO.からなる。操作条件テーブルは、札掛け操作にあたって、プラントの状態として確認すべき入力点とその状態からなる。
【0034】
次に操作者はICカード40を作業管理装置10に装着し、作業NO.を入力することにより、該当する作業票のレコードを作業票データベースより呼出し (103)、作業NO.、操作装置NO.札掛け操作テーブルをICカードに一時的に書込む(104)。
【0035】
操作者は、このICカード40を携帯し、一つまたは複数の運転操作装置30のうち、該当する装置にICカード40を装着し、作業NO.を入力する(105)。
【0036】
ICカード40の札掛け指示手段32では、装着した装置NO.と入力された作業NO.を運転操作監視装置30から読込み(106)、装置NO.がICカード内データと一致していることを確認後、作業NO.に応じた札掛け操作テーブルデータを運転操作監視装置30に送信するとともに、札掛けデータ編集手段22に対して処理を要求する(107)。
【0037】
札掛けデータ編集手段22は、札掛け指示手段からの要求によりタグ管理テーブル上の札掛けNO.を更新し、札掛け操作は完了となる(108)。
ここで、タグ管理テーブル109は、タグNO.や入力点のアドレス、複数のステータス、札掛け状態を示す札掛けNO.等からなる。札掛けNO.は札掛け名称テーブル110で、札掛け表示の名称、操作禁止か否かを示す禁止フラグからなる。札掛けNO.の更新は1タグ毎であっても一括でもよい。
【0038】
なお、本例では1件の作業票を例に説明したが、作業票は複数件登録することも可能であり、各々作業NO.で区別し、札掛け操作を実施することも可能である。
【0039】
また、本例ではパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に着脱可能なICカードにより情報の受け渡しを行っているが、機械的に着脱可能な構成としなくても、赤外線、無線、光通信等の方法により、情報処理装置と演算機能付き外部記憶装置との間で信号を受け渡すように構成してもよい。
【0040】
また、ICカードではなく、磁気カードやその他の媒体を適用することも可能である。
このように第1の実施の形態によれば、作業票に登録したタグ操作要領に基づく札掛け操作を運転操作監視装置の負担を大幅に増やすことなく、且つ一括登録により簡易に実施できるので、オペレ−タの負担も軽減できる。
【0041】
図3は本発明によるプラント運転支援システムの第2の実施の形態を示す構成図で、図1と同一部分には同一符号を付して説明する。
本システムは、作業管理装置10、運転操作監視装置30及びICカード40から構成されている。
【0042】
上記作業管理装置10は、作業票のデータベース1に登録されたデータの入出力および編集を行う作業票データ編集手段3と、この作業票データ編集手段3より出力される作業票データを表示処理する表示処理手段4と、この表示処理手段4より出力される作業票データを表示するCRT5と、作業票データ編集手段3より出力される作業票データの作業管理番号・作業者番号から作業許可キーを生成する作業許可キー生成手段8と、この作業許可キー生成手段8により生成された作業許可キーをICカードに出力する外部インターフェース6を備えている。
【0043】
また、運転操作監視装置30は、CRTタッチオペレーションによるタグ操作に関して札掛け設定/解除を行い、且つICカードを介して入力される作業許可キーを登録する操作許可テーブルを有する札掛けデータ編集手段22と、この札掛けデータ編集手段22より出力されるデータを表示処理する表示処理手段23と、表示処理手段23より出力されるデータを表示するCRT24、札掛けデータ編集手段22とICカードとの間でデータの入出力を行う外部インターフェース26を備えている。
【0044】
さらに、ICカード40は、前記作業票管理装置10から作業許可キーを受信し、運転操作監視装置30より入力される作業NO.と作業許可キーを照合し、運転操作監視装置30の札掛けデータ処理編集手段22に対し札掛け操作を許可するキー照合手段33と、運転操作監視装置30との間でデータの受渡しを行う外部インターフェース31を備えている。
【0045】
この場合、上記運転操作監視装置30と、作業票管理装置10は第1の実施の形態と同様のICカードとのインターフェースの他、両者を直接接続するイーサネット(Ethernet)等の伝送インターフェースの機能を有している。
【0046】
次に上記のように構成されたプラント運転支援システムの通常時の動作を図4に示す機能ブロック図を参照して説明する。
操作者はICカード40を作業票管理装置10に装着後、作業票NO.を入力することにより、作業票データベース1から該当する作業票データをデータ編集手段3より読み出す(201)。
【0047】
作業許可キー生成手段8では、ICカード40よりICカードを所持している個人の登録NO.を読込み、作業票の操作者と一致していれば、乱数発生等により作業許可キーを番号等で生成し、CRT5に表示する(202)。操作者はこの作業許可キーを記憶しておく。
【0048】
該当する作業票データの作業票から、作業NO.操作者NO.及び202で生成された作業許可キーを運転操作監視装置30に送信する。送信方法は汎用のファイル転送等を用いて、運転操作監視装置の所定のディレクトリにある操作許可テーブル205に登録する。
【0049】
202で生成された作業許可キーは、作業NO.、操作装置NO.とともにICカード40内の認証キーテーブル206に書込まれる(204)。
次に操作者は、該当する運転操作監視装置30にICカード40を装着し、作業NO.を読込み、ICカード40を装着し、作業NO.と作業許可キーを入力する(207)。
【0050】
一方、キー照合手段33では、入力された作業NO.と予め操作許可テーブル205に伝送された操作者NO.を読込み、ICカード内の認証キーテーブル206のデータと比較を行う(208)。
【0051】
このキー照合手段33で両者のデータが一致していた場合、札掛けデータ編集手段22に対して、例えば画面を展開することができる等、処理を可能とする許可信号を出力する。その後は従来通りの札掛け操作を可能とする(209)。
【0052】
ここで、本例では1名の操作者に対してICカード内の個人登録NO.と作業票の作業NO.の比較により操作を許可しているが、作業許可者は複数であっても良いし、個人の登録番号だけでなく、資格や部門、それらの組合わせといった条件にすることも可能である。
【0053】
また、本例では作業票管理装置10と運転操作監視装置30は伝送により操作許可テーブルを渡したが、必ずしも伝送ラインが確保できない場合は、装置NO.に対応したマスターキーを予め取り決めておき、作業許可キー生成手段8において、マスターキーに応じたキーを認証キーテーブルに追加することにより同等の照合が可能である。
【0054】
さらに、本例では運転操作監視装置30の札掛け操作を例に説明したが、例えば重要な制御定数の変更、ロジック/ソフトウェアの変更、監視用のトレンドパラメータの変更等の操作許可においても同様に運用が可能である。
【0055】
このように第2の実施の形態によれば、作業票登録時に登録された作業者のみが、所定の装置でのみ特定の操作を可能とすることができ、運転操作監視装置の負担を大幅に増やすことなく、作業管理上のセキュリティを向上させることが可能となる。
【0056】
図5は本発明によるプラント運転支援システムの第3の実施の形態を示す構成図である。
本システムは、作業管理装置10、運転操作監視装置30及びICカード40から構成されている。
【0057】
上記作業管理装置10は、作業票のデータベース1に構築されたデータと入出力および編集を行う作業票データ編集手段3と、この作業票データ編集手段3より出力される作業票データを表示処理する表示処理手段4と、この表示処理手段4より出力される作業票データを表示するCRT5と、表示作業票データ編集手段3から札掛け情報としてタグ操作の作業要領を抽出する札掛け対象抽出手段7と、作業票データ編集手段3の作業管理番号・作業者番号から作業許可キーを生成する作業許可キー生成手段8と、ICカードとのデータの入出力を行う外部インターフェース6を備えている。
【0058】
また、運転操作監視装置30は、CRTタッチオペレーションによるタグ操作に関して札掛け設定/解除を行う札掛けデータ編集手段22と、この札掛けデータ編集手段22より出力されるデータを表示処理する表示処理手段23と、表示処理手段23より出力されるデータを表示するCRT24、ICカードとのデータの入出力を行う外部インターフェース26を備えている。
【0059】
さらに、ICカード40は、前記作業票管理装置10から札掛け情報を受信し、運転操作監視装置30の札掛けデータ編集手段22に対し札掛け処理を要求する札掛け指示手段32と、前記作業票管理装置10から作業許可キーを受信し、運転操作監視装置30との作業許可キーを照合し、運転操作監視装置30の札掛けデータ処理編集手段22に対し札掛け操作を許可するキー照合手段33と、そのためのデータ受け渡しを可能とする外部インターフェース31を備えている。
【0060】
ここで、上記作業票管理装置10及び運転操作監視装置30は第2の実施の形態と同様のインターフェースとしての機能を有している。
次に上記用に構成されたプラント運転支援システムの通常時の動作を図6に示す機能ブロック図と参照して説明する。
【0061】
操作者はICカード40を作業票管理装置10に装着後、作業票NO.を入力することにより、作業票データベース1から該当する作業票データをデータ編集手段3より読み出す(301)。
【0062】
作業許可キー生成手段8において、ICカード40よりICカードを所持している個人の登録NO.を読込み、作業票の操作者と一致していれば、乱数発生等により作業許可キーを番号等で生成し、CRT5に表示する(302)。操作者はこの作業許可キーを記憶しておく。
【0063】
該当する作業票データの作業票から、作業NO.操作者NO.及び302で生成された作業許可キーを運転操作監視装置30に送信する。送信方法は汎用のファイル転送等を用いて、運転操作監視装置の所定のディレクトリにある操作許可テーブルとして送信する(303)。
【0064】
302で生成された作業許可キーは、作業NO.、操作装置NO.とともにICカード40内認証キーテーブルに、301で抽出された札掛け操作テーブルはそのままの形で書込まれる(304)。
【0065】
次に操作者は、該当する運転操作監視装置30にICカード40を装着し、作業NO.と作業許可キーを入力する(307)。
一方、キー照合手段33では、入力された作業NO.と予め操作許可テーブル205に伝送された操作者NO.作業許可キー、装着した装置NO.を読込み、ICカード内認証キーテーブルのデータと比較を行う(308)。
【0066】
このキー照合手段33で両者のデータが一致していた場合、作業NO.に応じた札掛け操作テーブルを運転操作監視装置に送信すると共に、札掛けデータ編集手段22に対して処理を要求する(309)。
【0067】
札掛けデータ編集手段22は、札掛け指示手段からの要求により、タグ管理テーブル上の札掛けNO.を更新し、札掛け操作は完了となる。
このように第3の実施の形態によれば、作業票登録時に登録された作業者のみが、所定の装置でのみ特定の例えばタグ操作領域に基づく札掛け操作を運転操作監視装置の負担を大幅に増やすことなく、かつ一括登録により簡易に実施できるため、オペレータの負荷も軽減できる。また、作業管理上のセキュリティを向上させることが可能となる。
【0068】
図7は本発明によるプラント運転支援システムの第4の実施の形態を示す構成図で、図1と同一部分には同一符号を付して説明する。
本システムは、作業管理装置10、運転操作監視装置30及びICカード40から構成されている。
【0069】
上記作業管理装置10は、作業票のデータベース1に構築されたデータと入出力および編集を行う作業票データ編集手段3と、この作業票データ編集手段3より出力される作業票データを表示処理する表示処理手段4と、この表示処理手段4より出力される作業票データを表示するCRT5と、作業票データ編集手段3から作業前のプラントプロセス状態の条件として操作条件を抽出するプロセス条件抽出手段9と、ICカードとのデータの入出力を行う外部インターフェース6を備えている。
【0070】
また、運転操作監視装置30は、CRTタッチオペレーションによるタグ操作に関して札掛け設定/解除を行う札掛けデータ編集手段22と、プラントからプロセスデータを入力するプロセスデータ入力手段21と、札掛けデータ編集手段22より出力されるデータを表示処理する表示処理手段23と、表示処理手段23より出力されるデータを表示するCRT24、ICカードとのデータ入出力を行う外部インターフェース26を備えている。
【0071】
さらに、ICカード40は、前記作業票管理装置10から操作条件を受信し、運転操作監視装置30からプラントの実プロセスパラメータを抽出し、両者を比較判定し、一定の条件が成立した場合、札掛けデータ処理編集手段22に対し札掛け許可を与えるパラメータ判定手段34と、札掛け許可を与えるためのデータ受渡しを可能とする外部インターフェース31を備えている。
【0072】
次に上記用に構成されたプラント運転支援システムの通常時の動作を図8に示す機能ブロック図と参照して説明する。
操作者はICカード40を作業管理装置10に装着し、作業NO.を入力することにより、該当する作業票のレコードを作業票データベースより呼出し(401)、作業NO.、操作装置NO.札掛け操作テーブルをICカードに一時的に書込む(402)。
【0073】
操作者は、このICカード40を携帯し、一つまたは複数の運転操作装置30のうち、該当する装置にICカード40を装着し、作業NO.を入力する(403)。
【0074】
ICカード40のパラメータ判定手段32では、装着した装置NO.と入力された作業NO.を運転操作監視装置30から読込み(404)、装置NO.がICカード内データと一致していることを確認後、ICカード内にある操作条件テーブルの入力点の現在値をプロセス入力テーブル406より読込み、操作条件テーブルの条件ステータスと比較する(405)。
【0075】
この比較の結果、現在地が条件ステータスを満足した場合、札掛けデータ編集手段22に対して、例えば画面を展開することができる等、処理を可能する許可信号を出力する。その後は従来通りの札掛け操作を可能とする。
【0076】
本例では作業開始前にプラントのプロセス状態を確認する例を説明したが、周期的に監視し、アラームを出すようなことも可能である。
また、プロセス条件は複数のパラメータのAND、OR等の条件により構成される可能性もあり、その場合は条件ステータスの構成に複数のパラメータ条件の登録を可能としておけば、よりこまかなチェックが可能である。
【0077】
また、第2の実施の形態と同様に札掛け以外の操作にも適用可能である。
このように第4の実施の形態によれば、作業票登録時に操作条件を通常のプロセス設定値やインターロックとは別に定義しておけば、その許可されたプロセス条件でのみ、特定操作を可能とすることができ、作業ミスを低減することができる。
【0078】
図9は本発明によるプラント運転支援システムの第5の実施の形態を示す構成図で、図1と同一部分には同一符号を付して説明する。
本システムは、作業管理装置10、運転操作監視装置30及びICカード40から構成されている。
【0079】
上記作業管理装置10は、作業票のデータベース1に構築されたデータと入出力および編集を行う作業票データ編集手段3と、この作業票データ編集手段3より出力される作業票データを表示処理する表示処理手段4と、この表示処理手段4より出力される作業票データを表示するCRT5と、作業票データ編集手段3から札掛け情報としてタグ操作の作業領域を抽出する札掛け対象抽出手段7と、作業票データ編集手段の作業管理番号、作業者番号から作業許可キーを生成する作業許可キー生成手段8と、作業票データ編集手段3から作業前のプラントプロセス状態の条件として操作条件を抽出するプロセス条件抽出手段9と、ICカードとのデータの入出力を行う外部インターフェース6を備えている。
【0080】
また、運転操作監視装置30は、CRTタッチオペレーションによるタグ操作に関して札掛け設定/解除を行う札掛けデータ編集手段22と、この札掛けデータ編集手段22より出力されるデータを表示処理する表示処理手段23と、表示処理手段23より出力されるデータを表示するCRT24、プラントからプロセスデータを入力するプロセスデータ入力手段21と、ICカードとのデータ入出力を行う外部インターフェース26を備えている。
【0081】
さらに、ICカード40は、前記作業票管理装置10から札掛け情報を受信し、運転操作監視装置30の札掛けデータ編集処理手段22に対し札掛け処理を要求する札掛け指示手段32と、作業票管理装置10から作業許可キーを受信し、運転操作監視装置30との作業許可キーを照合し、運転操作監視装置の札掛けデータ処理編集手段22に対し札掛け操作を許可するキー照合手段33と、前記作業票管理装置10から操作条件を受信し、運転操作監視装置30からプラントの実ププロセスパラメータを抽出し、両者を比較判定して一定の条件が成立した場合、札掛けデータ処理編集手段22に対して札掛け許可を与えるパラメータ判定手段34と、札掛け操作を許可するためのデータ受渡しを可能とする外部インターフェース31を備えている。
【0082】
ここで、上記作業票管理装置10及び運転操作監視装置30は第2の実施の形態と同様のインターフェースとしての機能を有している。
次に上記用に構成されたプラント運転支援システムの通常時の動作を図10に示す機能ブロック図を参照して説明する。
【0083】
操作者はICカード40を作業管理装置10に装着後、作業票NO.を入力することにより、作業票データベース1から該当する作業票データレコードをデータ編集手段3より読み出す(501)。
【0084】
作業許可生成手段8において、ICカード40よりICカードを所持している個人の登録NO.を読込み、作業票の操作者と一致していれば、乱数発生等により作業許可キー番号等で生成し、CRT5に表示する(502)。操作者は、この作業許可キーを記憶しておく。
【0085】
該当する作業票データの作業票から、作業NO.操作者NO.および作業許可生成手段8で生成された作業許可キーを運転操作監視装置30に送信する(503)。
【0086】
送信の方法は汎用のファイル転送等を用いて、運転操作監視装置の所定のディレクトリにある操作許可テーブルとして送信する。
上記作業許可生成手段8で生成された作業許可キーは、作業NO.、操作装置NO.とともに、ICカード40内認証キーテーブルにデータ編集手段3で抽出された作業票の札掛け操作テーブルと操作条件テーブルは、そのままの形で書込まれる(504)。
【0087】
操作者は、該当する運転操作監視装置30にICカード40を装着し、作業NO.と作業許可キーを入力する(507)。
一方、キー照合手段33では、入力された作業NO.と予め操作許可テーブルに伝送された操作者NO.、作業器キー、装着した装置NO.を読込み、ICカード内認証キーテーブルのデータと比較を行う。両者のデータが一致していた場合、パラメータ判定手段34に制御を渡す(508)。
【0088】
ICカード内にある操作条件テーブルの条件ステータスと比較し、条件を満足した場合、札掛け指示手段32に制御を渡す(509)。
作業NO.に応じた札掛け操作テーブルを運転操作監視装置30に送信すると共に札掛けデータ編集手段22に対して処理を要求する(510)。
【0089】
この札掛けデータ編集手段22は札掛け指示手段32からの要求により、タグ管理テーブル109上の札掛けNO.を更新し、札掛け操作は完了となる(511)。
【0090】
このように第5の実施の形態によれば、作業票登録時に操作条件を通常のプロセス設定値やインターロックとは別に定義しておき、作業票登録時に登録された作業者のみが、所定の装置で許可されたプロセス条件でのみ、特定の例えばタグ操作領域に基づく札掛け操作を運転操作監視装置の負担を大幅に増やすことなく、かつ一括登録により簡易に実施できるため、オペレータの負荷も軽減できる。また、作業管理上、作業ミスを低減およびセキュリティを向上させることが可能となる。
【0091】
図10は本発明によるプラント運転支援システムの第6の実施の形態を示す構成図で、図1と同一部分には同一符号を付して説明する。
本システムは、作業管理装置10、運転操作監視装置30及びICカード40から構成されている。
【0092】
上記作業管理装置10は、作業票のデータベース1に構築されたデータと入出力および編集を行う作業票データ編集手段3と、この作業票データ編集手段3より出力される作業票データを表示処理する表示処理手段4と、この表示処理手段4より出力される作業票データを表示するCRT5と、作業票データ編集手段3から札掛け情報としてタグ操作の作業領域を抽出する札掛け対象抽出手段7と、作業票データ編集手段の作業管理番号、作業者番号から作業許可キーを生成する作業許可キー生成手段8と、作業票データ編集手段3から作業前のプラントプロセス状態の条件として操作条件を抽出するプロセス条件抽出手段9と、ICカードから作業票に関連するそうさおよびプラントパラメータを作業一時記録結果として読込み、作業票のそうさ結果として登録する操作結果登録手段10とICカードトノデータ入出力を行う外部インターフェース6を備えている。
【0093】
また、運転操作監視装置30は、CRTタッチオペレーションによるタグ操作に関して札掛け設定/解除を行う札掛けデータ編集手段22と、この札掛けデータ編集手段22より出力されるデータを表示処理する表示処理手段23と、表示処理手段23より出力されるデータを表示するCRT24、プラントからプロセスデータを入力するプロセスデータ入力手段21と、ICカードとのデータ入出力を行う外部インターフェース26を備えている。
【0094】
さらに、ICカード40は、前記作業票管理装置10から札掛け情報を受信し、運転操作監視装置30の札掛けデータ編集手段22に対し札掛け処理を要求する札掛け指示手段32と、作業票管理装置10から作業許可キーを受信し、運転操作監視装置30との作業許可キーを照合し、運転操作監視装置の札掛けデータ処理編集手段22に対し札掛け操作を許可するキー照合手段33と、前記作業票管理装置10から操作条件を受信し、運転操作監視装置30からプラントの実プロセスパラメータを抽出し、両者を比較判定して一定の条件が成立した場合、札掛けデータ処理編集手段22に対して札掛け許可を与えるパラメータ判定手段34と、作業票に関連する操作およびプラントパラメータを作業一時記録結果として読込む操作一時記録手段35と、そのためのデータ受渡しを可能とする外部インターフェース31を備えている。
【0095】
次に上記用に構成されたプラント運転支援システムの通常時の動作を図12に示す機能ブロック図を参照して説明する。
操作者はICカード40を作業管理装置10に装着後、作業票NO.を入力することにより、作業票データベース1から該当する作業票データレコードをデータ編集手段3より読み出す(601)。
【0096】
作業許可生成手段8において、ICカード40よりICカードを所持している個人の登録NO.を読込み、作業票の操作者と一致していれば、乱数発生等により作業許可キー番号等で生成し、CRT5に表示する(602)。操作者は、この作業許可キーを記憶しておく。
【0097】
該当する作業票データの作業票から、作業NO.操作者NO.および作業許可生成手段8で生成された作業許可キーを運転操作監視装置30に送信する(603)。
【0098】
送信の方法は汎用のファイル転送等を用いて、運転操作監視装置の所定のディレクトリにある操作許可テーブルとして送信する。
上記作業許可生成手段8で生成された作業許可キーは、作業NO.、操作装置NO.とともに、ICカード40内認証キーテーブルにデータ編集手段3で抽出された作業票の札掛け操作テーブルと操作条件テーブルは、そのままの形で書込まれる(604)。
【0099】
操作者は、該当する運転操作監視装置30にICカード40を装着し、作業NO.と作業許可キーを入力する(607)。
一方、キー照合手段33では、入力された作業NO.と予め操作許可テーブルに伝送された操作者NO.、作業器キー、装着した装置NO.を読込み、ICカード内認証キーテーブルのデータと比較を行う。両者のデータが一致していた場合、パラメータ判定手段34に制御を渡す(608)。
【0100】
ICカード内にある操作条件テーブルの条件ステータスと比較し、条件を満足した場合、札掛け指示手段32に制御を渡すと同時に、操作一時記憶手段35では、ICカード内にある操作条件テーブルの入力点の現在値を操作一時記録テーブルに登録する(609)。
【0101】
札掛け指示手段31では、作業NO.に応じた札掛け操作テーブルを運転操作監視装置30に送信し、札掛けデータ編集手段22に対して対処を要求する。操作一時記録手段35ではこの時の時刻を記憶する(610)。
【0102】
札掛けデータ編集手段22は、札掛け指示手段からの要求により、タグ管理テーブル上の札掛けNO.ふだかけデータを更新し、札掛け操作は完了となる(611)。
【0103】
所望の作業が終了し、もとの状態に復旧する際に、操作者は該当する運転操作監視装置30にICカード40を装着し、作業NO.と作業終了の旨キー入力する(612)。
【0104】
操作一時記憶手段35では、入力された作業NO.に対応した札掛け操作タグに関する操作履歴を運転操作監視装置30のオペレータ操作を一時記憶した時刻まで溯って履歴ファイル614から読込み、操作一時記録テーブルに登録する (613)。
【0105】
操作者は、作業票管理装置30にICカード40を装着し、作業NO.を入力し、ICカード40内の操作一時記録テーブルデータを読込み、作業票データベース1の該当レコードの操作記録に書込む(615)。
【0106】
本例ではICカード40内の操作一時記録テーブルデータを作業票データベースに書込んでいるが、特に管理扶養の可能性もあるので、表示処理手段3により記録の表示確認のみを実施してもよい。
【0107】
このように第6の実施の形態によれば、作業票登録時に操作条件を通常のプロセス設定値やインターロックとは別に定義しておき、作業票登録時に登録された作業者のみが、所定の装置で許可されたプロセス条件でのみ、特定の例えばタグ操作領域に基づく札掛け操作を運転操作監視装置の負担を大幅に増やすことなく、かつ一括登録により簡易に実施できるため、作業管理上、作業ミスを低減およびセキュリティを向上させることが可能な上、オペレータの負荷も軽減でき、操作結果等を自動的に記録することにより管理業務の効率向上も図り得る。
【0108】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、作業票登録時に操作条件を通常のプロセス設定値やインターロックとは別に定義しておき、作業票登録時に登録された作業者のみが所定の装置で許可されたプロセス条件でのみ、特定の例えばタグ操作領域に基づく札掛け操作を運転操作監視装置の負担を大幅に増やすことなく、かつ一括登録により簡易に実施できるため、作業管理上、作業ミスを低減およびセキュリティを向上させることが可能となり、その上でオペレータの負荷も軽減でき、また操作結果等を自動的に記録することにより管理業務の効率向上を図ることができるプラント運転支援システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプラント運転支援システムの第1の実施の形態を示す構成図。
【図2】同じく第1の実施の形態の処理機能を説明するためのブロック図。
【図3】本発明によるプラント運転支援システムの第2の実施の形態を示す構成図。
【図4】同じく第2の実施の形態の処理機能を説明するためのブロック図。
【図5】本発明によるプラント運転支援システムの第3の実施の形態を示す構成図。
【図6】同じく第3の実施の形態の処理機能を説明するためのブロック図。
【図7】本発明によるプラント運転支援システムの第4の実施の形態を示す構成図。
【図8】同じく第4の実施の形態の処理機能を説明するためのブロック図。
【図9】本発明によるプラント運転支援システムの第5の実施の形態を示す構成図。
【図10】同じく第5の実施の形態の処理機能を説明するためのブロック図。
【図11】本発明によるプラント運転支援システムの第6の実施の形態を示す構成図。
【図12】同じく第6の実施の形態の処理機能を説明するためのブロック図。
【図13】従来のプラント運転支援システムを説明するための構成図。
【図14】同システムにおいて札掛け操作例を示す図。
【符号の説明】
1……作業票データベース
2……作業票
3……作業票データ編集手段
4……表示処理手段
5……CRT
6……外部インターフェース
7……札掛け対象抽出手段
8……作業許可キー生成手段
9……プロセス条件抽出手段
10……作業票管理装置
21……プロセスデータ入力手段
22……札掛けデータ編集手段
23……表示処理手段
24……CRT
30……運転操作監視装置
31……外部インターフェース
32……札掛け指示手段
33……キー照合手段
34……パラメータ判定部
35……操作一時記録手段
40……ICカード
50……プラント運転支援システム
60……操作画面
61……操作タグ

Claims (3)

  1. 外部記憶装置と、作業票データの入出力および編集を行う作業票データ編集手段、この作業票データ編集手段より出力される作業票データのプロセス条件を抽出するプロセス条件抽出手段およびこのプロセス条件抽出手段により抽出されたプロセス条件を前記外部記憶装置に出力する外部インターフェースを含む作業票管理装置と、入出力手段による作業対象機器の操作に関し作業識別情報の設定/解除を行う札掛けデータ編集手段、プラントからプロセスデータを入力するプロセスデータ入力手段および前記外部記憶装置に対してデータの入出力を行う外部インターフェースを含む運転操作監視装置とを備え、
    前記外部記憶装置は前記作業票管理装置から操作条件を受理し、前記運転操作監視装置からのプラントの実プロセスパラメータを受信して両者を比較判定し、一定の条件が成立した場合、前記札掛けデータ編集手段に対し札掛け処理許可条件を与えるパラメータ判定手段およびこの札掛け処理許可条件を前記運転操作監視装置に対して入出力する外部インターフェースとを有することを特徴とするプラント運転支援システム。
  2. 外部記憶装置と、作業票データの入出力および編集を行う作業票データ編集手段、この作業票データ編集手段より出力された作業管理番号から作業許可キーを生成する作業許可キー生成手段、前記作業票データ編集手段の作業票データから札掛け情報として作業対象機器の操作に関する作業識別情報を抽出する札掛け対象抽出手段、前記作業データ編集手段から作業前のプラントプロセス状態の条件として操作条件を抽出するプロセス条件抽出手段および前記外部記憶装置にデータの入出力を行う外部インターフェースを含む作業票管理装置と、入出力手段による作業対象機器の操作に関し作業識別情報の設定/解除を行う札掛けデータ編集手段、プラントからプロセスデータを入力するプロセスデータ入力手段および前記外部記憶装置との間でデータの入出力を行う外部インターフェースを含む運転操作監視装置とを備え、
    前記外部記憶装置は前記作業票管理装置の作業票データから作業識別情報を受信して前記運転操作監視装置の札掛けデータ編集手段に対し札掛け処理を要求する札掛け指示手段、前記作業票管理装置の作業票データから作業許可キーを受信し、前記運転操作監視装置との作業許可キーを照合して前記運転操作監視装置の札掛けデータ編集手段に対し札掛け操作を許可するキー照合手段、前記作業票管理装置の作業票データから操作条件を受信して前記運転操作監視装置からプラントの実プロセスパラメータを抽出し、両者を比較判定して一定の条件が成立した場合、前記札掛けデータ編集手段に対して札掛け許可を与えるパラメータ判定手段および札掛け操作を許可するためのデータ受渡しを行う外部インターフェースを有することを特徴とするプラント運転支援システム。
  3. 外部記憶装置と、作業票データの入出力および編集を行う作業票データ編集手段、この作業票データ編集手段により編集された作業票データの作業管理番号から作業許可キーを生成する作業許可キー生成手段、前記作業票データ編集手段から札掛け情報として作業対象機器の操作に関する作業識別情報を抽出する札掛け対象抽出手段、前記作業票データ編集手段で編集された作業票データから作業前のプラントプロセス状態の条件として操作条件を抽出するプロセス条件抽出手段および前記外部記憶装置との間でデータの入出力を行う外部インターフェースを含む作業票管理装置と、入出力手段による作業対象機器の操作に関し札掛け情報の設定/解除を行う札掛けデータ編集手段、プラントからプロセスデータを入力するプロセスデータ入力手段および前記外部記憶装置との間でデータの入出力を行う外部インターフェースを含む運転操作監視装置とを備え、
    前記外部記憶装置は前記作業票管理装置から作業識別情報を受信し、前記運転操作監視装置の札掛けデータ編集手段に対し札掛け処理を要求する札掛け指示手段、前記作業票管理装置から作業許可キーを受信して前記運転操作監視装置との作業許可キーを照合して前記運転操作監視装置の札掛けデータ編集手段に対し札掛け操作を許可するキー照合手段、前記作業票管理装置から操作条件を受信して前記運転操作監視装置からプラントの実プロセスパラメータを抽出し、両者を比較判定して一定の条件が成立した場合、前記札掛けデータ編集手段に対して札掛け許可を与えるパラメータ判定手段、前記運転操作監視装置から所定の実プロセスパラメータと札掛け操作結果を受信して作業記録として一時保存し、前記作業票管理装置へ送信する操作一時記録手段、前記運転操作監視装置及び作業票管理装置との間でデータの受渡しを行う外部インターフェースを有することを特徴とするプラント運転支援システム。
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