JP3597391B2 - 電気外科手術装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は電気外科手術装置に関し、より詳細には、生体組織に高周波電流を流してこの高周波電流により生じる発熱により生体組織の切除、凝固等の処置を行う電気外科手術装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気外科手術装置は、生体組織に高周波電流を流して生体組織の切除、凝固等の処置を行うもので、一般外科手術等に用いられている。このような電気外科手術装置は、電気外科装置本体と、アクティブ電極を有した処置具と、患者の体表面に接触させる帰還電極より構成されている。
【0003】
そして、電気外科手術装置本体によって高周波電力を発生し、アクティブ電極を処置部位に接触させて生体組織に集中的に高周波電流を流入し、帰還電極より高周波電流を分散して回収することによって、生体組織の切除、凝固等の処置を行えるようになっている。
【0004】
また、特開平7−79996号公報には、切除エネルギ―の供給源と、該供給源に電気的に接続され、切除電圧でエネルギ―を放出する電極手段と、該電極手段に伝えられた電流を測定し、測定された電流信号を発生する電流モニタ手段と、電極手段に於ける電圧を測定し、測定された電圧信号を発生する電圧モニタ手段と、測定された組織インピーダンス信号に基いて所定機能を行う制御手段とを備えている組織切除装置が開示されている。
【0005】
この組織切除装置は、電極部分に送達された電流を測定して、測定された電流信号を発生し、また電極部分に於ける電圧を測定して測定された電圧信号を発生する。そして、測定された電圧信号を測定された電流信号で割ることにより、測定された組織インピーダンス信号が得られるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上記公報に記載の組織切除装置では、電流センサと電圧センサを有しており、更に、測定された電圧信号を測定された電流信号で割るための演算回路を必要としている。また、こうした組織切除装置や電気外科手術装置では、通常、数十〜数百msecという短時間で組織の処置を行うため、高速の演算回路が必要となっている。
【0007】
ところが、上述したようなセンサや演算回路を必要とすることは、装置の構成が複雑になるうえ、コストアップにつながるものであった。
この発明は上記実状に鑑みてなされたものであり、装置の構成が複雑にならず、コストアップすることのない電気外科手術装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわちこの発明は、高周波電力により生体組織を切開及び凝固させる電気外科手術装置に於いて、上記生体組織に流れる出力電流のパラメータの演算を行う演算手段と、上記演算手段の演算結果を基に上記生体組織の状態を検出する状態検出手段と、上記状態検出手段の検出結果に応じて、上記高周波電力のクレストファクタ値を可変設定する可変手段と、上記可変手段の設定に応じて上記高周波電力の出力を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】
またこの発明は、高周波電力により生体組織を切開及び凝固させる電気外科手術装置に於いて、上記生体組織に流れる出力電圧のパラメータの演算を行う演算手段と、上記演算手段の演算結果を基に上記生体組織の状態を検出する状態検出手段と、上記状態検出手段の検出結果に応じて上記高周波電力のクレストファクタ値を可変設定する可変手段と、上記可変手段の設定に応じて上記高周波電力の出力を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0010】
この発明は、高周波電力により生体組織を切開及び凝固させる電気外科手術装置に於いて、上記生体組織に流れる出力電流のパラメータの演算が演算手段にて行われて、上記演算手段の演算結果を基に上記生体組織の状態が状態検出手段で検出される。上記状態検出手段の検出結果に応じて、可変手段にて上記高周波電力のクレストファクタ値が可変設定され、制御手段によって上記可変手段の設定に応じて上記高周波電力の出力が制御される
【0011】
またこの発明は、高周波電力により生体組織を切開及び凝固させる電気外科手術装置に於いて、上記生体組織に流れる出力電圧のパラメータの演算が演算手段によって行われ、上記演算手段の演算結果を基に上記生体組織の状態が状態検出手段で検出され上記状態検出手段の検出結果に応じて、可変手段により上記高周波電力のクレストファクタ値が可変設定され、上記可変手段の設定に応じて制御手段により上記高周波電力の出力が制御される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。
図2は、この発明の第1の実施の形態に係る電気外科手術装置の概略構成を示した図である。
【0013】
図2に於いて、この電気外科手術装置10は、高周波電力を発生する高周波焼灼電源装置11と、アクティブラインのコード12を介して接続されて患者14の処置部位に処置を施す処置用のアクティブ電極を有したモノポーラ処置具13と、患者14の体表面上に接触させるもので帰還用のコード16に接続された帰還電極15と、フットスイッチ17とにより構成される。
【0014】
このような構成に於いて、フットスイッチ17のオンによって高周波焼灼電源装置11が起動される。そして、高周波焼灼電源装置11によってエネルギー源である高周波電力が発生され、モノポーラ処置具13のアクティブ電極を患者14の処置部位に接触させて生体組織に集中的に高周波電流が流入される。そして、帰還電極15より高周波電流が分散して回収されることによって、上記処置部位の切除、凝固等の処置が行われるようになっている。
【0015】
尚、ここでは図示されていないが、フットスイッチ17の代わりにモノポーラ処置具13に同様のスイッチを設けても良い。
図1(a)は、上記高周波焼灼電源装置11の内部構成を示した図である。
【0016】
図1(a)に於いて、商用電源21には、所望の供給電圧を供給するための電源回路22が接続されている。そして、この電源回路22には、操作内容による出力モードに対応した波形を発生させるための波形発生回路23と、高周波焼灼電源装置11の装置全体を制御するCPU24とが接続されている。これら波形発生回路23及びCPU24には、CPU24からのデジタル信号をアナログ信号に変換してアンプ26を制御するためのD/Aコンバータ25と、波形発生回路23により得られた微小な信号を増幅するためのアンプ26とが接続される。
【0017】
出力トランス27は、その1次側がコンデンサを介してアンプ26に接続され、2次側がコンデンサ及び電流センサ29を介して端子11a、11bに接続される。上記電流センサ29で検知された信号は、A/Dコンバータ30によってデジタル信号に変換されてCPU24に出力される。また、上記CPU24には、表示部31が接続されている。
【0018】
端子11aには、アクティブラインを介してモノポーラ処置具13a、そしてモノポーラ電極13bが接続されている。一方、端子11bには帰還用のラインを介して帰還電極15が接続される。
【0019】
尚、図1(a)では、処置具としてモノポーラ処置具を示しているが、図1(b)に示されるようなバイポーラ処置具32a及びバイポーラ電極32bを用いても良い。この場合、帰還電極15は不要となる。
【0020】
図3はフィードバック制御を説明するもので、(a)は生体組織への印加電圧、電流及び組織の抵抗の経時変化を示した特性図、(b)は実際の供給出力の経時変化を示す特性図である。
【0021】
先ず、高周波出力が供給されると、組織抵抗が上昇していく。また、組織抵抗が上昇することによって、出力電圧も上昇する。すると、出力電流は反対に下降する。
【0022】
ここで、図3(a)に示されるように、ある所定の規定値、すなわち規定抵抗値、規定電圧値、規定電流値に時刻t に於いて到達すると、図3(b)に示されるように、実際の出力が低下されて電力の供給が制限される。これは、例えば組織が炭化して脱落するのを防止するために行われるものである。
【0023】
図4は、上述した出力電圧の波形を示した図である。
図4(a)はピーク値VPP1 の波形1の波形図、(b)は上記波形1より組織インピーダンスの高いピーク値VPP2 の波形2の波形図、(c)は上記波形2より更に組織インピーダンスの高いピーク値VPP3 の波形3の波形図である。また、クレストファクタの値は、高い順に波形1>波形2>波形3となる。
【0024】
そして、出力電圧は、最初図4(a)に示される波形1が出力されており、次いで図4(b)の波形2が出力され、更に図4(c)の波形3が出力される。
波形1〜波形3に於いて、波形1は略パルス状の波形であり、クレストファクタが高く、凝固機能が高い。但し、ピーク値が高いため電圧が高く、スパークしてしまって組織が切れてしまう。また、波形2は、上記波形1に比べてクレストファクタが低く、ピーク値が低いもののパルス幅が広げられている。波形3は、更にピーク値が低くなるもののパルス幅も更に広く、正弦波状になっている。これにより、電圧値は十分に抑えられる。このように設定することにより、波形1と波形2は略同じ電力が供給可能である。
【0025】
上述したように、組織抵抗が大きくなると出力電圧も大きくなる。ここで、クレストファクタが大きい波形が使用されていると、出力電圧は大きくしなければならない。すると、電源に対する負担が大きくなり、出力電圧が大きくなると高周波漏れ電流が大きくなるという問題が生じる。
【0026】
そのため、始めに波形1による出力から、組織抵抗が大きくなるにつれて順に波形2、波形3と切り換えて波形のピーク値を下げてクレストファクタを下げれば、出力電圧を大きくする必要がなくなる。これにより、電源の負担、ノイズや漏れ電流の増加を防止することができる。
【0027】
尚、ここでは、波形1、波形2、波形3は何れも凝固作業に用いられる。特に、波形3の正弦波は、従来は切開にのみ用いられてきたが、出力電圧を火花放電(アーク放電)が発生する電圧以下にすることにより、凝固出力として使用することができる。
【0028】
次に、図5のフローチャートを参照して、この発明の第1の実施の形態の動作について説明する。
先ず、動作開始後、ステップS1にて電源電圧が初期値にて出力される。これは、設定に応じた電源電圧が出力される。そして、ステップS2にて所定時間、例えば50msec待機されると、ステップS3に於いて、初期電源電圧値と現在の電流の演算値(この場合、a×(電流センサ値)+b)とが比較される。
【0029】
図6は、出力電圧を制御するための電源電圧と電流センサ29の値との関係を示した特性図である。
従来は、破線で示されるように、電流センサの値に関係なく、電源電圧は所定の設定値で一定であった。これに対し、この発明の第1の実施の形態では、実線で示されるように、初期値から電流の所定の設定値までは、電源電圧の値も変化させる。すなわち、電流センサ値が小さくなる、つまり組織抵抗の値が大きくなると、所定の設定値から電源電圧を下降させる。これにより、出力電力を下げるようにする。そして、所定の設定値を境として、フラットな電源電圧を供給するようにする。
【0030】
上記ステップS3に於いて、初期値よりも上記演算値の方がい、すなわちインピーダンスが高ければ、ステップS4に進む。そして、このステップS4にて、上記演算値に電源電圧が設定されて、図6で示されるように減少される。
【0031】
一方、ステップS3に於いて、初期値の方が上記演算値よりも高い、すなわちインピーダンスが低い場合は、ステップS5に進む。そして、このステップS5にて、そのまま初期値が電源電圧として出力される。
【0032】
次に、第1の実施の形態の変形例を、図7のフローチャートを参照して説明する。
先ず、動作が開始されてステップS11にて初期値にて電源電圧が出力され、次いでステップS12にて所定時間、例えば50msec待機される。そして、ステップS13にて、インピーダンス値が求められる。これは、例えば、出力トランスの巻線の巻数比によって二次側の出力電圧も決まっているため、電流センサと出力電圧/(電源電圧×巻数比)から出力インピーダンスを求めることもできる。更に、電流センサの値と設定値とのテーブルが記憶手段に記憶されていて、これを読出すようにしてインピーダンスを求めるようにしても良い。
【0033】
次に、ステップS14に於いて、インピーダンスの変化の状態が所定の値よりも大きいか否かが判定される。すなわち、現在のインピーダンス値と前回のインピーダンス値との差が、前回のインピーダンス値に所定の定数を掛けた値と比較して大きいか否かが判定される。
【0034】
ここで、インピーダンスの変化の状態が所定の値よりも大きい場合は、ステップS15に進む。そして、このステップS15にて、電源電圧が初期値を有る値、例えば4で割った数に設定される。一方、上記ステップS14でインピーダンスの変化の状態が所定の値よりも小さい場合は、ステップS16に進み、電源電圧は初期値に設定されたままの状態となる。
【0035】
次に、この発明の第2の実施の形態を説明する。
図8は、この発明の第2の実施の形態に係る高周波焼灼電源装置の内部構成を示した図である。
【0036】
上述した第1の実施の形態では、出力電圧を電流センサによって検出していたが、この第2の実施の形態では電流センサに換えて電圧センサを設けている。すなわち、出力トランス27の2次側は、コンデンサ及び電圧センサ28を介して端子11a、11bに接続されている。その他の構成は、図1に示される第1の実施の形態と同じであるので、同一の部分には同一の参照番号を付して説明は省略する。
【0037】
図9は、この第2の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。この動作は、基本的に上述した図5の第1の実施の形態と同様である。
先ず、動作開始後、ステップS21にて電源電圧が初期値にて出力される。次いで、ステップS22にて所定時間、例えば50msec待機されると、ステップS23に於いて、初期電源電圧値と現在の電圧の演算値(この場合、c×(電圧センサ値)+d)とが比較される。
【0038】
図10は、出力電圧を制御するための電源電圧と電圧センサ28の値との関係を示した特性図である。
従来は、破線で示されるように、電圧センサの値に関係なく、電源電圧は所定の設定値で一定であった。これに対し、第2の実施の形態では、実線で示されるように、初期値から所定の設定値までは電源電圧は一定で、該所定の設定値を超える電源電圧の値も変化させる。すなわち、電圧センサ値が大きくなると、所定の設定値から電源電圧を下降させる。これにより、出力電力を下げるようにする。
【0039】
上記ステップS23に於いて、初期値よりも上記演算値の方がい、すなわちインピーダンスが高ければ、ステップS24に進む。そして、このステップS24にて、上記演算値に電源電圧が設定されて、図6で示されるように減少される。
【0040】
一方、ステップS23に於いて、初期値の方が上記演算値よりも高い、すなわちインピーダンスが低い場合は、ステップS25に進む。そして、このステップS25にて、そのまま初期値が電源電圧として出力される。
【0041】
尚、この発明の上記実施態様によれば、以下の如き構成を得ることができる。
(1) 高周波電力により生体組織を切開及び凝固させる電気外科手術装置に於いて、
上記生体組織の状態を検出して状態検出信号を出力する状態検出手段と、
この状態検出手段から出力される状態検出信号に基いて上記高周波電力の出力値を制御する制御手段とを具備し、
上記状態検出手段は、出力電流のパラメータの演算を基に上記生体組織の状態検出を行うことを特徴とする電気外科手術装置。
【0042】
(2) 上記制御手段は、上記状態検出手段にて上記出力電流が所定の規定値を下回った値を検出すると上記高周波電力の出力を減少させることを特徴とする請求項1に記載の電気外科手術装置。
【0043】
(3) 上記制御手段は、上記状態検出手段で検出される上記出力電流と、上記高周波出力を増幅する高周波増幅回路に供給する電圧値から負荷インピーダンスを演算して、上記高周波出力を制御することを特徴とする上記(2)に記載の電気外科手術装置。
【0044】
(4) 上記制御手段は、上記状態検出手段にて上記負荷インピーダンスが所定の規定値を超えた値を検出すると、上記高周波電力の出力波形を変化させることを特徴とする上記(3)に記載の電気外科手術装置。
【0045】
(5) 上記制御手段による上記高周波電力の出力波形の変化は、クレストファクタを小さくする変化であることを特徴とする上記(4)に記載の電気外科手術装置。
【0046】
(6) 上記制御手段による上記高周波電力の出力波形の変化は、出力電圧を小さくする変化であることを特徴とする上記(4)に記載の電気外科手術装置。
(7) 高周波電力により生体組織を切開及び凝固させる電気外科手術装置に於いて、
上記生体組織の状態を検出して状態検出信号を出力する状態検出手段と、
この状態検出手段から出力される状態検出信号に基いて上記高周波電力の出力値を制御する制御手段とを具備し、
上記状態検出手段は、出力電圧のパラメータの演算を基に上記生体組織の状態検出を行うことを特徴とする電気外科手術装置。
【0047】
(8) 上記制御手段は、上記状態検出手段にて上記出力電圧が所定の規定値を超えた値を検出すると上記高周波電力の出力を減少させることを特徴とする上記(7)に記載の電気外科手術装置。
【0048】
(9) 上記制御手段は、上記状態検出手段で検出される上記出力電圧と、上記高周波出力を増幅する高周波増幅回路に供給する電圧値から負荷インピーダンスを演算して、上記高周波出力を制御することを特徴とする上記(8)に記載の電気外科手術装置。
【0049】
(10) 上記制御手段は、上記状態検出手段にて上記負荷インピーダンスが所定の規定値を超えた値を検出すると、上記高周波電力の出力波形を変化させることを特徴とする上記(9)に記載の電気外科手術装置。
【0050】
(11) 上記制御手段による上記高周波電力の出力波形の変化は、クレストファクタを小さくする変化であることを特徴とする上記(10)に記載の電気外科手術装置。
【0051】
(12) 上記制御手段による上記高周波電力の出力波形の変化は、出力電圧を小さくする変化であることを特徴とする上記(10)に記載の電気外科手術装置。
【0052】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、装置の構成が複雑にならず、コストアップすることのない電気外科手術装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は高周波焼灼電源装置の内部構成を示した図、(b)はバイポーラ処置具の構成を示した図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態に係る電気外科手術装置の概略構成を示した図である。
【図3】フィードバック制御を説明するもので、(a)は生体組織への印加電圧、電流及び組織の抵抗の経時変化を示した特性図、(b)は実際の供給出力の経時変化を示す特性図である。
【図4】出力電圧の波形を示したもので、(a)はピーク値VPP1 の波形1の波形図、(b)は上記波形1より組織インピーダンスの高いピーク値VPP2 の波形2の波形図、(c)は上記波形2より更に組織インピーダンスの高いピーク値VPP3 の波形3の波形図である。
【図5】この発明の第1の実施の形態の動作について説明するフローチャートである。
【図6】出力電圧を制御するための電源電圧と電流センサ29の値との関係を示した特性図である。
【図7】この発明の第1の実施の形態の変形例の動作について説明するフローチャートである。
【図8】この発明の第2の実施の形態に係る高周波焼灼電源装置の内部構成を示した図である。
【図9】この発明の第2の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図10】出力電圧を制御するための電源電圧と電圧センサ28の値との関係を示した特性図である。
【符号の説明】
10 電気外科手術装置、
11 高周波焼灼電源装置、
12 アクティブラインのコード、
13、13a モノポーラ処置具、
13b モノポーラ電極、
14 患者、
15 帰還電極、
16 帰還用のコード、
17 フットスイッチ、
21 商用電源、
22 電源回路、
23 波形発生回路、
24 CPU、
25 D/Aコンバータ、
26 アンプ、
27 出力トランス、
28 電圧センサ、
29 電流センサ、
30 A/Dコンバータ、
31 表示部。

Claims (4)

  1. 高周波電力により生体組織を切開及び凝固させる電気外科手術装置に於いて、
    上記生体組織に流れる出力電流のパラメータの演算を行う演算手段と、
    上記演算手段の演算結果を基に上記生体組織の状態を検出する状態検出手段と、
    上記状態検出手段の検出結果に応じて、上記高周波電力のクレストファクタ値を可変設定する可変手段と、
    上記可変手段の設定に応じて上記高周波電力の出力を制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とする電気外科手術装置。
  2. 上記制御手段は、上記演算手段に設けた規定値を上記出力電流が下回った演算結果を基に、上記高周波電力の出力を減少させることを特徴とする請求項1に記載の電気外科手術装置。
  3. 高周波電力により生体組織を切開及び凝固させる電気外科手術装置に於いて、
    上記生体組織に流れる出力電圧のパラメータの演算を行う演算手段と、
    上記演算手段の演算結果を基に上記生体組織の状態を検出する状態検出手段と、
    上記状態検出手段の検出結果に応じて上記高周波電力のクレストファクタ値を可変設定する可変手段と、
    上記可変手段の設定に応じて上記高周波電力の出力を制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とする電気外科手術装置。
  4. 上記制御手段は、上記演算手段に設けた規定値を上記出力電圧が上回った演算結果を基に、上記高周波電力の出力を減少させることを特徴とする請求項3に記載の電気外科手術装置。
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