JP2001198138A - 電気外科手術装置 - Google Patents

電気外科手術装置

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JP2001198138A
JP2001198138A JP2000013418A JP2000013418A JP2001198138A JP 2001198138 A JP2001198138 A JP 2001198138A JP 2000013418 A JP2000013418 A JP 2000013418A JP 2000013418 A JP2000013418 A JP 2000013418A JP 2001198138 A JP2001198138 A JP 2001198138A
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tissue
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裕之 ▲高▼橋
Hiroyuki Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処置組織によらず適切且つ低侵襲な処置を行
うことが可能な電気外科手術装置を実現する。 【解決手段】 電気外科手術装置10は、高周波電力を
発生する高周波焼灼電源装置11と、この高周波焼灼電
源装置11に接続され、患者の処置部位に処置を施す処
置用のモノポーラ電極14bを有したモノポーラ処置具
14と、患者の体表面上に接触させ、前記高周波焼灼電
源装置11に接続される帰還電極16とから主に構成さ
れる。前記高周波焼灼電源装置11は、電圧センサ2
8、電流センサ29で測定したデータをA/Dコンバー
タ32からCPU25に読み込み、CPU25で読み込
んだデータから生体組織(負荷)のインピーダンスを演
算し、演算したインピーダンス及び設定出力を基に、出
力開始直後の設定より大きな初期出力を供給するための
時間と出力を決定するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体組織にエネル
ギを与えて処置する処置用電極を備えた電気外科手術装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気外科手術装置は、生体組織に高周波
電流を流して生体組織の切除、凝固等の処置を行う装置
であり、一般外科手術、経内視鏡的外科手術等に用いら
れている。前記電気外科手術装置は、電気外科手術装置
本体と、アクティブ電極を有した処置具と、患者の体表
面に接触させる帰還電極より構成されている。そして、
電気外科手術装置本体によって高周波電力を発生し、ア
クティブ電極を処置部位に接触させて生体組織に集中的
に高周波電流を流入し、帰還電極より高周波電流を分散
して回収することによって、生体組織の切除、凝固等の
処置を行えるようになっている。
【0003】このような電気外科手術装置においては、
出力スイッチをオンしてから実際に切開、凝固作用が現
れるまでにはある所定の時間を必要とする。また、この
所定時間は、使用する処置具の電極の形状により各々異
なるという問題がある。
【0004】これを改善するため、特開平09−066
058号公報に記載されている電気外科手術装置は、処
置用電極が組織に接触するのを検知し、この接触後予め
設定された所定時間、設定出力よりも大きな初期出力を
行い、所定時間後設定出力に戻す制御を行うものが提案
されている。これにより、電気外科手術装置に用いられ
るフットスイッチをオンしてから、実際に切開、凝固が
始まるまでの立ち上がり時間が改善されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平09−066058号公報に記載の電気外科手術装
置は、所定時間、設定以上の初期出力という固定の制御
情報を用いているため、各種組織(筋組織、脂肪組織)
等に対して、電気外科手術装置の電気メスの切れ味に差
がでる。また、設定出力以上の初期出力では、例えば、
設定出力が300Wに設定されている際に、500W等
の大きな初期出力が発生し、組織の侵襲度が増加して、
治療が遅れることがある。
【0006】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
ものであり、処置組織によらず適切且つ低侵襲な処置を
行うことが可能な電気外科手術装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め請求項1に記載の本発明の電気外科手術装置は、生体
組織にエネルギを与えて処置する処置用電極と、前記処
置用電極に出力するエネルギを可変可能な出力手段と、
前記処置用電極が前記生体組織に接触したとき供給する
エネルギの出力を測定する出力測定手段と、前記出力測
定手段で測定した結果に基づいて、前記生体組織のイン
ピーダンスを演算するインピーダンス演算手段と、前記
インピーダンス演算手段で演算した前記生体組織の初期
インピーダンスに応じて、予め設定されている設定値の
エネルギより大きな所定のエネルギを所定の時間出力す
るように前記出力手段を制御する制御手段と、を設けた
ことを特徴としている。また、請求項2に記載の本発明
は請求項1に記載の電気外科手術装置において、前記出
力手段を制御する制御手段は、前記所定のエネルギ又は
所定の時間の内、少なくともいずれか1つの上限を設定
する上限設定手段を設けていることを特徴としている。
この構成により、処置組織によらず適切且つ低侵襲な処
置を行うことが可能な電気外科手術装置を実現する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の1
実施の形態を説明する。図1ないし図6は本発明の1実
施の形態に係り、図1は本発明の1実施の形態を備えた
電気外科手術装置の全体構成を説明する外観図、図2は
図1の高周波焼灼装置の内部構成を説明する説明図であ
り、図2(a)は高周波焼灼装置を説明する回路ブロッ
ク図、図2(b)は同図(a)のモノポーラ電極の代わ
りに用いられるバイポーラ電極を説明する説明図、図3
は設定値通りの高周波を出力した際の負荷インピーダン
ス及び電圧の経時変化を示すグラフ、図4は組織インピ
ーダンスの異なる2つの組織を同一設定で出力した際の
電圧の経時変化を示すグラフ、図5は本実施の形態の電
気外科手術装置を使用した際の出力制御を説明するフロ
ーチャート、図6は図5のフローチャートに従った際の
初期出力変化及び電圧の経時変化を示すグラフである。
【0009】図1に示すように電気外科手術装置10
は、高周波電力を発生する高周波焼灼電源装置11と、
この高周波焼灼電源装置11にアクティブラインコード
12を介して接続され、患者13の処置部位に処置を施
す処置用のアクティブ電極であるモノポーラ電極14b
(図2参照)を有したモノポーラ処置具14と、患者1
3の体表面上に接触させ、帰還用コード15を介して前
記高周波焼灼電源装置11に接続される帰還電極16
と、前記高周波焼灼電源装置11に着脱自在に接続され
るフットスイッチ17とから構成される。
【0010】前記フットスイッチ17をオンすることに
よって高周波焼灼電源装置11が起動し、この高周波焼
灼電源装置11でエネルギ源である高周波電力が発生す
る。そして、モノポーラ処置具14のアクティブ電極を
患者13の処置部位に接触させることで、高周波焼灼電
源装置11で発生した高周波電力はモノポーラ処置具1
4にアクティブラインコード12を介して供給され、生
体組織に集中的に高周波電流が流入される。生体組織に
流入された高周波電流は、生体組織内で分散されて帰還
電極16より回収され、帰還用コード15を介して高周
波焼灼電源装置11に帰還することによって、前記処置
部位の切除、凝固等の処置が行われるようになってい
る。尚、ここでは図示しないが、フットスイッチ17の
代わりにモノポーラ処置具14に同様のスイッチを設け
ても良い。
【0011】図2(a)に示すように高周波焼灼電源装
置11は、商用電源21に電気的に接続され所望の供給
電圧を供給する電源回路22と、設定部23の操作によ
る操作内容によって出力モードに対応した波形を発生さ
せる波形発生回路24と、装置全体を制御するCPU2
5と、このCPU25からのデジタル信号をアナログ信
号に変換するためのD/Aコンバータ26と、このD/
Aコンバータ26からのアナログ信号によって、前記波
形発生回路24により得られた微少な信号を増幅するア
ンプ27と、1次側がコンデンサC1を介して前記アン
プ27に接続され、2次側がコンデンサC2、C3及び
電圧センサ28、電流センサ29を介して端子11a、
11bに接続される出力トランス31と、前記電圧セン
サ28及び電流センサ29に接続され、これら電圧セン
サ28及び電流センサ29で測定したアナログデータを
デジタルデータに変換して前記CPU25に出力するA
/Dコンバータ32とから構成されている。
【0012】高周波焼灼電源装置11の端子11aに
は、前記アクティブラインコード12を介してモノポー
ラ処置具本体14a及びこのモノポーラ処置具本体14
aの先端側に設けられたモノポーラ電極14bからなる
モノポーラ処置具14に接続されると共に、端子11b
には帰還用コード15を介して帰還電極16に接続され
る。また、前記CPU25には、前記設定部23が接続
され、この設定部23の操作による操作内容より、装置
全体を制御するようになっている。尚、前記設定部23
には、前記フットスイッチ17が接続され、このフット
スイッチ17の操作信号は前記設定部23を介して前記
CPU25に出力されるようになっている。
【0013】尚、図2(a)では、処置具としてモノポ
ーラ処置具14を示しているが、図2(b)に示される
ようなバイポーラ処置具本体33a及びこのバイポーラ
処置具本体33aの先端側に設けられたバイポーラ電極
33bからなるバイポーラ処置具33を用いても良い。
この場合、帰還電極16は不要となる。
【0014】次に本実施の形態の説明に必要な切開のメ
カニズムを説明する。通常、設定値通りの高周波出力し
た場合には、図3に示すようなインピーダンスZ、電圧
Vの経時変化となる。図3の時間t1に達したときに、
モノポーラ電極14bがアーク放電を開始し、電極から
組織に密度の高いエネルギが投与され、組織は水蒸気爆
発を起こし、切開が開始される。切開が開始するまでの
時間を決める要因は、アーク放電が開始するまでの時間
に大きく依存するため、組織インピーダンス、モノポー
ラ電極14bと処置組織との接触インピーダンス等に左
右される。
【0015】次に、組織インピーダンスが異なる2つの
組織を、同一設定で出力した場合、出力電圧Vの経時変
化の違いを基に、切開開始までの時間の違いについて図
4を参照して説明する。例えば、脂肪組織が多い(イン
ピーダンスが高い)組織A、筋組織が多い(インピーダ
ンスが低い)組織Bに同一出力(例、50W)を投与し
たとする。
【0016】組織Aはもともとインピーダンスが高い、
すなわち印可電圧が高いことから、時間t1でアーク放
電が発生し、切開が開始される。一方、組織Bでは、時
間t2にアーク放電が発生し、切開が開始される。即
ち、組織Aと組織Bとでは、時間t2−t1だけ切開開
始までの時間が異なることになる。このことは、組織の
インピーダンスだけでなく、電極の熱容量(材質、体
積)、接触抵抗の大きく依存して、そのとき処置する環
境下により、切開開始までの時間が異なることを意味す
る。
【0017】上記問題を解決するため本実施の形態で
は、電圧センサ28、電流センサ29で測定したデータ
をA/Dコンバータ32からCPU25に読み込み、C
PU25で読み込んだデータから負荷のインピーダンス
を演算し、演算した結果インピーダンス及び設定出力を
基に、出力開始直後の設定より大きな初期出力を供給す
るための時間と出力を決定するように構成している。
【0018】前記負荷インピーダンスが小さければ、初
期出力としてその制御量(時間、出力)が大きくなり、
負荷インピーダンスが大きければ、その制御量(時間、
出力)が小さくなる。例えば、設定出力50Wで、初期
インピーダンスが50Ωのときには、初期出力として
0.2msec間、100Wの出力を行う。又、初期イ
ンピーダンスが100Ωのときには、初期出力として
0.2msec間、80Wの出力を行う。尚、ここで
は、説明を簡単にするために、時間は固定し、出力のみ
変更した。
【0019】このように、初期インピーダンスと設定出
力とを基に、出力開始直後に設定値よりも大きな初期出
力を所定時間、出力することで、組織等の処置環境によ
らず、つねに安定した切開が可能となる。
【0020】上記構成した電気外科手術装置を用いて、
処置部位の生体組織に処置を行う。先ず、患者13の体
表面上に帰還電極16を接触させると共に、モノポーラ
処置具14のモノポーラ電極14bを患者13の処置部
位の生体組織に接触させて、フットスイッチ17をオン
する。そして、図5のフローチャートに従う出力制御を
行う。
【0021】フットスイッチ17の出力スイッチをオン
すると、高周波焼灼電源装置11が起動して、高周波電
力が発生することで、出力ON(ステップS1)とな
る。ここで、端子11a及び端子11bに接続された電
圧センサ28及び電流センサ29の検知により、出力ス
イッチがON状態であるかどうかの判断をCPU25が
行い(ステップS2)、出力スイッチがONしていない
ならば再度出力スイッチをONする。
【0022】一方、出力スイッチがON状態であるなら
ば、前記電圧センサ28及び電流センサ29の検知した
結果に基づき、モノポーラ処置具14のモノポーラ電極
14bが処置部位の生体組織に接触したかどうかの判断
をCPU25が行う(ステップS3)。ここで、モノポ
ーラ処置具14のモノポーラ電極14bが処置部位の生
体組織に接触していない場合には、再度、モノポーラ処
置具14のモノポーラ電極14bを処置部位の生体組織
に接触させて、出力スイッチをONする。
【0023】そして、CPU25の演算結果に基づき、
出力開始直後の設定より大きな初期出力が所定時間行わ
れる(ステップS4)。初期出力後、出力スイッチがO
N状態のままであれば(ステップS5)、続いて予め設
定された設定出力が行われる(ステップS6)。ここ
で、出力スイッチがOFF状態であれば、再度ステップ
S1に戻る。
【0024】設定時間、設定出力が行われた後、出力ス
イッチがON状態のままであれば(ステップS7)、も
う一度設定出力(ステップS6)が行われ、ステップS
6〜S7を繰り返す。一方、出力スイッチがOFF状態
であれば、出力OFF(ステップS8)となり、終了す
る(ステップS9)。
【0025】上述した出力制御による初期出力の出力変
化及び電圧変化の経時変化は、例えば図6に示すように
なる。尚、出力電圧は、必要最小限のアーク放電が発生
すればよいため、アーク放電発生後は定電圧制御を行っ
ている。この定電圧制御は、電圧センサ28の測定値を
A/D30を介してCPU25で読み込み、出力電圧が
一定となるように、CPU25からD/A25を介し
て、アンプ27に出力電圧制御信号を出力して制御する
ようになっている。
【0026】これにより、モノポーラ処置具14のモノ
ポーラ電極14bが組織と接触したときのインピーダン
スに基づき、所定時間、設定出力よりも大きな出力の制
御量を変化させることで、組織によらず、切開までの立
ち上がり時間が良好な初期出力を得る。また、初期イン
ピーダンスが低いときには、長い時間又は大きな初期出
力を得る。この結果、過度の放電を防ぎ、低侵襲な治療
が可能となる。
【0027】次に、上述した設定値よりも大きな出力、
又は時間の上限を設定して、必要最小限の出力と低侵襲
な治療を目的とした際の制限について説明する。切開
は、出力設定を上げれば、当然、切開能力も増加し、よ
く切れる。しかしながら、その出力に比例して、放電近
辺の組織損傷も増加することになる。このため、切開開
始までの時間を短くし、切開能力を上げることが目的で
あるが、当然、大きな出力設定のときは、制御量(出
力、時間)が小さくなる。つまり、良く切れる設定で
は、本来、出力開始直後の大きな出力は不必要である。
【0028】そのため、上述した出力制御を行うと同時
に、上記制御量に制限を設け、必要最小限のエネルギで
適切な切開、凝固が可能となるようにする。具体的に
は、出力開始直後の瞬間出力、及び時間、平均出力(=
瞬間出力×時間)を制限する。
【0029】また、電気外科手術装置の国際安全規格I
EC601−2−2には、電気外科手術装置の出力は4
00Wを超過してはならないため、400Wを制限量と
しても良い。尚、使用者により、その制限量を設定でき
るものであっても良い。
【0030】このときの電気外科手術装置を用いる制御
方法は、例えば電圧センサ28、電流センサ29の測定
値をA/Dコンバータ32を介してCPU25に入力
し、CPU25内部にある図示しないタイマによって前
記電圧センサ28、電流センサ29からの瞬間の電圧、
電流値から出力電力を算出し、もし出力電力が予め設定
した所定値に達した場合には、D/Aコンバータ26を
介してアンプ27に入力する出力制御信号を減少させ、
出力を制限するようになっている。これにより、必要最
小限のエネルギで適切な切開、凝固が可能となる。
【0031】尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。
【0032】[付記] (付記項1) 生体組織にエネルギを与えて処置する処
置用電極と、前記処置用電極に出力するエネルギを可変
可能な出力手段と、前記処置用電極が前記生体組織に接
触したとき供給するエネルギの出力を測定する出力測定
手段と、前記出力測定手段で測定した結果に基づいて、
前記生体組織のインピーダンスを演算するインピーダン
ス演算手段と、前記インピーダンス演算手段で演算した
前記生体組織の初期インピーダンスに応じて、予め設定
されている設定値のエネルギより大きな所定のエネルギ
を所定の時間出力するように前記出力手段を制御する制
御手段と、を設けたことを特徴とする電気外科手術装
置。
【0033】(付記項2) 前記出力手段を制御する制
御手段は、前記所定のエネルギ又は所定の時間の内、少
なくともいずれか1つの上限を設定する上限設定手段を
設けていることを特徴とする付記項1に記載の電気外科
手術装置。
【0034】(付記項3) 生体組織にエネルギを与え
て処置する処置用電極と、この処置用電極が前記生体組
織に接触したことを検知する検知手段と、この検知手段
の検知した検知結果により、予め設定した設定値よりも
大きな出力を所定時間及び所定量出力する出力手段と、
前記処置用電極に供給する電圧値又は電流値を測定する
測定手段と、この測定手段で測定した電圧値又は電流値
に基づき、負荷インピーダンスを演算する演算手段と、
この演算手段で演算した負荷インピーダンスに基づき、
前記出力手段を制御する制御手段と、を具備したことを
特徴とする電気外科手術装置。
【0035】(付記項4) 前記出力手段で出力される
エネルギの所定時間及び所定量の少なくとも1つを制限
する制限手段を設けたことを特徴とする付記項3に記載
の電気外科手術装置。
【0036】(付記項5) 前記所定時間及び所定量を
入力する入力手段を設けたことを特徴とする付記項4に
記載の電気外科手術装置。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、処
置組織や処置電極及び処置電極と処置組織との接触具合
によらずに、つねに出力直後の切開能力が安定する効果
を得る。また、出力開始直後の設定よりも大きな出力を
制限することで、過度の組織損傷を防ぐ、必要最小限の
エネルギで適切な切開、凝固が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態を備えた電気外科手術装
置の全体構成を説明する外観図
【図2】図1の高周波焼灼装置の内部構成を説明する説
明図であり、図2(a)は高周波焼灼装置を説明する回
路ブロック図、図2(b)は同図(a)のモノポーラ電
極の代わりに用いられるバイポーラ電極を説明する説明
【図3】設定値通りの高周波を出力した際の負荷インピ
ーダンス及び電圧の経時変化を示すグラフ
【図4】組織インピーダンスの異なる2つの組織を同一
設定で出力した際の電圧の経時変化を示すグラフ
【図5】本実施の形態の電気外科手術装置を使用した際
の出力制御を説明するフローチャート
【図6】図5のフローチャートに従った際の初期出力変
化及び電圧の経時変化を示すグラフ
【符号の説明】
10 …電気外科手術装置 11 …高周波焼灼電源装置 14 …モノポーラ処置具 16 …帰還電極 17 …フットスイッチ 22 …電源回路 23 …設定部 24 …波形発生回路 25 …CPU 26 …D/Aコンバータ 27 …アンプ 28 …電圧センサ 29 …電流センサ 31 …出力トランス 32 …A/Dコンバータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体組織にエネルギを与えて処置する処
    置用電極と、 前記処置用電極に出力するエネルギを可変可能な出力手
    段と、 前記処置用電極が前記生体組織に接触したとき供給する
    エネルギの出力を測定する出力測定手段と、 前記出力測定手段で測定した結果に基づいて、前記生体
    組織のインピーダンスを演算するインピーダンス演算手
    段と、 前記インピーダンス演算手段で演算した前記生体組織の
    初期インピーダンスに応じて、予め設定されている設定
    値のエネルギより大きな所定のエネルギを所定の時間出
    力するように前記出力手段を制御する制御手段と、を設
    けたことを特徴とする電気外科手術装置。
  2. 【請求項2】 前記出力手段を制御する制御手段は、前
    記所定のエネルギ又は所定の時間の内、少なくともいず
    れか1つの上限を設定する上限設定手段を設けているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電気外科手術装置。
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