JP3597340B2 - 工作機械の圧力ヘッド - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、BTA方式によってワークに深穴加工するため用いられる穴加工軸を圧力台によって進退及び回転自在に支持すると共に、穴加工軸の先部に連結されている深穴切削用工具に圧力台を介して高圧切削油を供給するため用いられる工作機械の圧力ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記した目的に供される工作機械の圧力ヘッドとして、図6に示す形態の工作機械の圧力ヘッドBがある。図示するように、圧力台70は、垂直コラム(図示せず)に上下方向に昇降自在に取付けられているスライドベース71の先部に前後方向に摺動自在に取付けられている。圧力台70の内部には大径の貫通孔72が前後方向に穿設されており、貫通孔72内には筒状のガイド進退筒73が前後方向に進退自在に配設されており、ガイド進退筒73の先端には、先端に深穴切削用工具74が連結されている穴加工軸75の先部を回転自在かつ進退自在に支持する工具ガイド76が取付けられている。
【0003】
スライドベース71上であって、圧力台70の後部に位置する個所には、スライドベース71に対して圧力台70を相対的に前後方向に進退するためのスライドベース進退シリンダ77が載置されており、圧力台70の内部には、圧力台70に対して相対的に工具ガイド76及び深穴切削用工具74を前後方向に移動す工具移動装置78が取付けられている。圧力台70が摺動するスライドベース71の上面には、所定のスライド位置で圧力台70をスライドベース71に固定するクランプ機構79が介設されている。
また、圧力台70及びガイド進退筒73には、外部から供給される高圧切削油を深穴切削用工具74まで供給するための切削油供給流路が形成されており、この切削油供給流路は穴加工軸75内に形成されている切削油戻り流路と穴加工軸75の先部で連通されている。
【0004】
かかる構成を有する工作機械の圧力ヘッドBを用いて、図6に示すように、ワーク80に深穴を穿設するに際しては、まず、スライドベース進退シリンダ77を駆動して圧力台70をワーク80の対向面81に向けて接近させた後、クランプ機構79を作動して、圧力台70をスライドベース71に固定する。工具移動装置78を駆動して工具ガイド76をガイド進退筒73と共に進出し、工具ガイド76の先端面をワーク80の対向面81に押し付けて当接させる。その後、ワーク80の穿設作業は、図示しない主軸ヘッドを主軸ヘッド進退装置によって進出させると共に主軸ヘッド内に設けた回転モータを回転させることによって、深穴切削用工具74を回転しながらワーク80に向けて進出して行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した工作機械の圧力ヘッドBは、未だ、以下の解決すべき課題を有していた。
即ち、上述した工作機械の圧力ヘッドBにおいては、圧力台70をスライドベース71上で摺動させることによって圧力台70を進退させるようにしているので、スライドベース71の上面に不可避的に生じる油膜等によって両者の摺動面に隙間が生じるため、工具ガイド76の先端面が偏った状態でワーク80の対向面81に押し付けられることになり、工具ガイド76が傾き、深穴切削用工具74の穴明精度を十分に確保できなかった。
【0006】
また、圧力台70とスライドベース71の摺動面に隙間が生じるため、クランプ機構79によって最終的に圧力台70をスライドベース71に固定する際にも、工具ガイド76が傾くおそれがあり、この場合も、工具ガイド76の先端面が偏った状態でワーク80の対向面81に押し付けられ、深穴切削用工具74の穴明精度を十分に確保できなかった。
さらに、工具ガイド76をワーク80に当接するために、スライドベース進退シリンダ77と工具移動装置78の二つのガイド移動装置を必要とするため、構造が複雑かつ煩雑となり、また、工作機械の圧力ヘッドBを高価なものとしていた。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、圧力台をスライドベースに一体的に固定することによって、深穴切削用工具の穴明精度を高めることができる工作機械の圧力ヘッドを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う請求項1記載の工作機械の圧力ヘッドは、垂直コラムに上下方向に摺動自在に取付けられるスライドベースの先部に取付けられ、先端に深穴切削用工具が連結されている穴加工軸の先部を回転自在かつ進退自在に支持すると共に、該深穴切削用工具に切削油を供給する工作機械の圧力ヘッドにおいて、前記圧力ヘッドが、前記スライドベースの先部に固着される圧力台と、該圧力台に設けられた大径の貫通孔内に前後方向に摺動自在に配設されるガイド進退筒と、該ガイド進退筒の先部に着脱自在に取付けられ前記深穴切削用工具を摺動自在に支持する筒状の工具ガイドと、該工具ガイドを前記ガイド進退筒と一体的に前後方向に移動させる工具ガイド移動装置とを具備し、しかも、前記圧力台の内部の中央個所には、その内面が前記貫通孔の一部を形成する切削油供給スリーブが嵌着され、該切削油供給スリーブの前後には、クランプ圧油によって半径方向に膨張・収縮して前記ガイド進退筒を任意の進退位置で前記圧力台に固定する一対のクランプリングが配設されている。
【0009】
請求項2記載の工作機械の圧力ヘッドは、請求項1記載の工作機械の圧力ヘッドにおいて、前記工具ガイド移動装置が、前記圧力台の外面に取付けられると共にその伸縮ロッドが前記圧力台の後方に向けて伸延するガイド移動シリンダと、一端が前記伸縮ロッドの伸延端に連結されると共に、他端が前記ガイド進退筒の後端に連結される連結杆とを具備する。
【0010】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
【0011】
まず、図1及び図2を参照して、本実施の形態に係る工作機械の圧力ヘッド18〜20を具備する工作機械の主軸ヘッドAの構成について説明する。
床面上に立設されている垂直コラム10の一側面に沿って単一板からなる共通サドル11が一対の案内ガイド25、26によって昇降自在に取付けられている。共通サドル11には複数の横長のスライドベース12〜14が上下方向に間隔を開けて並列状態に取付けられている。各スライドベース12〜14の前後端には、それぞれ、横長のBTA方式の穴加工軸15〜17の前後端を回転自在かつ進退自在に支持する工作機械の圧力ヘッド18〜20と主軸台21〜23とが取付けられている。穴加工軸15〜17の先端には深穴切削用工具27〜29が取付けられている。また、スライドベース12〜14の左側端には、それぞれ、主軸台進退用モータ30〜32が取付けられている。さらに、共通サドル11に、スライドベース12〜14間の間隔を調整することによって穴加工軸15〜17の軸芯間の間隔を調整可能な軸芯間調整機構24が取付けられている。
【0012】
次に、図3〜図5を参照して、本実施の形態に係る工作機械の圧力ヘッド18〜20の構成について詳細に説明する。なお、圧力ヘッド18〜20は同一の構成なので、圧力ヘッド18について以下説明する。
図3〜図5に示すように、圧力ヘッド18は、実質的に、スライドベース12の先部に固着される圧力台33と、圧力台33に設けられた大径の貫通孔34内に前後方向に摺動自在に配設されるガイド進退筒35と、ガイド進退筒35の先部に着脱自在に取付けられ深穴切削用工具27を摺動自在に支持する筒状の工具ガイド36と、工具ガイド36をガイド進退筒35と一体的に前後方向に移動させる工具ガイド移動装置37とを具備する。
【0013】
上記した基本構成を有する工作機械の圧力ヘッド18の各部の構成について、以下説明する。
図3〜図5に示すように、圧力台33は、厚肉の矩形板からなる下部固定板33aと、下部固定板33a上に一体的に連設される厚肉の円筒からなる上部支持筒33bとから形成されており、下部固定板33aは連結ボルト38によってスライドベース12の先部に固定されている。また、上部支持筒33bの内部であって、その中央個所には切削油供給スリーブ39が嵌着されており、切削油供給スリーブ39の前後をなす個所には、後述するクランプ圧油によって半径方向に膨張・収縮する一対のクランプリング40、41が嵌着されている。
【0014】
さらに、上部支持筒33bの内部であって、後方のクランプリング40の後部をなす個所には、リングピストン42が嵌着され、リングピストン42の後部をなす個所にはピストン押えフランジ43が嵌着され、ピストン押えフランジ43の外周縁部は連結ボルト44によって上部支持筒33bの後端面に連結されている。一方、前方のクランプリング41の前部をなす個所にはリング押えフランジ45が嵌着され、リング押えフランジ45は連結ボルト46によって上部支持筒33bの前端面に連結されている。
【0015】
そして、図5に示すように、上記した切削油供給スリーブ39の内面と、クランプリング40、41の内面と、リングピストン42の内面と、ピストン押えフランジ43の内面と、リング押えフランジ45の内面によって、大径の貫通孔34が形成されることになり、この貫通孔34内に以下に説明するガイド進退筒35が前後方向に進退自在に取付けられている。
図5に示すように、ガイド進退筒35は貫通孔34の内径と略同一の外径を有する長尺の中空筒体から形成され、その先部には工具ガイド36が着脱自在に嵌着されると共に、その後部には環状シール部材46aがシール押えフランジ47によって取付けられている。
【0016】
工具ガイド36は大径テーパ状の後筒部36aと、小径直筒状の先筒部36bとから形成されている。後筒部36aはガイド進退筒35に着脱自在に嵌入される。前筒部36bの前端面にはワーク当接面48が形成されており、その内面には工具案内面49が形成されている。
そして、上記したガイド進退筒35と工具ガイド36を挿通する状態で、長尺の管体からなる穴加工軸15がガイド進退筒35内に同心円的に配設されており、穴加工軸15の先部には深穴切削用工具27が取付けられている。図5に示すように、穴加工軸15は環状シール部材46aによってシールされると共に、深穴切削用工具27の外径は工具ガイド36の先筒部36bの内径と略等しくなっている。
【0017】
上記した構成によって、ガイド進退筒35内には前後端がシールされた切削油流入空間50が形成されることになり、この切削油流入空間50の後部は、ガイド進退筒35の中央部に設けられた第2切削油流入孔51と、切削油供給スリーブ39の内面に形成された環状溝部52と、ガイド進退筒35の中央部に形成された第1切削油流入孔53と、上部支持筒33bの内面の中央部に形成された環状溝部54を介して、圧力台33の前方下部に形成されている切削油供給流路55に連通されている。一方、切削油流入空間50の前部は工具ガイド36に設けられた切削油戻り流路を介して穴加工軸15内に形成されている切削油戻り流路に連通連結されている。
【0018】
また、図5に示すように、リングピストン42の後面とピストン押えフランジ43の前面との間には圧油流入室56が形成されており、圧油流入室56は、圧力台33の後方下部に形成されている圧油供給流路57に連通されている。
次に、工具ガイド36をガイド進退筒35と一体的に前後方向に移動させる工具ガイド移動装置37の構成について説明する。
【0019】
図3〜図5に示すように、圧力台33の上部支持筒33bの上面には、ガイド移動シリンダ58が搭載されており、その伸縮ロッド59は後方に向けて水平に伸縮することができる。伸縮ロッド59の先部と、ガイド進退筒35の後部とは、垂直方向に伸延する連結杆60によって連動連結されている。即ち、連結杆60の上端は伸縮ロッド59の先部に連結されると共に、その下端はガイド進退筒35の後端に連結されている。
かかる構成によって、ガイド移動シリンダ58が作動して、圧力台33に対してガイド進退筒35を進出して、工具ガイド36のワーク当接面48をワークWの壁面に押圧状態に当接することができる。
【0020】
次に、上記した構成を有する工作機械の圧力ヘッド18を用いた深穴切削作業について説明する。
図3に実線で示す待機位置にあるガイド進退筒35及び工具ガイド36を、ガイド移動シリンダ58を作動することによって前方に進出して、工具ガイド36のワーク当接面48を図3に仮想線で示すように当接させる。圧油供給流路57を通して高圧圧油を圧油流入室56内に供給することによってクランプリング40を押圧して圧縮変形し、半径方向のクランプ力を発生させる。同時に、上記した押圧力を切削油供給スリーブ39を介してクランプリング41にも伝達してクランプリング41を圧縮変形し、半径方向のクランプ力を発生させる。これらのクランプ力によって、ガイド進退筒35と工具ガイド36とは圧力台33に強力に一体化されることになる。その後、主軸台進退用モータ30と主軸台21内に内蔵されている回転モータを作動することによって穴加工軸15及びその先部に連結されている深穴切削用工具27とを一体的に回転しながら前方に進出させることによってワークWに深穴を切削することができる。
【0021】
上記した深穴切削作業において、ガイド進退筒35と工具ガイド36とが取付けられている圧力台33は従来と異なりスライドベース12に連結ボルト38によって一体的に連結されている。従って、従来技術において問題となっていた圧力台とスライドベースとの間の油膜によって生じる工具ガイドの先端面の偏当たりやクランプ機構によって最終的に圧力台をスライドベースに固定する際に生じる工具ガイドの先端面の偏当たりの心配がなくなり、深穴切削用工具27の穴明精度を十分に確保することができる。
なお、上記した深穴切削作業は、他の圧力ヘッド19、20においても同様に行うことができる。
【0022】
また、本実施の形態では、工具ガイド移動装置37は、圧力台33の外面に取付けられると共にその伸縮ロッド59が圧力台33の後方に向けて伸延するガイド移動シリンダ58と、一端が伸縮ロッド59の伸延端に連結されると共に、他端がガイド進退筒35の後端に連結される連結杆60とを具備する構成としているので、ガイド進退筒35や工具ガイド36の円滑な進退動作を阻害することなく、コンパクトな形態で圧力ヘッド18〜20に組み込むことができ、工具ガイド移動装置37の小型化を図ることができる。
【0023】
さらに、本実施の形態では、圧力台33の内部に、ガイド進退筒35を任意の進退位置で固定するクランプリング40、41が配設されているので、この面からも工具ガイド移動装置37の小型化を図ることができることになる。
【0024】
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
【0025】
【発明の効果】
請求項1、2記載の工作機械の圧力ヘッドにおいては、スライドベースに取付けられる圧力ヘッドを、スライドベースの先部に固着される圧力台と、圧力台に設けられた大径の貫通孔内に前後方向に摺動自在に配設されるガイド進退筒と、ガイド進退筒の先部に着脱自在に取付けられ深穴切削用工具を摺動自在に支持する筒状の工具ガイドと、工具ガイドをガイド進退筒と一体的に前後方向に移動させる工具ガイド移動装置とから構成している。
【0026】
このように、圧力台は従来と異なりスライドベースに一体的に連結されているので、従来技術において問題となっていた圧力台とスライドベースとの間の油膜によって生じる工具ガイドの先端面の偏当たりやクランプ機構によって最終的に圧力台をスライドベースに固定する際に生じる工具ガイドの先端面の偏当たりの心配がなくなり、深穴切削用工具の穴明精度を十分に確保することができる。
さらに、圧力台の内部に、ガイド進退筒を任意の進退位置で固定する一対のクランプリングが配設されているので、圧力ヘッドの小型化を図ることができる。
【0027】
また、請求項2記載の工作機械の圧力ヘッドにおいては、工具ガイド移動装置は、圧力台の外面に取付けられると共にその伸縮ロッドが圧力台の後方に向けて伸延するガイド移動シリンダと、一端が伸縮ロッドの伸延端に連結されると共に、他端がガイド進退筒の後端に連結される連結杆とを具備する構成としているので、ガイド進退筒や工具ガイドの円滑な進退動作を阻害することなく、コンパクトな形態で圧力ヘッドに組み込むことができ、工具ガイド移動装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る工作機械の圧力ヘッドを具備する工作機械の主軸ヘッドの正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る工作機械の圧力ヘッドの側面図である。
【図4】同正面図である。
【図5】同拡大側断面図である。
【図6】従来の工作機械の圧力ヘッドの側面図である。
【符号の説明】
A:工作機械の主軸ヘッド、W:ワーク、10:垂直コラム、11:共通サドル、12:スライドベース、13:スライドベース、14:スライドベース、15:穴加工軸、16:穴加工軸、17:穴加工軸、18:圧力ヘッド、19:圧力ヘッド、20:圧力ヘッド、21:主軸台、22:主軸台、23:主軸台、24:軸芯間調整機構、25:案内ガイド、26:案内ガイド、27:深穴切削用工具、28:深穴切削用工具、29:深穴切削用工具、30:主軸台進退用モータ、31:主軸台進退用モータ、32:主軸台進退用モータ、33:圧力台、33a:下部固定板、33b:上部支持筒、34:貫通孔、35:ガイド進退筒、36:工具ガイド、36a:後筒部、36b:先筒部、37:工具ガイド移動装置、38:連結ボルト、39:切削油供給スリーブ、40:クランプリング、41:クランプリング、42:リングピストン、43:ピストン押えフランジ、44:連結ボルト、45:リング押えフランジ、46:連結ボルト、46a:環状シール部材、47:シール押えフランジ、48:ワーク当接面、49:工具案内面、50:切削油流入空間、51:第2切削油流入孔、52:環状溝部、53:第1切削油流入孔、54:環状溝部、55:切削油供給流路、56:圧油流入室、57:圧油供給流路、58:ガイド移動シリンダ、59:伸縮ロッド、60: 連結杆
Claims (2)
- 垂直コラムに上下方向に摺動自在に取付けられるスライドベースの先部に取付けられ、先端に深穴切削用工具が連結されている穴加工軸の先部を回転自在かつ進退自在に支持すると共に、該深穴切削用工具に切削油を供給する工作機械の圧力ヘッドにおいて、
前記圧力ヘッドが、前記スライドベースの先部に固着される圧力台と、該圧力台に設けられた大径の貫通孔内に前後方向に摺動自在に配設されるガイド進退筒と、該ガイド進退筒の先部に着脱自在に取付けられ前記深穴切削用工具を摺動自在に支持する筒状の工具ガイドと、該工具ガイドを前記ガイド進退筒と一体的に前後方向に移動させる工具ガイド移動装置とを具備し、
しかも、前記圧力台の内部の中央個所には、その内面が前記貫通孔の一部を形成する切削油供給スリーブが嵌着され、該切削油供給スリーブの前後には、クランプ圧油によって半径方向に膨張・収縮して前記ガイド進退筒を任意の進退位置で前記圧力台に固定する一対のクランプリングが配設されていることを特徴とする工作機械の圧力ヘッド。 - 前記工具ガイド移動装置が、前記圧力台の外面に取付けられると共にその伸縮ロッドが前記圧力台の後方に向けて伸延するガイド移動シリンダと、一端が前記伸縮ロッドの伸延端に連結されると共に、他端が前記ガイド進退筒の後端に連結される連結杆とを具備することを特徴とする請求項1記載の工作機械の圧力ヘッド。
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JP11613297A JP3597340B2 (ja) | 1997-04-19 | 1997-04-19 | 工作機械の圧力ヘッド |
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