JP3597296B2 - 液体吐出容器 - Google Patents

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    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/02Membranes or pistons acting on the contents inside the container, e.g. follower pistons
    • B05B11/026Membranes separating the content remaining in the container from the atmospheric air to compensate underpressure inside the container

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポンプ式の液体吐出容器に係る。
【0002】
【従来の技術】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、実開平4−132064号公報が示すようなヘッド押下げ式のポンプ式吐出容器が知られている。該容器は、下端を着脱可能な底蓋で閉塞させた胴部上端から口頸部を起立した外容器体と、該外容器体胴部内へ収納させた袋状胴部上端から外容器体口頸部内を通って上方へ吐出筒を起立させ、該吐出筒上部に外向きフランジを付設した袋状内容器と、上記外向きフランジと外容器体口頸部上端との間の吐出筒部分へC字形板部を強制引き抜き可能に嵌合させると共に、該C字形板部の上面内周部を上記外向きフランジ下面へ、かつC字形板部下面を口頸部上端面へ、それぞれ係合させ、また、そのC字形板部の上面外周部に摘み部を付設した支持板と、容器体口頸部に螺合させた装着筒から上記吐出筒を通して袋状体内へシリンダを垂設し、該シリンダ内面から上方へ付勢させてノズル付きヘッドを上端部に有する作動部材を起立するヘッド押下げ式のポンプとで形成し、その袋状内容器の交換は、外容器体からポンプおよび底蓋を取り外し、かつC字形板部を強制引き抜きして、外容器体内から袋状内容器を取り出し、次いで、外容器体内へ交換用の袋状内容器を収容させ、かつ該袋状内容器の吐出筒外面へC字形板部を強制嵌合させることで行っている。
【0003】
しかしながら、袋状内容器は肉薄で柔軟であるため扱い難く、袋状内容器を交換する際、吐出筒がぐらついて容器体口頸部内へ円滑に嵌合できず、袋状内容器を交換するのに手数を要することがあった。また、収納物吐出により袋状内容器が収縮するが、該収縮の過程で袋状内容器の壁面間に収納物が吸上げ不能に残存して無駄となることがあった。
【0004】
請求項1の容器は、袋状内容器を容易に交換できるよう設けた。
請求項2の容器は、上記請求項1の容器が有する解決課題の他に、袋状内容器の収納物を残らず吐出できるよう設けた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、有底の第1胴部2上端から起立する第1口頸部3中間部に第1,第2外向きフランジ4,5を間隔を設けて上下に付設した可撓性に富む袋状の内容器体1と、該内容器体の第1口頸部3の上部外面に嵌合させた装着筒14から内容器体1内へシリンダ15を垂下すると共に、該シリンダ内面へ嵌合させかつ上方付勢された筒状ピストンからステムを起立し、該ステム上端にノズル付きヘッド16を装着させたヘッド押下げ式のポンプ13と、上記内容器体1外面に、有底の第2胴部23上端から第2口頸部24を起立した外容器体を左右に切り離して嵌合させると共に、その第2口頸部24上端を上記第1外向きフランジ4下面へ、かつ第2口頸部24下端を上記第2外向きフランジ5上面へ、それぞれ係合させ、また、左右両外容器体部分20a,20bの切り離し部周縁にそれぞれ付設した第3外向きフランジ状壁21, 21を相互に当接させ、かつ、前後いずれか一方に定めた側の第3外向きフランジ状壁21, 21側縁をヒンジ22を介して相互に結合させた肉薄の外容器体20と、該外容器体の底壁を、リング部27内面に複数架設されかつ少なくとも一つを前後直径方向に設けた補強板部28a,28b上面へ載置させ、また、上記リング部27の外面前後両部から柱部29, 29を起立して、これ等柱部上端間に架設した左右一対の半円形帯状部30, 30を上記外容器体20の第2胴部23上端部外面へ嵌合させ、更に、上記両柱部29, 29および前後直径方向の補強板部28aに穿設した凹溝31, 31内へ上記第3外向きフランジ状壁21, 21を強制引き抜き可能にそれぞれ嵌合させた枠状体25とで形成した。
【0006】
第2の手段として、有底の第1胴部2上端から第1口頸部3を起立し、また、該第1口頸部下部および第1胴部2の各壁面前後両側に第1外向きフランジ状壁10を、かつ底壁下面に前後方向の第2外向きフランジ状壁11を、それぞれ付設した可撓性に富む袋状の内容器体1と、該内容器体の第1口頸部3外面に嵌合させた装着筒14から内容器体1内へシリンダ15を垂下すると共に、該シリンダ内面へ嵌合させかつ上方付勢された筒状ピストンからステムを起立し、該ステム上端にノズル付きヘッド16を装着させたヘッド押下げ式のポンプ13と、上記内容器体1外面に、有底の第2胴部23上端から第2口頸部24を起立した外容器体を左右に切り離して嵌合させ、また、左右両外容器体部分20a,20bの切り離し部周縁にそれぞれ付設した第3外向きフランジ状壁21, 21で上記第1,第2外向きフランジ状壁10, 11を挟持させ、かつ、前後いずれか一方に定めた側の第3外向きフランジ状壁21, 21側縁をヒンジ22を介して相互に結合させた肉薄の外容器体20と、該外容器体の底壁を、リング部27内面に複数架設されかつ少なくとも一つを前後直径方向に設けた補強板部28a,28b上面へ載置させ、また、上記リング部27の外面前後両部から柱部29, 29を起立して、これ等柱部上端間に架設した左右一対の半円形帯状部30, 30を上記外容器体20の第2胴部23上端部外面へ嵌合させ、更に、上記両柱部29, 29および前後直径方向の補強板部28aに穿設した凹溝31, 31内へ上記各外向きフランジ状壁10,11 21を強制引き抜き可能にそれぞれ嵌合させた枠状体25とで形成した。
【0007】
【発明の実施の形態】
第1実施形態(図1〜図3)
1は可撓性に富む袋状の内容器体であり、該内容器体は、有底の第1胴部2上端から肩部を介して第1口頸部3を起立し、該第1口頸部中間部に第1,第2外向きフランジ4,5を間隔を設けて上下に付設し、かつ第1外向きフランジ4上方の第1口頸部部分外面に螺条を周設し、また、第1胴部2、肩部および第1口頸部3下部の各壁面前後両側に第1外向きフランジ状壁10を、かつ第1胴部2下端の底壁下面に前後方向の第2外向きフランジ状壁11を、それぞれ付設している。
【0008】
13はヘッド押下げ式のポンプであり、該ポンプは、公知であるので簡単に説明すると、上記第1外向きフランジ4上方の第1口頸部部分外面に螺合させた装着筒14から上記内容器体1内へシリンダ15を垂下すると共に、該シリンダ内面に嵌合させかつ上方付勢された筒状ピストンからステムを起立し、該ステム上端にノズル付きヘッド16を装着させ、また、シリンダ15下端から垂設する筒部17内面へ棒状部18上端部を嵌着させている。該棒状部は、内容器体1内収納物をシリンダ15へ案内するもので、横断面形状を十字形とすることで、収納物吐出により内容器体1が収縮して棒状部18外面に密着して吐出の妨げとならないよう形成している。
【0009】
20は肉薄の外容器体であり、該外容器体は、図1が示す状態に成形され、左右に切り離した両外容器体部分20a,20bの切り離し部周縁に第3外向きフランジ状壁21, 21をそれぞれ付設すると共に、前後いずれか一方に定めた側の第3外向きフランジ状壁側縁をヒンジ22を介して相互に結合させ、該状態から、左右両外容器体部分20a,20bの一方へ上記内容器体1の一半部を嵌合させ、かつ上記ヒンジ22を中心に他方の外容器体部分を回動させることで、上記内容器体1の他半部を嵌合させ、かつ該状態では、有底の第2胴部23上端から肩部を介して起立する第2口頸部24上端を上記内容器体1の第1外向きフランジ4下面へ、かつ第2口頸部24下端を上記内容器体1の第2外向きフランジ5上面へ、それぞれ係合させている。
【0010】
25は枠状体であり、該枠状体は、リング部27内面に補強板部28a,28bを、複数かつ少なくとも一つを前後直径方向に架設して、それ等補強板部上面へ上記外容器体20の底壁を載置させると共に、上記リング部27の外面前後両部から柱部29, 29を起立して、これ等柱部上端間に架設した左右一対の半円形帯状部30, 30を上記外容器体20の第2胴部23上端部外面へ嵌合させ、また、上記両柱部29, 29および前後直径方向の補強板部28aに穿設した凹溝31, 31内へ既述第3外向きフランジ状壁21, 21を強制引き抜き可能に嵌合させている。
【0011】
内容器体1の交換は以下のように行われ、図2が示す状態から、枠状体25の凹溝31, 31内から外容器体20の第3外向きフランジ状壁21, 21を強制引き抜きして枠状体25を取り外し、かつ該状態からヒンジ22を中心に一方外容器体部分を回動させて内容器体1を取り出し、更にポンプ13を取り外して交換用の内容器体1へ装着させ、かつ該内容器体を外容器体20内へ嵌合させ、最後に、枠状体25の凹溝31, 31内へ外容器体20の第3外向きフランジ状壁21, 21を嵌合させる。
【0012】
第2実施形態(図4, 図5)
本実施形態については、第1実施形態と相違する構造のみ説明する。内容器体1は、第1口頸部3外面に第1, 第2外向きフランジ4, 5を付設することを省略し、かつ第1口頸部3を第1実施形態に比して起立高を低くし、該第1口頸部下部の小外径部外面を外容器体20の第2口頸部24内へ嵌合させ、また、内容器体1の第1,第2外向きフランジ状壁10, 11を外容器体20の第3外向きフランジ状壁21, 21で挟持させ、更に、枠状部25の補強板部28aおよび柱部29, 29の各凹溝31, 31を第1実施形態と比して巾広に形成して、図5が示すように、両凹溝内に、各外向きフランジ状壁10,11、21を強制引き抜き可能に嵌合させている。
【0013】
本実施形態では、内容器体1の第1, 第2外向きフランジ4, 5を外容器体20の第3外向きフランジ状壁21, 21で挟持させたので、収納物を吐出させると、内容器体1が左右方向に潰れて、最終的には平板状に収縮することになる。
【0014】
【発明の効果】
本発明は上記構成とするものであり、請求項1記載の容器は、内容器体1外面に、外容器体20を左右に切り離して嵌合させて、該外容器体の第2口頸部24上端を内容器体1の第1外向きフランジ4下面へ、かつ第2口頸部24下端を内容器体1の第2外向きフランジ5上面へ、それぞれ係合させ、また、左右両外容器体部分20a,20bの切り離し部周縁に付設した第3外向きフランジ状壁21, 21を相互に当接させ、かつ、前後いずれか一方に定めた側の第3外向きフランジ状壁21, 21側縁をヒンジ22を介して結合させ、更に、枠状体25のリング部27内面に架設した補強板部28aと、リング部27の外面前後両部から起立する柱部29, 29に、それぞれ凹溝31, 31を穿設して、これ等凹溝内へ外容器体20の第3外向きフランジ状壁21, 21を強制引き抜き可能に嵌合させたから、凹溝31, 31内から外容器体20の第3外向きフランジ状壁21, 21を強制引き抜きして、枠状体25から外容器体20を取り外し、かつ該状態からヒンジ22を中心に一方外容器体部分を回動させることで、内容器体1を容易に取り出すことができ、また、該状態からポンプ13を装着させて交換用の内容器体1を外容器体20内へ嵌合させ、かつ枠状体25の凹溝31, 31内へ外容器体20の第3外向きフランジ状壁21, 21を嵌合させることで、内容器体1の交換が完了することになり、内容器体1が扱い易くて交換が容易となり、また、外容器体20の第3外向きフランジ状壁21, 21を枠状体25の凹溝31, 31内へ嵌合させたから、枠状体25を外容器体20を確実に取付けることができる。
【0015】
請求項2記載の容器は、内容器体1の第1口頸部3下部および第1胴部2の各壁面前後両側に第1外向きフランジ状壁10を、かつ内容器体1の底壁下面に前後方向の第2外向きフランジ状壁11を、それぞれ付設し、また、内容器体1外面に外容器体20を左右に切り離して嵌合させ、左右両外容器体部分20a,20bの切り離し部周縁に付設した第3外向きフランジ状壁21, 21で第1,第2外向きフランジ状壁10, 11を挟持させ、かつ、前後いずれか一方に定めた側の第3外向きフランジ状壁21, 21側縁をヒンジ22を介して相互に結合させ、更に、枠状体25のリング部27内面に架設した補強板部28aと、リング部27の外面前後両部から起立する柱部29, 29に、それぞれ凹溝31, 31を穿設して、
これ等凹溝内へ各外向きフランジ状壁10,11、21を強制引き抜き可能に嵌合させたから、請求項1の効果を有し、かつ外容器体20の第3外向きフランジ状壁21, 21で内容器体1の第1,第2外向きフランジ状壁10, 11を挟持させたから、収納物を吐出させると、内容器体1が左右方向に潰れて、最終的には平板状に収縮することとなり、よって、内容器体1内の収納物を残らず吐出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明容器の第1実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】同実施形態の斜視図である。
【図3】同実施形態の拡大部分横断面図である。
【図4】本発明容器の第2実施形態の内容器体の斜視図である。
【図5】同実施形態の拡大部分横断面図である。
【符号の説明】
1…内容器体 13…ポンプ 20…外容器体
25…枠状体

Claims (2)

  1. 有底の第1胴部2上端から起立する第1口頸部3中間部に第1,第2外向きフランジ4,5を間隔を設けて上下に付設した可撓性に富む袋状の内容器体1と、該内容器体の第1口頸部3の上部外面に嵌合させた装着筒14から内容器体1内へシリンダ15を垂下すると共に、該シリンダ内面へ嵌合させかつ上方付勢された筒状ピストンからステムを起立し、該ステム上端にノズル付きヘッド16を装着させたヘッド押下げ式のポンプ13と、上記内容器体1外面に、有底の第2胴部23上端から第2口頸部24を起立した外容器体を左右に切り離して嵌合させると共に、その第2口頸部24上端を上記第1外向きフランジ4下面へ、かつ第2口頸部24下端を上記第2外向きフランジ5上面へ、それぞれ係合させ、また、左右両外容器体部分20a,20bの切り離し部周縁にそれぞれ付設した第3外向きフランジ状壁21, 21を相互に当接させ、かつ、前後いずれか一方に定めた側の第3外向きフランジ状壁21, 21側縁をヒンジ22を介して相互に結合させた肉薄の外容器体20と、該外容器体の底壁を、リング部27内面に複数架設されかつ少なくとも一つを前後直径方向に設けた補強板部28a,28b上面へ載置させ、また、上記リング部27の外面前後両部から柱部29, 29を起立して、これ等柱部上端間に架設した左右一対の半円形帯状部30, 30を上記外容器体20の第2胴部23上端部外面へ嵌合させ、更に、上記両柱部29, 29および前後直径方向の補強板部28aに穿設した凹溝31, 31内へ上記第3外向きフランジ状壁21, 21を強制引き抜き可能にそれぞれ嵌合させた枠状体25とで形成した形成した液体吐出容器。
  2. 有底の第1胴部2上端から第1口頸部3を起立し、また、該第1口頸部下部および第1胴部2の各壁面前後両側に第1外向きフランジ状壁10を、かつ底壁下面に前後方向の第2外向きフランジ状壁11を、それぞれ付設した可撓性に富む袋状の内容器体1と、該内容器体の第1口頸部3外面に嵌合させた装着筒14から内容器体1内へシリンダ15を垂下すると共に、該シリンダ内面へ嵌合させかつ上方付勢された筒状ピストンからステムを起立し、該ステム上端にノズル付きヘッド16を装着させたヘッド押下げ式のポンプ13と、上記内容器体1外面に、有底の第2胴部23上端から第2口頸部24を起立した外容器体を左右に切り離して嵌合させ、また、左右両外容器体部分20a,20bの切り離し部周縁にそれぞれ付設した第3外向きフランジ状壁21, 21で上記第1,第2外向きフランジ状壁10, 11を挟持させ、かつ、前後いずれか一方に定めた側の第3外向きフランジ状壁21, 21側縁をヒンジ22を介して相互に結合させた肉薄の外容器体20と、該外容器体の底壁を、リング部27内面に複数架設されかつ少なくとも一つを前後直径方向に設けた補強板部28a,28b上面へ載置させ、また、上記リング部27の外面前後両部から柱部29, 29を起立して、これ等柱部上端間に架設した左右一対の半円形帯状部30, 30を上記外容器体20の第2胴部23上端部外面へ嵌合させ、更に、上記両柱部29, 29および前後直径方向の補強板部28aに穿設した凹溝31, 31内へ上記各外向きフランジ状壁10,11、21を強制引き抜き可能にそれぞれ嵌合させた枠状体25とで形成した液体吐出容器。
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