JP3596967B2 - 建設機械の油圧駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は油圧ショベルなどの建設機械に備えられる油圧駆動装置に係わり、特に、複数のアクチュエータの複合駆動に適した建設機械の油圧駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数のアクチュエータの複合駆動に適した建設機械の油圧駆動装置の従来技術として特開平4−194405号公報に記載のものがある。特開平4−194405号公報に記載の発明をベースにした従来技術を図4により説明する。
【0003】
図4において、この油圧駆動装置は、エンジン等(図示せず)の原動機によって駆動される油圧ポンプ1,2と、この油圧ポンプ1,2が吐出する圧油によって駆動されるブーム、アーム、バケット等の作業機械や旋回、走行装置用のアクチュエータ3a,3b,3c及び4a,4b,4cと、油圧ポンプ1,2からアクチュエータ3a,3b,3c及び4a,4b,4cに圧油を供給するための方向流量制御弁5a,5b,5c及び6a,6b,6cと、アクチュエータ3a,3b,3c及び4a,4b,4cへの圧油供給を負荷補償するための圧力制御弁7a,7b,7c及び8a,8b,8cと、油圧ポンプ1,2の吐出回路9,10を連通する合流弁11とを備えている。
【0004】
上記構成において、油圧ポンプ1の吐出圧油は、吐出回路9から方向流量制御弁5a,5b,5cに導かれており、方向流量制御弁5a,5b,5cに対応した操作弁(図示せず)を操作することにより、方向流量制御弁が開口し、圧油は圧力制御弁7a,7b,7cを経て、各アクチュエータ3a,3b,3cを作動させる。ここで、圧力制御弁7a,7b,7cの一方には、方向流量制御弁5a,5b,5cと圧力制御弁7a,7b,7c間の圧力を開方向に付加し、他方には、チェック弁13a,13b,13cにより検出され、最高負荷圧検出回路12に導かれたアクチュエータ3a,3b,3cの最高負荷圧PLmax1を閉方向に付与されている。したがって、方向流量制御弁5a,5b,5cと圧力制御弁7a,7b,7c間のそれぞれの圧力は最高負荷圧力PLmax1と同じになるよう制御されることになる。
【0005】
一方、油圧ポンプ1の容量制御部14には、前記最高負荷圧力PLmax1と油圧ポンプ1の吐出圧力が導かれており、最高負荷圧力PLmax1より所定値ΔPLS1だけ高めのポンプ吐出圧Ps1とする様に、ポンプ容量は制御される。この結果、ポンプ吐出圧Ps1と最高負荷圧力PLmax1の差圧、つまり方向流量制御弁5a,5b,5cの絞り開口部の前後差圧は、常に一定に制御され、方向流量制御弁5a,5b,5cの開口面積に応じた流量が負荷圧に依らず、アクチュエータ3a,3b,3cに供給されることになる。
【0006】
また、油圧ポンプ2の吐出回路10に接続された方向流量制御弁6a,6b,6cの作動により、油圧ポンプ2の吐出圧油はこれら方向流量制御弁と圧力制御弁8a,8b,8cを経て各アクチュエータ4a,4b,4cを作動させる。この時の圧力制御弁8a,8b,8cの動作や油圧ポンプ2の容量制御は、油圧ポンプ1について述べたのと同様である。
【0007】
合流弁11は、特開平4−194405に開示されている様に、アクチュエータ3a,3b,3c及び4a,4b,4cの操作レバー(図示せず)のON、OFF検出手段、あるいは油圧ポンプ1,2の吐出圧力検出手段による検出結果に基づいてON状態とする構成としている。合流弁11がONすると、油圧ポンプ1の吐出回路9と油圧ポンプ2の吐出回路10を連結するとともに、最高負荷圧検出回路12と最高負荷圧検出回路15を連結することにより、油圧ポンプ1,2の合計出力で、アクチュエータを駆動する。
【0008】
このようにして、油圧ポンプ1,2が過剰に出力してエネルギーを無駄に消費したり、あるいは油圧ポンプ1,2の合計出力を十分に活用することができずアクチュエータの動きが遅くなるといった不具合の発生を防止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示す従来技術は、合流弁11がOFF状態においては、油圧ポンプ1の吐出回路9に接続されたアクチュエータ3a,3b,3cと油圧ポンプ2の吐出回路10に接続されたアクチュエータ4a,4b,4cは、それぞれ油圧ポンプ1の吐出圧Ps1と最高負荷圧力PLmax1の差圧ΔPLS1(=Ps1−PLmax1)、及び油圧ポンプ2の吐出圧Ps2と最高負荷圧力PLmax2と差圧ΔPLS2(=Ps2−PLmax2)に見合った供給流量で作動している。この時、ΔPLS1≒ΔPLS2に制御されている。この構成で、全アクチュエータ3a,3b,3c,4a,4b,4cを作動させる複合操作を想定して、各操作レバー量に対応した各方向流量制御弁5a,5b,5c,6a,6b,6cの開口面積を設定したとする。この場合、アクチュエータ3b,4b,4cの複合操作時にアクチュエータ3bの動作に対してアクチュエータ4bの動作を速くしたい作業では、アクチュエータ4bに対応する操作レバーを通常より大きく操作しなければならない。このように作業状況によっては複合操作がし難いという問題があった。
【0010】
本発明の目的は、作業状況に応じてアクチュエータ相互間の流量特性を変化させ、複合操作性に優れた建設機械の油圧駆動装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)上記課題を解決するため、本発明は、少なくとも2つの第1及び第2の油圧ポンプと、前記第1の油圧ポンプから供給される圧油によって駆動される第1のアクチュエータ群と、前記第2の油圧ポンプから供給される圧油によって駆動される第2のアクチュエータ群と、前記第1のアクチュエータ群に供給される圧油を制御する第1の流量制御弁群と、前記第2のアクチュエータ群に供給される圧油を制御する第2の流量制御弁群と、前記第1の流量制御弁群と前記第1のアクチュエータ群との間に設けられ、第1の流量制御弁群の下流圧が第1のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力と同じになるように制御する第1の圧力制御弁群と、前記第2の流量制御弁群と前記第2のアクチュエータ群との間に設けられ、第2の流量制御弁群の下流圧が第2のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力と同じになるように制御する第2の圧力制御弁群とを備え、前記第1の油圧ポンプは前記第1のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力よりもポンプ吐出圧が高くなるよう制御され、前記第2の油圧ポンプは前記第2のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力よりもポンプ吐出圧が高くなるよう制御される建設機械の油圧駆動装置において、前記第1及び第2のアクチュエータ群の操作状態を検出する検出手段と、前記操作状態の検出結果に基づいて前記第1及び第2の油圧ポンプの制御用の第1及び第2の目標差圧を設定する目標差圧設定手段と、前記第1の油圧ポンプの吐出圧が前記第1のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力よりも前記第1の目標差圧だけ高くなるようにポンプ容量を制御する第1のポンプ容量制御手段と、前記第2の油圧ポンプの吐出圧が前記第2のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力よりも前記第2の目標差圧だけ高くなるようにポンプ容量を制御する第2のポンプ容量制御手段とを備え、前記目標差圧設定手段は、前記検出手段により前記第1のアクチュエータ群のうちの特定のアクチュエータと前記第2のアクチュエータ群のうちの特定のアクチュエータの複合操作が検出されると、前記第1の目標差圧と前記第2の目標差圧を異なる値に設定するものとする。
【0012】
以上のように構成した本発明においては、第1及び第2のアクチュエータ群が操作されると、その操作状態は操作状態検出手段により検出され、目標差圧設定手段は、その操作状態検出手段の検出結果を基に、第1及び第2の油圧ポンプの制御用の第1及び第2の目標差圧を設定し、第1及び第2のポンプ容量制御手段は、それぞれのポンプ吐出圧と最高負荷圧の差圧が第1及び第2の目標差圧となるようにポンプ容量を制御する。ここで、通常は(第1のアクチュエータ群のうちの特定のアクチュエータと第2のアクチュエータ群のうちの特定のアクチュエータの複合操作が検出されない場合は)、第1の目標差圧ΔPLS1と第2の目標差圧ΔPLS2は、Δ LS1≒ΔPLS2≒ΔPLSとして制御されている。したがって、第1の流量制御弁群及び第2の流量制御弁群の各流量制御弁の前後差圧は、いずれもΔPLSに制御され、それぞれの流量制御弁の絞り開口面積とΔPLSで決定される圧油が各アクチュエータに供給される。一方、設定された作業状態においては(第1のアクチュエータ群のうちの特定のアクチュエータと第2のアクチュエータ群のうちの特定のアクチュエータの複合操作が検出された場合は)、ΔPLS1=ΔPLS2±α(αは、任意の定数)に制御される。例えば、ある作業状態においてΔPLS1≒ΔPLS、ΔPLS2≒ΔPLS+αとなるようにそれぞれのポンプ容量が制御される。この場合、第1の流量制御弁群の各流量制御弁の前後差圧は、第2の流量制御弁群の各流量制御弁の前後差圧よりα分大きく制御される。したがって、操作手段の操作量に対する第1のアクチュエータ群の各アクチュエータへの供給流量は、第2のアクチュエータ群の各アクチュエータへの供給流量に対して、相対的に通常時よりも多くなる。すなわち、作業状況に応じてアクチュエータ相互間の流量特性が変化し、第1のアクチュエータ群のアクチュエータ速度は、第2のアクチュエータ群のアクチュエータ速度に対して、相対的に通常時よりも速くなることになる。この結果、第1のアクチュエータ群のアクチュエータと第2のアクチュエータ群のアクチュエータを複合操作して、機械を作動させる時、その作業状態に見合った複合操作性が得られ、作業効率が向上する。
【0015】
)また、上記課題を解決するため、本発明は、少なくとも2つの第1及び第2の油圧ポンプと、前記第1の油圧ポンプから供給される圧油によって駆動される第1のアクチュエータ群と、前記第2の油圧ポンプから供給される圧油によって駆動される第2のアクチュエータ群と、前記第1のアクチュエータ群に供給される圧油を制御する第1の流量制御弁群と、前記第2のアクチュエータ群に供給される圧油を制御する第2の流量制御弁群と、前記第1の流量制御弁群と前記第1のアクチュエータ群との間に設けられ、第1の流量制御弁群の下流圧が第1のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力と同じになるように制御する第1の圧力制御弁群と、前記第2の流量制御弁群と前記第2のアクチュエータ群との間に設けられ、第2の流量制御弁群の下流圧が第2のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力と同じになるように制御する第2の圧力制御弁群と、前記第1の油圧ポンプの吐出回路と前記第2の油圧ポンプの吐出回路とを連通、遮断する合流弁とを備え、前記第1の油圧ポンプは前記第1のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力よりもポンプ吐出圧が高くなるよう制御され、前記第2の油圧ポンプは前記第2のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力よりもポンプ吐出圧が高くなるよう制御される建設機械の油圧駆動装置において、前記第1及び第2のアクチュエータ群の操作状態を検出する検出手段と、前記検出手段で前記第1のアクチュエータ群のうちの特定のアクチュエータと前記第2のアクチュエータ群のうちの特定のアクチュエータとが操作されたことが検出され、かつ前記合流弁が遮断状態にあるときに、前記第1及び第2の油圧ポンプの制御用の第1及び第2の目標差圧を異なる値に設定する目標差圧設定手段と、前記第1の油圧ポンプの吐出圧が前記第1のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力よりも前記第1の目標差圧だけ高くなるようにポンプ容量を制御する第1のポンプ容量制御手段と、前記第2の油圧ポンプの吐出圧が前記第2のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力よりも前記第2の目標差圧だけ高くなるようにポンプ容量を制御する第2のポンプ容量制御手段とを備えるものとする。
【0016】
これにより、合流弁をONにして第1の油圧ポンプの吐出回路と第2の油圧ポンプの吐出回路を連通させれば、第1及び第2の油圧ポンプの合計出力を十分に活用することができるとともに、合流弁をOFFにして第1の油圧ポンプの吐出回路と第2の油圧ポンプの吐出回路を遮断したときには、上記(1),(2)で述べたように、作業状況に応じてアクチュエータ相互間の流量特性を変化させ、優れた複合操作性が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1〜図3により説明する。
【0018】
図1において、本実施形態の油圧駆動装置は、図示しない同一の原動機によって駆動される第1及び第2の油圧ポンプ21,22と、第1の油圧ポンプ21に並列接続され、第1の油圧ポンプ21が吐出する圧油によって駆動される旋回用アクチュエータ3a、アーム用アクチュエータ3b、左走行用アクチュエータ3cを含む第1のアクチュエータ群と、第2の油圧ポンプ22に並列接続され、第2の油圧ポンプ22が吐出する圧油によって駆動される右走行用アクチュエータ4a、バケット用アクチュエータ4b、ブーム用アクチュエータ4cを含む第2のアクチュエータ群と、第1の油圧ポンプ21からアクチュエータ3a,3b,3cに供給される圧油を制御する方向流量制御弁5a,5b,5cを含む第1の方向流量制御弁群と、第2の油圧ポンプ22からアクチュエータ4a,4b,4cに供給される圧油を制御する方向流量制御弁6a,6b,6cを含む第2の方向流量制御弁群と、アクチュエータ3a,3b,3cへ供給される圧油の制御を負荷補償するための圧力制御弁7a,7b,7cを含む第1の圧力制御弁群と、アクチュエータ4a,4b,4cへ供給される圧油の制御を負荷補償するための圧力制御弁8a,8b,8cを含む第2の圧力制御弁群と、第1及び第2の油圧ポンプ21,22の吐出回路9,10を連通、遮断する合流弁11とを備えている。
【0019】
圧力制御弁7a,7b,7cの一方の駆動部には、方向流量制御弁5a,5b,5cと圧力制御弁7a,7b,7c間の圧力を開方向に付加し、他方の駆動部には、チェック弁13a,13b,13cにより検出され、最高負荷圧検出回路12に導かれたアクチュエータ3a,3b,3cの最高負荷圧PLmax1を閉方向に付与されている。
【0020】
圧力制御弁8a,8b,8cの一方の駆動部には、方向流量制御弁6a,6b,6cと圧力制御弁8a,8b,8c間の圧力を開方向に付加し、他方の駆動部には、チェック弁16a,16b,16cにより検出され、最高負荷圧検出回路15に導かれたアクチュエータ4a,4b,4cの最高負荷圧PLmax2を閉方向に付与されている。
【0021】
図2において、操作装置31,32,33はアクチュエータ3a,3b,3c及び4a,4b,4cを作動させるための指令電気信号を発生し、この指令電気信号は電油変換器34,35,36により指令油圧信号39a,39b,40a,40b,41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bに変換され、これらの指令油圧信号はそれぞれ対応する方向流量制御弁5a,5b,5c及び6a,6b,6cに導かれ、これら方向流量制御弁の流れ方向と絞り開度を調整する。
【0022】
また、本実施形態の油圧駆動装置は、吐出回路9,10の圧力を検出するポンプ吐出圧検出器23,24と、最高負荷圧検出回路12,15の圧力を検出する最高負荷圧検出器25,26と、操作装置31,32,33の操作のON、OFF状態や操作量を検出する操作状態検出器37と、その検出結果と予め設定記憶された操作状態と各アクチュエータのに対する流量特性に基づき第1及び第2の油圧ポンプ21,22を制御するための第1及び第2の目標差圧を設定する目標差圧設定器38と、前記ポンプ吐出圧検出器23,24及び最高負荷圧検出器25,26の検出結果と目標差圧設定器38で設定された第1及び第2の目標差圧とに基づいて、第1及び第2の油圧ポンプ21,22の容量を制御するための制御信号を生成するポンプ容量制御器27,28と、その制御信号が送られ第1及び第2の油圧ポンプ21,22の容量を制御するレギュレータ29,30とを備えている。
【0023】
合流弁11は、特開平4−194405号公報に開示されている様に、アクチュエータ3a,3b,3c及び4a,4b,4cの操作装置31,32,33のON、OFF検出手段(本実施形態では操作状態検出器37)、あるいは第1及び第2の油圧ポンプ21,22の吐出圧検出手段(本実施例ではポンプ吐出圧検出器23,24)による検出結果に基づいてON状態とする構成としている。合流弁11がONすると、第1の油圧ポンプ1の吐出回路9と油圧ポンプ2の吐出回路10を連結するとともに、最高負荷圧検出回路12と最高負荷圧検出回路15を連結することにより、第1及び第2の油圧ポンプ21,22の合計出力で、各アクチュエータを駆動する。
【0024】
また、吐出回路9,10にはポンプ吐出圧の上限を規制するリリーフ弁50,51とポンプ吐出圧力と最高負荷圧力との差が所定値を越えないように制御するアンロード弁52,53とが設けられ、最高負荷圧検出回路12,15には検出された最高負荷圧の上限を規制するリリーフ弁54,55が設けられている。
【0025】
目標差圧設定器38は操作状態検出器37によりアクチュエータ3a,3b,3cのうちの特定のアクチュエータとアクチュエータ4a,4b,4cのうちの特定のアクチュエータの複合操作が検出されると、第1の目標差圧と第2の目標差圧を異なる値に設定するものである。
【0026】
図3にその処理手順の一例を示す。図3の例は、掘削した土をダンプに積み込むときに生じる旋回−ブーム上げ作業や、地面を水平にならす水平引きと称するアームクラウド−ブーム上げ作業時に適用されるものである。
【0027】
図3において、操作状態検出器37からの信号に基づき、合流弁11がONする合流状態か合流弁11がOFFする分流状態かを判別し(スッテプ100)、分流状態の時に旋回操作あるいはアームクラウド操作がON状態であるかを判別する(スッテプ101,102)。旋回操作あるいはアームクラウド操作がONの場合、ブーム上げ操作量が予め規定した操作量εよりも大きいかどうかを判別し(スッテプ103)、ブーム上げ操作量が予め規定した操作量εよりも大きいときには、ブーム用アクチュエータ4cに流体を供給する第2の油圧ポンプ22のロードセンシング設定差圧、すなわち第2の目標差圧ΔPLS2を第1の油圧ポンプ21のロードセンシング設定差圧、すなわち第1の目標差圧ΔPLS1より大きく設定する(スッテプ104)。合流弁11がONで合流状態の時、あるいは旋回操作あるいはアームクラウド操作がOFFの時、あるいはブーム上げ操作量が予め規定した操作量εよりも小さいときは、第1の油圧ポンプ21のロードセンシング設定差圧、すなわち第1の目標差圧ΔPLS1と第2の油圧ポンプ22のロードセンシング設定差圧、すなわち第2の目標差圧ΔPLS2を同じ値に設定する(スッテプ104)。
【0028】
以上の結果より、通常の作業形態における複合動作時に比べ、旋回−ブーム上げや水平引きの作業時には、ブーム上げが他のアクチュエータに比べ、増速されることになり、適切なマッチングが得られ、作業効率が向上する。
【0029】
このように構成した本実施形態における動作は次のようである。
【0030】
走行、旋回しながら、ブーム、アームを作動させる場合、操作装置31,32,33を操作する。その操作量に応じて、電油変換器34,35,36で発生された指令油圧信号は、方向流量制御弁5a,5b,5c,6a,6cに導かれ、指令油圧信号に応じて前記方向流量制御弁の開口面積が設定される。この時、アクチュエータ3a,3b,3cの負荷圧のうち、最高負荷圧PLmax1がチェック弁13a,13b,13cを介して最高負荷圧検出路12に検出され、この最高負荷圧PLmax1は圧力制御弁7a,7b,7cの閉じ方向に印加され、方向流量制御弁5a,5b,5cの出口圧力はPLmax1に略等しい値に制御されている。また、アクチュエータ4a,4cの負荷圧のうち、高い方の負荷圧が最高負荷圧力PLmax2として最高負荷圧検出回路15に導かれており、この最高負荷圧力PLmax2は圧力制御弁8a,8cの閉じ方向に印加され、方向流量制御弁6a,6cの出口圧力はPLmax2に略等しい値に制御されている。
【0031】
一方、操作装置31,32,33の操作状態は操作状態検出手段37で検出され、目標差圧設定器38により第1の油圧ポンプ21及び第2の油圧ポンプ22のロードセンシング制御用の第1及び第2の目標差圧が設定される。そして、この時、合流弁11がONで合流状態であるとすると、目標差圧設定器38では、上述したように、第1の目標差圧ΔPLS1と第2の目標差圧ΔPLS2は同じ値、すなわちΔPLS1≒ΔPLS2≒ΔPLSと設定される。これにより、第1の油圧ポンプ21の吐出圧Ps1は、その第1の目標差圧ΔPLS1とポンプ吐出圧検出器23で検出されたポンプ吐出圧と最高負荷圧検出器25で検出された最高負荷圧力を基に、Ps1=PLmax1+ΔPLSとなるように制御され、第2の油圧ポンプ22の吐出圧Ps2は、その第2の目標差圧ΔPLS2とポンプ吐出圧検出器24で検出されたポンプ吐出圧と最高負荷圧検出器26で検出された最高負荷圧力を基に、Ps2=PLmax2+ΔPLSとなるように制御される。
【0032】
その結果、方向流量制御弁5a,5b,5c,6a,6cの前後差圧は、全て略ΔPLSに制御され、この差圧と各方向流量制御弁の絞り開口面積で決定される流量が各アクチュエータ3a,3b,3c,4a,4cに流入する。
【0033】
この状態から、旋回、ブーム上げのみ作動させるため、操作装置31,32を操作すると、上記と作用と同様に、アクチュエータ3aの負荷圧は最高負荷圧力PLmax1として検出され、方向流量制御弁5aの出口圧力は略PLmax1に制御され、またアクチュエータ4cの負荷圧は最高負荷圧力PLmax2として検出され、方向流量制御弁6cの出口圧力は略PLmax2に制御される。
【0034】
一方、操作装置31,32の操作状態が操作状態検出器37で検出され、この作業状態において目標差圧設定器38では、上述したように、ブーム用アクチュエータ4cに流体を供給する第2の油圧ポンプ22のロードセンシング設定差圧、すなわち第2の目標差圧ΔPLS2を第1の油圧ポンプ21のロードセンシング設定差圧、すなわち第1の目標差圧ΔPLS1より大きく、ΔPLS1=ΔPLS、ΔPLS2=ΔPLS+αと設定される。したがって、第1の油圧ポンプの容量は、ポンプ吐出圧Ps1=PLmax1+ΔPLSとなるように制御され、第2の油圧ポンプの容量は、ポンプ吐出圧Ps2=PLmax2+ΔPLS+αとなるように制御される。
【0035】
その結果、方向流量制御弁5aの前後差圧はΔPLSに制御され、方向流量制御弁6cの前後差圧はΔPLS+αに制御され、前述の操作時の同操作量に比較し、アクチュエータ3aに対してアクチュエータ4cには、α分だけ多くの流量が供給されることになる。このため、油圧ショベルで見ると、ある角度を旋回した時のブームの上がり方が大きくなることになり、複合操作性が良くなり、作業効率が向上する。
【0036】
アームクラウド−ブーム上げで行う水平引き作業時も同様に、アームクラウドに対してブームの上がり方が大きくなり、複合操作性が良くなり、作業効率が向上する。
【0037】
以上説明したように、本実施形態によれば、作業状態に応じて、第1の油圧ポンプに係わるアクチュエータと第2の油圧ポンプに係わるアクチュエータの相対的速度を適切に調節することができ、複合操作性が向上し、作業効率が向上する。また、第1及び第2の油圧ポンプの吐出量を有効にアクチュエータに供給することができ、原動機出力を効率良く十分に利用できることになる。
【0038】
なお、上記実施例では合流弁を備えた回路に本発明を適用したが、合流弁を持たない回路に本発明を適用してもよく、この場合でも合流弁の合流による効果を除いて、同様の効果が得られる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、複数のポンプのそれぞれに属したアクチュエータへの操作量に対する流入流量を、操作状況に応じて変更できるので、複合操作性が向上し、機械の作業効率を向上させることができる。
【0040】
また、複数のポンプ吐出量を有効にアクチュエータに供給でき、原動機出力を有効に活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による建設機械の油圧駆動装置の油圧回路図である。
【図2】操作装置及びその周辺の構成を示す図である。
【図3】目標差圧設定器の処理内容を示すフローチャートである。
【図4】従来の建設機械の油圧駆動装置を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
3a,3b,3c 第1のアクチュエータ群
4a,4b,4c 第2のアクチュエータ群
5a,5b,5c 第1の方向流量制御弁群
6a,6b,6c 第2の方向流量制御弁群
7a,7b,7c 第1の圧力制御弁群
8a,8b,8c 第2の圧力制御弁群
9,10 吐出回路
11 合流弁
12,15 最高負荷圧検出回路
21 第1の油圧ポンプ
22 第2の油圧ポンプ
23,24 ポンプ吐出圧検出器
25,26 最高負荷圧検出器
27,28 ポンプ容量制御器
29,30 レギュレータ
31,32,33 操作装置
34,35,36 電油変換器
37 操作状態検出器
38 目標差圧設定器

Claims (2)

  1. 少なくとも2つの第1及び第2の油圧ポンプと、前記第1の油圧ポンプから供給される圧油によって駆動される第1のアクチュエータ群と、前記第2の油圧ポンプから供給される圧油によって駆動される第2のアクチュエータ群と、前記第1のアクチュエータ群に供給される圧油を制御する第1の流量制御弁群と、前記第2のアクチュエータ群に供給される圧油を制御する第2の流量制御弁群と、前記第1の流量制御弁群と前記第1のアクチュエータ群との間に設けられ、第1の流量制御弁群の下流圧が第1のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力と同じになるように制御する第1の圧力制御弁群と、前記第2の流量制御弁群と前記第2のアクチュエータ群との間に設けられ、第2の流量制御弁群の下流圧が第2のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力と同じになるように制御する第2の圧力制御弁群とを備え、前記第1の油圧ポンプは前記第1のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力よりもポンプ吐出圧が高くなるよう制御され、前記第2の油圧ポンプは前記第2のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力よりもポンプ吐出圧が高くなるよう制御される建設機械の油圧駆動装置において、
    前記第1及び第2のアクチュエータ群の操作状態を検出する検出手段と、
    前記操作状態の検出結果に基づいて前記第1及び第2の油圧ポンプの制御用の第1及び第2の目標差圧を設定する目標差圧設定手段と、
    前記第1の油圧ポンプの吐出圧が前記第1のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力よりも前記第1の目標差圧だけ高くなるようにポンプ容量を制御する第1のポンプ容量制御手段と、
    前記第2の油圧ポンプの吐出圧が前記第2のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力よりも前記第2の目標差圧だけ高くなるようにポンプ容量を制御する第2のポンプ容量制御手段とを備え
    前記目標差圧設定手段は、前記検出手段により前記第1のアクチュエータ群のうちの特定のアクチュエータと前記第2のアクチュエータ群のうちの特定のアクチュエータの複合操作が検出されると、前記第1の目標差圧と前記第2の目標差圧を異なる値に設定することを特徴とする建設機械の油圧駆動装置。
  2. 少なくとも2つの第1及び第2の油圧ポンプと、前記第1の油圧ポンプから供給される圧油によって駆動される第1のアクチュエータ群と、前記第2の油圧ポンプから供給される圧油によって駆動される第2のアクチュエータ群と、前記第1のアクチュエータ群に供給される圧油を制御する第1の流量制御弁群と、前記第2のアクチュエータ群に供給される圧油を制御する第2の流量制御弁群と、前記第1の流量制御弁群と前記第1のアクチュエータ群との間に設けられ、第1の流量制御弁群の下流圧が第1のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力と同じになるように制御する第1の圧力制御弁群と、前記第2の流量制御弁群と前記第2のアクチュエータ群との間に設けられ、第2の流量制御弁群の下流圧が第2のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力と同じになるように制御する第2の圧力制御弁群と、前記第1の油圧ポンプの吐出回路と前記第2の油圧ポンプの吐出回路とを連通、遮断する合流弁とを備え、前記第1の油圧ポンプは前記第1のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力よりもポンプ吐出圧が高くなるよう制御され、前記第2の油圧ポンプは前記第2のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力よりもポンプ吐出圧が高くなるよう制御される建設機械の油圧駆動装置において、
    前記第1及び第2のアクチュエータ群の操作状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段で前記第1のアクチュエータ群のうちの特定のアクチュエータと前記第2のアクチュエータ群のうちの特定のアクチュエータとが操作されたことが検出され、かつ前記合流弁が遮断状態にあるときに、前記第1及び第2の油圧ポンプの制御用の第1及び第2の目標差圧を異なる値に設定する目標差圧設定手段と、
    前記第1の油圧ポンプの吐出圧が前記第1のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力よりも前記第1の目標差圧だけ高くなるようにポンプ容量を制御する第1のポンプ容量制御手段と、
    前記第2の油圧ポンプの吐出圧が前記第2のアクチュエータ群の負荷圧のうちの最も高い圧力よりも前記第2の目標差圧だけ高くなるようにポンプ容量を制御する第2のポンプ容量制御手段とを備えることを特徴とする建設機械の油圧駆動装置。
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