JP3596237B2 - Tape with adhesive for TAB, semiconductor connection substrate, and semiconductor device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体集積回路の実装方法であるテープオートメーテッドボンディング(TAB)方式に用いられる接着剤付きテープ(以下、TAB用テープと称する)に関する。さらに詳しくは、高温高湿下での絶縁性、レジスト剥離やメッキ処理後の接着性に優れるだけでなく、高温での接着性も高くボンディングなどの実装性に優れたTAB用テープおよびそれを用いた半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、TAB用テープは、ポリイミドフィルム等の可撓性を有する有機絶縁性フィルム上に、接着剤層および保護フィルム層として離型性を有するポリエステルフィルム等を積層した3層構造より構成されている。
【0003】
TAB用テープは、(1) スプロケットおよびデバイス孔の穿孔、(2) 銅箔との熱ラミネート、(3) パッターン形成(レジスト塗布、エッチング、レジスト除去)、(4) スズまたは金メッキ処理などの加工工程を経てTABテープ(パターンテープ)に加工される。図1にパターンテープの形状を示す。図2に半導体装置の一態様の断面図を示す。パターンテープのインナーリード部6を、半導体集積回路8の金バンプ10に熱圧着(インナーリードボンディング)し、半導体集積回路を搭載する。次いで、封止樹脂9による樹脂封止工程を経て半導体装置が作成される。このような半導体装置をテープキャリアパッケージ(TCP)型半導体装置と称する。TCP型半導体装置は、他の部品を搭載した回路基板等とアウターリード7を介して接続(アウターリードボンディング)され、電子機器への実装がなされる。
【0004】
一方、近年の電子機器の小型化・軽量化に伴い、半導体パッケージも高密度実装化を目的に、従来の接続端子(アウターリード)をパッケージ側面に配列したQFP(クワッド・フラット・パッケージ)、SOP(スモール・アウトライン・パッケージ)に代わり、パッケージの裏面に接続端子を配列するBGA(ボール・グリッド・アレイ)、CSP(チップ・スケール・パッケージ)が、一部用いられるようになってきた。BGA、CSPがQFP、SOPと構造的に最も大きく異なる点は、前者は、インターポーザーと称される基板を用いることにより必ずしもリードフレームを必要としない点にある。ここでいうインターポーザーは、ガラスエポキシ基板やポリイミド等の有機絶縁フィルムに銅箔を貼り合わせたものが、一般的に用いられる。したがって、これらBGA、CSPなどの半導体装置にも本発明のTAB用接着剤付きテープを使用することができ、得られたBGA、CSPも本発明の半導体装置に含まれる。図3および図4に本発明の半導体装置(BGA、CSP)の一態様の断面図を示す。
【0005】
上記のパッケージ形態では、いずれも最終的にTAB用テープの接着剤層は、パッケージ内部に残留するため、絶縁性、耐熱性、接着性が要求される。
【0006】
近年、電子機器の小型化に伴う高密度化により、TABテープ方式における導線幅、ピッチ間距離は狭くなる傾向にある。そのため、接着剤にはより高い絶縁性、接着性と耐薬品性が要求されるようになってきた。耐薬品性は、前記した多数の工程において種々の薬品にさらされるため求められる特性であり、特に導線幅の減少にともない重要視されるようになってきた。前記した多数の工程の中でも、レジスト剥離、金メッキ時のアルカリやエッチング、スズメッキ時の酸に対する薬品性が特に重要視される。
【0007】
また、導線幅、ピッチ間距離のファイン化はアウターリードボンディングなどの実装においても大きな問題となってきた。液晶パネルへのアウタリードボンディングは、一般に異方性導電膜(ACF)を介して、100〜170℃の高温下で熱圧着により接続される。この工程において、接着剤の高温接着力が低いと、ファイン化されたアウターリードに剥がれが発生し実装不良となる問題がでてきた。
【0008】
接着剤の改良も種々検討されている。たとえば、接着力を向上する目的で無機充填剤を添加する方法(特開平5−29398号公報)、耐薬品性を改良する目的でビスA型エポキシ樹脂とアミン価3以上のポリアミド樹脂を用いる方法(特開平5−29399号公報)、シロキサン構造を有するエポキシ樹脂を添加する方法(特開平5−259228号公報)、マレイミド樹脂を添加する方法(特開平5−291356号公報)などが、また、絶縁性を向上する目的でエポキシ樹脂の塩素イオン含有量を200ppm以下と高純度化する方法(特開平7−74213号公報)などが提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、種々の方法で改良された接着剤も、それぞれ少しづづ効果をあげてきているが、配線幅の減少にともなうより過酷な要請に答えるには十分ではなかった。
【0010】
本発明の目的は、このような問題点を解決し接着性特に高温での接着性、耐薬品性、絶縁性に優れたTAB用テープおよびそれを用いた半導体装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は可撓性を有する有機絶縁性フィルム、接着剤層および保護フィルム層を有する積層体から構成されるTAB用接着剤付きテープにおいて、前記接着剤層が熱可塑性樹脂(A)、エポキシ樹脂(B)、シリカ粉末(C)およびシランカップリング剤(D)を必須成分として含有することを特徴とするTAB用接着剤付きテープおよび半導体接続基板並びに半導体装置に関する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を詳述する。
【0013】
本発明でいう可撓性を有する絶縁性フィルムとは、例えばポリイミド、ポリエステル、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、アラミド、ポリカーボネート、ポリアリレート等のプラスチックあるいはエポキシ樹脂含浸ガラスクロス等の複合材料からなる通常、厚さ25〜125μmのフィルムであり、これから選ばれる複数のフィルムを積層して用いても良い。好ましくは、ポリイミドフィルム、エポキシ樹脂含浸ガラスクロスなどが用いられる。中でも熱膨張係数の小さなポリイミドフィルムが好ましく用いられる。またこれらのフィルムは必要に応じて加水分解、コロナ放電、低温プラズマ、物理的粗面化、易接着コーティング処理等の表面処理を施すことが望ましい。
【0014】
本発明で使用する接着剤層は、熱可塑性樹脂(A)、エポキシ樹脂(B)、シリカ粉末(C)およびシランカップリング剤(D)を必須成分として含有する。
【0015】
本発明における熱可塑性樹脂(A)は、接着剤層に可撓性を与えるものであれば特に限定されないが、その具体例としては、ポリエチレン、ポリエステル、SBR、NBR、ポリアミド樹脂、SEBS等が挙げられる。中でも、低吸水で絶縁性の優れる炭素数が36であるジカルボン酸(いわゆるダイマー酸)を必須構成成分として含有するポリアミド樹脂(a)が好ましい。ダイマー酸を含有するポリアミド樹脂(a)は、常法によるダイマー酸とジアミンの重縮合により得られるが、この際にダイマー酸以外のアジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸等のジカルボン酸を共重合成分として含有してもよく、ジアミンはエチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ピペラジン等公知のものが使用でき、吸水性、溶解性の点から2種類以上の混合でもよい。さらには、エポキシ樹脂(B)との相溶性を向上し良好な接着性を得る目的で、重縮合の際に、当量比でジアミン成分を過剰に配合し、ポリアミド末端に未反応アミンを残したポリアミド樹脂(a´)が好ましい。アミン価の好ましい範囲は1以上3未満であり、アミン価1未満では接着性向上効果は発現しにくく、3以上では接着剤自体の保存性が低下する。
【0016】
ここでいうアミン価とは、ポリアミド1g中に含まれる塩基性チッソを中和する加塩素酸と等量のKOHのmg数を示す。
【0017】
本発明において、エポキシ樹脂(B)は、1分子中に2個以上のエポキシ基を有するものなら特に限定されず、これらの具体例としては、例えばクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、下記一般式(II)、(III)、(IV)または(V)で表されるエポキシ樹脂、
【化6】
(ただし、R3〜R10は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、C1〜C4の低級アルキル基またはハロゲン原子を示す。)
【化7】
(ただし、R11〜R18のうち2つは2,3−エポキシプロポキシ基であり、残りは、同一でも異なっていてもよく、水素原子、C1〜C4の低級アルキル基またはハロゲン原子を示す。)
【化8】
(ただし、R19〜R22は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、C1〜C4の低級アルキル基またはハロゲン原子を示す。)
【化9】
(ただし、R23〜R24は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、C1〜C4の低級アルキル基またはハロゲン原子を示す。)
線状脂肪族エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、複素環式エポキシ樹脂、スピロ環含有エポキシ樹脂およびハロゲン化エポキシ樹脂などが挙げられる。
【0018】
これらのエポキシ樹脂(B)の中で特に本発明において好ましく使用されるものは、耐薬品性、絶縁性が優れる点で、上記式(II)、(III)、(IV)または(V)で表されるエポキシ樹脂のうち少なくとも1種類を必須成分として含有するものである。
【0019】
そして、エポキシ樹脂(B)は、上記式(II)、(III)、(IV)または(V)で表される骨格を有するエポキシ樹脂の少なくとも1つを20重量%以上、特に50重量%以上含有することが好ましい。
【0020】
上記式(II)において、R3〜R10の好ましい具体例としては、水素原子、メチル基、エチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、塩素原子、臭素原子などが挙げられる上記式(II)で表されるエポキシ樹脂の好ましい具体例としては、4,4’ービス(2,3−エポキシプロポキシ)ビフェニル、4,4’−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)−3,3’,5,5’−テトラメチルビフェニル、4,4’−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)−3,3’,5,5’−テトラメチル−2−クロロビフェニル、4,4’−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)−3,3’,5,5’−テトラメチル−2−ブロモビフェニル、4,4’−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)−3,3’,5,5’−テトラエチルビフェニル、4,4’−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)−3,3’,5,5’−テトラブチルビフェニルなどが挙げられる。
【0021】
上記式(III)で表されるエポキシ樹脂の好ましい具体例としては、1,5−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)ナフタレン、1,5−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)−7−メチルナフタレン、1,6−(2,3−エポキシプロポキシ)−2−メチルナフタレン、1,6−(2,3−エポキシプロポキシ)−8−メチルナフタレン、1,6−(2,3−エポキシプロポキシ)−4,8−ジメチルナフタレン、1,6−(2,3−エポキシプロポキシ)−2−ブロモナフタレン、1,6−(2,3−エポキシプロポキシ)−8−ブロモナフタレンなどが挙げられる。
【0022】
上記式(IV)で表されるエポキシ樹脂の好ましい具体例としては、EXA−7200(大日本インキ化学工業(株)製)、ZX−1257(東都化成(株)製)などが挙げられる。
【0023】
上記式(V)において、R23〜R24の好ましい具体例としては、水素原子、メチル基、エチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、塩素原子、臭素原子などが挙げられる。上記式(V)で表されるエポキシ樹脂の好ましい具体例としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールF型エポキシ樹脂などが挙げられる。
【0024】
本発明におけるエポキシ樹脂(B)の配合量は、ポリアミド樹脂100重量部に対して2〜100重量部、好ましくは5〜70重量部である。
【0025】
本発明におけるシリカ粉末(C)は、結晶性、形状等特に限定されないが、平均粒径10μm以下、最大粒径20μm以下であることが好ましい。より好ましくは絶縁性、接着性、加工性の点で平均粒径2μm以下、最大粒径10μmである。本発明におけるシリカ粉末(C)としては、結晶性、形状等特に限定されないが、なかでも熱膨張係数の低下効果が大きく、低応力化に有効な溶融シリカ(c´)が好ましく用いられる。ここでいう溶融シリカとは、真比重2.3以下の非晶性シリカを意味し、この溶融シリカの製造は必ずしも溶融状態を経る必要はなく、任意の製造方法を用いることができる。例えば結晶性シリカを溶融する方法および各種原料から合成する方法などが挙げられる。本発明においては、さらには溶融シリカ(c´)が球状溶融シリカ(c”)であることが好ましい。
【0026】
シリカ粉末(C)の配合割合は、得られる接着剤の絶縁性、低応力性を考慮して、接着剤層全体の5〜70重量%、さらには10〜50重量%が好ましい。
【0027】
本発明のシリカ粉末(C)はその表面を予めシランカップリング剤(D)で処理することが好ましい。
【0028】
本発明で使用するシランカップリング剤(D)としては、アルコキシル基、ハロゲン原子などの加水分解性基および有機基がケイ素原子に直結したもの、およびその部分加水分解縮合物が一般に用いられる。加水分解性基としてはアルコキシ基、なかでも、メトキシ基、エトキシ基が好ましく用いられる。有機基としては、炭化水素基や窒素原子、酸素原子、ハロゲン原子、硫黄原子などによって置換された炭化水素基のものが使用される。なかでも、下記式(I)で表されるシランカップリング剤(d)が好ましい。
【0029】
【化10】
(Xは、水素原子、フェニル基、グリシジル基、アミノ基、ビニル基、アクリロイル基またはメルカプト基を示し、R1 、R2 は同一でも異なっていてもよく炭素数1〜4のアルキル基を示す。また、nは1以上の整数を、mは0〜3の整数を示す。)
上記式(I)で表されるシランカップリング剤(d)の好ましい具体例としては、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリエチルシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルエチルジメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルエチルジエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルマチルジメトキシシラン、γ−(2,3−エポキシシクロヘキシル)プロピルトリメトキシシラン、γ−N−フェニルアミノプロピルトリメトキシシラン、γ−N−フェニルアミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−N−メチルアミノプロピルトリメトキシシラン、γ−N−メチルアミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−Nエチルアミノプロピルトリメトキシシラン、γ−N−エチルアミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロイロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロイロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシランなどが挙げられる。これらのなかでも、絶縁性、接着性の点から、N−フェニルアミノプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシランが好ましい。
【0030】
これらのシランカップリング剤(d)は単独でも、2種類以上を併用してもよく、その添加量は、シリカ粉末(C)100重量部に対して0.5〜10重量部である。
【0031】
本発明でいう保護フィルム層は、銅箔をラミネートする前に接着剤面からTAB用テープの形態を損なうことなく剥離できれば特に限定されないが、たとえばシリコーンあるいはフッ素化合物コーティング処理したポリエステルフィルム、ポリオレフィンフィルムおよびこれらをラミネートした紙などが挙げられる。
【0032】
本発明において、接着剤層にフェノール樹脂(E)を添加することにより、一層の接着性および絶縁性を向上させることができる。フェノール樹脂(E)の具体例としては、たとえばフェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、ビスフェノールA型樹脂や各種レゾール樹脂などが挙げられる。
【0033】
フェノール樹脂の配合割合は、通常エポキシ樹脂1当量に対してフェノール性水酸基0.5〜10.0当量、好ましくは0.7〜7.0当量となる範囲であることが望ましい。
【0034】
本発明の接着剤層にエポキシ樹脂(B)の単独反応、エポキシ樹脂(B)とポリアミド樹脂(A)やフェノール樹脂(E)との反応を促進させる硬化促進剤を含有することができる。硬化促進剤は硬化反応を促進するものならば特に限定されず、その具体例としては、たとえば、2−メチルイミダゾール、2,4−ジメチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾールおよび2−ヘプタデシルイミダゾールなどのイミダゾール化合物、トリエチルアミン、ベンジルジメチルアミン、α−メチルベンジルジメチルアミン、2−(ジメチルアミノメチル)フェノール、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノールおよび1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7などの3級アミン化合物、ジルコニウムテトラメトキシド、ジルコニウムテトラプロポキシド、テトラキス(アセチルアセトナト)ジルコニウムおよびトリ(アセチルアセトナト)アルミニウムなどの有機金属化合物、およびトリフェニルホスフィン、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリ(p−メチルフェニル)ホスフィンおよびトリ(ノニルフェニル)ホスフィンなどの有機ホスフィン化合物が挙げられる。
【0035】
なお、これらの硬化促進剤は、用途によって2種類以上を併用してもよく、その添加量は、エポキシ樹脂(B)100重量部に対して0.1〜10重量部の範囲が好ましい。
【0036】
次に、TAB用接着剤付きテープの製造方法について説明する。可撓性を有する有機絶縁フィルムに、接着剤組成物を溶剤に溶解した塗料を塗布、乾燥する。接着剤層の膜圧は10〜25μmとなるように塗布することが好ましい。乾燥条件は、通常100〜200℃、1〜5分である。溶剤は特に限定されないが、トルエン、キシレン、クロルベンゼン等の芳香族系とメタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール系の混合溶媒が好適である。このようにして得られたフィルムに保護フィルムをラミネートし、最後に35〜158mm程度にスリットする。
【0037】
かくして得られた本発明のTAB用接着剤付きテープから、例えば実施例に示すように半導体装置を製造でき、また半導体用インターポーザーを製造できる。
【0038】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
【0039】
実施例1〜3、比較例1
下記の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シリカ粉末、シランカップリング剤およびその他添加剤を、それぞれ表1に示した組成比となるように配合し、濃度30重量%となるようにメタノール/モノクロルベンゼン混合溶媒に40℃で撹拌、溶解して接着剤溶液を作製した。
【0040】
A.熱可塑性樹脂:ポリアミド樹脂(酸成分:ダイマー酸、アミン成分:ヘキサメチレンジアミン、酸価1.0、アミン価2.0)
B.エポキシ樹脂:I.4,4’−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)ー3,3’,5,5’−テトラメチルビフェニル(エポキシ当量:195)
II.1,6−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)ナフタレン(エポキシ当量:149)
C.シリカ粉末:平均粒径:1μm、最大粒径:5μmの球状溶融シリカ
D.シランカップリング剤:
I.γーグリシドキシプロピルトリメトキシシラン
II.Nーフェニルアミノプロピルトリメトキシシラン
E.フェノール樹脂:レゾールフェノール”CKM−1282”(昭和高分子(株)製)
F.添加剤:2−ヘプタデシルイミダゾール。
【0041】
これらの接着剤溶液をバーコータで、厚さ75μmのポリイミドフィルム(宇部興産(株)製”ユーピレックス”75S)に約20μmの乾燥厚さとなるように塗布し、100℃、1分および160℃で5分間の乾燥を行いTAB用接着剤付きテープを作成した。次に、これらのTAB用接着剤付きテープに18μm厚の電解銅箔を140℃、1MPaの条件でラミネートした後、エアオーブン中で、80℃、3時間、100℃、5時間、150℃、5時間の順次加熱処理を行い、銅箔付きTAB用テープを得た。得られた銅箔付きTAB用テープの銅箔面に常法によりフォトレジスト膜形成、エッチング、レジスト剥離を行い、接着強度および耐スズメッキ処理の評価用サンプルをそれぞれ作成し、次の測定方法により各接着剤の特性を評価した。結果を表1に示す。
【0042】
評価方法
(1)スズメッキ処理:評価用サンプルを、ホウフッ酸系の無電解スズメッキ液に70℃、5分浸漬処理し、0.5μm厚のメッキを施した
(2)剥離強度:導体幅50μmの評価用サンプルを用いて、導体を90°方向に50mm/minの速度で剥離し、常温と150℃での剥離力を測定した
(3)高温高湿バイアス絶縁性:導体幅200μm、導体間距離50μmの櫛型形状の測定用パターンを用いて、130℃、85%RHの環境下で100Vの電圧を印加し、絶縁抵抗値が初期値の1/10以下に低下する時間を測定した。
【0043】
【表1】
【0044】
表1の結果から明らかなように、本発明により得られたTABテープは、耐薬品性に優れ高い接着性と耐湿絶縁性を有することが分かる。一方、シランカップリング剤を用いていない比較例1は接着性が低いばかりか耐薬品性、耐湿絶縁性においても劣っている。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、高温高湿下での絶縁性、レジスト剥離やメッキ処理後の接着性、高温での接着性および耐薬品性に優れた新規なTAB用テープおよびそれを用いた半導体装置を工業的に提供でき、本発明のTAB用接着剤付きテープを用いることによって高密度実装用の半導体装置の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のTAB用接着剤付きテープを加工して得られた、半導体集積回路搭載前のパターンテープの一態様の斜視図。
【図2】本発明のTAB用接着剤付きテープを用いた半導体装置の一態様の断面図。
【図3】本発明のTAB用接着剤付きテープを用いた半導体装置(BGA)の一態様の断面図。
【図4】本発明のTAB用接着剤付きテープを用いた半導体装置(CSP)の一態様の断面図。
【符号の説明】
1,12,20 可撓性を有する絶縁性フィルム
2,13,21 接着剤
3 スプロケット孔
4 デバイス孔
5,14,22 半導体集積回路接続用の導体
6 インナーリード部
7 アウターリード部
8,15,23 半導体集積回路
9,16,24 封止樹脂
10,17,25 金バンプ
11 保護膜
18,26 ハンダボール
19 補強板
27 ソルダーレジスト[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a tape with an adhesive (hereinafter, referred to as TAB tape) used in a tape automated bonding (TAB) system, which is a mounting method of a semiconductor integrated circuit. More specifically, TAB tapes that not only have excellent insulation properties under high temperature and high humidity and adhesiveness after resist stripping and plating, but also have high adhesiveness at high temperatures and excellent mountability such as bonding Semiconductor device.
[0002]
[Prior art]
In general, a TAB tape has a three-layer structure in which a polyester film or the like having a release property is laminated as an adhesive layer and a protective film layer on a flexible organic insulating film such as a polyimide film. .
[0003]
TAB tapes include (1) perforation of sprocket and device holes, (2) thermal lamination with copper foil, (3) pattern formation (resist coating, etching, resist removal), and (4) processing such as tin or gold plating. Through a process, it is processed into a TAB tape (pattern tape). FIG. 1 shows the shape of the pattern tape. FIG. 2 is a cross-sectional view of one embodiment of a semiconductor device. The
[0004]
On the other hand, with the miniaturization and weight reduction of electronic devices in recent years, the conventional connection terminals (outer leads) are arranged on the side surface of the package for QFP (quad flat package) and SOP for the purpose of high density mounting of the semiconductor package. Instead of (small outline package), BGA (ball grid array) and CSP (chip scale package), in which connection terminals are arranged on the back surface of the package, have been used in part. BGA and CSP are structurally most different from QFP and SOP in that the former does not necessarily require a lead frame by using a substrate called an interposer. As the interposer referred to here, one obtained by bonding a copper foil to an organic insulating film such as a glass epoxy substrate or polyimide is generally used. Therefore, the tape with an adhesive for TAB of the present invention can also be used for these semiconductor devices such as BGA and CSP, and the obtained BGA and CSP are also included in the semiconductor device of the present invention. 3 and 4 are cross-sectional views of one embodiment of the semiconductor device (BGA, CSP) of the present invention.
[0005]
In any of the above-described package forms, the adhesive layer of the TAB tape is ultimately left inside the package, and thus requires insulation, heat resistance, and adhesion.
[0006]
In recent years, due to the high density accompanying the miniaturization of electronic devices, the conductor width and the distance between pitches in the TAB tape system tend to be narrow. For this reason, adhesives have been required to have higher insulating properties, adhesive properties and chemical resistance. The chemical resistance is a characteristic required for exposure to various chemicals in the above-described many steps, and has become particularly important as the width of the conductive wire decreases. Among the many steps described above, the chemical properties to resist stripping, alkali and etching in gold plating, and acid in tin plating are particularly important.
[0007]
Further, the fineness of the conductor width and the distance between the pitches has become a major problem in mounting such as outer lead bonding. Outer lead bonding to a liquid crystal panel is generally performed by thermocompression bonding at a high temperature of 100 to 170 ° C. via an anisotropic conductive film (ACF). In this step, if the high-temperature adhesive force of the adhesive is low, there is a problem that the fine outer leads are peeled off, resulting in defective mounting.
[0008]
Various improvements in adhesives have been studied. For example, a method of adding an inorganic filler for the purpose of improving adhesive strength (Japanese Patent Laid-Open No. 5-29398), a method of using a bis-A type epoxy resin and a polyamide resin having an amine value of 3 or more for the purpose of improving chemical resistance. (JP-A-5-29399), a method of adding an epoxy resin having a siloxane structure (JP-A-5-259228), a method of adding a maleimide resin (JP-A-5-291356), and the like. For the purpose of improving insulation properties, a method of purifying the chlorine ion content of an epoxy resin to 200 ppm or less (JP-A-7-74213) has been proposed.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, although the adhesives improved by various methods have been gradually improving their effects, they have not been enough to meet the more severe demands associated with the reduction of the wiring width.
[0010]
An object of the present invention is to solve the above problems and to provide a TAB tape having excellent adhesiveness, particularly excellent adhesiveness at high temperatures, chemical resistance and insulation, and a semiconductor device using the same.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
That is, the present invention relates to a TAB adhesive tape comprising a laminate having a flexible organic insulating film, an adhesive layer and a protective film layer, wherein the adhesive layer is a thermoplastic resin (A); The present invention relates to a tape with an adhesive for TAB, a semiconductor connection substrate, and a semiconductor device, which contain an epoxy resin (B), a silica powder (C) and a silane coupling agent (D) as essential components.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the configuration of the present invention will be described in detail.
[0013]
The flexible insulating film referred to in the present invention is, for example, a composite of a plastic such as polyimide, polyester, polyphenylene sulfide, polyether sulfone, polyether ether ketone, aramid, polycarbonate, polyarylate or an epoxy resin impregnated glass cloth. Usually, it is a film having a thickness of 25 to 125 μm made of a material, and a plurality of films selected therefrom may be laminated and used. Preferably, a polyimide film, an epoxy resin impregnated glass cloth, or the like is used. Among them, a polyimide film having a small coefficient of thermal expansion is preferably used. These films are desirably subjected to surface treatment such as hydrolysis, corona discharge, low-temperature plasma, physical surface roughening, and easy adhesion coating as required.
[0014]
The adhesive layer used in the present invention contains a thermoplastic resin (A), an epoxy resin (B), a silica powder (C) and a silane coupling agent (D) as essential components.
[0015]
The thermoplastic resin (A) in the present invention is not particularly limited as long as it gives flexibility to the adhesive layer, and specific examples thereof include polyethylene, polyester, SBR, NBR, polyamide resin, SEBS and the like. Can be Among them, a polyamide resin (a) containing a dicarboxylic acid having 36 carbon atoms (so-called dimer acid) having low water absorption and excellent insulating properties as an essential component is preferable. The polyamide resin (a) containing dimer acid is obtained by polycondensation of dimer acid and diamine according to a conventional method. As the diamine, known diamines such as ethylenediamine, hexamethylenediamine, and piperazine can be used, and two or more kinds may be mixed from the viewpoint of water absorption and solubility. Furthermore, for the purpose of improving the compatibility with the epoxy resin (B) and obtaining good adhesiveness, an excess of a diamine component was added in an equivalent ratio at the time of polycondensation to leave unreacted amine at the polyamide terminal. Polyamide resin (a ') is preferred. The preferred range of the amine value is 1 or more and less than 3, and if the amine value is less than 1, the effect of improving the adhesiveness is hardly exhibited, and if it is 3 or more, the preservability of the adhesive itself is reduced.
[0016]
The term "amine value" as used herein indicates the number of mg of KOH equivalent to chlorinated acid for neutralizing basic nitrogen contained in 1 g of polyamide.
[0017]
In the present invention, the epoxy resin (B) is not particularly limited as long as it has two or more epoxy groups in one molecule, and specific examples thereof include, for example, a cresol novolak epoxy resin, a phenol novolak epoxy resin, Bisphenol A epoxy resin, bisphenol F epoxy resin, epoxy resin represented by the following general formula (II), (III), (IV) or (V);
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(However, R3 to R10 may be the same or different and represent a hydrogen atom, a C1 to C4 lower alkyl group or a halogen atom.)
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(However, two of R11 to R18 are 2,3-epoxypropoxy groups, and the rest may be the same or different and represent a hydrogen atom, a C1 to C4 lower alkyl group or a halogen atom.)
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(However, R19 to R22 may be the same or different and represent a hydrogen atom, a C1 to C4 lower alkyl group or a halogen atom.)
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(However, R23 and R24 may be the same or different and represent a hydrogen atom, a C1 to C4 lower alkyl group or a halogen atom.)
Examples thereof include a linear aliphatic epoxy resin, an alicyclic epoxy resin, a heterocyclic epoxy resin, a spiro ring-containing epoxy resin, and a halogenated epoxy resin.
[0018]
Among these epoxy resins (B), those which are particularly preferably used in the present invention are those having the above-mentioned formula (II), (III), (IV) or (V) because of their excellent chemical resistance and insulation properties. It contains at least one of the epoxy resins represented as an essential component.
[0019]
The epoxy resin (B) contains at least one of the epoxy resins having a skeleton represented by the above formula (II), (III), (IV) or (V) in an amount of 20% by weight or more, particularly 50% by weight or more. It is preferred to contain.
[0020]
In the above formula (II), preferred specific examples of R3 to R10 include a hydrogen atom, a methyl group, an ethyl group, a sec-butyl group, a t-butyl group, a chlorine atom and a bromine atom. Preferred specific examples of the epoxy resin represented by are 4,4'-bis (2,3-epoxypropoxy) biphenyl and 4,4'-bis (2,3-epoxypropoxy) -3,3 ', 5. 5′-tetramethylbiphenyl, 4,4′-bis (2,3-epoxypropoxy) -3,3 ′, 5,5′-tetramethyl-2-chlorobiphenyl, 4,4′-bis (2,3 -Epoxypropoxy) -3,3 ', 5,5'-tetramethyl-2-bromobiphenyl, 4,4'-bis (2,3-epoxypropoxy) -3,3', 5,5'-tetraethylbiphenyl , 4,4'-bis (2,3- Pokishipuropokishi) -3,3 ', 5,5'-tetrabutyl biphenyl.
[0021]
Preferred specific examples of the epoxy resin represented by the above formula (III) include 1,5-bis (2,3-epoxypropoxy) naphthalene and 1,5-bis (2,3-epoxypropoxy) -7-methyl Naphthalene, 1,6- (2,3-epoxypropoxy) -2-methylnaphthalene, 1,6- (2,3-epoxypropoxy) -8-methylnaphthalene, 1,6- (2,3-epoxypropoxy) -4,8-dimethylnaphthalene, 1,6- (2,3-epoxypropoxy) -2-bromonaphthalene, 1,6- (2,3-epoxypropoxy) -8-bromonaphthalene, and the like.
[0022]
Preferable specific examples of the epoxy resin represented by the above formula (IV) include EXA-7200 (manufactured by Dainippon Ink and Chemicals, Inc.) and ZX-1257 (manufactured by Toto Kasei Co., Ltd.).
[0023]
In the above formula (V), preferred specific examples of R23 to R24 include a hydrogen atom, a methyl group, an ethyl group, a sec-butyl group, a t-butyl group, a chlorine atom, and a bromine atom. Preferred specific examples of the epoxy resin represented by the above formula (V) include bisphenol A type epoxy resin, bisphenol F type epoxy resin, brominated bisphenol A type epoxy resin, and brominated bisphenol F type epoxy resin.
[0024]
The compounding amount of the epoxy resin (B) in the present invention is 2 to 100 parts by weight, preferably 5 to 70 parts by weight based on 100 parts by weight of the polyamide resin.
[0025]
The silica powder (C) in the present invention is not particularly limited in crystallinity, shape and the like, but preferably has an average particle diameter of 10 μm or less and a maximum particle diameter of 20 μm or less. More preferably, the average particle size is 2 μm or less, and the maximum particle size is 10 μm in terms of insulation, adhesion, and workability. The silica powder (C) in the present invention is not particularly limited in terms of crystallinity, shape and the like, but among them, fused silica (c '), which has a large effect of lowering the coefficient of thermal expansion and is effective in reducing stress, is preferably used. The fused silica as used herein means amorphous silica having a true specific gravity of 2.3 or less, and the production of this fused silica does not necessarily have to go through a molten state, and any production method can be used. For example, there are a method of melting crystalline silica and a method of synthesizing from various raw materials. In the present invention, the fused silica (c ′) is more preferably spherical fused silica (c ″).
[0026]
The mixing ratio of the silica powder (C) is preferably 5 to 70% by weight, more preferably 10 to 50% by weight of the entire adhesive layer in consideration of the insulating property and low stress property of the obtained adhesive.
[0027]
Silica powder (C) of the present invention is preferably treated in advance with a silane coupling agent (D) the surface.
[0028]
As the silane coupling agent (D) used in the present invention, those in which a hydrolyzable group such as an alkoxyl group and a halogen atom and an organic group are directly bonded to a silicon atom, and a partially hydrolyzed condensate thereof are generally used. As the hydrolyzable group, an alkoxy group, in particular, a methoxy group and an ethoxy group are preferably used. As the organic group, a hydrocarbon group or a hydrocarbon group substituted by a nitrogen atom, an oxygen atom, a halogen atom, a sulfur atom, or the like is used. Among them, a silane coupling agent (d) represented by the following formula (I) is preferable.
[0029]
Embedded image
(X represents a hydrogen atom, a phenyl group, a glycidyl group, an amino group, a vinyl group, an acryloyl group or a mercapto group, and R 1 and R 2 may be the same or different and represent an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms. And n represents an integer of 1 or more, and m represents an integer of 0 to 3.)
Preferred specific examples of the silane coupling agent (d) represented by the above formula (I) include N-β- (aminoethyl) -γ-aminopropyltrimethoxysilane and N-β- (aminoethyl) -γ -Aminopropyltriethylsilane, N-β- (aminoethyl) -γ-aminopropylethyldimethoxysilane, N-β- (aminoethyl) -γ-aminopropylethyldiethoxysilane, γ-aminopropyltrimethoxysilane, γ -Aminopropyltriethoxysilane, γ-glycidoxypropyltrimethoxysilane, γ-glycidoxypropylmethyldimethoxysilane, γ- (2,3-epoxycyclohexyl) propyltrimethoxysilane, γ-N-phenylaminopropyltri Methoxysilane, γ-N-phenylaminopropylmethyldimethoxysilane, γ N-methylaminopropyltrimethoxysilane, γ-N-methylaminopropylmethyldimethoxysilane, γ-Nethylaminopropyltrimethoxysilane, γ-N-ethylaminopropylmethyldimethoxysilane, γ-methacryloyloxypropyltrimethoxysilane , Γ-methacryloyloxypropylmethyldimethoxysilane, γ-mercaptopropyltrimethoxysilane, γ-mercaptopropylmethyldimethoxysilane, and the like. Among them, N-phenylaminopropyltrimethoxysilane, γ-glycidoxypropyltrimethoxysilane, and γ-aminopropyltrimethoxysilane are preferable from the viewpoint of insulation and adhesiveness.
[0030]
These silane coupling agents (d) may be used alone or in combination of two or more, and the amount of addition is 0.5 to 10 parts by weight based on 100 parts by weight of the silica powder (C).
[0031]
The protective film layer referred to in the present invention is not particularly limited as long as it can be peeled from the adhesive surface without damaging the form of the TAB tape before laminating the copper foil. Papers obtained by laminating these are cited.
[0032]
In the present invention, by adding the phenol resin (E) to the adhesive layer, it is possible to further improve the adhesiveness and the insulating property. Specific examples of the phenol resin (E) include, for example, a phenol novolak resin, a cresol novolak resin, a bisphenol A type resin, various resole resins, and the like.
[0033]
The compounding ratio of the phenolic resin is usually in the range of 0.5 to 10.0 equivalents, preferably 0.7 to 7.0 equivalents, of the phenolic hydroxyl group relative to 1 equivalent of the epoxy resin.
[0034]
The adhesive layer of the present invention may contain a curing accelerator that promotes a single reaction of the epoxy resin (B) or a reaction between the epoxy resin (B) and the polyamide resin (A) or the phenol resin (E). The curing accelerator is not particularly limited as long as it accelerates the curing reaction, and specific examples thereof include, for example, 2-methylimidazole, 2,4-dimethylimidazole, 2-ethyl-4-methylimidazole, 2-phenylimidazole , Imidazole compounds such as 2-phenyl-4-methylimidazole and 2-heptadecylimidazole, triethylamine, benzyldimethylamine, α-methylbenzyldimethylamine, 2- (dimethylaminomethyl) phenol, 2,4,6-tris ( Tertiary amine compounds such as dimethylaminomethyl) phenol and 1,8-diazabicyclo (5,4,0) undecene-7, zirconium tetramethoxide, zirconium tetrapropoxide, tetrakis (acetylacetonato) zirconium and tri (A) Chiruasetonato) organometallic compounds such as aluminum, and triphenyl phosphine, trimethyl phosphine, triethyl phosphine, tributyl phosphine, an organic phosphine compound such as tri (p- methylphenyl) phosphine and tri (nonylphenyl) phosphine.
[0035]
Two or more of these curing accelerators may be used in combination depending on the application, and the amount added is preferably in the range of 0.1 to 10 parts by weight based on 100 parts by weight of the epoxy resin (B).
[0036]
Next, a method for producing a tape with an adhesive for TAB will be described. A paint obtained by dissolving the adhesive composition in a solvent is applied to a flexible organic insulating film and dried. It is preferable to apply the adhesive so that the film thickness of the adhesive layer is 10 to 25 μm. Drying conditions are usually 100 to 200 ° C. for 1 to 5 minutes. The solvent is not particularly limited, but a mixed solvent of an aromatic solvent such as toluene, xylene and chlorobenzene and an alcohol solvent such as methanol, ethanol and propanol is preferable. A protective film is laminated on the film thus obtained, and finally, the film is slit to about 35 to 158 mm.
[0037]
From the thus obtained tape with an adhesive for TAB of the present invention, a semiconductor device can be manufactured, for example, as shown in Examples, and an interposer for semiconductor can be manufactured.
[0038]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples.
[0039]
Examples 1 to 3, Comparative Example 1
The following thermoplastic resin, epoxy resin, phenol resin, silica powder, silane coupling agent and other additives were blended so as to have the composition ratios shown in Table 1, respectively. The mixture was stirred and dissolved in a mixed solvent of monochlorobenzene at 40 ° C. to prepare an adhesive solution.
[0040]
A. Thermoplastic resin: polyamide resin (acid component: dimer acid, amine component: hexamethylenediamine, acid value 1.0, amine value 2.0)
B. Epoxy resin: I. 4,4'-bis (2,3-epoxypropoxy) -3,3 ', 5,5'-tetramethylbiphenyl (epoxy equivalent: 195)
II. 1,6-bis (2,3-epoxypropoxy) naphthalene (epoxy equivalent: 149)
C. Silica powder: spherical fused silica having an average particle size of 1 μm and a maximum particle size of 5 μm Silane coupling agent:
I. γ-glycidoxypropyltrimethoxysilane II. N-phenylaminopropyltrimethoxysilane Phenol resin: resol phenol "CKM-1282" (manufactured by Showa High Polymer Co., Ltd.)
F. Additive: 2-heptadecyl imidazole.
[0041]
These adhesive solutions were applied to a 75 μm-thick polyimide film (“UPILEX” 75S manufactured by Ube Industries, Ltd.) with a bar coater to a dry thickness of about 20 μm. After drying for minutes, a tape with an adhesive for TAB was prepared. Next, after laminating 18 μm thick electrolytic copper foil on these TAB adhesive tapes at 140 ° C. and 1 MPa, 80 ° C., 3 hours, 100 ° C., 5 hours, 150 ° C. in an air oven. Heat treatment was performed sequentially for 5 hours to obtain a TAB tape with a copper foil. Photoresist film formation, etching, and resist peeling were performed on the copper foil surface of the obtained TAB tape with copper foil by a conventional method, and samples for evaluation of adhesion strength and tin plating resistance were prepared. The properties of the adhesive were evaluated. Table 1 shows the results.
[0042]
Evaluation method (1) Tin plating treatment: A sample for evaluation was immersed in a borofluoric acid-based electroless tin plating solution at 70 ° C. for 5 minutes, and plated with 0.5 μm thickness. (2) Peel strength: Conductor width of 50 μm Using the sample for evaluation, the conductor was peeled in the direction of 90 ° at a speed of 50 mm / min, and the peeling force was measured at normal temperature and 150 ° C. (3) High temperature and high humidity bias insulation: conductor width 200 μm, distance between conductors Using a 50-μm comb-shaped measurement pattern, a voltage of 100 V was applied under an environment of 130 ° C. and 85% RH, and the time required for the insulation resistance value to fall to 1/10 or less of the initial value was measured.
[0043]
[Table 1]
[0044]
As is clear from the results in Table 1, the TAB tape obtained according to the present invention is excellent in chemical resistance and has high adhesiveness and moisture-resistant insulation. On the other hand, Comparative Example 1, in which no silane coupling agent was used, was not only low in adhesiveness but also inferior in chemical resistance and moisture resistance.
[0045]
【The invention's effect】
According to the present invention, a novel TAB tape having excellent insulating properties under high temperature and high humidity, adhesiveness after resist peeling or plating treatment, adhesiveness at high temperature and chemical resistance, and a semiconductor device using the same are provided. It can be provided industrially, and the reliability of a semiconductor device for high-density mounting can be improved by using the tape with an adhesive for TAB of the present invention.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of one embodiment of a pattern tape before mounting a semiconductor integrated circuit, obtained by processing a tape with an adhesive for TAB of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of one embodiment of a semiconductor device using the TAB adhesive tape of the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view of one embodiment of a semiconductor device (BGA) using a tape with an adhesive for TAB of the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view of one embodiment of a semiconductor device (CSP) using a tape with an adhesive for TAB of the present invention.
[Explanation of symbols]
1,12,20
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