JP3595407B2 - プリントヘッドに対するインク供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、一般に、インク・ジェット印刷に関するものであり、とりわけ、インク・ジェット・プリントヘッドへのインクの供給、及び、インク・ジェット・プリントヘッド内におけるインク圧の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インク・ジェット・プリンタは、広く受け入れられている。これらのプリンタついては、Output Hardcopy Devices(1988年にサン・ディエゴのAcademic Pressから刊行、R.C.Durbeck及びS.Sherr編)第13章のW.J.Lloyd及びH.T.Taubによる「Ink−Jet Devices」、及び、米国特許第4,490,728号に解説がある。インク・ジェット・プリンタは、質の高い印刷を提供し、コンパクトで、携帯可能であり、迅速ではあるが、用紙にはインクだけしかぶつからないので、静かに印刷を行う。インク・ジェット・プリンタ・テクノロジの主たるカテゴリには、連続式インク・ジェット・プリンタ、間欠式インク・ジェット・プリンタ、及び、ドロップ・オン・デマンド式インク・ジェット・プリンタが含まれる。ドロップ・オン・デマンド式のカテゴリは、さらに、圧電式インク・ジェット・プリンタ及び熱式インク・ジェット・プリンタに分類することが可能である。一般的な熱式インク・ジェット・プリントヘッドは、インク・リザーバから液体インク(すなわち、溶媒中に溶解した、あるいは、拡散した着色剤)を受け取るファイアリング室のアレイを組み込んだ熱式インク・ジェット・プリントヘッド基板に取り付けられている、精密に形成されたノズル・アレイを備えている。各室は、ノズルに向かい合って位置し、それとノズルの間にインクを集めることができるようになっている、「ファイアリング抵抗器」と称する薄膜抵抗器を備えている。電気印刷パルスによってインク・ジェット・ファイアリング抵抗器が加熱されると、それに近いインクの小部分が気化し、プリントヘッドからインク小滴が噴射される。適正に配列されたノズルは、ドット・マトリックス・パターンを形成する。各ノズルの動作に適正な順序づけを施すと、プリントヘッドが用紙を通過するにつれて、用紙上に文字またはイメージが形成される。
【0003】
従来のインク・ジェット・プリントヘッドのためのインク供給システムは、「背圧」として知られるわずかな真空でインクを送り出すので、インクがノズルから漏出することはない。一般に、このわずかな真空は、大気圧より約2〜3水柱インチ低い。背圧は、インク・リザーバをプリントヘッドより下に配置して、該システムがプリントヘッド内部のわずかな真空と平衡をとるようにすることによって生成することが可能である。代替案として、バネを用いて、ブラダ・メンブレンを外側に引っ張り、インク・リザーバ内にわずかな負圧を生成することによって、わずかな負の背圧を生成することも可能である。このアプローチについては、1985年4月2日に発行され、本発明の譲受人に譲渡された「Ink Reservoir With Essentially Constant Negative Back Pressure」と題する米国特許第4,509,602号に記載がある。
【0004】
今日、最も便利なインク・ジェット・プリントヘッドは「オンボード・インク・リザーバ」を備えている。換言すれば、インク・リザーバがプリントヘッドに物理的に取り付けられていて、印刷工程中、プリントヘッドといっしょに移動する。プリントヘッド及びインク・リザーバはページを左右に移動するにつれて、インクは加速、減速を生じ、結果として、プリントヘッドからインクを放出または噴射することが可能な圧力サージを生じることになる。既知のオンボード・インク供給の中には、インク・リザーバ内に泡のブロックを設けて、毛細管作用で背圧を生じさせ、インクが揺れ動いたり、圧力サージを生じたりするのを防ぐものもある。泡はインク・リザーバの容積の大部分を占め、従って、インク・リザーバの収容力が低下する。
【0005】
インク・ジェット・プリントヘッドには、「オフ軸インク・リザーバ・システム」を備えるものもある。該システムは、小さなたわみ管を用いて、固定インク・リザーバから移動するプリントヘッドにインクを輸送する。インクの供給量が少なくなると、ユーザはインク・リザーバだけを取り替える。オンボード・システムと同様、プリントヘッド及びたわみ管の加速及び減速によって、プリントヘッドからインクを放出または噴射する可能性のある圧力サージが生じることになる。
【0006】
プリントヘッドとオフ軸インク・リザーバの相対的高さが、インク・ジェット・プリントヘッドの背圧に影響を及ぼす。既知の多くのシステムでは、インク・ジェット・プリントヘッドにわずかな負圧を生じる高さに配置された広くて浅いリザーバを用いることによって、背圧が設定される。リザーバは浅いので、そのレベルはあまり変化せず、インク・ジェット・プリントヘッドの背圧はあまり変化しない。この構成に関する問題は、プリンタが傾斜すると、プリントヘッドの動作が中断する可能性があるということである。もう1つの問題は、浅いインク・リザーバのインク収容力の低さである。
【0007】
1988年10月24日に公開されたクラシマの特公昭63−256451号(特願昭62−91304号)には、オフ軸インク・リザーバ・システムの1つに関する記載がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前述の理由から、本発明の目的は、インク・ジェット・プリントヘッドのための小型で安価な背圧調整器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、インクを貯えるためのリザーバと、リザーバからインクを受け取って、プリントヘッドに送るための背圧調整器と、リザーバと圧力調整器の間に接続されて、インクを圧力調整器に送るためのインク導管を備えた、プリントヘッドにインクを供給するための装置において、リザーバが大気圧を超える圧力になることと、圧力調整器が約0〜約−7水柱インチの圧力でインクをプリントヘッドに送ることから構成されることを特徴とするインク供給装置によって達成される。
要するに、概して言えば、本発明による装置には、リザーバからインクを受け取り、約−2水柱インチの圧力で従来のプリントヘッドにインクを供給するための圧力調整器が含まれている。
【0010】
【作用】
加圧インク供給システムによって、従来用いられてきた大きい導管よりも機械的たわみ性の大きい、直径の小さいインク導管の利用が可能になる。小型製品を設計する場合、この特徴は大いに重要である。直径の小さい導管の利用は、また、インクにさらされる導管の表面積が縮小され、従って、インクの拡散及び水の損失が減少することも表している。さらに、加圧インク供給システムによれば、プリンタの設計、及び、プリントヘッドに対するインク・リザーバの位置に関する選択の自由が増すことになる。リザーバの質量がもはや移動しなくなるので、プリントヘッド及びキャリッジの慣性質量を減らすことが可能になる。キャリッジの移動する慣性質量が減少するので、かなり安価なプリンタの開発が可能になる。最後に、プリントヘッドは、圧力調整器によって設定された均一な圧力で動作するようにより精密な特別設計を施すことができるので、印刷の質が向上する。プリントヘッドは、インク供給量のレベル変動よって圧力が変化することはない。
【0011】
本発明の圧力調整器には、プリンタの出力速度の全範囲、印刷密度の全範囲、及び、インク・リザーバ圧の全範囲にわたって、インク・ジェット・プリントヘッドの背圧(すなわち、漏出を防ぐため、プリントヘッド内部のインクが保持されるわずかに負のゲージ圧)を一定の値に保つ、印刷カートリッジ(すなわち、プリントヘッドを保持し、保護する外部パッケージング)内部に配置された、小型軽量のプラスチック製圧力調整器が含まれている。圧力調整器は、低摩擦弁、弁に開力を作用させるためのダイヤフラム、及び、弁に閉力を作用させるためのバネを備えている。低摩擦弁は、ノズル、弁座、及び、弁座を低摩擦移動させるためのレバーまたは他の装置を備えている。本発明では、高密封圧を可能にする内径の極めて小さいノズルを利用することによって、従来用いられていた逆止め弁に関する密封の問題が克服される。背圧が設定値圧力(すなわち、インクがノズルから漏出しないようにする背圧の所望の値)に等しい場合にダイヤフラムによって加えられる力、及び、バネの力は、ノズル内部におけるインクの最大力の5倍を超える。十分な流量を得るため、本発明では、インク・リザーバに対してわざと正圧をかけることによって、インク・ジェット・プリントヘッドへの十分な流量を実現することが可能である。本発明は、オンボード・インク・リザーバ・システムまたはオフ軸インク・リザーバ・システムを備えたインク・ジェット・プリントヘッドの背圧を調整することが可能である。
【0012】
本発明の圧力調整器には、多くの利点がある。該圧力調整器は、小型で、質量が小さいだけではなく、既知のオフ軸システムを悩ませた問題を解消するので、高性能のプリントヘッドによるオフ軸インク・リザーバの利用が可能になる。結果得られる印刷カートリッジは、小型で、質量が小さいので、本発明を取り入れたプリンタは、小さなパッケージで高性能を備えることが可能になる。本発明のもう1つの利点は、インク・ジェット・プリントヘッドの背圧が、プリントヘッドの移動またはプリンタの配向にかかわらず一定のままであるので、プリントヘッドは任意の角度または速度で印刷を行うことが可能であるという点である。さらに、本発明によるインク・ジェット・プリントヘッドは、インクの供給を改善するために、インク・リザーバに加圧しても、一定のわずかに負の背圧を示すことが可能である。本発明のもう1つの利点は、プリンタの出力速度の変化、印刷密度の変化、及び、リザーバの圧力変動に影響されないということである。該圧力調整器のもう1つの利点は、サイズが小さいので、1つの印刷カートリッジに複数の圧力調整器を配置することができるという点である。この結果、2〜7色(以上)の印刷を行い、2″×1″×.2″以下の寸法を備えた、コンパクトな多色印刷カートリッジの構成が可能になる。また、それによって、異なるインク・ジェット・プリントヘッドから噴射される顔料成分及び安定化成分のような多成分インクを利用した印刷カートリッジの構成が可能になる。本発明のもう1つの利点は、ページ幅の印刷カートリッジの端から端まで多くの圧力調整器を配置することによって、傾斜に影響されないようにすることが可能である。加圧インク供給システムの場合、プリントヘッドは、配向に影響されずに済ますことができ、ページ幅の印刷カートリッジは、水平であろうと、垂直であろうと、あるいは、その間であろうと、任意の配向に取り付けることが可能である。本発明のもう1つの利点は、プリンタが用いられていない場合には、プリントヘッドに関連した圧力調整器によってインクの流れが遮断されるので、インク・リザーバの放出または取り外しを行わなくても、印刷カートリッジからインク・ジェット・プリントヘッドを取り除くことができるという点である。該圧力調整器のもう1つの利点は、背圧を一定に保つことができるので、印刷においてドット・サイズの変動による条線が生じないという点である。さらに、該圧力調整器は安価である。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の他の態様及び利点については、本発明の原理を例示した添付の図面に関連して示す、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
【0014】
例示を目的として図面に示すように、本発明は、プリントヘッドにインクを供給するための装置として具現化される。インクは、プリントヘッドに対して軸から外れるように離し、固定して取り付けられるか、あるいは、プリントヘッドに内蔵して取り付けられるリザーバに貯えられる。圧力調整器は、インク・リザーバからインクを受け取り、約−2〜3水柱インチの圧力でプリントヘッドに供給する。
【0015】
図1を参照すると、参照番号110は、−2水柱インチ〜大気圧を超える圧力でインクを貯えるインク・リザーバを示している。該リザーバは、インク導管114によってプリントヘッド・アセンブリ112に接続されている。図1に示すプリントヘッド・アセンブリは、印刷媒体116にインク小滴を吹き付けている最中である。
【0016】
図1を詳細に参照すると、インク・リザーバ110には、不図示の液体インクを収容する変形可能なバッグ118が含まれている。変形可能なバッグは、コイル・バネ120の伸張によって下方に押しつけられるピストン119によって加圧される。ピストン119及びバネ120は、重力によって得られるレベルを超えるレベルまでインクの圧力を上昇させる。30ポンド/平方インチもの高い動作圧及びわずか−0.1ポンド/平方インチほどの低い動作圧の試験に成功したが、一般的なリザーバ圧は、約1ポンド/平方インチになるように意図されている。リザーバ110は、固定取付具121によってプリンタ(部分的にしか示されていない)内に解放可能に保持される。リザーバ用の固定取付具は、プリントヘッド110と同じレベルに配置することもできるし、プリンタの設計による指示に従って、プリントヘッドより上または下に配置することも可能である。
【0017】
図1を参照すると、インク・リザーバ110が、2つの導管部分123及び125から構成されるインク導管114によってプリントヘッド・アセンブリに接続されている。導管内におけるインクからの水の拡散を減少させるため、導管の内径は小さく、蒸気伝送速度は低い。インク導管114には、さらに、インク・リザーバ110及びインク導管の部分123をプリントヘッド・アセンブリ112及び導管125から分離可能にする機械的結合部分132が含まれている。インク導管の分離及びインク・リザーバの除去は、動作中、通常は開いている遮断弁を閉じて実施される。
【0018】
図1のプリントヘッド・アセンブリ112は、図2、図3、及び、図4に示す背圧調整器20と、図2に示すインク・ジェット・プリントヘッド46及びそれに関連したノズル・プレート48から構成される。圧力調整器20は、インク・リザーバから加圧インクを受け取り、大気圧より約2〜3インチ低い圧力でプリントヘッドに供給する。紙のような印刷媒体116にインク小滴115を噴射しているプリントヘッド(図1には示されていない)が示されている。
【0019】
プリントヘッド・アセンブリ112は、可動キャリッジ136内に解放可能に保持されている。可動キャリッジは、ガイド・レール137に沿って横方向にスライドする。ガイド・レールは、プリンタにしっかりと取り付けられている。可動キャリッジは、駆動モータ138、プーリ140、及び、接続駆動ベルト141によって横方向に並進する。駆動モータによって、プリントヘッド・アセンブリ112は、1度に1帯状部分ずつ印刷媒体116を横方向に移動する。各帯状部分の完了毎に、2つの用紙送りローラ143によって印刷媒体がステップ送りされ、1行ずつ、次々と、印刷媒体に帯状部分が印刷されてゆく。
【0020】
図2及び図3には、印刷カートリッジの内部に納まり、プリンタの出力速度の全範囲、プリンタの出力速度変化の全範囲、印刷密度の全範囲、印刷密度変化の全範囲、及び、インク・リザーバ圧の全範囲にわたって、背圧を一定に保つ、小型軽量のインク・ジェット・プリントヘッド用圧力調整器20に関する望ましい実施例の平面図が示されている。図2及び図3には、ダイヤフラム22、上部ケース24、底部ケース26、及び、インク・リザーバ・ホース28が示されている。本発明の望ましい実施例の場合、調整器の全体寸法は、.6″×.8″×.2″未満である。わずか.3″×.3″×.1″ほどのバージョン及びおそらくはそれより小さいバージョンの製造も可能である。他の寸法を備えたインク・ジェット・プリントヘッド用背圧調整器が、本発明の範囲から逸脱するということはない。
【0021】
図2及び図3には、背圧調整器20の異なる2つの角度からの分解図が示されている。上部ケース24及び底部ケース26を分離することによって、ダイヤフラム・ピストン32を支持するヒンジ40及び弁座34を備えたレバー38が現れている。弁座34のアライメントをとることによって、インク・リザーバ・ホース28からインクを受け取るノズル54を通るインクの流れを遮断することが可能になる。(図4を参照されたい。)ダイヤフラム22及びノズル54内部のインクによって、レバー38を押し下げると、弁座34がノズル54から押し離される。底部ケース26内部のバネ36によって、レバー38を押し上げると、弁座34がノズル54に向かって押される。本発明の望ましい実施例の場合、背圧調整器20は、インク・ジェット・プリントヘッド46に取り付けられており、インクは、インク送りスロット44を通って、底部ケース26からインク・ジェット・プリントヘッド46に移動する。
【0022】
背圧調整器20の望ましい実施例では、調整器20に取り付けられたオフ軸インク・リザーバからインク・リザーバ・ホース28を介してプリントヘッド46に送り込まれるインクの流量を制御することによってプリントヘッド46の背圧が制御される。通常、プリントヘッドへのインクの流れは遮断されている。インク・ジェット・プリントヘッド46の背圧が、望ましい実施例の場合−2水柱インチである設定値背圧より下がると、ダイヤフラム22によって、バネ36の上方への力を超える下方への力がダイヤフラム・ピストン32に加えられ、ダイヤフラム・ピストン32、レバー38、及び、弁座34が下方に回転する。弁座34は、下方に回転すると、ノズル54から離れ、インクがそれを通って、底部ケース26に流入することが可能になる。インク・ジェット・プリントヘッド46の背圧が設定値圧力を超えると、バネ36によって加えられる力の大きさは、ダイヤフラム22及びノズル54内のインクによって加えられる力の大きさを超えることになる。このため、弁座34は上方に回転し、ノズル54を通るインクの流れを遮断する。
【0023】
ダイヤフラム・カバー30がダイヤフラム22を保護している。ダイヤフラム・カバー30を通る注入ホール52は、ダイヤフラム22に空気を吹き付けて、曲げ、空気が自由にダイヤフラムまで流れることができるようにすることによって、調整器への注入を可能にする。レバー・スタンド・オフ43によっって、レバー38がケースから離れた状態に保持される。
【0024】
ダイヤフラム・カバー30、上部ケース24、底部ケース26、ダイヤフラム・ピストン32、レバー38、及び、ノズル34は、安価な製造プロセス(例えば、射出成形)によって、インク・ジェット・プリンタのインクに耐える安価で軽量な材料(例えば、熱可塑材)から作られる。レバー38とダイヤフラム・ピストン32を組み合わせた重量は、最大ダイヤフラム力の10%未満が理想である。レバー/ダイヤフラム・ピストンの組み合わせは、重量及び浮力による配向に依存した力を最小限にとどめるため、インク内において中立の浮力を示すことが理想である。弁座34は、柔軟な弾性材料(例えば、シリコン・ゴム)から作られるので、ノズル54との漏れの無いシールを形成する。バネ36は、ステンレス鋼または成形プラスチックで構成するのが最良である。
【0025】
図4には、ノズル54及び弁座34を含む背圧調整器20の断面が示されている。図4の場合、弁座34はノズル54からのインクの流れを遮断している。ダイヤフラム22によってレバー38が回転すると、弁座34はノズル54から離れ、インクが底部ケース26に流れ込み、スロット44を通ってプリントヘッド46に流入する。本発明の利点の1つは、弁座が、移動時に滑り摩擦を受けないということである。このため、弁座は背圧のわずかな変化にも応答することが可能になる。さらに、圧力調整器のどの部分においても滑り摩擦は生じない。これには、正確な圧力調整を劣化させる予測不能な力を最小限にとどめるという利点がある。(図1乃至図4には、下流弁を備えた調整器が示されている(すなわち、ノズルは高圧側にある)。圧力調整器は、図14に示すように上流ノズル、または、スライド弁座付きノズルを備えるように作ることが可能である。本発明の範囲には、インクの流れを遮断することが可能ないかなるタイプの機構も含まれる。請求項及び明細書では、制限のためではなく、例示を目的として、ノズル及び弁座という言葉が利用されている。ノズルという用語には、あらゆる形状のインク導管が含まれ、弁座には、インク導管を通るインクの流れを遮断することが可能なあらゆるタイプの装置が含まれる。)
【0026】
バネ36によって加えられる力FSがレバー38を上方に押し、ダイヤフラム22によって加えられる力FDia、ノズル54内のインクによって加えられる力FNozz、及び、弁の密封力FSealがレバー38を下方に押す。(上方及び下方という用語は、便宜上用いられただけであり、圧力調整器は任意の方向に機能することが可能である。)設定値圧力において、ダイヤフラム22によって加えられる力+ノズル54内のインクによって加えられる力+密封力の大きさは、バネ36によって加えられる力の大きさに等しい:
FS=FDia+FNozz+FSeal (1)
【0027】
FSがFDia+FNozz+FSealを超える限り、弁は閉じたままである。背圧が設定値背圧に等しくなると、弁座34がノズル54に接触するが、それに力を加えることはない。背圧が再び低下すると、FS<FDia+FNozz+FSealになり、弁座34がノズル54から離れて、インクが底部ケース26に流入する。
【0028】
オフ軸インク・リザーバ・システムの場合、インク・リザーバに加圧して、インクを調整器20まで推進し、ノズル54を介して噴射しなければならない。インク・リザーバの圧力が調整されない場合、望ましい実施例と同様、ノズル54内のインクの圧力がインク・リザーバ内におけるインク体積に応じて変化する。場合によっては、この圧力は、約15psi〜0psiをわずかに超える範囲で変動する可能性がある。
【0029】
ノズル54内のインクによって加えられる力は、下記に等しい:
【0030】
【数1】
Figure 0003595407
【0031】
ここで、DNozzは、ノズル54の内径に等しく、PSIは、ノズル54内におけるインクの圧力に等しい。インク・リザーバの圧力が変動するにつれて、ノズル54内のインクによって加えられる力が変動する。FNozzの大きさが、設定値背圧においてダイヤフラム22によって加えられる力の大きさに近い場合には、この圧力の変動によって、設定値圧力以外の背圧で弁(すなわち、弁座34及びノズル54)を開くことが可能になる。これを防ぐため、設定値背圧においてダイヤフラム22によって加えられる力は、ノズル54内のインクの最大力を大幅に超えなければならない。本発明の望ましい実施例の場合、あらゆる条件下において良好な密封を可能にするには、設定値圧力においてダイヤフラムによって加えられる力FDiaは、ノズル54内のインクの最大力の少なくとも5倍あることが望ましい(てこ比が1の場合)。この力の倍数は、「超過力比」として知られる。超過力比が高くなると、正確な圧力調整、従って、一定した背圧が得られる。背圧は、設定値背圧+オフセットPSPP±(PSPP/OF)に等しい。望ましい実施例の場合、OF=50、PSSP=−2″のため、背圧はほぼ一定のままである、すなわち、−2″±.04″に等しくなる。しかし、OFはわずか5にすることも可能である。
【0032】
図5に示すように、ノズル54は、密封圧を最大にするため、外側半径が小さくなるようにテーパがついている。図6に示すシール57の面積は、ノズル54のボア55の面積の1/2未満が望ましい。(注:図5及び図6におけるシール57及びボア55の相対寸法は、不正確である。)
【0033】
図2及び図3に示すバネ36は、背圧が設定値背圧に等しい場合、ダイヤフラム22によって加えられる力に等しい力をレバー38に加える。設定値背圧が−2水柱インチに等しい場合、バネ36によって加えられる力は、−2水柱インチとダイヤフラム22の面積の積に等しい。この計算では、20を超える超過比を仮定しているので、ノズル54内のインクの力は無視することが可能である。
【0034】
弁座34がノズル54に載っている時、バネ36が予圧でたわむと、バネ36によって加えられる力が生じる。ダイヤフラム22が弁座34をノズル54から押し離すと、バネ36のたわみが増大し、バネ36によって加えられる力も増大する。背圧のわずかな変化に対して圧力調整器20の感度を大いに高めるためには、バネ36の予圧たわみは、弁座34がノズル54から離れると生じる、バネ36の追加たわみを大幅に超えることが望ましい。弁座34は、最大流量のインク流(すなわち、最大流量はブラック・アウト印刷時に生じる)が、ノズル54を通過できるようにするのに十分な距離だけ、ノズル54から離れることが望ましい。一般に、この距離は、ノズル54の半径を超える。背圧が、−2.1″といった設定値背圧よりわずかに低くなると、弁座34は、ノズル54が最大流量のインク流を通すことができるようにするのに十分な距離だけノズル54から離れる。
【0035】
インク・ジェット・プリンタが動作していない時、インク・ジェット・プリントヘッド46の圧力は−2″であり、ダイヤフラ22にたわみは生じない。バネ36の全力によって、弁座34がノズル54に押しつけられる。先行パラグラフに解説のように、この力は設定値背圧においてダイヤフラム22によって加えられる力に等しく、一般に、ノズル54内のインク流によって加えられる最大力の少なくとも5倍(望ましい実施例の場合50倍)になる。バネとノズル54内のインク流との間の超過力比が大きいので、プリンタのオフ時における圧力調整器の漏出が阻止される。
【0036】
超過力要件及びインク・リザーバ圧と背圧の間の大きい差のため、ダイヤフラム22は比較的大きくなる。本発明の望ましい実施例の場合、設定値背圧は、−2水柱インチになり、ノズル54内部の圧力は、2psiまたは54水柱インチとなるが、それよりかなり高くなる可能性もある。ダイヤフラム22によって発生する力が直接弁座に加えられる場合、ノズル54内における54水柱インチによって生じる力の20〜40倍の力を発生するためには、−2水柱インチが作用するダイヤフラムのサイズは、極めて大きくなければならない。
【0037】
ダイヤフラム22は、調整器20において最大の部品であり、本発明の望ましい実施例のサイズを決定する。ダイヤフラム22のサイズを縮小し、同時に、超過力比が20を超えるように保つ方法の1つは、ノズル54の内径を短縮することである。しかし、ノズル54の内径は、最も極端な条件下において十分なインクを通すのに十分な大きさがなければならない。これは、インク流の流量が最大流量に等しく、インク・リザーバの圧力が最低の場合に生じる。最大流量は、ブラック・アウト印刷(すなわち、プリンタが、最大数のインク小滴を噴射することによってページをインクで塗りつぶす)モード時に生じる。以下で導き出される式によって、ノズル54の内径がその両端間における圧力降下及びインク流量の関数として得られる。ノズルを通る流量54は、主として動力学的圧力降下によって制限されるが、粘性摩擦降下を扱う項が含まれる。
△Ptotal=△Pkinetic+△Pviscous friction (3)
ここで、△Ptotalは、ノズル54に両端間における圧力降下である。動力学的圧力降下は、次の通りである:
【0038】
【数2】
Figure 0003595407
【0039】
ここで、ρは、インク濃度であり、vは、さらに体積流量をノズル54の断面積で割ったものとして以下で規定される、インクの平均流速である:
【0040】
【数3】
Figure 0003595407
【0041】
従って、
【0042】
【数4】
Figure 0003595407
【0043】
ポアズイユの抵抗法則は、粘性摩擦による圧力降下を定義する。ここで、Lはノズル54の長さであり、μはインク粘度である:
【0044】
【数5】
Figure 0003595407
【0045】
それゆえに、
【0046】
【数6】
Figure 0003595407
【0047】
従って、
【0048】
【数7】
Figure 0003595407
【0049】
ノズル54の最小内径を計算するため、Qを最大体積流量QMaxに等しい値に設定し、△PTotalを、ノズル54におけるインクの最低圧力Psi low+設定値背圧であるPsi low+PSPPに等しい、ノズル54の両端間における最小圧力降下に等しい値に設定する。従って、ノズルの最小内径DNozz minは、次の通りである:
【0050】
【数8】
Figure 0003595407
【0051】
ノズル内54のインクが発生可能な最大力は、次の通りである:
【0052】
【数9】
Figure 0003595407
【0053】
ここで、PSi Hiは、ノズル54内の最大圧力である。下記に示すように、ダイヤフラム22によって加えられる力×てこ比係数Levが、FNozz Max×OF(超過力)に等しくなければならない:
【0054】
【数10】
Figure 0003595407
【0055】
ここで、DDiaは、ダイヤフラムの直径であり、Levはダイヤフラムのてこ比であり、PSPPは設定値背圧である。
【0056】
ダイヤフラムの最小直径を求めるため、DDiaについて式(13)を解き、変数DNozzに式(11)によって定義されたDNozz minを代入し、望ましい実施例に関して選択されたOF、PSi Hi、Lev、及び、PSPPの値を代入する。結果得られる式は次の通りである:
【0057】
【数11】
Figure 0003595407
【0058】
ダイヤフラム22のサイズを縮小するもう1つの方法は、レバー38、または、カム及びリンク機構を含む、機械的利点をもたらす任意の他の装置を利用することである。結果得られる装置がシステムの公差に整合する限りにおいて、機械的利点が増せば増すほど、それだけ良くなる。
【0059】
図7は、圧力調整器20の平面図であり、ヒンジ・ライン56、弁座移動アーム58、及び、ダイヤフラム移動アーム60が示されている。ダイヤフラム移動アーム60は、弁座移動アーム58より大きいので、弁座54にかかるダイヤフラムの力は、てこ比が1を超える。レバー38の長さを増すことには、ダイヤフラムのサイズ要件が緩和されるという利点がある。本願書において論述される各種実施例のてこ比は、1〜5であるが、.5といった他のてこ比及び他の構成のレバー38も可能であり、本発明の範囲を逸脱するものではない。また、図1〜3および図7に示すように、プリントヘッドの移動及び加速方向は、ヒンジ40の軸と平行である。
【0060】
図8には、レバー38にグルーブをフライス加工して形成されたたわみヒンジ40が示されている。たわみヒンジ40には、最小限の摩擦で曲がり、ねじれを伴わないという利点がある。レバー38のヒンジ40がねじれると、レバー38がねじれ、ノズル53を最大力で密封するような形では、弁座34とノズルのアライメントがとれなくなる。たわみヒンジは弾性であり、本発明の範囲には、弁座をノズルに押しつけるバネ力として、ヒンジの弾性力を利用することが含まれる。本発明の範囲には、転動ヒンジ及び円錐及び点ヒンジといった他の低摩擦ヒンジが含まれる。
【0061】
図16は、ダイヤフラム22の直径DDiaが.625″に等しく、ダイヤフラム・ピストンの直径は5″、てこ比Levが3に等しく、超過力OFが最高供給圧において42に等しく、ノズル54の内径DNozzが20ミルに等しく、インクの最大流量QMaxは.2cc/秒、ノズル54の長さLが.05″に等しく、インク粘度μが.03ポアズに等しく、インク濃度ρが1グラム/ccに等しいといった仕様を備える圧力調整器を利用したプリンタによって得られる印刷のサンプルである。インク・リザーバ圧は、0〜2psiの間で変動し、設定値背圧は−2水中インチに等しい。
【0062】
圧力調整器の代替実施例の場合、ダイヤフラム22の直径DDiaが、.375″に等しく、ダイヤフラム・ピストンの直径は3″、てこ比Levが3に等しく、超過力OFが2.5psiの最高インク・リザーバ圧において108に等しく、インクの最大流量QMaxは.2cc/秒、ノズル54の内径DNozzが12ミルに等しく、ノズル54の長さLが.05″に等しく、インク粘度μが.03ポアズに等しく、インク濃度ρが1グラム/ccに等しく、最低供給圧力は、.5psiである。
【0063】
下記の表には、代替設計パラメータが示されている。表1のパラメータは、基準の事例であり、表2〜5は、それぞれ、これらのパラメータのうち1つだけしか変わっていない。また、下記の表1〜5には、PSi LOWの各値に関するノズルの内径DNozzが示されている。表1の場合、ノズル54における最高圧力PSi Hiは、2.5psiであり、PSi Hiにおける超過力OFが50に等しく、設定点背圧PSPPが−2水柱インチに等しく、インクの最大流量QMaxは.2cc/秒、ノズル54の長さLが.05″に等しく、インク粘度μが.03ポアズに等しく、インク濃度ρが1グラム/ccに等しい。
【0064】
【表1】
Figure 0003595407
【0065】
表2には、設定値背圧が−2水柱インチから−3水柱インチに変化したが、他のパラメータは全て同じままの場合の、てこ比LevとPSi LOWの関数としてダイヤフラムの直径DDia(インチ)が示されている。
【0066】
【表2】
Figure 0003595407
【0067】
表3には、設定値背圧が−2水柱インチに戻されたが、粘度が.03ポアズから.01ポアズに変化し、他のパラメータは全て同じままの場合の、てこ比LevとPSi LOWの関数としてダイヤフラムの直径DDia(インチ)が示されている。
【0068】
【表3】
Figure 0003595407
【0069】
表4には、粘度が.03ポアズ戻されたが、ノズルの長さが.05″から.1″に変化し、他のパラメータは全て不変のままの場合の、てこ比LevとPSi LOWの関数としてダイヤフラムの直径DDia(インチ)が示されている。
【0070】
【表4】
Figure 0003595407
【0071】
表5には、ノズルの長さが.05″に戻されたが、体積流量が.2cc/秒から.02cc/秒に変化し、他のパラメータは全て不変のままの場合の、てこ比LevとPSi LOWの関数としてダイヤフラムの直径DDia(インチ)が示されている。
【0072】
【表5】
Figure 0003595407
【0073】
ダイヤフラム22は、上部ケース24に取り付けて、それが柔軟になるようにするのが望ましい。その材料が延びると、ダイヤフラム22の張力によって、たわみ量が減少する。該材料は、クランプするか、接着するか、プラスチック溶接するか、あるいは、他の任意の方法によって、物理的に所定の位置に保持することが可能である。
【0074】
0の初期張力における弾性ダイヤフラム22のたわみは、下記から計算することが可能である:
【0075】
【数12】
Figure 0003595407
【0076】
ここで、圧力はダイヤフラム22の両側間における圧力差であり、Eはダイヤフラム材料の弾性係数であり、厚さは、ダイヤフラム材料の厚さであり、半径はダイヤフラム22の半径である。ダイヤフラム22の最大たわみは、背圧が設定値背圧に等しく、ダイヤフラム22の両側間における圧力差が背圧設定値に等しい、すなわち、大気圧の場合に生じる。ダイヤフラム22の半径が変わらなければ、厚さ及びEは、選択されたダイヤフラム材料のものになる。望ましい実施例の場合、たわみが大きくなればなるほど、ヒンジ、弁座、及び、レバーの厚さ及び遊びの所定の公差に関して、てこ比がそれだけ大きくなる可能性があるので、ダイヤフラム22のたわみが大きくなる。
【0077】
たるんだ(例えば、波形の)非弾性プラスチック・フィルムから作られたダイヤフラム22の代替実施例は、式(15)通りにはゆかず、これらのダイヤフラムに加えられる全力がレバー38に伝達される。これらの非弾性ダイヤフラムはたわむが、延びないので、レバー38を動かすことになる。ゴムのダイヤフラムに対するプラスチック・ダイヤフラムの利点は、インクに接しても化学的に不活性のままでいることができる点にある。
【0078】
図9は、波形断面を備え、たわみ性のダイヤフラムの代替実施例に関する側面図である。図10は、図9に示すダイヤフラム120の平面図である。図11には、もう1つの代替実施例である、ベローズ・ダイヤフラム140が示されている。波形ダイヤフラム120及びベローズ・ダイヤフラム140は、たわみに対してほとんど抵抗せず、レバー38(または、機械的利点をもたらす他の任意の装置)を動かすのに十分なたわみを生じるので、図2に示す弁座34は、ノズル54からのインクの流れを妨げないように、図3におけるノズル54にしっかりと着座した状態から移動して、ノズル54からノズルの半径1つ分だけ離れることが可能になる。
【0079】
図12には、多くのインク・ジェット・プリントヘッド164がそれを横切って配置された、ページ幅の印刷カートリッジ160が示されている。図13には、複数成分のインクまたは2つの異なるカラーのインクで印刷するための印刷カートリッジ170が示されている。(印刷カートリッジの代替実施例には、もっと多くのカラー、または、もっと多くの成分によるインクで印刷するため、より多くのプリントヘッド及び圧力調整器を含むことが可能である。)これらの印刷カートリッジは、両方とも、それぞれのインク・ジェット・プリントヘッド164に、それと連係する圧力調整器162が設けられている。この構成によれば、多数の圧力調整器162によって、各種インク・ジェット・プリントヘッド164の背圧を印刷カートリッジ160、170におけるその位置に応じて変動させることになる、長いインク柱の形成が阻止されるので、印刷カートリッジ160、170を任意の角度で傾斜させることが可能になる。1インチ毎に圧力調整器162を設ければ、印刷カートリッジ160は垂直時の印刷が可能になる。
【0080】
各インク・ジェット・プリントヘッド164毎に圧力調整器162を設けるもう1つの利点は、システムからインクを除去し、プリントヘッド164の交換後に、さらに、システムにインクを再充填することを必要とせずに、1つ以上のプリントヘッドの交換が行えるという点にある。圧力調整器162は、プリントヘッド164を取り除く場合、ダイヤフラム166をたわませる背圧の代わりに、大気圧があるので、図3に示すノズル54からのインクの流れを遮断する。ダイヤフラム166は全くたわみを生じないので、図2のバネ36の全力によって弁座34がノズル54に押しつけられることになる。
【0081】
図14には、インク・ブラダー92、100に包囲されたオンボード・インク・リザーバを備える印刷カートリッジ96内に、上流ノズル88が配置された圧力調整器80である、本発明の代替実施例が示されている。通気孔86によって、ダイヤフラム/ベース90の一方の側が大気にさらされる。ダイヤフラム/ベース90のもう一方の側は、インク・ジェット・プリントヘッド98の背圧にさらされる。インク・ジェット・プリントヘッド98の背圧が、設定値背圧(例えば、−2水柱インチ)より低くなると、ノズル88から弁棒84を離すことができるように、バネ82がセットされる。インク・ジェット・プリントヘッド98の背圧が設定値圧力未満になると、バネ82によって加えられる値に打ち勝って、弁棒84をノズル88から押し離す力が、ダイヤフラム/ベース90によって加えられ、これにより、ブラダー92からインク・ジェット・プリントヘッド98のブラダー100まで流体を流し、プリントヘッド98の背圧を上昇させることが可能になる。本発明の範囲には、レバー、または、より小さいダイヤフラムが所望される場合に機械的利点を得るための他の手段を備えた実施例が含まれる。
【0082】
上流弁には、インク・リザーバによって弁棒に加えられる力によって、弁棒がノズルに押しつけられるので、漏れを防ぐのに役立つという利点がある。下流弁の場合、インク・リザーバによって弁座に加えられる力によって、弁座がノズルから押し離され、弁に漏れが生じる。上流弁に対する下流弁の利点は、動作がより円滑であり、チャタリングが生じないということである。
【0083】
図15には、オフボード・インク・リザーバ104に取り付けられた上流逆止め弁102が示されている。オフボード・インク・リザーバ104は、逆止め弁102及びバネ106とバッグ108で構成されたバネ・バッグを用いて、図示されていないが、ホース110を介してインク・リザーバ104に接続したインク・ジェット・プリントヘッドの背圧を制御する。該システムは、インク・ジェット・プリントヘッド・カートリッジに現在用いられているバネ・バッグと形態及び機能がほとんど同じに見えるが、バネ・バッグ106/108が、背圧のレベルをモニタする逆止め弁102と共に用いられると点が異なっている。この逆止め弁は、圧力を調整するのではなく、基準から減圧する。
【0084】
インク抽出の開始時に、バネ・バッグ106/108によって必要な背圧が与えられる。インクの抽出につれて、背圧が低下し、バネ106が圧縮して、逆止め弁102を作動させる。逆止め弁102が作動すると、逆止め弁102の両側間における圧力降下が、望ましい実施例の場合、背圧が−2水柱インチに等しい場合に生じる設定値に等しくなるまで、大気圧におけるインクがバネ・バッグ106、108に流入する。このシステムの利点は、上流逆止め弁102のはるかに大きい密封力である。逆止め弁102は、プリントヘッド内部ではなくインク・リザーバ内にあるので、バネ/バッグ106/108は非常に大きくすることができ、従って、背圧が設定値圧力より低くなった場合、大きい力を発生することが可能である。バネ/バッグ106/108は、大きい力の発生が可能であるため、逆止め弁102を密封する力も非常に大きくすることが可能である。上流逆止め弁102を開くため、望ましい実施例におけるバネ/バッグ106/108の表面積は60×60mmである。背圧が−3″の場合、逆止め弁102を開くために、この幾何学的構造によって得られる力は、.6ポンドになる。
【0085】
代替実施例の場合、圧力は、本発明の範囲を逸脱することなく、上記圧力から大幅に変更可能である。例えば、設定値背圧は、0水柱インチ〜−7水柱インチの任意の値とすることができ、インク・リザーバ圧は、−0.1psi〜+30psiを超える値の任意の値とし、120psiの過渡圧力を経験することが可能である。
【0086】
図1のインク・リザーバ110は、開示のように、インクに加圧するため、ピストン119及びバネ120を利用しているが、液体用の他の加圧システムを用いることも可能である。例えば、第2のリザーバ、蠕動ピストン、または、IMOポンプ、及び、他のバネ構造からの圧縮空気が考えられる。
【0087】
以下、本発明に好適な実施形態を例示する。
1. インクを貯えるためのリザーバ110と、リザーバ110からインクを受け取って、プリントヘッド46に送るための背圧調整器20と、リザーバ110と圧力調整器20の間に接続されて、インクを圧力調整器20に送るためのインク導管114を備えた、プリントヘッド46にインクを供給するための装置において、リザーバ110が大気圧を超える圧力になることと、圧力調整器20が約0〜約−7水柱インチの圧力でインクをプリントヘッド46に送ることから構成されることを特徴とするインク供給装置。
【0088】
2. さらに、インク・リザーバ110からのインク流量が、ゼロのインク流量〜最大インク流量によって規定される範囲内において変動する間、負の背圧をほぼ一定に保つための手段が含まれていることを特徴とする、上記1に記載の装置。
【0089】
3. 背圧調整器20には、ブラック・アウト印刷のインク流量に適応するのに十分な内径を備えたノズル54と、ノズル54を通るインク流量を調整するための弁57及び弁座34と、弁に対して、ノズル内部においてインクによって加えられる最大力の5倍を超える大きさの閉力を作用させるためのバネ36と、弁に対して、ノズル54内部においてインクによって加えられる最大力の5倍を超える大きさの開力を作用させるためのダイヤフラム22が含まれることを特徴とする、上記2に記載の装置。
【0090】
4. レバー表面の垂線がプリントヘッドの加速方向に対して平行であることを特徴とする、上記3に記載の装置。
【0091】
5. リザーバ110が−2水柱インチ〜30ポンド/平方インチの間の圧力であることを特徴とする、上記1に記載の装置。
【0092】
6. さらに、プリンタに対してリザーバ110を保持するための固定取付具121と、プリンタ内にあって、プリントヘッド46を解放可能に保持するための可動キャリッジ136と、プリンタ内において、可動キャリッジ136及びプリントヘッド46を固定取付具121及びリザーバ110に対して移動させるための駆動モータ138を備えるプリンタが含まれていることと、前記駆動モータが可動キャリッジとプリンタの間に接続されて動作するようになっていることを特徴とする、上記1に記載の装置。
【0093】
7.さらに、プリンタ内にあって、リザーバ110を保持し、プリントヘッド46を解放可能に保持するための可動キャリッジ136と、プリンタ内において可動キャリッジ136移動させるための駆動モータ138を備えるプリンタが含まれていることと、前記駆動モータが可動キャリッジとプリンタの間に接続されて動作するようになっていることを特徴とする、上記1に記載の装置。
【0094】
本発明の特定の実施例について解説し、例示してきたが、本発明は、本書に解説し、例示した部分の特定の形態または構成に限定されるものではない。
【0095】
【発明の効果】
加圧インク供給システムによって、従来用いられてきた大きい導管よりも機械的たわみ性の大きい、直径の小さいインク導管の利用が可能になる。小型製品を設計する場合、この特徴は大いに重要である。直径の小さい導管の利用は、また、インクにさらされる導管の表面積が縮小され、従って、インクの拡散及び水の損失が減少することも表している。さらに、加圧インク供給システムによれば、プリンタの設計、及び、プリントヘッドに対するインク・リザーバの位置に関する選択の自由が増すことになる。リザーバの質量がもはや移動しなくなるので、プリントヘッド及びキャリッジの慣性質量を減らすことが可能になる。キャリッジの移動する慣性質量が減少するので、かなり安価なプリンタの開発が可能になる。最後に、プリントヘッドは、圧力調整器によって設定された均一な圧力で動作するようにより精密な特別設計を施すことができるので、印刷の質が向上する。プリントヘッドは、インク供給量のレベル変動よって圧力が変化することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリントヘッドにインクを供給するための装置に関する、いくつかの部分を切り欠いた、略透視図である。
【図2】図1と異なる透視図による背圧調整器の望ましい実施例に関する分解図であり、図2の透視図は、背圧調整器の側方で、その少し上方からのものである。
【図3】図1と異なる透視図による背圧調整器の望ましい実施例に関する分解図であり、図3の透視図は、背圧調整器の下方から描かれたものである。
【図4】図1、図2及び図3に示す背圧調整器のノズル及び弁座を示す断面図である。
【図5】図1、図2及び図3に示す背圧調整器のノズル及び弁座の一部の拡大断面図である。
【図6】図5に示す背圧調整器のノズル及び弁座の一部の平面図である。
【図7】背圧調整器の望ましい実施例に関するヒンジ、ダイヤフラムのモーメント、及び、ノズルのモーメントを示す図である。
【図8】図2、図3及び図7に示されたヒンジを示す図である。
【図9】より柔軟で、大きい動きを可能にするダイヤフラムの代替実施例を示す図である。
【図10】より柔軟で、大きい動きを可能にするダイヤフラムの他の代替実施例を示す図である。
【図11】ダイヤフラムのもう1つの代替実施例を示す図である。
【図12】多数のインク・ジェット・プリントヘッドと圧力調整器を備えたページ幅の印刷カートリッジの平面図である。
【図13】2色印刷カートリッジ、及び、多成分インクで印刷する印刷カートリッジの平面図である。
【図14】上流ノズル及びオンボード・インク・リザーバを備えた背圧調整器の代替実施例を示す図である。
【図15】上流ノズルを備えたインク・リザーバに取り付けられた逆止め弁を示す図である。
【図16】本発明を取り入れたプリンタによって得られる印刷サンプルを示す図である。
【符号の説明】
20 背圧調整器
22 ダイヤフラム
24 上部ケース
26 底部ケース
28 インク・リザーバ・ホース
30 ダイヤフラム・カバー
32 ダイヤフラム・ピストン
34 弁座
36 バネ
38 レバー
40 ヒンジ
43 レバー・スタンド・オフ
46 インク・ジェット・プリントヘッド
48 ノズル・プレート
54 ノズル
55 ボア
57 シール
58 弁座移動アーム
60 ダイヤフラム移動アーム
80 圧力調整器
82 バネ
84 弁棒
86 通気孔
88 上流ノズル
90 ダイヤフラム/ベース
92 インク・ブラダー
96 印刷カートリッジ
98 インク・ジェット・プリントヘッド
100 インク・ブラダー
102 逆止め弁
104 オフボード・インク・リザーバ
106 バネ
108 バッグ
110 ホース
110 インク・リザーバ
112 プリントヘッド・アセンブリ
114 インク導管
116 印刷媒体
118 バッグ
119 ピストン
120 コイル・バネ
120 ダイヤフラム
121 固定取付具
123 導管部分
125 導管部分
132 機械的結合部分
136 キャリッジ
137 ガイド・レール
138 駆動モータ
140 プーリ
140 ベローズ・ダイヤフラム
141 駆動ベルト
143 用紙送りローラ
160 印刷カートリッジ
162 圧力調整器
164 インク・ジェット・プリントヘッド
166 ダイヤフラム
170 印刷カートリッジ

Claims (6)

  1. プリントヘッドにインクを供給する装置において、
    リザーバ圧力でインクを貯えるリザーバと、
    前記リザーバからインクを受け取り、所定の圧力で前記プリントヘッドにインクを送る背圧調整器と、
    前記リザーバと前記背圧調整器とを接続し、インクを背圧調整器に送るインク導管と、を備え、
    前記所定の圧力は、前記リザーバ圧力より独立しており、大気圧と大気圧から1.74kPa低い圧力との間であり、
    前記背圧調整器は弁座とノズルから成るバルブを有し、前記プリントヘッドの背圧に基づいて前記リザーバから前記プリントヘッドへのインクの流れを調節する、
    ことを特徴とするインク供給装置。
  2. 前記ノズルは、前記プリントヘッドへのブラックアウト印刷のインク流量に適応する十分大きな内径を有し、
    前記背圧調節器は、前記ノズルの内側のインクが作用する最大力の5倍以上の力でもって前記バルブを閉じる力を付与するバネと、前記ノズルの内側のインクが作用する最大力の5倍以上の力でもって前記バルブを開く力を付与するダイヤフラムと、を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のインク供給装置。
  3. 背圧調節器はレバーを有し、前記レバーのヒンジ軸の延在方向背圧調節器搭載されたプリントヘッドの加速方向に対して平行であることを特徴とする請求項2に記載のインク供給装置。
  4. 前記リザーバの圧力は、大気圧から0.498kPa低い圧力と206.85kPaとの間であることを特徴とする請求項1に記載のインク供給装置。
  5. プリンタに対して前記リザーバを保持する固定取付具を有するプリンタと、
    前記プリンタ内にあって、プリントヘッドを解放可能に保持する可動キャリッジと、
    プリンタ内において、前記可動キャリッジ及び前記プリントヘッド46を前記固定取付具及び前記リザーバに対して移動させるための駆動モータと、を備え、
    前記駆動モータは前記可動キャリッジと前記プリンタとの間を接続するように動作する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のインク供給装置。
  6. プリンタ内にあって、前記リザーバを保持し、前記プリントヘッドを解放可能に保持するための可動キャリッジと、プリンタ内において前記可動キャリッジを移動させる駆動モータと、を備えるプリンタを有し、前記駆動モータが前記可動キャリッジとプリンタの間に接続されて動作する、ことを特徴とする請求項1に記載のインク供給装置。
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