JP3595185B2 - 表示データ出力装置及び表示方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の機器に複数の信号をアイソクロナス伝送可能なIEEE1394ディジタルインターフェース等で構築されたネットワークに好適な表示データ出力装置及び表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、マルチメディアの発展と共にネットワークシステムが普及してきている。マルチメディアにおいては、パーソナルコンピュータ相互間でデータの送受を行うだけでなく、オーディオ機器及びビデオ機器(以下、AV機器という)とのデータの送受も可能にする必要がある。
【0003】
そこで、コンピュータとディジタル画像機器との間で、データの送受を行うためのディジタルインターフェース方式の統一規格が検討されている。マルチメディア用途に適した低コストの周辺インターフェースとしては、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)1394が有力視されている。
【0004】
IEEE1394は、複数のチャンネルの多重転送が可能である。また、IEEE1394は、映像及び音声データ等を一定時間以内で転送することを保証するアイソクロノス(isochronous )転送機能を有していることから、画像伝送に適したディジタルインターフェースとなっている。
【0005】
IEEE1394については、特開平8−279818号公報、特開平9−185577号公報及び特開平10−154996号公報等に詳述されている。
【0006】
IEEE1394では、ツリー状及びディージィーチェイン状のトポロジを採用することができる。IEEE1394規格に対応したケーブル(以下、1394ケーブルという)によって接続された機器同士は、IEEE1394の規格に対応したインターフェース(以下、IEEEインターフェースという)を介してデータ伝送が可能である。
【0007】
現在、各種フォーマットのデータをIEEE1394のパケットに変換して伝送するための変換ルールが決められている。例えば、DVC(ディジタルビデオカセット)のD−I/Fフォーマットのデータ、MPEG(Moving Picture Experts Group)2トランスポートストリームパケット(以下、TSPという)のデータ及びDSS(Digital satellite System )パケット等の各種の機器のディジタルインターフェースフォーマットのデータをIEEE1394のパケットに変換して伝送することができるようになっている。
【0008】
しかしながら、IEEE1394のネットワーク上に接続された各機器は、通常、機器固有のフォーマットしか処理することができない。従って、IEEE1394ケーブルを用いることで、処理可能なデータフォーマットが異なる機器同士、例えば、TSPを扱うディジタルTV(テレビジョン受信機)(以下、DTVという)とD−I/Fフォーマットを扱うDV機器との間においても、データ転送は可能であるが、これらの機器は、転送されたデータを利用することはできない。
【0009】
従って、ユーザーは、ダビング等を行うためにデータの転送元と転送先を指定する場合には、転送元及び転送先として指定する機器に対応したデータフォーマットを把握しておく必要がある。しかし、IEEE1394においては比較的自由な接続形態が許されており、接続可能な機器の台数も比較的多いので、必ずしもユーザーがネットワークに接続された全ての機器の状態を把握しているとは限らず、有効でないデータの転送が行われてしまうことがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来、IEEE1394を利用したネットワークでは、ネットワークに接続された機器にその機器では処理不可能なデータフォーマットのデータが転送されることがあり、ユーザーにとって有意なデータ伝送か否かを判断することが困難なことがあるという問題点があった。
【0011】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、ネットワーク上の各機器の入出力プラグを調査して、有効なデータ転送を可能にする機器を表示することにより、送受信機の有効な指定をユーザーが容易に行うことができる表示データ出力装置及び表示方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る表示データ出力装置は、ネットワーク上に接続された機器をユーザーに識別可能にさせるための第1の表示データを生成して出力する第1の表示データ生成手段と、前記ネットワーク上に接続された機器のうちの1つの機器を送信器として指定するユーザー操作が受け付けられると、ユーザー操作に基づいて送信器として指定された前記1つの機器の出力信号フォーマットを処理可能な接続可能機器を、前記ネットワーク上に接続された複数の機器からの情報に基づいて判定する接続可能機器判定手段と、前記接続可能機器判定手段の判定結果に基づいて、前記ネットワーク上に接続された機器のうち少なくとも前記接続可能機器をユーザーに識別可能にさせるための表示データを生成して出力する第2の表示データ生成手段とを具備したものであり、
本発明の請求項10に係る表示方法は、ネットワーク上に接続された機器をユーザーに識別可能にさせるための第1の表示を行う手順と、前記ネットワーク上に接続された機器のうちの1つの機器を送信器として指定するユーザー操作が受け付けられると、ユーザー操作に基づいて送信器として指定された前記1つの機器の出力信号フォーマットを処理可能な接続可能機器を、前記ネットワーク上に接続された複数の機器からの情報に基づいて判定する手順と、前記接続可能機器判定手段の判定結果に基づいて、前記ネットワーク上に接続された機器のうち少なくとも前記接続可能機器をユーザーに識別可能にさせるための第2の表示を行う手順とを具備したものである。
【0013】
本発明の請求項1においては、接続可能機器判定手段は、ネットワーク上に接続された機器からの情報に基づいて、送信器として指定された機器の出力信号フォーマットを処理可能な接続可能機器を判定する。この判定結果は表示データ生成手段に与えられ、表示データ生成手段によって、少なくとも接続可能機器をユーザーに識別可能にさせる表示を行うための表示データが作成される。
【0014】
本発明の請求項10においては、ネットワーク上に接続された各機器からの情報に基づいて、接続可能機器が判定される。この判定結果に基づいて、接続可能機器をユーザーに識別可能にさせるための表示が行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る表示データ出力装置の一実施の形態を示すブロック図である。
【0016】
表示データ出力装置1は1394ケーブル2を介して図示しない他の複数の機器に接続されている。1394ケーブル2はIEEE1394規格に対応したインターフェース3に接続される。インターフェース3はOSI参照モデルの物理層の処理を行う1394物理層部4及びデータリンク層の処理を行う1394リンク層部5によって構成されている。なお、1394ケーブル2は図示しない他の機器の1394インターフェースに接続される。
【0017】
1394物理層部4は、シリアル信号の符号化方式と電気的仕様について規定されており、バス使用権の調停を行うバスアービトレーションの実施及びトラフィック状況に関するバス全体への通知等を行う。また、1394リンク層5は、データの読出し及び書込みに関する低レベルのプロトコルが規定されており、図示しない信号処理部との間でデータの授受を行うと共に、メモリ内容読み出し部6、機器名検出部7、媒体情報検出部8及び機器選択コマンド発生部17との間でデータの授受を行うようになっている。
【0018】
IEEE1394においては、各機器のメモリ空間であって他の機器からの読み出しが可能なメモリ空間(Configuration ROM)にアクセスして、各機器に関する情報を取得する機能を有している。メモリ内容読み出し部6は、インターフェース3を介して、1394ケーブル2に接続された他機のメモリ空間から各機器に関する情報を取得するようになっている。
【0019】
IEEE1394においては、上述したように各種データフォーマットに対応しており、各データフォーマットを処理する複数の回路ブロック相互間でデータをやりとりするために、各データフォーマットに夫々対応した複数の仮想的な入出力プラグが設定されている。メモリ内容読み出し部6が取得する各機器に関する情報には、この入出力プラグ情報も含まれる。なお、入出力プラグ情報には、ディジタル伝送についての情報だけでなく、アナログ伝送についての情報も含まれる。
【0020】
図2は各機器のメモリ空間に格納された入出力プラグ情報を説明するための説明図である。図2で例示した機器では、MPEG2−TSを処理する2系統の入力プラグ及び2系統の出力プラグを有していることが入出力プラグ情報によって示されている。
【0021】
また、各機器には、各機器に関する情報として、更に、入出力可能な信号フォーマットについての情報及び出力データを有効に処理する機器に関する情報(以下、接続可能機器情報という)等が予め記憶されていることもある。
【0022】
また、機器名検出部7は、ネットワークに接続された各機器の機器名又はIDを示す情報(以下、機器名情報という)を取得して検出結果記憶部10に出力する。
【0023】
検出結果取得部9は、メモリ内容読み出し部6が読み出した情報に基づいて、ネットワークに接続された各機器についての情報を取得し、機器名検出部7からの機器名情報に対応させて、検出結果記憶部10に記憶させるようになっている。検出結果記憶部10はネットワークに接続された各機器に関する情報が機器名又はIDと共に記憶されるようになっている。
【0024】
図3は図1中の検出結果記憶部10の記憶内容を説明するための説明図である。
【0025】
図3はネットワークに接続された各機器が備える入出力プラグを示している。図3の例では、例えば、ネットワークに接続されたD−VHS機器がMPEG2−TSの2系統の入力プラグと出力プラグとを有し、STB(セットトップボックス)は、MPEG2−TSの1系統の出力プラグを有していること等が示されている。
【0026】
ユーザーインターフェース15は指示部13及び選択部14によって構成されている。指示部13はユーザー操作に基づいて機器を指示するためのものであり、例えば、後述する表示装置19の表示画面上に表示された各機器を示す表示をカーソル等を用いてユーザーが指示することができるようになっている。指示部13としては種々のものを採用することができ、例えば、リモコン、マウス、タッチパネル等を用いることができる。
【0027】
ユーザーの指示部13による操作の情報は指示検出部16に供給される。指示検出部16は、ユーザー操作がネットワーク上のいずれの機器に対するどのような種類の指示であったかを検出して、検出結果を接続可能機器判定部11に出力するようになっている。
【0028】
接続可能機器判定部11は、指示検出部16の検出結果がデータの送信元とする機器を示すものである場合には、検出結果記憶部10に記憶されている情報に基づいて、指示された機器からのデータを受信して処理可能な機器(以下、接続可能機器という)を判定する。接続可能機器判定部11は、接続可能機器に関する情報(接続可能機器情報)を表示データ生成部12に出力するようになっている。
【0029】
表示データ生成部12は、インターフェース3を介して、1394ケーブル2に接続された機器についての接続機器情報を取得する。表示データ生成部12は、取得した接続機器情報に基づいて、各機器の接続状況を示す表示を表示するための表示データを生成するようになっている。例えば、表示データ生成部12は、各機器を示すボックス又はアイコン等の表示と1394ケーブル2を示す線分の表示を用い、線分でボックスを結ぶことによって、ネットワークの接続状況を表すことができるようになっている。
【0030】
媒体情報検出部8は、インターフェース3を介して、1394ケーブル2に接続された機器が使用する記録媒体についての情報(媒体情報)を各機器に対応させて取得する。媒体情報としては、例えば、記録レート、媒体の残容量(記録可能な残り時間)等がある。媒体情報検出部8は、検出した媒体情報を表示データ生成部12に出力する。
【0031】
本実施の形態においては、表示データ生成部12は、入力された接続可能機器情報及び媒体情報に基づいて、ネットワーク上の機器のうち接続可能機器とそれ以外の機器とを区別して表示するための表示データを生成して出力するようになっている。例えば、表示データ生成部12は、接続可能機器を示すボックス表示のみを他の表示と異なる表示にすることによって、それ以外の機器と区別する表示データを生成する。また、表示データ生成部12は、転送元の機器と接続可能機器との間のみを線分によって接続し、他の線分は省略することにより、接続可能機器を認識可能にしてもよい。なお、ネットワークに接続された機器数が多い場合には、表示データ作成部12は、接続可能機器のみを表示するようにしてもよい。
【0032】
表示データ生成部12からの表示データは表示データ出力部18に供給される。表示データ出力部18は入力された表示データを表示装置19に出力するようになっている。表示装置19は入力された表示データに基づいて画面上に接続状況及び接続可能機器等に関する表示を表示する。
【0033】
なお、表示装置19が表示データ出力装置1を備えた機器内に存在しない場合には、表示データ出力部18は、インターフェース3を介して、1394ケーブル2に接続された機器であって、表示装置を備えた機器に表示データを転送するようにしてもよい。
【0034】
選択部14は、指示部13と同様の構成であり、ユーザーは選択部14を用いることにより、表示装置19の表示画面上に表示された接続可能機器等の表示を参照しながら、データの転送先の機器を選択することができるようになっている。例えば、選択部14は、表示画面上に表示された接続可能機器をカーソル等によって指定することで、記録機器として指定する。
【0035】
選択部14のユーザー操作に基づく信号は機器選択コマンド発生部17に供給される。機器選択コマンド発生部17は、ユーザーの選択操作に基づいて、データの転送先として選択された機器に、データ転送を受け付けて処理させるためのコマンドを発生し、インターフェース3を介して転送先の機器に転送するようになっている。
【0036】
次に、このように構成された実施の形態の動作について図4乃至図10の説明図を参照して説明する。図4はネットワークの構成を示している。また、図5はユーザーによる指示を説明するためのものであり、図6乃至図10は表示例を示している。
【0037】
いま、図4に示すように、セットトップボックス(STB)21、DVD―RAM22、ディジタルビデオ(D−VHS)23、ディジタルカムコーダー(DVC)24及びディジタルテレビ(DTV)25が1394ケーブル2によってネットワーク接続されているものとする。図1の表示データ出力装置1は、図4中のいずれかの機器内に設けられている。例えば、図4のDTV25内に表示データ出力装置1が設けられているものとする。
【0038】
表示データ生成部12は、インターフェース3を介して、1394ケーブル2によって接続された各機器から接続機器情報を入手する。表示データ生成部12は入手した接続機器情報に基づいて、ネットワークの接続状況を示す表示を表示するための表示データを生成して、表示データ出力部18に出力する。表示データ出力部18は自機内の表示装置19に表示データを出力する。これにより、ユーザーが視聴中のDTVの表示画面上に、ネットワークの接続状況表示を表示させることが可能である。
【0039】
ここで、ユーザーがSTB21で受信中の番組を記録するものとする。この場合には、ユーザーは、録画ソースを出力する送信機器と、録画を行う受信機器とを指定する。上述したように、物理的に1394ケーブル2によって接続されていても、機器によっては、必ずしも録画データを受信して記録することができるとは限らない。例えば、STBで受信した衛星放送(MPEG2−TS信号)の番組データについては、MPEG2−TSを扱うことができるD−VHSでは録画可能であるが、DV信号しか扱うことができないDVCでは録画することはできない。
【0040】
本実施の形態においては、ユーザーが送信機器を指定すると、録画可能機器を識別可能にする表示が表示画面上に表示されるようになっている。
【0041】
本実施の形態においては、メモリ内容読み出し部6は、インターフェース3を介して、ネットワークに接続された全ての機器に関して、実装している入出力プラグとそれらのプラグが入出力可能な信号の種類の検出を行う。例えば、メモリ内容読み出し部6は、図2に示すメモリ空間の情報を読み出して検出結果取得部9に出力する。また、機器名検出部7は、インターフェース3を介して1394ケーブル2に接続された機器名又はIDの情報(機器名情報)を取得して検出結果記憶部10に出力する。
【0042】
検出結果取得部9は、メモリ内容読み出し部6が読み出した情報に基づいて、ネットワークに接続された各機器についての情報を取得して検出結果記憶部10に出力する。検出結果記憶部10は、図3に示すように、ネットワーク内の各機器が有する入出力プラグとこれらの入力プラグが入出力可能な信号の種類に関する情報とを、各機器の機器名に対応させて記憶する。
【0043】
ユーザーは、指示部13を用いて、STB21を送信器として指示するための操作を行う。例えば、図5に示すように、DTV25の表示画面上に、表示データ生成部12の出力に基づいて、ネットワーク上の機器が表示されているものとする。図5では、DTV25以外の各機器がボックス表示によって表示され、ボックス内に機器の名称が表示されている。ユーザーは、画面上に表示されているカーソル表示31を移動させて、STB21を示すボックス上でカーソル表示31を停止させて、STB21を指示するための操作を行う。
【0044】
指示検出部16は、ユーザーによる指示部13の操作を常時検出しており、ユーザーが送信器としてSTB21を指示したことを検出すると、検出結果を接続可能機器判定部11に出力する。
【0045】
接続可能機器判定部11は、指示検出部16の検出結果によってSTB21が送信器であることが示されると、STB21の出力プラグの出力フォーマットを検出結果記憶部10に記憶された情報によって判断し、この出力フォーマットに対応した受信機器を検出結果記憶部10に記憶された情報に基づいて判定する。接続可能機器判定部11は、STB21の出力フォーマットに対応した機器を示す接続可能機器情報を表示データ生成部12に出力する。
【0046】
例えば、接続可能機器判定部11は、図3に示す記憶情報によって、STB21の出力プラグの出カフォーマットがMPEG2−TS信号であることを検出し、MPEG2−TS信号が入力可能な入力プラグを有する機器として、D−VHSとDVD−RAMとを接続可能機器として判定し、これらの機器を示す接続可能機器情報を表示データ生成部12に通知する。
【0047】
表示データ生成部12は、接続可能機器情報に基づいて、ネットワークの接続状況の表示を変更する。即ち、表示データ生成部12は、送信器として指定された機器と接続可能機器情報によって特定された機器とを、その他の機器と区別するための表示を行うための表示データを生成する。表示データ生成部12が生成した表示データは、表示データ出力部18によってDTV25の表示装置19に供給される。
【0048】
図6乃至図9はこの場合の表示装置19の表示画面上の表示例を示している。
【0049】
図6は送信器及び接続可能機器(STB及びD−VHS,DVD−RAM)を示すブロック表示と、その他の機器(DVC)を示すブロック表示とを濃淡を変えて表示する例である。図6では斜線によって淡色を示し、無地によって濃色を示している。ユーザーは、このような表示を参照することによって、指定したSTB21の出力信号を受信して処理可能な機器を容易に識別することができる。
【0050】
図7は送信器を示すブロック表示と接続可能機器を示すブロック表示とのみを結ぶ線表示を表示することで、送信器及び接続可能機器を識別可能にしたものである。図8は送信器を示すブロック表示と接続可能機器を示すブロック表示とのみを点滅表示(図8ではブロックを破線によって示す)させることによって送信器及び接続可能機器を識別可能にしたものである。また、図9は送信器を示すブロック表示と接続可能機器を示すブロック表示とに対して、他の機器を示すブロック表示を小さく表示することで、送信器及び接続可能機器を識別可能にしたものである。
【0051】
また、ネットワーク上に接続された各機器が使用する媒体についての媒体情報が1394ケーブルを介して転送されることもある。そうすると、表示データ生成部12には媒体情報検出部8が検出した媒体情報も与えられる。この場合には、表示データ生成部12は、接続可能機器情報及び媒体情報に基づいて、ネットワークの接続状況の表示を変更する。
【0052】
例えば、表示データ生成部12は、接続可能機器を、それぞれの媒体情報から判定した記録可能時間の量が多い順番に並べ替えて表示するための表示データを生成する。この場合には、接続可能機器以外の機器については、記録不可の表示を付す。図10はこの場合の表示例を示している。
【0053】
図10に示すように、画面左側に送信器を示すブロック表示を表示し、画面右側には上から記録可能時間が長い順に接続可能機器を示すブロック表示を表示すると共に、ブロック表示の近傍に記録可能時間を示す表示を表示する。更に、画面右下側には、接続可能機器以外の機器を示すブロック表示を記録が不可であることを示す表示と共に表示する。図10では、媒体情報検出部8が取得した媒体情報に基づいて、D−VHSの記録可能時間が110分であり、DVD−RAMの記録可能時間が30分であることを示している。
【0054】
また、媒体情報は、媒体の残容量を示すものだけでなく、記録レートの情報も含む。例えば、D−VHS23の記録レートが送信器であるSTB21からのデータ伝送レートよりも低い場合には、D−VHSを示すブロック表示に記録不可の表示が付加されることは明らかである。
【0055】
ところで、上述したように、各機器のメモリ空間には、各機器の出力を処理可能な機器に関する情報が予め記述されていることがある。この場合には、この情報はメモリ内容読み出し部6によって読み出されて検出結果取得部9に供給される。例えば、STB21のメモリ空間に、出力であるMPEG2−TS信号を処理可能な機器としてD−VHS及びDVD−RAMの情報が記述されているものとする。検出結果取得部9によって、この情報は検出結果記憶部10に記憶される。
【0056】
接続可能機器判定部11は、送信器としてSTB21が指示されたことが示された場合には、検出結果記憶部10の記憶内容に基づいて、接続可能機器情報としてD−VHS,DVD−RAMに関する情報を出力する。
【0057】
以後の処理は、入出力プラグに基づいて接続可能機器を表示する場合と同様である。
【0058】
このように、本実施の形態においては、インターフェースを介してネットワークに接続された各機器の情報を取得し、取得した情報に基づいて、送信器として指定された機器の出力を処理可能な接続可能機器を判定する。そして、判定結果に基づいて、接続可能機器をユーザーに識別可能にさせるための表示を行っている。これにより、ユーザーは、有効なデータ伝送を可能にする送受信機の指定を容易に行うことができる。
【0059】
なお、上記実施の形態は、インターフェースとして、IEEE1394方式のディジタルインターフェイスを採用した例を説明したが、アイソクロナスデータ伝送が可能な他のデイジタルインターフェースにも適用可能であることは明らかである。
【0060】
また、接続可能機器を判定するためにIEEE1394等の仮想的な入出力プラグの情報を用いたが、例えば、アナログ伝送等では、ケーブルを接続するための実際の入出力プラグの物理的な接続を検出することで、接続可能機器を判定するようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ネットワーク上の各機器の入出力プラグを調査して、有効なデータ転送を可能にする機器を表示することにより、送受信機の有効な指定をユーザーが容易に行うことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示データ出力装置の一実施の形態を示すブロック図。
【図2】メモリ空間の情報を説明するための説明図。
【図3】図1中の検出結果記憶部10の記憶内容を説明するための説明図。
【図4】ネットワークの接続状況を説明するための説明図。
【図5】本実施の形態における表示例を示す説明図。
【図6】本実施の形態における表示例を示す説明図。
【図7】本実施の形態における表示例を示す説明図。
【図8】本実施の形態における表示例を示す説明図。
【図9】本実施の形態における表示例を示す説明図。
【図10】本実施の形態における表示例を示す説明図。
【符号の説明】
1…表示データ出力装置、2…1394ケーブル、3…インターフェース、6…メモリ内容読み出し部、7…機器名検出部、8…媒体情報検出部、10…検出結果記憶部、11…接続可能機器判定部、12…表示データ生成部、19…表示装置。
Claims (10)
- ネットワーク上に接続された機器をユーザーに識別可能にさせるための第1の表示データを生成して出力する第1の表示データ生成手段と、
前記ネットワーク上に接続された機器のうちの1つの機器を送信器として指定するユーザー操作が受け付けられると、ユーザー操作に基づいて送信器として指定された前記1つの機器の出力信号フォーマットを処理可能な接続可能機器を、前記ネットワーク上に接続された複数の機器からの情報に基づいて判定する接続可能機器判定手段と、
前記接続可能機器判定手段の判定結果に基づいて、前記ネットワーク上に接続された機器のうち少なくとも前記接続可能機器をユーザーに識別可能にさせるための表示データを生成して出力する第2の表示データ生成手段とを具備したことを特徴とする表示データ出力装置。 - 前記接続可能機器の判定に用いられる前記ネットワーク上に接続された各機器からの情報は、前記ネットワーク上に接続された各機器のメモリ空間に記述された情報のうち前記ネットワークのインターフェース上の仮想的な入出力プラグ情報、信号フォーマット情報及び接続可能機器情報のうちの少なくとも1つを有することを特徴とする請求項1に記載の表示データ出力装置。
- 前記表示データに基づく表示を行う表示手段を更に具備したことを特徴とする請求項1に記載の表示データ出力装置。
- 前記ネットワーク上に接続された機器からユーザーが送信器を指定するためのユーザーインターフェースを更に具備したことを特徴とする請求項1に記載の表示データ出力装置。
- 前記第2の表示データ生成手段は、前記ネットワーク上に接続された各機器のうち少なくとも前記接続可能機器をユーザーに識別可能にするために、前記ネットワーク上に接続された少なくとも前記接続可能機器を示す表示の濃淡を変化させるか、前記送信器と前記接続可能機器とを示す表示を線で結ぶか、少なくとも前記接続可能機器を示す表示を点滅又は非点滅表示によって表示させるか、少なくとも前記接続可能機器を示す表示の大小を変化させるかの少なくとも1つの方法で表示させることを特徴とする請求項1に記載の表示データ出力装置。
- 前記接続可能機器判定手段は、前記ネットワーク上に接続された各機器の機器名又は機器IDを検出することによって、前記ネットワーク上に接続された各機器からの情報を判断することを特徴とする請求項1に記載の表示データ出力装置。
- 前記接続可能機器判定手段は、前記ネットワーク上に接続された各機器が使用する媒体に関する媒体情報に基づいて、前記接続可能機器の判定結果を修正することを特徴とする請求項1に記載の表示データ出力装置。
- 前記第2の表示データ生成手段は、前記ネットワーク上に接続された機器のうち少なくとも前記接続可能機器をユーザーに識別可能にするための表示の表示順を前記媒体情報に基づいて設定した表示データを生成することを特徴とする請求項7に記載の表示データ出力装置。
- 前記表示順は、前記媒体情報によって与えられる媒体の残容量及び記録レートのうちの少なくとも一方に基づく順番であることを特徴とする請求項8に記載の表示データ出力装置。
- ネットワーク上に接続された機器をユーザーに識別可能にさせるための第1の表示を行う手順と、
前記ネットワーク上に接続された機器のうちの1つの機器を送信器として指定するユーザー操作が受け付けられると、ユーザー操作に基づいて送信器として指定された前記1つの機器の出力信号フォーマットを処理可能な接続可能機器を、前記ネットワーク上に接続された複数の機器からの情報に基づいて判定する手順と、
前記接続可能機器判定手段の判定結果に基づいて、前記ネットワーク上に接続された機器のうち少なくとも前記接続可能機器をユーザーに識別可能にさせるための第2の表示を行う手順とを具備したことを特徴とする表示方法。
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