JP3595076B2 - 刷本集積装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、輪転印刷機から連続的に排出される刷本を集積するための刷本集積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に輪転印刷機は、印刷済の刷本を刺身状の刷本列として排出している。このように排出された刷本列は、刺身状に並べられた後、巻取ベルトによって巻取られ、このようにして刷本列を巻取ってなる刷本巻体が作製される。
【0003】
刷本巻体からは、その後刷本列と巻取ベルトが繰り出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように刷本巻体から刷本列と巻取ベルトが繰り出されるが、刷本巻体から繰り出された刺身状の刷本列を構成する各刷本は、その後束状に集積される。この場合、集積部の刷本は、その後束状にまとめられる。この際、刷本巻体からの繰り出しを停止することなく、刷本の集積作業および束状にまとめる作業を行うことができれば、作業の効率化が図れて都合が良い。
【0005】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、刷本巻体から刷本列を連続的に繰り出しながら、刷本列を構成する刷本を束状に集積してまとめることができる刷本集積装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、折部を有する刷本を多数配置し、巻取ベルトで巻取ることにより構成された刷本巻体と、刷本巻体から繰り出される巻取ベルトを回収するベルト回収部と、刷本巻体から繰り出される刷本の列を搬送するための一対の搬送ベルトと、一対の搬送ベルトの下流側に配置され、刷本を集積する集積部と、一対の搬送ベルトに設けられ、刷本を一時的に貯留する刷本貯留部とを備え、刷本貯留部は一対の搬送ベルトに掛け渡された一対の側方プーリと、この一対の側方プーリの間に配置され一対の搬送ベルトに掛け渡されるとともに、一対の側方プーリに対して移動可能な中間プーリとからなることを特徴とする刷本集積装置である。
【0007】
本発明によれば、多数の刷本からなる刷本列を巻取ベルトで巻取って構成された刷本巻体から、巻取ベルトおよび刷本列が繰り出される。繰り出された巻取ベルトはベルト回収部で回収されるとともに、刷本列は一対の搬送ベルトによって挟持されて集積部まで搬送される。刷本貯留部において中間プーリを一対の側方プーリに対して移動させることにより、一対の側方プーリ間に掛け渡された一対の搬送ベルトの長さを増減させる。このことにより一対の側方プーリ間の一対の搬送ベルト内において刷本を貯留したり排出したりすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図6は本発明による刷本集積装置の一実施の形態を示す図である。
【0009】
図1に示すように、刷本集積装置10はフレーム10aと、フレーム10aに装置された刷本巻体11とを備えている。このうち刷本巻体11は、図6に示すように折部21aを有する刷本21を刺身状に多数配置してなる刷本列20を、芯材11a回りに巻取ベルト22で巻取ることにより構成されている。
【0010】
なお、刷本巻体11の各刷本21は、2つ折されて折部21aと開口部21bとを形成しており、刷本21は刷本巻体11からの繰り出し時に折部21aが後方に開口部21が前方にくるよう繰り出される。
【0011】
また図1に示すように、刷本巻体11の左側下方位置に、刷本巻体11から繰り出される巻取ベルト22を巻取り回収するためのベルト回収部12が設けられている。
【0012】
また、図1に示すように刷本巻体11の下方位置には、刷本巻体11から繰り出される刷本列20を挟持して搬送するための一対の搬送ベルト15、16が配設されている。このうち搬送ベルト15は刷本巻体11に当接して、刷本列20を刷本巻体11から受け取るものである。また搬送ベルト16は搬送ベルト15の下側に配置され、搬送ベルト15とともに刷本列20を挟持して搬送するものである。
【0013】
一対の搬送ベルト15、16は、反転プーリ17に掛け渡された後、刷本貯留部18まで刷本列20を搬送するようになっている。また刷本貯留部18の下流側には、刷本例20を構成する各刷本21を集積するための集積部25が配設されている。この集積部25は底面25aを有し、各刷本21はその折部21が集積部25の底面25aに当接した状態で集積される。
【0014】
次に刷本貯留部18について説明する。図1に示すように刷本貯留部18は一対の固定された固定プーリ(側方プーリともいう)18a,18bと、この一対の固定プーリ18a,18bの中間に配置された可動プーリ(中間プーリともいう)18cとを有している。このうち可動プーリ18cは上下方向に移動自在となっており、また可動プーリ18cは、駆動手段38によって上下方向へ駆動される。そして一対の搬送ベルト15,16は、一対の固定プーリ18a,18bおよび可動プーリ18cの間に掛け渡されている。
【0015】
このような構成からなる刷本貯留部18において、集積部25側からの要請により刷本列20の搬送を停止する場合、固定プーリ18aの回転を停止させる。他方、刷本巻体11は連続回転しているので、固定プーリ18bを回転させたままの状態とし、駆動手段38によって可動プーリ18cを上昇させる。このようにして刷本貯留部18の一対の固定プーリ18a,18b間に掛け渡された一対の搬送ベルト15,16の長さを増加させて、一対の固定プーリ18a,18b間の一対の搬送ベルト15,16内に、刷本列20を所望に応じて貯留させることができる。ところで駆動プーリ18cの上下移動にともなって、搬送ベルト15,16のたるみを吸収する必要がある。このような搬送ベルト15,16のたるみ吸収のため、搬送ベルト15,16は、各々テンションプーリ31,36とスプリング32,37とからなるテンショナ30,35に掛け渡されている。
【0016】
また、図1に示すように搬送ベルト15,16の刷本巻体11の下流側には、刷本列20の各刷本21の数を測定するカウンタ13と、ジョガー14とが順次配設されている。このうちジョガー14は一対の側板(図示せず)を有し、刷本列20の側面を揃えるものである。
【0017】
次のこのような構成からなる本実施例の作用について説明する。まず図6に示すように予め2つ折された刷本21を刺身状に多数配置してなる刷本列20を、巻取ベルト22で巻取ることにより刷本巻体11が作製される。次にこの刷本巻体11が、フレーム10aに装着されて回転駆動される。
【0018】
刷本巻体11の回転駆動によって、刷本巻体11から巻取ベルト22と刷本列20が繰り出され、このうち巻取ベルト22はベルト回収部12に巻取回収される。他方、刷本巻体11から繰り出される刷本列20は、刷本巻体11に当接する搬送ベルト15によって搬送される。この場合、刷本列20の各刷本21はその折部21aが後方に、開口部21bが前方にくるよう繰り出される(図4参照)。
【0019】
次に搬送ベルト15によって搬送される刷本列20は、カウンタ13を通過して刷本の数が測定され、その後反転プーリ17において搬送ベルト15,16内で挟持されて反転する(図2参照)。
【0020】
その後、刷本列20は一対の搬送ベルト15,16によって搬送されて、貯留部18に達する(図3参照)。その後刷本列20は、刷本貯留部18から集積部25へ送られ、この集積部25に集積される。この場合、刷本列20の刷本21は下方から集積部25側へ、刷本21の折部21aが下向きになるよう送られる(図1,図3および図5参照)。
【0021】
集積部25において、各刷本21はその折部21aが底面25aに当接するよう配置される。また集積部25の底面25a上に配置された各刷本21は、図5の左側へ順次送られ束状にまとめられる。このように集積部25において、各刷本21は開口部21bに比べて比較的堅固な折部21aを底面25aに当接させて集積されるので、集積部25において刷本21の高さを容易に揃えることができる。
【0022】
次に刷本貯留部18の作用について図1および図3により述べる。集積部25において刷本21を束状にまとめる際、固定プーリ18aの回転は停止する。このため刷本列20は集積部25側へ送られない。
【0023】
この間、刷本巻体11は回転を続けているので、刷本巻体11と固定プーリ18bとの間の搬送ベルト15,16は駆動される。同時に駆動手段38によって可動プーリ18cが上昇して、固定プーリ18a,18b間に掛け渡された搬送ベルト15,16の長さが増加して、一対の固定プーリ18a,18b間の一対の搬送ベルト15,16内に刷本列20が貯留される。この場合、可動プーリ18cの上昇速度は、搬送ベルト15,16の搬送速度の1/2となっている。
【0024】
その後集積部25において、刷本21を束状にする作業が終了すると、固定プーリ18aが再び回転する。これに伴って可動プーリ18cが降下して、固定プーリ18a,18b間に掛け渡された搬送ベルト15,16の長さが減少して、固定プーリ18a,18b間の一対の搬送ベルト15,16内に貯留されていた刷本列20が、集積部25側へ搬出される。
【0025】
なお、刷本貯留部18の可動プーリ18cが上下方向に移動する際、搬送ベルト15,16は各々のテンショナ30,35によりその長さが調整される。
【0026】
このように本実施の形態によれば、刷本巻体11から刷本列を容易に繰り出して、集積部25に集積することができる。
【0027】
なお、上記実施の形態において、刷本貯留部18を構成する一対の固定プーリ18a,18bを固定するとともに中間に位置する可動プーリ18cを可動させた例を示したが、これに限らず1つの固定プーリの両側に一対の可動プーリを設けることによって刷本貯留部18を構成してもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、刷本貯留部において、中間プーリを一対の側方プーリに対して移動させることにより、一対の側方プーリ間に掛け渡された一対の搬送ベルトの長さを増減させることができる。このことにより一対の側方プーリ間の一対の搬送ベルト内において、刷本を貯留したり排出したりすることができる。このため、刷本巻体の繰り出しを停止することなく、集積部における刷本の集積作業および束状にまとめる作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による刷本集積装置の一実施の形態を示す概略図。
【図2】刷本巻体から繰り出される刷本列を示す図。
【図3】刷本貯留部を示す拡大図。
【図4】刷本巻体から繰り出される刷本列の拡大図。
【図5】刷本を集積する集積部を示す拡大図。
【図6】刷本巻体を示す図。
【符号の説明】
11 刷本巻体
12 ベルト回収部
13 カウンタ
15,16 搬送ベルト
17 反転プーリ
18 刷本貯留部
18a,18b 固定プーリ
18c 可動プーリ
20 刷本列
21 刷本
21a 折部
30,35 テンショナ
Claims (1)
- 折部を有する刷本を多数配置し、巻取ベルトで巻取ることにより構成された刷本巻体と、
刷本巻体から繰り出される巻取ベルトを回収するベルト回収部と、
刷本巻体から繰り出される刷本の列を搬送するための一対の搬送ベルトと、
一対の搬送ベルトの下流側に配置され、刷本を集積する集積部と、
一対の搬送ベルトに設けられ、刷本を一時的に貯留する刷本貯留部とを備え、
刷本貯留部は一対の搬送ベルトに掛け渡された一対の側方プーリと、この一対の側方プーリの間に配置され一対の搬送ベルトに掛け渡されるとともに、一対の側方プーリに対して移動可能な中間プーリとからなることを特徴とする刷本集積装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19667096A JP3595076B2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 刷本集積装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP19667096A JP3595076B2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 刷本集積装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1035945A JPH1035945A (ja) | 1998-02-10 |
JP3595076B2 true JP3595076B2 (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=16361648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19667096A Expired - Fee Related JP3595076B2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 刷本集積装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3595076B2 (ja) |
-
1996
- 1996-07-25 JP JP19667096A patent/JP3595076B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1035945A (ja) | 1998-02-10 |
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