JP3593494B2 - コンロ - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、本体上部に焼網を架設したバーベキューコンロや卓上コンロなどのコンロに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
焼網を上下動する構成として、炭火などの火源からの距離を変え火力調整ができるコンロは、これまで様々なものが提案されているが、周囲の焼網によって強火で肉を焼きながら、中央の高くした焼網によって野菜などを弱火で焼ける焼肉調理に適した構造のものはない。
【0003】
また、この焼網の高さ調整も簡単な操作で無段階調整できるものはない。
【0004】
本発明は周囲に通常どおり強火で焼けるエリア(外周焼網部)と、その中央に高さ調整することでこれより弱火で焼けるエリア(中央焼網部)とを並設した構成とし、例えば肉と野菜とを同時に異なる火力で焼くことができたり、焼き上がった肉を保温しておいたりすることなどもでき、しかも、この弱火エリアを強火エリアで囲まれた中央に配することで、前述のように焼肉調整がし易く、また食べ易い構成となる画期的なコンロを提供することを目的としている。
【0005】
また、本発明は中央に弱火エリアを配する構成としながら、この弱火エリアとなる中央焼網部の高さ調整(火力調整)が簡易な操作で調整できる画期的なコンロを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0007】
中央部に配設する中央焼網部1と、外周部に配設し前記中央焼網部1を囲む外周焼網部2とにより本体3上部の焼網を構成し、前記中央焼網部1を上下動自在に構成して、前記外周焼網部2より前記中央焼網部1を上昇し得るように構成したことを特徴とするコンロに係るものである。
【0008】
また、前記中央焼網部1の高さを前記外周焼網部2と略面一となる高さから所定高さまで無段階に調整し得るように上下動自在に構成したことを特徴とする請求項1記載のコンロに係るものである。
【0009】
また、前記中央焼網部1を上下動調整する上下動調整機構4を備え、前記中央焼網部1を水平回動することで中央焼網部1が上下動するように前記上下動調整機構4を構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のコンロに係るものである。
【0010】
また、前記中央焼網部1の下方に上下方向に螺旋状の上下動ガイド部5を設け、この上下動ガイド部5を支承することで前記中央焼網部1を支承する支承部6を前記本体3に設けて、前記中央焼網部1を水平回動することで前記支承部6の前記上下動ガイド部5を支承する位置が螺旋状に移動することで前記中央焼網部1が上下動するように前記上下動調整機構4を構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンロに係るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
最も最良と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0012】
外周焼網部2に囲まれた中央焼網部1を上下動調整して、外周焼網部2の高さより中央焼網部1の高さを高くすることで、強火エリア(外周焼網部2)で囲まれた中央に弱火エリア(中央焼網部1)を設けることができる。
【0013】
従って、外周の強火エリアで肉を焼きながら、同時に中央の弱火エリアで野菜を焼くことができる。
【0014】
即ち、外周焼網部2の高さ調整によって、野菜などの低い温度で焼くものも焦げ目なく肉と一緒に焼くことができる。
【0015】
また、肉を食べ切れず一時保温する場合にこの火力の弱い中央焼網部1に載せて保温しておくこともできる。
【0016】
また、本発明は単にこの強火エリアと弱火エリアとのツーエリアを有するというだけでなく、強火エリアで囲まれた中央に弱火エリアを設けるため、エリアを横並びに並設する場合に比して、肉を野菜とを別々に焼くのではなく、あくまで、一枚ものも焼網の場合のように一緒に焼肉調理するイメージが守られる。
【0017】
また、前述のように一時保温させるべく、弱火エリアの中央焼網部1に肉を載せる場合、強火エリアの外周焼網部2に囲まれた中央に載せるため、従来のように網の端部や焼網外に載せるのと違い、食べ残しとしてのイメージは全くなくなり、中央焼網部1が上昇していることもあいまって、あくまで出来上がって食することを勧める視覚作用も発揮される。
【0018】
従って、強火で焼くものと弱火で焼くものを同時に焼くことができ、さらにこのように焼肉調理を一層美味しそうに楽しく行え、また、出来上がったものが中央に高くなっている中央焼網部1に載せることで取り易く、食べ易い画期的なコンロとなる。
【0019】
また、この中央焼網部1は外周の外周焼網部2と面一状態から火が遠くなる所定高さまで上下動調整できるように構成することで、例えば面一状態として広くした焼網上で肉を焼いた後、食べ切れない肉を一時保温するため、その時は中央の中央焼網部1を上昇させて保温状態に切り替えることも可能となる。
【0020】
また、この中央焼網部1の上下動調整も単に中央焼網部1を水平回動することで上下動調整するように構成することで、前記切り替えるも、またこの弱火エリアの火力調整も例えば網目に箸などを差し込んで中央焼網部1を回動操作するだけでよく、非常に簡単に無段階での上下動調整を行うことができ、極めて実用性に秀れたコンロとなる。
【0021】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0022】
図1,図2に示す第一実施例では中央に上下動自在に中央焼網部1を設け、この中央焼網部1の外周を完全に囲むドーナツ状の外周焼網部2を設けて焼網を構成し、外周に強火エリアを設け、この強火エリアで囲んだ中央に弱火エリアが形成されるように構成している。
【0023】
本実施例では、この中央焼網部1の高さを前記外周焼網部2と略面一となる高さから所定高さまで無段階に上下動調整する上下動調整機構4を設けているが、具体的には、中央焼網部1の下方に上下方向に螺旋状の上下動ガイド部5を設け、この上下動ガイド部5を支承することで前記中央焼網部1を支承する支承部6を本体3に設けて、この中央焼網部1を水平回動することで前記支承部6の前記上下動ガイド部5を支承する位置が螺旋状に移動することで中央焼網部1が上下動するように構成している。
【0024】
更に説明すれば、炭火などの火源を収納し、上部に前記中央焼網部1,外周焼網部2を架設状態に配する本体3内の目皿部7にガイド筒8を立設し、このガイド筒8内にピン状の前記支承部6を突設している。
【0025】
一方中央焼網部1には上下動ガイド部5としてコイルバネ状の螺旋杆5Aを垂設し、この螺旋杆5Aをガイド筒8内に嵌挿すると共にこの螺旋杆5Aの任意位置が前記支承部6に支承されて中央焼網部1を支承保持するように構成している。
【0026】
従って、本実施例では中央焼網部1を水平回動させることで、この中央焼網部1と共に螺旋杆5Aがガイド筒8内で回動し、この螺旋杆5Aが螺旋状となっているために支承部6による支承位置が移動することで中央焼網部1の高さが上下動するように構成している。
【0027】
従って、この回動を停めた位置に中央焼網部1の上下動は停止することとなり、中央焼網部1を無段階に高さ調整できることとなる。
【0028】
また、ガイド筒8内で上下動ガイド部5(螺旋杆5A)を回動させるため、安定性良く中央焼網部1の回動操作が行え、中央焼網部1の高さ調整はスムーズとなる。
【0029】
また、中央焼網部1の支柱となる上下動ガイド部(螺旋杆5A)を挿入支承する支柱ガイドとしての前記ガイド筒8は、目皿部7の底部に貫通させて目皿部7に固着した構成とすることで、回動しても揺れることが少なく、一層安定したスムーズな回動操作による上下動調整を行うことができる。
【0030】
尚、この螺旋杆5Aはコイルスプリング状ではあるが剛体とし、支承部6に支承されるように構成している。
【0031】
また、この支承部6は本実施例では、ガイド筒8に螺ボルトやビス6Aを筒内へ螺着突設することで形成している。
【0032】
また、図3に示す第二実施例では、中央焼網部1の支柱を螺旋杆5Aではなく螺旋状板5Bで形成して上下動ガイド部5を垂設し、この上下動ガイド部5(螺旋状板5B)を挿入するガイド筒8を本体3に設け、このガイド筒8の上部に、中央焼網部1の支柱である螺旋状板5Bを挿入する支承用のスリット孔6Bを形成してこれを支承部6としたもので、第一実施例と同様の作用・効果を発揮する。
【0033】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、周囲に通常どおり強火で焼けるエリア(外周焼網部)と、その中央に高さ調整することでこれより弱火で焼けるエリア(中央焼網部)とを並設した構成とし、例えば肉と野菜とを同時に異なる火力で焼くことができたり焼き上がった肉を保温しておいたりすることができ、しかも、この弱火のエリアを強火エリアで囲まれた中央に配することで、前述のように焼肉調整がし易く、また食べ易い構成となる画期的なコンロとなる。
【0034】
即ち、本発明は単にこの強火エリアと弱火エリアとのツーエリアを有するというだけでなく、強火エリアで囲まれた中央に弱火エリアを設けるため、エリアを横並びに並設する場合に比して、肉を野菜とを別々に焼くのではなく、あくまで、一枚ものも焼網の場合のように一緒に焼肉調理するイメージが守られ、また、前述のように一時保温させるべく、弱火エリアの中央焼網部に肉を載せる場合、強火エリアの外周焼網部に囲まれた中央に載せるため、従来のように網の端部や焼網外に載せるのと違い、食べ残しとしてのイメージは全くなくなり、中央焼網部1が上昇していることもあいまって、あくまで出来上がって食することを勧める視覚作用も発揮されることとなり、焼肉調理を一層美味しそうに楽しく行え、また、出来上がったものが中央に高くなっている中央焼網部に載せることで取り易く、食べ易い画期的なコンロとなる。
【0035】
また、請求項2記載の発明においては、中央の弱火エリアとなる中央焼網部の無段階上下動調整により火力の微調整を広範囲にわたって可能となり、また、例えば面一状態として広くした焼網上で肉を焼いた後、食べ切れない肉を一時保温するため、その時は中央の中央焼網部1を上昇させて保温状態に切り替えることも可能となるなど一層秀れたコンロとなる。
【0036】
また、請求項3記載の発明においては、中央に弱火エリアを配する構成としながら、この弱火エリアとなる中央焼網部の高さ調整(火力調整)が簡易な操作で調整できる画期的なコンロとなる。
【0037】
特に請求項4記載の発明においては、簡易な構成で実現でき、この中央焼網部の上下動調整も単に中央焼網部を水平回動することで上下動調整するように構成することで、前記切り替えるも、またこの弱火エリアの火力調整も例えば網目に箸などを差し込んで中央焼網部を回動操作するだけでよく、非常に簡単に無段階での上下動調整を行うことができ、極めて実用性に秀れたコンロとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の(第一実施例)の説明斜視図である。
【図2】本実施例の(第一実施例)の要部の説明断面図である。
【図3】第二実施例の要部の説明断面図である。
【符号の説明】
1 中央焼網部
2 外周焼網部
3 本体
4 上下動調整機構
5 ガイド部
6 支承部
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、本体上部に焼網を架設したバーベキューコンロや卓上コンロなどのコンロに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
焼網を上下動する構成として、炭火などの火源からの距離を変え火力調整ができるコンロは、これまで様々なものが提案されているが、周囲の焼網によって強火で肉を焼きながら、中央の高くした焼網によって野菜などを弱火で焼ける焼肉調理に適した構造のものはない。
【0003】
また、この焼網の高さ調整も簡単な操作で無段階調整できるものはない。
【0004】
本発明は周囲に通常どおり強火で焼けるエリア(外周焼網部)と、その中央に高さ調整することでこれより弱火で焼けるエリア(中央焼網部)とを並設した構成とし、例えば肉と野菜とを同時に異なる火力で焼くことができたり、焼き上がった肉を保温しておいたりすることなどもでき、しかも、この弱火エリアを強火エリアで囲まれた中央に配することで、前述のように焼肉調整がし易く、また食べ易い構成となる画期的なコンロを提供することを目的としている。
【0005】
また、本発明は中央に弱火エリアを配する構成としながら、この弱火エリアとなる中央焼網部の高さ調整(火力調整)が簡易な操作で調整できる画期的なコンロを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0007】
中央部に配設する中央焼網部1と、外周部に配設し前記中央焼網部1を囲む外周焼網部2とにより本体3上部の焼網を構成し、前記中央焼網部1を上下動自在に構成して、前記外周焼網部2より前記中央焼網部1を上昇し得るように構成したことを特徴とするコンロに係るものである。
【0008】
また、前記中央焼網部1の高さを前記外周焼網部2と略面一となる高さから所定高さまで無段階に調整し得るように上下動自在に構成したことを特徴とする請求項1記載のコンロに係るものである。
【0009】
また、前記中央焼網部1を上下動調整する上下動調整機構4を備え、前記中央焼網部1を水平回動することで中央焼網部1が上下動するように前記上下動調整機構4を構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のコンロに係るものである。
【0010】
また、前記中央焼網部1の下方に上下方向に螺旋状の上下動ガイド部5を設け、この上下動ガイド部5を支承することで前記中央焼網部1を支承する支承部6を前記本体3に設けて、前記中央焼網部1を水平回動することで前記支承部6の前記上下動ガイド部5を支承する位置が螺旋状に移動することで前記中央焼網部1が上下動するように前記上下動調整機構4を構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンロに係るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
最も最良と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0012】
外周焼網部2に囲まれた中央焼網部1を上下動調整して、外周焼網部2の高さより中央焼網部1の高さを高くすることで、強火エリア(外周焼網部2)で囲まれた中央に弱火エリア(中央焼網部1)を設けることができる。
【0013】
従って、外周の強火エリアで肉を焼きながら、同時に中央の弱火エリアで野菜を焼くことができる。
【0014】
即ち、外周焼網部2の高さ調整によって、野菜などの低い温度で焼くものも焦げ目なく肉と一緒に焼くことができる。
【0015】
また、肉を食べ切れず一時保温する場合にこの火力の弱い中央焼網部1に載せて保温しておくこともできる。
【0016】
また、本発明は単にこの強火エリアと弱火エリアとのツーエリアを有するというだけでなく、強火エリアで囲まれた中央に弱火エリアを設けるため、エリアを横並びに並設する場合に比して、肉を野菜とを別々に焼くのではなく、あくまで、一枚ものも焼網の場合のように一緒に焼肉調理するイメージが守られる。
【0017】
また、前述のように一時保温させるべく、弱火エリアの中央焼網部1に肉を載せる場合、強火エリアの外周焼網部2に囲まれた中央に載せるため、従来のように網の端部や焼網外に載せるのと違い、食べ残しとしてのイメージは全くなくなり、中央焼網部1が上昇していることもあいまって、あくまで出来上がって食することを勧める視覚作用も発揮される。
【0018】
従って、強火で焼くものと弱火で焼くものを同時に焼くことができ、さらにこのように焼肉調理を一層美味しそうに楽しく行え、また、出来上がったものが中央に高くなっている中央焼網部1に載せることで取り易く、食べ易い画期的なコンロとなる。
【0019】
また、この中央焼網部1は外周の外周焼網部2と面一状態から火が遠くなる所定高さまで上下動調整できるように構成することで、例えば面一状態として広くした焼網上で肉を焼いた後、食べ切れない肉を一時保温するため、その時は中央の中央焼網部1を上昇させて保温状態に切り替えることも可能となる。
【0020】
また、この中央焼網部1の上下動調整も単に中央焼網部1を水平回動することで上下動調整するように構成することで、前記切り替えるも、またこの弱火エリアの火力調整も例えば網目に箸などを差し込んで中央焼網部1を回動操作するだけでよく、非常に簡単に無段階での上下動調整を行うことができ、極めて実用性に秀れたコンロとなる。
【0021】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0022】
図1,図2に示す第一実施例では中央に上下動自在に中央焼網部1を設け、この中央焼網部1の外周を完全に囲むドーナツ状の外周焼網部2を設けて焼網を構成し、外周に強火エリアを設け、この強火エリアで囲んだ中央に弱火エリアが形成されるように構成している。
【0023】
本実施例では、この中央焼網部1の高さを前記外周焼網部2と略面一となる高さから所定高さまで無段階に上下動調整する上下動調整機構4を設けているが、具体的には、中央焼網部1の下方に上下方向に螺旋状の上下動ガイド部5を設け、この上下動ガイド部5を支承することで前記中央焼網部1を支承する支承部6を本体3に設けて、この中央焼網部1を水平回動することで前記支承部6の前記上下動ガイド部5を支承する位置が螺旋状に移動することで中央焼網部1が上下動するように構成している。
【0024】
更に説明すれば、炭火などの火源を収納し、上部に前記中央焼網部1,外周焼網部2を架設状態に配する本体3内の目皿部7にガイド筒8を立設し、このガイド筒8内にピン状の前記支承部6を突設している。
【0025】
一方中央焼網部1には上下動ガイド部5としてコイルバネ状の螺旋杆5Aを垂設し、この螺旋杆5Aをガイド筒8内に嵌挿すると共にこの螺旋杆5Aの任意位置が前記支承部6に支承されて中央焼網部1を支承保持するように構成している。
【0026】
従って、本実施例では中央焼網部1を水平回動させることで、この中央焼網部1と共に螺旋杆5Aがガイド筒8内で回動し、この螺旋杆5Aが螺旋状となっているために支承部6による支承位置が移動することで中央焼網部1の高さが上下動するように構成している。
【0027】
従って、この回動を停めた位置に中央焼網部1の上下動は停止することとなり、中央焼網部1を無段階に高さ調整できることとなる。
【0028】
また、ガイド筒8内で上下動ガイド部5(螺旋杆5A)を回動させるため、安定性良く中央焼網部1の回動操作が行え、中央焼網部1の高さ調整はスムーズとなる。
【0029】
また、中央焼網部1の支柱となる上下動ガイド部(螺旋杆5A)を挿入支承する支柱ガイドとしての前記ガイド筒8は、目皿部7の底部に貫通させて目皿部7に固着した構成とすることで、回動しても揺れることが少なく、一層安定したスムーズな回動操作による上下動調整を行うことができる。
【0030】
尚、この螺旋杆5Aはコイルスプリング状ではあるが剛体とし、支承部6に支承されるように構成している。
【0031】
また、この支承部6は本実施例では、ガイド筒8に螺ボルトやビス6Aを筒内へ螺着突設することで形成している。
【0032】
また、図3に示す第二実施例では、中央焼網部1の支柱を螺旋杆5Aではなく螺旋状板5Bで形成して上下動ガイド部5を垂設し、この上下動ガイド部5(螺旋状板5B)を挿入するガイド筒8を本体3に設け、このガイド筒8の上部に、中央焼網部1の支柱である螺旋状板5Bを挿入する支承用のスリット孔6Bを形成してこれを支承部6としたもので、第一実施例と同様の作用・効果を発揮する。
【0033】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、周囲に通常どおり強火で焼けるエリア(外周焼網部)と、その中央に高さ調整することでこれより弱火で焼けるエリア(中央焼網部)とを並設した構成とし、例えば肉と野菜とを同時に異なる火力で焼くことができたり焼き上がった肉を保温しておいたりすることができ、しかも、この弱火のエリアを強火エリアで囲まれた中央に配することで、前述のように焼肉調整がし易く、また食べ易い構成となる画期的なコンロとなる。
【0034】
即ち、本発明は単にこの強火エリアと弱火エリアとのツーエリアを有するというだけでなく、強火エリアで囲まれた中央に弱火エリアを設けるため、エリアを横並びに並設する場合に比して、肉を野菜とを別々に焼くのではなく、あくまで、一枚ものも焼網の場合のように一緒に焼肉調理するイメージが守られ、また、前述のように一時保温させるべく、弱火エリアの中央焼網部に肉を載せる場合、強火エリアの外周焼網部に囲まれた中央に載せるため、従来のように網の端部や焼網外に載せるのと違い、食べ残しとしてのイメージは全くなくなり、中央焼網部1が上昇していることもあいまって、あくまで出来上がって食することを勧める視覚作用も発揮されることとなり、焼肉調理を一層美味しそうに楽しく行え、また、出来上がったものが中央に高くなっている中央焼網部に載せることで取り易く、食べ易い画期的なコンロとなる。
【0035】
また、請求項2記載の発明においては、中央の弱火エリアとなる中央焼網部の無段階上下動調整により火力の微調整を広範囲にわたって可能となり、また、例えば面一状態として広くした焼網上で肉を焼いた後、食べ切れない肉を一時保温するため、その時は中央の中央焼網部1を上昇させて保温状態に切り替えることも可能となるなど一層秀れたコンロとなる。
【0036】
また、請求項3記載の発明においては、中央に弱火エリアを配する構成としながら、この弱火エリアとなる中央焼網部の高さ調整(火力調整)が簡易な操作で調整できる画期的なコンロとなる。
【0037】
特に請求項4記載の発明においては、簡易な構成で実現でき、この中央焼網部の上下動調整も単に中央焼網部を水平回動することで上下動調整するように構成することで、前記切り替えるも、またこの弱火エリアの火力調整も例えば網目に箸などを差し込んで中央焼網部を回動操作するだけでよく、非常に簡単に無段階での上下動調整を行うことができ、極めて実用性に秀れたコンロとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の(第一実施例)の説明斜視図である。
【図2】本実施例の(第一実施例)の要部の説明断面図である。
【図3】第二実施例の要部の説明断面図である。
【符号の説明】
1 中央焼網部
2 外周焼網部
3 本体
4 上下動調整機構
5 ガイド部
6 支承部
Claims (4)
- 中央部に配設する中央焼網部と、外周部に配設し前記中央焼網部を囲む外周焼網部とにより本体上部の焼網を構成し、前記中央焼網部を上下動自在に構成して、前記外周焼網部より前記中央焼網部を上昇し得るように構成したことを特徴とするコンロ。
- 前記中央焼網部の高さを前記外周焼網部と略面一となる高さから所定高さまで無段階に調整し得るように上下動自在に構成したことを特徴とする請求項1記載のコンロ。
- 前記中央焼網部を上下動調整する上下動調整機構を備え、前記中央焼網部を水平回動することで中央焼網部が上下動するように前記上下動調整機構を構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のコンロ。
- 前記中央焼網部の下方に上下方向に螺旋状の上下動ガイド部を設け、この上下動ガイド部を支承することで前記中央焼網部を支承する支承部を前記本体に設けて、前記中央焼網部を水平回動することで前記支承部の前記上下動ガイド部を支承する位置が螺旋状に移動することで前記中央焼網部が上下動するように前記上下動調整機構を構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンロ。
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JP2002022172A JP2002022172A (ja) | 2002-01-23 |
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