JP3593115B2 - 誤り訂正装置及び誤り訂正方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、衛星放送・地上波放送・ケーブル放送などのデジタル伝送において必要とされる誤り訂正装置、及び誤り訂正方法に関するものであり、特に受信データ内に挿入されているデインタリーブモードに応じて上記受信データの誤り訂正を行う誤り訂正装置、及び誤り訂正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンボリューショナルデインタリーブの場合はチャネル数と深さ、ブロックデインタリーブの場合は行数と列数のようなデインタリーブするための要素が、データ内に規則的に挿入されている通信方式において、従来までは、受信開始時やモード変更時に保護モードを用いる方法や、多数決判定方法によりデインタリーブモードを判定することが考えられていた。
【0003】
図7は従来における誤り訂正装置の構成を示す図である。
入力端子102は、フレーム同期信号(fsync)を入力する。入力端子103は、リードソロモンパケット先頭信号(psync1)を入力する。入力端子104は、データ(data1)を入力する。
【0004】
デインタリーブ装置108は、入力データ(data1)に対し、デインタリーブモード多数決判定装置109にて決定されたデインタリーブモード(dimode)のデインタリーブを行う。デインタリーブモード多数決判定装置109は、デインタリーブモード(dimode)を多数決判定し決定する。リードソロモン復号装置110は、デインタリーブ後のデータ(data2)に対しリードソロモン復号を行う。
【0005】
出力端子111は、データ(data3)に同期したリードソロモンパケット先頭信号(psync3)を出力する。出力端子112は、データ(data3)に同期したリードソロモンパケットエラー信号(perror)を出力する。出力端子113は、リードソロモン復号後のデータ(data3)を出力する。
【0006】
以上のように構成された誤り訂正装置の動作について説明する。
データ(data1)、該データに同期したフレーム同期信号(fsync)、及び該データに同期したリードソロモンパケット先頭信号(psync1)は、各入力端子102〜104を介して上記デインタリーブモード多数決判定装置109及びデインタリーブ装置108に入力される。
【0007】
デインタリーブモード多数決判定装置109では、入力端子104を介して入力されたデータ(data1)に規則的に、例えば、フレーム毎に挿入されているデインタリーブモードを予め決められた数抽出して多数決判定を行い、デインタリーブモード(dimode)を決定し、上記デインタリーブ装置108へ出力する。
【0008】
次に、デインタリーブ装置108では、入力端子104を介して入力されたデータ(data1)に対して上記デインタリーブモード(dimode)のデインタリーブを行い、デインタリーブ後のデータ(data2)、及び該データに同期したリードソロモンパケット先頭信号(psync2)をリードソロモン復号装置110へ出力する。
【0009】
次に、リードソロモン復号装置110では、上記データ(data2)に対してリードソロモン復号を行ってデータ(data3)を出力端子113へ出力するとともに、該データ(data3)に同期したリードソロモンパケット先頭信号(psync3)は出力端子111へ、また、該データ(data3)に同期したリードソロモンパケットエラー信号(perror)は出力端子112へ出力する。
【0010】
このように従来の誤り訂正装置では、デインタリーブモード多数決判定装置109によって、入力データ(data1)に規則的に挿入されているデインタリーブモードを(例えばフレーム毎)予め決められた数抽出して多数決判定し、デインタリーブモードを判定することにより、デインタリーブを実現していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の誤り訂正装置では、デインタリーブ装置の前段にある復調部では、搬送波のクロック再生やフレーム同期/セグメント同期を検出する引き込み時間が必要である。クロック再生にかかる時間は、搬送波の周波数が高いため、比較的短い。また、フレーム同期/セグメント同期については、多数決判定で検出するのが一般的であり、デインタリーブモードを検出するための引き込み時間とほぼ同等の引き込み時間が必要である。このように、デインタリーブ判定のための引き込み時間は、復調システム全体の引き込み時間の割合を大きく占めるので、復調システム全体の引き込み時間に大きく影響すると考えられる。
【0012】
しかしながら、大量のデータを送信するために伝送効率を上げる必要があり、その結果、デインタリーブモードの全データに占める割合は低く、復調システム全体が多くの引き込み時間を要するものであった。
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであり、デインタリーブモード判定の引き込み時間を低減することができる誤り訂正装置及び、誤り訂正方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1にかかる誤り訂正装置は、受信データ内に挿入されているデインタリーブモードに応じて上記受信データの誤り訂正を行う誤り訂正装置において、上記受信データに同期したフレーム同期信号、及びリードソロモンパケット先頭信号を外部より入力し、上記受信データをデインタリーブし、デインタリーブ後のデータ、及び該データに同期したリードソロモンパケット先頭信号を出力するデインタリーブ装置と、上記デインタリーブ後のデータに同期したリードソロモンパケット先頭信号を入力し、上記デインタリーブ後のデータをリードソロモン復号し、誤り訂正結果であるリードソロモン復号データとして出力するとともに、上記リードソロモン復号データに同期したリードソロモンパケット先頭信号、及びリードソロモンパケットエラー信号を出力するリードソロモン復号装置と、上記リードソロモンパケット先頭信号と上記リードソロモンパケットエラー信号とをデインタリーブモード変更のためのトリガー信号として入力し、上記デインタリーブモードを更新するデインタリーブモード生成装置と、上記デインタリーブモード生成装置にて更新されたデインタリーブモード、または外部から入力されたデインタリーブモードのうちのいずれかを、外部から入力されたセレクト信号によって選択し、上記デインタリーブ装置に出力するセレクタと、を備えたことを特徴とするものである。
これにより、デインタリーブモード判定のための引き込み時間を低減し、デインタリーブモード切り替え時における復調システム全体の引き込み時間を低減できる。
【0022】
また、本発明の請求項2にかかる誤り訂正方法は、受信データ内に挿入されているデインタリーブモードに応じて上記受信データの誤り訂正を行う誤り訂正方法において、上記受信データに同期したフレーム同期信号及びリードソロモンパケット先頭信号を入力し、上記受信データをデインタリーブするデインタリーブステップと、上記デインタリーブ後のデータ及び該データに同期したリードソロモンパケット先頭信号を入力し、上記デインタリーブ後のデータをリードソロモン復号するリードソロモン復号ステップと、上記リードソロモン復号されたデータに同期したリードソロモンパケット先頭信号及びリードソロモンパケットエラー信号をトリガー信号として上記デインタリーブモードを更新するデインタリーブモード更新ステップと、外部から入力されたセレクト信号によって、上記デインタリーブモードを、外部から入力されたデインタリーブモード、あるいは上記デインタリーブモード更新ステップにて更新されたデインタリーブモードに切り替える切替ステップと、を含むことを特徴とするものである。
これにより、デインタリーブモード判定のための引き込み時間を低減し、デインタリーブモード切り替え時における復調システム全体の引き込み時間を低減できる。
【0031】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下に、本発明の実施の形態1による誤り訂正装置、及び誤り訂正方法について説明する。なお、本実施の形態1に係る誤り訂正装置は、コンボリューショナルデインタリーブ後にリードソロモン復号する誤り訂正装置において、図5に示すデインタリーブモードがデータ内に挿入されている場合を示す。
【0032】
図1は本実施の形態1に係る誤り訂正装置の構成を示すブロック図である。
入力端子1は、データ(data1)に同期したフレーム先頭位置が確定又は変更されたとき、リセット信号(rst)を入力する。入力端子2は、データ(data1)に同期したフレーム同期信号(fsync)を入力する。入力端子3は、データ(data1)に同期したリードソロモンパケット先頭信号(psync1)を入力する。入力端子4は、データ(data1)を入力する。
【0033】
デインタリーブモード生成装置5は、デインタリーブモード(dimode)を生成する。デインタリーブ装置8は、入力データ(data1)に対し上記デインタリーブモード生成装置5にて生成されたデインタリーブモード(dimode)のデインタリーブを行う。リードソロモン復号装置10は、上記デインタリーブ後のデータ(data2)に対しリードソロモン復号を行う。
【0034】
出力端子11は、データ(data3)に同期したリードソロモンパケット先頭信号(psync3)を外部へ出力する。出力端子12は、データ(data3)に同期したリードソロモンパケットエラー信号(perror)を外部へ出力する。出力端子13は、誤り訂正結果であるリードソロモン復号データ(data3)を外部へ出力する。
【0035】
図2は本実施の形態1に係る誤り訂正装置のデインタリーブモード生成装置5の構成を示すブロック図である。
入力端子21は、リセット信号(rst)を入力する。入力端子23は、リードソロモンパケット先頭信号(psync3)を入力する。入力端子24は、リードソロモンパケット毎のエラー信号(perror)を入力する。
【0036】
遅延量計算装置25は、デインタリーブモードごとの遅延量を計算する。デインタリーブモード更新信号生成装置26は、デインタリーブモード更新信号(chmode)を生成する。デインタリーブモード更新装置27は、デインタリーブモード信号(dimode)を更新する。
出力端子28は、デインタリーブモード(dimode)をデインタリーブ装置8へ出力する。
【0037】
ここで、コンボリューショナルデインタリーブ装置はモード毎のチャネル数がレジスタに格納されていれば、前記レジスタからデインタリーブ可能となる。さらに本実施の形態1の場合、チャネル数は全て2のべき乗であるため(図5参照)、最大チャネル数127をカウントするための7ビットカウンタ出力と、前記カウンタの上位ビットが必要でない時には上位ビットをマスクした後の出力とを用いることにより、フレームの途中でデインタリーブモードが切り替わっても、デインタリーブが可能となる。
【0038】
したがって、デインタリーブ装置8を図4に示すように、チャネル数生成装置44と、セレクタ45と、アドレス生成装置46と、ライトイネーブル生成装置47と、遅延装置48と、記憶装置(RAM)49とを備えた構成とすることで、1つの記憶装置を複数のモードで共有することができ、その結果、モード毎にデインタリーブ装置を複数備える必要がなくなり、回路規模が小さくなる。
【0039】
入力端子40は、フレーム同期信号(fsync)を入力する。入力端子41は、リードソロモンパケット先頭信号(psync1)を入力する。入力端子42は、入力データ(data1)を入力する。入力端子43は、デインタリーブモード(dimode)を入力する。
【0040】
チャネル数生成装置44は、チャネル数を生成し、チャネル数の全7ビットと下位6ビットと、下位5ビットと、下位4ビットと、下位3ビットとをセレクタ45に出力する。セレクタ45は、入力端子43を介して入力されたデインタリーブモード(dimode)によりチャネル数生成装置44にて生成されたチャネル数(channel)、つまり、default,チャネル数3,チャネル数5,チャネル数7,チャネル数9のいずれかを選択する。アドレス生成装置46は、デインタリーブするための記憶装置アドレス(AD)を生成する。ライトイネーブル生成装置47は、ライトイネーブル信号(NWE)を生成する。遅延装置48は、データ(data2)に同期したリードソロモンパケット先頭信号(psync2)を出力端子50へ出力する。記憶装置49は、デインタリーブ後のデータ(data2)を出力端子51に出力する。
【0041】
出力端子50は、データ(data2)に同期したリードソロモンパケット先頭信号(psync2)をリードソロモン復号装置10へ出力する。出力端子51は、デインタリーブ後のデータ(data2)をリードソロモン復号装置10へ出力する。
【0042】
以上のように構成された誤り訂正装置の動作について説明する。
データ(data1)、該データ(data1)に同期したフレーム同期信号(fsync)、及び該データ(data1)に同期したリードソロモンパケット先頭信号(psync1)は、入力端子2〜4を介してデインタリーブ装置8に入力される。
【0043】
また、上記データ(data1)に同期したフレーム先頭位置が確定又は変更されたとき、リセット信号(rst)が入力端子1を介してデインタリーブモード生成装置5に入力される。デインタリーブモード生成装置5では、リードソロモン復号装置10から出力されたリードソロモンパケット先頭信号(psync3)、及びリードソロモンパケットエラー信号(perror)と、上記リセット信号(rst)とが入力されると、デインタリーブモード(dimode)を生成しデインタリーブ装置8へ出力する。
【0044】
デインタリーブ装置8では、上記入力端子2、3、及び4から出力された各信号(fsync,psync1,data1)と、上記デインタリーブモード生成装置5から出力されたデインタリーブモード(dimode)とが入力されると、上記データ(data1)をデインタリーブして、デインタリーブ後のデータ(data2)、及び該データ(data2)に同期したリードソロモンパケット先頭信号(psync2)をリードソロモン復号装置10へ出力する。
【0045】
リードソロモン復号装置10では、上記デインタリーブ後のデータ(data2)、及び該データ(data2)に同期した上記リードソロモンパケット先頭信号(psync2)が入力されると、上記データ(data2)に対してリードソロモン復号を行い、誤り訂正結果であるリードソロモン復号データ(data3)を出力端子13へ出力するとともに、該データ(data3)に同期したリードソロモンパケット先頭信号(psync3)を出力端子11、及びデインタリーブモード生成装置5に、また、該データ(data3)に同期したリードソロモンパケットエラー信号(perror)を出力端子12、及びデインタリーブモード生成装置5に出力する。
【0046】
次に、デインタリーブモード生成装置5の動作について図2を用いて詳細に説明する。
遅延量計算装置25では、入力端子21を介してリセット信号(rst)が入力された場合、もしくは、デインタリーブモード更新信号生成装置26から出力されたデインタリーブモード更新信号(chmode)がONになった場合、遅延量計算完了信号(dlyflg)をOFFにし、カウンタ(図示せず)をゼロにリセットしてカウントを開始する。そして、上記デインタリーブモード更新装置27から出力されたデインタリーブモード(dimode)毎のデインタリーブ装置8、及びリードソロモン復号装置10の処理時間である遅延量分をカウントアップし、遅延量計算が完了すると、遅延量計算完了信号(dlyflg)をONにしてデインタリーブモード更新信号生成装置26に出力する。
【0047】
デインタリーブ更新条件を、入力端子23を介して入力されたリードソロモンパケット先頭信号(psync3)、及び入力端子24を介して入力されたリードソロモンパケットエラー信号(perror)がONとした場合、つまり、セグメントの先頭位置で1つ前のセグメントがリードソロモンでエラー訂正できなかった場合、デインタリーブモード更新信号生成装置26では、遅延量計算装置25から出力された遅延量計算完了信号(dlyflg)、リードソロモンパケット先頭信号(psync3)、及びリードソロモンパケットエラー信号(perror)がONのとき、デインタリーブモード更新信号(chmode)をONにし(その他の場合はOFFとする。)、遅延量計算装置25、及びデインタリーブモード更新装置27に出力する。
【0048】
なお、リードソロモンパケット先頭信号(psync3)がONの場合はセグメントの先頭を示し、リードソロモンパケットエラー信号(perror)がONの場合はリードソロモンで1セグメント処理したがエラー訂正できなかったことを示す。
【0049】
デインタリーブモード更新装置27では、入力端子21を介してリセット信号(rst)が入力された場合、デインタリーブモード(dimode)を予め決められた初期値にセットし、デインタリーブモード更新信号(chmode)がONの場合、予め決められた順序に従い、デインタリーブモード(dimode)を更新してデインタリーブ装置8へ出力する。
【0050】
次に、デインタリーブモード生成装置5の動作について図3を用いて詳細に説明する。
まず、リセット信号(rst)の入力によりデインタリーブモード(dimode)を予め決められた初期値に設定し(S1)、デインタリーブ装置8、及びリードソロモン復号装置10の処理時間である遅延量分をカウントアップし(S2)、リードソロモンパケットエラー信号(perror)のエラー数を切替基準である閾値と比較する(S3)。なお、切替基準となる閾値は、外部から設定しても良いし、レジスタ等から決めても良い。
【0051】
リードソロモンパケットエラー信号(perror)のエラー数が閾値よりも大きくなったとき、指定された順にしたがってデインタリーブモードを変更し、デインタリーブ装置8へ出力する(S4)。
【0052】
次に、デインタリーブ装置8の動作について図4を用いて詳細に説明する。
チャネル数生成装置44では、入力端子40を介して入力されたフレーム同期信号(fsync)がONになると、カウンタを0にリセットし、0から127までのカウントアップを繰り返し、上記カウンタ出力から全デインタリーブモードのチャネル数(channel)を生成し、セレクタ45へ出力する。
【0053】
セレクタ45では、入力端子43を介して入力されたデインタリーブモード(dimode)の値からチャネル数(channel)を選択し、アドレス生成装置46とライトイネーブル生成装置47に出力する。
【0054】
アドレス生成装置46では、セレクタ45により選択されたチャネル数(channel)、及び入力端子43を介して入力されたデインタリーブモード(dimode)によりコンボリューショナルデインタリーブにおける深さを識別し、記憶装置アドレス(AD)を生成し、記憶装置49に出力する。
【0055】
ライトイネーブル生成装置47では、セレクタ45により選択されたチャネル数(channel)と入力端子40を介して入力されたフレーム同期信号(fsync)からライトイネーブル信号(NWE)を生成し、記憶装置49に出力する。
【0056】
遅延装置48では、デインタリーブモード(dimode)からデインタリーブごとのリードソロモンパケット先頭信号(psync1)の遅延量を計算し、記憶装置49出力(data2)に同期したリードソロモンパケット先頭信号(psync2)を出力端子50に出力する。
【0057】
記憶装置49では、記憶装置アドレス(AD)とライトイネーブル信号(NWE)から入力データ(DI)をデインタリーブし、デインタリーブ後のデータ(DO)を出力端子51へ出力する。
【0058】
このような実施の形態1では、リードソロモン復号装置10から出力するリードソロモンパケット先頭信号とリードソロモンパケットエラー信号とを、デインタリーブモードを更新するためのトリガー信号として使用し、上記トリガー信号を基にデインタリーブモードを更新するデインタリーブモード生成装置5を備えることにより、デインタリーブモード判定の引き込み時間を低減し、その結果、リセット時またはモード切り替え時における復調システムの引き込み時間を低減できる。また、モード変更をする場合、テレビ等に表示するまでに時間が従来よりも早く、電源を入れた時やモード切り替え時の応答性を向上させることができる。
【0059】
実施の形態2.
以下に、本発明の実施の形態2による誤り訂正装置、及び誤り訂正方法について説明する。
図6は、本実施の形態2に係る誤り訂正装置の構成を示すブロック図である。なお、図6において図1と同一または相当する構成要素については同じ符号を用い、その説明を省略する。
【0060】
入力端子6は、入力端子7を介して入力されたデインタリーブモードと、デインタリーブモード生成装置5のデインタリーブモードとを切り替えるためのセレクト信号(dimodesel)を入力する。入力端子7は、外部から指定されたデインタリーブモード(dimode)を入力する。
【0061】
セレクタ9は、上記入力端子6から出力されたセレクト信号(dimodesel)に基づいて上記デインタリーブモード生成装置5から出力されたデインタリーブモード(dimode)、または上記入力端子7から出力されたデインタリーブモード(dimode)のいずれかを選択する。デインタリーブ装置8は、入力データ(data1)に対し上記セレクタ9により選択されたデインタリーブモード(dimode)のデインタリーブを行う。
【0062】
以上のように構成された誤り訂正装置の動作について説明する。
データ(data1)、該データ(data1)に同期したフレーム同期信号(fsync)、及び該データ(data1)に同期したリードソロモンパケット先頭信号(psync1)は、入力端子2〜4を介してデインタリーブ装置8に入力される。
【0063】
また、上記データ(data1)に同期したフレーム先頭位置が確定又は変更されたとき、リセット信号(rst)が入力端子1を介してデインタリーブモード生成装置5に入力され、デインタリーブモード生成装置5では、リードソロモン復号装置10から出力されたリードソロモンパケット先頭信号(psync3)、及びリードソロモンパケットエラー信号(perror)と、上記リセット信号(rst)とが入力されると、デインタリーブモード(dimode)を生成しセレクタ9へ出力する。
【0064】
セレクタ9では、入力端子6を介して入力されたセレクト信号(dimodesel)により、上記デインタリーブモード生成装置5から出力されたデインタリーブモード(dimode)と、入力端子7を介して外部から指定されたデインタリーブモード(dimode)とを切り替え、選択したデインタリーブモード(dimode)をデインタリーブ装置8へ出力する。
【0065】
デインタリーブ装置8では、上記入力端子2、3、及び4から出力された各信号(fsync,psync1,data1)と、上記セレクタ9により選択されたデインタリーブモード(dimode)とが入力されると、上記データ(data1)をデインタリーブして、デインタリーブ後のデータ(data2)、及び該データ(data2)に同期したリードソロモンパケット先頭信号(psync2)をリードソロモン復号装置10へ出力する。
【0066】
リードソロモン復号装置10では、上記デインタリーブ後のデータ(data2)、及び該データ(data2)に同期した上記リードソロモンパケット先頭信号(psync2)が入力されると、上記データ(data2)に対してリードソロモン復号を行い、誤り訂正結果であるリードソロモン復号データ(data3)を出力端子13へ出力するとともに、該データ(data3)に同期したリードソロモンパケット先頭信号(psync3)を出力端子11、及びデインタリーブモード生成装置5に、また、該データ(data3)に同期したリードソロモンパケットエラー信号(perror)を出力端子12、及びデインタリーブモード生成装置5に出力する。
【0067】
このような実施の形態2では、デインタリーブモード生成装置5で生成したデインタリーブモード、または外部からのデインタリーブモードのいずれかを外部から選択信号により選択することにより、最小限の引き込み時間でデインタリーブモードの引き込みを完了し、リセット時又はモード切り替え時における復調システムの引き込み時間を低減することができ、その結果、モード変更をする場合、テレビ等に表示するまでの時間が従来よりも早く、電源を入れた時やモード切り替え時の応答性を向上させることができる。
【0068】
なお、上記実施の形態1、及び2において、上記デインタリーブ装置は、デインタリーブモード毎のチャネル数、及び深さに関する情報を用いてコンボリューショナルデインタリーブを行う場合について説明したが、デインタリーブモード毎の行数、及び列数に関する情報を用いてブロックデインタリーブを行う場合、デインタリーブ装置は、フレーム同期信号の入力により、全デインタリーブモード毎の行数を生成し、該全デインタリーブモード毎の行数のうち、デインタリーブモード生成装置で生成したデインタリーブモードに対応する行数を選択し、該選択した行数、及び上記デインタリーブモードによりブロックデインタリーブにおける列数を識別して記憶装置アドレスを生成するものであり、上記コンボリューショナルデインタリーブの場合と同様の効果が得られる。
【0069】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に記載の誤り訂正装置によれば、受信データ内に挿入されているデインタリーブモードに応じて上記受信データの誤り訂正を行う誤り訂正装置において、上記受信データに同期したフレーム同期信号、及びリードソロモンパケット先頭信号を外部より入力し、上記受信データをデインタリーブし、デインタリーブ後のデータ、及び該データに同期したリードソロモンパケット先頭信号を出力するデインタリーブ装置と、上記デインタリーブ後のデータに同期したリードソロモンパケット先頭信号を入力し、上記デインタリーブ後のデータをリードソロモン復号し、誤り訂正結果であるリードソロモン復号データとして出力するとともに、上記リードソロモン復号データに同期したリードソロモンパケット先頭信号、及びリードソロモンパケットエラー信号を出力するリードソロモン復号装置と、上記リードソロモンパケット先頭信号と上記リードソロモンパケットエラー信号とをデインタリーブモード変更のためのトリガー信号として入力し、上記デインタリーブモードを更新するデインタリーブモード生成装置と、上記デインタリーブモード生成装置にて更新されたデインタリーブモード、または外部から入力されたデインタリーブモードのうちのいずれかを、外部から入力されたセレクト信号によって選択し、上記デインタリーブ装置に出力するセレクタと、を備えたことより、デインタリーブモード判定のための引き込み時間を低減し、デインタリーブモード切り替え時における復調システム全体の引き込み時間を低減できる。
【0078】
また、本発明の請求項2に記載の誤り訂正方法によれば、受信データ内に挿入されているデインタリーブモードに応じて上記受信データの誤り訂正を行う誤り訂正方法において、上記受信データに同期したフレーム同期信号及びリードソロモンパケット先頭信号を入力し、上記受信データをデインタリーブするデインタリーブステップと、上記デインタリーブ後のデータ及び該データに同期したリードソロモンパケット先頭信号を入力し、上記デインタリーブ後のデータをリードソロモン復号するリードソロモン復号ステップと、上記リードソロモン復号されたデータに同期したリードソロモンパケット先頭信号及びリードソロモンパケットエラー信号をトリガー信号として上記デインタリーブモードを更新するデインタリーブモード更新ステップと、外部から入力されたセレクト信号によって、上記デインタリーブモードを、外部から入力されたデインタリーブモード、あるいは上記デインタリーブモード更新ステップにて更新されたデインタリーブモードに切り替える切替ステップと、を含むことより、デインタリーブモード判定のための引き込み時間を低減し、デインタリーブモード切り替え時における復調システム全体の引き込み時間を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における誤り訂正装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1におけるデインタリーブモード生成装置の構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態1におけるデインタリーブモード生成装置の処理を示すフローチャートである。
【図4】実施の形態1におけるデインタリーブ装置の構成を示すブロック図である。
【図5】実施の形態1におけるデインタリーブモードの一覧を示す図である。
【図6】実施の形態2における誤り訂正装置の構成を示すブロック図である。
【図7】従来の誤り訂正装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
5 デインタリーブモード生成装置
8 デインタリーブ装置
10 リードソロモン復号装置
25 遅延量計算装置
26 デインタリーブモード更新信号生成装置
27 デインタリーブモード更新装置
44 チャネル数生成装置
45 セレクタ
46 アドレス生成装置
47 ライトイネーブル生成装置
48 遅延装置
49 記憶装置
108 デインタリーブ装置
109 デインタリーブモード多数決判定装置
110 リードソロモン復号装置
Claims (2)
- 受信データ内に挿入されているデインタリーブモードに応じて上記受信データの誤り訂正を行う誤り訂正装置において、
上記受信データに同期したフレーム同期信号、及びリードソロモンパケット先頭信号を外部より入力し、上記受信データをデインタリーブし、デインタリーブ後のデータ、及び該データに同期したリードソロモンパケット先頭信号を出力するデインタリーブ装置と、
上記デインタリーブ後のデータに同期したリードソロモンパケット先頭信号を入力し、上記デインタリーブ後のデータをリードソロモン復号し、誤り訂正結果であるリードソロモン復号データとして出力するとともに、上記リードソロモン復号データに同期したリードソロモンパケット先頭信号、及びリードソロモンパケットエラー信号を出力するリードソロモン復号装置と、
上記リードソロモンパケット先頭信号と上記リードソロモンパケットエラー信号とをデインタリーブモード変更のためのトリガー信号として入力し、上記デインタリーブモードを更新するデインタリーブモード生成装置と、
上記デインタリーブモード生成装置にて更新されたデインタリーブモード、または外部から入力されたデインタリーブモードのうちのいずれかを、外部から入力されたセレクト信号によって選択し、上記デインタリーブ装置に出力するセレクタと、を備えた、
ことを特徴とする誤り訂正装置。 - 受信データ内に挿入されているデインタリーブモードに応じて上記受信データの誤り訂正を行う誤り訂正方法において、
上記受信データに同期したフレーム同期信号及びリードソロモンパケット先頭信号を入力し、上記受信データをデインタリーブするデインタリーブステップと、
上記デインタリーブ後のデータ及び該データに同期したリードソロモンパケット先頭信号を入力し、上記デインタリーブ後のデータをリードソロモン復号するリードソロモン復号ステップと、
上記リードソロモン復号されたデータに同期したリードソロモンパケット先頭信号及びリードソロモンパケットエラー信号をトリガー信号として上記デインタリーブモードを更新するデインタリーブモード更新ステップと、
外部から入力されたセレクト信号によって、上記デインタリーブモードを、外部から入力されたデインタリーブモード、あるいは上記デインタリーブモード更新ステップにて更新されたデインタリーブモードに切り替える切替ステップと、を含む、
ことを特徴とする誤り訂正方法。
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