JP3592229B2 - 塗装ゴルフボール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボール本体表面に形成されたペイント層の傷や剥離が生じても、それらの欠陥が、新品のときだけではなく、屋外に長期間放置された後であっても、目立たない塗装ゴルフボールに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ゴルフボールは、一般に、ボールの輝きを出すために、表面にクリアペイントまたはボール本体と同系色のペイントが塗装されている。ボール本体表面がペイント層で被覆された塗装ゴルフボールをショートアイアンやサンドウェッジでショットすると、クラブフェースの溝でボール表面が傷つき、それに伴い、ペイント層が剥離したりする。
【0003】
ペイント層の剥離部分が目立たないようにするために、ボール本体表面の色調と塗装ボール表面の色調を同程度にすることが試みられている。例えば、特開平5−269220号(特許第3027050号)に、カバーの白度(Wcie)と緑み(Tw)の範囲、並びに塗装後の白度(Wcie)及び緑み(Tw)の差を規定したものが開示されている。
【0004】
しかし、長期間保管されたり、高温状態で保管されたり、特に屋外で長時間放置された場合には、ペイント層及びボール本体が変色する。このため、新品(初期)の白色度を合わせても、時間の経過により両者間の変色の差が現われる。特に、サンドウェッジのように、よりロフトが大きいクラブでペイント層に鋭利な傷をつけた場合には、両者の色の差、すなわち傷がついていることが目立ってしまう。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、屋外で長時間放置された後もショット時の傷やペイントの剥離が目立たずに済む塗装ゴルフボールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の塗装ゴルフボールは、ボール本体と、該ボール本体表面を被覆する1層以上の無色透明のペイント層とを含む塗装ゴルフボールであって、前記ボール本体の表層部は、白色顔料を含み、実質上蛍光増白剤及び紫外線吸収剤を含まず、前記ペイント層は、蛍光増白剤及び紫外線吸収剤を含み、前記ボール本体の色調をLab方式で表示したときに、L値が88〜93、a値が−2〜2、b値が−12〜−5であり、前記ボール本体表面に前記ペイント層が被覆した状態(以下「ペイント被覆後」)の色調をLab方式で表示したときに、L値が88〜93、a値が−2〜2、b値が−12〜−5であり、且つ前記ボール本体の色調と前記ペイント被覆後の色調との差異が、L値は2以下、a値は3以下、b値が3以下である。
【0007】
前記ペイント層には、光安定剤が含まれていないことが好ましい。
【0008】
前記ペイント層の蛍光増白剤の含有量は、該ペイント層の塗膜形成要素100質量部あたり該蛍光増白剤0.005〜3質量部であり、且つ前記ペイント層の厚みは5〜100μmであることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の塗装ゴルフボールは、ボール本体と、該ボール本体表面を被覆する1層以上の無色透明のペイント層とを含む塗装ゴルフボールであって、前記ボール本体の表層部は、白顔料を含み、実質上蛍光増白剤及び紫外線吸収剤を含まず、前記ペイント層は、蛍光増白剤及び紫外線吸収剤を含み、前記ボール本体の色調をLab方式で表示したときに、L値が88〜93、a値が−2〜2、b値が−12〜−5であり、前記ボール本体表面に前記ペイント層が被覆した状態(以下「ペイント被覆後」)の色調をLab方式で表示したときに、L値が88〜93、a値が−2〜2、b値が−12〜−5であり、且つ前記ボール本体の色調と前記ペイント被覆後の色調との差異が、L値は2以下、a値は3以下、b値が3以下である。
【0010】
つまり、本発明の塗装ゴルフボールは、ボール本体を鮮やかな白色とし、ボール本体の色がそのままに近い状態で現われるような無色透明のペイント層を形成することにより、新品状態においてクラブで打撃されることにより発生した傷を目立たなくするとともに、ボール本体の紫外線、オゾン等による変色防止、及びクリアペイント自体の変色も防止して、ボール本体が初期に有している鮮やか白色を保持し続けて、長期間の屋外放置後であっても、クラブで打撃したことにより発生する傷を目立たなくしたものである。
【0011】
本発明で用いられるボール本体(塗装前ゴルフボール)は、ワンピースゴルフボール本体であっても、コアとカバーからなるマルチピースゴルフボール本体であっても、糸巻きコアにカバーが被覆されていなる糸巻きゴルフボール本体であってもよい。ボール本体表層部(ワンピースゴルフボール本体であればワンピースゴルフボール本体そのもの、マルチピースゴルフボール本体又は糸巻きゴルフボール本体であれば最外層のカバー)が白色顔料を含み、実質上蛍光増白剤及び紫外線吸収剤を含まない樹脂又はゴム又はこれらの混合物で構成されていればよく、且つLab方式で表わされる色調が、下記の要件を満足する。
【0012】
ここで、Lab方式による色の表示とは、JIS Z8729に規定された色の表示方法であり、L値は明度(所謂「白さ」)、a,bは色相と彩度を示す色度(所謂「色あい」)を表わし、aは大きくなる程赤、小さくなるほど緑を表わし、bは大きくなるほど黄、小さくなるほど青を表わす。L、a、bの各値は、JIS Z8701又はJIS Z8728に規定された三刺激線X,Y,Zを用いて、下記式により求められる。
L=116×(Y/Yn)1/3−16
a=500×〔(X/Xn)1/3−(Y/Yn)1/3
b=200×〔(Y/Yn)1/3−(Z/Zn)1/3
Xn、Yn、Znは、完全拡散反射面のXYZ系における三刺激値を示す。また、Y/Yn、X/Xn、Z/Znは、いずれも0.008856より大きい。
【0013】
ボール本体のL値(以下、L値(本体)と表わす)は、88以上、好ましくは88.5以上、より好ましくは89以上で、93以下、好ましくは92.5以下、より好ましくは92以下である。明度を表わすL値(本体)が88未満では暗い色となり、外観上好ましくない。尚、L値は大きい程良いが、材料が有する特性上の制限からL値は93以下、さらに92.5以下を規定することもできる。
【0014】
ボール本体のa値(以下、a値(本体)と表わす)は−2以上、好ましくは−1.5以上、より好ましくは−1以上で、2以下、好ましくは1.5以下、より好ましくは1以下が好ましい。a値(本体)が−2未満では緑味が強すぎることになり、2超では赤みが強すぎることになり、白色ゴルフボールの外観としては、白色度が低下したことになり、外観上好ましくないからである。
【0015】
ボール本体のb値(以下、b値(本体)と表わす)は−12以上、好ましくは−11.5以上、より好ましくは−11以上で、−5以下、好ましくは−5.5以下である。b値(前)は−12未満では青みが強すぎることになり、−5超では黄色みが強すぎることになって、白色ゴルフボールの外観としては、白色度が低下したことになり、外観上好ましくないからである。
【0016】
ボール本体を構成するゴムとしては、ゴルフボールの分野で公知のゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、天然ゴムなどが挙げられる。樹脂としては、アイオノマー、ウレタン樹脂、オレフィン系樹脂、エラストマー、スチレン系樹脂、エポキシ樹脂、またはこれらの混合物が好ましく用いられる。
【0017】
本発明で用いられる白色顔料としては、酸化亜鉛、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化カルシウム等の無機顔料が用いられる。上記白色顔料の他、Lab方式で表示した色調が、L値が88〜93、a値が−2〜2、b値が−12〜−5を満足できる範囲内であれば、鮮やかさを出すために、青色顔料、緑色顔料、赤色顔料等を適宜添加してもよい。
【0018】
上記顔料は、ボール本体の色調が上記範囲となる量を適宜選択すればよく、具体的には、樹脂100質量部あたり、0.2〜15質量部が好ましく添加される。
【0019】
本発明にかかるボール本体は、実質上蛍光増白剤及び紫外線吸収剤を含まない。ここで、「実質上含まない」とは、微量の蛍光増白剤を含んでもよいが、その機能を十分に果たす量で含まないことを意味する。
【0020】
ボール本体が実質上蛍光増白剤を含まないこととしたのは、ボール本体に含まれている白色顔料とあいあまって、光、オゾン照射等により変色がしやすいからである。さらに、十分な増白効果が得られるほどの量の蛍光増白剤をボール本体に入れると、コストアップになるだけでなく、表層部の強度低下の原因にもなるからである。一方、ボール本体上に形成されるペイント層に含まれる蛍光増白剤により、外観を満足できる鮮やかな白色を達成できるからである。なお、紫外線吸収剤については、紫外線が通過するクリアーペイントに紫外線吸収剤を配合すると、効果的に紫外線を吸収できてゴルフボール本体に到達する紫外線を効果的に低減でき、ゴルフボール本体の変色を防止できるのである。これに対して、紫外線吸収剤をゴルフボール本体に配合した場合には、多量に配合しなければ変色防止効果は充分に達成できず、多量に配合すればコストアップやゴルフボール表層部の強度低下の原因にもなる。よって、ゴルフボール本体には紫外線吸収剤を配合しない方がよい。
【0021】
尚、ボール本体表層部材料には、Lab値が本発明の範囲であることを条件に、必要に応じて、樹脂、ゴムの劣化を防止するために、光安定剤、酸化防止剤を含有させてもよい。
【0022】
ボール本体とペイント層との密着性を高めるために、ボール本体表面には、塩素処理、プラズマ処理、フレーミング処理のいずれかが施されていることが好ましい。
【0023】
本発明のゴルフボールは、以上のような構成を有するボール本体表面を、1層以上の無色透明のペイント層で被覆したもので、Lab方式で表わされる色調が、ボール本体の色調と同程度、具体的には下記要件を満足することが好ましい。
【0024】
塗装後(ペイント層で被覆された状態)のL値(以下、L値(被覆後)と表わす)が、88以上、好ましくは88.5以上、より好ましくは89以上で、93以下、好ましくは92.5以下、より好ましくは92以下である。塗装後のa値(以下、a値(被覆後)と表わす)は−2以上、好ましくは−1.5以上、より好ましくは−1以上で、2以下、好ましくは1.5以下、より好ましくは1以下が好ましい。塗装後のb値(以下、b値(被覆後))は−12以上、好ましくは−11.5以上、より好ましくは−11以上で、−5以下、好ましくは−5.5以下である。
【0025】
さらに、ペイント塗装前(ボール本体)及びペイント塗装後(ペイント層被覆後)の色をLab方式で表わしたときに、L値(本体)とL値(被覆後)との差(ΔL)は2以下であり、a値(本体)とa値(被覆後)との差(Δa)が3以下であり、ペイント塗装前のb値(本体)とb値(被覆後)との差(Δb)が3以下であることが好ましい(ΔL≦2、Δa≦3、Δb≦3)。
【0026】
このように、ペイント塗装前後での色調をほぼ等しい状態にすることにより、シャープな傷がついても、あるいは傷によりペイント膜の一部が剥離しても、ボール本体との差異が見分けにくく、目立たなくて済む。
【0027】
本発明の塗装ゴルフボールのペイント層を構成する塗料は、ウレタン系、エポキシ系、アクリル系塗料のいずれでもよいが、蛍光増白剤及び紫外線吸収剤を含み、顔料を含まない。
【0028】
ペイント層に顔料を配合しないことにより、ボール本体の色が塗装後も現われるようにすることができる。つまり、ペイント層を無色透明とすることにより、▲1▼ボール本体の色調を鮮やかな白色にしておけば、塗装後もその鮮やかな色調を保持することができ、▲2▼長期間日光にあたる所に放置されても、ペイントの色変化がほとんど起こらずに済む。従って、新品の状態から長期間保管後にまでわたって、塗装ボールにはボール本体の色が現われていることになるので、長期間保管後使用されてクラブ打撃により傷が発生し、ペイント層が一部剥がれても、ペイント層の有無による色調の差が少なく、傷が目立たなくて済む。
【0029】
蛍光増白剤は、紫外線領域の光を吸収して、可視光線(青色)に変換するもので、ペイント層だけに添加した場合であっても、ボール本体の色が現われている塗装ゴルフボールの白色増白効果が得られる。この点、一般にボール本体表層部に該当するカバーやワンピースゴルフボール本体に蛍光増白剤を入れる場合では、ボール本体表層部分の体積の大きさに応じた多量の蛍光増白剤を入れる必要があるが、薄いペイント層に添加させる場合には蛍光増白剤の変色が問題になる程度の量を添加しなくても、増白効果を付与できる。
【0030】
蛍光増白剤としては、チバガイギー社のユビテックスO.B(Ubitex O.B)〔2,5−ビス(5−tert−ブチル−2−ベンズオキサゾリル)チオフェンとして化学的に知られるブチル−ベンズオキサゾール誘導体〕、住友化学社製のwhiteflour PCS、ヘキストジャパン社製のHoslaluv KCB、サンド社のLeucopur EGM等が挙げられる。蛍光増白剤の含有量は、目立つような変色をもたらさない程度の量でなければならず、具体的には、ペイント層の塗膜形成要素(樹脂分)100質量部に対して0.005〜3質量部の量が好ましく、より好ましくは0.005〜2質量部である。0.005質量部未満では増白効果は得られず、3質量部超では増白効果が飽和するとともに、コストアップの原因となり、さらには長期間の使用によりそれ自体が変色するため、過剰量の添加は好ましくないからである。また、3質量部を超えると、表面がざらついた感じとなり、塗装ゴルフボールに品質低下をもたらすことにもなる。
【0031】
紫外線吸収剤は、それ自体が有害な紫外線を吸収してペイント層が紫外線により劣化することを防止するとともに、ボール本体に到達する紫外線量を減らして、ボール本体表層部を構成するゴムや樹脂の劣化防止に寄与できる。尚、ボール本体表層部自体に、紫外線吸収剤を配合する場合、かなりの量の紫外線吸収剤を配合しなければならず、多量の紫外線吸収剤の添加は価格的に不利なだけでなく、表層部に含まれている白色顔料とあいまって長期間屋外に放置された場合の変色の原因となるからである。
【0032】
本発明で用いられる紫外線吸収剤としては、紫外線、特に有害であるといわれている300〜400mμの紫外線を吸収できるもので、サリチル酸誘導体、ベンゾフェノン類、ベンゾトリアゾール類、シアノアクリレート系、及びニッケル錯体等が例示される。サリチル酸誘導体としてはフェニルサリシレート、p−t−ブチルフェニルサリシレート、p−オクチルフェニルサリシレートなどが挙げられる。ベンゾフェノン系安定剤としては、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2,2−ジヒドロキシ−4,4′−メトキシベンゾフェノンなどが挙げられる。ベンゾトリアゾール類としては、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾールなどが挙げられるが、これらには限らない。シアノアクリレート系としては、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、エチル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリレートなどが挙げられるが、これらには限らない。具体的には、ベンゾフェノン類として住友化学社製のスミソープ130、スミソープ140等;ベンゾトリアゾール類としてチバガイギー社製のTinuvin 900、Tinuvin 326、Tinuvin P;シアノアクリレート類としてBASF社のUvinul N−35などが挙げられる。
【0033】
ペイント層は、さらに光安定剤を含有しないことが好ましい。光安定剤は、ペイント層被覆後の色調に対する影響が大きく、無色透明のペイント層を形成しても、ボール本体の色調がそのまま現われにくく、ペイント層被覆後の色調、塗装前後の色調の差を本発明の範囲内とすることが困難な場合があるからである。
【0034】
ペイント層は、以上のような構成を有するクリアペイントをボール本体表面に塗布することにより形成され、2層以上の多層ペイント層であってもよい。多層ペイントの場合は、すべての層が上記構成を満足するペイント層でなければならない。ペイント層の厚みは、ペイント層に含まれている蛍光増白剤の変色が問題とならないようにする必要があり、具体的には合計で5〜100μmとすることが好ましく、より好ましくは5〜50μmである。
【0035】
本発明のゴルフボールは、以上のようなペイント層で被覆されたもので、ボール本体表層部の色調を、鮮やかな白色に調整し、クリアペイント塗装後もそのボール本体の色調が現われている。さらに、長期間屋外で放置された後であっても、塗装ゴルフボールとしては、ボール本体の色調が現われているので、ショートアイアン等のショットによる傷のために、ペイント層が剥がれても、その傷部分が目立ちにくい。
【0036】
【実施例】
〔評価測定方法〕
▲1▼色調
ミノルタ製の色彩色差計(CR−221)を用いて、L値、a値、b値を測定した。
【0037】
▲2▼外観
塗装ゴルフボールを、手にもって目視で観察し、鮮やかな白色であると判定した場合には「○」、くすんだ白色であると判定した場合には「×」とした。
【0038】
▲3▼耐候試験
スガ試験機社製のサンシャインスーパーロングライフウェザオーメーター(WEL−SUN−HC・B型)を用いて、槽内温度63℃、湿度50%、60分中12分間降雨の条件下で240時間照射し、照射前後の変色の程度を目視で観察した。変色度合いが著しい場合を「×」、変色が少ない場合を「○」とした。
【0039】
▲4▼傷付き後の目立ち易さ
i)初期
作製直後のゴルフボールを、サンドウェッジを用いて、プロゴルファーが実打した(ヘッドスピード約30m/s)。その後、手にもって目視で外観を観察し、傷が目立たないと判断した場合には「○」、傷が認識できると判断した場合には「×」とした。
【0040】
ii)屋外暴露後
スガ試験機社製のサンシャインスーパーロングライフウェザオーメーター(WEL−SUN−HC・B型)を用いて、槽内温度63℃、湿度50%、60分中12分間降雨の条件下で120時間照射した。照射後に、初期の場合と同様にして実打試験を行い、手にもって目視で外観を観察し、傷が目立たないと判断した場合には「○」、傷が認識できると判断した場合には「×」とした。
【0041】
〔ゴルフボールの作製〕
▲1▼ボール本体の作製
ゴム製コアに、表1に示すような組成物を射出成形してカバーを形成し、パーテイングラインを研磨して、ボール本体を作成した。このようにして作成したボール本体の色調を測定した。測定結果を表1に示す。
【0042】
蛍光増白剤及び紫外線吸収剤を含まず、且つLabが本発明の範囲内にあるカバーは、「a」である。
【0043】
【表1】
Figure 0003592229
【0044】
表1中、アイオノマー樹脂としては、三井デュポン社製のハイミラン1605と1705の混合物(混合比1:1)を用いた。また、光安定剤としては、三共社製のSANOL L770を用いた。青色顔料としては、第1化成社製のウルトラマリンブルー、赤色顔料としては大日本インキ社製のスーパーマゼンダRを用いた。蛍光増白剤としては、チバガイギー社製の「UBITEX−OB」、紫外線吸収剤としてはチバガイギー社製の「Uvinul N−35」を用いた。
【0045】
▲2▼ペイント層の形成
ボール本体表面に、表2に示すようなクリアペイントを用いて塗装して、ペイント膜を形成し、塗装ゴルフボールNo.1〜10を作成した。
【0046】
尚、塗装ゴルフボールNo.1〜7,9,10については第1ペイントのみを塗装して、1層クリアペイントを形成し、No.8については第1ペイントを塗装した後、第2ペイントを塗装して、2層のクリアペイント層を形成した。
【0047】
このような状態で、色調、外観を観察し、耐候変色性、傷つき後の目立ち易さを調べた。結果を表2に示す。
【0048】
本発明の要件を満足するカバー及びクリアペイント層を有し、さらにペイント塗装前後の差異が本発明の範囲内にあるゴルフボールNo.1,2が本発明実施例に該当し、他は比較例に該当する。
【0049】
表2中、蛍光増白剤としては、チバガイギー社製の「UBITEX−OB」、紫外線吸収剤としてはチバガイギー社製の「Uvinul N−35」を用いた。光安定剤としては、三共社製のSANOL L770を用いた。
【0050】
【表2】
Figure 0003592229
【0051】
No.3〜5は、いずれも、ボール本体の色調が本発明の範囲内でないため、外観を満足できない。
【0052】
No.10は、ボール本体及びペイント塗装後の色調も本発明の範囲内で、且つ塗装前後の色調の変化も本発明の範囲内であるために、新品での外観を満足できる。しかしながら、ペイント層に顔料が含まれているために、耐候変色性を満足することができず、またΔbが大きいので、傷部分が目立った。
【0053】
No.6は、ボール本体及びペイント塗装後の色調も本発明の範囲内で、且つ塗装前後の色調の変化も本発明の範囲内であるために、新品での外観を満足できる。しかしながら、カバーに蛍光増白剤及び紫外線吸収剤が含まれていて、ペイント層には紫外線吸収剤が含まれていないために、屋外暴露で変色し、屋外暴露後の傷が目立った。
【0054】
No.9は、ボール本体の色調が本発明の範囲内であるが、ペイント層に蛍光増白剤が含まれていないために、塗装前後での色変化が大きく、このため、ペイント塗装後の色調を本発明の範囲内とすることができず、結局、初期の外観を満足できなかった。また、傷付きも目立ち易かった。
【0055】
No.7は、クリアーペイントに光安定剤を含有する場合で、塗装前後のLab値の差が大きくなったために、傷つきが目立ち、また外観もペイントに光安定剤が配合されているために、透明感に劣り、外観も悪かった。また、耐候変色性も悪く、紫外線照射後においても傷が目立ち易かった。
【0056】
一方、本発明の要件を全て満足するNo.1,2の塗装ゴルフボールは、初期の外観、耐候変色性も満足でき、さらに初期及び紫外線照射後のいずれの場合にも傷が目立たなかった。
【0057】
No.8は、クリアペイント層が2層の場合であって、2層目は、無色透明であるが、一層目に白色顔料が含まれていて、ボール本体と2層目塗装後の色調の差が本発明の範囲外となった場合である。塗装後の色調が本発明の範囲外となったために初期の外観を満足できず、また、塗膜とボール本体との色の差から、初期の傷も目立ち易かった。さらに、1層目のペイント層に顔料が含まれているため、屋外暴露後に変色が起こり、屋外暴露後の傷付きも目立った。
【0058】
【発明の効果】
本発明の塗装ゴルフボールは、ボール本体を被覆するペイント層として、顔料が含まれていない無色透明のペイント層が用いられているので、鮮やかな白色の色調に調整したボール本体の色がペイント層被覆後も現われ、新品状態の傷つきを目立ちにくくし、さらに長期間屋外放置後であってもボール本体の色調が現われて傷が目立ちにくい。

Claims (3)

  1. ボール本体と、該ボール本体表面を被覆する1層以上の無色透明のペイント層とを含む塗装ゴルフボールであって、
    前記ボール本体の表層部は、白色顔料を含み、実質上蛍光増白剤及び紫外線吸収剤を含まず、
    前記ペイント層は、蛍光増白剤及び紫外線吸収剤を含み、
    前記ボール本体の色調をLab方式で表示したときに、L値が88〜93、a値が−2〜2、b値が−12〜−5であり、
    前記ボール本体表面に前記ペイント層が被覆した状態(以下「ペイント被覆後」)の色調をLab方式で表示したときに、L値が88〜93、a値が−2〜2、b値が−12〜−5であり、
    且つ前記ボール本体の色調と前記ペイント被覆後の色調との差異が、L値は2以下、a値は3以下、b値が3以下である塗装ゴルフボール。
  2. 前記ペイント層には、光安定剤が含まれていない請求項1に記載の塗装ゴルフボール。
  3. 前記ペイント層の蛍光増白剤の含有量は、該ペイント層の塗膜形成要素100質量部あたり該蛍光増白剤0.005〜3質量部であり、
    且つ前記ペイント層の厚みは5〜100μmである請求項1または2に記載の塗装ゴルフボール。
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