JP3592179B2 - 遊技盤の釘傾斜測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度または傾斜方向を測定する装置に係り、特に、釘の傾斜角度または傾斜方向を高い精度をもって測定するのに好適な遊技盤の釘傾斜測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機、アレンジボール機等の遊技機に使用する遊技盤1には、例えば、図9に示すように、ガイドレール2が装着されるとともに、ガイドレール2の内側に入賞口等の遊技部品と200〜300本の釘3とが設けられている。遊技盤1の盤面のうちガイドレール2の内側の中央部には、入賞口4付きの変動図柄表示装置5と始動口6と大入賞口7とが上下方向に配置されるとともに、その左右両側には、上入賞口8と中入賞口9と下入賞口10とが配置されている。そして、入賞口4,7,8,9,10等の各遊技部品間の所定位置に200〜300本程度の釘3が分散または列状に配置されている。
【0003】
各釘3は、遊技盤1の盤面に沿って上部から落下する遊技球の移動方向に変化をもたせ、また入賞口4,7,8,9,10等に遊技球が入賞する確率を決定する上で重要である。特に、入賞口4,7,8,9,10等の遊技部品の入口側に位置する釘3aは、一般に命釘と称し、その角度、間隔が非常に重要になる。
そこで、遊技盤面に釘を打ち込んだ後は、各遊技盤ごとにいくつかの命釘について、その角度、間隔が所期のものとなっているか否かを測定するようにしている。従来、遊技盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度または傾斜方向を測定する装置としては、例えば、特開平9−253285号公報に開示された遊技盤の釘傾斜測定装置があった。
【0004】
この遊技盤の釘傾斜測定装置は、遊技盤面の各釘の打ち込み位置に関する釘位置データを記憶する記憶手段と、遊技盤面を撮影するカメラと、カメラで撮影した画像に基づいて遊技盤面に打ち込まれた釘の頭部の位置を演算する釘頭部位置演算手段と、記憶手段からの釘の打ち込み位置と釘頭部演算手段で演算した釘頭部位置とに基づいて釘の傾斜角度を演算する傾斜角度演算手段とを備える。
【0005】
具体的には、次のように傾斜角度を測定する。
カメラを移動させ、カメラが測定対象となる釘の打ち込み位置の直上に到達すると、撮影制御手段がカメラに対して撮影指令を出すことにより、カメラが測定対象となる釘の打ち込み位置において遊技盤面を撮影する。このとき、釘の頭部は、球面状になっているが、カメラの周囲にリングライトがあり、リングライトが釘の頭部を照明しているので、カメラで頭部を撮影したときに、リングライトからの光が頭部でリング状に反射して、釘の頭部の中心部分と周縁部分とが暗く、その間の中間にリング状に明るく発光する発光部ができる。
【0006】
そして、そのリングの発光部の中心位置が釘の頭部の中心位置と一致するので、釘頭部演算手段では、カメラからの画像信号を画像処理して2値化した後、リング状の発光部の中心位置を演算して釘の頭部位置を求める。釘頭部演算手段で釘の頭部位置が判ると、傾斜角度演算手段および傾斜方向演算手段が記憶手段から釘の打ち込み位置の釘位置データを読み出し、釘頭部演算手段で演算した釘の頭部位置と釘の打ち込み位置とに基づいて、測定対象となる釘の実際の傾斜角度および傾斜方向を演算する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、実際に釘が打ち込まれている位置と釘位置データにより特定される釘の打ち込み位置とには、僅かながら誤差が存在し、傾斜している釘を直上から見た画像から釘の頭部の位置を求めることについても、その求めた頭部の位置には、傾斜の度合いに応じた誤差が発生すると考えられる。また、釘の打ち込み位置とその頭部の中心位置とはあまり大きく離れていないことが多い。
【0008】
そのため、これらの要因が、釘の傾斜角度等を測定するにあたって大きな影響を及ぼす可能性がある。
すなわち、上記従来の装置では、釘の突出量と画像から求めた釘の頭部の位置と釘位置データにより特定される釘の打ち込み位置とから、釘の傾斜角度等を演算によって求め、測定結果としているため、実際に釘が打ち込まれている位置と釘位置データにより特定される釘の打ち込み位置とに誤差が存在すると、その誤差が測定結果に直接反映することとなる。これは、求めた釘の頭部の位置に誤差が発生するときも同様である。また、上記従来の装置では、釘の打ち込み位置とその頭部の中心位置という2点の位置から釘の傾斜角度等を演算によって求めるようになっているため、それら位置に生じる誤差が測定結果に与える影響は、それら位置間の距離が小さくなるほど大きくなる。したがって、釘の打ち込み位置とその頭部の中心位置とがきわめて短い距離に存在することは、それらの位置に生じる誤差が測定結果に大きく影響を及ぼすことを意味する。
【0009】
さらに、上記従来の装置では、釘の傾斜角度等を測定するにあたって遊技盤面からの釘の突出量を一定と仮定しているが、実際には、ベニヤの状態や釘打ち機の精度により若干のばらつきがある。これも、測定結果に影響を与える要因の一つである。
以上のことから、上記従来の装置にあっては、釘の傾斜角度等を精度よく測定するのが困難であった。
【0010】
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、釘の傾斜角度または傾斜方向を高い精度をもって測定するのに好適な遊技盤の釘傾斜測定装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1記載の遊技盤の釘傾斜測定装置は、遊技盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度および傾斜方向を測定する装置であって、前記遊技盤を載置するためのステージと、前記ステージに載置された遊技盤面の上方でガイド軌跡がその遊技盤面上のいずれかの点を中心とした円弧を描くガイドレールと、その光軸が前記中心を向くように前記ガイドレールに沿って移動可能に設置したカメラと、前記ステージの面方向に垂直な方向を回転軸として前記ステージを回転させるステージ回転手段と、前記ステージの面方向に前記ステージを移動させるステージ移動手段と、前記ガイドレールに沿って前記カメラを移動させるカメラ移動手段と、測定対象となる釘の傾斜角度および傾斜方向を測定する測定手段とを備え、前記測定手段は、前記測定対象となる釘の打ち込み位置と前記中心の位置とが一致するように前記ステージ移動手段を制御し、前記カメラで撮影した画像に基づいて、前記測定対象となる釘の延長方向と前記ガイドレールが描く円弧の径方向とが一致するように前記ステージ回転手段を制御し、その制御により決定された前記ステージの回転角度に基づいて、前記測定対象となる釘の傾斜方向を測定し、前記カメラで撮影した画像に基づいて、前記測定対象となる釘の延長方向と前記カメラの光軸方向とが一致するように前記カメラ移動手段を制御し、その制御により決定された前記カメラの位置に基づいて、前記測定対象となる釘の傾斜角度を測定するようになっている。
【0012】
このような構成であれば、ステージに遊技盤が載置されると、測定手段により、測定対象となる釘の打ち込み位置と中心位置とが一致するようにステージ移動手段が制御される。よって、ステージ移動手段により、測定対象となる釘の打ち込み位置が中心位置と一致する位置までステージが移動させられる。
この制御の結果、測定対象となる釘の打ち込み位置と中心位置とが一致すると、測定手段により、カメラで撮影された画像に基づいて、測定対象となる釘の延長方向とガイドレールが描く円弧の径方向とが一致するようにステージ回転手段が制御される。よって、ステージ回転手段により、測定対象となる釘の延長方向がガイドレールが描く円弧の径方向と一致する位置までステージが回転させられる。
【0013】
この制御の結果、測定対象となる釘の延長方向とガイドレールが描く円弧の径方向とが一致すると、測定手段により、その制御により決定されたステージの回転角度に基づいて、測定対象となる釘の傾斜方向が測定される。
また、測定手段により、カメラで撮影された画像に基づいて、測定対象となる釘の延長方向とカメラの光軸方向とが一致するようにカメラ移動手段が制御される。よって、カメラ移動手段により、測定対象となる釘の延長方向がカメラの光軸方向と一致する位置までカメラが移動させられる。
【0014】
この制御の結果、測定対象となる釘の延長方向とカメラの光軸方向とが一致すると、測定手段により、その制御により決定されたカメラの位置に基づいて、測定対象となる釘の傾斜角度が測定される。
ここで、ガイドレール上のカメラの位置を得るための構成は、どのような構成であってもよいが、具体的には、例えば、ガイドレール上のカメラの位置を検出するカメラ位置検出手段を備え、これによりガイドレール上のカメラの位置を得るという構成を提案することができる。以下、請求項2および3記載の遊技盤の釘傾斜測定装置において同じである。
また、ステージの回転角度を得る構成は、どのような構成であってもよいが、具体的には、例えば、所定位置を基準としてステージ回転手段がステージを回転させた角度を検出する回転角度検出手段を備え、これによりステージの回転角度を得るという構成を提案することができる。以下、請求項3記載の遊技盤の釘傾斜測定装置において同じである。
【0015】
また、カメラとしては、例えば、撮影対象物を動画像として撮影するビデオカメラであっても、撮影対象物を静止画像として撮影するディジタルカメラであってもよい。以下、請求項2および3記載の遊技盤の釘傾斜測定装置において同じである。
さらに、本発明に係る請求項2記載の遊技盤の釘傾斜測定装置は、遊技盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度または傾斜方向を測定する装置であって、前記遊技盤を載置するためのステージと、前記ステージに載置された遊技盤面の上方でガイド軌跡がその遊技盤面上のいずれかの点を中心とした円弧を描くガイドレールと、その光軸が前記中心を向くように前記ガイドレールに沿って移動可能に設置したカメラと、前記ステージの面方向に垂直な方向を回転軸として前記ステージを回転させるステージ回転手段と、前記ステージの面方向に前記ステージを移動させるステージ移動手段と、前記ガイドレールに沿って前記カメラを移動させるカメラ移動手段と、測定対象となる釘の傾斜角度または傾斜方向を測定する測定手段と、前記測定対象となる釘の打ち込み位置に関する釘位置データを記憶するための記憶手段とを備え、前記測定手段は、前記記憶手段の釘位置データに基づいて、前記釘の打ち込み位置と前記中心位置とが一致するように前記ステージ移動手段を制御し、前記カメラで撮影した画像に基づいて、前記測定対象となる釘の延長方向と前記ガイドレールが描く円弧の径方向とが一致するように前記ステージ回転手段を制御し、前記カメラで撮影した画像に基づいて、前記測定対象となる釘の延長方向と前記カメラの光軸方向とが一致するように前記カメラ移動手段を制御し、その制御により決定された前記カメラの位置に基づいて、前記測定対象となる釘の傾斜角度を測定するようになっている。
【0016】
このような構成であれば、ステージに遊技盤が載置されると、測定手段により、記憶手段の釘位置データに基づいて、測定対象となる釘の打ち込み位置と中心位置とが一致するようにステージ移動手段が制御される。よって、ステージ移動手段により、測定対象となる釘の打ち込み位置が中心位置と一致する位置までステージが移動させられる。
この制御の結果、測定対象となる釘の打ち込み位置と中心位置とが一致すると、測定手段により、カメラで撮影された画像に基づいて、測定対象となる釘の延長方向とガイドレールが描く円弧の径方向とが一致するようにステージ回転手段が制御される。よって、ステージ回転手段により、測定対象となる釘の延長方向がガイドレールが描く円弧の径方向と一致する位置までステージが回転させられる。
【0017】
この制御の結果、測定対象となる釘の延長方向とガイドレールが描く円弧の径方向とが一致すると、測定手段により、カメラで撮影された画像に基づいて、測定対象となる釘の延長方向とカメラの光軸方向とが一致するようにカメラ移動手段が制御される。よって、カメラ移動手段により、測定対象となる釘の延長方向がカメラの光軸方向と一致する位置までカメラが移動させられる。
【0018】
この制御の結果、測定対象となる釘の延長方向とカメラの光軸方向とが一致すると、測定手段により、その制御により決定されたカメラの位置に基づいて、測定対象となる釘の傾斜角度が測定される。
ここで、測定手段は、記憶手段の釘位置データに基づいて、測定対象となる釘の打ち込み位置と中心位置とが一致するようにステージ移動手段を制御するようになっていれば、どのような構成であってもよいが、具体的には、例えば、記憶手段の釘位置データにより特定される釘の打ち込み位置と中心位置とが一致するようにステージ移動手段を制御するという構成を提案することができる。以下、請求項3記載の遊技盤の釘傾斜測定装置において同じである。
また、記憶手段は、釘位置データをあらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであり、釘位置データをあらかじめ記憶しておいてもよいし、釘位置データをあらかじめ記憶することなく、本装置の動作時に外部からの入力等によって釘位置データを記憶するようにしてもよい。以下、請求項3記載の遊技盤の釘傾斜測定装置において同じである。
【0019】
さらに、本発明に係る請求項3記載の遊技盤の釘傾斜測定装置は、遊技盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度および傾斜方向を測定する装置であって、前記遊技盤を載置するためのステージと、前記ステージに載置された遊技盤面の上方でガイド軌跡がその遊技盤面上のいずれかの点を中心とした円弧を描くガイドレールと、その光軸が前記中心を向くように前記ガイドレールに沿って移動可能に設置したカメラと、前記ステージの面方向に垂直な方向を回転軸として前記ステージを回転させるステージ回転手段と、前記ステージの面方向に前記ステージを移動させるステージ移動手段と、前記ガイドレールに沿って前記カメラを移動させるカメラ移動手段と、測定対象となる釘の傾斜角度および傾斜方向を測定する測定手段と、前記測定対象となる釘の打ち込み位置に関する釘位置データを記憶するための記憶手段とを備え、前記測定手段は、前記記憶手段の釘位置データに基づいて、前記釘の打ち込み位置と前記中心の位置とが一致するように前記ステージ移動手段を制御し、前記カメラで撮影した画像に基づいて、前記測定対象となる釘の延長方向と前記ガイドレールが描く円弧の径方向とが一致するように前記ステージ回転手段を制御し、その制御により決定された前記ステージの回転角度に基づいて、前記測定対象となる釘の傾斜方向を測定し、前記カメラで撮影した画像に基づいて、前記測定対象となる釘の延長方向と前記カメラの光軸方向とが一致するように前記カメラ移動手段を制御し、その制御により決定された前記カメラの位置に基づいて、前記測定対象となる釘の傾斜角度を測定するようになっている。
【0020】
このような構成であれば、ステージに遊技盤が載置されると、測定手段により、記憶手段の釘位置データに基づいて、測定対象となる釘の打ち込み位置と中心位置とが一致するようにステージ移動手段が制御される。よって、ステージ移動手段により、測定対象となる釘の打ち込み位置が中心位置と一致する位置までステージが移動させられる。
この制御の結果、測定対象となる釘の打ち込み位置と中心位置とが一致すると、測定手段により、カメラで撮影された画像に基づいて、測定対象となる釘の延長方向とガイドレールが描く円弧の径方向とが一致するようにステージ回転手段が制御される。よって、ステージ回転手段により、測定対象となる釘の延長方向がガイドレールが描く円弧の径方向と一致する位置までステージが回転させられる。
この制御の結果、測定対象となる釘の延長方向とガイドレールが描く円弧の径方向とが一致すると、測定手段により、その制御により決定されたステージの回転角度に基づいて、測定対象となる釘の傾斜方向が測定される。
また、測定手段により、カメラで撮影された画像に基づいて、測定対象となる釘の延長方向とカメラの光軸方向とが一致するようにカメラ移動手段が制御される。よって、カメラ移動手段により、測定対象となる釘の延長方向がカメラの光軸方向と一致する位置までカメラが移動させられる。
この制御の結果、測定対象となる釘の延長方向とカメラの光軸方向とが一致すると、測定手段により、その制御により決定されたカメラの位置に基づいて、測定対象となる釘の傾斜角度が測定される。
【0023】
さらに、本発明に係る請求項記載の遊技盤の釘傾斜測定装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の釘傾斜測定装置において、前記測定手段は、前記遊技盤面から最も距離を隔てた位置にて前記カメラで撮影した画像のうち前記測定対象となる釘の頭部の画像を楕円形で近似し、前記楕円形の短軸方向と前記ガイドレールを径方向からみたときの前記カメラの移動方向とが一致するように前記ステージ回転手段を制御するようになっている。
【0024】
このような構成であれば、ステージ移動手段の制御の結果、測定対象となる釘の打ち込み位置と中心位置とが一致したときに、遊技盤面から最も距離を隔てた位置にてカメラで撮影された画像のうち測定対象となる釘の頭部の画像を楕円形で近似し、測定手段により、その楕円形の短軸方向とガイドレールを径方向からみたときのカメラの移動方向とが一致するようにステージ回転手段が制御される。よって、ステージ回転手段により、楕円形の短軸方向がガイドレールを径方向からみたときのカメラの移動方向と一致する位置までステージが回転させられる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1ないし図6は、本発明に係る遊技盤の釘傾斜測定装置の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、本発明に係る遊技盤の釘傾斜測定装置を、図1に示すように、パチンコ機の遊技盤1の盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度および傾斜方向を測定する場合について適用したものである。
【0027】
まず、本発明に係る遊技盤の釘傾斜測定装置を適用した釘傾斜測定装置100の構成を図1および図2を参照しながら説明する。図1は、釘傾斜測定装置100をXYステージ20に載置された遊技盤1の盤面方向にみた断面図であり、図2は、釘傾斜測定装置100をXYステージ20に載置された遊技盤1の盤面方向に垂直な方向にみた平面図である。
【0028】
釘傾斜測定装置100は、図1および図2に示すように、遊技盤1を載置し移動可能なXYステージ20と、XYステージ20を載置し回転可能な回転ステージ22と、XYステージ20に載置された遊技盤1の盤面上方でガイド軌跡がその遊技盤1の盤面上のいずれかの点を中心Oとした円弧を描くガイドレール24とを有して構成されている。ここで、図1の紙面に対して垂直な方向にZ軸をとってその方向をZ方向とし、図2の紙面に対して垂直な方向にY軸をとってその方向をY方向とし、図2の紙面に対して水平な方向にX軸をとってその方向をX方向とする。
【0029】
また、釘傾斜測定装置100は、その光軸が中心Oを向くようにガイドレール24に沿って移動可能に設置したビデオカメラ26と、Z方向を回転軸として回転ステージ22を回転させるステージ回転装置28と、XYステージ20をXY方向に移動させるステージ移動装置30と、ガイドレール24に沿ってビデオカメラ26を移動させるカメラ移動装置32とを有して構成されている。
【0030】
また、釘傾斜測定装置100は、所定位置を基準としてステージ回転装置28が回転ステージ22を回転させた角度を検出する回転角検出装置34と、ガイドレール24上のビデオカメラ26の位置を検出するカメラ位置検出装置36と、ステージ回転装置28、ステージ移動装置30およびカメラ移動装置32を制御しかつ測定対象となる釘の傾斜角度または傾斜方向を測定する制御装置38とを有して構成されている。
【0031】
XYステージ20は、遊技盤1を載置するためのものであって、遊技盤1の短手方向をX方向と一致させ、かつ、遊技盤1の長手方向をY方向と一致させて、遊技盤1を載置固定するとともに、例えば、X方向およびY方向にそれぞれ配置されたボールネジによりXY方向に移動可能となっている。
回転ステージ22は、XYステージ20を載置し、その軸方向をZ方向と一致させて取り付けた回転軸23を有し、回転軸23を中心として回転可能となっている。
【0032】
ガイドレール24は、所定の曲率半径(例えば、50[Cm])を有する円弧状の形状をしており、その中心OがXYステージ20に載置された遊技盤1の盤面上に位置するように、かつ、ガイドレール24を径方向からみたときのビデオカメラ26の移動方向がX方向となるように設けられている。すなわち、ビデオカメラ26は、XYステージ20に載置された遊技盤1の盤面上のいずれかの点を中心として、ガイドレール24を径方向からみたときにはX方向に、ガイドレール24を径方向に垂直な方向からみたときには円弧状にそれぞれ移動する。また、ガイドレール24には、ガイドレール24上のビデオカメラ26の位置を特定するために必要な位置決め用目盛りがそのガイド軌道全周にわたって設けられている。
【0033】
ステージ回転装置28は、例えば、回転軸23に対して回転のための動力を与えるモータを有し、制御装置38の制御に基づいてモータを駆動することにより、回転軸23を中心として回転ステージ22を回転させるようになっている。
ステージ移動装置30は、例えば、XYステージ20のX方向に配置されたボールネジに対して回転のための動力を与えるX方向移動モータと、XYステージ20のY方向に配置されたボールネジに対して回転のための動力を与えるY方向移動モータとを有し、制御装置38の制御に基づいてそれらモータを駆動することにより、XYステージ20をXY方向に移動させるようになっている。なお、本実施の形態において、XYステージ20を移動するための構成として、ボールネジはあくまで一例であり、これに限らず、例えば、リニアモータを用いてもよい。
【0034】
カメラ移動装置32は、例えば、ビデオカメラ26を取り付けた可動体と、可動体内に設けられかつガイドレール24上を走行可能な走行部と、可動体内に設けられかつ走行部に対して走行のための動力を与えるモータとを有し、制御装置28の制御に基づいてモータを駆動することにより、ガイドレール24に沿ってビデオカメラ26を移動させるようになっている。なお、可動体には、ビデオカメラ26が、ガイドレール24のいずれの位置においてもその光軸がガイドレール24が描く円弧の中心Oを向くように取り付けられている。
【0035】
回転角検出装置34は、例えば、回転軸23に取り付けられたレゾルバと、レゾルバからの検出信号を角度信号としてエンコードするエンコーダとを有し、所定位置を基準としてステージ回転装置28が回転ステージ22を回転させた角度をエンコーダからの角度信号として検出するようになっている。
カメラ位置検出装置36は、例えば、カメラ移動装置32の可動体内に設けられた発光部および受光部を有し、発光部からの検出光をガイドレール24上の位置決め用目盛りに反射させてその反射光を受光部で受光することにより、ガイドレール24上の位置決め用目盛りを読み取り、読み取った位置決め用目盛りに基づいて、ガイドレール24上のビデオカメラ26の位置を位置信号として検出するようになっている。
【0036】
次に、制御装置38の構成を図3を参照しながら詳細に説明する。図3は、制御装置38の構成を示すブロック図である。
制御装置38は、図3に示すように、制御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御するCPU50と、所定領域にあらかじめCPU50の制御プログラム等を格納しているROM52と、ROM52等から読み出したデータやCPU50の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM54と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F58とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス59で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
【0037】
I/F58には、外部装置として、ヒューマンインターフェースとしてデータの入力が可能なキーボードやマウス等からなる入力装置60と、遊技盤面の各釘の打ち込み位置に関する釘位置データを記憶する記憶装置62と、ビデオカメラ26と、ステージ回転装置28と、ステージ移動装置30と、カメラ移動装置32と、回転角検出装置34と、カメラ位置検出装置36とが接続されている。
【0038】
CPU50は、マイクロプロセッシングユニットMPU等からなり、ROM52の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図4のフローチャートに示す釘傾斜測定処理を実行するようになっている。図4は、釘傾斜測定処理を示すフローチャートである。
釘傾斜測定処理は、XYステージ20に遊技盤1が載置されたときに、測定対象となる釘の傾斜角度および傾斜方向を測定する処理であって、CPU50において実行されると、図4に示すように、まず、ステップS100に移行するようになっている。
【0039】
ステップS100では、初期設定を行い、ステップS102に移行して、XYステージ20および回転ステージ22を原点に移動し停止させるようにステージ移動装置30およびステージ回転装置28を制御し、ステップS104に移行して、釘の傾斜角度および傾斜方向の測定を開始する指示を入力装置60から入力したか否かを判定し、測定を開始する指示を入力したと判定されたとき(Yes)は、ステップS106に移行するが、そうでないと判定されたとき(No)は、測定を開始する指示を入力するまでステップS104で待機する。
【0040】
ステップS106では、ビデオカメラ26を原点(XYステージ20の直上)に移動し停止させるようにカメラ移動装置32を制御し、ステップS108に移行して、測定対象となる釘の釘位置データを記憶装置62から読み出し、ステップS110に移行する。
ステップS110では、読み出した釘位置データに基づいて、XYステージ20を移動するようにステージ移動装置30を制御する。具体的には、釘位置データにより特定される釘の座標のうちX座標がガイドレール24が描く円弧の中心位置OよりもX軸正方向に位置するときは、XYステージ20をX軸負方向に所定距離(例えば、1[mm])だけ移動させ、釘位置データにより特定される釘の座標のうちX座標が中心位置OよりもX軸負方向に位置するときは、XYステージ20をX軸正方向に所定距離だけ移動させる。また、XYステージ20のY方向への移動制御についても同じ要領で行う。
【0041】
次いで、ステップS112に移行して、測定対象となる釘の打ち込み位置と中心位置Oとが一致したか否かを判定し、それらが一致したと判定されたとき(Yes)は、ステップS114に移行するが、そうでないと判定されたとき(No)は、ステップS112に移行する。
したがって、ステップS110,S112の処理により、読み出した釘位置データに基づいて、測定対象となる釘の打ち込み位置と中心位置Oとが一致する位置までXYステージ20が移動する。
【0042】
ステップS114では、ビデオカメラ26から画像データを取り込み、ステップS116に移行して、取り込んだ画像データに基づいて画像の解析処理を行い、ステップS118に移行して、ステップS116の解析結果に基づいて、ビデオカメラ26で撮影した画像のうち測定対象となる釘の頭部の画像が真円の形状であるか否かを判定し、測定対象となる釘の頭部の画像が真円の形状でない、すなわち楕円形であると判定されたとき(No)は、ステップS120に移行する。
【0043】
ステップS120では、ビデオカメラ26から画像データを取り込み、ステップS122に移行して、取り込んだ画像データに基づいて画像の解析処理を行い、ステップS124に移行する。
ステップS124では、ステップS122の解析結果に基づいて、回転ステージ22を回転するようにステージ回転装置28を制御する。具体的には、ビデオカメラ26で撮影した画像のうち測定対象となる釘の頭部の画像が楕円形であるので、その楕円形の短軸がX軸に対してなす角度が0°から90°までの範囲または180°から270°までの範囲に属するときは、回転ステージ22を時計方向右回りに所定角度(例えば、1[゜])だけ回転させ、その楕円形の短軸がX軸に対してなす角度が90°から180°までの範囲または270°から360°までの範囲に属するときは、回転ステージ22を時計方向左回りに所定角度だけ回転させる。
【0044】
次いで、ステップS126に移行して、測定対象となる釘の延長方向とガイドレール24が描く円弧の径方向とが一致したか否かを判定し、それらが一致したと判定されたとき(Yes)は、ステップS128に移行するが、そうでないと判定されたとき(No)は、ステップS120に移行する。
したがって、ステップS120〜S126の処理により、ビデオカメラ26で撮影した画像に基づいて、測定対象となる釘の延長方向とガイドレール24が描く円弧の径方向とが一致する位置まで回転ステージ22が回転する。
【0045】
測定対象となる釘の延長方向とガイドレール24が描く円弧の径方向とが一致したか否かは、これらの2つの向きがなす角度が、許容誤差を考慮して設定した所定範囲内であるか否かによって判定する。また、回転ステージ22は、これらの2つの向きがなす角度がその所定範囲を超えるまでは、比較的大きな角度単位で回転させ、超えた時点からその角度単位よりも小さい単位で逆回転するように制御してもよい。このように所定範囲を超えた時点で回転方向を逆転させ、回転の動作単位を粗から細に切り換えることを繰り返すことで、一致に至るまでの時間を短縮することができる。
【0046】
ステップS128では、回転角検出装置24から角度信号を取り込み、ステップS130に移行して、取り込んだ角度信号に基づいて測定対象となる釘の傾斜方向を算出し、ステップS132に移行して、算出した傾斜方向を記憶装置62に格納し、ステップS134に移行する。具体的に、ステップS130では、取り込んだ角度信号に基づいて、ステップS122で移動した回転ステージ22の原点を0°としてステージ回転装置28が回転ステージ22を回転させた角度を、測定対象となる釘の傾斜方向として算出する。
【0047】
ステップS134では、ビデオカメラ26から画像データを取り込み、ステップS136に移行して、取り込んだ画像データに基づいて画像の解析処理を行い、ステップS138に移行する。
ステップS138では、ステップS136の解析結果に基づいて、ビデオカメラ26を移動するようにカメラ移動装置32を制御する。具体的には、ビデオカメラ26で撮影した画像のうち測定対象となる釘の頭部の画像が中心位置OよりもX軸正方向に位置するときは、ビデオカメラ26をX軸正方向に所定距離(例えば、1[mm])だけ移動させ、ビデオカメラ26で撮影した画像のうち測定対象となる釘の頭部の画像が中心位置OよりもX軸負方向に位置するときは、ビデオカメラ26をX軸負方向に所定距離だけ移動させる。
【0048】
次いで、ステップS140に移行して、測定対象となる釘の延長方向とビデオカメラ26の光軸方向とが一致したか否かを判定し、それらが一致したと判定されたとき(Yes)は、ステップS142に移行するが、そうでないと判定されたとき(No)は、ステップS134に移行する。具体的に、ステップS140では、ビデオカメラ26で撮影した画像のうち測定対象となる釘の頭部の画像が真円の形状であるか否かを判定し、真円の形状であると判定されたときは、測定対象となる釘の延長方向とビデオカメラ26の光軸方向とが一致したと判定する。
【0049】
したがって、ステップS134〜S140の処理により、ビデオカメラ26で撮影した画像に基づいて、測定対象となる釘の延長方向とビデオカメラ26の光軸方向とが一致する位置までビデオカメラ26が移動する。
ステップS142では、カメラ位置検出装置36から位置信号を取り込み、ステップS144に移行して、取り込んだ位置信号に基づいて測定対象となる釘の傾斜角度を算出し、ステップS146に移行して、算出した傾斜角度を記憶装置62に格納し、ステップS148に移行する。具体的に、ステップS144では、取り込んだ位置信号に基づいて、ガイドレール24上のビデオカメラ26の位置と中心位置Oとを結ぶ直線が垂直線に対してなす角度を、測定対象となる釘の傾斜角度として算出する。
【0050】
ステップS148では、測定対象とするすべての釘(例えば、すべての命釘)について傾斜角度および傾斜方向の測定が終了したか否かを判定し、測定が終了したと判定されたとき(Yes)は、一連の処理を終了し、そうでないと判定されたとき(No)は、ステップS106に移行する。
一方、ステップS118で、ステップS116の解析結果に基づいて、ビデオカメラ26で撮影した画像のうち測定対象となる釘の頭部の画像が真円の形状であると判定されたとき(Yes)は、ステップS150に移行して、傾斜角度および傾斜方向を0°として記憶装置62に格納し、ステップS148に移行する。
【0051】
次に、上記実施の形態の動作を図5を参照しながら説明する。図5は、釘傾斜測定装置100の動作を説明するための図である。
遊技盤1の盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度および傾斜方向を測定する場合は、まず、XYステージ20に遊技盤1を載置固定し、傾斜角度および傾斜方向の測定を開始する指示を入力装置60から入力する。
【0052】
測定を開始する指示が入力されると、ステップS106〜S112を経て、ビデオカメラ26がXYステージ20の直上に移動・停止し、測定対象となる釘の釘位置データが記憶装置62から読み出され、読み出された釘位置データに基づいてXYステージ20が移動する。例えば、図5(a)に示すように、釘位置データにより特定される釘3の座標PのうちX座標が中心位置OよりもX軸負方向に位置し、座標PのうちY座標が中心位置OよりもY軸正方向に位置している場合は、XYステージ20がX軸正方向およびY軸負方向に所定距離ずつ移動していく。
【0053】
この制御の結果、測定対象となる釘の打ち込み位置と中心位置Oとが一致すると、ステップS114〜S126を経て、ビデオカメラ26から画像データが取り込まれ、取り込まれた画像データに基づいて画像の解析処理が行われ、その解析結果に基づいて回転ステージ22が回転する。例えば、図5(b)に示すように、ビデオカメラ26で撮影した画像のうち測定対象となる釘3の頭部の画像が楕円形であり、その楕円形の短軸がX軸に対してなす角度が0°から90°までの範囲に属している場合は、回転ステージ22が時計方向右回りに所定角度ずつ回転していく。
【0054】
この制御の結果、測定対象となる釘の延長方向とガイドレール24が描く円弧の径方向とが一致すると、ステップS128〜S132を経て、回転角検出装置24から角度信号が取り込まれ、取り込まれた角度信号に基づいて測定対象となる釘の傾斜方向が算出され、算出された傾斜方向が記憶装置62に格納される。また、ステップS134〜S140を経て、ビデオカメラ26から画像データが取り込まれ、取り込まれた画像データに基づいて画像の解析処理が行われ、その解析結果に基づいてビデオカメラ26が移動する。例えば、図5(c)に示すように、ビデオカメラ26で撮影した画像のうち測定対象となる釘3の頭部が中心位置OよりもX軸正方向に位置している場合は、ビデオカメラ26がX軸正方向に所定距離ずつ移動していく。
【0055】
この制御の結果、測定対象となる釘の延長方向とビデオカメラ26の光軸方向とが一致すると、ステップS142〜S146を経て、カメラ位置検出装置36から位置信号が取り込まれ、取り込まれた位置信号に基づいて測定対象となる釘の傾斜角度が算出され、算出された傾斜角度が記憶装置62に格納される。
そして、このような測定が測定対象とするすべての釘について行われる。
【0056】
なお、測定対象となる釘が傾斜していない場合は、ステップS114〜S118,S150を経て、ビデオカメラ26から画像データが取り込まれ、取り込まれた画像データに基づいて画像の解析処理が行われ、その解析結果に基づいて、ビデオカメラ26で撮影した画像のうち測定対象となる釘の頭部の画像が真円の形状であると判定されるので、傾斜角度および傾斜方向が0°として記憶装置62に格納される。
【0057】
このようにして、本実施の形態では、XYステージ20に遊技盤1が載置されたときは、測定対象となる釘の打ち込み位置と中心位置Oとが一致するようにステージ移動装置30を制御し、それらが一致したときは、ビデオカメラ26で撮影した画像に基づいて、測定対象となる釘の延長方向とガイドレール24が描く円弧の径方向とが一致するようにステージ回転装置28を制御し、それらが一致したときは、ビデオカメラ26で撮影した画像に基づいて、測定対象となる釘の延長方向とビデオカメラ26の光軸方向とが一致するようにカメラ移動装置32を制御し、それらが一致したときのガイドレール24上のビデオカメラ26の位置に基づいて、測定対象となる釘の傾斜角度を測定するようにした。
【0058】
これにより、遊技盤1の盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度を測定することができる。
また、図6に示すように、実際に釘が打ち込まれている位置と釘位置データにより特定される釘の打ち込み位置とに誤差が存在する場合であっても、ガイドレール24上のビデオカメラ26の位置と中心位置Oとの距離が、釘の打ち込み位置とその頭部の中心位置Oとの距離よりも遙かに大きいので、ガイドレール24上のビデオカメラ26の位置と中心位置Oとを結ぶ直線が垂直線に対してなす角度θと、釘の延長方向が垂直線に対してなす角度θとがほぼ一致する。そのため、それら位置に生じる誤差が測定結果に与える影響はきわめて少ない。図6は、釘位置データにより特定される釘の打ち込み位置と実際に釘が打ち込まれている位置とに誤差が存在する場合の効果を説明するための図である。
【0059】
また、遊技盤1の盤面からの釘の突出量にばらつきが生じ一定でない場合であっても、釘の突出量ではなく、ガイドレール24上のビデオカメラ26の位置から釘の傾斜角度が算出されるので、釘の突出量に生じるばらつきが測定結果に与える影響はきわめて少ない。
したがって、従来に比して、遊技盤1の盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度を比較的正確に測定することができる。
【0060】
さらに、本実施の形態では、測定対象となる釘の延長方向とガイドレール24が描く円弧の径方向とが一致したときの回転ステージ22の回転角度に基づいて、測定対象となる釘の傾斜方向を測定するようにした。
これにより、遊技盤1の盤面に打ち込まれた釘の傾斜方向を測定することができる。
【0061】
また、図6に示すように、実際に釘が打ち込まれている位置と釘位置データにより特定される釘の打ち込み位置とに誤差が存在する場合であっても、回転ステージ22を回転させた結果、ビデオカメラ26で撮影した画像のうち測定対象となる釘の頭部の画像が真円の形状に最も近づいたときの回転ステージ22の回転角度に基づいて釘の傾斜方向が測定されるので、それら位置に生じる誤差が測定結果に与える影響はきわめて少ない。すなわち、このように誤差が存在する場合、測定対象となる釘の延長方向とガイドレール24が描く円弧の径方向とが一致したときは、ビデオカメラ26で撮影した画像のうち測定対象となる釘の頭部の画像が真円の形状とならずに若干楕円形となるが、釘の頭部の画像が真円の形状に最も近づいているので、測定対象となる釘の延長方向とガイドレール24が描く円弧の径方向とがほぼ一致する。
【0062】
また、遊技盤1の盤面からの釘の突出量にばらつきが生じ一定でない場合であっても、釘の突出量ではなく、回転ステージ22の回転角度から釘の傾斜方向が算出されるので、釘の突出量に生じるばらつきが測定結果に与える影響はきわめて少ない。
したがって、従来に比して、遊技盤1の盤面に打ち込まれた釘の傾斜方向を比較的正確に測定することができる。
【0063】
さらに、本実施の形態では、記憶装置62の釘位置データに基づいて、測定対象となる釘の打ち込み位置と中心位置Oとが一致するようにステージ移動装置30を制御するようにした。
これにより、測定対象となる釘が実際に打ち込まれている位置と中心位置Oとを比較的正確に一致させることができるので、遊技盤1の盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度および傾斜方向をさらに正確に測定することができる。
【0064】
さらに、本実施の形態では、測定対象となる釘の打ち込み位置と中心位置Oとが一致した場合に、XYステージ20の直上にてビデオカメラ26で撮影した画像のうち測定対象となる釘の頭部の画像が楕円形であるときは、楕円形の短軸方向とガイドレール24を径方向からみたときのビデオカメラ26の移動方向とが一致するようにステージ回転装置28を制御するようにした。
【0065】
これにより、測定対象となる釘の延長方向とガイドレール24が描く円弧の径方向とを比較的正確に一致させることができるので、遊技盤1の盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度および傾斜方向をさらに正確に測定することができる。
さらに、本実施の形態では、測定対象となる釘の延長方向とガイドレール24が描く円弧の径方向とが一致したときは、ビデオカメラ26で撮影した画像のうち測定対象の釘の頭部の画像がほぼ円形となるようにカメラ移動装置32を制御するようにした。
【0066】
これにより、測定対象となる釘の延長方向とビデオカメラ26の光軸方向とを比較的正確に一致させることができるので、遊技盤1の盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度をさらに正確に測定することができる。
上記実施の形態において、XYステージ20および回転ステージ22は、請求項1ないし3記載のステージに対応し、ビデオカメラ26は、請求項1ないし4記載のカメラに対応し、ステージ回転装置28は、請求項1ないし4記載のステージ回転手段に対応し、ステージ移動装置30は、請求項1ないし3記載のステージ移動手段に対応している。
【0067】
また、上記実施の形態において、カメラ移動装置32は、請求項1ないし3記載のカメラ移動手段に対応し、制御装置28は、請求項1ないし4記載の測定手段に対応し、記憶装置62は、請求項2または3記載の記憶手段に対応している。
なお、上記実施の形態においては、ビデオカメラ26で撮影した画像のうち測定対象の釘の頭部の画像がほぼ円形となったときの、ガイドレール24上のビデオカメラ26の位置に基づいて釘の傾斜角度を算出するように構成したが、これに限らず、例えば、図7に示すように、釘の傾斜角度を算出するように構成してもよい。図7は、測定対象となる釘の延長方向とビデオカメラ26の光軸方向とを一致させる他の方法を説明するための図である。
【0068】
すなわち、ビデオカメラ26を移動させ、ビデオカメラ26で撮影した画像のうち測定対象の釘の頭部の画像によって中心位置Oが隠れた瞬間での、ガイドレール24上のビデオカメラ26の位置に基づいて算出される釘の傾斜角度をθとし、次いでビデオカメラ26をさらに移動させ、ビデオカメラ26で撮影した画像のうち測定対象の釘の頭部の画像によって隠れていた中心位置Oが再び現れた瞬間での、ガイドレール24上のビデオカメラ26の位置に基づいて算出される釘の傾斜角度をθとし、これら2つの傾斜角度θ,θの平均値を真の傾斜角度として算出する。
【0069】
これにより、従来に比して、遊技盤1の盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度を比較的正確に測定することができる。
また、上記実施の形態においては、記憶装置62の釘位置データに基づいて、測定対象となる釘の打ち込み位置と中心位置Oとを一致させるように構成したが、これに限らず、ビデオカメラ26から画像データを取り込み、取り込んだ画像データに基づいて画像の解析処理を行い、その解析結果に基づいて、測定対象となる釘の打ち込み位置と中心位置Oとを一致させるように構成してもよい。すなわち、測定対象となる釘が実際に打ち込まれている位置を画像処理により特定し、特定した釘の打ち込み位置と中心位置Oとを一致させる。
【0070】
これにより、測定対象となる釘が実際に打ち込まれている位置と中心位置Oとを比較的正確に一致させることができるので、遊技盤1の盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度および傾斜方向をさらに正確に測定することができる。
また、上記実施の形態においては、ビデオカメラ26をガイドレール24に沿って移動させ、測定対象となる釘の延長方向とビデオカメラ26の光軸方向とが一致したときのガイドレール24上のビデオカメラ26の位置に基づいて、測定対象となる釘の傾斜角度を測定するように構成したが、これに限らず、次のような構成にしてもよい。
【0071】
すなわち、ビデオカメラ26をXYステージ20の直上に固定するとともに、回転ステージ22を載置してXYステージ20がXY平面に対してなす角度を変化させるアクチュエータ等を設け、測定対象となる釘の延長方向とガイドレール24が描く円弧の径方向とが一致したときは、測定対象となる釘の延長方向とビデオカメラ26の光軸方向とが一致するようにアクチュエータを制御するように構成する。アクチュエータは、例えば、回転ステージ22のX軸正方向に最も遠い距離に一つと、回転ステージ22のX軸負方向に最も遠い距離に一つずつ設け、一方のアクチュエータをZ軸正方向に伸長させ、他方のアクチュエータをZ軸負方向に短縮させることにより、XYステージ20がXY平面に対してなす角度を変化させる。
【0072】
また、上記実施の形態において、ガイドレール24を円弧状としたが、これに限らず、ガイドレール24は、必ずしも円弧状である必要はない。例えば、図8に示すように、ビデオカメラ26を直線状のガイドレール25に沿って移動させたとき、原点からのビデオカメラ26の移動距離xまたはガイドレール25上のビデオカメラ26の位置と対応させてビデオカメラ26の傾斜角度θを定めておけば、ビデオカメラ26の画像から釘頭部の形状を評価することができる。なお、この場合、距離lもビデオカメラ26の移動距離やガイドレール25上のビデオカメラ26の位置に応じて変化するがビデオカメラ26のズームアップの程度を調整して補正することができる。図8は、他の実施の形態を示す図である。
【0073】
また、上記実施の形態において、図4のフローチャートに示す処理を実行するにあたっては、ROM52にあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM54に読み込んで実行するようにしてもよい。
【0074】
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
【0075】
また、上記実施の形態においては、本発明に係る遊技盤の釘傾斜測定装置を、図1に示すように、パチンコ機の遊技盤1の盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度および傾斜方向を測定する場合について適用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも適用可能である。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る請求項1、3または4記載の遊技盤の釘傾斜測定装置によれば、従来に比して、遊技盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度および傾斜方向を比較的正確に測定することができるという効果が得られる。
【0077】
さらに、本発明に係る請求項2ないし4記載の遊技盤の釘傾斜測定装置によれば、従来に比して、遊技盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度を比較的正確に測定することができるという効果が得られる。さらに、測定対象となる釘が実際に打ち込まれている位置とガイドレールが描く円弧の中心位置とを比較的正確に一致させることができるので、遊技盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度または傾斜方向をさらに正確に測定することができるという効果も得られる。
【0078】
さらに、本発明に係る請求項記載の遊技盤の釘傾斜測定装置によれば、測定対象となる釘の延長方向とガイドレールが描く円弧の径方向とを比較的正確に一致させることができるので、遊技盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度または傾斜方向をさらに正確に測定することができるという効果も得られる
【図面の簡単な説明】
【図1】釘傾斜測定装置100をXYステージ20に載置された遊技盤1の盤面方向にみた断面図である。
【図2】釘傾斜測定装置100をXYステージ20に載置された遊技盤1の盤面方向に垂直な方向にみた平面図である。
【図3】制御装置38の構成を示すブロック図である。
【図4】釘傾斜測定処理を示すフローチャートである。
【図5】釘傾斜測定装置100の動作を説明するための図である。
【図6】釘位置データにより特定される釘の打ち込み位置と実際に釘が打ち込まれている位置とに誤差が存在する場合の効果を説明するための図である。
【図7】測定対象となる釘の延長方向とビデオカメラ26の光軸方向とを一致させる他の方法を説明するための図である。
【図8】他の実施の形態を示す図である。
【図9】遊技盤1の盤面の構造を示す図である。
【符号の説明】
1 遊技盤
3 釘
20 XYステージ
22 回転ステージ
23 回転軸
24 ガイドレール
26 ビデオカメラ
28 ステージ回転装置
30 ステージ移動装置
32 カメラ移動装置
34 回転角検出装置
36 カメラ位置検出装置
38 制御装置
50 CPU
52 ROM
54 RAM
58 I/F
60 入力装置
62 記憶装置

Claims (4)

  1. 遊技盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度及び傾斜方向を測定する装置であって、
    前記遊技盤を載置するためのステージと、前記ステージに載置された遊技盤面の上方でガイド軌跡がその遊技盤面上のいずれかの点を中心とした円弧を描くガイドレールと、その光軸が前記中心を向くように前記ガイドレールに沿って移動可能に設置したカメラと、前記ステージの面方向に垂直な方向を回転軸として前記ステージを回転させるステージ回転手段と、前記ステージの面方向に前記ステージを移動させるステージ移動手段と、前記ガイドレールに沿って前記カメラを移動させるカメラ移動手段と、測定対象となる釘の傾斜角度及び傾斜方向を測定する測定手段とを備え、
    前記測定手段は、前記測定対象となる釘の打ち込み位置と前記中心位置とが一致するように前記ステージ移動手段を制御し、
    前記カメラで撮影した画像に基づいて、前記測定対象となる釘の延長方向と前記ガイドレールが描く円弧の径方向とが一致するように前記ステージ回転手段を制御し、その制御により決定された前記ステージの回転角度に基づいて、前記測定対象となる釘の傾斜方向を測定し、
    前記カメラで撮影した画像に基づいて、前記測定対象となる釘の延長方向と前記カメラの光軸方向とが一致するように前記カメラ移動手段を制御し、その制御により決定された前記カメラの位置に基づいて、前記測定対象となる釘の傾斜角度を測定するようになっていることを特徴とする遊技盤の釘傾斜測定装置。
  2. 遊技盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度又は傾斜方向を測定する装置であって、
    前記遊技盤を載置するためのステージと、前記ステージに載置された遊技盤面の上方でガイド軌跡がその遊技盤面上のいずれかの点を中心とした円弧を描くガイドレールと、その光軸が前記中心を向くように前記ガイドレールに沿って移動可能に設置したカメラと、前記ステージの面方向に垂直な方向を回転軸として前記ステージを回転させるステージ回転手段と、前記ステージの面方向に前記ステージを移動させるステージ移動手段と、前記ガイドレールに沿って前記カメラを移動させるカメラ移動手段と、測定対象となる釘の傾斜角度又は傾斜方向を測定する測定手段と、前記測定対象となる釘の打ち込み位置に関する釘位置データを記憶するための記憶手段とを備え、
    前記測定手段は、前記記憶手段の釘位置データに基づいて、前記釘の打ち込み位置と前記中心位置とが一致するように前記ステージ移動手段を制御し、前記カメラで撮影した画像に基づいて、前記測定対象となる釘の延長方向と前記ガイドレールが描く円弧の径方向とが一致するように前記ステージ回転手段を制御し、
    前記カメラで撮影した画像に基づいて、前記測定対象となる釘の延長方向と前記カメラの光軸方向とが一致するように前記カメラ移動手段を制御し、その制御により決定された前記カメラの位置に基づいて、前記測定対象となる釘の傾斜角度を測定するようになっていることを特徴とする遊技盤の釘傾斜測定装置。
  3. 遊技盤面に打ち込まれた釘の傾斜角度及び傾斜方向を測定する装置であって、
    前記遊技盤を載置するためのステージと、前記ステージに載置された遊技盤面の上方でガイド軌跡がその遊技盤面上のいずれかの点を中心とした円弧を描くガイドレールと、その光軸が前記中心を向くように前記ガイドレールに沿って移動可能に設置したカメラと、前記ステージの面方向に垂直な方向を回転軸として前記ステージを回転させるステージ回転手段と、前記ステージの面方向に前記ステージを移動させるステージ移動手段と、前記ガイドレールに沿って前記カメラを移動させるカメラ移動手段と、測定対象となる釘の傾斜角度及び傾斜方向を測定する測定手段と、前記測定対象となる釘の打ち込み位置に関する釘位置データを記憶するための記憶手段とを備え、
    前記測定手段は、前記記憶手段の釘位置データに基づいて、前記釘の打ち込み位置と前記中心位置とが一致するように前記ステージ移動手段を制御し、
    前記カメラで撮影した画像に基づいて、前記測定対象となる釘の延長方向と前記ガイドレールが描く円弧の径方向とが一致するように前記ステージ回転手段を制御し、その制御により決定された前記ステージの回転角度に基づいて、前記測定対象となる釘の傾斜方向を測定し、
    前記カメラで撮影した画像に基づいて、前記測定対象となる釘の延長方向と前記カメラの光軸方向とが一致するように前記カメラ移動手段を制御し、その制御により決定された前記カメラの位置に基づいて、前記測定対象となる釘の傾斜角度を測定するようになっていることを特徴とする遊技盤の釘傾斜測定装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記測定手段は、前記遊技盤面から最も距離を隔てた位置にて前記カメラで撮影した画像のうち前記測定対象となる釘の頭部の画像を楕円形で近似し、前記楕円形の短軸方向と前記ガイドレールを径方向からみたときの前記カメラの移動方向とが一致するように前記ステージ回転手段を制御するようになっていることを特徴とする遊技盤の釘傾斜測定装置。
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