JP3592164B2 - ショーケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ショーケース本体の前面開口部に引戸を有するショーケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、収納物品を冷凍または冷蔵保存するショーケースとして、例えば特開平6−32979号に記載されているように、ショーケース本体の前面開口部を開閉する左右一対の引戸を備えたものが知られている。このショーケースでは、前面開口部の下部にショーケース本体の幅方向に延びる引戸レールを備え、引戸レールによって各引戸を移動自在に支持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記ショーケースでは、図8に示すように引戸レール1の左右両端部(一端部のみ図示)に、上方に延びる側壁部1aや排水用の傾斜部1b等が設けられているため、押出成形等によって全体として所定方向に一定の断面形状を有するようには成形することができない。そこで、前記引戸レール1は合成樹脂等の射出成形によって一体成形されるのが一般的である。
【0004】
また、ショーケースは幅方向の寸法の異なる複数種類の製品が生産される場合があり、このような場合はショーケースの幅寸法に応じて長さの異なる複数種類の引戸レールが必要となる。しかしながら、前述のように引戸レールを射出成形によって成形する場合は、長さ寸法の異なる各種類の引戸レールごとに射出成形用の金型が必要となる。このため、引戸レールの種類が多い場合は金型に要する費用が増大し、製造コストが高くつくという問題点があった。また、射出成形では長大な部品の成形が困難であるため、製造可能な引戸レールの長さにも限界があった。
【0005】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、長さ寸法の異なる複数種類の引戸レールを安価に製造することのできるショーケースを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、請求項1では、ショーケース本体の前面開口部を開閉する左右一対の引戸を備え、前面開口部の下端には各引戸を左右方向に移動自在に支持する引戸レールを取付けたショーケースにおいて、前記引戸レールを、引戸の移動方向両端側に配置される一対の端部レール部材と、各端部レール部材の間に配置される中央側レール部材とから構成し、各端部レール部材及び中央側レール部材を互いに結合可能に形成するとともに、引戸の移動方向に延びる引戸係合用の突条部を中央側レール部材に設け、突条部の両端をそれぞれ中央側レール部材の両端から所定長さだけ中央側に位置するように形成し、中央側レール部材の上面と各端部レール部材の上面との継ぎ目部分をシール材によって被覆している。これにより、引戸レールが全体として所定方向に一定の断面形状を有さない場合であっても、引戸レールの中央側レール部材のみを任意の長さに形成することにより、長さの異なる複数種類の引戸レールの製造が可能となる。
【0007】
また、中央側レール部材の突条部の両端が所定長さだけ中央側に位置していることから、中央側レール部材と各端部レール部材との継ぎ目の周囲に突起物の存在しない範囲が形成され、継ぎ目部分をシール材によって被覆される。
【0008】
また、請求項2では、請求項1記載のショーケースにおいて、前記各端部レール部材を射出成形部品によって形成し、前記中央側レール部材を押出成形部品によって形成している。これにより、請求項1の作用に加え、例えば各端部レール部材用の計2個の射出成形金型と、中央側レール部材用の計1個の押出成形金型のみによって長さの異なる複数種類の引戸レールの製造が可能となる。
【0009】
また、請求項3では、請求項1または2記載のショーケースにおいて、前記各端部レール部材及び中央側レール部材に、互いに係合する係合部をそれぞれ設けている。これにより、請求項1または2の作用に加え、各端部レール部材及び中央側レール部材が各係合部によって確実に係合する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1乃至図7は本発明の一実施形態を示すもので、図1はショーケースの全体斜視図、図2及び図3は引戸レールの部分斜視図、図4はその平面図、図5は図4のA−A線矢視方向断面図、図6はショーケースへの取付状態を示す引戸レールの側面断面図、図7はその部分斜視図である。
【0011】
同図に示すショーケース10は、前面を開口したショーケース本体11と、ショーケース本体11の前面開口部を開閉する左右一対の透明ガラス製の引戸12とを備え、ショーケース本体11内は図示しない冷凍装置によって冷却されるようになっている。
【0012】
また、ショーケース本体11の前面開口部の下端には、各引戸12を左右方向に移動自在に支持する引戸レール20が取付けられている。この引戸レール20は、その左右両端側に配置される一対の端部レール部材21と、各端部レール部材21の間に配置される中央側レール部材22とからなり、各端部レール部材21は合成樹脂の射出成形部品によって形成され、中央側レール部材22は合成樹脂の押出成形部品によって形成されている。
【0013】
端部レール部材21の一端側には、上方に延びる側壁部21aと、ショーケース本体1の奥行き方向に下り傾斜をなす排水用の傾斜部21bが設けられ、その前端側には前壁部21cが形成されている。端部レール部材21の他端側には中央側レール部材22との結合部21dが設けられ、その前端側には中央側レール部材22側と係合する係合片21eが上方に向かって突設されている。また、結合部21dには、端部レール部材21を中央側レール部材22に固定するためのネジ孔21fが設けられている。更に、傾斜部21bと結合部21dとの間には中央側レール部材22の上面側と均一な面をなす平面部21gが形成されている。尚、図では左右方向一端側の端部レール部材21のみを示したが、その他端側には対称形状の端部レール部材が設けられる。
【0014】
中央側レール部材22は、左右方向に延びる引戸係合用の一対の突条部22aを前後方向に間隔をおいて有し、各突条部22a間の中央には各突条部22aに沿って延びる仕切部22bが設けられている。また、中央側レール部材22の前後方向両端側には前壁部22c及び後壁部22dがそれぞれ設けられ、前壁部22cの下面側には端部レール部材21の係合片21eを受容する係合溝22eが設けられている。更に、中央側レール部材22には、端部レール部材21のネジ孔21fに対応するネジ挿通孔22fが設けられている。また、各突条部22a、仕切部22b及び後壁部22dの両端(以下、各突条部22a等の両端という)は、それぞれ中央側レール部材22の両端から所定長さLだけ中央側に位置するように形成されている。この場合、中央側レール部材22は、押出成形された後に各突条部22a等の両端部分22a′,22b′,22d′(図中破線部分)を長さLだけ切削除去される。
【0015】
前記引戸レール20においては、中央側レール部材22のネジ挿通孔22fに挿入したネジ23を端部レール部材21のネジ孔21fに螺合することにより、中央側レール部材22の両端に各端部レール部材21がそれぞれ固定される。その際、端部レール部材21の係合片21eが中央側レール部材22の係合溝22eに係合することから、中央側レール部材22と各端部レール部材21が確実に結合する。また、中央側レール部材22の各突条部22a等の両端はそれぞれ所定長さLだけ中央側に位置するように形成されていることから、中央側レール部材22の上面と端部レール部材21の上面との継ぎ目の周囲には突起物の存在しない範囲が形成され、継ぎ目部分はシール材24によって上方から覆われる。
【0016】
以上のように構成された引戸レール20は、図6に示すようにショーケース本体11の底面側断熱壁11aの前端部に取付けられ、中央側レール部材22の各突条部22aには各引戸12がそれぞれ移動自在に係合するようになっている。また、ショーケース本体11に取付けられた引戸レール20は、図7に示すようにショーケース本体11内の底面との間部分や、前述したように中央側レール部材22と各端部レール部材21との継ぎ目部分等を水漏れ防止用のシール材24によって覆われる。従って、ショーケース10の冷却運転によって各引戸12に付着した結露水は、引戸レール20の傾斜部21bを介してショーケース本体11内に流入し、ショーケース本体11の排水口(図示せず)に排水される。
【0017】
このように、本実施形態によれば、引戸レール20を一対の端部レール部材21と中央側レール部材22とから構成するとともに、各端部レール部材21をそれぞれ射出成形部品によって形成し、中央側レール部材22を押出成形部品によって形成するようにしたので、押出成形によって中央側レール部材22を任意の長さに成形することにより、各端部レール部材21用の計2個の射出成形金型と、中央側レール部材22用の計1個の押出成形金型のみによって長さ寸法の異なる複数種類の引戸レール20を製造することができる。従って、引戸レール20の種類が多い場合でも、金型に要するコストを大幅に低減することができ、しかも押出成形によって長大な引戸レール20の製造も可能となる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1のショーケースによれば、引戸レールが全体として所定方向に一定の断面形状を有さない場合であっても、長さの異なる複数種類の引戸レールを安価に製造することができるので、幅方向の寸法が異なる複数種類の製品を生産する場合には極めて有利である。また、中央側レール部材と各端部レール部材との継ぎ目の周囲に突起物の存在しない範囲を形成することができるので、継ぎ目部分をシール材で覆うことができ、シール材によって水漏れを防止することができる。
【0019】
また、請求項2のショーケースによれば、請求項1の効果に加え、例えば計2個の射出成形金型と、計1個の押出成形金型のみによって長さの異なる複数種類の引戸レールの製造が可能となるので、金型に要するコストを大幅に低減することができ、生産性の向上を図ることができる。
【0020】
また、請求項3のショーケースによれば、請求項1または2の効果に加え、各端部レール部材及び中央側レール部材を確実に結合することができるので、引戸レールの組立性及び耐久性の向上を図ることができる。
【0021】
また、請求項4のショーケースによれば、請求項1、2または3の効果に加え、中央側レール部材と各端部レール部材との継ぎ目の周囲に突起物の存在しない範囲を形成することができるので、継ぎ目部分をシール材等によって覆う場合に極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すショーケースの全体斜視図
【図2】引戸レールの部分分解斜視図
【図3】引戸レールの部分斜視図
【図4】引戸レールの平面図
【図5】図4のA−A線矢視方向断面図
【図6】ショーケースへの取付状態を示す引戸レールの側面断面図
【図7】ショーケースへの取付状態を示す引戸レールの部分斜視図
【図8】従来例を示す引戸レールの部分斜視図
【符号の説明】
10…ショーケース、11…ショーケース本体、12…引戸、20…引戸レール、21…端部レール部材、22…中央側レール部材、21e…係合片、22a…突条部22a、22e…係合溝。
Claims (3)
- ショーケース本体の前面開口部を開閉する左右一対の引戸を備え、前面開口部の下端には各引戸を左右方向に移動自在に支持する引戸レールを取付けたショーケースにおいて、
前記引戸レールを、引戸の移動方向両端側に配置される一対の端部レール部材と、各端部レール部材の間に配置される中央側レール部材とから構成し、各端部レール部材及び中央側レール部材を互いに結合可能に形成するとともに、
引戸の移動方向に延びる引戸係合用の突条部を中央側レール部材に設け、突条部の両端をそれぞれ中央側レール部材の両端から所定長さだけ中央側に位置するように形成し、
中央側レール部材の上面と各端部レール部材の上面との継ぎ目部分をシール材によって被覆した
ことを特徴とするショーケース。 - 前記各端部レール部材を射出成形部品によって形成し、
前記中央側レール部材を押出成形部品によって形成した
ことを特徴とする請求項1記載のショーケース。 - 前記各端部レール部材及び中央側レール部材に、互いに係合する係合部をそれぞれ設けた
ことを特徴とする請求項1または2記載のショーケース。
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JP (1) | JP3592164B2 (ja) |
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1999
- 1999-12-09 JP JP35004999A patent/JP3592164B2/ja not_active Expired - Fee Related
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