JP3591611B2 - 脱水汚泥の供給装置 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、脱水汚泥、特に比較的粘性のある脱水汚泥を供給する場合に有用な、脱水汚泥の強制供給手段を備えた脱水汚泥の供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、駆動装置により水平回転される脱水汚泥用送り部材およびその下側に供給口を有する脱水汚泥の供給装置が知られている。
我国の下水道の普及率は、大都市の場合90%を超えるところもあるが、日本の人口全体で見た場合の普及率は約50%と先進国の中では低いといわれており、下水道普及率の向上は今後とも続くものと予想される。
しかし、一方でこの下水道の普及によって、下水の量が増し、下水汚泥の発生量も増加しており、これの有効利用を含めていかに効率的に汚泥処理を行うかが今後の大きな課題となっている。
現在、下水汚泥については、肥料や建設資材などを含めて一部有効利用されている一方で、さらなる研究改良が試みられている。しかし、リサイクリング技術によってこのように有効利用される下水汚泥は全体の24%で、ほかは埋め立て処分にまわされている。
ところで、下水汚泥(有機性汚泥)はリサイクリング技術によって有効利用される場合を含め、一般に産業廃棄物として汚泥固形物とした状態で取出されるため、例えば図26に示す処理工程によって水分と固形物とに分離する処理がなされる。
図26において、下水汚泥(排水)86は第一沈澱池87で水と生汚泥88とに分離される。水は、バッ気槽89でバッ気された後、第二沈澱池90で、さらに分離され、その後、二次処理された水91は消毒処理工程92を経て放流され、分離汚泥93は濃縮槽94に送られる。
また、第一沈澱池87の生汚泥88も濃縮槽94に送られて水と濃縮汚泥95とに分離され、さらに消化槽96でメタンガスを発生させて消化汚泥97を作り、次にフイルタープレス,ベルトプレス,デカンターなどからなる脱水機98によって、脱水汚泥(脱水ケーキ)99が作られる。この脱水汚泥99は、固形汚泥ではあるが、含水率が約80%と高く、このままでは再利用ができないのは勿論、海洋投棄なども不可のため、多くの場合さらに焼却炉100で焼却してその後、固化剤等の添加による混練・固化工程101を経て最終処分場に送られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、脱水機98で水分と分離処理された脱水汚泥99は、これを焼却炉100で処理し、さらに、混練・固化工程101で処理してある大きさの固形汚泥物を得ているが、この処理工程は設備費やエネルギコストが嵩み、さらに再利用のためにはある大きさの塊状の固形汚泥物を小さく破砕する処理工程が必要であり、一層コストが嵩むという問題がある。
本発明は、前記の課題を解決した脱水汚泥の供給装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前述の問題を有利に解決するために、本発明の脱水汚泥の供給装置においては、ホッパー1の下部に連設された縦型筒体2の内部に、破砕物通過用開口部3および平坦な上面を有する材料支承板4が固定され、前記材料支承板4の上部に、駆動装置5により回転される回転体6が設けられ、かつその回転体6の外周面には、前記材料支承板4の半径方向に延長すると共に前記材料支承板4の上面に近接または接触するように配置された複数の脱水汚泥送り部材7が間隔をおいて固定され、前記破砕物通過用開口部3に対向する位置において、前記脱水汚泥送り部材7の上部にこれに近接または接触するように配置された遮蔽体9が配置され、その遮蔽体9の外周縁部が前記縦型筒体2の内側に固定され、圧縮空気供給管10の出口11が前記遮蔽体9と前記材料支承板4との間において縦型筒体2に接続されている。
また遮蔽体9が、下部が開口している中空室8を有する遮蔽体であり、かつ圧縮空気供給管10の出口11が、前記中空室8に接続されていることによっても前述の欠点を有利に解決することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1ないし図24は、本発明の脱水汚泥の供給装置を破砕装置に使用した一実施の形態を示すものであって、垂直面上に位置する多数の帯状鋼板からなる杆体66が、傾斜状態で、かつ小間隔で配置され、前記各杆体66の先端部に、鋼製リング23が溶接により固着され、かつ前記杆体66の先端部と、前後方向に間隔をおいて平行に並ぶように配置された多数の杆体66と同一角度で傾斜する多数の帯状鋼板からなる杆体67の先端部に鋼製リング24が溶接により固着され、前記杆体66の先端部に固着された鋼製リング23と、前記杆体67の先端部に固着されたリング24とは、交互に配置され、前記杆体66の先端部のリング23と、前記杆体67の先端部のリング24とにわたって、支軸68が挿通され、その支軸68により、各杆体66からなる第1篩69と各杆体67からなる第2篩77とが開閉自在に枢着されている。
【0006】
第1支軸70と第2支軸78の両端部とに、左右方向に延長するガイドレール18に沿って、移動するガイドローラ19,20が回転自在に取付けられ、前記多数の杆体66の基端部を溶接により固着した第1支軸70に、前後方向に間隔をおいて、複数の小径軸部が設けられ、その各小径軸部に筒状軸受27が嵌合され、その筒状軸受27に操作部材71が嵌合されている。すなわち複数の操作部材71に対して筒状軸受27を介して第1支軸70が回動自在に挿通され、前記多数の杆体67の基端部を溶接により固着した第2支軸78に、前後方向に間隔をおいて、複数の小径軸部が設けられ、その各小径軸部に筒状軸受27が嵌合され、その筒状軸受27に操作部材12が嵌合されている。
【0007】
すなわち、複数の操作部材12に対して、筒状軸受27を介して第2支軸78が回動自在に挿通され、前記第1支軸70および第2支軸78の前後両端部に、ガイドローラ19およびガイドローラ20が回動自在に取付けられている。フレーム72の前後両側には、左右方向に延長するガイドレール18が設けられ、前記各ガイドローラ19およびガイドローラ20はガイドレール18により支承されている。前記ガイドレール18の左右両側にはストッパ45が設けられ、各杆体66,67が所定のV字形になるように、ガイドローラ19,20が位置規整される。また前記フレーム72の上部の左右両側に、各可動蓋板64が配置され、その可動蓋板64の前後方向の外端側に取付けられた支承ローラ65が前記フレーム72に載置され、その各可動蓋板64の左右方向の内端側は、前記各操作部材71および操作部材12の上部にボルト等により固定されて支承されている。したがって各杆体66と杆体67とが開閉する時には、同時に各可動蓋板64も開閉動作を行うことがきる。
【0008】
前記各第1篩69および第2篩77を囲むホッパー1の上部に、供給用シュート28が設けられ、前記ホッパー1の下部に、縦型筒体2が一体に設けられ、その縦型筒体2の内部には、上下方向に重ならない位置に破砕物通過用開口部3を有する上部の材料支承板4が固定されると共に複数の下部材料支承板74が水平回転自在に設けられ、、前記縦型筒体2には、上下方向に間隔を置くと共に周囲方向に向かって間隔をおいて、電動機または液圧モータからなる多数の回転用駆動装置75が固定され、前記駆動装置75により回転される各回転軸26は、各材料支承板74の半径方法に延長するように設けられ、各回転軸26には複数の回動破砕部材76が固定され、下部排出口21に対向するスクリュウコンベヤ装置22は、コンベヤ管29内に収容されて、スクリュウコンベヤ30が構成され、前記スクリュウコンベヤ30の下部に固定されたアーム32と縦型筒体2の下部に取付けられたブラケットとが横軸33により枢着され、前記縦型筒体2の下部排出口21と、前記コンベヤ管29の下部入口31とは嵌合されている。またコンベヤ管29の上端部に駆動装置63が設けられている。
【0009】
前記縦型筒体2の中間部に固定されたピン取付金具34の横ピン37を介してリンク36の一端部が枢着され、コンベヤ管29の中間部に固定されたピン取付金具35にリンク38の外端部が横ピン39により枢着され、かつリンク36の内端部とリンク38の内端部とは、横ピン40により枢着されている。
前記縦型筒体2の高さ方向の中間部と、前記コンベヤ管29の高さ方向の中間部とは、スクリュウコンベヤ装置22の傾斜を調節する傾斜調節用流体圧シリンダ41を介して横軸により枢着されている。
【0010】
前記縦型筒体2の内部の中間部および下部に、支承ローラ46を有する支承金具47が周方向に複数(図示の場合は3個)取付けられ、その中間部の支承ローラ46により回転自在に下部材料支承板74が支承されると共に、前記下部の支承ローラ46により回転自在に最下部の下部材料支承板74が支承され、かつその下部材料支承板74の外周縁と縦型筒体2とは、その縦型筒体2に固定されたシール材48により液密にシールされている。前記最下部の下部材料支承板74とその上部に配置された下部材料支承板74との間に空気や粉塵を排気する排気管43が縦型筒体2に接続されている。
【0011】
前記最下部の下部材料支承板74の下部において、縦型筒体2の内面に支持腕49が溶接またはボルトにより固着され、その支持腕49に液圧モータからなるケース回転型回動用駆動装置5における軸側を取付けた部分が固定され、前記回動用駆動装置5におけるケーシング50側に前記下部材料支承板74がボルト等により固着され、そのケーシング50の外側には、上方から下方に向かって中間部が拡開しているカバー51の下部筒体が下部材料支承板74に固定され、そのカバー51の上部筒体には、上部軸52が嵌合されると共に溶接等により固着され、その上部軸52は軸受53を介して最上部の材料支承板4により支承されている。最上部の材料支承板4の外周縁部は縦型筒体2の内周面に溶接等により固定されている。前記下部材料支承板74と上下方向に隣り合う下部材料支承板74は、その下面に取付けられた支承部材54によりカバー51に取付けられ、その下部材料支承板74の内周面とカバー51との間に間隙が設けられて下段側の破砕物通過用開口部14が形成されている。
【0012】
前記縦型筒体2の内面には、最下部の下部材料支承板74の上面に近接すると共に下部排出口21に近接するように配置された改良土排出ガイド用縦板55の基端部が溶接等により固着されている。
前記上部軸52の上端部に、材料支承板4の上部において、上部に円錐状のガイド斜面56を有すると共に下部に断面円形の筒状部79を有する回転体6が取付けられ、その回転体6には攪拌兼用した複数(図示の場合は12枚)の脱水汚泥送り部材7の基端部が等角度間隔で取付けられている。
前記最上部の材料支承板4における破砕物通過用開口部3に離間して対向すると共に前記脱水汚泥送り部材7に近接または接触するように配置された下部が開口している中空室8を有するほぼ扇形の遮蔽体9の外周縁側が前記縦型筒体2の内面にボルトまたは溶接により固定され、その遮蔽体9の円弧状内周面部は前記回転体6の下部の筒状部79の外面に近接して配置されている。
【0013】
図示の実施例の遮蔽体9の場合は、上面板80と、これに一体に連設された円周方向の前後の前面板81および後面板82と、その各面板81,82の下端部に一体に連設された下面板83と、その下面板83に、破砕物通過用開口部3に対向する位置においてこれと同様な形状の下部開口部84と、筒状部79に近接するように配置されると共に下面板83と上面板80とにわたって一体に連設された円弧状内周面板85とにより構成されている(図16および図17参照)。なお前記円弧状内周面板85は省略してもよい。
【0014】
また前記上部の材料支承板4の下面には、筒体61の上端部が固定され、その筒体61の周壁の下側には斜め下向きに傾斜した切欠き62が設けられている。前記遮蔽体9と、隣り合う脱水汚泥送り部材7間と、材料支承板4とにより囲まれた空間に一定量の脱水汚泥が収容されると共に破砕物通過用開口部3に向かって定量供給される。前記破砕物通過用開口部3を有する材料支承板4と、遮蔽体9と、脱水汚泥送り部材7とによりロータリー式の供給装置17が構成されている。
また縦型筒体2には、前記中空室8内に出口11を接続した圧縮空気供給管10が取付けられており、コンプレッサ等の圧送装置(図示を省略した)により、圧縮空気供給管10を介して前記中空室8内に圧縮空気を供給して、下水汚泥を濃縮してできた粘性のある脱水汚泥を強制的に破砕物通過用開口部3から下方に向かって落下供給させる。なお、図示省略するが、圧縮空気供給管10を、中空室8内に長く伸長し、かつ圧縮空気供給管10の下部に複数の空気噴出孔を設け、この空気噴出孔からその下側に位置する破砕物通過用開口部3に向けて圧縮空気を噴射することによっても、脱水汚泥を前記開口部3から強制的に落下させることができる。
【0015】
前記回動用駆動装置5により、上下方向において隣り合う各下部材料支承板74と、カバー51と上部軸52およびその上端部に取付けられた攪拌兼用の脱水汚泥送り部材7を有する回転体6は、同時に回転するように構成されている。
【0016】
最上部の材料支承板4と中間部の下部材料支承板74との間において、破砕物通過用開口部3の下側に、改良材供給管60の排出口が縦型筒体2内に接続されている。
前記改良材供給管60の供給口(図示を省略した)には、固化剤例えば高分子改良剤,石灰またはフライアッシュ等を混合した改良材が、コンプレッサ等の圧送装置(図示を省略した)により、空気と混合した改良材として、改良材供給管60に圧送供給されて、縦型筒体2内に拡散されるように噴射される。なお、被処理物が脱水汚泥でなく、建設汚泥であって、この建設汚泥の性状がシルトまたは粘土等で構成されている場合には、改良土を造粒するための中心の核となる真砂土等の多少硬度のあるものを、前記改良材に混合させてもよい。また、圧縮空気供給管10からも空気と混合した改良材を圧送供給して、中空室8に圧縮空気と改良材とを供給するようにしてもよい。
【0017】
図示の装置を使用して、下水汚泥を濃縮してなる脱水汚泥をホッパー1に連続投入すると、この脱水汚泥は順次落下し、各脱水汚泥送り部材7と遮蔽体9との間に囲まれた脱水汚泥は、破砕物通過用開口部3の位置まで脱水汚泥送り部材7により搬送されると、圧縮空気供給管10により供給される圧縮空気または改良材を混合した圧縮空気により破砕物通過用開口部3からその下方に向かって強制的に落下され、一定量の脱水汚泥が順次供給される。次いで回転されている下部材料支承板74上の脱水汚泥は、回動破砕部材76により、微破砕軟化されると共に改良材と混合されて、下段側の破砕物通過用開口部14から下方に供給され、続いて再度混合されながら粒状に造粒されて改良土に変換され、下部排出口21およびスクリュウコンベヤ装置22により上昇搬送され、トラックあるいはベルトコンベヤ等の搬送手段に供給される。
【0018】
本発明の装置を用いて下水汚泥を処理したので、そのサンプル試験結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
Figure 0003591611
【0020】
なお、図示例では、ホッパー1内に第1篩69と第2篩77を兼用した破砕装置が設けられているが、これは本発明が建設汚泥等の掘削物にも使用する場合を考慮して構成されたものである。つまり、この場合、建設汚泥等の掘削物に含有される粘性塊状物は、前記第1篩69と第2篩77を含む破砕装置で破砕された後、上部材料支承板4上に落下させられる。したがって、専ら脱水汚泥のみを破砕し、造粒することを目的とする場合は、第1篩69と第2篩77とを含む破砕装置は必要としないものである。
【0021】
なお、本発明の供給装置を使用した破砕装置によれば、脱水機で脱水処理された脱水汚泥を超高速処理をすることができるので、この脱水汚泥を連続方式で3分間で造粒して改良土に変換することができ、かつ広い汎用性があるので、泥中の礫や泥塊を破砕(前処理)して均質土化することができ、安いコストで処理できるので優れた定量性と攪拌効率が添加量を必要最小限にすることができる。
また、本発明の供給装置を使用した破砕装置によれば、容易な操作性を有するので、添加改良材を自動的に拡散方式で容易に比例配合することができ、さらに移動可搬性も容易であるので、シンプルな構成の装置でかつ小さなスペースの接続装置を使用して、混合目的を達成することができる。
【0022】
さらに、本発明の供給装置を使用した破砕装置においては、2つの下部材料支承板74を回転自在に設け、すなわち上下2段階式に破砕混合処理しているが、上段側の下部材料支承板74および上段側の駆動装置75および回動破砕部材76を省略してもよい。
【0023】
前記発明の実施の形態の場合には、ほぼ扇形の破砕物通過用開口部3よりも円周方向に広巾の中空室8が設けられ、その中空室8の円周方向の広巾にほぼ4枚の脱水汚泥送り部材7が位置するように多数(図示の場合は12枚)の脱水汚泥送り部材7が筒状回転体6に固定されているが、その枚数を適宜増減変更してもよい。
【0024】
本発明を実施する場合、材料支承板4の上面と、脱水汚泥送り部材7の前面および後面と縦型筒体2の内周面等の摺動面に、合成樹脂板等を固着してもよい。このようにすると合成樹脂板相互の摩擦係数が小さいので、摺動しやすくなると共に、建設汚泥の場合には、比較的容易に剥離させることができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、ホッパー1の下部に連設された縦型筒体2の内部に、破砕物通過用開口部3および平坦な上面を有する材料支承板4が固定され、前記材料支承板4の上部に、駆動装置5により回転される回転体6が設けられ、かつその回転体6の外周面には、前記材料支承板4の半径方向に延長すると共に前記材料支承板4の上面に近接または接触するように配置された複数の脱水汚泥送り部材7が間隔をおいて固定され、前記破砕物通過用開口部3に対向する位置において、前記脱水汚泥送り部材7の上部にこれに近接または接触するように配置された遮蔽体9が配置され、その遮蔽体9の外周縁部が前記縦型筒体2の内側に固定され、圧縮空気供給管10の出口11が前記遮蔽体9と前記材料支承板4との間において縦型筒体2に接続されているか、または遮蔽体9が、下部が開口している中空室8を有する遮蔽体であり、かつ圧縮空気供給管10の出口11が、前記中空室8に接続されているので、従来のように比較的粘性のある脱水汚泥が送り部材等の表面に付着して自然落下しない場合でも、脱水汚泥を圧縮空気により破砕物通過用開口部3から強制的に落下させることができ、そのため一定量の比較的粘性のある脱水汚泥等を順次供給する場合でも、確実に落下させて供給することができ、このように本発明によると、脱水汚泥をリサイクルして再利用するに際し、従来に比べその処理工程を簡易化でき、かつ処理コストを低減化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る脱水汚泥の破砕装置を示す縦断正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の横断平面図である。
【図4】図1の側面図である。
【図5】図1の上部を拡大して示す縦断正面図である。
【図6】ジャッキを伸長してスクリーンバーにより破砕物を破砕する状態にした場合を示す縦断正面図である。
【図7】図1の平面図である。
【図8】図1の横断平面図である。
【図9】図1の上側部分を拡大して示す縦断側面図である。
【図10】図1の左側部分を拡大して示す一部横断平面図である。
【図11】図1の右側部分を拡大して示す一部横断平面図である。
【図12】左右のスクリーンバーの枢着部を示す一部横断平面図である。
【図13】下部の破砕部分を示す縦断正面図である。
【図14】下部中央の破砕部分を示す縦断正面図である。
【図15】図13における定量供給部および改良材供給部付近を示す縦断正面図である。
【図16】第1段の破砕刃を示す横断平面図である。
【図17】図16におけるAーA線拡大縦断側面図である。
【図18】図1における第2段の破砕刃と材料落下用開口部とを示す横断平面図である。
【図19】第2段以下の破砕刃と材料落下用開口部とを示す横断平面図である。
【図20】第2段以下の破砕刃を示す一部縦断正面図である。
【図21】第2段以下の破砕刃と駆動刃との関係を示す横断平面図である。
【図22】破砕された材料の搬送コンベヤを示す横断平面図である。
【図23】搬送コンベヤを傾斜させるときの状態を示す一部縦断側面図である。
【図24】搬送コンベヤを最大限に傾斜させた状態を示す横断平面図である。
【図25】搬送コンベヤの枢着部を示す一部切欠横断平面図である。
【図26】従来の下水汚泥の脱水処理工程を示すフローチャートの図である。
【符号の説明】
1 ホッパー
2 縦型筒体
3 破砕物通過用開口部
4 材料支承板
5 駆動装置
6 回転体
7 脱水汚泥送り部材
8 中空室
9 遮蔽体
10 圧縮空気供給管
11 出口
12 操作部材
13 第2流体圧シリンダ
14 下段側の破砕物通過用開口部
17 供給装置
18 ガイドレール
19 ガイドローラ
20 ガイドローラ
21 下部排出口
22 スクリュウコンベヤ装置
23 リング
24 リング
26 回転軸
27 筒状軸受
28 供給用シュート
29 コンベヤ管
30 スクリュウコンベヤ
31 下部入口
32 アーム
33 横軸
34 ピン取付金具
35 ピン取付金具
36 リンク
37 横ピン
38 リンク
39 横ピン
40 横ピン
41 流体圧シリンダ
43 排気管
44 回動用駆動装置
45 ストッパ
46 支承ローラ
47 支承金具
48 シール材
49 支持腕
50 ケーシング
51 カバー
52 上部軸
53 軸受
54 支承部材
55 ガイド用縦板
56 ガイド斜面
60 改良材供給管
61 筒体
62 切欠き
63 駆動装置
64 可動蓋板
65 支承ローラ
66 杆体
67 杆体
68 支軸
69 第1篩
70 第1支軸
71 操作部材
72 フレーム
73 第1流体圧シリンダ
74 下部材料支承板
78 駆動装置
76 回動破砕部材
77 第2篩
78 第2支軸
79 筒状部
80 上面板
81 前面板
82 後面板
83 下面板
84 下部開口部
85 円弧状内周面板
86 下水汚泥
87 第一沈澱池
88 生汚泥
89 バツ気槽
90 第二沈澱槽
91 水
92 消毒処理工程
93 分離汚泥
94 濃縮槽
95 濃縮汚泥
96 消化槽
97 消化汚泥
98 脱水機
99 脱水汚泥
100 焼却炉
101 混練・固化工程

Claims (2)

  1. ホッパー1の下部に連設された縦型筒体2の内部に、破砕物通過用開口部3および平坦な上面を有する材料支承板4が固定され、前記材料支承板4の上部に、駆動装置5により回転される回転体6が設けられ、かつその回転体6の外周面には、前記材料支承板4の半径方向に延長すると共に前記材料支承板4の上面に近接または接触するように配置された複数の脱水汚泥送り部材7が間隔をおいて固定され、前記破砕物通過用開口部3に対向する位置において、前記脱水汚泥送り部材7の上部にこれに近接または接触するように配置された遮蔽体9が配置され、その遮蔽体9の外周縁部が前記縦型筒体2の内側に固定され、圧縮空気供給管10の出口11が前記遮蔽体9と前記材料支承板4との間において縦型筒体2に接続されている脱水汚泥の供給装置。
  2. 遮蔽体9が、下部が開口している中空室8を有する遮蔽体であり、かつ圧縮空気供給管10の出口11が、前記中空室8に接続されている請求項1の脱水汚泥の供給装置。
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