JPH09215998A - 脱水汚泥の供給装置 - Google Patents

脱水汚泥の供給装置

Info

Publication number
JPH09215998A
JPH09215998A JP4691496A JP4691496A JPH09215998A JP H09215998 A JPH09215998 A JP H09215998A JP 4691496 A JP4691496 A JP 4691496A JP 4691496 A JP4691496 A JP 4691496A JP H09215998 A JPH09215998 A JP H09215998A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support plate
material support
sludge
cylindrical body
shield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4691496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3591611B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Kagawa
康裕 香河
Hidenobu Toyotomi
英延 豊臣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumiyoshi Heavy Industries Co Ltd
Original Assignee
Sumiyoshi Heavy Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumiyoshi Heavy Industries Co Ltd filed Critical Sumiyoshi Heavy Industries Co Ltd
Priority to JP04691496A priority Critical patent/JP3591611B2/ja
Publication of JPH09215998A publication Critical patent/JPH09215998A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3591611B2 publication Critical patent/JP3591611B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な装置を使用して脱水汚泥を容易に強制
的に落下供給させる。 【解決手段】 ホッパー1の下部に連設された縦型筒体
2の内部に、破砕物通過用開口部3および平坦な上面を
有する材料支承板4が固定され、前記材料支承板4の上
部に、駆動装置5により回転される回転体6が設けら
れ、かつその回転体6の外周面には、前記材料支承板4
の半径方向に延長すると共に前記材料支承板4の上面に
近接または接触するように配置された複数の脱水汚泥送
り部材7が間隔をおいて固定され、前記破砕物通過用開
口部3に対向する位置において、前記脱水汚泥送り部材
7の上部にこれに近接または接触するように配置された
遮蔽体9が配置され、その遮蔽体9の外周縁部が前記縦
型筒体2の内側に固定され、圧縮空気供給管10の出口
11が前記遮蔽体9と前記材料支承板4との間において
縦型筒体2に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱水汚泥、特に比較的
粘性のある脱水汚泥を供給する場合に有用な、脱水汚泥
の強制供給手段を備えた脱水汚泥の供給装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、駆動装置により水平回転される脱
水汚泥用送り部材およびその下側に供給口を有する脱水
汚泥の供給装置が知られている。我国の下水道の普及率
は、大都市の場合90%を超えるところもあるが、日本
の人口全体で見た場合の普及率は約50%と先進国の中
では低いといわれており、下水道普及率の向上は今後と
も続くものと予想される。しかし、一方でこの下水道の
普及によって、下水の量が増し、下水汚泥の発生量も増
加しており、これの有効利用を含めていかに効率的に汚
泥処理を行うかが今後の大きな課題となっている。現
在、下水汚泥については、肥料や建設資材などを含めて
一部有効利用されている一方で、さらなる研究改良が試
みられている。しかし、リサイクリング技術によってこ
のように有効利用される下水汚泥は全体の24%で、ほ
かは埋め立て処分にまわされている。ところで、下水汚
泥(有機性汚泥)はリサイクリング技術によって有効利
用される場合を含め、一般に産業廃棄物として汚泥固形
物とした状態で取出されるため、例えば図26に示す処
理工程によって水分と固形物とに分離する処理がなされ
る。図26において、下水汚泥(排水)86は第一沈澱
池87で水と生汚泥88とに分離される。水は、バッ気
槽89でバッ気された後、第二沈澱池90で、さらに分
離され、その後、二次処理された水91は消毒処理工程
92を経て放流され、分離汚泥93は濃縮槽94に送ら
れる。また、第一沈澱池87の生汚泥88も濃縮槽94
に送られて水と濃縮汚泥95とに分離され、さらに消化
槽96でメタンガスを発生させて消化汚泥97を作り、
次にフイルタープレス,ベルトプレス,デカンターなど
からなる脱水機98によって、脱水汚泥(脱水ケーキ)
99が作られる。この脱水汚泥99は、固形汚泥ではあ
るが、含水率が約80%と高く、このままでは再利用が
できないのは勿論、海洋投棄なども不可のため、多くの
場合さらに焼却炉100で焼却してその後、固化剤等の
添加による混練・固化工程101を経て最終処分場に送
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、脱水機98で水
分と分離処理された脱水汚泥99は、これを焼却炉10
0で処理し、さらに、混練・固化工程101で処理して
ある大きさの固形汚泥物を得ているが、この処理工程は
設備費やエネルギコストが嵩み、さらに再利用のために
はある大きさの塊状の固形汚泥物を小さく破砕する処理
工程が必要であり、一層コストが嵩むという問題があ
る。本発明は、前記の課題を解決した脱水汚泥の供給装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の問題を有利に解決
するために、本発明の脱水汚泥の供給装置においては、
ホッパー1の下部に連設された縦型筒体2の内部に、破
砕物通過用開口部3および平坦な上面を有する材料支承
板4が固定され、前記材料支承板4の上部に、駆動装置
5により回転される回転体6が設けられ、かつその回転
体6の外周面には、前記材料支承板4の半径方向に延長
すると共に前記材料支承板4の上面に近接または接触す
るように配置された複数の脱水汚泥送り部材7が間隔を
おいて固定され、前記破砕物通過用開口部3に対向する
位置において、前記脱水汚泥送り部材7の上部にこれに
近接または接触するように配置された遮蔽体9が配置さ
れ、その遮蔽体9の外周縁部が前記縦型筒体2の内側に
固定され、圧縮空気供給管10の出口11が前記遮蔽体
9と前記材料支承板4との間において縦型筒体2に接続
されている。また遮蔽体9が、下部が開口している中空
室8を有する遮蔽体であり、かつ圧縮空気供給管10の
出口11が、前記中空室8に接続されていることによっ
ても前述の欠点を有利に解決することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1ないし図24は、本発明の脱
水汚泥の供給装置を破砕装置に使用した一実施の形態を
示すものであって、垂直面上に位置する多数の帯状鋼板
からなる杆体66が、傾斜状態で、かつ小間隔で配置さ
れ、前記各杆体66の先端部に、鋼製リング23が溶接
により固着され、かつ前記杆体66の先端部と、前後方
向に間隔をおいて平行に並ぶように配置された多数の杆
体66と同一角度で傾斜する多数の帯状鋼板からなる杆
体67の先端部に鋼製リング24が溶接により固着さ
れ、前記杆体66の先端部に固着された鋼製リング23
と、前記杆体67の先端部に固着されたリング24と
は、交互に配置され、前記杆体66の先端部のリング2
3と、前記杆体67の先端部のリング24とにわたっ
て、支軸68が挿通され、その支軸68により、各杆体
66からなる第1篩69と各杆体67からなる第2篩7
7とが開閉自在に枢着されている。
【0006】第1支軸70と第2支軸78の両端部と
に、左右方向に延長するガイドレール18に沿って、移
動するガイドローラ19,20が回転自在に取付けら
れ、前記多数の杆体66の基端部を溶接により固着した
第1支軸70に、前後方向に間隔をおいて、複数の小径
軸部が設けられ、その各小径軸部に筒状軸受27が嵌合
され、その筒状軸受27に操作部材71が嵌合されてい
る。すなわち複数の操作部材71に対して筒状軸受27
を介して第1支軸70が回動自在に挿通され、前記多数
の杆体67の基端部を溶接により固着した第2支軸78
に、前後方向に間隔をおいて、複数の小径軸部が設けら
れ、その各小径軸部に筒状軸受27が嵌合され、その筒
状軸受27に操作部材12が嵌合されている。
【0007】すなわち、複数の操作部材12に対して、
筒状軸受27を介して第2支軸78が回動自在に挿通さ
れ、前記第1支軸70および第2支軸78の前後両端部
に、ガイドローラ19およびガイドローラ20が回動自
在に取付けられている。フレーム72の前後両側には、
左右方向に延長するガイドレール18が設けられ、前記
各ガイドローラ19およびガイドローラ20はガイドレ
ール18により支承されている。前記ガイドレール18
の左右両側にはストッパ45が設けられ、各杆体66,
67が所定のV字形になるように、ガイドローラ19,
20が位置規整される。また前記フレーム72の上部の
左右両側に、各可動蓋板64が配置され、その可動蓋板
64の前後方向の外端側に取付けられた支承ローラ65
が前記フレーム72に載置され、その各可動蓋板64の
左右方向の内端側は、前記各操作部材71および操作部
材12の上部にボルト等により固定されて支承されてい
る。したがって各杆体66と杆体67とが開閉する時に
は、同時に各可動蓋板64も開閉動作を行うことがき
る。
【0008】前記各第1篩69および第2篩77を囲む
ホッパー1の上部に、供給用シュート28が設けられ、
前記ホッパー1の下部に、縦型筒体2が一体に設けら
れ、その縦型筒体2の内部には、上下方向に重ならない
位置に破砕物通過用開口部3を有する上部の材料支承板
4が固定されると共に複数の下部材料支承板74が水平
回転自在に設けられ、、前記縦型筒体2には、上下方向
に間隔を置くと共に周囲方向に向かって間隔をおいて、
電動機または液圧モータからなる多数の回転用駆動装置
75が固定され、前記駆動装置75により回転される各
回転軸26は、各材料支承板74の半径方法に延長する
ように設けられ、各回転軸26には複数の回動破砕部材
76が固定され、下部排出口21に対向するスクリュウ
コンベヤ装置22は、コンベヤ管29内に収容されて、
スクリュウコンベヤ30が構成され、前記スクリュウコ
ンベヤ30の下部に固定されたアーム32と縦型筒体2
の下部に取付けられたブラケットとが横軸33により枢
着され、前記縦型筒体2の下部排出口21と、前記コン
ベヤ管29の下部入口31とは嵌合されている。またコ
ンベヤ管29の上端部に駆動装置63が設けられてい
る。
【0009】前記縦型筒体2の中間部に固定されたピン
取付金具34の横ピン37を介してリンク36の一端部
が枢着され、コンベヤ管29の中間部に固定されたピン
取付金具35にリンク38の外端部が横ピン39により
枢着され、かつリンク36の内端部とリンク38の内端
部とは、横ピン40により枢着されている。前記縦型筒
体2の高さ方向の中間部と、前記コンベヤ管29の高さ
方向の中間部とは、スクリュウコンベヤ装置22の傾斜
を調節する傾斜調節用流体圧シリンダ41を介して横軸
により枢着されている。
【0010】前記縦型筒体2の内部の中間部および下部
に、支承ローラ46を有する支承金具47が周方向に複
数(図示の場合は3個)取付けられ、その中間部の支承
ローラ46により回転自在に下部材料支承板74が支承
されると共に、前記下部の支承ローラ46により回転自
在に最下部の下部材料支承板74が支承され、かつその
下部材料支承板74の外周縁と縦型筒体2とは、その縦
型筒体2に固定されたシール材48により液密にシール
されている。前記最下部の下部材料支承板74とその上
部に配置された下部材料支承板74との間に空気や粉塵
を排気する排気管43が縦型筒体2に接続されている。
【0011】前記最下部の下部材料支承板74の下部に
おいて、縦型筒体2の内面に支持腕49が溶接またはボ
ルトにより固着され、その支持腕49に液圧モータから
なるケース回転型回動用駆動装置5における軸側を取付
けた部分が固定され、前記回動用駆動装置5におけるケ
ーシング50側に前記下部材料支承板74がボルト等に
より固着され、そのケーシング50の外側には、上方か
ら下方に向かって中間部が拡開しているカバー51の下
部筒体が下部材料支承板74に固定され、そのカバー5
1の上部筒体には、上部軸52が嵌合されると共に溶接
等により固着され、その上部軸52は軸受53を介して
最上部の材料支承板4により支承されている。最上部の
材料支承板4の外周縁部は縦型筒体2の内周面に溶接等
により固定されている。前記下部材料支承板74と上下
方向に隣り合う下部材料支承板74は、その下面に取付
けられた支承部材54によりカバー51に取付けられ、
その下部材料支承板74の内周面とカバー51との間に
間隙が設けられて下段側の破砕物通過用開口部14が形
成されている。
【0012】前記縦型筒体2の内面には、最下部の下部
材料支承板74の上面に近接すると共に下部排出口21
に近接するように配置された改良土排出ガイド用縦板5
5の基端部が溶接等により固着されている。前記上部軸
52の上端部に、材料支承板4の上部において、上部に
円錐状のガイド斜面56を有すると共に下部に断面円形
の筒状部79を有する回転体6が取付けられ、その回転
体6には攪拌兼用した複数(図示の場合は12枚)の脱
水汚泥送り部材7の基端部が等角度間隔で取付けられて
いる。前記最上部の材料支承板4における破砕物通過用
開口部3に離間して対向すると共に前記脱水汚泥送り部
材7に近接または接触するように配置された下部が開口
している中空室8を有するほぼ扇形の遮蔽体9の外周縁
側が前記縦型筒体2の内面にボルトまたは溶接により固
定され、その遮蔽体9の円弧状内周面部は前記回転体6
の下部の筒状部79の外面に近接して配置されている。
【0013】図示の実施例の遮蔽体9の場合は、上面板
80と、これに一体に連設された円周方向の前後の前面
板81および後面板82と、その各面板81,82の下
端部に一体に連設された下面板83と、その下面板83
に、破砕物通過用開口部3に対向する位置においてこれ
と同様な形状の下部開口部84と、筒状部79に近接す
るように配置されると共に下面板83と上面板80とに
わたって一体に連設された円弧状内周面板85とにより
構成されている(図16および図17参照)。なお前記
円弧状内周面板85は省略してもよい。
【0014】また前記上部の材料支承板4の下面には、
筒体61の上端部が固定され、その筒体61の周壁の下
側には斜め下向きに傾斜した切欠き62が設けられてい
る。前記遮蔽体9と、隣り合う脱水汚泥送り部材7間
と、材料支承板4とにより囲まれた空間に一定量の脱水
汚泥が収容されると共に破砕物通過用開口部3に向かっ
て定量供給される。前記破砕物通過用開口部3を有する
材料支承板4と、遮蔽体9と、脱水汚泥送り部材7とに
よりロータリー式の供給装置17が構成されている。ま
た縦型筒体2には、前記中空室8内に出口11を接続し
た圧縮空気供給管10が取付けられており、コンプレッ
サ等の圧送装置(図示を省略した)により、圧縮空気供
給管10を介して前記中空室8内に圧縮空気を供給し
て、下水汚泥を濃縮してできた粘性のある脱水汚泥を強
制的に破砕物通過用開口部3から下方に向かって落下供
給させる。なお、図示省略するが、圧縮空気供給管10
を、中空室8内に長く伸長し、かつ圧縮空気供給管10
の下部に複数の空気噴出孔を設け、この空気噴出孔から
その下側に位置する破砕物通過用開口部3に向けて圧縮
空気を噴射することによっても、脱水汚泥を前記開口部
3から強制的に落下させることができる。
【0015】前記回動用駆動装置5により、上下方向に
おいて隣り合う各下部材料支承板74と、カバー51と
上部軸52およびその上端部に取付けられた攪拌兼用の
脱水汚泥送り部材7を有する回転体6は、同時に回転す
るように構成されている。
【0016】最上部の材料支承板4と中間部の下部材料
支承板74との間において、破砕物通過用開口部3の下
側に、改良材供給管60の排出口が縦型筒体2内に接続
されている。前記改良材供給管60の供給口(図示を省
略した)には、固化剤例えば高分子改良剤,石灰または
フライアッシュ等を混合した改良材が、コンプレッサ等
の圧送装置(図示を省略した)により、空気と混合した
改良材として、改良材供給管60に圧送供給されて、縦
型筒体2内に拡散されるように噴射される。なお、被処
理物が脱水汚泥でなく、建設汚泥であって、この建設汚
泥の性状がシルトまたは粘土等で構成されている場合に
は、改良土を造粒するための中心の核となる真砂土等の
多少硬度のあるものを、前記改良材に混合させてもよ
い。また、圧縮空気供給管10からも空気と混合した改
良材を圧送供給して、中空室8に圧縮空気と改良材とを
供給するようにしてもよい。
【0017】図示の装置を使用して、下水汚泥を濃縮し
てなる脱水汚泥をホッパー1に連続投入すると、この脱
水汚泥は順次落下し、各脱水汚泥送り部材7と遮蔽体9
との間に囲まれた脱水汚泥は、破砕物通過用開口部3の
位置まで脱水汚泥送り部材7により搬送されると、圧縮
空気供給管10により供給される圧縮空気または改良材
を混合した圧縮空気により破砕物通過用開口部3からそ
の下方に向かって強制的に落下され、一定量の脱水汚泥
が順次供給される。次いで回転されている下部材料支承
板74上の脱水汚泥は、回動破砕部材76により、微破
砕軟化されると共に改良材と混合されて、下段側の破砕
物通過用開口部14から下方に供給され、続いて再度混
合されながら粒状に造粒されて改良土に変換され、下部
排出口21およびスクリュウコンベヤ装置22により上
昇搬送され、トラックあるいはベルトコンベヤ等の搬送
手段に供給される。
【0018】本発明の装置を用いて下水汚泥を処理した
ので、そのサンプル試験結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】なお、図示例では、ホッパー1内に第1篩
69と第2篩77を兼用した破砕装置が設けられている
が、これは本発明が建設汚泥等の掘削物にも使用する場
合を考慮して構成されたものである。つまり、この場
合、建設汚泥等の掘削物に含有される粘性塊状物は、前
記第1篩69と第2篩77を含む破砕装置で破砕された
後、上部材料支承板4上に落下させられる。したがっ
て、専ら脱水汚泥のみを破砕し、造粒することを目的と
する場合は、第1篩69と第2篩77とを含む破砕装置
は必要としないものである。
【0021】なお、本発明の供給装置を使用した破砕装
置によれば、脱水機で脱水処理された脱水汚泥を超高速
処理をすることができるので、この脱水汚泥を連続方式
で3分間で造粒して改良土に変換することができ、かつ
広い汎用性があるので、泥中の礫や泥塊を破砕(前処
理)して均質土化することができ、安いコストで処理で
きるので優れた定量性と攪拌効率が添加量を必要最小限
にすることができる。また、本発明の供給装置を使用し
た破砕装置によれば、容易な操作性を有するので、添加
改良材を自動的に拡散方式で容易に比例配合することが
でき、さらに移動可搬性も容易であるので、シンプルな
構成の装置でかつ小さなスペースの接続装置を使用し
て、混合目的を達成することができる。
【0022】さらに、本発明の供給装置を使用した破砕
装置においては、2つの下部材料支承板74を回転自在
に設け、すなわち上下2段階式に破砕混合処理している
が、上段側の下部材料支承板74および上段側の駆動装
置75および回動破砕部材76を省略してもよい。
【0023】前記発明の実施の形態の場合には、ほぼ扇
形の破砕物通過用開口部3よりも円周方向に広巾の中空
室8が設けられ、その中空室8の円周方向の広巾にほぼ
4枚の脱水汚泥送り部材7が位置するように多数(図示
の場合は12枚)の脱水汚泥送り部材7が筒状回転体6
に固定されているが、その枚数を適宜増減変更してもよ
い。
【0024】本発明を実施する場合、材料支承板4の上
面と、脱水汚泥送り部材7の前面および後面と縦型筒体
2の内周面等の摺動面に、合成樹脂板等を固着してもよ
い。このようにすると合成樹脂板相互の摩擦係数が小さ
いので、摺動しやすくなると共に、建設汚泥の場合に
は、比較的容易に剥離させることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、ホッパー1の下部に連
設された縦型筒体2の内部に、破砕物通過用開口部3お
よび平坦な上面を有する材料支承板4が固定され、前記
材料支承板4の上部に、駆動装置5により回転される回
転体6が設けられ、かつその回転体6の外周面には、前
記材料支承板4の半径方向に延長すると共に前記材料支
承板4の上面に近接または接触するように配置された複
数の脱水汚泥送り部材7が間隔をおいて固定され、前記
破砕物通過用開口部3に対向する位置において、前記脱
水汚泥送り部材7の上部にこれに近接または接触するよ
うに配置された遮蔽体9が配置され、その遮蔽体9の外
周縁部が前記縦型筒体2の内側に固定され、圧縮空気供
給管10の出口11が前記遮蔽体9と前記材料支承板4
との間において縦型筒体2に接続されているか、または
遮蔽体9が、下部が開口している中空室8を有する遮蔽
体であり、かつ圧縮空気供給管10の出口11が、前記
中空室8に接続されているので、従来のように比較的粘
性のある脱水汚泥が送り部材等の表面に付着して自然落
下しない場合でも、脱水汚泥を圧縮空気により破砕物通
過用開口部3から強制的に落下させることができ、その
ため一定量の比較的粘性のある脱水汚泥等を順次供給す
る場合でも、確実に落下させて供給することができ、こ
のように本発明によると、脱水汚泥をリサイクルして再
利用するに際し、従来に比べその処理工程を簡易化で
き、かつ処理コストを低減化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る脱水汚泥の破砕装置を示
す縦断正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の横断平面図である。
【図4】図1の側面図である。
【図5】図1の上部を拡大して示す縦断正面図である。
【図6】ジャッキを伸長してスクリーンバーにより破砕
物を破砕する状態にした場合を示す縦断正面図である。
【図7】図1の平面図である。
【図8】図1の横断平面図である。
【図9】図1の上側部分を拡大して示す縦断側面図であ
る。
【図10】図1の左側部分を拡大して示す一部横断平面
図である。
【図11】図1の右側部分を拡大して示す一部横断平面
図である。
【図12】左右のスクリーンバーの枢着部を示す一部横
断平面図である。
【図13】下部の破砕部分を示す縦断正面図である。
【図14】下部中央の破砕部分を示す縦断正面図であ
る。
【図15】図13における定量供給部および改良材供給
部付近を示す縦断正面図である。
【図16】第1段の破砕刃を示す横断平面図である。
【図17】図16におけるAーA線拡大縦断側面図であ
る。
【図18】図1における第2段の破砕刃と材料落下用開
口部とを示す横断平面図である。
【図19】第2段以下の破砕刃と材料落下用開口部とを
示す横断平面図である。
【図20】第2段以下の破砕刃を示す一部縦断正面図で
ある。
【図21】第2段以下の破砕刃と駆動刃との関係を示す
横断平面図である。
【図22】破砕された材料の搬送コンベヤを示す横断平
面図である。
【図23】搬送コンベヤを傾斜させるときの状態を示す
一部縦断側面図である。
【図24】搬送コンベヤを最大限に傾斜させた状態を示
す横断平面図である。
【図25】搬送コンベヤの枢着部を示す一部切欠横断平
面図である。
【図26】従来の下水汚泥の脱水処理工程を示すフロー
チャートの図である。
【符号の説明】
1 ホッパー 2 縦型筒体 3 破砕物通過用開口部 4 材料支承板 5 駆動装置 6 回転体 7 脱水汚泥送り部材 8 中空室 9 遮蔽体 10 圧縮空気供給管 11 出口 12 操作部材 13 第2流体圧シリンダ 14 下段側の破砕物通過用開口部 17 供給装置 18 ガイドレール 19 ガイドローラ 20 ガイドローラ 21 下部排出口 22 スクリュウコンベヤ装置 23 リング 24 リング 26 回転軸 27 筒状軸受 28 供給用シュート 29 コンベヤ管 30 スクリュウコンベヤ 31 下部入口 32 アーム 33 横軸 34 ピン取付金具 35 ピン取付金具 36 リンク 37 横ピン 38 リンク 39 横ピン 40 横ピン 41 流体圧シリンダ 43 排気管 44 回動用駆動装置 45 ストッパ 46 支承ローラ 47 支承金具 48 シール材 49 支持腕 50 ケーシング 51 カバー 52 上部軸 53 軸受 54 支承部材 55 ガイド用縦板 56 ガイド斜面 60 改良材供給管 61 筒体 62 切欠き 63 駆動装置 64 可動蓋板 65 支承ローラ 66 杆体 67 杆体 68 支軸 69 第1篩 70 第1支軸 71 操作部材 72 フレーム 73 第1流体圧シリンダ 74 下部材料支承板 78 駆動装置 76 回動破砕部材 77 第2篩 78 第2支軸 79 筒状部 80 上面板 81 前面板 82 後面板 83 下面板 84 下部開口部 85 円弧状内周面板 86 下水汚泥 87 第一沈澱池 88 生汚泥 89 バツ気槽 90 第二沈澱槽 91 水 92 消毒処理工程 93 分離汚泥 94 濃縮槽 95 濃縮汚泥 96 消化槽 97 消化汚泥 98 脱水機 99 脱水汚泥 100 焼却炉 101 混練・固化工程

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパー1の下部に連設された縦型筒体
    2の内部に、破砕物通過用開口部3および平坦な上面を
    有する材料支承板4が固定され、前記材料支承板4の上
    部に、駆動装置5により回転される回転体6が設けら
    れ、かつその回転体6の外周面には、前記材料支承板4
    の半径方向に延長すると共に前記材料支承板4の上面に
    近接または接触するように配置された複数の脱水汚泥送
    り部材7が間隔をおいて固定され、前記破砕物通過用開
    口部3に対向する位置において、前記脱水汚泥送り部材
    7の上部にこれに近接または接触するように配置された
    遮蔽体9が配置され、その遮蔽体9の外周縁部が前記縦
    型筒体2の内側に固定され、圧縮空気供給管10の出口
    11が前記遮蔽体9と前記材料支承板4との間において
    縦型筒体2に接続されている脱水汚泥の供給装置。
  2. 【請求項2】 遮蔽体9が、下部が開口している中空室
    8を有する遮蔽体であり、かつ圧縮空気供給管10の出
    口11が、前記中空室8に接続されている請求項1の脱
    水汚泥の供給装置。
JP04691496A 1996-02-09 1996-02-09 脱水汚泥の供給装置 Expired - Fee Related JP3591611B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04691496A JP3591611B2 (ja) 1996-02-09 1996-02-09 脱水汚泥の供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04691496A JP3591611B2 (ja) 1996-02-09 1996-02-09 脱水汚泥の供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09215998A true JPH09215998A (ja) 1997-08-19
JP3591611B2 JP3591611B2 (ja) 2004-11-24

Family

ID=12760621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04691496A Expired - Fee Related JP3591611B2 (ja) 1996-02-09 1996-02-09 脱水汚泥の供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3591611B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5656317B1 (ja) * 2014-09-11 2015-01-21 寛政鉄工株式会社 濾液分離装置に用いられる固形成分排出装置
CN107935349A (zh) * 2017-12-04 2018-04-20 东莞市天合机电开发有限公司 一种条状污泥粗细可调的挤出机
CN108083603A (zh) * 2016-11-23 2018-05-29 广州新致晟环保科技机械设备有限公司 干化污泥的组合装置及其干化污泥的方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5656317B1 (ja) * 2014-09-11 2015-01-21 寛政鉄工株式会社 濾液分離装置に用いられる固形成分排出装置
CN108083603A (zh) * 2016-11-23 2018-05-29 广州新致晟环保科技机械设备有限公司 干化污泥的组合装置及其干化污泥的方法
CN107935349A (zh) * 2017-12-04 2018-04-20 东莞市天合机电开发有限公司 一种条状污泥粗细可调的挤出机
CN107935349B (zh) * 2017-12-04 2020-11-03 诸暨良嘉环保科技咨询有限公司 一种条状污泥粗细可调的挤出机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3591611B2 (ja) 2004-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100981949B1 (ko) 폐토사의 재생장치
CN109647855B (zh) 工业固废处理装置
CN104843955A (zh) 一种油气田钻井泥浆废弃物随钻处理系统及处理方法
CN213887563U (zh) 一种工业固体废弃物综合处理系统
CN107457035A (zh) 一种基于除尘技术的建筑废料处理装置
CN211757544U (zh) 一种餐厨垃圾的分选破碎筛选一体机
CN111203426B (zh) 一种节能环保的餐厨垃圾处理系统及其工作方法
JPH09215998A (ja) 脱水汚泥の供給装置
CN110238115B (zh) 油泥清洗机
JP3806467B2 (ja) 粘着性汚泥の供給装置
KR100725842B1 (ko) 건설폐기물 처리과정에서 발생하는 슬러지의 처리방법 및그 장치
JPH09206795A (ja) 脱水汚泥の破砕装置
JPH09215999A (ja) 脱水汚泥の処理装置
CN212741104U (zh) 城镇排水管渠污泥处理一体化设备
JP2000140676A (ja) 掘削物の破砕装置
US6193178B1 (en) Waste disposal apparatus
KR19990001561A (ko) 음식폐기물 처리장치
KR0147763B1 (ko) 음식물 찌꺼기 재활용 처리장치
JPH11300400A (ja) 移動型汚泥脱水車
CN211304209U (zh) 一种土木工程建筑废料处理装置
US20180127295A1 (en) Sludge separation device and method for its use
CN214976610U (zh) 一种餐厨垃圾预处理系统
CN114042726B (zh) 一种应用于多源有机固废的处理方法及处理系统
KR102559752B1 (ko) 다단 여과방식의 고형물 회수 분리장치
CN210496699U (zh) 一种环保垃圾处理设备

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040721

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040818

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070903

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees