JP3591291B2 - 車両形状計測装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走査型レーザセンサのような測距手段を用いて、走行路上の車両の車幅や車高を計測する車両形状計測装置、および車幅を計測する計測方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
有料道路や駐車設備の入口には、進入車両の車種判別のために、車幅や車高を計測する車両形状計測装置が設置されている。
【0003】
この車両形状計測装置としては、従来から、走査型のレーザセンサのような走査型測距手段を用いて、車幅や車高を計測するものがある。
【0004】
走査型のレーザセンサは、レーザレーダとも呼ばれるもので、走査各方向にレーザを照射してその反射時間を照射方向毎に検出し、対象物までの距離を示すデータ、測距データを得るものである。
【0005】
車両形状計測装置では、このレーザセンサが車両の走行路の上方に設置されて、上方からその走行路を幅方向に走査する。そのとき、走行路上に車両があれば、その車両の上面部や側面部にレーザが照射されて、これら各面部までの測距データが得られる。この測距データから、車両の断面形状を求め、車幅や車高を計測することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなレーザセンサを、1台だけ走行路の上方に設置した場合、どうしても影になる部分、レーザが照射されない部分ができる。
【0007】
例えば、図6の設置例の場合、左端のレーザセンサLについて見れば、そのレーザは車両Mの上面部と左側の側面部とには照射されるが、車両Mの右側の側面部は影になり、レーザが照射されない。
【0008】
このように、1台のレーザセンサによる走査では、少なくとも車両Mの一方の側面部が影になる。影になる側面部については測距データが得られないから、その側面部の形状が判明せず、車幅も求められないことになる。
【0009】
そこで、従来の車両形状計測装置では、図6にも示したように、走行路Rの上方に複数台のレーザセンサL,L,Lを幅方向に分散配置して、車両Mの上面部のほか、両側面部にもレーザが照射されるようにしている。このようにすれば、レーザ照射に対して影になる側面部が無くなり、これによって車両Mの正確な断面形状が得られ、車幅の計測が可能になる。
【0010】
しかしながら、走査型のレーザセンサ自体、高価なもので、これを複数台設置するとなれば、コストが嵩む。
【0011】
また、複数台のレーザセンサを一括制御したり、複数台のレーザセンサからの測距データを整合的に処理したりするには、高度なシステムが必要で、システム構成が複雑となるばかりか、この面でもコストの上昇を招く。
【0012】
さらに、複数台のレーザセンサを幅方向に分散配置するためには、図示のように、走行路を跨ぐガントリー20を設置する必要があり、場所的制限を受けるほか、設置工事が面倒で費用がかかる。
【0013】
本発明は、上記従来の問題に対処しようとするものであるが、本件発明者が、車両形状計測装置において計測の対象となる車両について、あらためて見直しをしたところ、特殊な作業車を除き、ほとんどの車両は外形が左右対称である、という事実に思い至った。
【0014】
左右対称であれば、あえて車両の両側面部の形状を知る必要はなく、一方の側面部の形状が判明したら、他方の側面部はそれと同形状と推定しても、間違いはないはずである。レーザの走査により車両の一方の側面部の形状が判明すればよいのであれば、レーザセンサは、なにも複数台設ける必要はなく、1台で済むはずである。
【0015】
本発明は、上記のように知見に基づき、車両の外形が左右対称であるという事実を利用して、走査型のレーザセンサのような走査型測距手段の設置数を最少の1台とするとともに、測距データについては演算で補うようにすることで、構成を簡略化してコストの削減を図り、設置工事を容易にすることを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を達成するために、次のように車両形状計測装置を構成した。
【0017】
すなわち、車両の走行路の片側の上方から該走行路の幅方向にレーザ光を走査する際のレーザ光の照射角度と、前記レーザ光の照射から車両で反射したレーザ光の受光までに要する光伝播時間とに基づいて車両形状として車幅を計測する車両形状計測装置であって、当該車両形状計測装置は、前記走行路の幅方向に対するレーザ光の走査領域を複数の区間に分割し、各分割した区間それぞれでの光伝播時間を基に車両の上面部の幅方向両側の2つの端点P ,P (P はレーザ光が照射される車両側面部に近い側の端点、P はレーザ光が照射されない側の車両側面部に近い側の端点)と、レーザ光が照射される車両側面部の張り出し端点P とを演算し、前記両端点P ,P から車両の上面部の幅I と、前記張り出し端点P と前記端点P との差I2とを演算し、I=I +2・I の演算を行うことにより、上記車幅Iを演算するものである構成とした。
【0018】
また、本発明は、車両の走行路の上方からその幅方向にレーザセンサから照射されるレーザ光で走査して走査方向毎に測距データを得る走査型測距手段と、この走査型測距手段で得られた測距データを処理して車幅を求めるデータ処理部とを備え、前記走査型測距手段は単一で、少なくともこの走査型測距手段の部分が走行路の片側の上方に配置され、前記データ処理部は、前記走行路の幅方向に対するレーザ光の走査領域を複数の区間に分割し、各分割した区間それぞれでの光伝播時間を基に車両の上面部の幅方向両側の2つの端点P ,P (P はレーザ光が照射される車両側面部に近い側の端点、P はレーザ光が照射されない側の車両側面部に近い側の端点)と、レーザ光が照射される車両側面部の張り出し端点P とを演算し、前記両端点P ,P から車両の上面部の幅I と、前記張り出し端点P と前記端点P との差I2とを演算し、I=I +2・I の演算を行うことにより、上記車幅Iを演算するものである構成とした。
【0019】
【発明の実施の形態】
図面に基づいて本発明の実施の形態を説明すると、図1ないし図3は本発明の一実施の形態を示すもので、図1は、本発明の一実施の形態に係る車両形状計測装置の設置状態を示す正面図、図2は同装置の構成を示すブロック図、図3は作用説明のための波形図である。
【0020】
図1に示すように、本実施の形態の車両形状計測装置は、走査型測距手段としての走査型のレーザセンサLと、データ処理部1とを備えたものである。データ処理部1は、地面などの設置しやすい場所に設置される。
【0021】
走査型のレーザセンサLは、走査各方向にレーザを照射してその反射時間を照射方向毎に検出し、対象物までの距離を示す測距データを得るものであって、本発明の装置では、1台が車両Mの走行路Rの片側の上方に設置されており、走行路Rの上方からレーザを照射して走行路Rを幅方向に走査するようになっている。符号2は、レーザセンサLを支持する支柱である。
【0022】
このレーザセンサLの構成は図2に示す通りで、発光器3と、その駆動回路4と、走査機構5と、受光器6と、受光回路7と、制御回路8とからなる。
【0023】
発光器3は、例えばレーザダイオードであって、駆動回路4のパルス駆動によりレーザ発光する。走査機構5は、例えば回転駆動されるポリゴンミラーであって、発光器3からのレーザの照射方向を変えてレーザによる走査を行う。受光器6は、例えばフォトダイオードであって、走査型機構5やハーフミラー9を介して対象物からのレーザの反射光を受光する。受光回路7は、受光器6からの受光信号に波形整形等の信号処理を行って制御回路8に送る。制御回路8は、駆動回路4や走査機構5の動作を制御するとともに、受光回路7からの入力信号を基に測距データを生成してデータ処理部1に送出する。
【0024】
なお、1台のレーザセンサLで走行路R上の車両Mを走査した場合は、既に図6に基づいて述べたように、レーザが照射されない部分があり、車両Mの一側面部に影ができるから、この単一のレーザセンサLで得られる測距データには、一方の側面部の影の情報が含まれている。
【0025】
データ処理部1は、前記のレーザセンサLで得られた測距データを処理して車幅および車高を計測する部分で、その構成は図2に示されている通りである。すなわち、データ処理部1は、断面形成部10と、特異点検出部11と、車幅演算部12と、車高検出部13とからなる。
【0026】
データ処理部1のこれら各構成部分の処理動作については後に詳しく述べるので、ここでは簡単に説明する。まず、断面形成部10は、レーザセンサLの測距データから、走行路R上の車両Mの断面形状に近似した形状データを生成する。この場合、レーザセンサLで得られる測距データには、影の情報が含まれているから、このような測距データから生成される形状データは、車両Mの断面形状に正確に対応したものでなく、影を伴う車両Mの断面形状を示するものとなっている。
【0027】
特異点検出部11は、断面形成部10で得られた影を伴う断面形状から、特に車幅の演算に必要な特異点を検出する。特異点は、簡単には、影を伴う断面形状の形を決める屈曲点で、3点ある。
【0028】
車幅演算部12は、特異点検出部11で検出された特異点を基に、演算により車幅を求める。ここでの演算は、要するに、車両Mの両側面部のうち、レーザ照射側の側面部の形状データにより、影になる側の側面部の形状データを補う演算であって、その具体的内容は動作の説明の際に述べる。
【0029】
車高検出部13は、断面形成部10で得られた形状データ、もしくは特異点検出部11で検出された特異点のデータから車高を求める。
【0030】
なお、図1および図2では、レーザセンサLと、データ処理部1とを別個に設けるように示したが、データ処理部1は単一のレーザセンサLに対応するものであるから、データ処理部1をレーザセンサLの内部に組み込むことが可能で、その場合は、レーザセンサLの制御回路8に所要のプログラムを与えて、制御回路8が機能的にデータ処理部1の各構成部分として動作するようにしてもよい。
【0031】
次に上記構成の動作を説明する。まず、走査型のレーザセンサLは、走行路Rの片側の上方からレーザを照射して走行路Rを幅方向に走査するが、図1に示すように、レーザセンサLの設置高さをH、直下方向からの最大走査角度をθとすると、その走査領域の幅Dは、ほぼ、
D=Htanθ(単位m) ……………(イ)
となる。そして、この走査領域Dは、多数(N個)の区間に等分割され、各区間毎にレーザの反射時間が測定される。各区間の幅dは、前記(イ)式から次式のようになる。
【0032】
d=D/N=(Htanθ)/N(単位m) ……………(ロ)
レーザセンサLで得られるデータは、直接的には、走査領域Dの各区間d毎のレーザの反射時間を示すが、反射時間は対象物までの距離に対応するから、対象物までの距離を示す測距データでもある。
【0033】
レーザセンサLで得られた測距データは、データ処理部1の断面形成部10に与えられる。断面形成部10では、その測距データを基に、車両Mの断面に近似した形状のデータが生成される。この形状データの生成は、目に見える形で説明すれば、図3に示すような座標上に、測距データにより車両Mの断面に近似した図形を描くことである。
【0034】
図3の座標は、縦軸にレーザの反射時間をとり、横軸に走査領域Dの区間dの数Nをとったものである。縦軸方向の実際の寸法は、反射時間tの値に、光速Cの2分の1(C/2)を乗算すれば求められ、横軸方向の実際の寸法は、区間の数Nに区間の幅dを掛ければ求められる。
【0035】
各測距データについては、走査角度が大きいほどレーザの反射時間が長く、対象物までの距離も長いから、走査角度毎に増減補正を行った上で、座標上に全走査領域Dの測距データを点列として表示する。すると、図3にも示したように、走行路R上の車両Mの断面に近似した形状が描かれる。
【0036】
ここで形成される形状は、レーザセンサLから見た車両Mの形状であって、正確に車両Mの断面形状に対応するものではなく、車両Mの断面形状と、レーザ照射側とは反対側にできる影とを含む形状になっている。
【0037】
この形状からは、車両Mの上面部の形状や高さが分かり、側面部については、レーザ照射側の側面部の形状が分かる。したがって、断面形成部10で得られる形状データからは、車幅までは分からないが、車高は求めることができる。
【0038】
車高検出部13では、断面形成部10で得られる形状データから車高が求められる。図3に即して言えば、走行路Rの路面での反射時間をt、車両上面部での反射時間をtとすると、その時間差(t−t)が車高に対応する。そして、車高の実際の寸法Kは、次式(ハ)により求められる。
【0039】
K=(t−t)×C/2 ……………(ハ)
ただし、光速C=3×10(m/s)である。
【0040】
断面形成部10で得られた形状データは特異点検出部11にも入力する。特異点検出部11では、断面形成部10で形成された影を伴う断面形状から、3つの特異点が検出される。ここで特異点とは、車両Mの上面部の幅方向両端の2つの端点P,Pと、車両Mの両側面部のうち、レーザ照射側の側面部での張り出し端点Pである。
【0041】
通常の車両については、断面形成部10で得られた形状から、直接的に3つの特異点P,,Pを求めることができるが、上面部の角が丸い車両では、上面部の両端点P,Pを見出しにくいことがある。このような場合を考慮して、次のような処理により、上面部の両端点P,Pを求めるようにしてもよい。
【0042】
すなわち、車両上面部の両端点P,Pのうち、レーザセンサLに近い側の端点Pについては、走行路Rの路面と平行で上面部に接する接線と、レーザ照射側の側面部に接する接線とを設定し、これらの両接線の交点として端点Pを求める。また、レーザセンサLから遠い側では、上面部の端が形状の屈曲点として鮮明に現れるから、その点を上面部の他の端点Pとする。
【0043】
3つの特異点P,P,Pの座標上の位置が分かれば、車両Mの上面部の幅Iは、上面部の両端点P,Pの差であり(I=P−P)、また、レーザセンサLに近い側の側面部での張り出し量Iは、同側面部での張り出し端点Pと上面部の一方の端点Pとの差である(I=P−P)から、上面部の幅Iと、レーザセンサLに近い側の側面部での張り出し量Iとが分かるが、レーザ照射に対して影となる側面部については、データがない。
【0044】
しかしながら、車両のほとんどは外形が左右対称であるから、レーザ照射に対して影となる側面部は、レーザ照射側の側面部と同じ形状をしており、レーザ照射側の側面部と同じ量、張り出していると考えられる。
【0045】
そこで、車幅演算部12では、レーザ照射側の側面部での張り出し量Iを2倍して、これを上面部の幅Iに加えれることで、車幅Iが求められる。
【0046】
I=I+2×I ……………(ニ)
これで、レーザ照射に対して影となる側面部のデータが補われたことになり、車幅が求められる。
【0047】
なお、図3の座標上では、IやI、I等は、走査領域Dの区間dの数として表されているから、車幅の実際の寸法Wは、次の式(ホ)で求められる。
【0048】
W=I×d(単位m) ………………(ホ)
上記の実施形態では、データ処理部1で車幅と車高とを計測するようにしたが、車幅の計測と車高の計測とは、必ずしもセットで行う必要はなく、レーザが照射される側の形状データで、レーザ照射に対して影となる側面部のデータを補う演算を行って車幅を求める方法は、単独で実施することもできる。その場合のデータ処理部は、図2に示すデータ処理部1から車高検出部13を除いた構成となる。
【0049】
以上のように、本発明では、1台の走査型レーザセンサLを走行路Rの片側の上方に設置すればよく、走行路Rの左右いずれの側でもよいから、図4および図5に示すような設置も可能である。
【0050】
図4は、本発明の車両形状計測装置の他の設置例を示している。この設置例では、互いに隣接する2本の走行路R,Rの間の分離帯Sに支柱2が建てられ、この支柱2には、一方の走行路Rを走査領域とするレーザセンサLと、他方の走行路Rを走査領域とするもう一つのレーザセンサLとが取り付けられている。
【0051】
このように、2本の走行路R,Rをそれぞれ走査する2台のレーザセンサL,Lが、いずれも同一の分離帯Sの上方に設けられるから、設置スペースが極めて小さくて済み、しかも1本の支柱2に支持されるから、設置工事も簡単に行える。
【0052】
図5は、本発明の他の実施の形態を示すもので、この実施の形態では、互いに隣接する2本の走行路R,Rの間の分離帯Sの上方に、支柱2により1台のレーザセンサLが設置されている。ここでのレーザセンサLは、2本の走行路R,Rをそれぞれ走査領域とするもので、分離帯Sを含む区域を不走査域Tとして2本の走行路R,Rを幅方向に走査するようになっている。
【0053】
このように1台のレーザセンサLで2本の走行路R,Rを走査するようにした場合は、レーザセンサの設置スペースが一段と小さくて済み、レーザセンサの支持部材もわずかで、設置工事がより簡単になる。
【0054】
上記の各実施形態では、走査型測距手段として走査型のレーザセンサを用いたが、光等の放射波で走査してその走査方向毎に測距データを得るものであれば使用可能で、例えば、ごく波長の短い電波で走査する測距手段でもよい。
【0055】
【発明の効果】
本発明では、レーザ等の走査に対して車両の一側面部が影になっても、その側面部の形状を示すデータを演算により補うようにしたから、走査型測距手段は走行路の片側の上方にあればよく、1台で済むから、従来のように複数台用いる車両形状計測装置に比べ、コストの削減が可能である。
【0056】
また、1台の走査型測距手段の測距データを処理するのであるから、システムの構成が簡略化する。
【0057】
さらに、1台の走査型測距手段では、その設置のために路側に支柱を建てればよく、複数台の走査型測距手段を用いる従来の装置のように、走行路を跨ぐガントリーを設置する必要がなく、設置スペースが小さくて済むほか、設置工事が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る車両形状計測装置の設置状態を示す正面図である。
【図2】上記実施の形態の装置の構成を示すブロック図である。
【図3】上記実施の形態の装置の作用説明のための波形図である。
【図4】本発明の装置の他の設置例を示す正面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る車両形状計測装置の設置状態を示す正面図である。
【図6】従来の車両形状計測装置の設置状態を示す正面図である。
【符号の説明】
L 走査型レーザセンサ(走査型測距手段)、
1 データ処理部、 2 支柱、
R 走行路、 M 車両、

Claims (4)

  1. 車両の走行路の片側の上方から該走行路の幅方向にレーザ光を走査する際のレーザ光の照射角度と、前記レーザ光の照射から車両で反射したレーザ光の受光までに要する光伝播時間とに基づいて車両形状として車幅を計測する車両形状計測装置であって、
    当該車両形状計測装置は、前記走行路の幅方向に対するレーザ光の走査領域を複数の区間に分割し、各分割した区間それぞれでの光伝播時間を基に車両の上面部の幅方向両側の2つの端点P ,P (P はレーザ光が照射される車両側面部に近い側の端点、P はレーザ光が照射されない側の車両側面部に近い側の端点)と、レーザ光が照射される車両側面部の張り出し端点P とを演算し、前記両端点P ,P から車両の上面部の幅I と、前記張り出し端点P と前記端点P との差I2とを演算し、I=I +2・I の演算を行うことにより、上記車幅Iを演算することを特徴とする車両形状計測装置。
  2. 車両の走行路の上方からその幅方向にレーザセンサから照射されるレーザ光で走査して走査方向毎に測距データを得る走査型測距手段と、この走査型測距手段で得られた測距データを処理して車幅を求めるデータ処理部とを備え、
    前記走査型測距手段は単一で、少なくともこの走査型測距手段の部分が走行路の片側の上方に配置され、
    前記データ処理部は、
    前記走行路の幅方向に対するレーザ光の走査領域を複数の区間に分割し、各分割した区間それぞれでの光伝播時間を基に車両の上面部の幅方向両側の2つの端点P ,P (P はレーザ光が照射される車両側面部に近い側の端点、P はレーザ光が照射されない側の車両側面部に近い側の端点)と、レーザ光が照射される車両側面部の張り出し端点P とを演算し、前記両端点P ,P から車両の上面部の幅I と、前記張り出し端点P と前記端点P との差I2とを演算し、I=I +2・I の演算を行うことにより、上記車幅Iを演算することを特徴とする車両形状計測装置。
  3. 請求項2記載の車両形状計測装置であって、
    一の走行路を走査領域とする走査型測距手段が、該走行路と隣接する他の走行路との間の分離帯の上方で、前記他の走行路を走査領域とする他の走行型測距手段と同一の支柱に取り付けられていることを特徴とする車両形状計測装置。
  4. 請求項2記載の車両形状計測装置であって、
    前記走行型測距手段が、互いに隣接する2本の走行路の分離帯の上方に設置され、かつ単一で前記2本の走行路をそれぞれ走査領域とするものであることを特徴とする車両形状計測装置。
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