JP3590336B2 - 傾き調節機構およびそれを用いた部品実装ヘッドの平行度調整機構 - Google Patents

傾き調節機構およびそれを用いた部品実装ヘッドの平行度調整機構 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はベアチップやCSP(チップ・サイズ・パッケージ)等の電子部品を基板やパッケージ等に実装する電子部品実装装置の実装ヘッドのチップと基板の平行度を調節するための平行度調節機構に用いて好適な傾き調整機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ベアチップやCSP等のフリップチップを基板に実装する実装装置においては、チップの面上に設けられた電極(バンプ)とその相手となる基板やパッケージの面上に配置された電極とを互いに整列させて接合する。接合の仕方は接着剤を塗布して加圧しながら固化させる方法や、超音波ホーンを用いて融着する方法などがあるが、いずれの場合にもチップと基板の接合面を互いに平行に保持し、正確に加圧する必要がある。チップと基板の平行度が低いと正しく接合することができない。
【0003】
このためヘッドの所定の基準面と基板面あるいは基板が載置される基板ステージの基準面との平行度を正確に調整することのできる機構が必要となる。このような平行度調整を行うために従来以下のような方法が行われてきた:
▲1▼ 機械加工によりスペーサやチップを保持する部品を削ることにより平行を合わせる方法、
▲2▼ 球面を摺動させる方法、
▲3▼ 円筒面を直角に組み合わせてそれぞれに摺動させる方法、
▲4▼ 支点を設けて調整する方法、
等である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来の方法は何れも一長一短であり、優れた平行度調整を可能とする機構が求められる。
【0005】
本発明は以下の点において優れた新たな平行度調整機構として用いることのできる傾き調節機構を提供しようとするものである。
1.ガタがなく、剛性が高い。
2.小型で構造が簡単である、従って低コストで作成できる。
3.調整がしやすい。
4.好ましくは一方の側面のみから調整が可能である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するものとして、本発明の傾き調節機構は、対向する2つの外面を有する本体ブロックを有し、その2つの外面どうしの間の傾きを調整する傾き調節機構であって、本体ブロックの側面に切り込みを形成し、該切り込みの2つの対向する内面の少なくとも一方にテーパを形成し、切り込み内に切り込みの2つの対向する内面に接する部材を配置し、切り込み内で前記部材をテーパ面に沿って移動させるための調節手段を備え、該調節手段を操作することによりの広がりを変化させて前記2つの外面のなす角度を調節可能であり、テーパ面は切り込みの内面の少なくとも一方に設けられた、対向する内面間の距離が切り込みの入り口から切り込みの奥に進むにつれて次第に減少してある中間位置で極小となり、そこから次第に増加するような山形のテーパ面であり、対向する切込みの内面に接する部材は山形のテーパ面の頂部を挟んで一対として配置されることを特徴とする。
【0007】
より具体的には本発明の傾き調整装置は以下のように構成できる。即ち、対向する2つの外面を有する本体ブロックを有し、該2つの外面どうしの間の傾きを調整する傾き調整機構において、本体ブロックはその側面の一部に形成された第1の切り込みと、側面の一部に対向する位置に形成された第2の切り込みとを有し、第1及び第2の切り込みの各々の対向する2つの内面の少なくとも一方に、該2つの内面間の距離が切り込みの入り口から切り込みの奥に進むにつれて次第に減少してある中間位置で極小となり、そこから次第に増大するように山形のテーパを付け、それぞれの切り込み内に2本のロッドを山形のテーパの頂部を挟んで設置し、該2本のロッド間の距離を調節する調節手段をそれぞれの切り込み内のロッドに対して設ける。
【0008】
上記の調節手段は2本のロッドに係合する調節ねじとして構成することができる。ねじを所定方向に回すと2本のロッドが互いに近づき、その逆方向に回すと互いに遠ざかることを許容するようにする。これにより上記テーパの存在と相俟って、ロッドが移動するにつれてテーパ面を押して、切り込みの広がりを変化させることにより上記2つの外面のなす角度を変えることができる。
【0009】
上記傾き機構において、調節状態を固定するために本体ブロックの側面に固定される固定部材を有してもよい。
【0010】
一般的には本体ブロックはほぼ四角柱状とし、上記第1の切り込みは該四角柱の第1の側面およびそれに隣接する第2、第3の側面の3方に開き、上記第2の切り込みは第1の側面に対向する第4の側面およびそれに隣接する上記第2、第3の側面の3方に開くように構成する。
【0011】
以上に説明した傾き調節機構は2面間の傾きをある1軸方向に関して調節するものであったが、多くの場合2軸方向に関して傾き調節することが必要になる。そのような機構として、本発明の別の傾き調節機構は、
対向する2つの外面を有する本体ブロックを有し、該2つの外面どうしの間の傾きを調整する傾き調整機構であって、本体ブロックはその側面の一部に形成された第1の切り込みと、前記側面の一部に対向する位置に形成された第2の切り込みと、前記側面に第1および第2の切り込みが対向する方向に対してほぼ90度をなして対向するように形成された第3および第4の切り込みを有し、前記第1乃至第4の切り込みの各々の対向する2つの内面の少なくとも一方には、該2つの内面間の距離が切り込みの入り口から切り込みの奥に進むにつれて次第に減少してある中間位置で極小となり、そこから次第に増大するように山形のテーパが付けられており、それぞれの切り込み内には2本のロッドが前記山形のテーパの頂部を挟んで設置され、更に該2本のロッド間の距離を調節する調節手段がそれぞれの切り込み内のロッドに対して設けられていることを特徴とする。
【0012】
好適には第1および第2の切り込みどうしはほぼ同じ第1の高さ位置に設け、第3および第4の切り込みどうしはほぼ同じ高さであって第1の高さ位置とは異なる第2の高さ位置に設ける。
【0013】
この傾き調節機構においても、上に述べた機構と同様に調節手段は2本のロッドに係合する調節ねじとして構成することができる。また調節状態を固定するために本体ブロックの側面に固定する固定部材を用いることができる。
【0014】
一般的には、本体ブロックはほぼ四角柱状とし、第1の切り込みは該四角柱の第1の側面およびそれに隣接する第2、第3の側面の3方に開き、第2の切り込みは第1の側面に対向する第4の側面およびそれに隣接する第2、第3の側面の3方に開き、第3の切り込みは第2の側面およびそれに隣接する第1、第4側面の3方に開き、第4の切り込みは第3の側面およびそれに隣接する第1、第4の側面の3方に開くように構成する。
【0015】
また本発明は上に述べたような傾き調節機構を、電子部品を基板に実装する実装装置の実装ヘッドに設けられ、実装ヘッドの所定面と基板との平行度を調整するための平行度調整機構として用いる。
【0016】
その場合、傾き調節機構の上記対向する2つの外面の一方は実装ヘッドの基準面に固定し、他方の面に電子部品を保持するための保持ツールを取り付ける。
【0017】
また本発明による電子部品を基板に実装するための実装装置は、電子部品を保持する実装ヘッドと、基板を載置するためのテーブルであって該実装ヘッドに対して相対移動可能な基板テーブルとを有し、実装ヘッドは上述の傾き調節機構を用いて実装ヘッドの所定面と前記基板との平行度を調節する平行度調整機構を有し、前記基板テーブルは前記所定面上の複数の測定点の位置を測定する測定手段を有することを特徴とする。この実装装置では、測定手段により位置測定をしながら平行度調整機構による基板面と実装ヘッドの所定面との平行度調整を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下において図面を参照して本発明の実施の形態としての傾き調整機構を有する電子部品実装装置の実装ヘッドを説明する。図1および図2は部品実装装置の実装ヘッドを示す図であり、図1は正面図、図2は側面図である。
【0019】
図2において実装ヘッド1のベースプレート2は不図示のX−Y駆動機構により、半導体チップなどの部品を実装すべき基板の平面に平行なX、Y方向に自在に移動可能である。実装ヘッド1は更にZ軸駆動モータ4とボールねじ6からなるZ軸駆動機構を備えている。Z軸駆動モータ4がボールねじ6を回転することにより、上下動ブロック10を上下、即ち基板平面に垂直なZ方向に移動させることができる。
【0020】
上下動ブロック10上にはθ回転機構20が設けられている。θ回転機構は先端にチップを保持する部材が取り付けられるθ軸シャフト30をその軸周りに回転させるための機構である。以下においてその構成を説明する。
【0021】
上下動ブロック10上にはθ駆動モータ18が固定されている。θ駆動モータ18の回転軸には第1のプーリー14が固定されている。第1のプーリー14の回転はベルト16を介して第2のプーリー12に伝達される。
【0022】
第2のプーリー12の下部には第2のプーリー12の回転を減速してθ軸シャフト30に伝えるハーモニックドライブ方式の減速機が設けられている。第2のプーリー12は減速機の入力軸部材22に接続されている。入力軸部材22はベアリング21により回転自在に軸支されている。入力軸部材22の回転はハーモニックドライブにより減速されてその外側の出力軸部材24に伝達される。出力軸部材24はベアリング24及び25により回転自在に軸支されている。
【0023】
第2のプーリー12および入力軸部材22、出力軸部材24を含む減速機はともにそれらの中心部が中空となっており、その中をθ軸シャフト30が貫いている。θ軸シャフト30の下部はスリーブ40の内部に嵌挿されている。スリーブ40は減速機出力軸24に固定されており、該出力軸24と共に回転する。スリーブ40とθ軸シャフト30の間にはガイド機構を有しており、このガイド機構によりスリーブ40の回転はそのままθ軸シャフト30に伝達される。
【0024】
以上に説明したθ回転機構は以下のように動作する。θ軸シャフト30を所定角度回転させる際に、図示しない制御系は目標回転角度に応じてθ駆動モータ18を駆動し、第1のプーリ14を所定量回転させる。この回転はθ軸駆動ベルトを介して第2プーリ12に伝達される。第2プーリの回転は減速機を介してスリーブ40に減速されて伝達される。スリーブ40の回転はガイド機構によりθ軸シャフト30にそのまま伝達される。
【0025】
θ軸シャフト30の下部は板状に拡がったフランジ30dとなっており、その下面30eはθ軸シャフトの回転軸に対して正確に垂直な平面となるように形成されている。該下面30eには、チップと基板の平行度を調節するための平行度調整機構として本発明による傾き調節機構50が取り付けられている。傾き調節機構50は自身の上面と下面との間の傾きを自由に調節できる機構である。傾き調節機構50の下面にはチップを吸着するためのチップ吸着ツール52が取り付けられている。このチップ吸着ツール52により半導体チップなどの部品Cを吸着保持して基板の所定位置に実装する。
【0026】
上下動ブロック10の上部にはθ軸シャフトを下方に加圧するための加圧アクチュエータ32が設けられている。加圧アクチュエータ32の動作軸34の先端に取り付けられた突起部36がθ軸シャフト30の上端部に形成された2段の鍔状部30b、30cの間の溝30aにはまりこんでいる。加圧アクチュエータは所定の力でシャフト34を下方に押し出すように構成されている。これに伴って突起部36がθ軸シャフト30の下側鍔状部30cを押し、θ軸シャフト30に加圧力を加える。加圧アクチュエータ32はエアシリンダあるいは電磁アクチュエータなどを用いて構成することができる。
【0027】
この加圧力をチップ吸着ツールに伝達可能とするために、上記ガイド機構はθ軸シャフト30が上下方向に微少ストローク可動となるようにθ軸シャフト30を保持している。
【0028】
本実施形態の実装装置におけるチップと基板との接合方法は、チップの導体部分以外の部分に接着剤を塗布して基板に圧着し、接着剤を硬化させて基板に接合する方式である。この場合、チップを基板に適切な圧力で押しつける必要があり、上記加圧アクチュエータはそのために設けられているものである。
【0029】
またこの方式でチップを基板に接合する場合、チップの接合面を基板面に対して高い精度で平行に保たなければならない。その高い平行度を実現するための機構として傾き調節機構50が設けられている。以下においてこの傾き調節機構50の詳細を説明する。
【0030】
図3は傾き調節機構52の詳細を示す斜視図である。傾き調節機構52は本体ブロック101を有する。本体ブロック101は四角柱状のブロックに4つの切り込み110,111,112,113を形成したものである。詳しくは本体ブロック101の上部に第1の側面101Aとそれに隣接する2つの側面101C、101Dに開口する切り込み110が形成され、同様にブロック上部に側面Aに対向する側面101Bを中心に切り込み111が形成され、ブロック下部には側面101C、101Dをそれぞれ中心に切り込み112及び113がそれぞれ形成されている。即ち上側の2つの切り込み110,111と下側の2つの切り込み112,113とは上方向から見て互いに90度ずらして形成している。
【0031】
図3から見て取れるように、各切り込みの内面は山形のテーパ面に形成されている。これにより各切り込みの幅(即ち切り込みの2つの内面間の距離)はブロックの外面からブロックの中心に向かって一旦次第に減少し、中間地点で極小となり、そこから増大する。4つの切り込み110〜113およびそれに関連する構成はいずれも同一であるので、ここでは図3の左上の切り込み110を例に取って説明する。
【0032】
切り込み110内にはそのテーパ中央部の最狭部を挟んで円形断面の2本のロッド120a、120bが設置されている。切り込み110内に配置された状態のロッドを図4に斜視図として示す。図4で手前側のロッド120aには2つの貫通孔が設けられており、そこに2本の調節ねじ130a、130bが挿通されている。ロッド120aの貫通孔は調節ねじ130a、130bのねじ部の外形よりも大きくなされており、従ってロッド120aと調節ねじ130a、130bとは螺合していない。また奥側のロッド120bにはそれぞれ2つのねじ孔が設けてあり、そこに調節ねじ130a、130bがねじ係合(螺合)している。手前のロッド120aの手前に突出している調節ねじ130a、130bの頭部はロッド120aの貫通孔よりも大きい。従って調節ねじ130a、130bはその頭部がロッド120aに係合することにより、ロッド12aが外れないように確保している。
【0033】
このような構成により、調節ねじ130a、130bを所定方向例えば右回りに回すとロッドどうしが互いに接近する(これをここでは「調節ねじを締める」と表現する)。逆方向に回すと2本のロッド間の距離を遠ざけることが可能になる(これを「調節ねじを緩める」と表現する)。
【0034】
以上の構成により各ねじを調節することで、本体ブロック101の上面101Eと下面101Fとの間の相対的な傾きを調節することができる。以下において調節の原理を説明する。
【0035】
本体ブロック101には4つの切り込み110〜113が設けられているが、そのうちの上側の2つの切り込み110,111により、AB方向(図3において、本体ブロック上面101E上に点線で示す)の傾き調節を行い、下側の2つの切り込み112,113によりCD方向の傾き調節を行う。
【0036】
ブロックの下面101Fを基準にして考えると、AB方向の傾き調節を行って上面101EのA側を上げB側を下げたいときには、切り込み111のロッドの調節ねじを緩め、切り込み110のロッドの調節ねじ(130a、130b)を締める。このとき切り込み110内の2本のロッドが互いに接近し、テーパにより切り込みの幅が狭まる側に移動するので切り込み110が押し広げられる。切り込み111側では調節ねじが緩められているので、その中のロッドはテーパ面に押され2本のロッドの距離が広がり得るので、切り込み111を狭めることができる。これにより、A側が上がり、B側が下がる傾きを与えることができる。A側を下げ、B側を上げたい場合にはこの逆に切り込み110のロッドの調節ねじを緩め、切り込み111のロッドの調節ねじを締めればよい。同様にして下側の2つの切り込み112,113のロッドの調節ねじを調節することにより、CD方向の傾き調節が可能になる。
【0037】
なおこの実施形態では調節ねじが2本のロッドの一方(120b)とのみ螺合し、他方のロッド(120a)を貫通(素通り)するようにし、ねじの頭部で前記他方のロッド(120a)を確保しているが、各調節ねじが両方のロッドに螺合するように構成することもできる。但しこの場合一つの調節ねじ上にそれぞれのロッドに対するねじを互いに逆向きに形成し、ねじを所定方向に回した場合に2本のロッドが近づき、逆に回した場合に遠ざかるようにする必要がある。
【0038】
このように互いに異なる2方向に関して傾き調節を行うことにより任意の方向の傾き調節が実現される。なお以上の説明から理解されるであろうように、傾き調節機構50はその本体ブロックの上面101Eと下面101Fとの相対的傾きを調節するものである。上の説明では便宜上、下面101Fを基準として上面101Eの傾きを調節するという形式で説明したが、本実施形態の部品実装ヘッドでは、傾き調節機構50の上面101Eが実装ヘッドのθ軸シャフト30の下面30eに固定されており、傾き調節機構50はこの上面101Eに対して本体ブロック下面101bの傾きを調節するものである。
【0039】
傾き調節機構50による本体ブロック下面101Fの平行度調節は、実装ヘッドの下方に位置する基板を保持する不図示の基板テーブルに設けたプローブを用いて平行度を測定しながら行う。その様子を図5に模式的に示す。基板テーブルと実装ヘッドとは元来相対的に移動可能である。その基板テーブル上にデジタルマイクロメータなどの測長計140を設ける。実装ヘッドのZ軸駆動機構により上下動ブロック10を下降させ図5に示すように傾き調節機構のブロック下面101Fと測長計を接触させて、接触点の高さを測定する。この測定をブロック下面101Fの4隅に相当する点について行う。具体的には最初の測定点の測定値を基準として他の点の高さの上下をプラス・マイナスの値で得る。得られた値に従って、4点の測定値がそろうように傾き調節機構を再度調節する。この測定・再調整作業を複数回行うことにより、基板テーブルと傾き調節機構の下面101Fとの所望の平行度を得ることができる。
【0040】
このようにして所望の平行度が得られたなら、その調節状態で固定するために本体ブロック周囲の四面に固定部材としての固定プレート102、103,104,105をねじ止め固定する。固定プレートは調節状態を安定させるために有用ではあるが、必ずしも付けなくともよい。図3に示すように、本体ブロックの上部には上部の2つの切り込み110,111内に設置されたロッドの断面側の2面に固定プレート102と103を固定し、本体ブロックの下部には下部の2つの切り込み112,113内に設置されたロッドの断面側の2面に固定プレート104と105を固定する。固定はプレートの4隅を本体ブロックにねじ止めすることにより行う。
【0041】
続いて本発明の別の実施形態による傾き調節機構を説明する。図6にその傾き調節機構を示す。上に説明した実施形態の傾き調節機構は、傾きを調節するために本体ブロック101の4面から調節ねじを操作する必要があったが、場合によっては4方からアクセスするのが難しい場合がある。この図6に示した実施形態は、2方向のみからのアクセスにより傾き調節ができるものである。この傾き調節機構は図3に示した調節機構に類似しているので、同様の部分には同じ参照符号をつけて説明を省略する。
【0042】
図6の傾き調節機構においては、本体ブロック101の中央に貫通穴101gが設けられている点、および切り込み内に配設されたロッドと調節ねじの構成が図3に示した傾き調節機構と異なっている。図6の傾き機構の上段の2つの切り込み110,111に配置されたロッド120a、120b、121a、121bを描いた図7を参照すると、手前側の切り込み110に配置されたロッド120a、120bには両端付近に2つの調節ねじ130a、130bを設け、奥の切り込み111に配置されたロッド131a、131bには中央部に1つの調節ねじ131を設けている。この調節ねじ131の操作部(即ち調節工具による操作を加えるねじのヘッド)はロッド121aに対して第1の切り込み側に設けている。そして手前側のロッド120a、120bの中央部部にそれぞれ貫通孔135A、135bを設けている。これにより手前の2つのロッドの貫通孔130a、130bを通して調節工具を挿入して奥のロッド121a、121bの調節ねじ131を操作することができる。なお図6に示した構成では本体ブロック101の中央に貫通穴101gを設けているが、貫通穴101gを設けない場合には、切り込みの底部即ち切り込み110と切り込み111とを隔てる壁部101hの中央部に調節工具を通すための貫通孔を設ける。
【0043】
以上により上側の2つの切り込みのロッドについてはいずれも側面101A側より調節を行うことができる。
【0044】
同様に下側の2つの切り込みのロッドについても側面101D側より調節を行うことができるように構成している。これによりこの実施形態の傾き機構は側面101Aおよび101Dの2方向から全ての調節操作を行うことができる。
【0045】
以上に説明した図3、図6の実施形態では2つの面の傾きを異なる2軸方向について調整可能(従って両者の合成により任意の方向について調節可能)であるが、一軸方向のみ傾き調節するだけでよい場合には、例えば図3の実施形態における下側の2つの切り込み112,113を設けずに、図8に示すような構成としてもよい。
【0046】
図9には本発明のまた別の実施形態を示す。この実施例では本体ブロック401の対向する側面に設けられる切り込みの高さ位置を変えている。この実施形態において、図のAB方向の傾き調節に際しては、本体ブロックの下面を基準として上面のA側を上げるには切り込み411の調節ねじを締め、B側を上げるには切り込み412の調節ねじを締める。同様にCD方向の傾き調節に際しては、D側を上げるには切り込み413の調節ねじを締め、C側を上げるには切り込み414の調節ねじを締める。以上のようにして角度調節は可能ではあるが、本実施形態では調節状態を保つ力はロッドによって切り込み押し広げられている際に働く本体ブロックの弾性力のみであるので、安定性において図3、図6に示す実施形態よりは劣っている。
【0047】
上記のいずれの実施形態の角度調節機構においても、本体ブロックに形成された各切り込みの対向する2つの内面の両方が山形のテーパ面に形成されている。しかしながら、テーパ面は必ずしも両面に設ける必要はなく、たとえば図10に示すように、各切り込み内の一方の面300a、301a、302a、303aのみをテーパ面とし、他方の面300b、301bを平面としてもよい。このような構成でも調節ねじの調節により、本体ブロック301の上面301aと下面301bとの角度調節が行いうることは容易に理解されるであろう。
【0048】
以上にいくつかの実施形態に基づいて説明した本発明において、本体ブロックの素材としてはステンレスやアルミニウム等の金属あるいはセラミックや樹脂など様々な材料を用いることができる。これらは傾き調節機構の用途により要請される強度や重量に応じて適宜選択する。
【0049】
【発明の効果】
本発明の傾き調節機構および平行度調整機構は簡単な構造で小型に構成することができる。またガタがなく、剛性も高い。
【0050】
また傾きあるいは平行度を調整すべき面の側方から正確な調整を行うことができる。
【0051】
発明の一つの態様の機構では傾きあるいは平行度調節を、1軸方向の調節であれば一方向から、2軸方向の調節であれば二方向から行うことができる。
【0052】
また2軸方向に関して調整し得る構成をとった場合でも一軸ずつ別々に行うことができるので調整がしやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である部品実装装置の実装ヘッドの正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態である部品実装装置の実装ヘッドの側面図である。
【図3】本発明の実施形態の傾き調節機構を示す斜視図である。
【図4】図3に示した傾き調節機構の一つの切り込み内に設置されたロッドと調節ねじを示す斜視図である。
【図5】傾き調節機構と測長計との関係を示す模式図である。
【図6】本発明の第2の実施形態である傾き調節機構を示す斜視図である。
【図7】図6に示した傾き調節機構の上段の切り込み内に設置されたロッドと調節ねじを示す斜視図である。
【図8】本発明の傾き調節機構の別の実施形態を示す斜視図である。
【図9】本発明の傾き調節機構のまた別の実施形態を示す斜視図である。
【図10】本発明の調節機構の実施形態の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 実装ヘッド
2 ベースプレート
4 Z軸駆動モータ
6 ボールねじ
10 上下動ブロック
12 第2のプーリー
14 第1のプーリー
16 ベルト
18 θ軸駆動モータ
20 θ軸回転機構
21, 23, 25 ベアリング
22 入力軸部材
24 出力軸部材
30 θ軸シャフト
32 加圧アクチュエータ
50 傾き調節機構
52 チップ吸着ツール
101 本体ブロック
102, 103, 104, 105 固定プレート
110, 111, 112, 113 切り込み
120a, 120b, 121a, 121b ロッド
130a, 130b 調節ねじ
131 調節ねじ
135a 貫通孔

Claims (18)

  1. 対向する2つの外面を有する本体ブロックを有し、前記2つの外面どうしの間の傾きを調整する傾き調節機構であって、前記本体ブロックの側面に切り込みを形成し、該切り込みの2つの対向する内面の少なくとも一方にテーパを形成し、前記切り込み内に前記切り込みの2つの対向する内面に接する部材を配置し、前記切り込み内で前記部材を前記テーパ面に沿って移動させるための調節手段を備え、該調節手段を操作することにより前記2つの外面のなす角度を調節可能であり、前記テーパ面は前記切り込みの内面の少なくとも一方に設けられた、対向する前記内面間の距離が前記切り込みの入り口から前記切り込みの奥に進むにつれて次第に減少してある中間位置で極小となり、そこから次第に増加するような山形のテーパ面であり、対向する前記切り込みの内面に接する前記部材は前記山形のテーパ面の頂部を挟んで一対として配置されることを特徴とする傾き調節機構。
  2. 傾き調節機構の調節状態を固定するために前記本体ブロックの側面に固定される固定部材を更に有することを特徴とする請求項1に記載の傾き調節機構。
  3. 対向する2つの外面を有する本体ブロックを有し、該2つの外面どうしの間の傾きを調整する傾き調整機構であって、本体ブロックはその側面の一部に形成された第1の切り込みと、前記側面の一部に対向する側に形成された第2の切り込みとを有し、前記第1及び第2の切り込みの各々の対向する2つの内面の少なくとも一方には、該2つの内面間の距離が切り込みの入り口から切り込みの奥に進むにつれて次第に減少してある中間位置で極小となり、そこから次第に増大するように山形のテーパが付けられており、それぞれの切り込み内には2本のロッドが前記山形のテーパの頂部を挟んで設置され、更に該2本のロッド間の距離を調節する調節手段がそれぞれの切り込み内のロッドに対して設けられていることを特徴とする傾き調整機構。
  4. 前記第1および第2の切り込みはほぼ同じ高さの位置に設けられていることを特徴とする請求項3記載の傾き調節機構。
  5. 前記調節手段は前記2本のロッドに係合する調節ねじであることを特徴とする請求項3または4のいずれかに記載の傾き調節機構。
  6. 前記第2の切り込み内のロッドに対する調節ねじの操作部は該調節ねじが係合するロッドに対して前記第1の切り込み側に設けられており、かつ前記第1の切り込み内の2本ロッドおよび本体ブロックには、前記調節ねじの操作工具が前記側面の一部の側から前記第2の切り込み内のロッドに対する調節ねじの操作部にアプローチすることを可能とする貫通孔がそれぞれ設けられており、前記第1、第2の切り込みに関連する調節ねじの操作がいずれも第1の切り込み側から行うことができることを特徴とする請求項5記載の傾き調節機構。
  7. 傾き調節機構の調節状態を固定するために前記本体ブロックの側面に固定される固定部材を更に有することを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の傾き調節機構。
  8. 前記本体ブロックはほぼ四角柱状であり、前記第1の切り込みは該四角柱の前記側面の一部である第1の側面およびそれに隣接する第2、第3の側面の3方に開いており、前記第2の切り込みは前記第1の側面に対向する第4の側面およびそれに隣接する前記第2、第3の側面の3方に開いていることを特徴とする請求項3〜7のいずれかに記載の傾き調節機構。
  9. 対向する2つの外面を有する本体ブロックを有し、該2つの外面どうしの間の傾きを調整する傾き調整機構であって、本体ブロックはその側面の一部に形成された第1の切り込みと、前記側面の一部に対向する側に形成された第2の切り込みと、前記側面に前記第1および第2の切り込みが対向する方向に対してほぼ90度をなして対向するように形成された第3および第4の切り込みを有し、前記第1乃至第4の切り込みの各々の対向する2つの内面の少なくとも一方には、該2つの内面間の距離が切り込みの入り口から切り込みの奥に進むにつれて次第に減少してある中間位置で極小となり、そこから次第に増大するように山形のテーパが付けられており、それぞれの切り込み内には2本のロッドが前記山形のテーパの頂部を挟んで設置され、更に該2本のロッド間の距離を調節する調節手段がそれぞれの切り込み内のロッドに対して設けられていることを特徴とする傾き調整機構。
  10. 前記第1および第2の切り込みどうしはほぼ同じ第1の高さ位置に設けられ、第3および第4の切り込みどうしはほぼ同じ高さであって前記第1の高さ位置とは異なる第2の高さ位置に設けられていることを特徴とする請求項9記載の傾き調節機構。
  11. 前記調節手段は前記2本のロッドに係合する調節ねじであることを特徴とする請求項9または10のいずれかに記載の傾き調節機構。
  12. 前記第2の切り込み内のロッドに対する調節ねじの操作部は該調節ねじが係合するロッドに対して前記第1の切り込み側に設けられており、かつ前記第1の切り込み内の2本ロッドおよび本体ブロックには、前記調節ねじの操作工具が前記側面の一部の側から前記第2の切り込み内のロッドに対する調節ねじの操作部にアプローチすることを可能とする貫通孔がそれぞれ設けられており、前記第1、第2の切り込みに関連する調節ねじの操作がいずれも第1の切り込み側から行うことができることを特徴とする請求項11記載の傾き調節機構。
  13. 前記第4の切り込み内のロッドに対する調節ねじの操作部は該調節ねじが係合するロッドに対して前記第3の切り込み側に設けられており、かつ前記第3の切り込み内の2本ロッドおよび本体ブロックには、前記調節ねじの操作工具が、前記本体ブロックにおける前記第3の切り込みが形成される面側から前記第4の切り込み内のロッドに対する調節ねじの操作部にアプローチすることを可能とする貫通孔がそれぞれ設けられており、前記第3、第4の切り込みに関連する調節ねじの操作がいずれも第3の切り込み側から行うことができることを特徴とする請求項12記載の傾き調節機構。
  14. 傾き調節機構の調節状態を固定するために前記本体ブロックの側面に固定される固定部材を更に有することを特徴とする請求項9〜13のいずれかに記載の傾き調節機構。
  15. 前記本体ブロックはほぼ四角柱状であり、前記第1の切り込みは該四角柱の前記側面の一部である第1の側面およびそれに隣接する第2、第3の側面の3方に開いており、前記第2の切り込みは前記第1の側面に対向する第4の側面およびそれに隣接する前記第2、第3の側面の3方に開いており、前記第3の切り込みは前記第2の側面およびそれに隣接する前記第1、第4側面の3方に開いており、前記第4の切り込みは前記第3の側面およびそれに隣接する前記第1、第4の側面の3方に開いていることを特徴とする請求項9〜14のいずれかに記載の傾き調節機構。
  16. 電子部品を基板に実装する実装装置の実装ヘッドに設けられ、実装ヘッドの所定面と基板との平行度を調整するための平行度調整機構であって、請求項9〜15のいずれかに記載の傾き調節機構を有する平行度調整機構。
  17. 前記傾き調節機構の前記対向する2つの外面の一方は実装ヘッドの基準面に固定されており、他方の面には電子部品を保持するための保持ツールが取り付けられていることを特徴とする請求項16記載の平行度調節機構。
  18. 電子部品を基板に実装するための実装装置であって、電子部品を保持する実装ヘッドと、基板を載置するためのテーブルであって該実装ヘッドに対して相対移動可能な基板テーブルとを有し、前記実装ヘッドは請求項9〜15のいずれかに記載の傾き調節機構を用いて実装ヘッドの所定面と前記基板との平行度を調節する平行度調節機構を有し、前記基板テーブルは前記所定面上の複数の測定点の位置を測定する測定手段を有することを特徴とする実装装置。
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