JP3590107B2 - 内視鏡検査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は内視鏡検査に用いる周辺装置をユニット内に収納した内視鏡検査装置に関する。
【0002】
【従来技術】
近年、内視鏡は医療用分野及び工業用分野で広く用いられるようになった。この内視鏡は照明光を供給する光源装置等と接続した内視鏡装置或いは内視鏡検査装置として使用される。また、この内視鏡検査装置は観察窓に体液などが付着した場合には送気及び送水して除去できるように送気及び送水手段を有し、不要な体液なども吸引除去できるように吸引手段も備えている。
【0003】
また、内視鏡としては光学像を伝送するイメージガイドを用いた光学式内視鏡の他に、対物光学系の焦点面に固体撮像素子を配置した電子内視鏡を用いて内視鏡検査装置として使用されるようにもなった。電子内視鏡を用いた場合には、固体撮像素子に対する信号処理を行うビデオプロセッサと、信号処理された映像信号を表示するモニタも用いられる。
【0004】
また、光学式内視鏡に対しても、その接眼部に撮像手段を内蔵したTVカメラを装着することにより電子内視鏡とほぼ同様の機能を実現して使用する場合もある。
【0005】
このように光学式内視鏡或いは電子内視鏡のいずれでも使用できるように、光源装置、ビデオプロセッサなどの内視鏡検査に使用される複数の周辺装置をユニット本体の内部に収納することにより、いずれの内視鏡を使用した場合にも内視鏡検査ができる構成にした内視鏡装置が、例えば特開平6ー22899号公報の従来例に開示されている。
【0006】
上記従来例等では内視鏡検査に使用されるホワイトバランス調整用のキャップ等の内視鏡検査器具は光源装置或いはビデオプロセッサの近辺のスペースに備え付けられる場合が多い。また、吸引用チューブなどのチューブ類は光源装置の付近のスペースに備え付けられる。また、消耗品となる検査用グローブ(手袋)の収納ボックスは通常ユニット本体の上部の作業テーブルに載置される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの内視鏡検査器具はユニット本体の側面に突出するように設けられたり、グローブの収納ボックスのようにユニット本体の上面に載置されたりするため、術者あるいはナースなどの補助作業者が作業する場合に引っかかる等して作業しにくいとか、雑然としていて定まった位置に無いため、円滑な作業を行いにくい等の欠点があった。
【0008】
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、内視鏡検査器具等をそれぞれ所定の位置に収納でき、作業性を向上できる環境状態で内視鏡検査を行うことのできる内視鏡検査装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の内視鏡検査装置は、内視鏡検査に使用する複数の周辺装置を収納可能な内視鏡検査装置において、内視鏡を接続可能にすると共に、当該内視鏡を用いた検査に使用する少なくとも一つの内視鏡検査器具を収納するメインユニットと、前記メインユニットの一つの面に配設された、内視鏡検査画像記録用カメラを収納可能とするカメラ収納部と、前記カメラ収納部の周囲に配設されたフィルム保管トレイと、を具備したことを特徴とする。
また、本発明の第2の内視鏡検査装置は、前記第1の内視鏡検査装置において、前記カメラ収納部は中空円柱状の凹部形状を呈し、また、前記フィルム保管トレイは当該カメラ収納部の凹部外縁部に配されたリング状の凹部形状を呈することを特徴とする。
また、本発明の第3の内視鏡検査装置は、内視鏡検査に使用する複数の周辺装置を収納可能な内視鏡検査装置において、内視鏡を接続可能にすると共に、当該内視鏡を用いた検査に使用する少なくとも一つの内視鏡検査器具を収納するメインユニットと、前記メインユニットの一側面に配設された、ホワイトバランス調整キャップを収納可能とするキャップ取付部と、を具備し、前記キャップ取付部は、前記ホワイトバランス調整キャップを着脱自在に装着可能とする凹部であり、当該凹部に前記ホワイトバランス調整キャップを外力なしでは離脱しないようにする係合部材を備えたことを特徴とする。
また、本発明の第4の内視鏡検査装置は、内視鏡検査に使用する複数の周辺装置を収納可能な内視鏡検査装置において、内視鏡を接続可能にすると共に、当該内視鏡を用いた検査に使用する少なくとも一つの内視鏡検査器具を収納するメインユニットと、前記メインユニットの一側面に配設された、ホワイトバランス調整キャップを収納可能とするキャップ取付部と、を具備し、前記キャップ取付部は、前記ホワイトバランス調整キャップを着脱自在に装着可能とする凹部であり、前記ホワイトバランス調整キャップが該凹部に装着された際、当該ホワイトバランス調整キャップの露出面は当該メインユニット一側面に対して略平坦面を形成することを特徴とする。
また、本発明の第5の内視鏡検査装置は、前記第3または第4の内視鏡検査装置において、前記キャップ取付部は、前記内視鏡検査装置において、前記複数の周辺装置を制御するための操作部を操作する操作位置から操作可能な面に設けられていることを特徴とする。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を具体的に説明する。図1ないし図16は本発明の1実施例に係り、図1は本発明の1実施例の内視鏡検査装置の正面側の外観図、図2は図1の裏面側の外観図、図3は操作部の構造を示す断面図、図4はフィルムトレイ、カメラ収納部の断面図、図5はフィルムトレイおよびカメラ収納部の構造を示し、図5(a)は断面図、図5(b)は背面図、図6はキャップ取付部の構造を示し、図6(a)は平面図、図6(b)は図6(a)のC−C線断面図、図7はチューブを固定するチューブクリップ、クリップ固定台等を示し、図7(a)〜(c)は1本のチューブを固定するチューブクリップの平面図、正面図及び側面図、図7(d)は斜視図、図7(e)〜(g)は2本のチューブを固定するチューブクリップの正面図、平面図及び側面図、図7(h)、(i)はクリップ固定台の側面図及び正面図、図7(j)はクリップ固定台にチューブクリップを装着した状態を示す平面図、図8は外装パネルを示す斜視図、図9は図8のD−D線断面図、図10はモールの取付部を示し、図10(a)は上モールの取付構造の断面図、図10(b)は下モールの取付構造の断面図、図11はビデオプロセッサ収納部の構造の断面図、図12は処置具トレイを収納した状態の処置具トレイ収納用凹部の構造を示す断面図、図13は処置具トレイを示し、図13(a)〜(c)は処置具トレイの正面図、平面図及び側面図、図14はナースユニットにおけるグローブケース付近を示す斜視図、図15はグローブケースの構造を示す斜視図、図16はグローブケースの押さえ皿を示す断面図である。
【0011】
図1に示すように本発明の1実施例の内視鏡検査装置1は、内視鏡2と、この内視鏡2と接続されて、或いは内視鏡2の検査時などに使用される図示しない光源装置及び電気メス装置、ビデオプロセッサ8(図11参照)等の複数の周辺装置を内蔵したユニット(或いは装置本体とも呼ぶ)3と、図示しない表示装置及び患者用ベッドとから構成される。
【0012】
内視鏡2は体腔内に挿入される細長の挿入部4と、この挿入部4の後端に形成され、湾曲等の操作を行う操作部5と、この操作部5から延出されたユニバーサルコード6とを有する。このユニバーサルコード6の端部のライトガイドコネクタはユニット3内の光源装置に接続されると共に、ライトガイドコネクタから延出された図示しない信号コネクタは図11に示すビデオプロセッサ8に接続される(コネクタ86aの他端に設けた)コネクタ受け86bに着脱自在で接続されるようにしている。
【0013】
ユニット3は、主にドクタ(或いは術者)が観察、或いは処置等する周辺装置を収納したメインユニット11と、主にナース(或いは補助作業者)が操作或いは作業を行う検査器具、消耗品などを収納したナースユニット12とを一体化して構成されている。
【0014】
メインユニット11内には、内視鏡検査で使用する周辺装置(観察、記録、手術等の為の装置)が内蔵されている。図2はメインユニット11とナースユニット12との分割ラインLを点線で示している。
【0015】
また、ナースユニット12には手術用グローブケース13、引き出し14、ゴミ箱15、吸引器及び吸引ボトル等が内蔵されている。メインユニット11とナースユニット12はボルト等で連結され、検査室内に設置されている。また各ユニット11、12の上面の外装部は作業エリアとなっていて、図1に示すようにドクタはA、ナースはBの位置に立ち、検査及び作業するのに適した装置構成としている。
【0016】
作業エリア内での作業をやりやすくする為に、作業テーブル16が一体で設けられている。作業テーブル16は、塩化ビニル等の樹脂で真空成形により形成されたもので、メインユニット11とナースユニット12の両方の上面にまたがる様に設置されている。また、一体で形成されている為、作業時に水等をこぼしても拭きやすく、清掃しやすい構造となっている。また、作業テーブル16のつなぎ目がないように設けている為、内蔵された周辺装置とか機器への水のかかり等も防げ、防滴面でも有利な構造となっている。
【0017】
メインユニット11の上部には内蔵された周辺装置或いは機器をコントロールする操作を行う操作部17が設けられている。この操作部17の詳細な構造を図3(操作部断面図)に示す。
【0018】
この操作部17は、カラー液晶ディスプレイ21と、タッチパネル22とを有し、カラー液晶ディスプレイ21に描き出されたスイッチの絵の上に設けたタッチパネル22から押して操作する構成となっている。カラー液晶ディスプレイ21とタッチパネル22は、ブラケット23の内側にビス及び接着等で固定されている。
【0019】
このブラケット23はメインユニット11の上面に設けたモニタ支持台24の斜面部分に、バネ25aを介在したビス25bにより支持固定され、操作部17の操作面を傾斜させてドクタが操作し易いようにしている。
【0020】
操作部17の外装パネル26はビス27により固定されている。このビス27をとめる時、外装パネル26のとめ穴26aとブラケット23のとめ位置とを、バネ25aの作用により位置調整可能な構造になっている。また操作部17の正面側には固定用ビス27等を隠す為に枠形状のパネルカバー28が設けられている。このパネルカバー28はヒンジ部29を中心に矢印29aのごとく回転し開く構造となっている。
【0021】
そして、タッチパネル22と外装パネル26の間29bに溜まった汚物等をパネルカバー28を開いて、拭き取りにより簡単に除去しやすい構造となっている。
【0022】
図1及び図2に示すメインユニット11の上面には、検査記録用フィルムを保管するフィルム保管トレイ(フィルムトレイと略記)30が設けてあり、このフィルムトレイ30の中央部にカメラ収納部31を形成している。図4に示すように内視鏡検査画像記録用カメラ32はカメラ用アダプタ33を介して作業テーブル16の下のメインユニット11内部に収納されている画像記録装置34に接続されるようになっている。
【0023】
図5にも示すようにカメラ収納部31は円柱状の凹部形状であり、その外側にリング形状で浅い凹部を形成して未撮影のフィルムを一時的に保管する為のフィルムトレイ30が形成され、フィルムトレイ30及びカメラ収納部31の外装部材35は一体で形成されている。
【0024】
また、カメラ収納部31におけるカメラ用アダプタ33が取り付けられる開口部分の周囲には内視鏡検査画像記録用カメラ32への水のかかりを介して内蔵された周辺装置或いは機器を保護する(防滴用或いは水密用或いは防水用部材としての)パッキン或いはOリング36が設けられている。また、フィルムトレイ30と作業テーブル16の間から浸入する水からメインユニット11内部を保護する為に作業テーブル16には突起37がリング状に設けられている。
【0025】
このような構造にして、作業テーブル16上の凹部内で、内視鏡検査画像記録用カメラ32及びカメラ用アダプタ33を画像記録装置34に対して着脱自在に取り付けることができる構造にすると共に、未撮影等のフィルムを一時的に保管することができるように取り付けられるカメラ32の周辺部にフィルムトレイ30が設置されており、写真撮影の作業及びフィルムの装填作業等をカメラ収納部31の付近で行うことが行い易い構造にしている。
【0026】
また、図1に示すようにメインユニット11の側面の外装部には、内視鏡画像のホワイトバランス調整を行うためのホワイトバランス調整治具としてのホワイトバランス調整キャップ39が嵌挿により着脱自在に設置できるようにしている。このホワイトバランス調整キャップ39はキャップ内面が白色であり、電子内視鏡の先端に取り付けて撮像し、表示装置に白色で表示されるように調整するのに使用される。このホワイトバランス調整キャップ39のキャップ取付部40の詳細を図6に示す。
【0027】
(ユニット3の)側面の外装パネル41に接着固定され、凹部42aを形成する円筒形の収納部材42の内側にホワイトバランス調整キャップ39を嵌挿等により着脱自在で収納できる構成となっている。この凹部42aはホワイトバランス調整キャップ39の円筒形状に応じて、このホワイトバランス調整キャップ39を収納できる凹部形状にしている。
【0028】
収納部材42の外周の例えば3箇所に凹部42aに通じる切り欠きが形成され、各バネ固定部材43にビス44によって板バネ45の一方の端部側が固定され、各板バネ45の他端側はL字形状に折った状態で凹部42a内に突出し、この凹部42aに挿入されたホワイトバランス調整キャップ39のフランジ部に係合して着脱自在で取付けできるようにしている。また、ホワイトバランス調整キャップ39を凹部42aの外側に引っ張る操作を行うことにより、係合を外すことができ、簡単に取り外すこともできるようにしている。
【0029】
このようにホワイトバランス調整キャップ39を凹部42a内に着脱自在にして、このホワイトバランス調整キャップ39が汚れた時等、簡単に取り外して洗浄できる。ホワイトバランス調整キャップ39が外装パネル41の外装面より内側にその殆どを収納できるようにしてドクタが作業する場合に引っかかることなく行うことができるようになっており、また収納した場合にも凹部42a付近は略平坦な面となり外観上のデザインもすっきりでき、さらにホワイトバランス調整キャップ39の端部が外装面より僅かに突出していることで、この端部を掴んで着脱の操作も容易にできる。
【0030】
なお、図6(b)では凹部42a内に収納されたホワイトバランス調整キャップ39の端部が凹部42a周囲の外装面より僅かに突出して、着脱する際に把持し易いようにしているが、凹部42aの周囲の外装面から突出しないように凹部42a内に収納しても良い。この場合には例えば指で掴むことができるように凹部42aの周囲の2箇所あるいは複数箇所に切り欠き凹部を形成し、この切り欠き凹部に指を入れて凹部42a内に収納されたホワイトバランス調整キャップ39を引き出す操作を行うことができるようにすれば良い。
【0031】
図1に示すように装置本体3には内視鏡2へ送水及び吸引を行うためのチューブ46の引き回し用に、(凹部或いは)溝47が複数箇所に設けられている。また送水タンク48を収納する為の凹部49が設けられている。この送水タンク48も装置本体3の凹部49に収納され、着脱自在である。
【0032】
送水用、吸引用のチューブ46を溝47内で固定する為に、図7に示すようにチューブ取付具としてのチューブクリップ51、チューブクリップ52、クリップ固定台53が設けられている。
【0033】
図7(a)〜(c)及び図7(e)〜(g)にそれぞれ示すようにチューブクリップ51,52はそれぞれ1つ或いは2つの切り欠きにより形成したチューブ保持部54と、クリップ固定台53に固定するための固定用凸部55とにより構成されている。つまり、1本のチューブの場合には1つのチューブ保持部54を有するチューブクリップ51を、2本のチューブの場合には2つのチューブ保持部54を有するチューブクリップ52を用いることができるように2種類が用意されている。
【0034】
図7(d)に示すように固定用凸部55にはピン固定溝56が設けられている。また、チューブクリップ51には横方向にチューブを固定できるようにチューブ保持部54が設けてある(チューブクリップ52も同様な構造にしても良い)。
【0035】
図7(h)及び(i)に示すようにクリップ固定台53は溝部57とピン58が設けられており、図7(j)に示すようにこのクリップ固定台53は外装パネル41に接着等により固定されている。
【0036】
チューブクリップ51或いは52の取り付けは、外装パネル41に固定されているクリップ固定台53に、溝部57と凸部55を嵌合するように嵌め込み、クリップ固定台53のピン58をピン溝56に嵌め込むことによって固定状態になる。
【0037】
チューブクリップ51、52及び固定台53はABS(アクリルトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂の略)、POM等の樹脂で製作し、ピン溝56の幅をピン58の径より少し小さくして弾性力でピン58を溝56に押し込み固定する。チューブクリップ51,52が汚れても、簡単に装置本体3から取り外して洗浄、消毒することができる。
【0038】
次に装置本体3の側面の外装部としての外装パネル41の取り付けについて説明する。
装置本体3の外装パネル41の素材は、樹脂(塩化ビニル等)で真空成形により製作されている。分割された外装側面パネル41aの内の1枚を図8に示す。外装側面パネル41aの下側には凹部が形成され、この凹部の一部を切り欠いた切り欠き62によりL型係合片63を設け、図9に示すようにこのL型係合片63を装置本体3の下端に突出するように取り付けられたL型突起64に引掛け、かつ図8に示すように外装パネル41aの上端に設けた取付部65の孔にビス66を通して装置本体3に固定することができる。
【0039】
また電磁シールド対策として、外装側面パネル41aの裏面に塗布した導電層と装置本体3間を導通させる為に、外装側面パネル41aの裏面に一端が固定されたアース線67の他端にファストン端子68を設け、装置本体3の対応する端子69に矢印で示すように押し込んで電気的に接続する構造にしている。
【0040】
なお、図9に示すように装置本体3の底部にはキャスタ70が設けてあり、移動し易い構造にしている。
【0041】
外装側面パネル41aの下側を引掛けて装置本体3に取り付ける構造としたことで形状の大きい外装側面パネル41aであっても、1人で容易に取付け及び取外しの作業ができる。
またアース線67の接続をファストン端子接続としたことで、外装側面パネル41aの取付け、取外し時にアース線67の接続、取外しが容易にできる。
【0042】
また、上側の取付部65のビス66を外から見えなくする為に(デザイン上)、図1等に示すように装置本体3の側面の上部側には上モール71を設けている。この上モール71の取付構造を図10(a)に示す。上モール71は上側突起部72が外装側面パネル41aの穴74に嵌合し、上モール71の裏面(内側の面)にビス75により取り付けられたバネ76が外装側面パネル41aの突起77に引掛り、固定される構造となっている。
【0043】
また、図10(b)に示すように外装側面パネル41aの下側には、下モール81がビス82によりワッシャ83を介して装置本体3に固定されるようにしている(図1及び図2では省略)。この下モール81は図示のごとく上下動可能で固定できる構造(上下方向に調整して固定できる構造)となっており、床面から浸入する水等が装置本体3の下に入って、故障等の原因にならない様に、チューブ84を押し潰して防水する構造にしている。
【0044】
次にメインユニット11のビデオプロセッサ収納部85の内側に内蔵されているビデオプロセッサ(以下VPと略す)8と、内視鏡2を接続するケーブル86について説明する。
【0045】
図11の断面図に示すごとく、外装パネル41に形成した凹部にはポケット部87を設けた扉88が回転自在に取り付けられ、この扉88に対向する部分の外装パネル41内側にVP8がそのコネクタ受け8aが露出するように内蔵されている。
【0046】
このコネクタ受け8aにはケーブル86の一端に設けたコネクタ86aが着脱自在で接続され、このケーブル86の他端には例えばコネクタ受け8aと同じ構造のコネクタ受け86bが設けてあり、このコネクタ受け86bに内視鏡2の信号コネクタを着脱自在で接続することができる。
【0047】
通常は図11のように外装パネル41に設けた扉88の内側に隠された構造でケーブル86及びコネクタ受け86bは収納されている。そして、内視鏡2に接続する時のみ、ポケット部87から引き出し、接続することができる。
【0048】
このような構造にして、VP8のコネクタ受け8a及びケーブル86が外観部に直接露出していない為、汚れにくくできるし、外観上もすっきりして見える等の利点がある。
【0049】
次にナースユニット12について説明する。ナースユニット12の上面の外装部を形成する作業テーブル16には、図12に示す処置具保管用及び処置具運搬用の機能を備えた処置具トレイ90を着脱自在で収納する処置具トレイ収納部を構成する凹部91が設けてある。この処置具トレイ90の部品図を図13に示す。処置具トレイ90はトレイ本体91と取手92から構成されている。
【0050】
図12は処置具トレイ90を凹部91に収納した時の断面図を示す。処置具トレイ90は凹部91に着脱自在である。処置具トレイ90内には減菌袋93に入った処置具94が図のごとく収納できる構造にしている。ナースユニット12に配置した為、ナースの手の届く範囲にあり、処置具の取り出しが早く行える。また、袋93ごと収納できる為、常に処置具94を清潔な状態で保管できる。
【0051】
処置具トレイ90内の処置具94を使いきった後は、処置具保管室まで処置具トレイ90を持って行き、補充して持って帰って来る運搬容器としてもこの処置具トレイ90を使用できる。
【0052】
次に手術用グローブ(或いは検査用グローブ)を収納するグローブケース13の内部について説明する。
図14に示す様にナースユニット12にはグローブケース13の箱形の形状に対応した形状の凹部が形成され、この凹部にグローブケース13を収納でき、かつ収納されたグローブケース13はスライドレール95にガイドされて前に引き出せる構造となっている。
【0053】
図15に示す様に押さえ皿96を矢印のごとく、後ろに下げてグローブボックス97をグローブケース13内に入れ固定することができる。グローブボックス97に収納されたグローブは、このグローブボックス97の開口97a及びこの開口97aに対向する位置に設けたグローブケース13の開口98より引き出して使用することができる。グローブケース13にはグローブボックス97の収納部を複数設けてあるので、グローブボックス97の替りにティッシュボックスを入れても、開口98からティッシュを引き出して使用することができる。
【0054】
押さえ皿96の詳細図を図16に示す。押さえ皿96は摺動軸101にネジ102で固定されている。押さえ皿96はバネ104によってa方向に常に付勢されている。グローブボックス97等を入れる時、b方向に押さえ皿96を押し、グローブボックス97を挿入する。
【0055】
挿入されたグローブボックス97はバネ104の弾性力で押さえ皿96とグローブケース13の内側に挟まれ、確実に固定される。摺動軸101はグローブケース13に設けた軸受け105によって回転自在に支持されている。
以上の構造によりグローブボックス97のサイズが変っても対応できる収納固定できる構造となっている。
【0056】
このような構成の1実施例の内視鏡検査装置1ではユニット3の側面及び上面の外装部に内視鏡検査器具及び消耗品の殆ど(従って、大部分の場合を含む)を嵌挿等により着脱自在で収納できる凹部を形成し、凹部に収納することにより略平坦な面となる外装部にしていることが特徴となっている。
【0057】
例えば、ホワイトバラス調整キャップ39は上述したように側面の外装部としての外装パネル41の所定の位置に形成した凹部42a内に嵌挿により着脱自在で収納するようにしているので、内視鏡検査或いは処置などの際に邪魔になることなく収納でき、必要となる場合に、簡単に着脱して使用できる。
【0058】
また、フィルムトレイ30も上面の外装部を形成する作業テーブル16におけるカメラ収納部31の周囲に形成した凹部で形成できるようにしているので、フィルムが作業テーブル16上に散在することなく、かつカメラ収納部31の付近のフィルムトレイ30内に収納或いは載置できるのでフィルムの交換等も簡単にできる。
【0059】
また、処置具トレイ90も作業テーブル16におけるナースが立って作業し易い位置に設けた凹部91に収納できるようにしているので、処置具を術者に渡したり、使用済みの処置具を処置具トレイ90に戻す等の作業を円滑に行うことができる。
【0060】
また、検査用グローブなどの消耗品もナースが立って作業し易い位置に凹部を形成してグローブケース13を着脱自在で収納する凹部を形成し、グローブケース13に設けた開口からグローブとかティッシュなどを引き出す操作で簡単に使用することができ、作業テーブル16上に乗せた場合よりは作業性を向上できるし、清潔に保てる。
【0061】
この他、送水用タンクとか吸引チューブ等も凹部或いは溝47内に収納しているので、作業性を向上できるし、溝47内に引っ込んで収納されているので作業している最中等においても(突出している場合のように衣服或いはグローブが引っかかる等を解消できるし、清潔に保持されるべき部分が汚染される可能性もより確実に解消できる、つまり)より清潔に保持することが可能になる。
【0062】
このように1実施例では内視鏡検査に使用する内視鏡検査器具及び消耗品の大部分をユニットの外装部に形成した凹部に着脱自在に収納しているので、検査或いは処置等を行う場合に(突出していることのため)邪魔になることなく行うことができると共に、各検査器具等は所定の収納場所に整頓されて収納できるので、円滑な処置とか作業を行うことが可能になる。
なお、上述した実施例を部分的等で組み合わせても良い。
【0063】
[付記]
(1)前記内視鏡検査器具及び消耗品は、ホワイトバランス調整治具、送水用タンク、送水用チューブ、吸引用チューブ、チューブ取付具、処置具運搬,保管用トレイ、検査記録用フィルム保管トレイ、検査用グローブのいずれかである請求項1記載の内視鏡検査装置。
【0064】
(2)前記チューブ取付具にはチューブを保持する溝が複数設けられている付記1記載の内視鏡検査装置。
【0065】
(3)前記記録用フィルム保管トレイはユニットのカメラ取付部またはその近傍に設けた付記1記載の内視鏡検査装置。
【0066】
(4)前記記録用フィルム保管トレイは、カメラ取付用開口の周囲には水密用部材を介在させた付記1記載の内視鏡検査装置。
【0067】
(5)前記内視鏡検査器具及び消耗品は、前記凹部周囲の外装部の面より殆ど突出しないように前記凹部内に収納される付記1記載の内視鏡検査装置。
【0068】
(6)前記凹部は収納される内視鏡検査器具及び消耗品の形状に応じた凹部形状である付記1記載の内視鏡検査装置。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、検査或いは処置等を行う場合に邪魔になることなく行うことができると共に、各検査器具等は所定の収納場所に整頓されて収納できるので、円滑な処置とか作業を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の内視鏡検査装置の正面側の外観図。
【図2】図1の裏面側の外観図。
【図3】操作部の構造を示す断面図。
【図4】フィルムトレイ、カメラ収納部の断面図。
【図5】フィルムトレイ、カメラ収納部の断面及び背面図。
【図6】キャップ取付部の上面及びC−C線断面図。
【図7】チューブを固定するチューブクリップ、クリップ固定台等を示す図。
【図8】外装パネルを示す斜視図。
【図9】図8のD−D線断面図。
【図10】モールの取付部の断面図。
【図11】ビデオプロセッサ収納部付近の構造を示す断面図。
【図12】処置具トレイ収納部の構造を示す断面図。
【図13】処置具トレイの部品図。
【図14】ナースユニットにおけるグローブケース付近を示す斜視図。
【図15】グローブケースの構造を示す斜視図。
【図16】押さえ皿を示す断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡検査装置
2…内視鏡
3…ユニット(装置本体)
4…挿入部
11…ドクタユニット
12…ナースユニット
13…グローブケース
14…引き出し14
15…ゴミ箱
16…作業テーブル
17…操作部
31…カメラ収納部
30…フィルムトレイ
39…ホワイトバランス調整キャップ
40…キャップ取付部
41…外装パネル
46…チューブ
47…(凹部或いは)溝
48…送水タンク
71…上モール
87…ポケット部
88…扉
90…処置具トレイ
91…凹部

Claims (5)

  1. 内視鏡検査に使用する複数の周辺装置を収納可能な内視鏡検査装置において、
    内視鏡を接続可能にすると共に、当該内視鏡を用いた検査に使用する少なくとも一つの内視鏡検査器具を収納するメインユニットと、
    前記メインユニットの一つの面に配設された、内視鏡検査画像記録用カメラを収納可能とするカメラ収納部と、
    前記カメラ収納部の周囲に配設されたフィルム保管トレイと、
    を具備したことを特徴とする内視鏡検査装置。
  2. 前記カメラ収納部は中空円柱状の凹部形状を呈し、また、前記フィルム保管トレイは当該カメラ収納部の凹部外縁部に配されたリング状の凹部形状を呈することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡検査装置。
  3. 内視鏡検査に使用する複数の周辺装置を収納可能な内視鏡検査装置において、
    内視鏡を接続可能にすると共に、当該内視鏡を用いた検査に使用する少なくとも一つの内視鏡検査器具を収納するメインユニットと、
    前記メインユニットの一側面に配設された、ホワイトバランス調整キャップを収納可能とするキャップ取付部と、
    を具備し、
    前記キャップ取付部は、前記ホワイトバランス調整キャップを着脱自在に装着可能とする凹部であり、当該凹部に前記ホワイトバランス調整キャップを外力なしでは離脱しないようにする係合部材を備えたことを特徴とする内視鏡検査装置。
  4. 内視鏡検査に使用する複数の周辺装置を収納可能な内視鏡検査装置において、
    内視鏡を接続可能にすると共に、当該内視鏡を用いた検査に使用する少なくとも一つの内視鏡検査器具を収納するメインユニットと、
    前記メインユニットの一側面に配設された、ホワイトバランス調整キャップを収納可能とするキャップ取付部と、
    を具備し、
    前記キャップ取付部は、前記ホワイトバランス調整キャップを着脱自在に装着可能とする凹部であり、前記ホワイトバランス調整キャップが該凹部に装着された際、当該ホワイトバランス調整キャップの露出面は当該メインユニット一側面に対して略平坦面を形成することを特徴とする内視鏡検査装置。
  5. 前記キャップ取付部は、前記内視鏡検査装置において、前記複数の周辺装置を制御するための操作部を操作する操作位置から操作可能な面に設けられていることを特徴とする請求項3または4に記載の内視鏡検査装置。
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