JP3590064B2 - 再帰反射性コーナキューブ物品とその製作方法 - Google Patents

再帰反射性コーナキューブ物品とその製作方法 Download PDF

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Description

発明の分野
本発明は、プリズム式の再帰反射性素子を有する再帰反射性物品及びその製作方法に関する。
背景
多数のタイプの再帰反射性物品が知られているが、その中で、コーナキューブとして一般に知られている1以上の幾何学的構造体体部分を組込んだプリズム式デザインを有するものがある。コーナキューブ型反射性素子を採用した再帰反射性シーティング(板体)は周知である。コーナキューブ型反射性素子は、1つのコーナにおいて互いに略直角に会合する3つの側面を有する三面体構造である。光線は通常、キューブ面において全反射又は反射性被覆により反射される。再帰反射性コーナキューブ素子群を備えた直接工作型アレイ(列体)物品の製作は、多くの非効率性及び制約を有している。有効開口度(%)、自由度及び製造容易性は、これらの制約によって悪影響を受け、性能に対する全体の製作コストは、後述する新規な物品及び製作方法に比べて高くなる傾向がある。本発明の複合構造型アレイ物品は、特定の要求に応じて高度に調整可能なコーナキューブ素子デザインの、優れた製造上の自由度を有する製作を可能にする。
発明の要旨
本発明は、基平面に配置される基面と該基面の反対側の構造体表面とを有する基体を具備し、該構造体表面が、少なくとも2種類の交差した溝セットによって該基体に形成される複数のコーナキューブ素子のアレイを有するコーナキューブ物品において、少なくとも1本の溝の少なくとも1つの側面は、コーナキューブ素子の表面ではない第1部分であって、前記基平面に対し第1角度をなして溝頂点から延びる第1部分と、コーナキューブ素子の表面である第2部分であって、前記基平面に対し前記第1部分のなす前記第1角度よりも実質的に小さい第2角度をなして該第1部分から延びる第2部分とを有すること、を特徴とするコーナキューブ物品を提供する。
本発明はまた、基平面に配置される基面と該基面の反対側の構造体表面とを有する基体を具備し、該構造体表面が、少なくとも2種類の交差した溝セットによって該基体に形成される複数のコーナキューブ素子の第1アレイと、少なくとも2種類の交差した溝セットによって該基体に形成される複数のコーナキューブ素子の第2アレイとを有し、該第2アレイが該第1アレイとは異なる方向性を有して該基体に配置される複合コーナキューブ物品において、前記第1アレイにおける少なくとも1本の溝の少なくとも1つの側面は、コーナキューブ素子の表面ではない第1部分であって、前記基平面に対し第1角度をなして溝頂点から延びる第1部分と、コーナキューブ素子の表面である第2部分であって、前記基平面に対し前記第1部分のなす前記第1角度よりも実質的に小さい第2角度をなして該第1部分から延びる第2部分とを有すること、を特徴とする複合コーナキューブ物品を提供する。
本発明はまた、コーナキューブ物品を製作する方法であって、工作可能な基体を準備するステップと、少なくとも2種類の交差する溝セットを前記基体に工作して、前記基体の一表面に複数のコーナキューブ素子のアレイを形成するステップとを具備し、該溝セット工作ステップは、少なくとも1種類の溝セットにおける少なくとも1本の溝に追加溝を工作して、コーナキューブ素子の表面ではなく基平面に対し第1角度をなして溝頂点から延びる第1部分と、コーナキューブ素子の表面であり前記基平面に対し前記第1部分のなす前記第1角度よりも実質的に小さい第2角度をなして該第1部分から延びる第2部分とを有する複合コーナキューブ素子側面を一側に有する最終溝を形成するステップを具備すること、を特徴とするコーナキューブ物品製作方法を提供する。
本発明はまた、コーナキューブ物品を製作する方法であって、反射性表面を形成するのに適した材料からなる工作可能な基体を準備するステップと、平行な最終溝群からなる少なくとも2種類の溝セットを前記基体に直接に工作することにより、複数のコーナキューブ素子を有する複数の幾何学的構造体体を作製するステップとを具備し、該溝工作ステップが、光学部分と非光学部分との双方を有する少なくとも1つの幾何学的構造体面を形成するものであって、該光学部分と該非光学部分とを、該幾何学的構造体面を形成する溝の軸線に平行な軸線に沿って交差させるように構成されること、を特徴とするコーナキューブ物品製作方法を提供する。
本発明はまた、コーナキューブ物品を製作する方法であって、第1面を備え、該第1面に、ピークで相互連結される互いに略直交する3つの側面を各々に有する複数のコーナキューブ素子が形成される基体を準備するステップと、少なくとも1つの前記コーナキューブ素子における1つの前記側面の少なくとも一部分を除去して、該少なくとも1つのコーナキューブ素子の前記ピークの高さを低減するステップとを具備すること、を特徴とするコーナキューブ物品製作方法を提供する。
本発明はまた、互いに直交する3つの側面を各々に有する複数のコーナキューブ素子を具備するコーナキューブ物品を製作する方法であって、第1面を有する基体を準備するステップと、少なくとも2つの溝面を有する第1の溝セットを、該第1の溝セットが少なくとも1つの前記コーナキューブ素子における1つの前記側面を形成するように、前記基体の前記第1面に設けるステップと、少なくとも2つの溝面を有する第2の溝セットであって、前記第1の溝セットに交差する第2の溝セットを、該第2の溝セットが少なくとも1つの前記コーナキューブ素子における他の1つの前記側面を形成するように、前記基体の前記第1面に設けるステップと、少なくとも2つの溝面を有する第3の溝セットであって、前記第1及び第2の溝セットに交差する第3の溝セットを、該第3の溝セットが少なくとも1つの前記コーナキューブ素子における他の1つの前記側面を形成するように、前記基体の前記第1面に設けるステップと、前記第1、第2及び第3の溝セットの少なくとも1つに、少なくとも3つの溝面を有する複数の溝を設けるステップとを具備すること、を特徴とするコーナキューブ物品製作方法を提供する。
本発明はまた、上記した種々の方法によって製作されるコーナキューブ物品を提供する。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の一実施形態による3種類の溝セットを有する直接工作型の再帰反射性コーナキューブ素子アレイ物品の平面図である。
図2は、図1の線2−2に沿った断面図である。
図3は、図1及び図2に示すアレイ物品の幾つかの有効開口を示す平面図である。
図4は、3゜の逃げ角を有する本発明の一実施形態による複合溝セットを有する直接工作型のアレイ物品の平面図である。
図5は、図4の線5−5に沿った断面図である。
図6は、図4に示すアレイ物品の幾つかの有効開口を示す平面図である。
図7は、本発明の一実施形態による直接工作型の再帰反射性コーナキューブ素子アレイ物品の平面図である。
図8は、図7の線8−8に沿った断面図である。
図9は、図7及び図8に示すアレイ物品の幾つかの有効開口を示す平面図である。
図10は、本発明の一実施形態による直接工作型の傾斜型再帰反射性コーナキューブ素子アレイ物品の平面図である。
図11は、図10に示すアレイ物品のゼロ入射角における幾つかの有効開口を示す平面図である。
図12は、図1、図4及び図7に示すアレイ物品における有効開口度と入射角との関係を示すグラフである。
図13は、図7及び図10に示すアレイ物品における有効開口度と入射角との関係を示すグラフである。
図14は、シール媒体の使用を示す断面図である。
図15は、分離面を有する再帰反射性コーナキューブ素子アレイ物品を示す断面図である。
図16は、直接工作型アレイ物品の溝切り用の工作工具の説明図である。
図17は、幾つかのアレイ領域を備えた本発明の一実施形態による合成アレイ物品の平面図である。
実施形態の詳細な説明
本発明は、反射性表面を形成するのに適した材料からなる工作可能な基体を準備するステップと、この基体に少なくとも2種類の平行溝セットを直接工作することによってコーナキューブ素子群を含む複数の幾何学的構造体を基体に作るステップとを含んで成る、コーナキューブ物品の製作方法を提供する。直接工作により、光学部分と非光学部分とを有する少なくとも1つの幾何学的構造体側面が形成される。
本発明はさらに、複数の初期溝セットの工作によりコーナキューブ素子群を含む複数の幾何学的構造体が形成されている工作可能な基体を準備するステップと、少なくとも1種類の溝セットに少なくとも1本の追加溝を直接工作することによって少なくとも1つの幾何学的構造体の高さを調節するステップとを含んで成る、コーナキューブ物品の製作方法を提供する。
本発明はさらに、複数の溝セットの工作によりコーナキューブ素子群を含む複数の幾何学的構造体が形成されている直接工作可能な基体を準備するステップと、少なくとも2種類の溝セットの各々に基体上で部分的に重複している経路に沿って溝深さの異なる少なくとも1本の溝を工作することによって最終の溝を形成するステップとを含んで成る、コーナキューブ物品の製作方法を提供する。
本発明はさらに、コーナキューブ素子群を含む複数の幾何学的構造体が工作されている直接工作基体のレプリカである再帰反射性コーナキューブ物品を提供する。少なくとも1つの幾何学的構造体は、少なくとも1種類の溝セットに少なくとも1本の追加溝を直接工作することによって、高さが調節されている。
本発明はさらに、コーナキューブ素子群を含む複数の幾何学的構造体が工作されている直接工作基体のレプリカである再帰反射性コーナキューブ物品を提供する。各幾何学的構造体は、基体上の少なくとも2種類の最終平行溝セットの各々における少なくとも1本の溝によって境界付けされており、少なくとも1つの幾何学的構造体が、光学部分と非光学部分との両方を有する側面を備えている。
本発明はさらに、再帰反射性コーナキューブ素子群を含む幾何学的構造体の複数の領域を備えた再帰反射性コーナキューブ素子合成シーティングを提供する。各領域は、複数の初期溝セットの工作によりコーナキューブ素子群を含む複数の幾何学的構造体が形成されている直接工作基体のレプリカを含んで成る。この合成シーティングは、少なくとも1種類の溝セットに少なくとも1本の追加溝を直接工作することによって形成されたコーナキューブ素子群を含む高さ調節された幾何学的構造体を有する少なくとも1つの領域を備える。
本発明はさらに、再帰反射性コーナキューブ素子群を含む幾何学的構造体の複数の領域を備えた再帰反射性コーナキューブ素子合成シーティングを提供する。各領域は、複数のコーナキューブ素子が複数の溝セットにおける複数の溝によって境界付けされている直接工作基体のレプリカを含んで成る。この合成シーティングは、光学部分と非光学部分との両方を含む少なくとも1つの幾何学的構造体側面を有する少なくとも1つの領域を備える。
再帰反射性コーナキューブ素子のマイクロキューブアレイ(列体)物品の製作は、ピン束ね(pin bundling)法及び直接工作(direct machining)法を含む種々の工法によって作られたモールド(型)を用いて実施される。ピン束ね法を用いて作られるモールドは、再帰反射性コーナキューブ素子の特徴的形態に形成された端部を各々に有する別個のピンを、一体的に組合せることによって作られる。ピン束ね法の事例は、米国特許第3,926,402号(Heenan他)、英国特許第423,464号及び同第441,319号(Leray)に記載されている。
直接工作法は、より一般的なものとして知られており、基体の所要箇所を切削して、相互交差によりコーナキューブ素子を構成する溝群のパターンを作製するステップを有する。この溝付き基体はマスターと称され、このマスターから、一連の刻印複製物すなわちレプリカを作製できる。場合によっては、マスターは再帰反射性物品として有用であるが、より一般的には、作製される多数のレプリカを再帰反射性物品として使用する。直接工作法は、小寸のマイクロキューブアレイを有するマスターモールドを製作するための優れた方法である。マイクロキューブアレイ物品は、向上した可撓性を備えた薄いレプリカアレイ物品を作るのに特に有益である。マイクロキューブアレイ物品は、連続プロセスによる製造を容易にする。大寸のアレイ物品を製作するプロセスも、直接工作法を用いることにより、他の方法を用いるよりは容易になる。直接工作法の例は、米国特許第4,588,258号(Hoopman)及び米国特許第3,712,706号(Stamm)に示されている。これら特許はいずれも、両面に切削面を有する溝切削用の工作工具の一回又は複数回のパスによって基体にコーナキューブ光学面を形成することを開示している。2種類の溝セットのみに係る直接工作法の一例は、米国特許第4,895,428号(Nelson他)に示されている。
図1は、各溝セットが複数の重複しない平行溝を含む少なくとも3種類の溝セットを用いることによって、直接工作可能な基体13から製作された再帰反射性コーナキューブ素子アレイ物品12の一実施形態を示している。好ましくは、それぞれが等間隔の平行な二次溝群14、16から成る2つの二次溝セットは、互いに非平行の関係に配置され、等間隔の平行な一次溝群20から成る一次溝セットは、二次溝同士の複数の交差点22の中間に位置している。或いは溝間隔を、等間隔ではなく多様な間隔にすることもできる。図1に示す実施形態では、再帰反射性コーナキューブ素子を含む複数の隆起した不連続な幾何学的構造体が形成される。この図において、2種類の溝セットにおける溝の交差点は、第3の溝セットにおける少なくとも1本の溝とは重ならない。さらに、2種類の溝セットにおける溝の交差点と第3の溝セットにおける少なくとも1本の溝との間隔は、好ましくは約0.01mmより大きい。これらの幾何学的構造の全ては、コーナキューブ素子24、26、30に共通している。図1は、一様な切削深さの一次溝及び二次溝から形成されたコーナキューブ素子群を有する複合構造アレイ物品を示している。溝同士は60゜の挟角で交差する。
図2は、図1の線2−2に沿った断面図である。図2は、コーナキューブ素子24、26、30に対応するキューブピーク34、36、38の高さの相違を示している。キューブピーク38は、他の全ての面に対して、直接工作基体の最高点を表している。さらに、図1及び図2に示す構造は、このタイプのアレイ物品の工作処理中に困難性を生じる垂直面41を形成する。垂直面は、このようなアレイ物品の複製中に、対応する面を互いに係留するように作用するので、労力の不効率、材料の浪費及び製作の遅延をもたらす。
これらのアレイ物品では、光学性能は便宜的に、有効領域すなわち有効開口(active aperture)を構成する実際に再帰反射性のある表面領域の割合によって規定される。有効開口の割合は、傾き量、屈折率及び入射角の関数として変化する。図1及び図2に示すアレイ物品の構造は、図3に模式的に示されるように、例外的な91%の有効開口度を示す。図3は、複合型の有効開口の寸法を示しており、これは上述の幾何学的構造体と製作方法を用いたときに得られる。具体的には、異なる寸法の開口47、49、53は、密接配置で混成されており、図1に示す異なるタイプの再帰反射性コーナキューブ素子24、26、30に対応している。アレイ物品12は、光電センサ、交通制御材料、方向反射器及び再帰反射性マーキング等の、ゼロ或又は低入射角度での高い輝度が要求される用途において特に有用である。
図4は、図1に関連して説明したものと同様に、複合溝セットを用いて形成された再帰反射性コーナキューブ素子アレイ物品56を示している。アレイ物品56は、3゜の逃げ角で溝94、95、96の各々を工作することによって形成される。図5に示すように、この逃げ角は、図2に示す面41と比較して、面62の方向性が垂直からやや外れる結果をもたらす。面62の垂直からやや外れる方向性は、製作の容易性を高め、且つアレイ物品56の複製を著しく改善する。
逃げ角の適用はさらに、このようなアレイ物品に対応した有効開口度の減小をもたらす。図6に示すように、アレイ物品56は、寸法及び形状の異なる複式の開口47、79、83を備える。図3と同様に、図6に示す開口も密接配置され、それにより低入射角において比較的高い輝度を与える。しかし、アレイ物品56の最大有効開口度は、特定の光学領域を消滅させる逃げ角の適用により、僅かに約84%に低減されるに過ぎない。逃げ角度の増大は、製作と複製の容易性を高めるために利用され得るが、それと共に最大有効開口度をさらに低減させることになる。充分大きな逃げ角度は、アレイ内の相対的に高位の構造体を低くする。しかし、その結果の三面角構造は、最早やコーナキューブ再帰反射性素子ではない。
図7は、複数の二次溝及び一次溝を備えたアレイ物品12及びアレイ物品56と同様に製作された、他の実施形態による再帰反射性コーナキューブ素子アレイ物品88を示している。工作工具の一回又は複数回のパスにより、コーナキューブ素子光学面を含み得る幾何学的構造体の側面を形成する溝の形状が与えられる。最終の溝は、全ての幾何学的構造体の側面を形成するものであって、1本以上有ればよい。直接工作されたアレイ物品88は、これに形成された少なくとも1つの構造体の高さをさらに調節することを除き、アレイ物品56を実質的同様に形成される。これは、幾つかの異なる可能な方法の1つにより達成される。一実施形態は、複数の溝セットを工作し、それによってコーナキューブ素子を含む複数の幾何学的構造体を作製すること、及び基体の重複した或いは部分的に一部重複した経路に沿っているが異なる溝深さに、少なくとも2種類の溝セットの各々における少なくとも1本の溝を工作することを含んで成る。他の実施形態は、基体に少なくとも2種類の平行溝セットを直接工作して、当該溝工作が、光学部分と非光学部分の両方を有する少なくとも1つの幾何学的構造体側面を備えた最終の溝を形成するようにすることによって、コーナキューブ素子を含む幾何学的構造体を作ることを含んで成る。これに関連していえば、「光学部分」とは特定の入射角において現実に再帰反射性を示す面を称すものである。好ましくはこれらの部分は、幾何学的構造体側面を形成する軸の軸線に平行な軸線に沿って交差している。これは、最終溝を形成する新規の工作工具を用い、2種類の溝セットのみを用いて最終溝を形成するか、又は2種類より多い溝セットを単に用いるだけで以下に説明するように最終溝を形成することによって達成される。
例えば、図5に示す形態から、図8に部分的に示されている一次溝94が基体13に工作される。次いで、その後の処理工程で、その後の溝96を形成するための適宜の工作工具は、一次溝の経路に少なくとも一部重複するか又は一次溝94に実質的に平行な態様で、コーナキューブ素子76(図5)の高さを低下させるに充分な深さではあるが、素子24、77等の他の先に形成したコナーキューブ素子の光学面を切削する深さではない深さで、基体上を移動する。その後の溝セットを含む当該後続処理工程では、溝96が溝94と一部重複状態で形成される。溝96は既設溝94の一側に基体面を削成することによってのみ形成されがちである。溝96の挟角は如何なる値のものでもよいが、それは好ましく隣りのコーナキューブ素子の面を削成するべきではない。この結果として、溝に沿った幾何学的構造体の最終面を形成する工作作業の産物である。図8の側面視で示される最終溝957が得られる。類似の追加的工作作業は二次溝セットに沿って面に対して実行される得る。図8に示すように図5にコーナキューブ素子76として描かれてそして今やピーク101を有するコーナキューブ素子99をとして新規な形状に示されているコーナキューブ素子の高さH1は、コーナキューブ素子76の高さH2より低い。最終の溝97は、光学部分と非光学部分の両方を有する少なくとも1つの幾何学的構造体側面98、すなわちコーナキューブを形成する実質的に直交する3面の1つではない面を形成する。
コーナキューブ素子の少なくとも1つの高さの直接工作法を用いた調節は、実質的プロセス利益を与え、且つ機械的及び光学的性能を改良する。相対的に低い高度は、複製プロセスに際しマスターアレイからレプリカを容易に分離させることを可能にする。事実、複製の品質も高さを減じられた薄いアレイに対し大きく改良される。高さの低減も、一般に図1〜図6に関して説明されたものよりも全体的に薄い構成のアレイ物品88をもたらす。これは製作、処理及び取扱いの容易性を高める。それに加えて、既知のアレイを越える実質的利益を有する薄いアレイは、ぼかし効果を減じるためにも有利である。ぼかし効果は、光が通る非常に長い(例えば高い)構造のチャンネル効果により、アレイの光再帰反射性表面に対する光量を低減させるものである。
上述の新規の切削法を用いて高さを調節することの利点は、その結果のアレイ物品、特に非ゼロ入射角を用いるアレイ物品の有効開口度を増大させることにある。これらのアレイ物品は約91%の最大値までの有効開口度を呈し得る。もっとも、これらの新規切削法を用いると、少なくとも約7%或いはそれ以上の有効開口度に維持することができる。図9は、アレイ物品88のゼロ入射角において見える有効開口を示している。アレイ物品88の有効開口度は、寸法及び形状の異なる複合開口47、79、106によって表現される。これらの開口は、コーナキューブ素子24、77、99に対応する。アレイ物品88は、多種多様の用途で使用できるし、特には高輝度と改良された機械的自由度とを要求する用途で有用である。
コーナキューブ素子マスターアレイ物品の多数複製(multigenerational replication)は、垂直面も深い溝や高い幾何学的構造体もないアレイ物品を使用することにより大きく改良される。相対的に低い構造は、マスターからの複製物を光学面を傷付けずに分離させる作業を単純化する。また相対的に低い構造は、複製物とマスターとの間の機械的相互係留力を低下させることになる。さらに、相対的に低い構造は、複製物とマスターとの間にバブルが捕捉される傾向を弱め、同じ材料の相対的に高い構造よりも相対的に低い温度で処理され得るし、そして相対的に高いスピード処理に対し適応性がある。最高位のものといえる構造は、コーナキューブ素子或いはその他の幾何学的構造体のいずれかであり得るし、処理の際の実質的利益は最高位の構造の高さが少なくともその次の順位で最高位となるべき構造の高さ程度に低下させられたときに生まれることが認知される。これは勿論、複数の幾何学的構造体が1つ又は異なる複数の幾何学的構造体を包含することができることを認めるものである。
アレイ物品12、アレイ物品56及びアレイ物品88は、基平面110に直角な個別の対称軸を有する非傾斜キューブを含んで成るコーナキューブ素子再帰反射性アレイ物品の事例である。対称軸は、素子の面によって規定される挟角、すなわち二面角の三等分線である中心軸或いは光学軸である。ある種の用途では、コーナキューブ再帰反射性素子の対象軸を、基平面に対し直角ではない方位に傾けることは有益である。その結果の傾斜コーナキューブ素子は、入射角の異なる範囲に亘って再帰反射するアレイ物品を生み出す。図10は、各々が入角58.5゜、58.5゜、63゜で交差する一次溝及び二次溝から形成されている複数のコーナキューブ素子を含んで成る傾斜コーナキューブ素子アレイ物品116を示している。一次溝118の各々と二次溝117、119の各々とは、均等に離間していて、3゜の逃げ角を有している。アレイ物品116は、アレイ物品88の利点の全てを有しているが、非ゼロ入射角でピーク輝度も呈する。これは、非ゼロ入射角が最も多く起きがちなハイウエイ標識等の用途で特に有用である。一次溝118は、二次溝交差点120の間の中心に位置している。
図11は、ゼロ入射角での有効開口度を示している。アレイ物品116は、再帰反射性コーナキューブ素子131、133、137に対応する異形且つ異寸法の複合有効開口122、125、129を備える。図11は、アレイ物品116の傾きによって生起される非有効領域141の寸法によって示されるように、0゜の入射角で有効開口度が低下することを表している。
図12は、屈折率1.59及び入射角0゜±20゜の場合の非傾斜アレイ物品における、有効開口度と入射角との関係を示している。曲線151は、米国特許第3,712,706号(Stamm)に開示されているように、従来の60゜、60゜、60゜形式のアレイ物品における有効開口度を表している。曲線153は、図1の60゜、60゜、60゜対称形式のアレイ物品における有効開口度を表わしている。曲線155は、図7の60゜、60゜、60゜形式で高度調節した3゜の逃げ角を有するアレイ物品88における有効開口度を表し、曲線159は、図4の60゜、60゜、60゜形式で高度調節しない3゜の逃げ角を有するアレイ物品56における有効開口度を表している。
図12は、曲線153によって示される約91%の最大有効開口度を有する高輝度アレイ物品を示しており、この開口度は、逃げ角のない溝で形成されているアレイ物品において達成される。逃げ角のあるアレイ物品は、加工性を向上させるが、これも曲線159で描かれているように有効開口度を比較的に低減させるものである。有効開口度のこの低減は、アレイ物品における最高位構造に高さ調節することを行うことなく逃げ角を適用することから引き起こされる。これらの製作技術は、上述のアレイ物品において、約−15゜〜約20゜の範囲の入射角の場合に有効開口度の顕著な増大を可能にする。アレイ物品内の最高位構造の高さを低下させる追加の処理は、ゼロ度を含む広範囲の逃げ角を有するアレイ物品に対して使用され得る。
図13は、1.59の屈折率を有するアレイ物品における有効開口度と入射角との関係を示している。曲線155は、図7に示す60゜、60゜、60゜形式で非対称な3゜の逃げ角を有するアレイ物品88の場合の有効開口度を表している。このアレイ物品は、高さ調節された溝セットか、又は制御された切込み深さの溝セットのいずれかを含み、これらはいずれも少なくとも1つの光学部分と少なくとも1つの非光学部分とを有する新規な幾何学的構造体側面を生み出す。曲線163は、図10に示すアレイ物品に対応した、溝によって形成された58゜、58.5゜、63゜の挟角を有する再帰反射性コーナキューブ素子を備えた傾斜アレイ物品における有効開口度を表している。図13に示すように、曲線163は、曲線155が非ゼロ入射角でピーク輝度を達成することを除き、この曲線155と実質的に同じ特徴を有している。両曲線155,163は、基体の平面上にある軸線に関して回転したときに非対称の入射角特性を呈する。他の傾斜角度は、ピーク有効開口度と関連している入射角特性を制御するために有利に適用される。
再帰反射性シーティングにおける全光再帰性は、有効開口度(%)と再帰反射光線強度との関係によって左右される。キューブ形状、入射角及び屈折率の組合せによっては、有効開口度(%)が比較的高い場合にも、光強度の著しい低減により全光再帰性が低下することがある。一例として、再帰反射光線の全反射に依存している再帰反射コーナキューブ素子アレイ物品が挙げられる。光強度は、全反射のための臨界角を1つのキューブ面で越えた場合に、実質的に低減する。このような状況に対しては、金属被覆や他の反射性被覆物をアレイ物品の一部分に施すことを有利に利用できる。例えば、シール媒体に接触するキューブ面を有するアレイ物品の特定部分は、キューブ面が反射性被覆を有しているときに大抵は反射性が向上する。このような部分は、アレイ物品全体であってもよい。
前述したように、直接工作型の再帰反射性コーナキューブ素子物品は、大抵の場合、再帰反射性素子に隣接して性能向上のための空気等の低屈折率材料を維持する目的で、再帰反射性物品に添付されるシール用フィルムを支持するように設計される。従来のアレイ物品においては、この種のシール媒体は一般に、コーナキューブ素子群に直接に接触して配置されるが、この方法は全光再帰性を劣化させる惧れがある。しかし、図14に示すように、シール媒体175は、低位の再帰反射性コーナキューブ素子群(素子24、99等)に接触することなく、したがってそれら低位の素子群の光学的物性を劣化させることなく、アレイ物品の最も高い面上に配置される。この最高位面は、コーナキューブ素子群だけでなく、非再帰反射性の角錐部分、台形部分、柱状部分又は他の構造体によっても形成できる。工作公差や非直交性の意図的誘引に起因した溝の位置やコーナキューブ素子の挟角の僅かな非均一性から、高さの微少なバラツキが生じる場合があるが、このようなバラツキは、本発明で教示した高さの差とは関連性が無いものである。シール媒体を使用する場合には、上記した最高位面は、コーナキューブ素子の上方での媒体保持とシーティングの光透過性の増大との両目的で、例えば図15に示す表面191のように成形することができる。シーティングの光透過性は、透明又は部分的透明のシール媒体の使用によって増大され得る。
最高位構造の高さの低下は、特にシール媒体を用いるキューブシーティングの場合に、曲げ剛さに劇的な効果を有していることが認識されている。シーティング厚のゆるやかな低減でさえも剛性に顕著な効果を有している。それはシート曲げの際の曲げ剛さがキューブ肉厚に比例しているためである。例えば肉厚を全体的に20%減じると、曲げ剛さが略50%低下することになる。
図15は、本発明の他の実施形態を示す側面図である。この図は、図14のアレイ物品88の一部分に類似する一方で分離面206を使用しているアレイ物品200を、部分的に示している。幾何学的構造体218、219の側面210、213は、分離面に対する境界縁部221、223を形成する。それら側面は、コーナキューブ及び他の幾何学的構造体におけるコーナキューブ素子光学面及び非光学面を包含し得る。分離面206は、断面視で平坦部分又は湾曲部分を有してもよい。分離面は、上記したアレイ構造を利用した可撓性シーティングを含むシーティングにおいて、光透過性を増大させるために有利に用いることができる。分離面206は、平坦又は湾曲チップを有する工作工具を用いて、或いはアレイマスターのレプリカからさらに材料を除去することによって、形成できる。この構成は、内部照明型の再帰反射性物品に特に有用である。
本発明の再帰反射性の物品ないしシーティングに適した材料は、寸法安定性、耐久性及び耐候性があり、且つ所望形態に容易に複製できる透明材料であることが好ましい。適当な材料の例は、ガラス、アクリル(Rohm and Hass Companyによって製造されたPlexiglasブランドの樹脂のような約1.5の屈折率を有するもの)、ポリカーボネート(約1.57の屈折率を有するもの)、反応性材料(米国特許第4,576,850号、同第4,582,885号及び同第4,668,558号に教示されているようなもの)、ポリエチレン基イオノマー(SURLYNのブランド名でE.I.Dupont de Nemours and Co,Inc.によって市販されているもの等)、ポリエステル、ポリウレタン、及びセルローズアセテートブチレートを包含する。ポリカーボネートは、一般に広範囲の入射角に亘って再帰反射性能を向上させるのに役立つ頑丈さ及び比較的高い屈折率を有するので、特に適している。これらの材料はさらに、染料、着色剤、顔料、UV安定剤、又は他の添加剤を含有することができる。材料が透明性を有することにより、物品ないしシーティングの分離面又は面取り面がそれを通し確実に光を透過させるようになる。
面取り面や分離面を採用することにより、物品の再帰反射性を消滅させることなく、物品全体に亘って局部的な透明部分が形成される。部分的に透明な材料が要求される用途では、物品の低い屈折率が、物品を透過する光の範囲を向上させる。このような用途では、光透過範囲に優れたアクリル(屈折率約1.5)が望ましい。完全再帰反射性が必要な物品では、高屈折率を有する材料が好ましい。このような用途では、約1.5の屈折率を有するポリカーボネート等の材料が、材料の屈折率と空気の屈折率の差を高めて再帰反射性を増大させるために使用される。また、ポリカーボネートは一般に、温度安定性と衝撃抵抗性を有するので好ましい材料となる。
本発明に係る直接工作アレイ物品は、アレイ物品の少なくとも1つの構造体の高さを調節することによって形成されている。上述のように、この種のアレイ物品を製作する技法は、溝工作により光学部分及び非光学部分の両方を有している少なくとも1つの幾何学的構造体側面が形成されるように、少なくとも2種類の平行溝セットを基体に直接工作することによって、コーナキューブ素子を含む複数の幾何学的構造体を作ることを含んで成る。この工作は、最終の溝の少なくとも一方の面に複合側面を形成している複数の異なる幾何学的構造体表面を、同時に切削するための溝切り手段を有する新規な工作工具を用いて達成される。このタイプの工具例は図16に示されているが、この工具230は第1切削面235、第2切削面237及び第3切削面239を有する溝切り手段を含んで成る。この実施形態では、第1切削面235と第2切削面237とは、光学部分及び非光学部分の両方を有する少なくとも1つの幾何学的構造体表面を切削するような形状を有する。
本発明の他の実施形態では、再帰反射光パターンの形状をさらに変形させる物品又は物品のレプリカが作製される。そのような実施形態は、少なくとも1種類の溝セットにおける少なくとも1つの溝側面の角度が、溝側面によって規定されるコーナキューブ素子の他面に対し直交するのに必要な角度とは相違したものである。同様に、少なくとも1種類の溝セットを、互いに異なる少なくとも2つの溝側面角度の繰返しパターンから構成できる。溝切り工具の形状やその他の技術は、少なくとも幾つかのキューブにおいて少なくとも1つのコーナキューブ素子光学面の少なくとも機能上重要な部分が円弧になっているコーナキューブ素子を作製できるように選択される。この円弧面は凹状でも凸状でもよい。円弧面は、1つの溝セットにおける1本の溝によって初期に形成されたものであって、当該溝に実質的平行な方向に見て平坦である。或いは円弧面は、この溝に平行な円筒軸線を有する円筒形でもよいし、この溝に直角な方向に変化する曲率半径を有していてもよい。
合成タイル張り法は、異なる方向性を有するコーナキューブ素子領域群を組合せる技術である。これは例えば、方向性に関係無く大きな入射角で均一な外観を呈するシーティングを提供する目的で、従来型のアレイ物品で使用されている。図17において、合成アレイ物品244は、アレイ物品88の幾つかの領域を備えている。合成アレイ物品は、従来式アレイ、異なる形態を有する高さ調節されたアレイ、又は光学部分と非光学部分との両方を有する少なくとも1つの幾何学的構造体側面を備えたアレイを含む、直接工作コーナキューブ再帰反射性素子アレイの隣接領域を備えることができる。それら領域の寸法は、具体的用途の要件に従って選定される。例えば交通制御用途では、予期される最短視距離で、狙いを定めていない人間の眼によって視覚的に解像されない程に充分に小さい領域群が要求される。それにより、均一な外観を呈する合成アレイ物品が作製される。或いは、側溝マーキングや方向反射器の用途では、必要とされる最大視距離で、狙いを定めていない眼によって容易に解像され得る程に充分に大きい領域群が要求される。
図7のアレイ物品88に類似するアレイ物品を、多様な溝間隔を有するように作製できる。アレイ物品の少なくとも1種類の溝セットにおける溝間隔は、同一の溝セットにおける第1、第2及び第3溝に関して言えば、第1溝とその隣りの第2溝との間の離間距離(L1)が、第2溝とその隣りの第3溝との間の離間距離(L2)とは相違しているように、多様なものとすることができる。
再帰反射性コーナキューブ素子光学アレイ物品における幾何学的構造体の高さを、切込み深さの調節及び追加的な調節溝切り工程の実施のいずれかによって調節するプロセスは、実質的に有益なものとなる。これらの利益は、種々の入射角における有効開口度の向上、アレイの一層の肉薄構成、アレイの処理、複製及び取扱いの改良、アレイの光学性能の改良、アレイの透明性の向上、並びにアレイの可撓性の向上を含む。上記したプロセスは、様々な形状の工作工具によって実施できる。
本発明の範囲及び精神から逸脱することなく、種々の修正及び変形をなし得ることは、当業者にとって明らかであろう。

Claims (8)

  1. 基平面(110)に配置される基面と該基面の反対側の構造体表面とを有する基体(13)を具備し、該構造体表面が、少なくとも2種類の交差した溝セットによって該基体(13)に形成される複数のコーナキューブ素子(24,77,99)のアレイを有するコーナキューブ物品において、
    少なくとも1本の溝(97)の少なくとも1つの側面(98)は、
    コーナキューブ素子の表面ではない第1部分であって、前記基平面(110)に対し第1角度をなして溝頂点から延びる第1部分と、
    コーナキューブ素子の表面である第2部分であって、前記基平面(110)に対し前記第1部分のなす前記第1角度よりも実質的に小さい第2角度をなして該第1部分から延びる第2部分とを有すること、
    を特徴とするコーナキューブ物品。
  2. 2種類の前記溝セット内での溝群の複数の交差点が、第3の溝セットにおける1本の溝から少なくとも0.01mmだけ離れている、請求項1に記載のコーナキューブ物品。
  3. 基平面(110)に配置される基面と該基面の反対側の構造体表面とを有する基体(13)を具備し、該構造体表面が、少なくとも2種類の交差した溝セットによって該基体(13)に形成される複数のコーナキューブ素子の第1アレイと、少なくとも2種類の交差した溝セットによって該基体(13)に形成される複数のコーナキューブ素子の第2アレイとを有し、該第2アレイが該第1アレイとは異なる方向性を有して該基体(13)に配置される複合コーナキューブ物品において、
    前記第1アレイにおける少なくとも1本の溝(97)の少なくとも1つの側面(98)は、
    コーナキューブ素子の表面ではない第1部分であって、前記基平面(110)に対し第1角度をなして溝頂点から延びる第1部分と、
    コーナキューブ素子の表面である第2部分であって、前記基平面(110)に対し前記第1部分のなす前記第1角度よりも実質的に小さい第2角度をなして該第1部分から延びる第2部分とを有すること、
    を特徴とする複合コーナキューブ物品。
  4. コーナキューブ物品を製作する方法であって、
    工作可能な基体(13)を準備するステップと、
    少なくとも2種類の交差する溝セットを前記基体(13)に工作して、前記基体(13)の一表面に複数のコーナキューブ素子(24,77,99)のアレイを形成するステップとを具備し、
    該溝セット工作ステップは、
    少なくとも1種類の溝セットにおける少なくとも1本の溝に追加溝(96)を工作して、コーナキューブ素子の表面ではなく基平面(110)に対し第1角度をなして溝頂点から延びる第1部分と、コーナキューブ素子の表面であり前記基平面(110)に対し前記第1部分のなす前記第1角度よりも実質的に小さい第2角度をなして該第1部分から延びる第2部分とを有する複合コーナキューブ素子側面(98)を一側に有する最終溝(97)を形成するステップを具備すること、
    を特徴とするコーナキューブ物品製作方法。
  5. コーナキューブ物品を製作する方法であって、
    反射性表面を形成するのに適した材料からなる工作可能な基体を準備するステップと、
    平行な最終溝群からなる少なくとも2種類の溝セットを前記基体に直接に工作することにより、複数のコーナキューブ素子を有する複数の幾何学的構造体を作製するステップとを具備し、
    該溝工作ステップが、光学部分と非光学部分との双方を有する少なくとも1つの幾何学的構造体面を形成するものであって、該光学部分と該非光学部分とを、該幾何学的構造体面を形成する溝の軸線に平行な軸線に沿って交差させるように構成されること、
    を特徴とするコーナキューブ物品製作方法。
  6. コーナキューブ物品を製作する方法であって、
    第1面を備え、該第1面に、ピークで相互連結される互いに略直交する3つの側面を各々に有する複数のコーナキューブ素子が形成される基体を準備するステップと、
    少なくとも1つの前記コーナキューブ素子における1つの前記側面の少なくとも一部分を除去して、該少なくとも1つのコーナキューブ素子の前記ピークの高さを低減するステップとを具備すること、
    を特徴とするコーナキューブ物品製作方法。
  7. 互いに直交する3つの側面を各々に有する複数のコーナキューブ素子を具備するコーナキューブ物品を製作する方法であって、
    第1面を有する基体を準備するステップと、
    少なくとも2つの溝面を有する第1の溝セットを、該第1の溝セットが少なくとも1つの前記コーナキューブ素子における1つの前記側面を形成するように、前記基体の前記第1面に設けるステップと、
    少なくとも2つの溝面を有する第2の溝セットであって、前記第1の溝セットに交差する第2の溝セットを、該第2の溝セットが少なくとも1つの前記コーナキューブ素子における他の1つの前記側面を形成するように、前記基体の前記第1面に設けるステップと、
    少なくとも2つの溝面を有する第3の溝セットであって、前記第1及び第2の溝セットに交差する第3の溝セットを、該第3の溝セットが少なくとも1つの前記コーナキューブ素子における他の1つの前記側面を形成するように、前記基体の前記第1面に設けるステップと、
    前記第1、第2及び第3の溝セットの少なくとも1つに、少なくとも3つの溝面を有する複数の溝を設けるステップとを具備すること、
    を特徴とするコーナキューブ物品製作方法。
  8. 請求項4〜7のいずれか1項に記載の方法によって製作されるコーナキューブ物品。
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