JP3589724B2 - 口紅等の収納容器 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は口紅、リップクリーム、スチックアイシャドウ、スチックファンデーション等の棒状製品を収納する口紅等の収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の口紅収納容器はハカマ部材と、このハカマ部材の内底部に下端部が固定された上端部が該ハカマ部材の上端部より上方に突出する軸心方向の切欠部が形成された内筒部材と、この内筒部材の外周部を覆う螺旋溝が形成された螺旋部材と、この螺旋部材の外周部を覆う下端部が前記ハカマ部材内に挿入された外筒部材と、前記内筒部材内に上下移動可能に取付けられた口紅を支持する該内筒部材の切欠部および前記螺旋部材の螺旋溝と係合する係合ピンとで構成されている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】
従来の口紅収納容器は部品点数が多く、組立てに手数がかかるという欠点があるため、螺旋部材の外周部に内壁面に軸心方向の切欠部を形成した筒部材を設けた口紅収納容器も考えられているが、組立てに手数がかかったり、筒部材が抜けやすい等の欠点があった。
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、部品点数が少なく、組立てが容易で楽に行なうことができるとともに、筒部材の抜け脱を確実に防止することができる口紅等の収納容器を提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照し合せて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明はハカマ部材と、このハカマ部材の内底部に嵌合固定される嵌合部、この嵌合部と一体成形された組付け時に先端部が前記ハカマ部材の上端部より上方に突出し、外周部に筒部材収納部を有する上部開口の螺旋溝が形成された螺旋筒および前記嵌合部の上部寄りの外周部に形成された巻き締め用の溝とからなる合成樹脂材製の螺旋部材と、この螺旋部材の外周部を覆い、下端部が前記巻き締め用溝に回動可能に巻き締めされた筒部材本体、この筒部材本体の上端部に形成された前記螺旋部材の上端部を覆うカバー片、前記筒部材本体の内壁面に前記螺旋部材の上端部を除く部位の軸心方向に形成された切欠部とからなる金属材製の筒部材と、前記螺旋部材内に上下移動可能に取付けられた口紅等を支持する該螺旋部材の螺旋溝および前記筒部材の切欠部と係合する係合ピンを有する皿部材とで口紅等の収納容器を構成している。
【0007】
【作用】
上記のように構成された口紅等の収納容器は、皿部材を螺旋部材内に上部開口の螺旋溝内に係合ピンが入り込むように押し込んだ後、螺旋部材の上部より筒部材を押し込み、筒部材の下部を巻き締め用溝に回転可能に巻き締めし、一体化した後、ハカマ部材内に押し込み、螺旋部材の嵌合部を内底部に嵌合固定することができる。
【0008】
【本発明の実施例】
以下、図面に示す実施例により、本発明を詳細に説明する。
【0009】
図1ないし図9の本発明第1の実施例において、1はハカマ部材で、このハカマ部材1は上部が開口されたハカマ部材本体2と、このハカマ部材本体2の上部に嵌合固定された該ハカマ部材本体2の上端部より上方に突出する外周部にキャップ嵌合部3が形成されたキャップ嵌合部材4とで構成されている。
【0010】
5は前記はハカマ部材1の内底部に嵌合固定される合成樹脂材製の螺旋部材で、この螺旋部材5は図3に示すように、前記ハカマ部材1の内底部に嵌合固定される嵌合部6と、この嵌合部6の上端部と一体成形された組立て時に上端部が前記ハカマ部材1の上端部より上方に突出する上部開口の螺旋溝7が形成された外周部に筒部材収納部8を有する螺旋筒9と、前記嵌合部6の上部外周部に形成されたOリング収納溝10および巻き締め用溝11とで構成されている。
【0011】
12は前記Oリング収納溝10内に収納された先端部が外方に突出するOリングである。
【0012】
13は前記螺旋部材5の外周部を覆うように筒部材収納部8に収納されるアルミ材等の金属材製の筒部材で、この筒部材13は図4に示すように、前記螺旋部材5の筒部材収納凹部8に収納され、下端部が前記巻き締め用溝11に回転可能にロール巻き締め14された筒部材本体15と、この筒部材本体15の上端部に形成された前記螺旋部材5の上部を覆うカバー片16と、前記筒部材本体15の内壁面に前記螺旋部材5の上端部を除く部位の軸心方向に形成された少なくとも1個以上、本実施例では6個の切欠部17とで構成されている。
【0013】
18は前記螺旋部材5内に上下移動可能に取付けられた口紅19を支持する皿部材で、この皿部材18は図5に示すように中央部よりも下部寄りの部位に底面が形成された、ガタつくことなくスムーズに上下移動できる長円筒体状の皿部材本体20と、この皿部材本体20の外周部に一体成形された前記螺旋部材5の螺旋溝7および前記筒部材13の切欠部17と係合する係合ピン21とで構成されている。
【0014】
22は前記ハカマ部材1の上端部より突出している部位の筒部材13を覆う、前記キャップ嵌合部材4のキャップ嵌合部3と着脱可能に嵌合するキャップである。
【0015】
上記構成の口紅収納容器23は図6に示すように、螺旋部材5のOリング収納溝10内にOリング12を収納するとともに、上部より係合ピン21を螺旋溝7内に位置させて皿部材18を挿入する。
【0016】
次に螺旋部材5の上端部を図7に示すように、筒部材13の下端部より内部に押し込み、図8に示すように巻き締め用溝11の上部位置をロール巻き締め14し、螺旋部材5に筒部材13を回転可能で抜け止め可能に取付ける。
【0017】
しかる後、このように組付けられたものを図9に示すように、ハカマ部材1内に押し込み、ハカマ部材1の内底部に螺旋部材5の嵌合部6を嵌合固定する。
【0018】
このように組立てられた口紅収納容器23は、ハカマ部材1と筒部材13を回転させ、皿部材18を上方に位置させて皿部材18に口紅19を充填するとともに、従来の口紅収納容器23と同様にハカマ部材1と筒部材13の回動によって口紅19を筒部材13の上端部より出没させることができる。
【0019】
この口紅19の出没操作時には螺旋部材5と筒部材13との間にOリング12が介装されているため、該Oリング12の弾性によって最適な繰出し時の調子をとることができる。
【0020】
【本発明の異なる実施例】
次に図10および図11に示す本発明の異なる実施例につき説明する。なお、この本発明の異なる実施例の説明に当って、前記本発明の第1の実施例と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0021】
図10および図11の本発明の第2の実施例において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点は筒部材13Aで、この筒部材13Aは筒部材本体15の対向する内壁面に2個の切欠部17、17を形成した点で、このように形成された筒部材13Aを用いて口紅収納容器23Aを構成しても、前記本発明の第1の実施例と同様な作用効果が得られる。
【0022】
前記本発明の各実施例では皿部材に口紅を支持させるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、リップクリーム、スチックファンデーション、スチックアイシャドウ等の棒状製品を支持させても同様な作用効果が得られる。
【0023】
【本発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0024】
(1)ハカマ部材と、このハカマ部材の内底部に嵌合固定される嵌合部、この嵌合部と一体成形された組付け時に先端部が前記ハカマ部材の上端部より上方に突出し、外周部に筒部材収納部を有する上部開口の螺旋溝が形成された螺旋筒および前記嵌合部の上部寄りの外周部に形成された巻き締め用の溝とからなる合成樹脂材製の螺旋部材と、この螺旋部材の外周部を覆い、下端部が前記巻き締め用溝に回動可能に巻き締めされた筒部材本体、この筒部材本体の上端部に形成された前記螺旋部材の上端部を覆うカバー片、前記筒部材本体の内壁面に前記螺旋部材の上端部を除く部位の軸心方向に形成された切欠部とからなる金属材製の筒部材と、前記螺旋部材内に上下移動可能に取付けられた口紅等を支持する該螺旋部材の螺旋溝および前記筒部材の切欠部と係合する係合ピンを有する皿部材とで構成しているので、螺旋部材と筒部材とで皿部材を上下移動させることができるとともに、内部が見えたりして見苦しくなるのを確実に防止することができる。
したがって、安価に製造することができる。
【0025】
(2)前記(1)によって、上部開口の螺旋溝が螺旋部材に形成されているので、螺旋部材内に皿部材を上部より容易に挿入することができるとともに、筒部材の下端部を螺旋部材の巻き締め用溝に回転可能に巻き締めされるため、皿部材、螺旋部材、筒部材が一体になり、組立てを容易に楽に行なうことができる。
【0026】
(3)前記(1)によって、構造が簡単で楽に組立てることができる。
【0027】
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、Oリングによって繰出し時の調子をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図。
【図2】本発明の第1の実施例を示す要部拡大断面図。
【図3】螺旋部材の説明図。
【図4】筒部材の説明図。
【図5】皿部材の説明図。
【図6】皿部材を螺旋部材に組付けた状態の説明図。
【図7】螺旋部材に筒部材をセットした状態の説明図。
【図8】筒部材を巻き締めした状態の説明図。
【図9】ハカマ部材の取付け状態の説明図。
【図10】本発明の第2の実施例を示す断面図。
【図11】本発明の第2の実施例の筒部材の説明図。
【符号の説明】
1:ハカマ部材、
2:ハカマ部材本体、
3:キャップ嵌合部、
4:キャップ嵌合部材、
5:螺旋部材、
6:嵌合部、
7:螺旋溝、
8:筒部材収納部、
9:螺旋筒、
10:Oリング収納溝、
11:巻き締め用溝、
12:Oリング、
13、13A:筒部材、
14:ロール巻き締め、
15:筒部材本体、
16:カバー片、
17:切欠部、
18:皿部材、
19:口紅、
20:皿部材本体、
21:係合ピン、
22:キャップ、
23、23A:口紅収納容器。
【産業上の利用分野】
本発明は口紅、リップクリーム、スチックアイシャドウ、スチックファンデーション等の棒状製品を収納する口紅等の収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の口紅収納容器はハカマ部材と、このハカマ部材の内底部に下端部が固定された上端部が該ハカマ部材の上端部より上方に突出する軸心方向の切欠部が形成された内筒部材と、この内筒部材の外周部を覆う螺旋溝が形成された螺旋部材と、この螺旋部材の外周部を覆う下端部が前記ハカマ部材内に挿入された外筒部材と、前記内筒部材内に上下移動可能に取付けられた口紅を支持する該内筒部材の切欠部および前記螺旋部材の螺旋溝と係合する係合ピンとで構成されている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】
従来の口紅収納容器は部品点数が多く、組立てに手数がかかるという欠点があるため、螺旋部材の外周部に内壁面に軸心方向の切欠部を形成した筒部材を設けた口紅収納容器も考えられているが、組立てに手数がかかったり、筒部材が抜けやすい等の欠点があった。
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、部品点数が少なく、組立てが容易で楽に行なうことができるとともに、筒部材の抜け脱を確実に防止することができる口紅等の収納容器を提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照し合せて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明はハカマ部材と、このハカマ部材の内底部に嵌合固定される嵌合部、この嵌合部と一体成形された組付け時に先端部が前記ハカマ部材の上端部より上方に突出し、外周部に筒部材収納部を有する上部開口の螺旋溝が形成された螺旋筒および前記嵌合部の上部寄りの外周部に形成された巻き締め用の溝とからなる合成樹脂材製の螺旋部材と、この螺旋部材の外周部を覆い、下端部が前記巻き締め用溝に回動可能に巻き締めされた筒部材本体、この筒部材本体の上端部に形成された前記螺旋部材の上端部を覆うカバー片、前記筒部材本体の内壁面に前記螺旋部材の上端部を除く部位の軸心方向に形成された切欠部とからなる金属材製の筒部材と、前記螺旋部材内に上下移動可能に取付けられた口紅等を支持する該螺旋部材の螺旋溝および前記筒部材の切欠部と係合する係合ピンを有する皿部材とで口紅等の収納容器を構成している。
【0007】
【作用】
上記のように構成された口紅等の収納容器は、皿部材を螺旋部材内に上部開口の螺旋溝内に係合ピンが入り込むように押し込んだ後、螺旋部材の上部より筒部材を押し込み、筒部材の下部を巻き締め用溝に回転可能に巻き締めし、一体化した後、ハカマ部材内に押し込み、螺旋部材の嵌合部を内底部に嵌合固定することができる。
【0008】
【本発明の実施例】
以下、図面に示す実施例により、本発明を詳細に説明する。
【0009】
図1ないし図9の本発明第1の実施例において、1はハカマ部材で、このハカマ部材1は上部が開口されたハカマ部材本体2と、このハカマ部材本体2の上部に嵌合固定された該ハカマ部材本体2の上端部より上方に突出する外周部にキャップ嵌合部3が形成されたキャップ嵌合部材4とで構成されている。
【0010】
5は前記はハカマ部材1の内底部に嵌合固定される合成樹脂材製の螺旋部材で、この螺旋部材5は図3に示すように、前記ハカマ部材1の内底部に嵌合固定される嵌合部6と、この嵌合部6の上端部と一体成形された組立て時に上端部が前記ハカマ部材1の上端部より上方に突出する上部開口の螺旋溝7が形成された外周部に筒部材収納部8を有する螺旋筒9と、前記嵌合部6の上部外周部に形成されたOリング収納溝10および巻き締め用溝11とで構成されている。
【0011】
12は前記Oリング収納溝10内に収納された先端部が外方に突出するOリングである。
【0012】
13は前記螺旋部材5の外周部を覆うように筒部材収納部8に収納されるアルミ材等の金属材製の筒部材で、この筒部材13は図4に示すように、前記螺旋部材5の筒部材収納凹部8に収納され、下端部が前記巻き締め用溝11に回転可能にロール巻き締め14された筒部材本体15と、この筒部材本体15の上端部に形成された前記螺旋部材5の上部を覆うカバー片16と、前記筒部材本体15の内壁面に前記螺旋部材5の上端部を除く部位の軸心方向に形成された少なくとも1個以上、本実施例では6個の切欠部17とで構成されている。
【0013】
18は前記螺旋部材5内に上下移動可能に取付けられた口紅19を支持する皿部材で、この皿部材18は図5に示すように中央部よりも下部寄りの部位に底面が形成された、ガタつくことなくスムーズに上下移動できる長円筒体状の皿部材本体20と、この皿部材本体20の外周部に一体成形された前記螺旋部材5の螺旋溝7および前記筒部材13の切欠部17と係合する係合ピン21とで構成されている。
【0014】
22は前記ハカマ部材1の上端部より突出している部位の筒部材13を覆う、前記キャップ嵌合部材4のキャップ嵌合部3と着脱可能に嵌合するキャップである。
【0015】
上記構成の口紅収納容器23は図6に示すように、螺旋部材5のOリング収納溝10内にOリング12を収納するとともに、上部より係合ピン21を螺旋溝7内に位置させて皿部材18を挿入する。
【0016】
次に螺旋部材5の上端部を図7に示すように、筒部材13の下端部より内部に押し込み、図8に示すように巻き締め用溝11の上部位置をロール巻き締め14し、螺旋部材5に筒部材13を回転可能で抜け止め可能に取付ける。
【0017】
しかる後、このように組付けられたものを図9に示すように、ハカマ部材1内に押し込み、ハカマ部材1の内底部に螺旋部材5の嵌合部6を嵌合固定する。
【0018】
このように組立てられた口紅収納容器23は、ハカマ部材1と筒部材13を回転させ、皿部材18を上方に位置させて皿部材18に口紅19を充填するとともに、従来の口紅収納容器23と同様にハカマ部材1と筒部材13の回動によって口紅19を筒部材13の上端部より出没させることができる。
【0019】
この口紅19の出没操作時には螺旋部材5と筒部材13との間にOリング12が介装されているため、該Oリング12の弾性によって最適な繰出し時の調子をとることができる。
【0020】
【本発明の異なる実施例】
次に図10および図11に示す本発明の異なる実施例につき説明する。なお、この本発明の異なる実施例の説明に当って、前記本発明の第1の実施例と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0021】
図10および図11の本発明の第2の実施例において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点は筒部材13Aで、この筒部材13Aは筒部材本体15の対向する内壁面に2個の切欠部17、17を形成した点で、このように形成された筒部材13Aを用いて口紅収納容器23Aを構成しても、前記本発明の第1の実施例と同様な作用効果が得られる。
【0022】
前記本発明の各実施例では皿部材に口紅を支持させるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、リップクリーム、スチックファンデーション、スチックアイシャドウ等の棒状製品を支持させても同様な作用効果が得られる。
【0023】
【本発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0024】
(1)ハカマ部材と、このハカマ部材の内底部に嵌合固定される嵌合部、この嵌合部と一体成形された組付け時に先端部が前記ハカマ部材の上端部より上方に突出し、外周部に筒部材収納部を有する上部開口の螺旋溝が形成された螺旋筒および前記嵌合部の上部寄りの外周部に形成された巻き締め用の溝とからなる合成樹脂材製の螺旋部材と、この螺旋部材の外周部を覆い、下端部が前記巻き締め用溝に回動可能に巻き締めされた筒部材本体、この筒部材本体の上端部に形成された前記螺旋部材の上端部を覆うカバー片、前記筒部材本体の内壁面に前記螺旋部材の上端部を除く部位の軸心方向に形成された切欠部とからなる金属材製の筒部材と、前記螺旋部材内に上下移動可能に取付けられた口紅等を支持する該螺旋部材の螺旋溝および前記筒部材の切欠部と係合する係合ピンを有する皿部材とで構成しているので、螺旋部材と筒部材とで皿部材を上下移動させることができるとともに、内部が見えたりして見苦しくなるのを確実に防止することができる。
したがって、安価に製造することができる。
【0025】
(2)前記(1)によって、上部開口の螺旋溝が螺旋部材に形成されているので、螺旋部材内に皿部材を上部より容易に挿入することができるとともに、筒部材の下端部を螺旋部材の巻き締め用溝に回転可能に巻き締めされるため、皿部材、螺旋部材、筒部材が一体になり、組立てを容易に楽に行なうことができる。
【0026】
(3)前記(1)によって、構造が簡単で楽に組立てることができる。
【0027】
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、Oリングによって繰出し時の調子をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図。
【図2】本発明の第1の実施例を示す要部拡大断面図。
【図3】螺旋部材の説明図。
【図4】筒部材の説明図。
【図5】皿部材の説明図。
【図6】皿部材を螺旋部材に組付けた状態の説明図。
【図7】螺旋部材に筒部材をセットした状態の説明図。
【図8】筒部材を巻き締めした状態の説明図。
【図9】ハカマ部材の取付け状態の説明図。
【図10】本発明の第2の実施例を示す断面図。
【図11】本発明の第2の実施例の筒部材の説明図。
【符号の説明】
1:ハカマ部材、
2:ハカマ部材本体、
3:キャップ嵌合部、
4:キャップ嵌合部材、
5:螺旋部材、
6:嵌合部、
7:螺旋溝、
8:筒部材収納部、
9:螺旋筒、
10:Oリング収納溝、
11:巻き締め用溝、
12:Oリング、
13、13A:筒部材、
14:ロール巻き締め、
15:筒部材本体、
16:カバー片、
17:切欠部、
18:皿部材、
19:口紅、
20:皿部材本体、
21:係合ピン、
22:キャップ、
23、23A:口紅収納容器。
Claims (2)
- ハカマ部材と、このハカマ部材の内底部に嵌合固定される嵌合部、この嵌合部と一体成形された組付け時に先端部が前記ハカマ部材の上端部より上方に突出し、外周部に筒部材収納部を有する上部開口の螺旋溝が形成された螺旋筒および前記嵌合部の上部寄りの外周部に形成された巻き締め用の溝とからなる合成樹脂材製の螺旋部材と、この螺旋部材の外周部を覆い、下端部が前記巻き締め用溝に回動可能に巻き締めされた筒部材本体、この筒部材本体の上端部に形成された前記螺旋部材の上端部を覆うカバー片、前記筒部材本体の内壁面に前記螺旋部材の上端部を除く部位の軸心方向に形成された切欠部とからなる金属材製の筒部材と、前記螺旋部材内に上下移動可能に取付けられた口紅等を支持する該螺旋部材の螺旋溝および前記筒部材の切欠部と係合する係合ピンを有する皿部材とを備えることを特徴とする口紅等の収納容器。
- ハカマ部材と、このハカマ部材の内底部に嵌合固定される嵌合部、この嵌合部と一体成形された組付け時に先端部が前記ハカマ部材の上端部より上方に突出し、外周部に筒部材収納部を有する上部開口の螺旋溝が形成された螺旋筒および前記嵌合部の上部寄りの外周部に形成されたOリングの先端部が突出するように収納されたOリング収納溝と巻き締め用の溝とからなる合成樹脂材製の螺旋部材と、この螺旋部材の外周部を覆い、下端部が前記巻き締め用溝に回動可能に巻き締めされた筒部材本体、この筒部材本体の上端部に形成された前記螺旋部材の上端部を覆うカバー片、前記筒部材本体の内壁面に前記螺旋部材の上端部を除く部位の軸心方向に形成された切欠部とからなる金属材製の筒部材と、前記螺旋部材内に上下移動可能に取付けられた口紅等を支持する該螺旋部材の螺旋溝および前記筒部材の切欠部と係合する係合ピンを有する皿部材とを備えることを特徴とする口紅等の収納容器。
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JP34039694A JP3589724B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 口紅等の収納容器 |
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JP3589724B2 true JP3589724B2 (ja) | 2004-11-17 |
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JP34039694A Expired - Fee Related JP3589724B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 口紅等の収納容器 |
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1994
- 1994-12-27 JP JP34039694A patent/JP3589724B2/ja not_active Expired - Fee Related
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