JP3589490B2 - ストレッチ包装体の開梱機用切断ユニット - Google Patents
ストレッチ包装体の開梱機用切断ユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP3589490B2 JP3589490B2 JP25014794A JP25014794A JP3589490B2 JP 3589490 B2 JP3589490 B2 JP 3589490B2 JP 25014794 A JP25014794 A JP 25014794A JP 25014794 A JP25014794 A JP 25014794A JP 3589490 B2 JP3589490 B2 JP 3589490B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- stretch
- cutting unit
- heat
- package
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明はストレッチ包装体の開梱機用切断ユニットに関し、より詳しくはパレット上に積載した被包装物の側面に非粘着性ストレッチフィルムをスパイラル状に巻付けて包装したストレッチ包装体の一側面で前記フィルムを上下方向に切断し、該フィルムを左右に開扉して開梱するストレッチ包装体の開梱機に用いる改良されたフィルム切断ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ストレッチ包装体の開梱機については、本出願人の出願に係る特開平4−253626号公報及び特願平4−188935号明細書記載の提案がなされている。
たとえば、前記特願平4−188935号明細書の装置は、非粘着性フィルムを使用したときにストレッチ包装体上の複数層のフィルムが一体化されていないため、開梱後、使用済フィルムを排出する集束工程において、単層のフィルムに分離してしまって連続作業に支障をきたすことのないように、図3及び図4に示すとおり切断ユニットの二対の挟持ローラーの内、フィルム5をその表面から押える2本のローラー3bにヒートシール用ヒーターを組込んで熱線ナイフ2によるストレッチ・フィルム5の切断線の両側を実質的に連続線状にヒートシールして複数層のフィルムを一体化させるものである。
【0003】
そのために該装置では、フィルムを外側から挟持する挟持ローラー3bには、複数のナイロンディスクを組合せて凸部6aと凹部6bを形成し、凸部6aにはニクロム線4を配置し、その上を耐熱性プラスチックテープ(例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製テープ)9で覆い、また、凹部6bには前記ニクロム線4に給電するためのスリップリング7を配し、該ローラーの下側には前記スリップリング7に接する給電子8が取付けられている。また、フィルムをその内側から挟持する挟持ローラー3aも、3b同様のナイロンローラーとし、その表面にシリコンラバーの層を設け、その上を耐熱性プラスチックテープ(PTFE製テープ)9で被覆した構成が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図3及び図4に示す切断ユニットは非粘着フィルムを用いて包装したフルウェッブ式のストレッチ包装体については上記した効果が得られるが、非粘着フィルムを用い、かつスパイラル式のストレッチ包装した包装体では次のような問題が発生した。
すなわち、ストレッチフィルムの厚さは一般に20〜25ミクロンとほぼ一定であるが、スパイラル式包装では包装体の部分によって巻数が異なるため、ニクロム線の設定温度によってはある部分ではフィルムの合計厚みが厚過ぎて前記した構造のヒートシーラーでは充分接着せず、又より高く設定された温度ではある部分ではフィルムの合計厚みが薄過ぎて溶断され穴があいてしまうということがあった。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑みなされたもので、その課題は非粘着性ストレッチフィルムでスパイラル式に包装したストレッチ包装体の一側面で該包装体に巻付けたストレッチフィルムを切断線の両側でヒートシール線全長にわたり均一なシールはできないとしても、被包装物から除去した使用済フィルムが支障なく収束して排出される程度に、少なくとも断続的に複数層のフィルムを確実にヒートシールできるヒートシーラーを具えたストレッチ包装体の開梱機用切断ユニットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明のストレッチ包装体の開梱機用切断ユニットは、パレット上に積載した被包装物をストレッチフィルムで包装して一体化した包装体を、その一側面で前記フィルムを上下方向に切断し(該フィルムを開扉し)て開梱するストレッチ包装体の開梱機に用いるフィルム切断ユニットであって、前記フィルムを表裏から挟持する2対の挟持ローラーと、これら2対の挟持ローラーの間に取付けられた前記フィルムを切断するカッターからなり、前記2対の挟持ローラーの内、表面からフィルムを押さえる側のローラー2本にフィルムをヒートシールするためのヒーターを組込み、かつ該ヒーターの表面を適当な間隔をおいて、耐熱性プラスチックテープ(例えば、PTFEテープ)で複数個所被覆することにより、被覆個所と非被覆個所を交互に適当な長さで設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
本発明のストレッチ包装体の開梱機用切断ユニットは前記構成によって、ストレッチ包装体の周囲にスパイラル状に巻付けられたフィルムをその一側面で上下方向に切断する際、その切断線の両側でフィルムの巻数が多い部分(例えば3〜4層巻かれている部分)では、挟持ローラー上のヒーターで耐熱性プラスチックテープで被覆されている個所を介して加熱されても不完全にしか接着されない代りに、非被覆個所が当接されれば概ね良好な接着が得られ、一方フィルムの巻数が少ない部分(例えば、1〜2層しか巻かれていない部分)では、前記非被覆個所によって加熱されると、過熱されて穴があく代りに、被覆個所で加熱されると概ね良好な接着が得られ、全体として断続的ではあるが、複数層の非粘着フィルムを確実にシートシールして接着するという作用を有する。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照して、本発明の一実施例について詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は本実施例のストレッチ包装体の開梱機用切断ユニットの側面図、図2はその平面図である。
図中の符号1は切断ユニットのフレーム、2は熱線ナイフ、3a,3bは挟持ローラー、4はニクロム線、5はフィルム、6aは挟持ローラーの凸部、6bはその凹部、7はスリップリング、8は給電子、9は耐熱性プラスチックテープ、10は駆動モーターである。
【0009】
本発明の切断ユニットは、例えば、特開平4−253626号公報や特開平4−188935号明細書に開示されているストレッチ包装体の開梱装置の切断ユニットの代りに同装置の前方支柱に取付けられ、該前方支柱に沿って上昇するとき、フィルムを切断するものである。
【0010】
本発明の切断ユニットはそのフレーム1上に回転可能に取付けられている2対の挟持ローラーの内、フィルム5をその表面から押える2本のローラー3bにヒートシール用ニクロム線4を組込むことにより、熱線ナイフによるストレッチフィルム5の切断線の両側をヒートシールして複数層のフィルムを一体化させるため、フィルム5を外側から挟持する挟持ローラー3bは複数のナイロンディスクを組合せて凸部6aと凹部6bを形成し、凸部6aには前記ニクロム線4を配し、又凹部6bにはニクロム線4に給電するためのスリップリング7を配し、挟持ローラー3bの下側には前記スリップリング7に接する給電子8を取付け、又、フィルム5を内側から挟持する挟持ローラー3aも、3bと同様、ナイロン・ローラーとし、その表面にシリコンラバーの層を設け、その上を耐熱性プラスチックテープ、例えばPTFE製テープで覆っている。以上の構成は前記特願平4−188935号明細書に開示されている切断ユニットの構成と共通している。
【0011】
本発明の特徴は、前記両先願明細書に開示されている切断ユニットではニクロム線4の全面をPTFEテープで覆っているのに対し、本発明の切断ユニットでは、前記ニクロム線4の表面を適当な間隔を置いてPTFEテープ9で複数個所被覆することにより、被覆個所と非被覆個所を交互に適当な長さで設けたことにある。これにより、挟持ローラー3bの周囲に高温で加熱する部分と、より低温で加熱する部分が交互に存在している。挟持ローラー3bは駆動モーター10で駆動される。
本発明の切断ユニットは前記した特開平4−253626号公報、特願平4−188935号明細書に記載されているいづれの開梱機にも取付けてスパイラル巻きした非粘着性ストレッチフィルムの切断除去に用いて効果を奏する。
【0012】
なお、挟持ローラーにおける被覆箇所と非被覆箇所の配置は共に複数で交互配置である以外、それぞれの箇所の幅(長さ)に特に制限はなく、前記したように、全体として断続的ではあるが、複数層の非粘着フィルムを確実にシールして接着することができる限り、適宜設定することができる。しかし、両者は略等間隔で配置されていることが望ましい。
【0013】
【発明の効果】
本発明のストレッチ包装体の開梱機用切断ユニットは前記構成によって、ストレッチ包装体の周囲にスパイラル状に巻付けられたフィルムをその一側面で上下方向に切断する際、その切断線の両側でフィルムの巻数が多い部分(例えば3〜4層巻かれている部分)では、挟持ローラー上のヒーターが耐熱性プラスチックテープで被覆されている個所で加熱されても不完全にしか接着されない代りに非被覆個所が当接されれば概ね良好な接着が得られ、一方フィルムの巻数が少ない部分(例えば、1〜2層しか巻かれていない部分)では、前記非被覆個所で加熱されると、過熱されて穴があく代りに、被覆個所で加熱されると概ね良好な接着が得られ、全体として断続的ではあるが、複数層の非粘着フィルムを確実にヒートシールして接着することができる。
【0014】
以上詳述したように、本発明によれば、非粘着性ストレッチフィルムでスパイラル式に包装したストレッチ包装体の一側面で該包装体に巻付けた複数層の非粘着性ストレッチフィルムを切断線の両側でヒートシール線全長にわたり良好かつ均一にシールできないとしても、被包装物から除去した使用済フィルムが支障なく収束して排出される程度に、少なくとも断続的に確実にヒートシールできるヒートシーラーを具えたストレッチ包装体の開梱機用切断ユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のストレッチ包装体の開梱機用切断ユニットの側面図である。
【図2】図1の装置の平面図である。
【図3】従来の切断ユニットの側面図である。
【図4】図3の装置の平面図である。
【符号の説明】
1:フレーム、2:熱線ナイフ、3a,3b:挟持ローラー、4:ニクロム線、5:フィルム、6a:挟持ローラーの凸部、6b:凹部、7:スリップリング、8:給電子、9:耐熱性プラスチックテープ、10:駆動モーター
Claims (1)
- パレット上に積載した被包装物にストレッチフィルムをスパイラル状に巻き付けて包装して一体化した包装体を、その一側面で前記フィルムを上下方向に切断して開梱するストレッチ包装体の開梱機に用いるフィルム切断ユニットであって、前記フィルムを表裏から挟持する2対の挟持ローラーと、これら2対の挟持ローラーの間に取付けられた前記フィルムを切断するカッターからなり、前記2対の挟持ローラーの内、表面からフィルムを押える側のローラー2本にフィルムをヒートシールするためのヒーターを組込み、かつ該ヒーターの表面を耐熱性プラスチックテープで複数箇所被覆することにより、低温で加熱する被覆箇所とより高温で加熱する非被覆箇所を交互に設けたことを特徴とするストレッチ包装体の開梱機用切断ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25014794A JP3589490B2 (ja) | 1994-08-17 | 1994-09-20 | ストレッチ包装体の開梱機用切断ユニット |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-214326 | 1994-08-17 | ||
JP21432694 | 1994-08-17 | ||
JP25014794A JP3589490B2 (ja) | 1994-08-17 | 1994-09-20 | ストレッチ包装体の開梱機用切断ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08113220A JPH08113220A (ja) | 1996-05-07 |
JP3589490B2 true JP3589490B2 (ja) | 2004-11-17 |
Family
ID=26520255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25014794A Expired - Lifetime JP3589490B2 (ja) | 1994-08-17 | 1994-09-20 | ストレッチ包装体の開梱機用切断ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3589490B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-20 JP JP25014794A patent/JP3589490B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08113220A (ja) | 1996-05-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2446782C (en) | Apparatus and method for forming inflated chambers | |
US4576669A (en) | "On demand" apparatus and method for producing air-cushioning product | |
JP3796304B2 (ja) | テープ | |
KR101476968B1 (ko) | 적층 필름의 단면구조 및 단면처리방법, 및 그 단면처리한 액체 주출 노즐 및 그것의 제조방법 | |
AU2002340921A1 (en) | Apparatus and method for forming inflated chambers | |
WO2008044662A1 (en) | Vertical seal mechanism | |
JPH09322909A (ja) | サニタリー製品の多列式製造設備 | |
WO2006064701A1 (ja) | 充填機及びその制御方法 | |
JP3589490B2 (ja) | ストレッチ包装体の開梱機用切断ユニット | |
WO1989000919A1 (en) | Apparatus for producing air-cushioning product | |
JP3790012B2 (ja) | 断裂開放用ストリップをフィルムウエブと熱融着する装置 | |
JP4526624B2 (ja) | 包装装置及び包装方法 | |
JP4238250B2 (ja) | 発熱体封入物及びその製造方法 | |
US20240034495A1 (en) | A method and an apparatus for packaging articles | |
JP2003335309A (ja) | 縦ヒートシールロール | |
JP4574584B2 (ja) | 紙容器用縦シール接着機構 | |
JPS5842246Y2 (ja) | 包装装置 | |
JPH107110A (ja) | ウェッブ加熱装置 | |
JP2843014B2 (ja) | 包装装置およびその包装方法 | |
JP4139273B2 (ja) | 粘着テープ貼り付け装置及び貼り付け方法 | |
JP2655162B2 (ja) | 合成樹脂フィルム包装体 | |
JP2003128020A (ja) | 熱収縮性フィルムのシール方法 | |
JP3655771B2 (ja) | 湿状食品のパッケージ方法 | |
JPS6337693B2 (ja) | ||
JP2020029270A (ja) | シュリンク包装体及びその製造方法並びにその製造装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040519 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040524 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040722 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040817 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040817 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100827 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100827 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120827 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120827 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140827 Year of fee payment: 10 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |