JP3589350B2 - 誤解錠防止用シリンダー錠 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、鍵コードが近似した錠グループ間における誤解錠現象がないシリンダー錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7と図8に例示したように従来のシリンダー錠では、固定本体1にロータ2が回転可能かつ前後方向に移動不能に嵌挿され、軸方向に形成された鍵孔3と交叉するようにロータ2にその半径方向にコードピン孔4が形成され、該コードピン孔4と連通するように固定本体1にその半径方向にドライバーピン孔5が形成され、コードピン孔4に挿入したコードピン6とドライバーピン孔5に挿入したドライバーピン7をドライバーピン孔5に装填したバネ8によって鍵孔3の方向に移動付勢し、鍵孔3に挿入した鍵9のコード用凹部10にコードピン6の先端部が係合したとき、コードピン6の頭部とドライバーピン7の先端部との当接部がロータ2の外周面11と一致する位置に移動し、これによって固定本体1に対するロータ2の回転拘束が解除されるようになっている。
【0003】
従来のシリンダー錠においては、コードピン6の頭部の端面12は、ロータ2の外周面11の半径と無関係に選択された曲率半径の凸球面状に形成され、また、ドライバーピン7の先端部の端面13もロータ2の外周面12の半径とは無関係に選択された凸球面状に形成され、コードピン6とドライバーピン7はこれら凸球面状端面12,13の頂点において点接触している。
【0004】
このような点接触方式であるため、鍵9の挿入によってコードピン6とドライバーピン7の当接点がロータ2の外周面11上に移動した解錠状態において、ドライバーピン7の端面13とロータ2の外周面11との間には、図7に示したように端面の曲率半径の大きさに相応したギャップGが存在していることになる。
【0005】
この不可避的に発生するギャップGのロータ半径方向の高さが、鍵コード設定変更のために選択された最小単位寸法と同じであるか、それに近似している場合には、本来的には解錠位置にはないドライバーピン7がコードピン孔4の側に落ち込むことになり、鍵9によってロータ2を回したとき、コードピン孔4の孔縁部によって当該ドライバーピン7の端面13が押し上げられて解錠位置に移動してしまい、本来的には解錠されていない筈のロータ2が回されてしまうという、誤解錠現象を発生させることになる。
【0006】
このような誤解錠現象は、鍵コード設定変更用の最小基本単位寸法が小さければ小さい程発生しやすくなる。誤解錠現象防止のためには鍵コード設定変更用の最小単位寸法を長くとれば良いのであるが、そうすると誤解錠現象は抑制できても、得られる鍵違いの数(鍵コードが相互に異なる鍵の組合せ)が減少してしまうことになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
したがって本発明の目的は、鍵コード設定変更用の最小基本単位を長くとらなくても、誤解錠現象を的確に防止することができるシリンダー錠を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以下、添付図面中の参照符号を用いて説明すると、本発明が対象とするシリンダー錠は、固定本体1にロータ2が回転可能かつ前後方向に移動不能に嵌挿され、軸方向に形成された鍵孔3と交叉するようにロータ2にその半径方向にコードピン孔4が形成され、コードピン孔4と連通するように固定本体1にその半径方向にドライバーピン孔5が形成され、コードピン孔4に挿入したコードピン6とドライバーピン孔5に挿入したドライバーピン7をドライバーピン孔5に装填したバネ8によって鍵孔3の方向に移動付勢し、鍵孔3に挿入した鍵9のコード用凹部10にコードピン6の先端部が係合したとき、コードピン6の頭部とドライバーピン7の先端部との当接部がロータ2の外周面11と一致する位置に移動し、これによって固定本体1に対するロータ2
の回転拘束が解除されるものである。
【0009】
本発明の特徴とするところは、コードピン6の頭部の端面12を曲率半径がロータ2の外周面の半径と符合する凸球面状に形成し、ドライバーピン7の先端部の端面13をコードピン6の前記端面12が全面にて当接する凹球面状に形成し、ドライバーピン7の前記端面13の外周縁部13aが解錠状態においてロータ2の外周面11の外側に位置するように、複数個のコードピン孔4の孔縁部をロータ2の軸線方向に一連に連続した同一深さの平坦面17に削除形成することである。
【0010】
【発明の作用】
ロータ2が鍵抜差し位置に回され、ロータ2側のコードピン孔4が固定本体1側のドライバーピン孔5に対面しているとき、コードピン頭部の凸球面状の端面12とドライバーピン先端部の凹球面状の端面13は互いにその全面にて面接触している。
図3に示したように所定の鍵9をロータ2の鍵孔3に所定深さまで挿入したとき、特定のコード用凹部10に特定のコードピン6の先端部が入り込み係合し、コードピン6の頭部によって押されたドライバーピン7は、バネ8の付勢に抗してドライバーピン孔5へコード用凹部10の深さ分だけ押上げられ、図6に示したようにコードピン6の頭部端面12とドライバーピン7の先端部端面13はロータ2の外周面11上に移動し、端面12の凸球面と端面13の凹球面はロータ外周面11の円弧面に整列合致することになる。
【0011】
この鍵挿入位置から鍵9によってロータ2を所定方向に回すと、ロータ2の後端部に装備される止め金板(図示していない)が施錠位置に回動し、箱等の固定枠体側の受金部(図示していない)と係合し、シリンダー錠の装備されている扉(図示していない)を固定枠体に対して開放不能に施錠することになる。
【0012】
前記のようにロータ2を鍵挿入位置から施錠位置へと回すとき、ドライバーピン7の先端部端面13はロータ2のコードピン4側に落ち込むことがなく、ドライバーピン7がコードピン4の孔縁部に引っ掛かることはない。
【0013】
【発明の実施の形態】
図示の実施例では、鍵9のコード用凹部10は板状鍵の稜線部分に形成されているが、コード用凹部の形成部位はこれに限定されず、板状鍵の端面エッジ部や側面部に形成することもできる。
また、コードピン6とドライバーピン7の組み合わせは単一の半径上に配列されているが、ピン配列の形態はこれに限定されず、互いの間に角度を置いた2以上の半径上に配置することもできる。本発明では、削除形成の対象となる部位はコードピン4の孔縁部に限定されているから、何等支障なく同一円周面において2以上の半径上にピン配列を置くことができるのである。
【0014】
バネ8は圧縮コイルバネで構成され、バネ押え板材15によって支持されている。ドライバーピン7にはバネ8の端部が収容される凹部16を形成してある。
切削加工の便宜上、複数個のコードピン孔4の孔縁部は軸線方向に一連に連続して深さDに削除形成されており、コードピン4とコードピン4の間の周面部分も平坦面17に形成されている。
【0015】
ロータ2の後端部の外周面には環状溝18が形成され、固定本体1の後端部の内周面には、環状溝18に対面する環状溝19が形成されている。これら環状溝18,19にまたがってC形止め輪20が嵌められることによって、ロータ2は固定本体1からの抜取りを阻止されている。ロータ2の前端頭部21は、固定本体1のロータ収容孔22の段差面23に当接している。
【0016】
【発明の効果】
以上のように本発明のシリンダー錠では、コードピン6の頭部の端面12をロータ2の外周面の半径と符合する曲率半径の凸球面状に形成し、ドライバーピン7の先端部の端面13をコードピン6の前記端面12がその全面にて面接触する凹球面状に形成してあるため、ドライバーピン7の先端部端面13とロータ2の外周面11との間には、誤解錠の原因となるギャップGが全く存在しないことになり、鍵コード設定変更用の最小基本単位寸法を長くとらなくても、誤解錠現象を確実に抑止し、鍵違いの数を多くとることができる。
【0017】
また、ドライバーピン7の端面13の外周縁部13aが解錠状態においてロータ2の外周面11の外側に位置するように、複数個のコードピン孔4の孔縁部をロータ2の軸線方向に一連に連続した同一深さの平坦面17に削除形成してあるため、ドライバーピン7の端面13の外周縁部13aがコードピン孔4の孔縁部に引っ掛かることなく、ロータ2を解錠状態から所定方向へ円滑に回転操作することができ、作動の安定性に優れたシリンダー錠を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るシリンダー錠の鍵抜取り状態の正面図である。
【図2】図1のシリンダー錠の右側面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図1のシリンダー錠に使用したドライバーピンの正面図である。
【図5】図1のシリンダー錠に使用したロータの平面図である。
【図6】図1のシリンダー錠の解錠状態におけるコードピン及びドライバーピンとロータ外周面との関係位置を示す説明図である。
【図7】従来のシリンダー錠の解錠状態におけるコードピン及びドライバーピンとロータ外周面との関係位置を示す説明図である。
【図8】図7のシリンダー錠に使用したロータの平面図である。
【符号の説明】
1 固定本体
2 ロータ
3 鍵孔
4 コードピン孔
5 ドライバーピン孔
6 コードピン
7 ドライバーピン
8 バネ
9 鍵
10 コード用凹部
11 ロータの外周面
12 コードピンの頭部端面
13 ドライバーピンの先端部端面
13a 端面外周縁部
Claims (1)
- 固定本体1にロータ2が回転可能かつ前後方向に移動不能に嵌挿され、軸方向に形成された鍵孔3と交叉するようにロータ2にその半径方向にコードピン孔4が形成され、コードピン孔4と連通するように固定本体1にその半径方向にドライバーピン孔5が形成され、コードピン孔4に挿入したコードピン6とドライバーピン孔5に挿入したドライバーピン7をドライバーピン孔5に装填したバネ8によって鍵孔3の方向に移動付勢し、鍵孔3に挿入した鍵9のコード用凹部10にコードピン6の先端部が係合したとき、コードピン6の頭部とドライバーピン7の先端部との当接部がロータ2の外周面11と一致する位置に移動し、これによって固定本体1に対するロータ2の回転拘束が解除されるシリンダー錠において、
コードピン6の頭部の端面12を曲率半径がロータ2の外周面の半径と符合する凸球面状に形成し、ドライバーピン7の先端部の端面13をコードピン6の前記端面12が全面にて当接する凹球面状に形成し、ドライバーピン7の前記端面13の外周縁部13aが解錠状態においてロータ2の外周面11の外側に位置するように、複数個のコードピン孔4の孔縁部をロータ2の軸線方向に一連に連続した同一深さの平坦面17に削除形成したことを特徴とするシリンダー錠。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2001317326A JP3589350B2 (ja) | 2001-10-15 | 2001-10-15 | 誤解錠防止用シリンダー錠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001317326A JP3589350B2 (ja) | 2001-10-15 | 2001-10-15 | 誤解錠防止用シリンダー錠 |
Publications (2)
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| JP3589350B2 true JP3589350B2 (ja) | 2004-11-17 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001317326A Expired - Fee Related JP3589350B2 (ja) | 2001-10-15 | 2001-10-15 | 誤解錠防止用シリンダー錠 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP3589350B2 (ja) |
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2001
- 2001-10-15 JP JP2001317326A patent/JP3589350B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2003120085A (ja) | 2003-04-23 |
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