JP2003120085A - 誤解錠防止用シリンダー錠 - Google Patents

誤解錠防止用シリンダー錠

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JP2003120085A
JP2003120085A JP2001317326A JP2001317326A JP2003120085A JP 2003120085 A JP2003120085 A JP 2003120085A JP 2001317326 A JP2001317326 A JP 2001317326A JP 2001317326 A JP2001317326 A JP 2001317326A JP 2003120085 A JP2003120085 A JP 2003120085A
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直之 杉本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鍵コード設定変更用の最小基本単位を長くと
らなくても、誤解錠現象を的確に防止することができる
シリンダー錠を提供する。 【解決手段】 コードピン6の頭部の端面12を曲率半
径がロータ2の外周面の半径と符合する凸球面状に形成
し、ドライバーピン7の先端部の端面13をコードピン
6の前記端面12が全面にて当接する凹球面状に形成
し、ドライバーピン7の前記端面13の外周縁部132
aが解錠状態においてロータ2の外周面11の外側に位
置するように、ロータ2の外周面11をコードピン孔4
の周縁部において平坦に削除形成する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明が属する技術分野】 本発明は、鍵コードが近似
した錠グループ間における誤解錠現象がないシリンダー
錠に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 図7と図8に例示したように従来のシ
リンダー錠では、固定本体1にロータ2が回転可能かつ
前後方向に移動不能に嵌挿され、軸方向に形成された鍵
孔3と交叉するようにロータ2にその半径方向にコード
ピン孔4が形成され、該コードピン孔4と連通するよう
に固定本体1にその半径方向にドライバーピン孔5が形
成され、コードピン孔4に挿入したコードピン6とドラ
イバーピン孔5に挿入したドライバーピン7をドライバ
ーピン孔5に装填したバネ8によって鍵孔3の方向に移
動付勢し、鍵孔3に挿入した鍵9のコード用凹部10に
コードピン6の先端部が係合したとき、コードピン6の
頭部とドライバーピン7の先端部との当接部がロータ2
の外周面11と一致する位置に移動し、これによって固
定本体1に対するロータ2の回転拘束が解除されるよう
になっている。 【0003】従来のシリンダー錠においては、コードピ
ン6の頭部の端面12は、ロータ2の外周面11の半径
と無関係に選択された曲率半径の凸球面状に形成され、
また、ドライバーピン7の先端部の端面13もロータ2
の外周面12の半径とは無関係に選択された凸球面状に
形成され、コードピン6とドライバーピン7はこれら凸
球面状端面12,13の頂点において点接触している。 【0004】このような点接触方式であるため、鍵9の
挿入によってコードピン6とドライバーピン7の当接点
がロータ2の外周面11上に移動した解錠状態におい
て、ドライバーピン7の端面13とロータ2の外周面1
1との間には、図7に示したように端面の曲率半径の大
きさに相応したギャップGが存在していることになる。 【0005】この不可避的に発生するギャップGのロー
タ半径方向の高さが、鍵コード設定変更のために選択さ
れた最小単位寸法と同じであるか、それに近似している
場合には、本来的には解錠位置にはないドライバーピン
7がコードピン孔4の側に落ち込むことになり、鍵9に
よってロータ2を回したとき、コードピン孔4の孔縁部
によって当該ドライバーピン7の端面13が押し上げら
れて解錠位置に移動してしまい、本来的には解錠されて
いない筈のロータ2が回されてしまうという、誤解錠現
象を発生させることになる。 【0006】このような誤解錠現象は、鍵コード設定変
更用の最小基本単位寸法が小さければ小さい程発生しや
すくなる。誤解錠現象防止のためには鍵コード設定変更
用の最小単位寸法を長くとれば良いのであるが、そうす
ると誤解錠現象は抑制できても、得られる鍵違いの数
(鍵コードが相互に異なる鍵の組合せ)が減少してしま
うことになる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、鍵コード設定変更用の最小基本単位を長くとら
なくても、誤解錠現象を的確に防止することができるシ
リンダー錠を提供することである。 【0008】 【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、本発明が対象とするシリン
ダー錠は、固定本体1にロータ2が回転可能かつ前後方
向に移動不能に嵌挿され、軸方向に形成された鍵孔3と
交叉するようにロータ2にその半径方向にコードピン孔
4が形成され、コードピン孔4と連通するように固定本
体1にその半径方向にドライバーピン孔5が形成され、
コードピン孔4に挿入したコードピン6とドライバーピ
ン孔5に挿入したドライバーピン7をドライバーピン孔
5に装填したバネ8によって鍵孔3の方向に移動付勢
し、鍵孔3に挿入した鍵9のコード用凹部10にコード
ピン6の先端部が係合したとき、コードピン6の頭部と
ドライバーピン7の先端部との当接部がロータ2の外周
面11と一致する位置に移動し、これによって固定本体
1に対するロータ2の回転拘束が解除されるものであ
る。 【0009】本発明の特徴とするところは、コードピン
6の頭部の端面12を曲率半径がロータ2の外周面の半
径と符合する凸球面状に形成し、ドライバーピン7の先
端部の端面13をコードピン6の前記端面12が全面に
て当接する凹球面状に形成し、ドライバーピン7の前記
端面13の外周縁部13aが解錠状態においてロータ2
の外周面11の外側に位置するように、ロータ2の外周
面11をコードピン孔4の周縁部において平坦に削除形
成することである。 【0010】 【発明の作用】 ロータ2が鍵抜差し位置に回され、ロ
ータ2側のコードピン孔4が固定本体1側のドライバー
ピン孔5に対面しているとき、コードピン頭部の凸球面
状の端面12とドライバーピン先端部の凹球面状の端面
13は互いにその全面にて面接触している。図3に示し
たように所定の鍵9をロータ2の鍵孔3に所定深さまで
挿入したとき、特定のコード用凹部10に特定のコード
ピン6の先端部が入り込み係合し、コードピン6の頭部
によって押されたドライバーピン7は、バネ8の付勢に
抗してドライバーピン孔5へコード用凹部10の深さ分
だけ押上げられ、図6に示したようにコードピン6の頭
部端面12とドライバーピン7の先端部端面13はロー
タ2の外周面11上に移動し、端面12の凸球面と端面
13の凹球面はロータ外周面11の円弧面に整列合致す
ることになる。 【0011】この鍵挿入位置から鍵9によってロータ2
を所定方向に回すと、ロータ2の後端部に装備される止
め金板(図示していない)が施錠位置に回動し、箱等の
固定枠体側の受金部(図示していない)と係合し、シリ
ンダー錠の装備されている扉(図示していない)を固定
枠体に対して開放不能に施錠することになる。 【0012】前記のようにロータ2を鍵挿入位置から施
錠位置へと回すとき、ドライバーピン7の先端部端面1
3はロータ2のコードピン4側に落ち込むことがなく、
ドライバーピン7がコードピン4の孔縁部に引っ掛かる
ことはない。 【0013】 【発明の実施の形態】 図示の実施例では、鍵9のコー
ド用凹部10は板状鍵の稜線部分に形成されているが、
コード用凹部の形成部位はこれに限定されず、板状鍵の
端面エッジ部や側面部に形成することもできる。また、
コードピン6とドライバーピン7の組み合わせは単一の
半径上に配列されているが、ピン配列の形態はこれに限
定されず、互いの間に角度を置いた2以上の半径上に配
置することもできる。本発明では、削除形成の対象とな
る部位はコードピン4の孔縁部に限定されているから、
何等支障なく同一円周面において2以上の半径上にピン
配列を置くことができるのである。 【0014】バネ8は圧縮コイルバネで構成され、バネ
押え板材15によって支持されている。ドライバーピン
7にはバネ8の端部が収容される凹部16を形成してあ
る。切削加工の便宜上、複数個のコードピン孔4の孔縁
部は軸線方向に一連に連続して深さDに削除形成されて
おり、コードピン4とコードピン4の間の周面部分も平
坦面17に形成されている。 【0015】ロータ2の後端部の外周面には環状溝18
が形成され、固定本体1の後端部の内周面には、環状溝
18に対面する環状溝19が形成されている。これら環
状溝18,19にまたがってC形止め輪20が嵌められ
ることによって、ロータ2は固定本体1からの抜取りを
阻止されている。ロータ2の前端頭部21は、固定本体
1のロータ収容孔22の段差面23に当接している。 【0016】 【発明の効果】 以上のように本発明のシリンダー錠で
は、コードピン6の頭部の端面12をロータ2の外周面
の半径と符合する曲率半径の凸球面状に形成し、ドライ
バーピン7の先端部の端面13をコードピン6の前記端
面12がその全面にて面接触する凹球面状に形成してあ
るため、ドライバーピン7の先端部端面13とロータ2
の外周面11との間には、誤解錠の原因となるギャップ
Gが全く存在しないことになり、鍵コード設定変更用の
最小基本単位寸法を長くとらなくても、誤解錠現象を確
実に抑止し、鍵違いの数を多くとることができる。 【0017】また、ドライバーピン7の端面13の外周
縁部13aが解錠状態においてロータ2の外周面11の
外側に位置するように、ロータ2の外周面11をコード
ピン孔4の周縁部において平坦に削除形成してあるた
め、ドライバーピン7の端面13の外周縁部13aがコ
ードピン孔4の孔縁部に引っ掛かることなく、ロータ2
を解錠状態から所定方向へ円滑に回転操作することがで
き、作動の安定性に優れたシリンダー錠を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施例に係るシリンダー錠の鍵抜
取り状態の正面図である。 【図2】 図1のシリンダー錠の右側面図である。 【図3】 図2のA−A線断面図である。 【図4】 図1のシリンダー錠に使用したドライバーピ
ンの正面図である。 【図5】 図1のシリンダー錠に使用したロータの平面
図である。 【図6】 図1のシリンダー錠の解錠状態におけるコー
ドピン及びドライバーピンとロータ外周面との関係位置
を示す説明図である。 【図7】 従来のシリンダー錠の解錠状態におけるコー
ドピン及びドライバーピンとロータ外周面との関係位置
を示す説明図である。 【図8】 図7のシリンダー錠に使用したロータの平面
図である。 【符号の説明】 1 固定本体 2 ロータ 3 鍵孔 4 コードピン孔 5 ドライバーピン孔 6 コードピン 7 ドライバーピン 8 バネ 9 鍵 10 コード用凹部 11 ロータの外周面 12 コードピンの頭部端面 13 ドライバーピンの先端部端面13 13a 端面外周縁部13a

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 固定本体1にロータ2が回転可能かつ前
    後方向に移動不能に嵌挿され、軸方向に形成された鍵孔
    3と交叉するようにロータ2にその半径方向にコードピ
    ン孔4が形成され、コードピン孔4と連通するように固
    定本体1にその半径方向にドライバーピン孔5が形成さ
    れ、コードピン孔4に挿入したコードピン6とドライバ
    ーピン孔5に挿入したドライバーピン7をドライバーピ
    ン孔5に装填したバネ8によって鍵孔3の方向に移動付
    勢し、鍵孔3に挿入した鍵9のコード用凹部10にコー
    ドピン6の先端部が係合したとき、コードピン6の頭部
    とドライバーピン7の先端部との当接部がロータ2の外
    周面11と一致する位置に移動し、これによって固定本
    体1に対するロータ2の回転拘束が解除されるシリンダ
    ー錠において、 コードピン6の頭部の端面12を曲率半径がロータ2の
    外周面の半径と符合する凸球面状に形成し、ドライバー
    ピン7の先端部の端面13をコードピン6の前記端面1
    2が全面にて当接する凹球面状に形成し、ドライバーピ
    ン7の前記端面13の外周縁部13aが解錠状態におい
    てロータ2の外周面11の外側に位置するように、ロー
    タ2の外周面11をコードピン孔4の周縁部において平
    坦に削除形成したことを特徴とするシリンダー錠。
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