JP3589053B2 - トルクセンサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、物体に作用するトルクをコイルのインダクタンスに基づいて検出するトルクセンサであって、車両の操舵ハンドルに連結された入力軸と操舵機構に連結された出力軸との間に作用するトルクの検出に好適なトルクセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記トルクセンサとして、1つのトルク検出コイルを用いて温度補償されたトルクを検出するものと、トルク検出コイルおよび温度補償コイルを用いて温度補償されたトルクを検出するものとが知られている。
最初に、前者のトルクセンサについて図10および図11を参照して説明する。
図10は、トルクセンサが備えられた操舵機構の一部を示す縦断面説明図であり、図11は、トルクセンサの電気的構成をブロックで示す説明図である。
図10に示すように、操舵機構10には、車両の操舵ハンドル(図示省略)に連結された中空のシャフト11が備えられており、シャフト11の下部は、ハウジング12の上部12aに挿通されている。ハウジング12の下部12bには、シャフト13の上部が挿通されており、シャフト13の下部には、ラックRと噛み合うピニオン14が取付けられている。また、ラックRには、操舵力をアシストする図示しないモータが設けられている。
【0003】
シャフト11の内部には、トーションバー15が収容されており、トーションバー15の上端は、ピン16によってシャフト11と結合されている。トーションバー15の下端は、シャフト13の内部とスプライン係合している。
つまり、ハンドルの操作によりシャフト11にトルクが伝わると、トーションバー15がねじれることにより、シャフト11とシャフト13との間で相対変位が生じるようになっている。
ハウジング12の内部であって、シャフト11には、磁性体材料で形成されたセンサリング17が設けられており、シャフト13には、磁性体材料で形成されたセンサリング18が設けられている。また、ハウジング12の内部であって、センサリング17,18の外周面と対向する箇所には、各センサリング17,18と所定のギャップを隔ててトルク検出コイル19が設けられている。このトルク検出コイル19は、シャフト11とシャフト13との間で相対変位が生じると、センサリング17,18のオーバラップ量が変位し、インダクタンスが変化する。これにより、トルクに応じた信号が得られる。また、トルク検出コイル19は、ハウジング12の図面右端に設けられたインターフェース回路(以下、I/F回路と称する)80に接続されており、I/F回路80は、車両に備えられたマイクロコンピュータ(図示省略)に接続されている。
【0004】
次に、I/F回路80の動作について図12を参照して説明する。
DC電源81から供給される直流電流は、フィルタ回路82によって余分な高調波成分が除去され、レギュレータ回路83は、フィルタ回路82から出力される直流電流を入力して基準電圧を発生する。続いて、発振回路84は、レギュレータ回路83から発生した基準電圧に基づいて正弦波信号を発生し、この正弦波信号は、トルク検出コイル19に印加される。
すると、トルク検出コイル19の両端には、トルク検出コイル19のインダクタンスに比例した正弦波電圧が発生する。続いて、その正弦波電圧のAC成分が、DCカット回路85によって取り出され、検波回路86は、その取り出されたAC成分の振幅を取り出し、その取り出した振幅に比例した直流電圧を有する信号に変換する。この変換された信号は、加算回路87に入力される。
【0005】
また、トルク検出コイル19の両端に発生した正弦波電圧は、温度補償回路88に入力され、トルク検出コイル19のインダクタンスが温度の影響を受けてドリフトする量を示す温度ドリフト信号に変換され、この温度ドリフト信号は、加算回路87に入力される。
そして、加算回路87は、検波回路86から出力された信号と、温度補償回路88から出力された温度ドリフト信号との差を取り出し、温度ドリフト成分をキャンセルしたトルク成分のみのトルク成分信号をスケーリング回路89へ出力する。続いて、スケーリング回路89は、トルク成分信号のゲインを変換し、このゲインの変換されたトルク成分信号は、出力アンプ回路90によって増幅される。続いて、出力アンプ回路90によって増幅されたトルク成分信号は、トルク信号として、A/D変換回路91へ出力され、デジタル信号に変換され、このデジタル信号は、車両に備えられたマイクロコンピュータ(以下、マイコンと称する)へ出力される。
そして、マイコンは、入力したデジタル信号の大きさに基づいて操舵機構のアシスト量を演算し、その演算されたアシスト量に対応した駆動信号をモータへ出力し、そのモータの回転によって操舵機構のアシストが行われる。
【0006】
次に、後者のトルクセンサについて図12ないし図14を参照して説明する。図12は、トルクセンサが備えられた操舵機構の一部を示す縦断面説明図であり、図13は、トルクセンサの電気的構成をブロックで示す説明図である。図14は、トルク検出コイルおよび温度補償コイルの出力インピーダンスと温度との関係を示すグラフである。
図14に示すように、トルク検出コイルおよび温度補償コイルの出力インピーダンスは、温度の上昇とともに大きくなる。そこで、このトルクセンサは、トルク検出コイルの出力と、温度補償コイルの出力との差を出力することにより、温度によるトルクの出力変動をキャンセルする手法を採用している。
なお、図14のグラフにおける出力インピーダンスは、I/F回路を接続しないで4kHzの正弦波を印加した場合の出力インピーダンスを示す。
【0007】
図12に示すように、センサリング17,18の外周面と対向する箇所には、各センサリング17,18と所定のギャップを隔ててトルク検出コイル100および温度補償コイル101が設けられている。この温度補償コイル101は、シャフト11とシャフト13との間の相対変位には関係なく、温度変化によってのみインダクタンスが変化する。
また、トルク検出コイル100および温度補償コイル101は、ハウジング12の図面右端に設けられたI/F回路52に接続されており、I/F回路52は、車両に備えられたマイクロコンピュータ(図示省略)に接続されている。
【0008】
次に、I/F回路52の動作について図13を参照して説明する。
I/F回路52は、回路の信頼性を高めるために二重系になっている。レギュレータ回路103は、入力電源73から供給される直流電流に基づいて基準電圧を発生し、発振回路104は、レギュレータ回路103から発生した基準電圧に基づいて正弦波信号を発生し、この正弦波信号は、トルク検出コイル100に印加される。
なお、通常、回路電源は単電源であるため、発振回路104は、正弦波信号が負電圧にならないように直流オフセット電圧を持たせている。
正弦波信号が印加されたトルク検出コイル100の両端には、トルク検出コイル100のインダクタンスに比例した正弦波電圧が発生し、その正弦波電圧のAC成分が、DCカット回路105によって取り出される。続いて、検波回路106は、たとえば、レベルシフトやピークホールドなどの手法を用い、上記取り出されたAC成分の振幅を取り出し、その取り出した振幅に比例した直流電圧を有する信号に変換する。この変換された信号は、トルク検出コイル100により検出されたトルク成分に、温度によるドリフト成分が加わった信号である。そして、その変換された信号は、加算回路109に入力される。
【0009】
一方、温度補償コイル101の両端に発生する正弦波電圧のAC成分は、DCカット回路107によって取り出され、検波回路108は、その取り出されたAC成分の振幅を取り出し、その取り出した振幅に比例した直流電圧を有する信号に変換する。この変換された信号は、温度補償コイル101により検出された温度ドリフト成分のみの信号である。その変換された信号は、加算回路109に入力される。
そして、加算回路109は、検波回路106から出力された信号および検波回路108から出力された信号の差を取り出す。これにより、温度ドリフト成分がキャンセルされたトルク成分のみの信号が取り出される。
続いて、その取り出された信号は、スケーリング回路110に入力され、オフセットやゲインが変換され、所望のトルク信号に変換される。たとえば、トルクがない状態では、2.5Vを出力するようにオフセットを設定し、トルクの加わる方向によって5Vに向かって増加する場合と、逆に、0Vに向かって減少するように極性およびゲインを設定する。
そして、スケーリング回路110から出力された信号は、出力アンプ回路111によって、出力負荷をドライブできる大きさに増幅され、トルク信号1として出力される。
なお、二重系を構成するもう一方の回路は、上記と同じ動作により、出力アンプ回路211からトルク信号2を出力する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、トルク検出コイルでは、通常は、発生することはないと考えられるが、たとえばコイルの被覆が剥がれ、トルク検出コイルのインピーダンスが変化してしまう、いわゆるレアショートの発生が理論的には考えられる。
そこで、正常なトルク検出に万全を期すためには、レアショートを検出することが望ましい。
しかし、前述の従来の両トルクセンサでは、トルク検出コイルにレアショートが発生した場合は、トルク検出コイルのインピーダンスが変化し、その変化は、検出されたトルクの変化となって出力されてしまうため、レアショートを検出できないという問題がある。
【0011】
そこで、本発明は、トルク検出コイルのレアショートを検出できるトルクセンサを実現することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、物体に作用するトルクの変化に対応してインダクタンスが変化するトルク検出コイルと、前記トルクの変化に対応してインダクタンスが変化しない温度補償コイルとを備え、前記トルク検出コイルによる検出結果を前記温度補償コイルによる検出結果によって温度補償するトルクセンサにおいて、前記トルク検出コイルおよび前記温度補償コイルに信号を印加する信号印加手段と、この信号印加手段によって前記信号を前記トルク検出コイルおよび前記温度補償コイルに印加した際の前記トルク検出コイルおよび前記温度補償コイルの直流成分をそれぞれ検出する直流成分検出手段と、この直流成分検出手段によって検出された直流成分を比較するとともに、その比較結果に基づいて前記トルク検出コイルおよび前記温度補償コイルの少なくとも一方のコイルのレアショート、または、前記信号印加手段の異常を検出する異常検出手段と、が備えられたという技術的手段を採用する。
【0013】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のトルクセンサにおいて、前記トルク検出コイルのインダクタンスを前記温度補償コイルのインダクタンスによって温度補償するとともに、その温度補償されたインダクタンスに基づいて前記トルクを検出するトルク検出手段が複数設けられており、前記複数のトルク検出手段によって検出された各トルクを比較するとともに、その比較結果に基づいて前記複数のトルク検出手段の中の少なくとも1つのトルク検出手段の異常を検出する第2の異常検出手段が備えられたという技術的手段を採用する。
【0020】
【作用】
請求項1または請求項2に記載の発明では、信号印加手段は、トルク検出コイルおよび温度補償コイルに信号を印加し、直流成分検出手段は、信号印加手段によって信号をトルク検出コイルおよび温度補償コイルに印加した際のトルク検出コイルおよび温度補償コイルの直流成分をそれぞれ検出する。そして、異常検出手段は、直流成分検出手段によって検出された直流成分を比較するとともに、その比較結果に基づいてトルク検出コイルおよび温度補償コイルの少なくとも一方のコイルのレアショート、または、信号印加手段の異常を検出する。
つまり、トルク検出コイル、温度補償コイルおよび信号印加手段の3つ総てが正常である場合には、直流成分検出手段によって検出される直流成分の比較結果に差は発生しないが、3つのうちのいずれかが異常になると差が発生するため、その差を検出することにより、上記3つのうちのいずれかに異常が発生したことを検出できる。
【0021】
また、請求項2に記載の発明では、トルク検出手段は、トルク検出コイルのインダクタンスを温度補償コイルのインダクタンスによって温度補償するとともに、その温度補償されたインダクタンスに基づいてそれぞれトルクを検出し、第2の異常検出手段は、複数のトルク検出手段によって検出された各トルクを比較するとともに、その比較結果に基づいて複数のトルク検出手段の中の少なくとも1つのトルク検出手段の異常を検出する。
つまり、トルク検出手段の中の少なくとも1つのトルク検出手段に異常が発生すると、そのトルク検出手段から出力されるトルクが変化するため、その変化したトルクと、異常のないトルク検出手段から出力されるトルクとに基づいて、少なくとも1つのトルク検出手段に異常が発生したことを検出できる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のトルクセンサの一実施形態について図を参照して説明する。
なお、以下の実施形態では、本発明のトルクセンサとして、車両の操舵ハンドルに連結された入力軸と操舵機構に連結された出力軸との間に作用するトルクを検出するトルクセンサについて説明する。また、本発明第1実施形態のトルクセンサの構成は、トルク検出コイルおよびI/F回路を除いて図12に示した従来のトルクセンサと同じであるため、その同じ部分の説明を省略する。
図1は、本実施形態のトルクセンサの電気的構成をブロックで示す説明図である。
【0029】
本第1実施形態のトルクセンサは、図1に示すように、センサ部62に接続されたI/F回路70と、このI/F回路70に接続されたマイコン31とから構成される。センサ部62は、トルク検出コイル100と、トルク検出コイル200と、センサリング17,18と(図12)、トルク検出コイルLおよびセンサリング17,18間のギャップからなる磁気回路で構成されている。
つまり、本第1実施形態のトルクセンサは、温度補償コイルをなくし、2つのトルク検出コイル100,200によって温度補償されたトルクを検出する。
【0030】
I/F回路70に備えられた中立電圧回路102,202は、それぞれ入力電源71,72から供給される直流電源を用いて信号処理の基準電位となる電圧を発生し、レギュレータ回路103,203は、それぞれ発振回路104,204に用いる安定した基準電圧を発生する。そして、発振回路104,204は、それぞれトルク検出コイル100,200に正弦波信号を印加し、DCカット回路105,205は、トルク検出コイル100,200の各両端に出力されるセンサ信号からトルク信号となる交流成分を取り出す。続いて、検波回路106,206は、それぞれDCカット回路105,205によって取り出された交流成分の振幅値を検出し、その振幅値を有する信号(以下、検波信号と称する)を出力する。
【0031】
ACカット回路113,213は、それぞれトルク検出コイル100,200の各両端に出力されるセンサ信号から直流成分を取り出し、その取り出した直流成分を有する信号をトルクを補正するための信号(以下、補正信号と称する)として出力する。この補正信号は、トルク検出コイル100,200のインダクタンスによって変動する交流信号には関係なく、トルク検出コイル100,200の直流抵抗と、トルク検出コイル100,200に印加される直流オフセット電圧によって決定される。
したがって、トルク検出コイル100,200の直流抵抗が温度によって変動すれば、それに比例した信号を得ることができる。つまり、ACカット回路113,213から出力される補正信号は、温度補正信号に他ならない。
【0032】
スケーリング回路114,214は、それぞれACカット回路113,213から出力される補正信号を中立点(トルクがない状態)の温度特性を補正するための信号に変換し、その変換した信号(以下、中立点温特補正信号と称する)を出力する。加算回路109は、検波回路106から出力された検波信号と、スケーリング回路114から出力された中立点温特補正信号とを加算することにより、検波回路106から出力された検波信号にオフセット補正を加える。また、同様に、加算回路209は、検波回路206から出力された検波信号と、スケーリング回路214から出力された中立点温特補正信号とを加算することにより、検波回路206から出力された検波信号にオフセット補正を加える。
つまり、中立点におけるトルク検出コイル100,200の温度特性が線形性を有するため、オフセットおよびゲインのみの調整により、中立点温特補正を行うことができる。
【0033】
スケーリング回路115,215は、それぞれACカット回路113,213から出力された補正信号をトルクの温度特性を補正するための信号(以下、トルク温特補正信号と称する)を出力し、可変ゲインアンプ回路112,212は、それぞれスケーリング回路115,215から出力されたトルク温特補正信号を用いて、加算回路109,209から出力された信号にそれぞれゲイン補正をかける。
つまり、トルクの変化率は、温度によって線形に変動、換言すればトルクによって温度特性曲線(この温度特性曲線は、直線とみなせる)の傾きが変化するため、ゲインを変化させるだけでトルク温特補正を行うことができる。
そして、可変ゲインアンプ回路112,212からそれぞれ出力された信号は、それぞれトルク信号1,トルク信号2として、それぞれマイコン31のA/D入力31a,31bに入力される。
【0034】
次に、マイコン31の処理内容について、それを示す図2のフローチャートを参照して説明する。
マイコン31は、A/D入力31a,31bからそれぞれトルク信号1、トルク信号2を入力し(ステップ(以下、Sと略す)10)、トルク信号1の電圧VAからトルク信号2の電圧VBを減算して電位差Vαを演算する(S12)。続いて、マイコン31は、電位差Vαが、予めROM(図示省略)などに記憶されている設定電圧V1以上であり、かつ、設定電圧V2以下の範囲内であるかを判定し(S14)、その範囲内でない場合は(S14:No)、異常信号を出力する(S16)。
【0035】
この異常信号が出力される場合としては、トルク検出コイル100,200の少なくとも一方にレアショートが発生した場合、レギュレータ回路103,203、発振回路104,204により構成される回路(以下、信号印加回路と称する)に異常が発生した場合、DCカット回路105,205、検波回路106,206、可変ゲインアンプ回路112,212により構成される回路(以下、トルク検出回路と称する)に異常が発生した場合などである。
また、上記異常信号は、たとえば、車両に備えられたインスツルメントパネルのインジケータへ出力され、そのインジケータが所定の異常表示を行う。
【0036】
以上のように、本第1実施形態のトルクセンサを使用すれば、トルク検出コイル100,200のレアショート、信号印加回路の異常およびトルク検出回路の異常のいずれかが発生したことを検出できる。
ところで、従来は、図13に示したように、トルク検出コイル100および温度補償コイル101に同じ正弦波を印加する必要があるため、その正弦波を発振する発振回路は、二重系にすることができなかった。
しかし、本第1実施形態のトルクセンサを使用すれば、トルク検出コイル100,200にそれぞれ印加する正弦波信号に誤差があり、検出されるトルクに誤差が発生する場合であっても、トルク検出コイル100,200の直流成分を用いて上記トルクの誤差を補正できるため、正弦波を印加する発振回路をトルク検出コイル100,200のそれぞれに設けることができる。
つまり、発振回路を二重系にできるため、トルクセンサの信頼性をより一層高めることができる。
【0037】
次に、本発明第2実施形態のトルクセンサについて図3および図4を参照して説明する。
図3は、本第2実施形態のトルクセンサの電気的構成をブロックで示す説明図であり、図4は、図3に示すマイコンの処理内容を示すフローチャートである。
本第2実施形態のトルクセンサは、トルク検出コイルのレアショート、信号印加回路の異常およびトルク検出回路の異常の発生を個別に検出できることを特徴とする。
【0038】
図3に示すように、ACカット回路113,213の出力側には、比較回路76が接続されており、発振回路104,204の出力側には、比較回路77が接続されている。比較回路76は、ACカット回路113,213からそれぞれ出力される補正信号を入力し、その入力した両補正信号の電圧を比較し、両補正信号の電位差が所定の電位差を超える場合に、マイコン31の入力ポート31cへハイレベル信号を出力する。また、比較回路77は、発振回路104,204からそれぞれ出力される正弦波信号を入力し、その入力した正弦波信号の電圧を比較し、両正弦波信号の電位差が所定の電位差を超える場合に、マイコン31の入力ポート31dへハイレベル信号を出力する。
【0039】
次に、マイコン31の処理内容を図4を参照して説明する。
マイコン31は、トルク信号1およびトルク信号2を入力し(S20)、その両トルク信号の電位差Vαを演算し(S22)、その電位差Vαが設定電圧V1以上かつV2以下の範囲内である場合は(S24:Yes)、トルク検出回路が異常であることを示すトルク検出回路異常フラグを立てる(S26)。なお、この処理段階では、トルク検出コイル100,200のレアショート、信号印加回路の異常およびトルク検出回路の異常の3つのうちのいずれかが発生したことが検出される。
続いて、マイコン31は、入力ポート31cに入力されている信号がハイレベルである場合は(S28:Yes)、レアショートを検出したことを示すレアショート検出フラグを立てる(S30)。なお、この処理段階では、トルク検出コイル100,200のレアショートおよび信号印加回路の異常のいずれかが発生したことが検出される。
【0040】
続いて、マイコン31は、入力ポート31dに入力されている信号がハイレベルである場合は(S32:Yes)、信号印加回路が異常であることを示す信号印加回路異常フラグを立てる(S34)。なお、信号印加回路異常フラグが立つ場合は、信号印加回路に異常が発生した場合のみである。
そして、マイコン31は、立っているフラグがトルク検出回路異常フラグのみである場合は(S36:Yes)、トルク検出回路に異常が発生したことを示すトルク検出回路異常信号を出力する(S38)。
つまり、前述のように、S26の段階では、3つのうちのいずれかが発生したことが検出されただけであり、トルク検出回路の異常の他に、トルク検出コイル100,200のレアショート、または、トルク検出回路の異常の可能性が残っていたが、S36の判定結果により、トルク検出コイル100,200のレアショートおよびトルク検出回路の異常の可能性がなくなったため、トルク検出回路が異常であると判定する。
【0041】
また、マイコン31は、トルク検出回路異常フラグのみでない場合は(S36:No)、レアショート検出フラグのみであるか否かを判定し(S40)、レアショート検出フラグのみである場合は(S40:Yes)、レアショートの検出を示すレアショート検出信号を出力する(S42)。
さらに、マイコン31は、レアショート検出フラグのみでない場合は(S40:No)、信号印加回路異常フラグのみか否かを判定し(S44)、信号印加回路異常フラグのみである場合は(S44:Yes)、信号印加回路に異常が発生したことを示す信号印加回路異常信号を出力する(S46)。
なお、マイコン31は、信号印加回路異常フラグのみでない場合、つまりいずれか複数のフラグが立っている場合は(S44:No)、通常の異常信号を出力する(S48)。
また、トルク検出回路異常信号、レアショート検出信号および信号印加回路異常信号は、たとえば、車両に備えられたインスツルメントパネルのインジケータへ出力され、そのインジケータが所定の異常表示を行う。
【0042】
以上のように、本第2実施形態のトルクセンサを使用すれば、トルク検出コイルのレアショート、信号印加回路の異常およびトルク検出回路の異常の発生を個別に検出できる。
【0043】
次に、本発明第3実施形態のトルクセンサについて図5を参照して説明する。
図5は、本第3実施形態のトルクセンサの電気的構成をブロックで示す説明図である。
本第3実施形態のトルクセンサは、温度補償コイルを用いてトルクの温度補償を行うタイプのトルクセンサであり、トルク検出コイルおよび温度補償コイルのレアショート、信号印加回路の異常などを検出できることを特徴とする。
【0044】
図5に示すように、センサ部60には、トルク検出コイル100および温度補償コイル101が備えられている。DCカット回路105は、トルク検出回路100に発生した交直流重畳信号の交流成分を取り出し、検波回路106は、その交流成分の振幅値を有する検波信号を加算回路109へ出力する。また、DCカット回路107は、温度補償コイル101に発生した交直流重畳信号を取り出し、検波回路108は、その交流成分の振幅値を有する検波信号を加算回路109へ出力する。
つまり、検波回路106から出力された検波信号と、検波回路108から出力された検波信号とを加算することにより、温度補償を行う。
【0045】
さらに、スケーリング回路114から出力された中立点温特補正信号が加算回路109に入力され、検波回路106から出力された検波信号にオフセット補正が加えられる。
また、トルク検出コイル100および温度補償コイル101には、それぞれDCカット回路205,207が接続されており、DCカット回路205,207には、それぞれ検波回路206,208が接続されている。さらに、検波回路206,208は、加算回路209に接続されており、加算回路209には、スケーリング回路214が接続されている。
つまり、I/F回路70の温度補償されたトルクを検出するための回路は、完全な二重系になっており、その2つのトルク信号1およびトルク信号2は、マイコン31のA/D入力31a,31bにそれぞれ入力される。
【0046】
また、本トルクセンサは、センサ部60、レギュレータ回路103および発振回路104が二重系になっていないため、それらの異常を検出するための比較回路116を備える。発振回路104およびトルク検出コイル100は、ACカット回路113に接続されており、発振回路104および温度補償コイル101は、ACカット回路213に接続されている。ACカット回路113,213の出力側は、比較回路116に接続されており、比較回路116の出力側は、加算回路209に接続されている。そして、比較回路116は、ACカット回路113,213から出力される両信号間の電位差が、所定のしきい値を超えたときに、異常の発生を示す異常信号を加算回路209へ出力する。
つまり、トルク検出コイル100および温度補償コイル101の少なくとも一方のレアショート、発振回路104の異常のいずれも発生していない場合は、ACカット回路113,213から出力される両信号間に差は発生しないため、比較回路116から異常信号は出力されないが、上記のいずれかが発生し、上記両信号間の電位差が上記しきい値を超えると異常信号を出力する。
【0047】
次に、マイコン31の処理内容を説明する。マイコン31は、前述の第1実施形態において図2に示した検出処理1と同じ処理を行う。
マイコン31は、トルク信号1およびトルク信号2を入力し(S10)、両信号の電位差Vαを演算し(S12)、その電位差VαがV1以上かつV2以下の範囲内ではない場合は(S14:No)、異常信号を出力する。
以上のように、本第3実施形態のトルクセンサを使用すれば、トルク検出コイル100および温度補償コイル101の少なくとも一方のレアショート、ならびに、レギュレータ回路103および発振回路104の少なくとも一方の異常を検出できる。また、DCカット回路および検波回路などのトルクを検出するための回路の異常も検出できる。
【0048】
次に、本発明第4実施形態のトルクセンサについて図6および図7を参照して説明する。
図6は、本第4実施形態のトルクセンサの電気的構成をブロックで示す説明図であり、図7は、図6に示すトルクセンサに備えられたマイコンの処理内容を示すフローチャートである。
本第4実施形態のトルクセンサは、トルク検出回路の異常と、レアショートの発生および信号印加回路の異常とを区別して検出できることを特徴とする。
図6に示すように、前述の第3実施形態において図5に示したI/F回路70と異なる点は、比較回路116の出力側が、マイコン31の入力ポート31cに接続されている部分である。
つまり、比較回路116によって検出されたレアショートまたは信号印加回路の異常は、マイコン31によって独立して検出される。
【0049】
次に、マイコン31の処理内容について図7を参照して説明する。
マイコン31は、トルク信号1およびトルク信号2を入力し(S60)、両信号の電位差Vαを演算し(S62)、電位差VαがV1以上かつV2以下の範囲内ではない場合は(S64:No)、トルク検出回路異常フラグを立てる(S66)。また、マイコン31は、入力ポート31cに入力されている信号がハイレベルである場合は(S68:Yes)、トルク検出コイル100および温度補償コイル101の少なくとも一方のレアショート、あるいは、信号印加回路の異常の少なくともいずれかが発生したことを示すレアショート・信号印加回路異常フラグを立てる(S70)。
【0050】
そして、マイコン31は、立っているフラグがトルク検出回路異常フラグのみである場合は(S72:Yes)、トルク検出回路異常信号を出力し(S74)、レアショート・信号印加回路異常フラグのみである場合は(S76:Yes)、レアショートおよび信号印加回路の異常の少なくともいずれかが発生したことを示すレアショート・信号印加回路異常信号を出力する(S78)。
また、マイコン31は、レアショート・信号印加回路異常フラグのみでない場合、つまり両フラグが立っていると判定した場合は(S76:No)、通常の異常信号を出力する(S80)。
【0051】
以上のように、本第4実施形態のトルクセンサを使用すれば、レアショートおよび信号印加回路の異常の発生と、トルク検出回路の異常の発生とを区別して検出できる。
【0052】
次に、本発明第5実施形態のトルクセンサについて図8および図9を参照して説明する。
図8は、本第5実施形態のトルクセンサの電気的構成をブロックで示す説明図であり、図9は、図8に示すトルクセンサに備えられたマイコンの処理内容を示すフローチャートである。
本第5実施形態のトルクセンサは、1つのトルク検出コイルによってトルクを検出するタイプのトルクセンサにおいて、そのトルク検出コイルのレアショートを検出できることを特徴とする。
【0053】
センサ部66に備えられたトルク検出コイルLには、中間タップPが設けられており、トルク検出コイルLの一端および中間タップPは、レアショート検出回路30に接続されている。レアショート回路30は、たとえば、トルク検出コイルLの両端に発生する交直流重畳信号から直流成分を取り出すACカット回路、トルク検出コイルLの一端および中間タップP間に発生する交直流重畳信号から直流成分を取り出すACカット回路、それら両ACカット回路から出力される直流電圧を比較する比較回路で構成される。比較回路は、比較した電位差が所定のしきい値を超えたときに、異常信号を加算回路41へ出力する。
また、DC電源81から供給されるDC電源をフィルタリングするフィルタ回路82、レギュレータ回路83および発振回路84が、信号印加回路を構成しており、DCカット回路85、検波回路86、スケーリング回路89、加算回路41および出力アンプ回路90が、トルク検出回路を構成する。出力アンプ回路90から出力されるトルク信号は、マイコン31のA/D入力31eに入力される。
さらに、I/F回路40には、検出されるトルクの温度補償を行うための温度補償回路24が備えられている。この温度補償回路24は、トルク検出コイルLの直流成分を検出するACカット回路などで構成されており、温度補償回路24から出力される補償信号は、スケーリング回路89に加えられ、スケーリング回路89は、検波回路86から出力された検波信号を上記補償信号によって補正する。
【0054】
次に、マイコン31の処理内容について図9を参照して説明する。
マイコン31は、トルク信号を入力し(S90)、その入力したトルク信号の電圧VCを演算する(S92)。続いて、マイコン31は、電圧VCが、予め設定された電圧V3以上かつV4以下の範囲内でない場合は(S94:No)、トルク検出コイルLのレアショートを検出したことを示すレアショート検出信号を出力する(S86)。
【0055】
以上のように、本第5実施形態のトルクセンサを使用すれば、1つのトルク検出コイルを用いてトルクを検出するタイプのトルクセンサであっても、トルク検出コイルのレアショートを検出できる。
また、トルク検出コイルLの直流成分を用いてトルクの温度補償を行うことができるため、温度補償コイルを省くことができる。そのため、温度補償精度を高めるために、温度補償コイルの特性をトルク検出コイルの特性に合わせる手間を省くことができる。
【0056】
ところで、上記各実施形態では、本発明のトルクセンサを車両の操舵装置に適用した場合を代表に説明したが、物体に作用するトルクの変化をインダクタンスの変化として検出する方式のトルクセンサを備えた装置であれば、そのような装置にも適用することができる。
【0057】
さらに、図5のACカット回路113,213が、請求項1の直流成分検出手段に対応し、比較回路116が異常検出手段に対応する。マイコン31が実行する図7のS68、S70、S76およびS78が異常検出手段として機能する。
また、図5のDCカット回路105,107,205,207、検波回路106,108,206,208および可変ゲインアンプ回路112,212が、請求項2のトルク検出手段に対応し、マイコン31が実行する図7のS60〜S66、S72およびS74が第2の異常検出手段として機能する。
【0058】
【発明の効果】
以上のように、請求項1または請求項2に記載の発明によれば、トルク検出コイル、温度補償コイルおよび第2の信号印加手段のうちのいずれかに異常が発生したことを検出できる。
【0059】
また、請求項2に記載の発明によれば、少なくとも1つの第2のトルク検出手段に異常が発生したことを検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態のトルクセンサの電気的構成をブロックで示す説明図である。
【図2】図1に示すトルクセンサに備えられたマイコン31の処理内容を示すフローチャートである。
【図3】本発明第2実施形態のトルクセンサの電気的構成をブロックで示す説明図である。
【図4】図3に示すトルクセンサに備えられたマイコン31の処理内容を示すフローチャートである。
【図5】本発明第3実施形態のトルクセンサの電気的構成をブロックで示す説明図である。
【図6】本発明第4実施形態のトルクセンサの電気的構成をブロックで示す説明図である。
【図7】図6に示すトルクセンサに備えられたマイコン31の処理内容を示すフローチャートである。
【図8】本発明第5実施形態のトルクセンサの電気的構成をブロックで示す説明図である。
【図9】図8に示すトルクセンサに備えられたマイコン31の処理内容を示すフローチャートである。
【図10】トルクセンサが備えられた操舵機構の一部を示す縦断面説明図である。
【図11】図10に示す操舵機構に備えられたトルクセンサの電気的構成をブロックで示す説明図である。
【図12】トルクセンサが備えられた操舵機構の一部を示す縦断面説明図である。
【図13】図12に示す操舵機構に備えられトルクセンサの電気的構成をブロックで示す説明図である。
【図14】トルク検出コイルおよび温度補償コイルの出力インピーダンスと温度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 操舵機構
15 トーションバー
17,18 センサリング
19 トルク検出コイル
31 マイコン
70,80 I/F回路
100,200 トルク検出コイル
101 温度補償コイル
P 中間タップ
Claims (2)
- 物体に作用するトルクの変化に対応してインダクタンスが変化するトルク検出コイルと、前記トルクの変化に対応してインダクタンスが変化しない温度補償コイルとを備え、前記トルク検出コイルによる検出結果を前記温度補償コイルによる検出結果によって温度補償するトルクセンサにおいて、
前記トルク検出コイルおよび前記温度補償コイルに信号を印加する信号印加手段と、
この信号印加手段によって前記信号を前記トルク検出コイルおよび前記温度補償コイルに印加した際の前記トルク検出コイルおよび前記温度補償コイルの直流成分をそれぞれ検出する直流成分検出手段と、
この直流成分検出手段によって検出された直流成分を比較するとともに、その比較結果に基づいて前記トルク検出コイルおよび前記温度補償コイルの少なくとも一方のコイルのレアショート、または、前記信号印加手段の異常を検出する異常検出手段と、
が備えられたことを特徴とするトルクセンサ。 - 前記トルク検出コイルのインダクタンスを前記温度補償コイルのインダクタンスによって温度補償するとともに、その温度補償されたインダクタンスに基づいて前記トルクを検出するトルク検出手段が複数設けられており、
前記複数のトルク検出手段によって検出された各トルクを比較するとともに、その比較結果に基づいて前記複数のトルク検出手段の中の少なくとも1つのトルク検出手段の異常を検出する第2の異常検出手段が備えられたことを特徴とする請求項1に記載のトルクセンサ。
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