JP3588429B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチング電源などに使用される電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電力変換装置としては、図9に示すように、交流電源1に全波整流回路2の入力端子を接続し、この全波整流回路2の出力端子に突入電流防止回路3を構成する3端子サイリスタ4と抵抗5との並列回路を直列に介して第1の平滑コンデンサ6を接続している。そして、第1の平滑コンデンサ6にフライバックトランス7の1次巻線7pと比較的高い周波数でスイッチング動作するスイッチング素子8との直列回路を並列に接続し、フライバックトランス7の2次巻線7sにダイオード9を順方向に介して第2の平滑コンデンサ10を並列に接続し、この第2の平滑コンデンサ10に負荷11を並列に接続するようになっている。サイリスタ4は時定数回路12により電源の投入に対して若干の遅れ時間を持って導通制御されるようになっている。
【0003】
この装置においては、交流電源1が投入されると、先ず、サイリスタ4が非導通状態になっているので抵抗5を介して第1の平滑コンデンサ6に充電電流が流れる。これにより、通常の数十倍の突入電流が第1の平滑コンデンサ6に流れ込むのを防止する。そして、一定時間が経過すると時定数回路12によりサイリスタ4が導通制御され、電流はサイリスタ4を介して流れるようになる。
【0004】
このようにして全波整流回路2、突入電流防止回路3及び第1の平滑コンデンサ6からなる回路はコンデンサインプット型のAC−DC変換を行う。そして、第1の平滑コンデンサ6から得られる直流電圧はフライバックコンバータの1次側電源として機能する。
【0005】
フライバックコンバータではスイッチング素子8がオン動作すると、トランス7の1次巻線7pにはリニアに増加する電流が流れ、磁気エネルギーを蓄積する。次に、スイッチング素子がオフ動作すると、1次巻線7pに流れる電流は速やかに停止し、蓄積された磁気エネルギーの放出により2次巻線7sに電流が流れる。この場合、1次巻線7pよりも2次巻線7sの巻数を少なくしておけば2次側の第2の平滑コンデンサ10からの出力電圧はより低い直流電圧となり、例えば、モータやソレノイドを負荷11とする電源として使用できる。あるいは、MOS型ICの駆動電源としても使用できる。
【0006】
この装置における入力電圧波形Vと入力電流波形Iを示すと図10に示すようになる。入力電圧波形Vは50Hzの正弦波であるが、入力電流波形Iは基本的にコンデンサインプット動作であるので入力電圧の高いときだけ針状の電流が流れる波形となる。従って、電流の高調波成分が多いという問題があった。
【0007】
そこで、高調波成分を減らすという目的で、図11に示すように、交流電源1と全波整流回路2との間にリアクトル13を直列に介挿したものが知られている。なお、この場合はリアクトル13の作用により突入電流のピークを抑えることができるので、図9に示すような突入電流防止回路3は省略できる。
【0008】
交流入力が50Hzの場合、リアクトル13としては5〜30mH程度のものが必要となる。この構成では、リアクトル13の作用により入力電流波形を変形させることができ、針状のピーク電流は幅が広くなるとともにピーク値が下がり、高調波成分の発生を抑制することができる。すなわち、このときの入力電流波形Iは図12に示すようになる。
【0009】
また、高調波を減らす別のものとして、図13に示すように、全波整流回路2の出力端子に高周波成分をカットするための容量の小さいコンデンサ14を並列に接続するとともに、突入電流防止回路3のサイリスタ4と抵抗5との並列回路を直列に介してアクティブフィルタ15の入力端子を接続し、このアクティブフィルタ15の出力端子にフライバックトランス7の1次巻線7pとスイッチング素子8の直列回路を並列に接続したものが知られている。
【0010】
アクティブフィルタ15は、インダクタ16、スイッチング素子17、ダイオード18及び平滑コンデンサ19からなり、全波整流回路2の出力端子にサイリスタ4と抵抗5との並列回路及びインダクタ16を直列に介してスイッチング素子17を接続し、そのスイッチング素子17にダイオード18を順方向に直列に介して平滑コンデンサ19を並列に接続している。そして平滑コンデンサ19にトランス7の1次巻線7pとスイッチング素子8の直列回路を並列に接続している。
【0011】
この装置は、アクティブフィルタ15のインダクタ16、スイッチング素子17及びダイオード18で昇圧型コンバータを構成し、スイッチング素子17がオン動作すると、インダクタ16にリニアに増加する電流が流れ、適当なタイミングでスイッチング素子17がオフするとインダクタ16に蓄えられた磁気エネルギーがスイッチング素子17のオンのときよりも短い時間で放出され、電流がダイオード18を介して平滑コンデンサ19に流れ込む。
【0012】
磁気エネルギーが放出され、インダクタ電流が停止すると、スイッチング素子17が再びオン動作する。このような動作を行うことでインダクタ電流が常に三角波状に流れ、その平均電流が入力電流となる。なお、スイッチング素子17がオンする時間幅は、そのときの入力電圧と出力電圧の変動を負帰還させる信号との乗算を行い、その結果に基づいて決められる。
【0013】
このようにすることで入力電流波形Iは入力電圧波形と同じ波形となり、図14に示すように、入力電圧波形Vが正弦波であれば入力電流波形Iも正弦波状となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図11に示す電力変換装置は、入力電流の高調波成分をある程度抑えることができてもリアクトル13として5〜30mH程度のものが必要となり、しかも、メイン電流経路に挿入されるため、リアクトルとして大形で大重量のものが必要となり、装置が大形化し大重量化する問題があった。また、リアクトルでの導通損や鉄損が発生する問題があった。
【0015】
また、図13に示す電力変換装置は、アクティブフィルタ15にインダクタ16を使用しているがスイッチング素子17のスイッチング周波数を比較的高く設定すればこのインダクタを1mH以下にできるので大形化、大重量化という問題は避けられ、また、合理的に入力電流波形を演算して作り出すので入力電流の高調波成分を充分に抑えることができるが、全体としてコンバータを2段使用することになり、電力変換が複雑化し回路構成が複雑化するとともに使用する回路部品が多くなり、また、コストアップにもなるという問題があった。
【0016】
そこで、請求項1乃至7記載の発明は、構成の簡単化、小形化、軽量化を図ることができるとともに高出力化を図ることができ、しかも、入力電流の高調波成分の発生を抑えることができる電力変換装置を提供する。
請求項4記載の発明は、さらに、出力電圧の調整が容易にできる電力変換装置を提供する。
【0017】
請求項5記載の発明は、さらに、過電流に対して回路保護が確実にできる電力変換装置を提供する。
請求項6記載の発明は、さらに、過電圧に対して動作を停止させることで回路保護が確実にできる電力変換装置を提供する。
請求項7記載の発明は、さらに、過電圧に対して動作を停止させることで回路保護が確実にでき、しかも、正常電圧に復帰したときには動作を再開して電力の供給ができ、従って、省電力化を図ることもできる電力変換装置を提供する。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、交流電源からの交流入力を整流する整流回路と、この整流回路から出力される脈流電圧を受けるフライバックトランスの1次巻線とスイッチング素子の直列回路と、スイッチング素子を比較的高い周波数でスイッチング動作させる駆動回路と、フライバックトランスの2次巻線に接続したダイオードと平滑コンデンサの直列回路とを備え、スイッチング素子のスイッチング動作時に交流電源からの入力電圧が、この入力電圧のピーク電圧の絶対値よりも低い閾値電圧に対して、この閾値電圧よりも高い場合にはフライバックトランスの1次巻線又は2次巻線に常に電流が流れるように動作し、閾値電圧以下の場合にはフライバックトランスの2次巻線に流れる電流が一旦停止してから1次巻線に電流が流れるように動作することにある。
【0019】
請求項2記載の発明は、交流電源からの交流入力を整流する整流回路と、この整流回路から出力される脈流電圧を受けるフライバックトランスの1次巻線とスイッチング素子の直列回路と、スイッチング素子を比較的高い周波数でスイッチング動作させる駆動回路と、フライバックトランスの2次巻線に接続したダイオードと平滑コンデンサの直列回路とを備え、平滑コンデンサからの出力電圧が所望の電圧値になるようにフライバックトランスの1次巻線と2次巻線との巻数比を設定するとともに、スイッチング素子のスイッチング動作時に交流電源からの入力電圧が、この入力電圧のピーク電圧の絶対値よりも低い閾値電圧に対して、この閾値電圧よりも高い場合にはフライバックトランスの1次巻線又は2次巻線に常に電流が流れ、閾値電圧以下の場合には前記フライバックトランスの2次巻線に流れる電流が一旦停止してから1次巻線に電流が流れるようにフライバックトランスのインダクタンス値を設定したことにある。
【0020】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の電力変換装置において、閾値電圧は交流電源に流れる入力電流の高調波成分が所望のレベル以下となるように設定したことにある。
【0021】
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の電力変換装置において、さらに、平滑コンデンサからの出力電圧の変化を検出する電圧変化検出手段を設け、駆動回路は、検出手段が検出した出力電圧変化に基づいて制御信号を発生し、この制御信号をスイッチング素子をスイッチング動作する駆動信号に負帰還させることにある。
【0022】
請求項5記載の発明は、請求項1又は2記載の電力変換装置において、さらに、スイッチング素子に直列に低抵抗素子を介挿し、駆動回路は、この低抵抗素子の両端から所定電圧を越える電圧を検出すると、スイッチング素子のオン状態を強制的にオフ状態に移行させることにある。
【0023】
請求項6記載の発明は、請求項1又は2記載の電力変換装置において、さらに、平滑コンデンサからの出力電圧を検出する出力電圧検出手段を設け、駆動回路は、検出手段が検出した出力電圧が所定電圧を越えるとスイッチング素子のスイッチング動作を停止させることにある。
【0024】
請求項7記載の発明は、請求項1又は2記載の電力変換装置において、さらに、平滑コンデンサからの出力電圧を検出する出力電圧検出手段を設け、駆動回路は、検出手段が検出した出力電圧が所定電圧を越えるとスイッチング素子のスイッチング動作を停止させ、かつ、検出手段が検出した出力電圧が所定電圧以下になるとスイッチング素子のスイッチング動作を再開させることにある。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、交流電源21に全波整流回路22の入力端子を接続し、この全波整流回路22の出力端子にコンデンサ23を並列に接続するとともにフライバックトランス24の1次巻線24pと比較的高い周波数でスイッチング動作するスイッチング素子25との直列回路を並列に接続している。
【0026】
前記スイッチング素子25はオシレータ26を備えた駆動回路27によって駆動されるもので、オシレータ26で作られる比較的高い周波数とこの周波数のデューティによってコンバータとしての動作が制御されるようになっている。すなわち、フライバックトランス24、スイッチング素子25、駆動回路27及びダイオード28はフライバックコンバータを構成している。
【0027】
前記コンデンサ23は前記スイッチング素子25のスイッチングによる高周波成分をカットするためのもので、その容量は十分に小さく、商用電源21からの、例えば、50Hzの入力に対しては平滑作用を発揮しないようになっている。
【0028】
そして、前記フライバックトランス24の2次巻線24sにダイオード28を順方向に介して平滑コンデンサ29を並列に接続し、この平滑コンデンサ29に負荷30を並列に接続している。前記平滑コンデンサ29は十分に容量が大きく、1次側の脈流電圧による変動を十分に安定化させる機能を有している。
【0029】
ところで、フライバックトランスを使用したフライバック動作モードとしては電流不連続モードと電流連続モードの2種類が存在する。
【0030】
電流不連続モードでは、スイッチング素子25のオン時にはフライバックトランス24の1次巻線24pに電流が流れ、オフ時には2次巻線24sに電流が流れ、やがてこの電流が停止するまでオフのデューティを確保する。
【0031】
このときのスイッチング素子25のオン、オフタイミングと、1次巻線電流及び2次巻線電流の関係を示すと図2の(a)に示すようになる。すなわち、1次巻線電流も2次巻線電流も三角形状の電流波形となる。この電流不連続モードでは入力電流ピークに対して流せる平均電流が少なくなるが、フライバックトランス24は確実に磁気リセットするので動作が安定している。
【0032】
また、電流連続モードでは、スイッチング素子25のオン時にはフライバックトランス24の1次巻線24pに電流が流れ、オフ時には2次巻線24sに電流が流れるが、この電流が停止する前に次のサイクルに移行しフライバックトランス24の1次巻線24pに電流が流れるようになる。すなわち、次のサイクルでは2次巻線電流の残り分が1次巻線24pの初期電流として上乗せされることになる。
【0033】
このときのスイッチング素子25のオン、オフタイミングと、1次巻線電流及び2次巻線電流の関係を示すと図2の(b)に示すようになる。すなわち、1次巻線電流も2次巻線電流も台形状の電流波形となる。この電流連続モードでは入力電流ピークに対して流せる平均電流が多くなる。
【0034】
通常、フライバックコンバータでは、直流電圧を入力として電流不連続モードか電流連続モードのいずれかに固定して動作するように設計する。この点、この実施の形態では、入力側に平滑コンデンサを介在させないため直流電圧を入力として使用することはできない。そこで、入力電圧が低いときには電流不連続モードで動作し、入力電圧が高いときには電流連続モードで動作するようにフライバックトランス24の仕様を決める。
【0035】
このようにすれば、入力電圧Vと入力電流Iとの関係は図3の(a)に示すようになり、入力電流波形として高調波成分が少ない電流波形が得られる。
そして、例えば、ある周波数とデューティのもとで、入力電圧が低いときにはフライバックトランス24の1次巻線24p及び2次巻線24sに流れる電流が図2の(a)に示すようになるように制御し、入力電圧が高いときにはフライバックトランス24の1次巻線24p及び2次巻線24sに流れる電流が図2の(b)に示すようになるように制御する。
【0036】
そして、周波数を固定とするならば、その周波数に対して1次巻線24pと2次巻線24sの巻数比を保ったままインダクタンス値を下げることによって電流不連続モードで動作する区間を大きくし、電流連続モードで動作する区間を小さくできる。また、インダクタンス値を上げればこの逆となる。
【0037】
また、インダクタンス値を固定とするならば、そのインダクタンス値に対して周波数を下げることによって電流不連続モードで動作する区間を大きくし、電流連続モードで動作する区間を小さくできる。また、周波数を上げればこの逆となる。
従って、電流不連続モードと電流連続モードが切替わる閾値電圧VTHを変化させることで入力電流波形を変えることができる。
【0038】
閾値電圧VTHを高く設定した場合、電流不連続モードで動作する区間が広がり、この区間では平均電流はあまり流れないが、入力電流は入力電圧と略同じ波形となる。また、電流連続モードで動作する区間が狭くなるので、大電流を供給する場合には向かない。従って、この場合は、入力電流Iの波形は図3の(b)に示すようになり、全体として、平均電流があまり取れないので、電力的要求に対しては不十分となるが高調波成分は少なくなる。
【0039】
閾値電圧VTHを低く設定した場合、電流不連続モードで動作する区間が狭くなり、電流連続モードで動作する区間が広がる。電流連続モードでは格段に大きな電流が流せるので、この場合は、入力電流Iの波形は図3の(c)に示すようになり、全体として平均電流が多くなり、電力的要求に対しては十分となるが高調波成分は多少増加する。
【0040】
そこで、閾値電圧VTHを入力電圧のピーク電圧の絶対値未満でかつ0Vよりも大きい範囲内で適当に選定すると入力電流の高調波成分の抑制と電力的な要求の両方を満たす回路特性が得られる。例えば、周波数を固定とした場合、閾値電圧VTHを高く設定するには、その周波数に対してトランス24の1次巻線24pと2次巻線24sの巻数比を保ったままインダクタンス値を下げる。また、閾値電圧VTHを低く設定するには、その周波数に対してトランス24の1次巻線24pと2次巻線24sの巻数比を保ったままインダクタンス値を上げる。
【0041】
次に具体例について述べる。
商用電源21からの入力電圧が100VAC、50Hz、負荷30に印加する出力電圧が24VDC、出力200W、閾値電圧VTHが60Vの仕様条件で、フライバックトランス24として、1次巻線24pが40μH、40ターン、2次巻線24sが4μH、12ターン、結合係数が0.98のものを使用し、スイッチング素子25のスイッチング周波数が100kHzとすると、図4の(a)に示すように、入力電圧波形Vin、入力電流波形Iin、平滑コンデンサ29の出力電圧波形Voutを測定することができた。
【0042】
そして測定した入力電流波形Iinに対して、高調波規格クラスDの判定ラインLを重ねたところ、入力電流波形Iinの95%以上が判定ラインLの範囲内に収まる結果が得られた。
【0043】
図4の(b)は入力電流波形Iinを離散フーリエ変換して各高調波成分を分離した結果を示している。左端の棒グラフg1が基本波である50Hz、次に大きい棒グラフg2がその3次成分である150Hz、その次に大きい棒グラフg3が5次成分である250Hz、…と続いている。なお、偶数次の成分は定常状態で上下の波形が相似であるから、ほとんど検出されず、このグラフでは点として示している。なお、グラフg0は高調波規格クラスの判定ラインを示している。
このグラフからいずれの高調波成分も判定ラインよりも下であり、従って、この電力変換装置はクラスDのスイッチング電源として成立することになる。
【0044】
このように、入力側に平滑コンデンサを設けていないのでコンデンサインプット動作にはならず、従って、入力側に突入電流防止回路、リアクトルあるいはアクティブフィルタ等を介挿する必要がなく、構成の簡単化、小形化、軽量化を図ることができる。
【0045】
また、入力電圧の低いときには電流不連続モードで動作するが、入力電圧が高くなると電流連続モードで動作するため、負荷30に対する十分な電流供給が可能であり高出力化を図ることができる。しかも、入力電流の高調波成分の発生を抑え、高調波成分の低減化を図ることができる。
【0046】
(第2の実施の形態)
なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
図5に示すように、全波整流回路22の出力端子の負極側を電位G1に接続し、スイッチング素子としてMOS型FET(電界効果トランジスタ)251を使用し、このFET251のソースを低抵抗素子31を直列に介して前記全波整流回路22の出力端子の負極側に接続している。また、フライバックトランス24の2次巻線24sの負極側を前記電位G1とは別電位G2に接続している。
【0047】
また、平滑コンデンサ29に電圧変換検出手段として抵抗32と可変抵抗33との直列回路を並列に接続し、出力電圧検出手段として抵抗34と可変抵抗35との直列回路並びに抵抗36と可変抵抗37との直列回路を並列に接続している。前記抵抗34と36及び可変抵抗35と37の抵抗値は同一に設定されている。
【0048】
そして、前記抵抗32と可変抵抗33との接続点から検出した平滑コンデンサ29の出力電圧の変化を第1のフォトカプラ38を介して基準電位に対する電圧となるように変換した電圧信号L1を第1のコンパレータ39に入力している。前記第1のコンパレータ39には、また、三角波生成器40から三角波信号S1が入力されるようになっている。
【0049】
前記第1のコンパレータ39は電圧信号L1と三角波信号S1を比較し、三角波信号S1が電圧信号L1のレベル以上となる期間だけハイレベルとなるパルス信号S2を論理合成回路41に供給するようになっている。
【0050】
前記FET251のソースと低抵抗素子31との接続点から検出した電圧信号S3を第2のコンパレータ42に入力している。前記第2のコンパレータ42には、また、過電流判定電圧回路43から過電流判定電圧信号L2が入力されるようになっている。
【0051】
前記第2のコンパレータ42は電圧信号S3と過電流判定電圧信号L2を比較し、電圧信号S3が過電流判定電圧信号L2のレベルに達すると過電流判定信号を前記論理合成回路41に供給するようになっている。
【0052】
前記抵抗34と可変抵抗35との接続点から検出した平滑コンデンサ29の出力電圧検出信号S4を第2のフォトカプラ44を介して高電圧判定回路45に入力している。また、前記抵抗36と可変抵抗37との接続点から検出した平滑コンデンサ29の出力電圧検出信号S5を第3のフォトカプラ46を介して低電圧判定回路47に入力している。
【0053】
前記高電圧判定回路45は、出力電圧検出信号S4のレベルが所定の高電圧判定レベルLHを越えると状態保持回路48にラッチ信号を供給し、前記低電圧判定回路47は出力電圧検出信号S5のレベルが所定の低電圧判定レベルLL以下になると前記状態保持回路48にリセット信号を供給するようになっている。
【0054】
前記状態保持回路48は、前記高電圧判定回路45からラッチ信号を受けると前記論理合成回路41に対してストップ信号STを供給すると共にその状態を保持し、この状態で前記低電圧判定回路47からリセット信号を受けると保持状態をリセットしてストップ信号STの出力を停止するようになっている。
【0055】
前記論理合成回路41は前記第2のコンパレータ42からの過電流判定信号や前記状態保持回路48からのストップ信号STが供給されない状態では前記第1のコンパレータ39からのパルス信号S2に基づいて駆動信号S6を出力して前記FET251をスイッチング制御し、前記第2のコンパレータ42からの過電流判定信号が供給されると前記FET251への駆動信号S6の出力を停止させ、また、前記状態保持回路48からのストップ信号STが供給されるとその信号STが供給されている期間前記FET251への駆動信号S6の出力を停止させるようになっている。
【0056】
このような構成においては、FET251のスイッチング動作によりコンバータは入力電圧の低いときには電流不連続モードで動作し、入力電圧が高いときには電流連続モードで動作するので、入力電流の高調波成分の発生を抑えつつ負荷30に十分な電流を供給でき、これにより、高出力が達成でき、負荷変動に対しても十分に対処できる。
【0057】
この動作において平滑コンデンサ29の出力電圧の変化が検出され、第1のフォトカプラ38を介して第1のコンパレータ39に電圧信号L1が入力される。この第1のコンパレータ39には、また三角波生成器40から三角波信号S1が入力されるので、第1のコンパレータ39は図6の(a)に示すように電圧信号L1と三角波信号S1を比較し、三角波信号S1のレベルが電圧信号L1のレベル以上となる期間だけハイレベルとなる図6の(b)に示すようなパルス信号S2を出力する。そして、このパルス信号S2が論理合成回路41に供給される。
【0058】
論理合成回路41は、第2のコンパレータ42から過電流判定信号が入力されず、また、状態保持回路48からストップ信号STが入力されない通常の状態では、パルス信号S2に基づいてFET251に駆動信号S6を供給してそのFET251をスイッチング動作する。
【0059】
このように負帰還ループにより平滑コンデンサ29の出力電圧の変化がコンバータに負帰還され、出力電圧が高くなるとパルス信号S2のオンデューティが小さくなって入力電力を減少させる方向に作用する。また、出力電圧が低くなるとパルス信号S2のオンデューティが大きくなって入力電力を増加させる方向に作用する。
【0060】
こうして、平滑コンデンサ29の出力電圧が一定になるように制御が行われる。そして、このように出力電圧調整を基本的にオンデューティで行うことで出力電圧をオンデューティに負帰還させるという一般的な制御方法が利用でき、既存のICなどが流用できる。
【0061】
このような通常の動作を行っている状態で、FET251に過電流が流れる現象が発生すると、低抵抗素子31の両端間電圧が高くなり、図7の(c)に示すように、第2のコンパレータ42に入力する電圧信号S3のレベルが過電流判定電圧回路43からの過電流判定電圧信号L2のレベルに達すると、第2のコンパレータ42から論理合成回路41に過電流判定信号が供給され、これにより、論理合成回路41は、図7の(d)に示すように、FET251への駆動信号S6の供給を瞬時に停止させる。
【0062】
これにより、FET251に供給される駆動信号S6のオンデューティが見かけ上小さくなったようになる。すなわち、過電流検出によってFET251は直ちにオフ動作し、継続して過電流が流れるのを防止する。このように過電流を検出すると直ちにFET251をオフ動作するので、FETなどの回路保護が確実にできる。
【0063】
また、通常の動作を行っている状態で、平滑コンデンサ29からの出力電圧が異常に高くなることが発生すると、出力電圧検出信号S4、S5のレベルが高くなる。そして、高電圧判定回路45が図8の(a)に示すように出力電圧検出信号S4のレベルが高電圧判定レベルLHを越えたことを判定すると状態保持回路48にラッチ信号を出力し、これにより、状態保持回路48は図8の(b)に示すようにストップ信号STを出力すると共にその出力を保持する。
【0064】
論理合成回路41はストップ信号STを入力すると、図8の(c)に示すように駆動信号S6の出力を停止させる。こうしてFET251はスイッチング動作を停止し、コンバータは動作を停止する。
【0065】
コンバータの動作が停止すると平滑コンデンサ29からの出力電圧が次第に低下するようになる。これにより、出力電圧検出信号S4、S5のレベルも低下する。そして、低電圧判定回路47が図8の(a)に示すように出力電圧検出信号S5のレベルが低電圧判定レベルLL以下になったことを判定すると状態保持回路48にリセット信号を出力し、これにより、状態保持回路48は図8の(b)に示すように出力保持状態を解除しストップ信号STの出力を停止する。
【0066】
論理合成回路41はストップ信号STの入力が停止すると、図8の(c)に示すように駆動信号S6の出力を再開する。こうしてFET251は再びスイッチング動作を開始し、コンバータは動作するようになる。
【0067】
このように平滑コンデンサ29からの出力電圧が異常に高くなることが発生するとコンバータの動作を停止して確実な回路保護ができる。そして、平滑コンデンサ29からの出力電圧が低下したときには再びコンバータの動作を開始させることができるので、例えば、負荷30がオープン状態になったときにはコンバータを連続発振から間欠発振に切替えることができ、コンバータでの電力損失を軽減させて省電力化を図ることができる。
【0068】
【発明の効果】
請求項1乃至7記載の発明によれば、構成の簡単化、小形化、軽量化を図ることができるとともに高出力化を図ることができ、しかも、入力電流の高調波成分の発生を抑えることができる。
また、請求項4記載の発明によれば、さらに、出力電圧の調整が容易にできる。
また、請求項5記載の発明によれば、さらに、過電流に対して回路保護が確実にできる。
【0069】
また、請求項6記載の発明によれば、さらに、過電圧に対して動作を停止させることで回路保護が確実にできる。
また、請求項7記載の発明によれば、さらに、過電圧に対して動作を停止させることで回路保護が確実にでき、しかも、正常電圧に復帰したときには動作を再開して電力の供給ができ、従って、省電力化を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す一部ブロックを含む回路構成図。
【図2】同実施の形態における電流不連続モード及び電流連続モードの動作を説明するための波形図。
【図3】同実施の形態において電流不連続モードと電流連続モードが切替わる閾値電圧を変化させたときの入力電圧と入力電流の関係を示す波形図。
【図4】同実施の形態における具体例の入力電圧波形、入力電流波形、出力電圧波形と高調波判定ラインとの関係を示す波形図並びに入力電流波形を離散フーリエ変換して各高調波成分を分離した結果を示すグラフ。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す一部ブロックを含む回路構成図。
【図6】同実施の形態における第1のコンパレータの動作を説明するための波形図。
【図7】同実施の形態における第1のコンパレータ、第2のコンパレータ及び論理合成回路の動作を説明するための波形図。
【図8】同実施の形態における高電圧判定回路、低電圧判定回路、状態保持回路及び論理合成回路の動作を説明するための波形図。
【図9】従来例を示す回路構成図。
【図10】同従来例における入力電圧と入力電流の関係を示す波形図。
【図11】他の従来例を示す回路構成図。
【図12】同従来例における入力電圧と入力電流の関係を示す波形図。
【図13】他の従来例を示す回路構成図。
【図14】同従来例における入力電圧と入力電流の関係を示す波形図。
【符号の説明】
21…交流電源
22…全波整流回路
24…フライバックトランス
25…スイッチング素子
27…駆動回路
28…ダイオード
29…平滑コンデンサ

Claims (7)

  1. 交流電源からの交流入力を整流する整流回路と、この整流回路から出力される脈流電圧を受けるフライバックトランスの1次巻線とスイッチング素子の直列回路と、前記スイッチング素子を比較的高い周波数でスイッチング動作させる駆動回路と、前記フライバックトランスの2次巻線に接続したダイオードと平滑コンデンサの直列回路とを備え、
    前記スイッチング素子のスイッチング動作時に前記交流電源からの入力電圧が、この入力電圧のピーク電圧の絶対値よりも低い閾値電圧に対して、この閾値電圧よりも高い場合には前記フライバックトランスの1次巻線又は2次巻線に常に電流が流れるように動作し、前記閾値電圧以下の場合には前記フライバックトランスの2次巻線に流れる電流が一旦停止してから1次巻線に電流が流れるように動作することを特徴とする電力変換装置。
  2. 交流電源からの交流入力を整流する整流回路と、この整流回路から出力される脈流電圧を受けるフライバックトランスの1次巻線とスイッチング素子の直列回路と、前記スイッチング素子を比較的高い周波数でスイッチング動作させる駆動回路と、前記フライバックトランスの2次巻線に接続したダイオードと平滑コンデンサの直列回路とを備え、
    前記平滑コンデンサからの出力電圧が所望の電圧値になるように前記フライバックトランスの1次巻線と2次巻線との巻数比を設定するとともに、
    前記スイッチング素子のスイッチング動作時に前記交流電源からの入力電圧が、この入力電圧のピーク電圧の絶対値よりも低い閾値電圧に対して、この閾値電圧よりも高い場合には前記フライバックトランスの1次巻線又は2次巻線に常に電流が流れ、前記閾値電圧以下の場合には前記フライバックトランスの2次巻線に流れる電流が一旦停止してから1次巻線に電流が流れるように前記フライバックトランスのインダクタンス値を設定したことを特徴とする電力変換装置。
  3. 閾値電圧は、交流電源に流れる入力電流の高調波成分が所望のレベル以下となるように設定したことを特徴とする請求項1又は2記載の電力変換装置。
  4. 請求項1又は2記載の電力変換装置において、さらに、平滑コンデンサからの出力電圧の変化を検出する電圧変化検出手段を設け、駆動回路は、前記検出手段が検出した出力電圧変化に基づいて制御信号を発生し、この制御信号をスイッチング素子をスイッチング動作する駆動信号に負帰還させることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項1又は2記載の電力変換装置において、さらに、スイッチング素子に直列に低抵抗素子を介挿し、駆動回路は、この低抵抗素子の両端から所定電圧を越える電圧を検出すると、前記スイッチング素子のオン状態を強制的にオフ状態に移行させることを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項1又は2記載の電力変換装置において、さらに、平滑コンデンサからの出力電圧を検出する出力電圧検出手段を設け、駆動回路は、前記検出手段が検出した出力電圧が所定電圧を越えるとスイッチング素子のスイッチング動作を停止させることを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項1又は2記載の電力変換装置において、さらに、平滑コンデンサからの出力電圧を検出する出力電圧検出手段を設け、駆動回路は、前記検出手段が検出した出力電圧が所定電圧を越えるとスイッチング素子のスイッチング動作を停止させ、かつ、前記検出手段が検出した出力電圧が所定電圧以下になると前記スイッチング素子のスイッチング動作を再開させることを特徴とする電力変換装置。
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