JP3587552B2 - 電解液注液装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は遠心力を利用して電解液未収容電池に電解液を注液する電解液注液装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばニッケル水素二次電池は、ニッケル酸化物を含む正極と水素吸蔵合金を含む負極との間に合成樹脂製のセパレータが介装された積層物からなる電極群をアルカリ電解液と共に容器内に収納した構造を有する。前記アルカリ電解液は目的とする量から外れて前記容器内に収容されると電池性能が劣化するため、高い精度で前記容器内に供給される必要がある。
【0003】
前記電極群が収納された容器に前記アルカリ電解液を注液するための電解液注液装置としては従来より、図7及び図8に示す下端の出口穴の大きさが極めて小さい漏斗61と、前記漏斗の下方に配置された電極群収納容器保持手段とを回転テーブルにその半径方向に傾動自在に取付け、かつ前記漏斗にアルカリ電解液を注液するための定量吐出ポンプを設けたものが知られている。このような装置において、前記保持手段に電極群収納容器を収納し、前記定量吐出ポンプにより前記漏斗に目的とする量の電解液を供給した後、前記回転テーブルを回転させると、前記容器及び前記漏斗が前記回転テーブルから離れるようにその中心点に向けて傾動され、前記容器及び前記漏斗に遠心力が働くため、前記漏斗内の電解液が前記容器に移動されて前記容器に電解液が注液される。
【0004】
しかしながら、前記装置において、前記漏斗の出口穴は前述した図8に示すように極めて小さいものの、常に開口されているため、前記漏斗を電解液が収容された状態でしばらくの間放置した際に、前記漏斗の出口穴から前記電解液が漏れる。遠心力のような物理的な電解液の移動力が加わっていない状態では前記電極群は電解液が浸透し難いため、前記漏斗から漏れた電解液は前記容器内の電極群の上部に溜る場合がある。この状態で前記回転テーブルを回転させると、前記容器内の前記電極群の上部に溜った電解液が外部に飛散するため、前記容器に収容される電解液量が減少して歩留りが低下するという問題点があった。
【0005】
また、前記漏斗の出口穴の大きさが極めて小さいため、前記漏斗に遠心力が働いた際に前記漏斗内の電解液が前記容器に移動され難く、前記電解液の一部が前記漏斗に残り、前記容器に収容される電解液量が減少して歩留りが低下する恐れがあるという問題点があった。
更に、前記漏斗の出口穴の穿設加工の作業は径が極めて小さいために繁雑で、加工性が劣るため、前記装置にかかるコストが高くなった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は従来の問題を解決するためになされたもので、加工性が優れた漏斗を備え、かつ高い精度で電解液が注液され、歩留まりが向上された電解液注液装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、回転テーブルと、前記回転テーブルに支持され、前記テーブルの回転に伴う遠心力によりその中心点に向けて傾動される円筒形のガイドと、前記ガイド内に上下動自在に挿入された漏斗と、前記漏斗と前記ガイドの間に配置され、前記漏斗を上方に向けて付勢するための圧縮手段と、前記漏斗の出口穴に前記圧縮手段の付勢力による前記漏斗の上方への移動時に挿入され、かつ前記ガイドの前記テーブルから離れる方向に傾動することにより前記出口穴から離脱されるテーパピンと、前記漏斗の下方に配置された電解液未収容電池保持手段と、前記漏斗に電解液を供給するための電解液供給手段とを具備したことを特徴とする電解液注液装置である。
【0008】
【作用】
本発明の電解液注液装置によれば、遠心力が働いた時に開く弁機構が設けられた漏斗を備えることによって、前記漏斗に遠心力が働いている時期のみにおいて、漏斗に供給された電解液を出口穴から注液することができる。また、前記漏斗は前記弁機構を有し、その出口穴の大きさを従来の弁機構が設けられていない漏斗よりも大きくすることができるため、前記漏斗中の電解液全てを確実に電解液未収容の電池に注液することができる。従って、電解液未収容の電池に電解液を高い精度で注液することができるため、歩留りを向上することができる。
【0009】
また、前記漏斗の出口穴を従来の漏斗よりも大きくすることができるため、漏斗の加工性を向上することができる。
前記装置によれば、漏斗に供給された電解液は待機中は前記出口穴から外部に漏れ出すことなく前記漏斗内にとどまることができ、かつ前記漏斗に遠心力が働いている時期にのみ前記出口穴から電解液未収容の電池に注液されるため、電解液供給作業を簡単にすることができる。
【0010】
更に、漏斗が複数個設けられた電解液注液装置を複数個狭い場所に設置して電解液の注液を行う場合、前記複数の漏斗は遠心力が働くと回転テーブルから離れるようにその半径方向に傾動されるため、前記各装置はそれ自身よりも広いスペースを要する。従って、すべての装置の回転テーブルを一度に回転させて前記漏斗に遠心力を働かせることは困難であるため、互いに隣り合う装置の回転テーブルを交互に回転させることになる。このため、前記各装置において漏斗に電解液を収容してから回転テーブルを回転させるまでに掛かる時間が長くなる。従来の弁機構が設けられていない漏斗を用いると、この待機時間に前記漏斗の出口穴から電解液が漏れ出すため、漏斗に電解液が収容されてから一定時間内に前記回転テーブルが回転されなかった場合には供給不良とみなして廃棄処理が行われる。しかしながら、前記供給不良判定を行うと、電解液供給作業が繁雑になるという問題点があった。本発明に係る漏斗を用いると、前記待機時間に前記漏斗の出口穴から電解液が漏れ出さないため、前記供給不良判定が不要になり、電解液供給作業を更に簡単にすることができる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の電解液注液装置を示す概略正面図、図2は本発明の電解液注液装置を示す上面図、図3は図1の弁機構を有する漏斗を示す斜視図、図4は図3の弁機構を有する漏斗に電解液が収容された状態を示す断面図、図5は図1の電解液注液手段に遠心力が働いた状態を示す部分正面図、図6は図5の弁機構を有する漏斗を示す断面図。
【0012】
図1に示すように、支柱1には、円形の支持台2が載置されている。円板3は前記支持台2に載置されている。図示しないモータは前記支持台2内に配置され、かつその駆動軸には傘歯車が嵌着されている。後述する図2に示すように回転軸4は、その先端付近が前記円板3に軸着され、かつその下端に嵌着された図示しない傘歯車は、前記駆動軸の傘歯車に噛合されている。このような構成において、前記モータを間欠的あるいは連続的に回転することにより前記駆動軸、2つの前記傘歯車及び前記回転軸が間欠的あるいは連続的に回転され、これによって前記円板3が間欠的あるいは連続的に回転される。
【0013】
図2に示すように第1電解液注液手段5、第2電解液注液手段6、第3電解液注液手段7、第4電解液注液手段8、第5電解液注液手段9、第6電解液注液手段10、第7電解液注液手段11、第8電解液注液手段12、第9電解液注液手段13、第10電解液注液手段14、第11電解液注液手段15、第12電解液注液手段16は、前記円板3の同心円上に例えば30度の等角度を隔てて配置されている。前記各電解液注液手段5〜16は、支持棒17と、弁機構を有する漏斗18と、弁機構を有する漏斗を支持するための支持手段19と、電解液未収容電池保持手段20とをそれぞれ備える。
【0014】
図2に示すように前記支持棒17は、その一端が前記円板3の同一円周上に30度の等角度を隔てて固定され、かつ他端が前記円板3の外周縁からその半径方向に延出されている。図1に示すように駆動棒21は、前記支持棒17の他端に開口された円形貫通穴22に回転自在に挿入されている。図1に示すように1対のジョイント23(他方は図示せず)は、その上端が前記駆動棒21の両端に1対のリベット24a,24bにより連結されている。
【0015】
図1に示すように前記支持手段19としての下部支持板25は、前記1対のジョイント23(他方は図示せず)の下端に固定されている。上部支持板26は、前記下部支持板25に取付けられている。前記上部支持板26及び前記下部支持板25には、円形貫通穴がそれぞれ開口されている。
【0016】
前記弁機構を有する漏斗18の円筒形ガイド27は、前記上部支持板26及び前記下部支持板25に挿入されている。前記弁機構を有する漏斗18は図3に示すように、前記円筒形ガイド27と、漏斗28と、コイルスプリング29と、テーパピン30と、テーパピン固定部材31とから構成される。前記円筒形ガイド27は、その下部内面に段部32が形成されている。前記漏斗28は、前記ガイド27に挿入され、上部に大径筒部33及び下部に小径筒部34を有する。前記小径筒部34の中空部は、大径中空部35aと出口穴としての小径中空部35bとから形成されている。前記コイルスプリング29は、前記漏斗28の前記大径筒部33の下面と前記ガイド27の前記段部32との間に配置され、前記漏斗28を上方に向けて付勢している。前記テーパピン固定部材31は、前記ガイド27の上面に固定されている。前記テーパピン30は、前記小径筒部34の前記出口穴35bと同じ径を有し、前記漏斗28の出口穴35b内に挿脱されて開閉する作用をなす。前記テーパピン30は、前記テーパピン固定部材31の円形貫通穴に2つのフランジ36a,36b(36bは後述する図4,図6に図示)により固定されている。
【0017】
前記電解液未収容電池保持手段20は、図1に示すように前記下部固定板25の下端に取付けられた円筒形の支持軸ガイド37と、上端が前記支持軸ガイド37に挿入された上下動自在の支持軸38と、前記支持軸38の下端にフランジにより固定された矩形状のフレーム39と、前記フレーム39の下端に取り付けられ、かつ上部が2本の軸40a,40bを支点にして矢印方向に傾動自在になっている電池収納部材保持治具41と、前記下部支持板25の前記支持台2側の側面及び前記フレーム39の支持台側の面にそれぞれ取付けられた2つの支持ピン42a,42bと、前記2つの支持ピン42a,42b間に取着され、前記支持棒17を上方に向けて付勢するコイルスプリング43と、上部が前記フレーム39に挿入されると共に下端が前記電池収納部材保持治具41に保持され、円形長穴を有する角形の電池収納部材44とを備える。なお、衝撃吸収のための突起部45は、前記支持台2の側面に取付けられ、かつ前記支持ピン42bと当接している。
【0018】
電解液未収容電池供給手段としての駆動ローラ(図示せず)が取付けられた無端ベルト46は、図2に示すように例えば前記電解液注液手段5の下方に配置され、かつ矢印に示す前記円板3に向かう方向に回動されている。図1に示すように電解液収容済み電池回収手段としての駆動ローラ47が取付けられた無端ベルト48は、例えば前記第10電解液注液手段14の下方に配置され、かつ図2に矢印で示す前記円板3から離れる方向に回動される。
【0019】
第1電解液供給手段49、第2電解液供給手段50は、図2に示すように例えば前記電解液注液手段7、前記電解液注液手段8の後方にそれぞれ配置されている。前記弁機構を有する漏斗18の漏斗28への電解液供給は精度を向上するために、前記各電解液供給手段49,50を用いて2回に分けて行われる。前記各電解液供給手段49,50は、図1に示すように電解液貯蔵タンク51と、下端が前記電解液貯蔵タンク51に侵漬された電解液吸入管52と、先端にノズルが接続された注液管53と、前記吸入管52と前記注液管53との間に配置された定量吐出ポンプ54とから構成される。このような構成によれば、前記ポンプ54を駆動すると前記貯蔵タンク51内の所定量の電解液が前記吸入管52に吸い上げられ、前記注液管53に送られて前記ノズルから前記漏斗28に供給される。
【0020】
次に、前述した電解液注液装置の動作を前述した図1〜図3及び図4〜図6を参照して説明する。
まず、容器内にニッケル正極と水素吸蔵合金負極との間に合成樹脂製のセパレータを介装して渦巻状に捲回された電極群が収納された構造を有する電解液未供給の円筒形ニッケル水素二次電池Bを用意し、前記二次電池Bを前記収納部材44に収納する。図示しない駆動源の電源をオンにし、前述した図2に示すように前記電池供給手段の前記無端ベルト46により前記収納部材44を前記電解液注液手段5の下方に搬送する。搬送された前記収納部材44は上部が前記各軸40a,40bを支点にして矢印方向に開かれた前記保持治具41の下方から挿入されることにより上部が前記フレーム39に挿入され、かつ下部が前記保持治具41に固定される。
【0021】
次いで、前記円板3を半時計回りに30°回転すると、空の前記電解液注液手段16が前記無端ベルト46の上方に移動され、かつ前記無端ベルト46により前記収納部材44が前記電解液注液手段16の下方に搬送される。前記収納部材44は、上部が前記各軸40a,40bを支点にして矢印方向に開かれた前記保持治具41の下方から挿入されることにより上部が前記フレーム39に挿入され、かつ下部が前記保持治具41に固定される。
【0022】
次いで、前記円板3を半時計回りに30°回転すると、前記電解液注液手段5が前記電解液供給手段49のノズルの下方に移動され、図4に示すように前記弁機構を有する漏斗18の前記漏斗28にアルカリ電解液が供給される。この時、前記漏斗28は前記コイルスプリング29により上方に付勢されているため、前記テーパピン30の下端は前記漏斗28の小径筒部34の出口穴35b内に挿入されてその出口穴35bを閉塞している。このため、前記電解液は前記出口穴35bを通って外部に漏れ出すことなく前記漏斗28内に留まる。また、前記円板3の回転に伴って、空の前記電解液注液手段15が前記無端ベルト46の上方に移動され、かつ前記無端ベルト46により前記収納部材44が前記電解液注液手段15の下方に搬送される。前記収納部材44は、上部が前記各軸40a,40bを支点にして矢印方向に開かれた前記保持治具41の下方から挿入されることにより上部が前記フレーム39に挿入され、かつ下部が前記保持治具41に固定される。
【0023】
次いで、前記円板3を半時計回りに30°回転すると、前記電解液注液手段5が前記電解液供給手段50のノズルの下方に移動され、前記弁機構を有する漏斗18の前記漏斗28にアルカリ電解液が前記出口穴35bを通って外部に漏れ出すことなく収容される。これに伴って空の前記電解液注液手段14が前記無端ベルト46の上方に移動され、前記無端ベルト46により前記収納部材44が前記電解液注液手段15の下方に搬送される。前記収納部材44は、上部が前記各軸40a,40bを支点にして矢印方向に開かれた前記保持治具41の下方から挿入されることにより上部が前記フレーム39に挿入され、かつ下部が前記保持治具41に固定される。
【0024】
このようにして前記各電解液注液手段5〜16の前記弁機構を有する漏斗18の下方に前記収納部材44を配置し、前記弁機構を有する漏斗18の前記漏斗28内に前記各電解液供給手段49,50により電解液を収容した後、前記円板3を半時計回りに連続的に回転させる。回転速度が高くなるにつれて前記各電解液注液手段5〜16は前記円板3から離れるようにその半径方向に傾動されて図5に示すようにほぼ横置きになり、これに伴って前記各電解液注液手段5〜16の漏斗28に遠心力が加わり図6に示すように前記漏斗28が前記コイルスプリング29の付勢力に抗して前記ガイド27の内面に添って下降される。このような漏斗28の下降により前記テーパピン30の先端が前記漏斗28の前記小径筒部34の前記出口穴35bから外れて前記出口穴35bが開放され、前記漏斗28内の電解液全てが前記出口穴35bを通って前記二次電池Bに移動されることにより前記二次電池Bに高い精度で電解液が注液される。
【0025】
次いで、前記円板3の回転速度を徐々に下げると、前記各電解液注液手段5〜16に働く遠心力が次第に小さくなるため、前記コイルスプリング29の付勢力が前記遠心力よりも大きくなり、前記漏斗28が上方に付勢されて前記ガイド27の内面に添って上昇される。これにより前述した図3に示すように前記小径筒部34の前記出口穴35bに前記テーパピン30の先端が挿入されて前記出口穴35bが閉塞される。これに伴って前記各電解液注液手段5〜16は前述した図1に示すように前記支持ピン42bが前記支持台2の前記突起部45に当接されて前記円板3の前記支持棒17に懸架され、かつ前記電解液注液手段14が前記電池回収手段としての前記無端ベルト48の上方に配置された状態に戻る。
【0026】
次いで、前記電解液注液手段14の前記保持治具41の上部を前記各軸40a,40bを支点にして矢印方向に開いて電解液供給済みの二次電池Bが収納された収納部材44を前記フレーム39の下方から抜き取り、前記無端ベルト48上に供給し、前記無端ベルト48によって回収する。この後、前記円板3を半時計回りに30°ずつ回転させて、前記各電解液注液手段5〜13,15,16から前記収納部材44を前記無端ベルト48により回収する。
【0027】
このような構成の電解液注液装置によれば、前記漏斗28内に供給された電解液は待機中に前記出口穴35bを通って外部に漏れ出すことなく前記漏斗28内にとどまることができ、かつ前記漏斗28に遠心力が働いた時のみ前記漏斗28内に供給された電解液を前記漏斗28の前記出口穴35bから前記二次電池Bに注液することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の電解液注液装置によれば、電解液未収容の電池に電解液を高い精度で注液することができ、歩留りを向上することができ、かつ漏斗の加工性を向上することができ、更に電解液供給作業を簡単にできるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電解液注液装置を示す概略正面図。
【図2】本発明の電解液注液装置を示す上面図。
【図3】図1の斜視図。
【図4】図3の弁機構を有する漏斗に電解液が収容された状態を示す断面図。
【図5】図1の電解液注液手段に遠心力が働いた状態を示す部分正面図。
【図6】図5の弁機構を有する漏斗を示す断面図。
【図7】従来の漏斗を示す斜視図。
【図8】図7の漏斗の断面図。
【符号の説明】
1…支柱、2…支持台、3…円板、5〜16…電解液注液手段、18…弁機構を有する漏斗、19…支持手段、20…電解液未収容電池保持手段、27…ガイド、28…漏斗、29…圧縮手段、30…テーパピン、35b…出口穴。
Claims (1)
- 回転テーブルと、
前記回転テーブルに支持され、前記テーブルの回転に伴う遠心力によりその中心点に向けて傾動される円筒形のガイドと、
前記ガイド内に上下動自在に挿入された漏斗と、
前記漏斗と前記ガイドの間に配置され、前記漏斗を上方に向けて付勢するための圧縮手段と、
前記漏斗の出口穴に前記圧縮手段の付勢力による前記漏斗の上方への移動時に挿入され、かつ前記ガイドの前記テーブルから離れる方向に傾動することにより前記出口穴から離脱されるテーパピンと、
前記漏斗の下方に配置された電解液未収容電池保持手段と、
前記漏斗に電解液を供給するための電解液供給手段とを
具備したことを特徴とする電解液注液装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13029194A JP3587552B2 (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 電解液注液装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP13029194A JP3587552B2 (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 電解液注液装置 |
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JPH07335196A JPH07335196A (ja) | 1995-12-22 |
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ID=15030807
Family Applications (1)
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JP13029194A Expired - Lifetime JP3587552B2 (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 電解液注液装置 |
Country Status (1)
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1994
- 1994-06-13 JP JP13029194A patent/JP3587552B2/ja not_active Expired - Lifetime
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