JP3586307B2 - コイル挿入装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、回転電気機械に用いられるステータコアのスロット内にコイルを挿入するコイル挿入装置に関し、特にステータコアをブレードの先端部に装着する際にステータコアをガイドするコアガイドの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コイル挿入装置としては、ステータコアの内歯に対応して環状に配列された複数本のブレードと、このブレードの外側にブレードと対応して同じく環状に配列された複数本のウェッジガイドと、ブレードの内側に軸方向移動可能に配置されたストリッパとを有するものが一般的である。そして、巻線機によってコイルを形成すると共に、そのコイルをブレードの所定の間隙に落とし込んで所定のブレード群を囲むように引き掛けた後、ステータコアをブレードの先端部に装着し、ストリッパを上昇させてコイルを押し上げ、ブレードの隙間からステータコアの所定のスロットに挿入し、それと同時に、ウェッジガイドを通してウェッジをステータコアのスロット内に挿入するようにしている。
【0003】
このような従来のコイル挿入装置においては、ステータコアをブレードの先端部に挿入する際に、ステータコアの内歯がブレードの外周の溝に正確に嵌合するように導くコアガイドが用いられている。このコアガイドがないと、ステータコアとブレードとの位置がわずかにずれただけでも、ステータコアの内歯がブレードの溝に噛み込んでブレードを損傷する虞れがあるからである。
【0004】
図10〜12には、従来のコイル挿入装置に用いられているコアガイドの一例が示されている。図10は、コアガイドの縦断面図、図11はコアガイドの構成部品であるガイドブロックの平面図、図12はコアガイドの構成部品であるアライメントブロックの平面図である。
【0005】
図10に示すように、コアガイド11は、ガイドブロック12と、アライメントブロック13と、これらの間に配置されたスペーサ14と、これら3つの部材を接合するピン15及びボルト16とで構成されている。
【0006】
図11を併せて参照すると、ガイドブロック12の上面中心部には、駆動軸17が螺着されて取付けられている。この駆動軸17は、図示しない駆動装置によって軸方向に移動し、コアガイド11を昇降動作させる。また、ガイドブロック12の外周には、ステータコアの内歯をブレードの外周の溝に導くための複数の突条18が形成されている。すなわち、ステータコアの内歯は、これらの突条18の間の溝19に導かれて、ブレードの外周の溝に挿入される。なお、図においては詳しく示されていないが、突条18の上下端は、テーパ状に低くかつ狭められており、ステータコアの内歯が溝19に挿入されやすくなっている。
【0007】
図12を併せて参照すると、アライメントブロック13は、外周に複数のフィン状部20を有し、これらのフィン状部20の間の溝21にブレードが適合するようになっている。すなわち、ブレードの隙間にフィン状部20が挿入されることにより、ブレードは溝21に嵌合した状態となり、それによってブレード間の距離が変動したりすることを防止される。なお、フィン状部20は、ステータコアのスロットの入口に至る程度の長さであり、スロットの内部にまで挿入されることはない。
【0008】
なお、スペーサ14は、コアガイド11がブレードの上端部に装着されるとき、ブレードの上端が突き当たるストッパとなると共に、ステータコアの厚さが変化したときに、ガイドブロック12とアライメントブロック13との間の距離を最適な長さに調整するためのものである。また、上記ガイドブロック12の溝19と、アライメントブロック13の溝21とは、軸方向に沿って正確に整合するように、ピン15及びボルト16によって位置決めされている。
【0009】
したがって、ブレードの先端部がアライメントブロック13のフィン状部20の間の溝21に嵌合した状態で、ステータコアをコアガイド11のガイドブロック12の上方から被せるように下降させると、ステータコアの内歯は、まずガイドブロック12の突条18の間の溝19に挿入され、続いてアライメントブロック13のフィン状部20の間の溝21に嵌合しているブレードの外周の溝にスムーズに挿入される。
【0010】
ところで、ステータコアへのコイル挿入作業は、例えばU相コイル、V相コイル、更にはW相コイルなど、2回以上に分けて行われることが通常であり、ステータコアの上下端面から突出するコイルエンドにおいて、これらの各相のコイル間には、相間絶縁紙と呼ばれる合成樹脂、紙等からなる絶縁シートが挿入されている。相間絶縁紙は、各相のコイルエンドどうしが、コイル挿入時又はコイルエンド整形時に擦れあって、電線の絶縁被覆が破壊され、ショートすることを防止するために必要なものである。
【0011】
図13には、このような相間絶縁紙の一例が示されている。すなわち、この相間絶縁紙23は、ステータコアの上端面に挿入されるシート24と、ステータコアの下端面に挿入されるシート25とを、一対の細い樹脂製のロッド26、26で連結した構造をなしている。この相間絶縁紙23は、既に先のコイルが挿入された後のコイル挿入工程の前に、ステータコアの所定のスロットにロッド26、26を挿入させ、シート24、25をステータコアの上下端面の所定箇所に配置した状態でステータコアに取付けられる。なお、シート24、25と、ロッド26、26とは、この実施例の場合、いずれも合成樹脂からなり、熱融着によって連結されている。
【0012】
図14、15は、ステータコア27に、U相コイル28を挿入した後、V相コイルを挿入する前に、ステータコア27に上記相間絶縁紙23を装着した状態を示している。なお、図中29は内歯、30はスロット、31はスロット30の内周に予め挿入された絶縁シートである。相間絶縁紙23は、ロッド26、26を所定のスロット30に挿入され、ステータコア27の上下端面においてシート24、25によりU相コイル28の内側を覆うように一対配置されている。この状態で、相間絶縁紙23はその弾性によってできるだけ広がろうとするため、ステータコア27のスロット30の内側、すなわちスロット30の入口に寄った位置に配置されている。
【0013】
図16〜21には、従来のコアガイド11を用いた、U相コイル28を挿入した後のV相コイルの挿入工程が示されている。図16において、32は、ステータコア27の内歯29に対応して環状に配列された複数本のブレードであり、図においては明確でないが、その外周にはステータコア27の内歯29が嵌合する溝が形成されている。33は、ブレード32の外側にブレード32と対応して同じく環状に配列された複数本のウェッジガイドである。34は、コイル巻線機にて形成され、ブレード32の所定の間隙に落とし込まれたV相コイルである。35は、このV相コイルをステータコア27のスロット30に挿入するためのストリッパである。
【0014】
この挿入工程について説明すると、図16に示すように、コアガイド11は、駆動軸17に支持されて、ブレード32、ウェッジガイド33の上方に配置されている。
【0015】
この状態で、図17に示すように、U相コイル28を挿入され、相間絶縁紙23を装着されたステータコア27が側方から図示しないパレットに搭載されて移動してきて、ブレード32とコアガイド11との間に支持される。このとき、相間絶縁紙23は、図14、15に示したように、ステータコア27のスロット30の入口側に配置されている。
【0016】
次に、図18に示すように、駆動軸17が下降し、コアガイド11がステータコア27の内部を通り抜けて、ブレード32の先端部に装着される。このとき、ブレード32は、コアガイド11のアライメントブロック13のフィン状部20の間の溝21に挿入され、その上端がスペーサ14に突き当たってコアガイド11の移動を停止させる。しかし、コアガイド11のガイドブロック12及びアライメントブロック13は、その外径がステータコア27の内歯29の内径よりも大きくはないため、相間絶縁紙23の内側をそのまま通り抜け、相間絶縁紙23の位置は変わらない。
【0017】
この状態で、図19に示すように、ステータコア27がそれを支持するパレットと共に、図示しない駆動機構によって下降し、ステータコア27の内歯29は、コアガイド11のガイドブロック12の外周の突条18の間の溝19を通り、アライメントブロック13のフィン状部20の間に嵌合して整列したブレード32の外周の溝に挿入される。
【0018】
図20に示すように、ステータコア27は、更に下降して、ウェッジガイド33の上端がステータコア27の下端面に当接すると停止する。しかし、このとき、相間絶縁紙23のステータコア27の下端面に配置されたシート25が、ウェッジガイド33の上端によって突き上げられて折り曲げられてしまう。
【0019】
そして、図21に示すように、ストリッパ35が図示しない駆動軸によって押し上げられ、それと共にコアガイド11が駆動軸17によって上昇する。その結果、V相コイル34は、ブレード32の隙間から対応するステータコア27のスロット30に挿入され、それと同時にウェッジガイド33を通して、スロット30の入口部分を塞ぐように図示しないウェッジ(絶縁シート)が挿入される。
【0020】
こうして挿入されたV相コイル34のステータコア27の上下端面から突出するコイルエンドは、U相コイル28のコイルエンドとの間に相間絶縁紙23を介在されているため、互いに擦れあって電線の絶縁被覆が剥れてしまうことが防止される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のコイル挿入装置では、相間絶縁紙23のステータコア27の下端面に位置するシート25が、図20、21に示すように、ウェッジガイド33の上端とぶつかって折り曲げられてしまうため、U相コイル28とV相コイル34のコイルエンドどうしが接触しやすくなり、相間絶縁紙23の本来の機能を果たせず、電線のショートが発生することがあった。
【0022】
したがって、本発明の目的は、特にステータコアの下端面に配置された相間絶縁紙がウェッジガイドによって折り曲げられ、相間絶縁が不良となることを防止するようにしたコイル挿入装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のコイル挿入装置は、ステータコアの内歯に対応して環状に配列された複数本のブレードと、前記ブレードの外側に前記ブレードと対応して同じく環状に配列された複数本のウェッジガイドと、前記ブレードの内側に軸方向移動可能に配置されたストリッパと、前記ステータコアを前記ブレードの先端部に装着する際に前記ステータコアをガイドするコアガイドとを備え、前記コアガイドは、前記ステータコアの内歯と内歯の間に挿入される複数の突条を外周に有するガイドブロックと、前記ガイドブロックの下部に接合され、前記ガイドブロックの突条に対応する位置に、前記ブレードの間隙に挿入される複数のフィン状部を有するアライメントブロックとで構成され、前記フィン状部のうち、前記ステータコアのコイルが挿入されていないスロットに位置するものに、前記スロット内に挿入される拡径部が設けられており、前記拡径部は、軸方向中央部に向かって次第に拡径する形状をなすと共に、前記ウェッジガイドの先端が前記ステータコアの下端面に当接する際に前記ステータコアのスロット内に位置していることを特徴とする。
【0024】
本発明の好ましい態様においては、前記拡径部は、軸方向に対して垂直な断面が、前記ステータコアのスロットの内周形状に適合する形状をなしている。
【0025】
【作用】
本発明のコイル挿入装置においては、ブレードの上方にコアガイドが配置された状態で、既に先のコイルが挿入され、かつ、相間絶縁紙を装着されたステータコアを両者の間に導入する。
【0026】
そして、コアガイドを下降させ、ステータコアの内側を通して、ブレードの上端部に装着すると、コガイドのアライメントブロックのいくつかのフィン状部に設けられた拡径部が、ステータコアのコイルが挿入されていないスロットに挿入されるため、ステータコアのスロットの入口側に配置された相間絶縁紙が、上記拡径部によって半径方向外方に押され、スロットの奥側に移動する。
【0027】
その結果、次にステータコアを下降させて、コアガイドによってガイドしながらブレードの上端部に装着するとき、ウェッジガイドの上端部がステータコアの下端面に当接しても、ステータコアの下端面に配置された相間絶縁紙に衝突することがなく、相間絶縁紙が折り曲げられることを防止できる。
【0028】
したがって、相間絶縁紙が折り曲げられることなく、先に挿入されたコイルと次に挿入されるコイルとの間に挟まれ、コイルの相間絶縁を確実に果たすことができ、異なる相コイルのコイルエンドどうしが擦れあって、電線の絶縁被覆が剥れショートするという不都合を確実に回避できる。また、それによって、作業工程が増えることもない。
【0029】
【実施例】
図1、2には、本発明のコイル挿入装置に用いられるコアガイドの一実施例が示されている。図1は、コアガイドの縦断面図、図2は、コアガイドの構成部品であるアライメントブロックの平面図である。なお、図10〜21に示した従来のコイル挿入装置と実質的に同じ部分には、同符号を付して、その説明を省略することにする。
【0030】
このコアガイド41は、前記従来の装置と同様に、ガイドブロック12と、アライメントブロック13と、これらの間に配置されたスペーサ14と、これら3つの部材を接合するピン15及びボルト16とで構成されている。この場合、ガイドブロック12、スペーサ14の構造は、前記従来の装置と全く同じであるからその説明を省略する。
【0031】
本発明では、アライメントブロック13のフィン状部42の形状が前記従来の装置と異なっている。すなわち、フィン状部42のうち、ステータコア27のコイルが挿入されていないスロット30に位置するものが、その先端部に同スロット30に挿入される拡径部43を有している。この拡径部43は、図1に示すように、軸方向中央部に向かって次第に拡径する形状、好ましくは側方から見て山形の形状をなし、かつ、図2に示すように、軸方向に対して垂直な断面が、ステータコア27のスロット30の内周形状に適合する形状をなしている。
【0032】
本発明のコイル挿入装置は、コアガイド41の構造が上記のような特徴を有する他は、従来のコイル挿入装置と実質的に同じである。
【0033】
次に、本発明のコイル挿入装置を用いて、U相コイル挿入した後にV相コイルを挿入する工程について説明する。なお、本発明のコイル挿入装置は、U相コイル及びV相コイルを挿入した後に、更にW相コイルを挿入する場合にも効果的である。
【0034】
図3〜8は、上記の工程を順に示しており、図9は、コアガイド41をステータコア27に挿通させたときの相間絶縁紙23の状態を示している。
【0035】
図3に示すように、コアガイド41は、駆動軸17に支持されて、ブレード32、ウェッジガイド33の上方に配置されている。
【0036】
この状態で、図4に示すように、U相コイル28を挿入され、相間絶縁紙23を装着されたステータコア27が側方から図示しないパレットに搭載されて移動してきて、ブレード32とコアガイド41との間に支持される。このとき、相間絶縁紙23は、図14、15に示したように、ステータコア27のスロット30の入口側に配置されている。
【0037】
次に、図5に示すように、駆動軸17が下降し、コアガイド41がステータコア27の内部を通り抜けて、ブレード32の先端部に装着される。このとき、ブレード32は、コアガイド41のアライメントブロック13のフィン状部42の間の溝21に挿入され、その上端がスペーサ14に突き当たってコアガイド41の移動を停止させる。
【0038】
また、コアガイド41がステータコア27の内部を通り抜けるとき、アライメントブロック13のフィン状部42の拡径部43が、ステータコア27のU相コイル28が挿入されていないスロット30に挿入される。そして、拡径部43は、軸方向中央部に向かって次第に拡径する形状をなしているので、スロット30の入口側に配置された相間絶縁紙23を徐々に半径方向外方に向けて押し広げ、図9に示すように、相間絶縁紙23をスロット30の奥方に向けて移動させる。
【0039】
この状態で、図6に示すように、ステータコア27がそれを支持するパレットと共に、図示しない駆動機構によって下降し、ステータコア27の内歯29は、コアガイド41のガイドブロック12の外周の突条18の間の溝19を通り、アライメントブロック13のフィン状部42の間の溝21に嵌合して整列したブレード32の外周の溝に挿入される。
【0040】
このとき、アライメントブロック13のフィン状部42の拡径部43が、ステータコア27のU相コイル28が挿入されていないスロット30に再び今度は下方から挿入されるので、相間絶縁紙23を確実に半径方向外方に移動させることができ、また、ステータコア27の内歯29と、ブレード32の外周の溝との位置合わせもより正確になされ、ステータコア27の内歯29をブレード32の外周の溝に確実に嵌合させることができる。
【0041】
図7に示すように、ステータコア27は、更に下降して、ウェッジガイド33の上端がステータコア27の下端面に当接すると停止する。このとき、相間絶縁紙23は、前記のようにスロット30の奥方に移動しているので、ウェッジガイド33の上端が相間絶縁紙23のステータコア27の下端面に配置されたシート25に突き当たることが回避され、それによって相間絶縁紙23のシート25がウェッジガイド33によって折れ曲がってしまうことを防止できる。
【0042】
そして、図8に示すように、ストリッパ35が図示しない駆動軸によって押し上げられ、それと共にコアガイド41が駆動軸17によって上昇する。その結果、V相コイル34は、ブレード32の隙間から対応するステータコア27のスロット30に挿入され、それと同時にウェッジガイド33を通して、スロット30の入口部分を塞ぐように図示しないウェッジ(絶縁シート)が挿入される。
【0043】
こうしてV相コイル34の挿入が終了すると、ステータコア27の上下端部から突出するU相コイル28のコイルエンドと、V相コイル34のコイルエンドとの間、すなわち相間には、相間絶縁紙23のシート24、シート25が折り曲げられることなく配置されている。その結果、コイル挿入時及びコイルエンドの整形時に、U相コイル28、V相コイル34のコイルエンドどうしが直接接触して擦れあい、電線の絶縁被覆が剥れてショートを起こすなどの不良品発生を防止できる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のコイル挿入装置によれば、先のコイルを挿入した後のコイル挿入に先立って、ステータコアの上下端面に装着された相間絶縁紙を、コアガイドをステータコアの内部に通してブレードの先端部に装着するときに半径方向外方に押し広げることができる。そのため、ステータコアを下降させてブレードの先端部に装着するとき、ウェッジガイドがステータコアの下端面に当接しても、相間絶縁紙が折れ曲がってしまうことを防止でき、それによって相間絶縁紙による相間絶縁を確実に果たすことができ、ショートなどの不良品の発生を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコイル挿入装置におけるコアガイドの縦断面図である。
【図2】同コイル挿入装置におけるコアガイドの構成部品であるアライメントブロックの平面図である。
【図3】本発明のコイル挿入装置を用いて、U相コイル挿入した後にV相コイルを挿入するときの最初の工程を示す説明図である。
【図4】図3の次の工程を示す説明図である。
【図5】図4の次の工程を示す説明図である。
【図6】図5の次の工程を示す説明図である。
【図7】図6の次の工程を示す説明図である。
【図8】図7の次の工程を示す説明図である。
【図9】上記工程においてコアガイドをステータコアに挿通させたときの相間絶縁紙の状態を示す平面図である。
【図10】従来のコイル挿入装置におけるコアガイドの縦断面図である。
【図11】同コイル挿入装置におけるコアガイドの構成部品であるガイドブロックの平面図である。
【図12】同コイル挿入装置におけるコアガイドの構成部品であるアライメントブロックの平面図である。
【図13】相間絶縁紙の一例を示す正面図である。
【図14】ステータコアに、U相コイルを挿入した後、V相コイルを挿入する前に、相間絶縁紙を装着した状態を示す平面図である。
【図15】ステータコアに、U相コイルを挿入した後、V相コイルを挿入する前に、相間絶縁紙を装着した状態を示す側断面図である。
【図16】従来のコイル挿入装置を用いて、U相コイル挿入した後にV相コイルを挿入するときの最初の工程を示す説明図である。
【図17】図16の次の工程を示す説明図である。
【図18】図17の次の工程を示す説明図である。
【図19】図18の次の工程を示す説明図である。
【図20】図19の次の工程を示す説明図である。
【図21】図20の次の工程を示す説明図である。
【符号の説明】
12 ガイドブロック
13 アライメントブロック
14 スペーサ
17 駆動軸
18 突条
19 溝
21 溝
23 相間絶縁紙
24 シート
25 シート
26 樹脂製のロッド
27 ステータコア
28 U相コイル
29 内歯
30 スロット
32 ブレード
33 ウェッジガイド
34 V相コイル
35 ストリッパ
41 コアガイド
42 フィン状部
43 拡径部

Claims (2)

  1. ステータコアの内歯に対応して環状に配列された複数本のブレードと、前記ブレードの外側に前記ブレードと対応して同じく環状に配列された複数本のウェッジガイドと、前記ブレードの内側に軸方向移動可能に配置されたストリッパと、前記ステータコアを前記ブレードの先端部に装着する際に前記ステータコアをガイドするコアガイドとを備え、前記コアガイドは、前記ステータコアの内歯と内歯の間に挿入される複数の突条を外周に有するガイドブロックと、前記ガイドブロックの下部に接合され、前記ガイドブロックの突条に対応する位置に、前記ブレードの間隙に挿入される複数のフィン状部を有するアライメントブロックとで構成され、前記フィン状部のうち、前記ステータコアのコイルが挿入されていないスロットに位置するものに、前記スロット内に挿入される拡径部が設けられており、前記拡径部は、軸方向中央部に向かって次第に拡径する形状をなすと共に、前記ウェッジガイドの先端が前記ステータコアの下端面に当接する際に前記ステータコアのスロット内に位置していることを特徴とするコイル挿入装置。
  2. 前記拡径部は、軸方向に対して垂直な断面が、前記ステータコアのスロットの内周形状に適合する形状をなしている請求項1記載のコイル挿入装置。
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