JP3586098B2 - 超音波画像診断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は超音波画像診断装置、更に詳しくは信号処理の制御内容を指示する装置制御盤部分に特徴のある超音波画像診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、一般的な情報取扱い装置のユーザインターフェースとして、ウィンドウ表示を中心としたインターフェースが知られている。
【0003】
これは、パソコン(パーソナルコンピュータ)、ワークステーションで採用されている様に、ユーザがキーボードやマウスを使用して、CRTに表示されたウィンドウの一部からメニューを開き、その項目を選択して装置を操作する方法である。
【0004】
ところが、生体へ超音波を送受信して3次元操作を行ない、得られた3次元領域のエコーデータを用いて前記生体内の超音波断層像を表示する超音波診断装置においては、実際に画像を収集するための検査時において、ユーザが前述のキーボードやマウスを使用して装置の操作を行なうことは、非常に使い勝手が悪いために専用の装置制御盤を用意している。実際には、ユーザはこの専用の装置制御盤を使用して超音波診断装置を操作し検査を行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この装置操作盤は、超音波診断装置の機能を合わせて多数のスイッチ等で構成されているため、コストアップを招き、且つ装置の大型化を招くといった問題がある。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、コストの削減及び装置の小型化を達成することができ、さらに操作性を向上させることのできる超音波画像診断装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による超音波画像診断装置は、生体へ超音波を送受信して得られたエコーデータを用いて超音波画像を生成する超音波診断装置において、前記超音波の送受信を行って超音波画像を取得し複数の検査モードから選択して検査が可能な検査手段と、前記検査手段により得られた前記超音波画像に対して複数の画像処理モードから選択して画像処理が可能なレビュー手段と、前記検査手段及び前記レビュー手段を制御する制御内容を表示し、タッチパネルにより前記制御内容に応じた指示信号を入力する制御指示表示手段と、を備え、前記制御指示表示手段は、前記検査手段による処理では、第1の基本モードとして該検査の実施に係る前記複数の検査モードから所望の検査モードを選択して操作するための制御表示を行う第1の制御表示を行い、前記レビュー手段による処理では、第2の基本モードとして前記画像処理に係る前記複数の画像処理モードから所望の画像処理モードを選択して操作するための制御表示を行う第2の制御表示を行い、さらに、前記タッチパネルに設定され、前記第1の制御表示および前記第2の制御表示に表示される基本モード変更ボタンを備え、前記基本モード変更ボタンの操作に応じ、前記検査手段を操作可能な前記第1の制御表示と前記レビュー手段を操作可能な前記第2の制御表示の切り換えを行うことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について述べる。
【0010】
図1ないし図56は本発明の第1の実施の形態に係わり、図1は超音波画像診断装置の構成を示す構成図、図2は図1の画像処理部の装置制御盤の構成を示す構成図、図3は図1の画像処理部のCPUの制御の流れを示す第1のフローチャート、図4は図1の画像処理部のCPUの制御の流れを示す第2のフローチャート、図5は図1の画像処理部のCPUの制御の流れを示す第3のフローチャート、図6は図1の画像処理部のCPUの制御の流れを示す第4のフローチャート、図7は図1の画像処理部のCPUの制御の流れを示す第5のフローチャート、図8は図3の処理における検査モード制御部表示を示す図、図9は図3の処理におけるレビューモード制御部表示を示す図、図10は図4の処理における検査予約カードを示す図、図11は図10の検査予約カードによる患者情報登録ダイアログを示す図、図12は図4の処理におけるラジアル検査カードを示す図、図13は図12のラジアル検査カードのマルチ表示ボタンによる第1の表示例を示す図、図14は図12のラジアル検査カードのマルチ表示ボタンによる第2の表示例を示す図、図15は図12のラジアル検査カードのズームボタンによる高画質モニタでの表示例を示す図、図16は図12のラジアル検査カードのラジアル方向ボタンの作用を説明する説明図、図17は図12のラジアル検査カードのサブスクリーンボタン及び画像切替ボタンによる表示パターンを示す図、図18は図12のラジアル検査カードのイメージローテーションダイヤルの拡大図、図19は図12のラジアル検査カードのイメージセレクションスライダの拡大図、図20は図4の処理におけるヘリカル検査カードを示す図、図21は図20のヘリカル検査カードのディスプレイボタンの拡大図、図22は図21のディスプレイボタンのデュアル表示ボタンによるデュアル画面表示を示す図、図23は図21のディスプレイボタンのコンビネーション表示ボタンによるコンビネーション表示を示す図、図24は図21のディスプレイボタンのリニア優先表示ボタンによるリニア優先表示を示す図、図25は図21のディスプレイボタンのラジアル優先表示ボタンによるラジアル優先表示を示す図、図26は図23のコンビネーション表示におけるイメージセレクションスライダと表示画像の関係を示す図、図27は図20のヘリカル検査カードのイメージセレクションスライダの拡大図、図28は図20のヘリカル検査カードのリニア方向ボタンによるイメージセレクションスライダの切替を示す図、図29は図4の処理におけるレンジが3cm以上のときのプリプロセスカードを示す図、図30は図4の処理におけるレンジが2cm以下のときのプリプロセスカードを示す図、図31は図29または図30のプリプロセスカードのSTC調整スライダの拡大図、図32は図29または図30のプリプロセスカードのコントラスト調整スライダの拡大図、図33は図29または図30のプリプロセスカードのゲイン調整スライダの拡大図、図34は図4の処理におけるシステム設定カードを示す図、図35は図34のシステム設定カードによるシステム時計設定ダイアログを示す図、図36は図34のシステム設定カードによる病院名設定ダイアログを示す図、図37は図34のシステム設定カードによる記録設定ダイアログを示す図、図38は図34のシステム設定カードによるラジアル設定ダイアログを示す図、図39は図38のラジアル設定ダイアログのレンジボタン表示の変化を示す図、図40は図34のシステム設定カードによるヘリカル設定ダイアログを示す図、図41は図40のヘリカル設定ダイアログのストロークボタン表示の変化を示す図、図42は図40のヘリカル設定ダイアログのピッチボタン表示の変化を示す図、図43は図40のヘリカル設定ダイアログとヘリカル検査モードとのピッチボタンの対応を示す図、図44は図34のシステム設定カードによる疑似カラーオプションダイアログを示す図、図45は図4の処理におけるラジアルレビューカードを示す図、図46は図45のラジアルレビューカードのコントラスト調整スライダの拡大図、図47は図45のラジアルレビューカードのゲイン調整スライダの拡大図、図48は図4の処理におけるヘリカルレビューカードを示す図、図49は図5の処理におけるセーブツールダイアログを示す図、図50は図49のセーブツールダイアログによるファイル名入力ダイアログを示す図、図51は図12のラジアル検査カードの各ツールボタンの配置を示す図、図52は図6の処理におけるロードツールである患者選択ダイアログを示す図、図53は図52の患者選択ダイアログによる画像選択ダイアログを示す図、図54は図6の処理におけるシャットダウンダイアログを示す図、図55は図54のシャットダウンダイアログによるメッセージダイアログを示す図、図56は図7の処理におけるエラー表示例を示す図である。
【0011】
(構成)
図1に示すように、本実施の形態の超音波画像診断装置1は、超音波の送受信及びリアルタイムのエコー画像の表示を行う超音波観測部2と、超音波観測部2で得られたエコーデータを基に3次元画像表示のための画像処理を行う画像処理部3とを備えて構成される。また、超音波を送受波する超音波振動子(トランスデューサ:図示せず)を体腔内へ挿入し、超音波振動子のスパイラルスキャンが行えるような手段を備えた超音波プローブ4及びこの超音波プローブ4を駆動する駆動部5が超音波観測部2に接続されている。
【0012】
超音波観測部2は、駆動部5に対して超音波を送受信する送受信部6と、送受信部6で取り込まれたエコー信号をデジタルのエコーデータに変換するA/Dコンバータ7と、A/Dコンバータ7で変換されたエコーデータを記憶するフレームメモリ8と、フレームメモリ8に格納されたエコーデータを所望のテレビジョン方式の画像データに変換するデジタルスキャンコンバータ(以下、DSCと略記)9と、DSC9の出力のデジタル画像信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ10と、D/Aコンバータ10の出力画像信号を入力してリアルタイムのエコー画像の表示を行うモニタ11と、駆動部5、送受信部6、A/Dコンバータ7及びフレームメモリ8等の各部の制御を行うシステムコントローラ12とを備えて構成されている。
【0013】
画像処理部3は、画像処理等の制御を行うCPU13と、各画像処理結果のデータ等を記憶する主記憶装置(メインメモリ)14と、超音波観測部2のシステムコントローラ12との命令の送受を行う制御部15と、超音波観測部2からの連続した音線データを連続した複数の2次元画像データに変換する極座標変換部16と、極座標変換部16で変換された画像データ等を記憶する画像データ記憶装置(画像メモリ)17と、回転、輝度変換、疑似カラー、エッジ強調などの各種画像処理を高速に行うための画像処理プロセッサ18と、処理プログラム及びバックアップデータ等の情報を記憶するハードディスク等からなる第1外部記憶装置19と、第1外部記憶装置19のバックアップを行うための、光磁気ディスク等からなる第2外部記憶装置20と、画像処理後のデータが一時記憶されるフレームバッファ22と、フレームバッファ22の出力画像信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ23と、D/Aコンバータ23の出力画像信号を入力して画像処理後の超音波画像の表示を行う画像処理用の高画質モニタ24と、さらに本装置を操作するための装置制御盤25及び装置側と制御盤側でそれぞれ通信を行なうための制御通信部26a、26bと、外部信号源28(たとえば内視鏡装置)から画像信号を入力する画像信号入力部29を備えて構成されている。
【0014】
装置制御盤25は、図2に示すように、装置制御盤25のシステムコントローラであるCPU30を備え、システムバス31に接続された表示制御部32を制御してLCD表示部33にボタン等の操作用オブジェクトを有する複数種類の制御画面を表示するようになっている。また、LCD表示部33はカバー状のタッチパネル(図示せず)を備えて構成されており、ユーザがLCD表示部33を指でタッチした点を、タッチパネルを制御するタッチパネル制御部34を介してCPU30が認識できるように構成されている。
【0015】
装置制御盤25では、CPU30は、認識した点の座標データから操作されたオブジェクトの操作情報(例えば、「ボタン1が押された」等の情報)を、制御通信部26a、26bを介して画像処理部3のCPU13へ送信するようになっており、ROM35にはCPU30で動作するプログラムが格納され、RAM36はプログラム動作するためのデータ一時記憶領域となっている。
【0016】
なお、ROM35はEEPROMやフラッシュROM、あるいはPCカードタイプのハードディスク等で構成することも可能である。
【0017】
(作用)
次に、このように構成された本実施の形態の超音波画像診断装置1の作用について説明する。
【0018】
超音波観測を行う際には、まず、超音波観測部2では、超音波プローブ4を体腔内に挿入し、システムコントローラ12の制御に基づき、送受信部6及び駆動部5によって、超音波プローブ4内の超音波振動子をスパイラル状に駆動して生体内へ超音波を送受波することによって、体腔内の3次元領域のエコーデータが取り込まれるようになっている。
【0019】
つまり、図示はしないが、例えば、超音波プローブ4の駆動部5に内蔵された雌ネジに螺合した雄ネジの後端にとりつけたモータを回転させて、超音波プローブ4の軸方向に沿って配置されたこの雄ネジの先端に取り付けた超音波振動子を回転駆動して、超音波プローブ4の軸方向(長手方向)に垂直な方向に超音波を放射状に送波すると共に、音響インピーダンスの変化部分で反射された反射超音波(エコー信号)を受信する。また、回転と共に、雄ネジのピッチ分づつ、回転軸の軸方向にリニア状に走査することにより、(つまりスパイラル走査による)3次元領域に対するエコー信号を得る。このエコー信号はA/Dコンバータ7でデジタル信号に変換されてエコーデータとなる。
【0020】
得られたエコーデータは、フレームメモリ8に格納され、DSC9、D/Aコンバータ10を経てモニタ11にリアルタイムのエコー画像(超音波観測画像)として表示される。また、同時に、A/Dコンバータ7の後段からデジタル信号として連続した1次元のエコーデータ(音線データ)の形で画像処理部3へ送られるようになっている。なお、このとき、2次元画像データの画像サイズや画像間の距離などの付帯データも同時に画像処理部3へ送られる。
【0021】
次に、画像処理部3では、超音波プローブ4の体腔内でのスパイラルスキャンにより得られ、超音波観測部2から画像処理部3へ送られた音線データは、極座標変換部16により、画像データに変換される。そして、画像データ記憶装置(画像メモリ)17は、画像データを付帯データと併せて、連続した複数の2次元画像として取り込まれた順に書き込む。この時、画像メモリへは、極座標変換前の音線データも同時に記憶される。
【0022】
画像処理プロセッサ18は、この画像データ記憶装置(画像メモリ)17へ記憶された画像データ及び付帯データを基に、回転、輝度変換、疑似カラー、エッジ強調などの画像処理を行う。
【0023】
そして、処理結果の画像データはフレームバッファ22へ送られて一時記憶され、D/Aコンバーター23を経て画像処理用の高画質モニタ24へ送出される。その後、高画質モニタ24上に画像処理が施された超音波画像が表示される。
【0024】
ここで、前述の画像処理プロセッサ18による各種画像処理の過程は、CPU13によって制御されるようになっている。
【0025】
次に、本実施の形態の電源ON直後の動作について説明する。
【0026】
図3に示すように、まず、画像処理部3のCPU13は、ステップS1で電源ON直後には検査モードであることを認識し、ステップS2で検査モード制御部表示命令を装置制御盤25へ送信する。この検査モード制御部表示命令を受けた装置制御盤25は、LCD表示部33に図8に示すような検査モード制御部表示を行う。
【0027】
そして、装置制御盤25のLCD表示部33に表示されている検査モード制御部表示(図8参照)の操作オブジェクトが操作された場合に出力される操作命令を受信したかどうかをステップS3で判断し、受信するまで待ち、操作命令を受信した場合は、ステップS4に進む。
【0028】
ステップS4では、受信した操作命令が基本モード変更の操作命令かどうか判断し、基本モード変更の操作命令ならば、ステップS5でレビューモード制御部表示命令を装置制御盤25へ送信する。このレビューモード制御部表示命令を受けた装置制御盤25は、LCD表示部33に図9に示すようなレビューモード制御部表示を行う。
【0029】
なお、ステップS4で受信した操作命令が基本モード変更の操作命令ではないと判断した場合は、後述するステップS11(図4にて説明)に処理を移行する。
【0030】
ここで、装置制御盤25のLCD表示部33に表示される、上記の検査モード制御部表示及びレビューモード制御部表示について説明する。
【0031】
検査モード制御部表示は、図8に示すように、検査予約モードを制御できる検査予約カード、ラジアル検査モードを制御できるラジアル検査カード、ヘリカル検査モードを制御できるヘリカル検査カード、プリプロセスモードを制御できるプリプロセスカード、システム設定モードを制御できるシステム設定カードの各カードオブジェクトが選択可能なカードオブジェクト選択タブと、セーブツールボタン(Save)、ロードツールボタン(Load)、シャットダウンボタンからなる各ツールボタンと、基本モード変更ボタン(MODE)と、8方向キー、フリーズボタン(Freez)、記録ボタン(Rec)からなる共通ボタンとで構成される。
【0032】
なお、検査予約カード、ラジアル検査カード、ヘリカル検査カード、プリプロセスカード、システム設定カードは重なって表示され、操作者が使用したいカードのカードオブジェクト選択タブが触わると、目的のカードが一番上に表示されるようになっている。
【0033】
また、レビューモード制御部表示は、図9に示すように、ラジアルレビューモードを制御できるラジアルレビューカード、ヘリカルレビューモードを設定できるヘリカルレビューカード、システム設定モードを制御できるシステム設定カードの各カードオブジェクトが選択可能なカードオブジェクト選択タブ、及びツールボタン、基本モード変更ボタン(MODE)、共通ボタンで構成される。
【0034】
なお、ラジアルレビューカード、ヘリカルレビューカード、システム設定カードは重なって表示され、操作者が使用したいカードのカードオブジェクト選択タブが触わると、目的のカードが一番上に表示される。
【0035】
次に、図3のステップS4で、装置制御盤25から「基本モード変更ボタンが押された」以外の情報を受けた場合、すなわち、図3のステップS4で受信した操作命令が基本モード変更の操作命令ではないと判断した場合の動作について説明する。
【0036】
図3のステップS4で受信した操作命令が基本モード変更の操作命令ではないと判断した場合は、CPU13は、図4に示すように、ステップS11で装置制御盤25から受信した情報が「検査予約カードタブが押された」情報かどうか判断し、「検査予約カードタブが押された」情報であれば、ステップS12で検査予約カード表示命令を装置制御盤25へ送信して図3のステップS3に戻り、「検査予約カードタブが押された」情報でなければステップS13へ進む。
【0037】
ステップS13では、装置制御盤25から受信した情報が「ラジアル検査カードタブが押された」情報かどうか判断し、「ラジアル検査カードタブが押された」情報であれば、ステップS14でラジアル検査カード表示命令を装置制御盤25へ送信して図3のステップS3に戻り、「ラジアル検査カードタブが押された」情報でなければステップS15へ進む。
【0038】
ステップS15では、装置制御盤25から受信した情報が「ヘリカル検査カードタブが押された」情報かどうか判断し、「ヘリカル検査カードタブが押された」情報であれば、ステップS16でヘリカル検査カード表示命令を装置制御盤25へ送信して図3のステップS3に戻り、「ヘリカル検査カードタブが押された」情報でなければステップS17へ進む。
【0039】
ステップS17では、装置制御盤25から受信した情報が「プリプロセスカードタブが押された」情報かどうか判断し、「プリプロセスカードタブが押された」情報であれば、ステップS18でプリプロセスカード表示命令を装置制御盤25へ送信して図3のステップS3に戻り、「プリプロセスカードタブが押された」情報でなければステップS19へ進む。
【0040】
ステップS19では、装置制御盤25から受信した情報が「システム設定カードタブが押された」情報かどうか判断し、「システム設定カードタブが押された」情報であれば、ステップS20でシステム設定カード表示命令を装置制御盤25へ送信して図3のステップS3に戻り、「システム設定カードタブが押された」情報でなければステップS21へ進む。
【0041】
ステップS21では、装置制御盤25から受信した情報が「ラジアルレビューカードタブが押された」情報かどうか判断し、「ラジアルレビューカードタブが押された」情報であれば、ステップS22でラジアルレビューカード表示命令を装置制御盤25へ送信して図3のステップS3に戻り、「ラジアルレビューカードタブが押された」情報でなければステップS23へ進む。
【0042】
ステップS23では、装置制御盤25から受信した情報が「ヘリカルレビューカードタブが押された」情報かどうか判断し、「ヘリカルレビューカードタブが押された」情報であれば、ステップS24でヘリカルレビューカード表示命令を装置制御盤25へ送信して図3のステップS3に戻り、「ヘリカルレビューカードタブが押された」情報でなければ、後述するステップS31(図5にて説明)に処理を移行する。
【0043】
ここで、図4の各ステップで選択されLCD表示部33に表示される各カードで操作される各モードについて説明する。
【0044】
まず、ステップS12で検査予約カード表示命令を受けた装置制御盤25のLCD表示部33に表示される検査予約カードで操作される検査予約モードについて説明する。
【0045】
この検査予約モードでは、これから検査を行う予定の患者情報を検査予約リストに登録することができる。検査開始前に、その日に使用する全患者情報を入力しておき、患者が交代するごとに選択することが可能になる。検査予約リストには、10件まで検査の登録ができる。一度検査予約リストに登録した患者情報は、ハードディスク19等の患者情報記憶領域に記録される。次回からは、患者IDを入力すると氏名・生年月日等の患者情報が前記患者情報記憶領域から自動的に読み出される。ハードディスク19に記録される超音波画像は、前記患者情報記憶領域の患者情報と関連づけがなされて記録される。
【0046】
次に、検査予約カードに表示される各操作オブジェクトについて図10を用いて説明する。
【0047】
(1)検査予約リスト
登録した患者ID、名前、登録検査日データをリスト表示する。LCD表示部33を直接さわると、LCD表示部33に設けられたタッチパネルにより患者IDが選択できる。選択された患者ID行は、他の行と異なる色になる。
【0048】
(2)登録ボタン
検査予約リストに検査を登録する。LCD表示部33の登録ボタンを直接さわるとLCD表示部33に設けられたタッチパネルにより、後述する患者情報入力ダイアログ(図11)がLCD表示部33に表示される。
【0049】
(3)修正ボタン
・検査予約リストで選択されているのに患者情報を修正する。LCD表示部33の修正ボタンを直接さわるとLCD表示部33に設けられたタッチパネルにより、後述する患者情報入力ダイアログ(図11)がLCD表示部33に表示される。このとき、各入力フィールド(図11参照)には、ハードディスク19内の患者情報記憶領域から患者情報が呼び出され、表示される。
【0050】
(4)消去ボタン
検査予約リストで選択されている行(患者ID)を、リストから消去する。
【0051】
(5)全消去ボタン
検査予約リストに登録されている全ての検査をリストから消去する。
【0052】
図10の登録ボタンまたは修正ボタンを押された際に、LCD表示部33に表示される患者情報登録ダイアログを図11を用いて説明する。
【0053】
患者情報登録ダイアログでは、以下のように、患者ID、患者氏名、生年月日、年齢、性別といった情報が入力または編集できる。
【0054】
(1)患者IDを入力、編集するには、まずIDフィールドを直接触わると、IDフィールドにカーソルが表示され入力可能になる。そして、仮想キーボードのボタンを触わることでID番号を入力できる。入力後に、リターンキーを押すか、他のフィールドを触ると、入力データが確定される。入力したデータが以前に登録されている患者IDデータであれば、CPU13は、ハードディスク19の患者情報記憶領域を検索して、その患者IDに関連した他の情報(氏名、年月日、年齢、性別)読み出し、各入力フィールドに情報を表示する。
【0055】
(2)患者氏名を入力、編集するには、NAMEフィールドを直接触わると、NAMEフィールドにカーソルが表示され入力可能になる。そして、仮想キーボードのボタンを触わることで氏名を入力できる。リターンキーを押すと、データが確定される。
【0056】
(3)生年月日を入力、編集するには、まずD.O.Bフィールドを直接触わると、D.O.Bフィールドにカーソルが表示され入力可能になる。そして、仮想キーボードのボタンを触わることで生年月日を入力できる。リターンキーを押すと、データが確定される。この時、CPU13は入力された生年月日データ及び現在時刻(装置内のタイマから検出する)から年齢を計算して、AGEフィールドに年齢を表示する。
【0057】
(4)年齢を入力、編集するには、まずAGEフィールドを直接触わると、AGEフィールドにカーソルが表示され入力可能になる。そして、仮想キーボードのボタンを触わることで年齢を入力できる。リターンキーを押すと、データが確定される。
【0058】
(5)性別を入力、編集するには、まずSEXフィールドを直接触わると、SEXフィールドにカーソルが表示され、入力可能になる。そして、仮想キーボードのボタンを触わることで性別(男性ならM、女性ならF)を入力できる。リターンキーを押すと、データが確定される。
【0059】
(6)「OK」ボタンを押すと、入力したデータを確定して図10の検査予約カード表示に戻る。
【0060】
(7)「Cancel」ボタンを押すと、入力したデータを破棄して図10の検査予約カード表示に戻る。
【0061】
次に、図4のステップS14でラジアル検査カード表示命令を受けた装置制御盤25のLCD表示部33に表示されるラジアル検査カードで操作されるラジアル検査モードについて説明する。
【0062】
このラジアル検査モードは、図1において、超音波プローブ4の駆動部5に内蔵され、雌ネジに螺合した雄ネジの後端にとりつけたモータを回転させて、超音波プローブ4の軸方向に沿って配置されたこの雄ネジの先端に取り付けた超音波振動子を回転駆動させ、超音波プローブ4の軸方向(長手方向)に垂直な方向に超音波を放射状に送波すると共に、音響インピーダンスの変化部分で反射された反射超音波(エコー信号)を受信して、超音波画像を得るモードである。
【0063】
次に、ラジアル検査カードに表示される各操作オブジェクトについて図12を用いて説明する。
【0064】
(1)レンジボタン
ラジアル画像の表示レンジを切り替える。つまり、1、2、4、6、9、12cmの各ボタンのうち、どれか1つを選択し、ここで選択されたレンジ情報は、超音波観測部2のシステムコントローラ12へ送信される。
【0065】
(2)ディスプレイボタン
ラジアル画像の表示パターンを切り替える。つまり、全円表示、上半円表示、下半円表示、、左半円表示、右半円表示のうち、どれか1つを選択する。
【0066】
(3)画質ボタン
超音波画像の画質モードを切り替える。ボタン表示は、「Hi」、「St」のトグル切り替え表示である。ボタン表示が「Hi」の時は、高画質モード(High Quality)が選択されている。また、ボタン表示が「St」の時は、標準モード(Standard)が選択されている。ここで選択された画質情報は超音波観測部2のシステムコントローラ12へ送信される。
【0067】
(4)マルチ表示ボタン
画像データ記憶装置(画像メモリ)17に記憶されている画像を一覧表示する。表示方式は、4枚表示ボタン、9枚表示ボタン(またはOFFボタン)のうちどれか一つを選択することで、図13に示すような4枚表示、あるいは図14に示すような9枚表示を行うことできる。
【0068】
(5)ズームボタン
超音波画像を2倍に拡大して図15に示すような画像を表示する。このとき、全体画像がCRT画面左下の子画面領域に表示され、その中の四角(カーソル)で囲まれた領域が拡大されて親画面領域に表示される。拡大領域の位置は、8方向キー(図8参照)で移動することができる。
【0069】
(6)ラジアル方向ボタン
ラジアル画像の表示方向が切り替わる。本実施の形態では、ラジアル画像の観察方向、つまり「NORMAL」と「INVERT」で示す2つの方向に選択することができる(図16参照)。
【0070】
(7)サブスクリーンボタン
図1において、画像信号入力部29に入力されている外部信号源28(例えば内視鏡装置)からの画像を高画質モニタ24上に超音波画像と並べて表示する。On/OffボタンをOn表示にすると、ラジアル超音波画像(超音波画像)と共に外部入力画像(内視鏡画像)が子画面領域に表示され(図15参照)、La/SmボタンをLa表示にする(Largeを選択する)と、子画面のサイズが大きくなる。
【0071】
(8)画像切り替えボタン
親画面領域に超音波画像を表示するか、または外部入力画像を表示するかを選択する。画像切り替えボタンをEVIS(内視鏡装置)表示にすると、外部入力画像(内視鏡画像)が親画面領域に表示される。サブスクリーンボタン、画像切り替えボタンの組み合わせで、表1及び図17のような外部入力画像表示スタイルを選択することができる。
【0072】
【表1】
Figure 0003586098
(9)イメージローテーションダイヤル(図18)
超音波画像を回転させる(64ステップ/周)ものであって、
1)ノブ:押しながら円周にそってスライドさせて、超音波画像を回転させる。
2)微調整ボタン:回転量を微調整する。1度押すと、8ピッチ回転する。
3)リセットボタン : 回転量をリセットし、回転させる前の状態に戻す。
【0073】
4)回転量表示:回転量を表示する(0〜511)。
【0074】
(10)イメージセレクションスライダ(図19)
画像データ記憶装置(画像メモリ)17に記憶された複数の画像のうち、1枚を選択して高画質モニタ24上に表示する。
1)微調整ボタン:左向きでより最新の画像を選択し、右向きでより過去の画像を選択する。
2)最新画像選択ボタン:最新画像を選択できる。
3)最古画像選択ボタン:最古画像を選択できる。
4)選択画像番号表示:選択されている画像の番号を表示する。
5)ノブ:押しながら左右にスライドさせ超音波画像を選択する。
【0075】
次に、図4のステップS16でヘリカル検査カード表示命令を受けた装置制御盤25のLCD表示部33に表示されるヘリカル検査カードで操作されるヘリカル検査モードについて説明する。
【0076】
図1において、超音波プローブ4の駆動部5に内蔵され、雌ネジに螺合された雄ネジの後端にとりつけたモータを回転させて、超音波プローブ4の軸方向に沿って配置されたこの雄ネジの先端に取り付けた超音波振動子を回転駆動させ、超音プローブ4の軸方向(長手方向)に垂直な方向に超音波を放射状に送波すると共に、音響インピーダンスの変化部分で反射された反射超音波(エコー信号)を受信し、また、回転と共に、雄ネジのピッチ分づつ、回転軸の軸方向にリニア状に走査することにより、(つまりスパイラル走査による)3次元領域に対するエコー信号を受信する。
【0077】
こうして超音波振動子の回転面に平行な断面画像(ラジアル画像)と、超音波振動子の回転面に垂直な断面画像(リニア画像)を得て高画質モニタ24に表示するのがヘリカル検査モードである。
【0078】
ヘリカル検査カードに表示される各操作オブジェクトについて図20を用いて説明する。
【0079】
(1)レンジボタン
ラジアル、リニア画像の表示レンジを切り替える。つまり、1、2、4、6、9、12cmの各ボタンのうち、どれか1つを選択できる。
【0080】
(2)ディスプレイボタン
ディスプレイボタンには図21に示すような種類があり、このボタンを押すことで高画質モニタ24に表示されるラジアル、リニア画像の表示パターンを次のように切り替わる。
【0081】
1)デュアル表示(図22)
2)コンビネーション表示(図23)
3)リニア優先表示(図24)
4)ラジアル優先表示(図25)
なお、コンビネーション表示におけるイメージセレクションスライダの操作と表示画像の関係を図26に示す。
【0082】
(3)ストロークボタン
ヘリカルスキャンのストローク長を切り替える。これにより超音波振動子の回転軸方向の移動距離を設定できる。つまり、15、20、30、40mmの各ボタンのうち、どれか1つを選択できる。
【0083】
(4)ピッチボタン
ヘリカルスキャンのピッチ(ラジアル画像を得る間隔)を切り替える。つまり、0.25、0.35、0.5、0.75、1.0mmの各ボタンのうち、どれか1つを選択できる。
【0084】
(5)画質ボタン
ラジアル検査カードの画質ボタンと同じであるので説明は省略する。
【0085】
(6)ストロークモードボタン
1ストローク間のみラジアル画像を取り込みで自動的にフリーズされるモード(「AutoStop」=Onと、何ストロークでも連続してラジアル画像を取り込み続けるモード(「AutoStop」=Off)が選択できる。
【0086】
一度押すと「AutoStop」=Onとなり、再度押すと「AutoStop」=Offになる。
【0087】
(7)ラジアル方向ボタン
ラジアル検査カードのラジアル方向ボタンと同じであるので説明は省略する。
【0088】
(8)リニア方向ボタン
リニア画像の表示方向が切り替わる。リニア画像のプローブ先端側を右向きに表示するか左向きに表示するかを切り替えることができる。
【0089】
リニア画像の表示方向を切り替えると、高画質モニタ24上の画面表示のプローブ挿入方向マーカー表示が切り替わる。
【0090】
(9)イメージローテーションダイヤル
ラジアル検査カードのイメージローテーションダイヤルと同じであるので説明は省略する。ただし、ラジアル画像、リニア画像を同時に回転する。
【0091】
(10)イメージセレクションスライダ(図27)
画像データ記憶装置(画像メモリ)17に記憶された複数のラジアル画像のうち、1枚を選択して高画質モニタ24に表示する。
【0092】
1)スライダ:ノブを押しながら横にスライドさせると、ラジアル画像が更新する。
2)トップボタン:最もプローブ先端側のラジアル画像を選択する。
3)中央ボタン:1ストロークの中央に位置するラジアル画像を選択する。
4)エンドボタン:最も手元側のラジアル画像を選択する 。
【0093】
5)左矢印ボタン:(初期状態では)より手元側のラジアル画像を選択する。
6)右矢印ボタン:(初期状態では)よりプローブ先端側のラジアル画像を選択する。
7)選択画像番号表示:選択されている画像の番号を表示する。
なお、リニア方向ボタン(図20参照)を操作して、リニア表示方向を切り替えると、イメージセレクションスライダは図28のように表示が切り替わる。
【0094】
次に、図4のステップS18でプリプロセスカード表示命令を受けた装置制御盤25のLCD表示部33に表示されるプリプロセスカードで操作されるプリプロセスモードについて説明する。
【0095】
超音波観測部2のステムコントローラ12は、送受信部6を制御して、A/Dコンバータ7から出力される音線データの輝度値、及びコントラスト値を調整する機能がある。送受信部6で輝度値及びコントラスト値を調整することで、ユーザにより画質を調整された画像を、リアルタイムで表示することが可能になる。
【0096】
プリプロセスモードでは、ユーザにより設定された輝度値及びコントラスト値は、制御部15を介して、CPU13からシステムコントローラ12へ送信され、これにしたがって、システムコントローラ12は送受信部6を制御して画質を制御する。
【0097】
プリプロセスカードに表示される各操作オブジェクトについて図29及び図30を用いて説明する。
【0098】
なお、プリプロセスカードの表示は、ラジアル検査及びヘリカル検査で3cm以上のレンジが選択されている場合は図29のような表示になり、2cm以下のレンジが選択されている場合は図30のような表示になる。
【0099】
(1)STC調整スライダ(図31)
診断方向距離に応じた7組(3cm以上のレンジの場合)または5組(2cm以下のレンジの場合)のスライダにより、各深さの超音波エコーのコントラストを独立して調整できる。
1)スライダ:ツマミを押しながら横にスライドさせると、値を更新する。
2)DOWNボタン:値が減少する。
3)UPボタン: 値が増加する。
なお、各STCスライダは、表2の範囲のコントラストを調整する。
【表2】
Figure 0003586098
(2)コントラスト調整スライダ(図32)
超音波画像のコントラストを調整できる。
1)スライダ:ツマミを押しながら横にスライドさせると、値を更新する。
2)DOWNボタン:値が減少する。
3)UPボタン:値が増加する。
4)コントラスト値表示 設定されているコントラスト値を表示する。
【0100】
(3)ゲイン調整スライダ(図33)
超音波画像の輝度を調整する。
1)スライダ:ツマミを押しながら横にスライドさせると、値を更新する。
2)DOWNボタン:値が減少する。
3)UPボタン:値が増加する。
4)ゲイン値表示:設定されているゲイン値を表示する。
【0101】
(4)プリセットボタン
「PreProcessPreset」のボタン群を操作して、現在設定中のSTC、ゲイン、コントラストの値を10セットまで記憶することができる。または、記憶されているSTC、ゲイン、コントラストの値を任意に呼び出すことができる。
【0102】
現在設定中のSTC、GAIN、CONTRASTデータを記憶するには、
1)プリプロセスカードを選択すると、初期状態で「CALL」が選択されている。
2)STC、GAIN、CONTRASTの諸データを設定する。
3)「SAVE」ボタンを押す。
4)「SET1〜10」のどれか1つのボタンを押すと、押されたSETボタンに現在の設定が記憶される。
【0103】
記憶されているSTC、GAIN、CONTRASTデータを呼び出すには、
1)プリプロセスを選択すると、初期状態で「CALL」が選択されている。
2)「SET1〜10」のどれか1つのボタンを押すと、押されたSETボタンに記憶されているSTC、GAIN、CONTRASTデータが呼び出される。
【0104】
STC、GAIN、CONTRASデータは、表3の組を1セットとして記憶または呼び出しがされる。
【0105】
【表3】
Figure 0003586098
なお、図1において、システムコントローラ12は、駆動部5を制御して、装着されている超音波プローブ4が対応している超音波周波数を検知することができる。CPU13はシステムコントローラ12と通信を行なって、前記周波数値をシステムコントローラ12から通知してもらうことが可能である。そして、CPU13は、その超音波周波数毎に前記STC、GAIN、CONTRASTデータを記憶、または呼び出しを行なうことができる。
【0106】
次に、図4のステップS20でシステム設定カード表示命令を受けた装置制御盤25のLCD表示部33に表示されるシステム設定カードで操作されるシステム設定モードについて説明する。
【0107】
システム設定モードでは、図34に示すように、システム設定カードにおいて次のようなさまざまな設定が行える。
1)DATE&TIME:システム内蔵時計の設定が行える。
システム設定カードの「DATE&TIME…」ボタンを押すと、図35に示すように、LCD表示部33にはシステム時計設定ダイアログが表示される。
【0108】
このシステム時計設定ダイアログには、Year、Mouth、Day、Hour、Min、Secの6個のフィールド及び仮想キーボードで構成される。
【0109】
各フィールドには初期値として、ダイアログがオープンした時点でのシステム時刻が数値で表示される。ユーザが、各々のフィールドを直接触ると、そのフィールドが選択されデータが設定できる。ユーザが仮想キーボードの各ボタンを直接触わって、設定を行なう。
【0110】
そして、「OK」ボタンを押すと入力したデータを確定してシステム設定カードへ戻り、「CANCEL」ボタンを押すと入力したデータを破棄して、システム設定カードへ戻る。
【0111】
2)HOSPITAL NAME:病院名の設定が行える。
システム設定カードの「HospitalName…」ボタンを押すと、図36に示すように、LCD表示部33には病院名設定ダイアログが表示される。
【0112】
病院名設定ダイアログは、病院名フィールドと仮想キーボードで構成される。病院名フィールドには、初期値として現在の病院名が表示される。
【0113】
病院名フィールドを触ると病院名が入力可能な状態になる。「OK」ボタンを押すと入力した病院名を確定してシステム設定カードへ戻り、「CANCEL」ボタンを押すと入力した病院名を破棄してシステム設定カードへ戻る。
【0114】
3)RECORD OPTION:各カードでの「記録ボタン(Rec)」が押された場合の記録に関する設定が行える。
システム設定カードの「RECORD OPTION…」ボタンを押すと、図37に示すように、LCD表示部33には各カードでの「記録ボタン(Rec)」を押したときに行う画像記録に関する諸設定に関する諸設定ができる記録設定ダイアログが表示される。
【0115】
例えばラジアル検査モードの時に「記録ボタン(Rec)」を押した場合の記録方式を設定する。
【0116】
「RECORD SINGLE IMAGE」を選択すると、高画質モニタ24に表示されている画像を単独で記録する。また「RECORD IMAGESET」を選択すると、画像データ記憶装置(画像メモリ)17に格納されている画像をセットで記録する。
【0117】
そして、「OK」ボタンを押すと、設定を確定してシステム設定カードへ戻り、「CANCEL」ボタンを押すと、設定を破棄してシステム設定カード戻る。
【0118】
4)RADIAL MODE OPTION:ラジアル検査モードに関する設定が行える。
システム設定カードの「RADIAL MODE OPTION…」ボタンを押すと、図38に示すように、LCD表示部33には「ラジアル検査モード」に特有な設定を行うラジアル設定ダイアログが表示される。
【0119】
(a)まず、ラジアル検査モードで使用する「Range Button」を設定できる。ここで設定したレンジボタン(Range Button)が、ラジアル検査モードの「Range Button」に反映され、ラジアル検査で使用できる。
【0120】
このレンジボタン(Range Button)での設定は、レンジボタン(Range Button)の上下にある矢印ボタンを押して、使用するレンジボタン(Range Button)を選択する。
【0121】
なお、矢印ボタンを押すと、レンジボタン(Range Button)表示は図39のように変化する。また、ここでのレンジボタン(Range Button)の並び順と、ラジアル検査モードでの「Range Button」の並び順は一致している。ユーザは、設定したいレンジボタン(Range Button)の上下にある矢印ボタンを直接触わって設定を行う。
【0122】
(b)また、画像平均表示(Averaging Num.)により、画像平均表示における重み付け係数Kを設定できる。設定範囲は0.1〜1.0、設定単位は0.1ステップで、レンジボタン(Range Button)と同じ操作により設定できる。
【0123】
(c)そして、「OK」ボタンを押すと、設定を確定してシステム設定カードへ戻り、「CANCEL」ボタンを押すと、設定を破棄してシステム設定カード戻る。
【0124】
5)HELICAL MODE OPTION:ヘリカル検査モードに関する設定が行える。
システム設定カードの「HELICAL MODE OPITION…」ボタンを押すと、図40に示すように、LCD表示部33には「ヘリカル検査モード」に特有な設定を行うヘリカル設定ダイアログが表示される。
【0125】
(a)まず、ヘリカル検査モードで使用する「Stroke Button」を設定できる。ここで設定したストロークボタン(Stroke Button)が、ヘリカル検査モードの「Stroke Button」に反映され、ヘリカル検査で使用できる。
【0126】
このストロークボタン(Stroke Button)での設定は、ストロークボタン(Stroke Button)の左右にある矢印ボタンを押して、使用するストロークボタン(Stroke Button)を選択する。
【0127】
なお、矢印ボタンを押すと、ストロークボタン(Stroke Button)表示は図41のように変化する。また、ここでのストロークボタン(Stroke Button)の並び順と、ヘリカル検査モードでの「Stroke Button」の並び順は一致している。設定したいストロークボタン(Stroke Button)の左右にある矢印ボタンを操作して設定を行なう。
【0128】
(b)次に、ヘリカル検査モードで使用する「Pitch Button」を設定できる。ここで設定したピッチボタン(Pitch Button)が、ヘリカル検査モードの 「Pitch Button」に反映され、ヘリカル検査で使用できる。
【0129】
このピッチボタン(Pitch Button)での設定は、ピッチボタン(Pitch Button)の上下にある矢印ボタンを押して、使用するピッチボタン(Pitch Button)を選択する。
【0130】
なお、矢印ボタンを押すと、ピッチボタン(Pitch Button)表示は図42のように変化する。また、ここでのピッチボタン(Pitch Button)の並び順とヘリカル検査モードでの「Pitch Button」の並び順は、図43のように一致している。設定したいピッチボタン(Pitch
Button)の上下にある矢印ボタンを操作して設定を行なう。
【0131】
(d)なお、ヘリカル検査モードで使用する「Range Button」の設定は、ラジアル検査モードで使用する「Range Button」を設定と同じであるので、説明は省略する(図38及び図39参照)。
【0132】
(e)そして、「OK」ボタンを押すと、設定を確定してシステム設定カードへ戻り、「CANCEL」ボタンを押すと、設定を破棄してシステム設定カード戻る。
【0133】
6)PSEUDO COLOR:疑似カラー表示に関する設定が行える。
【0134】
システム設定カードの「PSEUDO COLOR…」ボタンを押すと、図44に示すように、LCD表示部33には疑似カラーのカラーのパレットを設定する疑似カラーオプションダイアログが表示される(なお、疑似カラーは「ラジアルレビューモード」、「ヘリカルレビューモード」で使用できる)。
【0135】
(a)まず、「COLOR SET」の各ボタンを選択して、カラーパレットを選択できる。「1」を押すと、カラーパレット1が選択でき、「2」を押すと、カラーパレット2が選択でき、「3」を押すと、カラーパレット3が選択できる(なお、これらのカラーパレット情報はハードディスク19に記憶される。また各パレット情報は、次の(b)によりユーザが設定できる)。
【0136】
(a)次に、「Limit1」スライダ、「Limit2」スライダ及び「COLOR」ボタンにより、各パレットの配色を設定できる。
【0137】
詳細には、「Limit1」スライダでは、0〜255階調中の任意帯のうち上限値又は下限値を設定でき、「Limit2」スライダでは、0〜255階調中の任意帯のうち上限値及び下限値を設定できる。ここで、「Limit1」スライダ、「Limit2」スライダで設定した値のうち、大きい値が上限値、小さい値が下限値となる(なお、「Limit1」スライダ、「Limit2」スライダは、「プリプロセスモード」の「ゲイン」スライダおよび「コントラスト」スライダと同じ操作で使用できる(図32及び図33参照))。
【0138】
(b)「COLOR」ボタンでは、「RED」ボタンを選択すると、「Limit1」スライダ及び「Limit2」スライダで設定したレベル帯を「赤」で表示する。また、「GREEN」ボタンを選択すると、「Limit1」スライダ及び「Limit2」スライダで設定したレベル帯を「緑」で表示する。さらに、「BLUE」ボタンを選択すると、「Limit1」スライダ及び「Limit2」スライダで設定したレベル帯を「青」で表示する。
【0139】
(c)そして、「OK」ボタンを押すと、設定を確定してシステム設定カードへ戻り、「CANCEL」ボタンを押すと、設定を破棄してシステム設定カード戻る。
【0140】
次に、図4のステップS22でラジアルレビューカード表示命令を受けた装置制御盤25のLCD表示部33に表示されるラジアルレビューカードで操作されるラジアルレビューモードについて説明する。
【0141】
ラジアルレビューモードでは、図45に示すラジアルレビューカードにより、主に、ラジアル検査で画像データ記憶装置(画像メモリ)17に記憶した超音波画像や、ラジアル検査でハードディスク19に記録した超音波画像に対して、画像処理を行なうことができる。
【0142】
(1)ディスプレイボタン
ラジアル画像の表示パターンを切り替える。全円表示、上半円表示、下半円表示、左半円表示、右半円表示のうち、どれか1つを選択できる(ラジアル検査モードと同様)。
【0143】
(2)コントラスト調整スライダー(図46)
超音波画像のコントラストを調整するCPU13が画像処理プロセッサ18とフレームバッファ22を制御する事により、極座標変換された超音波画像データを直接制御する。
【0144】
1)スライダ:ツマミを押しながら横にスライドさせると、値を更新する。
2)UPボタン:値が増加する。
3)DOWNボタン:値が減少する。
4)コントラスト値表示 :コントラスト値(1〜100)を表示する。
5)リセットボタン:値を初期状態に戻す。
【0145】
(3)ゲイン調整スライダ(図47)
超音波画像の輝度を調整する。CPU13が画像処理プロセッサ18とフレームバッファ22を制御することにより、極座標変換された超音波画像データを直接制御する。
1)スライダ:ツマミを押しながら横にスライドさせると、値を更新する。
2)UPボタン:値が増加する。
3)DOWNボタン:値が減少する。
4)リセットボタン:値を初期の状態に戻す。
5)ゲイン値表示 輝度を表示する。
【0146】
(4)イメージローテーションダイヤル
ラジアル検査モードと同じであるので説明は省略する(図18参照)。
【0147】
(5)イメージセレクションスライダ
・ラジアル検査モードのイメージセレクションスライダと同じであるので説明は省略する(図19参照)。
【0148】
(6)マルチ表示ボタン
・ラジアル検査モードのマルチ表示と同じであるので説明は省略する(図13及び図14参照)。。
【0149】
(7)疑似カラーボタン
超音波画像をモノクロで表示させるか、疑似カラーで表示させるかを選択する。
【0150】
・1度押すと疑似カラー表示になり、再度押すとモノクロ表示に戻る。なお、疑似カラーの設定(R,G,Bそれぞれの設定)は、システム設定モードの疑似カラーオプション(図44参照)で行える。
【0151】
(8)エッジ強調ボタン
超音波画像のエッジを強調する。
【0152】
1)OFF:エッジ強調を解除する。
【0153】
2)1:エッジ強調 弱
3)2:エッジ強調 強
(9)ズームボタン
超音波画像を2倍に拡大して表示する。ラジアル検査モードのズームと同じであるので説明は省略する。
【0154】
(10)ラジアル方向ボタン
ラジアル画像の表示方向が切り替わる。ラジアル検査モードのラジアル方向ボタンと同じであるので説明は省略する。
【0155】
(11)平均画像ボタン
イメージセレクタで選択している画像と、1枚前の平均画像を表示する。1度押すと平均画像表示になり、再度押すとイメージセレクタで選択している画像の表示に戻る。
【0156】
このとき、次の数式に従って、画像を表示する。
I(Disp)=(I(n)+K*(n−1))/(1+K)
I(Disp):表示画像
I(n):イメージセレクターで選択している画像
I(n−1):イメージセレクターで選択している画像の1つ前
K:重み付け係数(0.1〜1.0)
なお、重み付け係数Kはシステム設定モードの「RADIAL MODE OPTION…」の設定(図38)で設定が行える。
【0157】
次に、図4のステップS24でヘリカルレビューカード表示命令を受けた装置制御盤25のLCD表示部33に表示されるヘリカルレビューカードで操作されるヘリカルレビューモードについて説明する。
【0158】
ヘリカルレビューモードでは、図48に示すヘリカルレビューカードにより、主に、ヘリカル検査で画像データ記憶装置(画像メモリ)17に記憶した超音波画像や、ヘリカル検査でハードディスク19に記録した超音波画像に対して、画像処理を行なうことができる。
【0159】
(1)ディスプレイボタン
ラジアル、リニア画像の表示パターンを切り替える。各表示パターンの詳細は、ヘリカル検査モードと同様。
【0160】
(2)コントラスト調整スライダ
超音波画像のコントラストを調整する。ラジアルレビューモードと同様。
【0161】
(3)ゲイン調整スライダ
超音波画像の輝度を調整する。ラジアルレビューモードと同様。
【0162】
(4)リニア方向ボタン
リニア画像の表示方向を切り替える。ヘリカル検査モードと同様。
【0163】
(5)ラジアル方向ボタン
ラジアル画像の表示方向を切り替える。ヘリカル検査モードと同様。
【0164】
(6)イメージローテーションダイヤル
ラジアル画像、リニア画像を同時に回転する。ラジアル検査モードと同様。
【0165】
(7)イメージセレクションスライダ
画像データ記憶装置(画像メモリ)17に記憶された複数の超音波画像のうち、1枚を選択する。ヘリカル検査モードのイメージセレクションスライダと同様。
【0166】
(8)マルチ表示ボタン
画像データ記憶装置(画像メモリ)17に記憶されている超音波画像を一覧表示する。ラジアル検査モードのマルチ表示と同様。
【0167】
(9)疑似カラーボタン
超音波画像をモノクロで表示させるか、疑似カラーで表示させるかを選択する。ラジアルレビューモードと同様。
【0168】
図4のステップS23で、装置制御盤25から「ヘリカルレビューカードタブが押された」以外の情報を受けた場合、本実施の形態ではCPU13は、図5のステップS31に処理を移行し、図8に示した各ツールボタンの「セーブボタン(Save)」または「ロードボタン(Load)」または「シャットダウンボタン」が押されたかを検出する。
【0169】
つまり、図4のステップS23で、装置制御盤25から「ヘリカルレビューカードタブが押された」以外の情報を受けた場合、図5に示すように、図8に示した各ツールボタン、すなわち「セーブボタン(Save)」または「ロードボタン(Load)」または「シャットダウンボタン」が押されたか、あるいは、共通ボタンである「フリーズボタン(Freez)」または「記録ボタン(Rec)」が押されたかを検出する。
【0170】
詳細には、装置制御盤25から「ヘリカルレビューカードタブが押された」以外の情報を受けた場合、CPU13は、図5のステップS31で装置制御盤25から受信した情報が「セーブボタン(Save)が押された」情報かどうか判断し、「セーブボタン(Save)が押された」情報であれば、ステップS32でセーブツール制御表示命令を装置制御盤25へ送信して図3のステップS3に戻り、「セーブボタン(Save)が押された」情報でなければステップS33へ進む。
【0171】
ステップS33では、装置制御盤25から受信した情報が「ロードボタン(Load)が押された」情報かどうか判断し、「ロードボタン(Load)が押された」情報であれば、ステップS34でロードツール制御表示命令を装置制御盤25へ送信して図3のステップS3に戻り、「ロードボタン(Load)が押された」情報でなければステップS35へ進む。
【0172】
ステップS35では、装置制御盤25から受信した情報が「シャットダウンボタンが押された」情報かどうか判断し、「シャットダウンボタンが押された」情報であれば、ステップS36でシャットダウンツール制御表示命令を装置制御盤25へ送信して図3のステップS3に戻り、「シャットダウンボタンが押された」情報でなければステップS37へ進む。
【0173】
ステップS37では、装置制御盤25から受信した情報が「フリーズボタン(Freez)が押された」情報かどうか判断し、「フリーズボタン(Freez)が押された」情報であれば、後述するステップS51(図6にて説明)に処理を移行し、「フリーズボタン(Freez)が押された」情報でなければステップS38へ進む。
【0174】
ステップS38では、装置制御盤25から受信した情報が「記録ボタン(Rec)が押された」情報かどうか判断し、「記録ボタン(Rec)が押された」情報でなければ図3のステップS3に戻り、「記録ボタン(Rec)が押された」情報であれば後述するステップS71(図7にて説明)に処理を移行する。
【0175】
なお、例えば各カードにおいてその操作オブジェクトを表示させようとすると、より面積の大きいLCD表示部33が必要となってコストアップにつながってしまので、図5の各ツール制御表示では、コストアップを招くことなく、且つ操作性を損なうことなく各カードの共通機能をまとめたツールを実現している。
【0176】
次に、図5のステップS32でセーブツール制御表示命令を受けた装置制御盤25のLCD表示部33に表示される図49に示すセーブツールダイアログで操作されるセーブツール制御について説明する。
【0177】
このセーブツールは、画像データ記憶装置(画像メモリ)17に記憶された超音波画像を光磁気ディスク等からなる第2外部記憶装置20へ記録する機能であり、収集した超音波画像データをパソコンで利用する場合の超音波画像の移動手段として、または第1外部記憶装置(ハードディスク)19の容量が足りなくなった場合の非常時における記録手段として有効な機能である。
【0178】
ここで、セーブツールダイアログ(図49)の各オブジェクトについて説明する。
【0179】
(1)ファイルリスト
現在使用している第2外部記憶装置(光磁気ディスク)20内に保存されているファイルを表示する。ディレクトリは<>で挟まれて表示され、選択されている(反転表示されている)ディレクトリをもう一手度触ると、そのディレクトリへ移動することができる。親ディレクトリは<…>で表示される。▲、▼ボタンを押すと、リストをスクロールすることができる。
【0180】
(2)「CHANGE…」ボタン(ファイル名の変更)
ファイル名フィールドに表示されているファイル名を変更する場合に使用する。「CHANGE…」ボタンを押すと、図50のような「ファイル名入力ダイアログ」が表示される。仮想キーボードの各ボタンを直接触わって、表示されているファイル名を変更する。「OK」ボタンを押すと変更したファイル名が確定され、セーブツールダイアログ(図49)に戻る。「CANCEL」ボタンを押すと、ファイル名は変更前の状態でセーブツールダイアログ(図49)へ戻る。
【0181】
(3)「EUS Type」の設定(SET、SINGLEボタン)
超音波画像を1枚毎に記録するか、画像データ記憶装置(画像メモリ)17単位で記録するかを設定する。「SET」ボタンを選択すると、画像データ記憶装置(画像メモリ)17に記録されている超音波画像を1セットで記録する。「SINGLE」ボタンを選択すると、モニタに表示されている超音波画像のみが記録される。
【0182】
(4)「Image Type」の設定(EU−IP、BMPボタン)
画像データ形式を設定する。「EU−IP」ボタンを選択すると、EU−IPの音線データ形式で超音波画像を記録する。「BMP」ボタンを選択すると、パソコン等で利用可能なビットマップ形式ぶ超音波画像を記録する。
【0183】
(5)「Save」ボタン
「Save」ボタンを押すと、第2外部記憶装置(光磁気ディスク)20への記録完了後にセーブツールダイアログが閉じて、セーブツールは終了する。
【0184】
(6)「Cancel」ボタン
「Cancel」ボタンを押すと、第2外部記憶装置(光磁気ディスク)20への記録は行わずに、セーブツールダイアログが閉じて、セーブツールは終了する。
【0185】
次に、セーブツールダイアログで操作されるセーブツール制御を具体的に説明する。
【0186】
(a)セーブツールを使用して、第2外部記憶装置(光磁気ディスク)20へ超音波画像を記録する手順
1)光磁気ディスクを第2外部記憶装置(光磁気ディスク)20へ挿入する。
【0187】
2)LCD表示部33上の図51(ラジアル検査カード(図12)におけるツールボタンの配置を示す図)に示すセーブボタンを押すと、図49に示したセーブダイアログが表示される。
【0188】
セーブダイアログにおいて、ファイルリストフィールドには、第2外部記憶装置(光磁気ディスク)20に記録されているディレクトリ、ファイル名が表示される。ファイル名フィールドには、本装置が自動的に生成したファイル名が表示されている。
【0189】
3)ファイルリストを操作して、記録したいディレクトリへ移動する。
【0190】
4)ファイル名を変更する場合は、「Change」ボタンを押して、ファイル名を変更する。ファイルリストに上書きしたいファイルがあれば、その行を触わって選択する。選択された行は反転表示される。また、選択された行のファイル名がファイル名フィールドに表示され、このまま以下の5)を実行すると超音波画像データが選択されたファイルに上書きされる。
【0191】
5)「SAVE」ボタンを押すと、第2外部記憶装置(光磁気ディスク)20への記録が開始される。
【0192】
次に、図5のステップS34でロードツール制御表示命令を受けた装置制御盤25のLCD表示部33に表示される図52に示す患者選択ダイアログで操作されるロードツール制御について説明する。
【0193】
このロードツールは、 第1外部記憶装置(ハードディスク)19に記録された超音波画像、または光磁気ディスク等からなる第2外部記憶装置20へ記録された超音波画像を読み出して、高画質モニタ24に表示する機能である。
【0194】
ここで、患者選択ダイアログ(図52)の各オブジェクトについて説明する。
【0195】
(1)「HDD」、「MO」ボタン
画像の再生元(超音波画像データの読み出し元)を指定する。
【0196】
・「HDD」を選択すると第1外部記憶装置(ハードディスク)19に記録されている超音波画像を再生する。また。「MO」を選択すると、セーブツール等で第2外部記憶装置(光磁気ディスク)20に記録された超音波画像を再生する。
【0197】
(2)患者/画像リスト
「HDD」ボタンが選択されている場合は、第1外部記憶装置(ハードディスク)19に登録されている患者IDを表示する。「MO」ボタンが選択されている場合は、第2外部記憶装置(光磁気ディスク)20に記録されている超音波画像ファイル名及びディレクトリが表示される。リスト内の一行を直接触わって選択する。選択された行は反転表示される。また、リスト横のスクロールボタン(▲、▼)により、リストをスクロールできる。
【0198】
なお、(「MO」ボタンが選択されている場合)ディレクトリは<>で挟まれて表示され、選択されている(反転表示されている)ディレクトリをもう一度触わると、そのディレクトリへ移動することができる。(「MO」ボタンが選択されている場合)親ディレクトリ<…>で表示される。
【0199】
また、患者/画像リストから患者IDを選択して「OK」ボタンを押すと、図53に示すような後述する画像選択ダイアログが表示される。
【0200】
(3)「NAME」、「ID」、「RECENT」ボタン
患者リストをソートする事ができる。「NAME」を選択すると、患者名のABC順にリストを表示する。「ID」を選択すると、患者IDのABC順にリストを表示する。「RECENT」を選択すると、検査日の新しい順にリストを表示する。なお、「MO」ボタンが選択されている場合は使用できない。
【0201】
(4)「CANCEL」ボタン
患者選択ダイアログを閉じてロードツールを終了する。
【0202】
(5)「OK」ボタン
「HDD」ボタンが選択されている場合は、患者選択ダイアログを開く。また、「MO」ボタンが選択されている場合は、超音波画像を再生する。
【0203】
ここで、患者/画像リストから患者IDを選択して「OK」ボタンを押した際に表示される画像選択ダイアログ(図53)の各オブジェクトについて説明する。
【0204】
(1)検査日リスト
患者選択ダイアログの患者/画像リストで選択された患者に含まれる検査日情報の一覧を表示する。リスト内の一行を直接触わって選択します。選択された行は反転表示される。リスト横のスクロールボタン(▲、▼)により、リストをスクロールできる。
【0205】
(2)画像リスト
検査日リストで選択されている検査日に含まれる画像の一覧を表示する。リスト内の一行を直接触わって選択する。選択された行は反転表示される。リスト横のスクロールボタン(▲、▼)により、リストをスクロールできる。
【0206】
画像リストに表示されるファイル名は、画像の種類によって次のような決まりがある。
【0207】
「R_hhmmss_XXXX」:ラジアル検査またはラジアルレビューモードで、SINGLE記録された画像。
・「hhmmss」は記録された時間、分、秒を表している。
・「XXXX」は、本装置が自動的に付ける番号。OOOO〜ZZZZの範囲で付けられる。
【0208】
「Rs_hhmmss_XXXX」:ラジアル検査またはラジアルレビューモードで、SET記録された画像。
・「hhmmss」は記録された時間、分、秒を表している。
・「XXXX」は、本装置が自動的に付ける番号。OOOO〜ZZZZの範囲で付けられる。
【0209】
「Hs_hhmmss_XXXX」:ヘリカル検査またはヘリカルレビューで記録された画像。
・「hhmmss」は記録された時間、分、秒を表している。
・「XXXX」は、本装置が自動的に付ける番号。OOOO〜ZZZZの範囲で付けられる。
【0210】
・ラジアル検査、レビューモードでのSINGLE、SET記録の選択は、システム設定モードにおけるRecording Option(図34参照)で行なうことができる。
【0211】
(3)「SET」、「SINGLE」ボタン
画像リストの表示方法を切り替える。「SET」を選択すると、ラジアル画像、ヘリカル画像をセット単位で表示する。「SINGLE」を選択すると、全ての画像を表示する。
【0212】
(4)「CANCEL」ボタン
画像選択ダイアログを閉じて、患者選択ダイアログに戻る。
【0213】
(5)「LOAD」ボタン
画像リストで選択されている画像を再生する。
【0214】
次に、患者選択ダイアログで操作されるロードツール制御を具体的に説明する。
【0215】
(a)ロードツールを使用して、第1外部記憶装置(ハードディスク)19から超音波画像を再生する手順
1)LCD表示部33上のロードツールボタンを押すと、患者選択ダイアログ(図52)が表示される。初めに「HDD」ボタンが選択されており、第1外部記憶装置(ハードディスク)19に登録されている患者IDのリストが表示される(検査予約モードで、過去に検査予約した事のある患者IDがここで表示される)。
【0216】
2)患者/画像リストから患者IDを選択して「OK」ボタンを押すと、画像選択ダイアログ(図53参照)が表示される。
【0217】
3)画像選択ダイアログ(図53)の検査日リストから検査日を選択すると、その検査日に含まれる超音波画像ファイル名が画像リストに表示される。
【0218】
4)画像選択ダイアログ(図53)の画像リストから、再生したい超音波画像ファイルを選択して「LOAD」ボタンを押すと、選択した超音波画像が再生される。なお、画像リストから他の超音波画像を選択して「LOAD」ボタンを押せば、そのまま他の超音波画像を再生することができる。
【0219】
(b)ロードツールを使用して、第2外部記憶装置20から超音波画像を再生する手順
1)セーブツール等で超音波画像が記録されている光磁気ディスクを第2外部記憶装置20へ挿入する。
【0220】
2.LCD表示部33上のロードツールボタンを押すと、患者選択ダイアログ(図52)が表示される。
【0221】
3)「MO」ボタンを押すと、患者/画像リストには光磁気ディスクに記録されている超音波画像ファイル名が表示される。
【0222】
4)患者/画像リストから再生したい超音波画像ファイルを選択して「OK」ボタンを押すと、選択した超音波画像が再生される。なお、患者/画像リストから他の超音波画像を選択して「OK」ボタンを押せば、そのまま他の超音波画像を再生することができる。
【0223】
(c)ロードツールの終了
患者選択ダイアログで、「Cancel」ボタンを押すとロードツールが終了する。
【0224】
次に、図5のステップS36でシャットダウンツール制御表示命令を受けた装置制御盤25のLCD表示部33に表示される図54に示すシャットダウンダイアログで操作されるシャットダウンツール制御について説明する。
【0225】
シャットダウンツールでは、ツールボタン右端のシャットダウンを押すと、CPU13がシャットダウンシーケンスに入る。シャットダウンシーケンスでは、システム設定カード(図34)やプリプロセス(図29、30)で設定したスライダ値を第1外部記憶装置(ハードディスク)19へ記録して、次回電源が投入された時に同じ設定となるようにする。
【0226】
具体的には、
1)シャットダウンボタンを押すと、図54のようなシャットダウンダイアログがLCD表示部33に表示される。
【0227】
2)シャットダウンダイアログで「OK」ボタンを押すと、図55のようなメッセージダイアログが表示され、主電源スイッチを切っても良いことが通知される。
【0228】
上記1)、2)の間に、CPU13は、システム設定カード(図34)やプリプロセス(図29、30)で設定したスライダ値を第1外部記憶装置(ハードディスク)19へ記録して、次回電源が投入された時に同じ設定となるようにする。へ記録する。
【0229】
3)シャットダウンダイアログで「CANCEL」ボタンを押すと、「シャットダウン」ボタンを押す直前の状態に復帰する。
【0230】
次に、共通ボタンである「REC」ボタン、「FREEZE」ボタンが押された場合の動作について説明する。
【0231】
まず、図5のステップS37で、装置制御盤25から「フリーズボタン(Freez)が押された」情報を受けた場合、図6に示すように、ステップS51でCPU13は、現在フリーズ中(超音波画像の取り込み停止中)であるかを判定する。フリーズ解除中(超音波画像取り込み中)であれば、ステップS52へ進み、フリーズ中で有ればステップS53へ進む。
【0232】
ステップS52では、CPU13は「画像取り込み停止命令」を超音波観測部のシステムコントローラ12へ送信して超音波画像の取り込みを停止し、図3のステップS3へ戻る。
【0233】
また、ステップS53では、現在ヘリカル検査モードであるか否かを判定する。ヘリカル検査モードであれば(図20のヘリカル検査カード表示で制御されていれば)、ステップS54へ進み、そうでなければステップS55に進む。
【0234】
ステップS54ではユーザによりヘリカル検査カードのレンジボタン、ストロークボタン、ピッチボタン、画質ボタンで設定された観測レンジデータ、ストロークデータ、ピッチデータ、HiQuality又はStandardのコードデータをシステムコントローラ12へ送信する。さらにステップS57へ進んで「画像取り込み開始命令」をシステムコントローラ12へ送信し、超音波画像の取り込みを開始する。
【0235】
一方、ステップS53でヘリカル検査モードで無いと判定された場合は、ステップS55へ進んで現在ラジアル検査モードであるか否かを判定する。ラジアル検査モードでなければ図3のステップS3へ戻り、ラジアル検査モードであれば(図12のラジアル検査カード表示で制御されていれば)、ステップS56へ進む。
【0236】
ステップS56では、ユーザによりラジアル検査カードのレンジボタン、画質ボタンで設定された観測レンジデータ、HiQuality又はStandardのコードデータをシステムコントローラ12へ送信し、さらにステップS57へ進んで、画像の取り込みを開始する。
【0237】
ステップS57で「画像取り込み開始命令」をシステムコントローラ12へ送信したCPU13は、ステップS58でシステムコントローラ12からの返信コードを受信する。返信コードが「OK」であれば、超音波観測部2が正常に動作しているので図3のステップS3へ戻るが、返信コードが「NG」であれば、異常が発生して超音波画像の取り込みが行われていないことをユーザに知らせるためにステップS59へ進んでエラー発生表示を行ない、ステップS60に進む。
【0238】
ステップS59において、CPU13は装置制御盤25のCPU30と通信を行なってLCD表示部33に図56に示すようなエラー表示を行なう。なお、このとき、CPU13はフレームバッファ22を制御して同様のエラー表示を高画質モニタ24に行なうことも可能である。
【0239】
ステップS60においては、図56に示すエラー表示と共にLCD表示部33に表示されているOKボタンをユーザが押したかどうかを検知する。ユーザが「OK」ボタンを押すと、まず、装置制御盤25のCPU30がそれを検知する。そして、装置制御盤25のCPU30は通信により「OKボタンが押されたこと」をCPU13へ通知し、「OKボタンが押されたこと」の通知を受けたCPU13は、装置制御盤25のCPU30との通信及びフレームバッファ22を制御してLCD表示部33及び高画質モニタ24のエラー表示を解除してステップS52へ進み、ステップS52で超音波観測部2へ「画像取込停止命令」を送信した後に図3のステップS3へ戻る。
【0240】
なお、本実施の形態において、エラー表示後にステップS52へ戻って超音波観測部2へ「画像取り込み停止命令」を送信するのは、異常状態のまま画像の取り込み動作を続けると、これが原因でさらに他の異常が超音波観測部2に発生する可能性があり、安全のために「画像の取り込み停止命令」を送信している。
【0241】
また、本実施の形態において、ステップS55で「No」と判定された場合は図3のステップS3に戻るために、検査予約モード及びシステム設定モードではFreezeボタンにより画像取り込み/停止の制御が行えないようになっているが、これは説明を簡略化する為であって、実際には検査予約モード及びシステム設定モードが使用される前にはラジアル検査モードが使用されていたか、あるいはヘリカル検査モードが使用されていたかをCPU13が主記憶装置(メインメモリ)14に記憶しておいて、その情報を元にステップS54又はステップS56の制御を行なうことが可能である。
【0242】
この動作フローチャートによって、ユーザは「FREEZE」ボタンにより超音波画像の取り込み/停止を操作できる。
【0243】
次に、図5のステップS38で、装置制御盤25から「記録ボタン(REC)が押された」情報を受けた場合、図7に示すように、ステップS71でCPU13は、現在ラジアル検査またはレビューモードであるか(図12のラジアル検査カード表示、または図45のラジアルレビューカード表示で制御されているか)を判定する。ラジアル検査またはレビューモードであればステップS72へ進み、そうでなければステップS73へ進む。
【0244】
ステップS72では、システム設定モードの「RECORD OPTION」(図34及び図37参照)で「RECORD SINGLE IMAGE」が設定されているか、「RECORD IMAGE SET」が設定されているかを判定する。
【0245】
ステップS72において、「RECORD SINGLE IMAGE」の場合はステップS74へ進みファイル名を次のように設定して、ステップS77に進む。
【0246】
「R_hhmmss_XXXX」:ラジアル検査またはラジアルレビューモードで、SINGLE記録された画像。
・「hhmmss」は記録された時間、分、秒を表している。
・「XXXX」は、本装置が自動的に付ける番号。OOOO〜ZZZZの範囲で付けられる。
【0247】
また、ステップS72において、「RECORD SINGLE IMAGE」の場合は、ステップS75へ進みファイル名を次のように設定して、ステップS77に進む。
【0248】
「Rs_hhmmss_XXXX」:ラジアル検査またはラジアルレビューモードで、SET記録された画像。
・「hhmmss」は記録された時間、分、秒を表している。
・「XXXX」は、本装置が自動的に付ける番号。OOOO〜ZZZZの範囲で付けられる。
【0249】
一方、ステップS73では、CPU13は、現在ヘリカル検査またはレビューモードであるか(図20のヘリカル検査カード表示、または図48のヘリカルレビューカード表示で制御されているか)を判定する。ヘリカル検査またはレビューモードであればステップS76へ進み、そうでなければ図3のステップS3へ戻る。
【0250】
ステップS76でCPU13は、ファイル名を次のように設定する。
【0251】
「Hs_hhmmss_XXXX」:ヘリカル検査またはヘリカルレビューで記録された画像。
・「hhmmss」は記録された時間、分、秒を表している。
・「XXXX」は、本装置が自動的に付ける番号。OOOO〜ZZZZの範囲で付けられる。
【0252】
そして、ステップS76、ステップS74、ステップS75でこれから記録をする超音波画像データのファイル名を設定したCPU13は、ステップS77に進み、ステップS77で画像データ記憶装置(画像メモリ)17に記録されている超音波画像データを第1外部記憶装置(ハードディスク)19へ転送して記録を行ない、図3のステップS3へ戻る。
【0253】
なお、本実施の形態において、ステップS73で「No」と判定された場合は図3のステップS3に戻るために、検査予約モード及びシステム設定モードでは記録ボタンにより画像の記録が行なえないようになっているが、これは説明を簡略化するためであって、実際には検査予約モード及びびシステム設定モードが使用される前にはラジアル検査モード(またはレビューモード)が使用されていたか、あるいはヘリカル検査モード(またはレビューモード)が使用されたいたかCPU13が主記憶装置(メインメモリ)14に記憶しておいて、その情報を元にステップS76、ステップS74またはステップS75の制御を行なうことが可能である。
【0254】
この動作フローチャートによって、ユーザは記録ボタンにより超音波画像の記録が操作できる。
【0255】
(効果)
このように本実施の形態では、画像処理部3のCPU13の制御により、装置制御盤25のLCD表示部33にボタン等の複数の操作用オブジェクトからなる各種カード及びツールを表示させ、LCD表示部33に設けられたタッチパネルを操作するだけで各種制御ができるので、コストの削減及び装置の小型化を達成することができ、さらに操作性を向上させることができる。
【0256】
図57ないし図59は本発明の第2の実施の形態に係わり、図57は画像処理部のCPUの記録制御の流れを示すフローチャート、図58は図57の処理により記録された超音波画像ファイルの構造を示す図、図59は図57の処理により記録された超音波画像ファイルのロード処理の流れを示すフローチャートである。
【0257】
第2の実施の形態は、第1の実施の形態とほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0258】
まず、記録ボタンが押された時の本実施の形態の動作を図57により説明する。
【0259】
図57に示すように、ステップS71〜ステップS76の前までは、第1の実施の形態の図7と同様であって、本実施の形態では、ステップS81において、CPU13は画像ヘッダ情報(図58、表4にて説明)を設定して、主記憶装置(メインメモリ)14に記憶しステップS82へ進む。
【0260】
ステップS82では、主記憶装置(メインメモリ)14に記憶した画像ヘッダ情報を第1外部記憶装置(ハードディスク)19へ転送して記録し、ステップS83に進む。
【0261】
ステップS83では、ステップS82に続けて画像データ記憶装置(画像メモリ)17に記憶されている超音波画像データを第1外部記憶装置(ハードディスク)19へ転送して記録を行ない、ステップS83の記録を終了すると、図3のステップS3へ戻る。
【0262】
従って、図57の処理により記録された超音波画像ファイルは、図58のような構造を持つことになる。すなわち、先頭から数バイトは画像ヘッダで構成され、画像ヘッダ以降は超音波画像の音線データで構成される。音線データは
画質モード=「Normal」では512×512(バイト)
画質モード=「HQ」では1024×512(バイト)
の大きさを持つ。
【0263】
画像ヘッダの構造を表4に示す。
【0264】
【表4】
Figure 0003586098
各データを簡単に説明すると、
・音線データ幅→画質モード=「Normal」では512、画質モード=「HQ」では1024が設定される。
【0265】
・音線データ高さ→常に512
・記録時刻(秒、分、時、日、月、年、曜日)→記録ボタンが押された時刻を設定する。
【0266】
・患者ID、患者氏名、患者生年月日、患者年齢、患者性別→検査予約モードで設定されたデータを設定する。
【0267】
・レンジ→ラジアル検査またはヘリカル検査で設定されたデータを設定する。
【0268】
・ストローク、ピッチ→ヘリカル検査で設定されたデータを設定する。
【0269】
・走査周波数→図1において、システムコントローラ12との通信で検知した、装着されている超音波プローブが対応している超音波周波数の情報を設定する。
【0270】
・動作モード→記録ボタンが実行された時、ラジアル検査、ヘリカル検査、ラジアルレビュー、ヘリカルレビューのどのモードで制御されていたかの情報を設定する。
【0271】
次に、Loadツールで画像が再生された時の本実施の形態の動作を図59により説明する。
【0272】
図59に示すように、ステップS91では、ロードツールで「Load」が実行されたか否かを判定する。「Load」が実行された場合はステップS102へ進み、そうでない場合はステップS92へ進む。
【0273】
ステップS91で「Load」が実行された場合、CPU13はステップS102で読み出した超音波画像ファイルのうち画像ヘッダー部分を主記憶装置(メインメモリ)14へ記憶してステップS103へ進む。ステップS103では読み出した超音波画像ファイルのうち超音波画像データ部分を画像データ記憶装置(画像メモリ)17へ記憶してステップS104へ進む。ステップS104では、画像データ記憶装置(画像メモリ)17、極座標変換部16、フレームバッファ22を制御して超音波画像の再生を実行し、再びステップS91へ戻り、「Load」が実行されたか否かを判定する。
【0274】
ステップS92で「Cancel」、すなわちLoadツールの終了が選択されたか否かを判定する。「Cancel」が選択されていない場合は再びステップS91へ戻り、「Cancel」が選択されてた場合はステップS93へ進んで、CPU13は装置制御盤25のCPU30と通信を行なって、ロードツールを終了しステップS94へ進む。
【0275】
ステップS94において、CPU13は現在再生している超音波画像の(ステップS102で記憶されている)画像ヘッダ情報の動作モード情報を主記憶装置(メインメモリ)14より読み出してステップS95へ進む。
【0276】
ステップS95では、読み出した動作モードがラジアル検査モードか否かを判定する。ラジアル検査モードであればステップS99へ進みラジアル検査カード表示命令を行い、そうでなければステップS96に進み読み出した動作モードがヘリカル検査モードか否かを判定する。
【0277】
ステップS96でヘリカル検査モードであればステップS100へ進みヘリカル検査カード表示命令を行い、そうでなければステップS97へ進む。ステップS97では、読み出した動作モードがラジアルレビューモードか否かを判定する。ラジアルレビューモードであればステップS101へ進みラジアルレビューカード表示命令を行い、そうでなければステップS98へ進みヘリカルレビューカード表示命令を行う。
【0278】
なお、ステップS99、ステップS100、ステップS101、ステップS98において、CPU13は、LCD表示部33に夫々判定した動作モードの制御カードが表示されるように装置制御盤25のCPU30と通信を行なう。すなわちステップS99ではLCD表示部33にラジアル検査カード(図12参照)が表示され、ステップS100ではヘリカル検査カード(図20参照)が表示され、ステップS101ではラジアルレビューカード(図45参照)が表示され、ステップS98ではリカルレビューカード(図48参照)が表示される。装置制御盤25のCPU30と通信を終了すると、CPU13は再生動作の処理を終了する。
【0279】
こうして本実施の形態は、画像再生時に、読み出した画像が記録された時の動作モードを判別して、そのモードへ自動的に遷移することが可能になる。
【0280】
このように本実施の形態では、第1の実施の形態の効果に加え、記録時には超音波画像のデータと共に動作モード情報も記録し、再生時には超音波画像データともに動作モード情報も読み出して、CPU13が自動的に制御盤21のLCD表示部33を制御する(例えば、ラジアル検査モードで記録した場合は、LCD表示部33が図12の表示となるように制御する)ようにしたため、操作性を格段に向上させることができる。
【0281】
図60ないし図66は本発明の第3の実施の形態に係わり、図60はシステム設定カードを示す図、図61は図60のシステム設定カードで「LINER MODE ON」とした場合の検査モード制御部表示を示す図、図62は図60のシステム設定カードで「LINER MODE ON」とした場合のレビューモード制御部表示を示す図、図63は図61の検査モード制御部表示によるリニア検査カードを示す図、図64は図63のリニア検査カードによる簡易ラジアル画像表示例を示す図、図65は図63のリニア検査カードによるリニア画像表示例を示す図、図66は図62のレビューモード制御部表示によるリニアレビューカードを示す図である。
【0282】
第3の実施の形態は、第1の実施の形態とほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0283】
超音波診断装置の使われ方として、ユーザ(ドクタ)によっては必ずしもラジアル検査、ラジアルレビュー、ヘリカル検査、ヘリカルレビュー、リニア検査、リニアレビューの全てを使用するとは限らない。リニア検査及びリニアレビューモードは使用しないユーザーもいる。したがって、従来のように制御盤をメカニカルスイッチ等で構成した場合は、リニア検査及びリニアレビューを使用しないユーザにとっては使用しない操作スイッチ等が多く並ぶ使いにくい制御盤となってしまう。また、リニア検査及びリニアレビューを使用するユーザ向けと、リニア検査及びリニアレビューを使用しないユーザ向けの2種類の制御盤を製造するのはコストアップを招いてしまう。
【0284】
そこで、本実施の形態では、システム設定モードの設定により、リニア検査モード、リニアレビューモードを加えることが可能であり、かつこれらモードのカードをLCD表示で構成することによって、コストアップを招かず使い勝手の良い超音波診断装置を実現している。
【0285】
なお、本実施の形態では、リニア検査、リニアレビューモードを加えるか否かをSYSTEM設定で設定できるようにしているが、システム設定モードの構成を若干変更することで、ラジアル検査、ラジアルレビュー、ヘリカル検査、ヘリカルレビュー、リニア検査、リニアレビューのうち、使用したいモードをシステム設定で自由に選択できるようにすることも可能である。
【0286】
本実施の形態におけるシステム設定カードは、図60に示すように、図34で説明した第1の実施の形態のシステム設定カードに「LINER MODE ON/OFF」ボタンが追加されている。「LINER MODE ON/OFF」ボタンは一度押すと「ON」状態になり、もう一度押すと「OFF」状態になるトグル動作をする。
【0287】
「LINER MODE ON/OFF」ボタンを「ON」状態にすると、検査モード制御部表示は図61のようになる。すなわち、「Helical Exam」タブと「Preprocess」タブの間に「Liner Exam」タブが表示され、「リニア検査カード」が選択できるようになる。
【0288】
また、基本モード変更ボタン(MODE)を押した場合のレビューモード制御部表示は図62のようになり、「H.(Helical) Review」タブの右側に「L.(Liner) Review」タブが表示され「リニアレビューカード」(図66)が選択できるようになる。
【0289】
「Liner Exam」タブによる、図63に示すようなリニア検査カードで操作されるリニア検査モードとは、超音波プローブ4の先端に取り付けた超音波振動子を回転駆動させずに、回転軸の軸方向にリニア状に走査することによりのみエコー信号を受信し、超音波振動子の回転面に垂直な断面画像(リニア画像)のみを得て高画質モニタ24に表示するモードである。
【0290】
ここで、リニア検査カードの各オブジェクト(図63)について説明する。
【0291】
(1)レンジボタン
リニア画像の表示レンジを切り替える。1、2、4、6、9、12cmの各ボタンのうち、どれか1つを選択できる。
【0292】
(2)ディスプレイボタン
このボタンを押すことで高画質モニタ24に表示されるラジアル、リニア画像の表示パターンを、簡易ラジアルモード表示(図64)及びリニアモード表示(図65)に切り替える。
【0293】
(3)ストロークボタン
ヘリカルスキャンのストローク長を切り替える。これにより超音波振動子の回転軸方向の移動距離を設定できる。15、20、30、40mmの各ボタンのうち、どれか1つを選択できる。
【0294】
(4)ピッチボタン
音線データを得るリニア方向のピッチを切り替える。0.05、0.1、0.15、0.2、0.25mmの各ボタンのうち、どれか1つを選択できる。
【0295】
(5)画質ボタン
第1の実施の形態のラジアル検査カード(図12)の画質ボタンと同じである。
【0296】
(6)ストロークモードボタン
1ストローク間のみリニア画像を取り込んで自動的にフリーズされるモード(「AutoStop」=On)と、何ストロークでも連続してリニア画像を取り込み続けるモード(「AutoStop」=Off)が選択できる。一度押すと、「AutoStop」=Onとなり、再度押すと「AutoStop」=Offになる。
【0297】
(7)リニア方向ボタン
リニア画像の表示方向が切り替える。リニア画像のプローブ先端側を右向きに表示するか左向きに表示するかを切り替えることができる。リニア画像の表示方向を切り替えると、CRT画面表示のプローブ挿入方向マーカ表示が切り替わる。
【0298】
(8)イメージローテーションダイヤル
ディスプレイボタンで、簡易ラジアル表示が選択されている場合のみ使用できる。簡易ラジアルモードで、図64のようにラジアル画像が高画質モニタ24に表示されている場合、関心領域をリニアの切断位置へ合わせる場合に使用する。操作方法は、第1の実施の形態のラジアル検査カード(図12)のイメージローテーションダイヤルと同じである。
【0299】
次に、リニア検査の操作手順について説明する。
【0300】
(1)ディスプレイボタンの簡易ラジアル表示を選択して、「Freeze」ボタンによりフリーズを解除するとラジアル画像が図64のように表示される。
【0301】
(2)イメージローテーションダイヤルを使用して、関心領域がリニア切断位置に合うように操作する。
【0302】
(3)ディスプレイボタンのリニア表示を選択すると、超音波プローブ4の先端に取り付けた超音波振動子はリニア走査を開始してリニア画像の取得が行われ、高画質モニタ24の表示は図65のように変わって、取得したリニア画像が表示される。
【0303】
次に、リニアレビューカードの各オブジェクトについて、図66を用いて説明する。
【0304】
リニアレビューカードで操作されるリニアレビューモードとは、リニア検査で画像データ記憶装置(画像メモリ)17に記憶した超音波画像や、リニア検査で第1外部記憶装置(ハードディスク)19に記録した超音波画像にたいして、画像処理を行なうことができる。
【0305】
(1)コントラスト調整スライダ
超音波画像のコントラストを調整する。ラジアルレビューモードと同様である(図46参照)。
【0306】
(2)ゲイン調整スライダ
超音波画像の輝度を調整する。ラジアルレビューモードと同様である(図47参照)。
【0307】
(3)リニア方向ボタン
リニア画像の表示方向を切り替える。
【0308】
(4)疑似カラーボタン
超音波画像をモノクロで表示させるか、疑似カラーで表示させるかを選択する、ラジアルレビューモードと同様である(図45参照)。
【0309】
(5)エッジ強調ボタン
超音波画像のエッジを強調する。
【0310】
1)OFF: エッジ強調を強調する。
【0311】
2)1: エッジ強調 弱
3)2: エッジ強調 強
このように本実施の形態では、第1の実施の形態の効果に加え、システム設定の設定により、リニア検査モード及びリニアレビューモードを加えることを可能にしており、ヘリカル検査モードと比較すると、リニア検査モードは、超音波振動子のラジアル回転を行なわないため、リニア画像のみを収集したい場合は検査時間が短くすむという利点がある。
【0312】
[付記]
(付記項1) 生体へ超音波を送受信して3次元走査を行ない、得られた3次元領域のエコーデータを用いて前記生体内の超音波断層像を表示する超音波診断装置において、
患者データに基づき、前記エコーデータの送受信を行なって超音波画像を取得し検査を行う検査手段と、
前記検査手段により得られた前記超音波画像に対して画像処理を施すレビュー手段と、
前記検査手段及び前記レビュー手段を制御する制御内容を表示し、タッチパネルにより前記制御内容に応じた指示信号を入力する制御指示表示手段と
を備え、
前記制御指示表示手段は、
前記検査手段による処理では複数の第1の動作モード制御表示を行い、
前記レビュー手段による処理では複数の第2の動作モード制御表示を行う
ことを特徴とする超音波画像診断装置。
【0313】
(付記項2) 前記複数の第1の動作モード制御表示は、少なくとも、
前記検査手段における前記患者データを登録する検査予約制御表示と、
ラジアル走査により前記生体への超音波の送受を行うラジアル検査を制御するラジアル検査制御表示と、
ヘリカル走査により前記生体への超音波の送受を行うヘリカル検査を制御するヘリカル制御表示と、
前記超音波画像の画質設定データを登録するプリプロセス制御表示と、
前記検査手段におけるシステムデータを登録する第1のシステム設定制御表示と
からなり、
前記複数の第2の動作モード制御表示は、少なくとも、
前記ラジアル検査により得られた前記超音波画像に対しての画像処理の制御を行うラジアルレビュー制御表示と、
前記ヘリカル検査により得られた前記超音波画像に対しての画像処理の制御を行うヘリカルレビュー制御表示と、
前記レビュー手段におけるシステムデータを登録する第2のシステム設定制御表示と
からなる
ことを特徴とする付記項1に記載の超音波画像診断装置。
【0314】
(付記項3) 前記超音波画像を記録、再生する画像記憶再生手段を備え、
前記制御指示表示手段は、
前記検査手段及び前記レビュー手段による処理において共通に使用できる制御内容からなるツール表示を行い、
前記ツール表示は、少なくとも、画像記憶再生手段に対して画像記録を指示するセーブ制御表示部と、画像記憶再生手段に対して画像再生を指示するロード制御表示部とを有する
ことを特徴とする付記項1または2に記載の超音波画像診断装置。
【0315】
(付記項4) 前記画像記憶再生手段を制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、
前記第1の動作モード制御表示及び前記第の動作モード制御表示における動作モードデータを前記超音波画像と共に、前記画像記憶再生手段に記憶させ、
かつ、前記画像記憶再生手段に記憶した前記超音波画像を再生する際には、前記動作モードデータを判別し、判別した前記動作モードデータに基づき前記超音波画像を再生する
ことを特徴とする付記項1または2に記載の超音波画像診断装置。
【0316】
(付記項5) 前記複数の第1の動作モード制御表示は、リニア走査により前記生体への超音波の送受を行うリニア検査を制御するリニア検査制御表示を有し、
前記複数の第2の動作モード制御表示は、前記リニア検査により得られた前記超音波画像に対しての画像処理の制御を行うリニアレビュー制御表示を有する
ことを特徴とする付記項2に記載の超音波画像診断装置。
【0317】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の超音波画像診断装置によれば、タッチパネルにより前記制御内容に応じた指示信号を入力する前記制御指示表示手段が、前記検査手段による処理では該検査の実施に係る複数のモードの制御表示を行う第1の制御表示を行い、前記レビュー手段による処理では前記画像処理に係る複数のモードの制御表示を行う第2の制御表示を行うので、コストの削減及び装置の小型化を達成すると共に、操作性を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る超音波画像診断装置の構成を示す構成図
【図2】図1の画像処理部の装置制御盤の構成を示す構成図
【図3】図1の画像処理部のCPUの制御の流れを示す第1のフローチャート
【図4】図1の画像処理部のCPUの制御の流れを示す第2のフローチャート
【図5】図1の画像処理部のCPUの制御の流れを示す第3のフローチャート
【図6】図1の画像処理部のCPUの制御の流れを示す第4のフローチャート
【図7】図1の画像処理部のCPUの制御の流れを示す第5のフローチャート
【図8】図3の処理における検査モード制御部表示を示す図
【図9】図3の処理におけるレビューモード制御部表示を示す図
【図10】図4の処理における検査予約カードを示す図
【図11】図10の検査予約カードによる患者情報登録ダイアログを示す図
【図12】図4の処理におけるラジアル検査カードを示す図
【図13】図12のラジアル検査カードのマルチ表示ボタンによる第1の表示例を示す図
【図14】図12のラジアル検査カードのマルチ表示ボタンによる第2の表示例を示す図
【図15】図12のラジアル検査カードのズームボタンによる高画質モニタでの表示例を示す図
【図16】図12のラジアル検査カードのラジアル方向ボタンの作用を説明する説明図
【図17】図12のラジアル検査カードのサブスクリーンボタン及び画像切替ボタンによる表示パターンを示す図
【図18】図12のラジアル検査カードのイメージローテーションダイヤルの拡大図
【図19】図12のラジアル検査カードのイメージセレクションスライダの拡大図
【図20】図4の処理におけるヘリカル検査カードを示す図
【図21】図20のヘリカル検査カードのディスプレイボタンの拡大図、
【図22】図21のディスプレイボタンのデュアル表示ボタンによるデュアル画面表示を示す図
【図23】図21のディスプレイボタンのコンビネーション表示ボタンによるコンビネーション表示を示す図
【図24】図21のディスプレイボタンのリニア優先表示ボタンによるリニア優先表示を示す図
【図25】図21のディスプレイボタンのラジアル優先表示ボタンによるラジアル優先表示を示す図
【図26】図23のコンビネーション表示におけるイメージセレクションスライダと表示画像の関係を示す図
【図27】図20のヘリカル検査カードのイメージセレクションスライダの拡大図
【図28】図20のヘリカル検査カードのリニア方向ボタンによるイメージセレクションスライダの切替を示す図
【図29】図4の処理におけるレンジが3cm以上のときのプリプロセスカードを示す図
【図30】図4の処理におけるレンジが2cm以下のときのプリプロセスカードを示す図
【図31】図29または図30のプリプロセスカードのSTC調整スライダの拡大図
【図32】図29または図30のプリプロセスカードのコントラスト調整スライダの拡大図
【図33】図29または図30のプリプロセスカードのゲイン調整スライダの拡大図
【図34】図4の処理におけるシステム設定カードを示す図
【図35】図34のシステム設定カードによるシステム時計設定ダイアログを示す図
【図36】図34のシステム設定カードによる病院名設定ダイアログを示す図
【図37】図34のシステム設定カードによる記録設定ダイアログを示す図
【図38】図34のシステム設定カードによるラジアル設定ダイアログを示す図
【図39】図38のラジアル設定ダイアログのレンジボタン表示の変化を示す図
【図40】図34のシステム設定カードによるヘリカル設定ダイアログを示す図
【図41】図40のヘリカル設定ダイアログのストロークボタン表示の変化を示す図
【図42】図40のヘリカル設定ダイアログのピッチボタン表示の変化を示す図
【図43】図40のヘリカル設定ダイアログとヘリカル検査モードとのピッチボタンの対応を示す図
【図44】図34のシステム設定カードによる疑似カラーオプションダイアログを示す図
【図45】図4の処理におけるラジアルレビューカードを示す図
【図46】図45のラジアルレビューカードのコントラスト調整スライダの拡大図
【図47】図45のラジアルレビューカードのゲイン調整スライダの拡大図
【図48】図4の処理におけるヘリカルレビューカードを示す図
【図49】図5の処理におけるセーブツールダイアログを示す図
【図50】図49のセーブツールダイアログによるファイル名入力ダイアログを示す図
【図51】図12のラジアル検査カードの各ツールボタンの配置を示す図
【図52】図6の処理におけるロードツールである患者選択ダイアログを示す図
【図53】図52の患者選択ダイアログによる画像選択ダイアログを示す図
【図54】図6の処理におけるシャットダウンダイアログを示す図
【図55】図54のシャットダウンダイアログによるメッセージダイアログを示す図
【図56】図7の処理におけるエラー表示例を示す図
【図57】本発明の第2の実施の形態に係る画像処理部のCPUの記録制御の流れを示すフローチャート
【図58】図57の処理により記録された超音波画像ファイルの構造を示す図
【図59】図57の処理により記録された超音波画像ファイルのロード処理の流れを示すフローチャート
【図60】本発明の第3の実施の形態に係るシステム設定カードを示す図
【図61】図60のシステム設定カードで「LINER MODE ON」とした場合の検査モード制御部表示を示す図
【図62】図60のシステム設定カードで「LINER MODE ON」とした場合のレビューモード制御部表示を示す図
【図63】図61の検査モード制御部表示によるリニア検査カードを示す図
【図64】図63のリニア検査カードによる簡易ラジアル画像表示例を示す図
【図65】図63のリニア検査カードによるリニア画像表示例を示す図
【図66】図62のレビューモード制御部表示によるリニアレビューカードを示す図
【符号の説明】
1…超音波画像診断装置
2…超音波観測部
3…画像処理部
4…超音波プローブ
5…駆動部
6…送受信部
7…A/Dコンバータ
8…フレームメモリ
9…DSC
10…D/Aコンバータ
11…モニタ
12…システムコントローラ
13、30…CPU
14…主記憶装置(メインメモリ)
15…制御部
16…極座標変換部
17…画像データ記憶装置(画像メモリ)
18…画像処理プロセッサ
19…第1外部記憶装置(ハードディスク)
20…第2外部記憶装置(光磁気ディスク)
22…フレームバッファ
23…D/Aコンバータ
24…高画質モニタ
25…装置制御盤
26a、26b…制御通信部
28…外部信号源
29…画像信号入力部
31…システムバス
32…表示制御部
33…LCD表示部
34…タッチパネル制御部
35…ROM
36…RAM

Claims (2)

  1. 生体へ超音波を送受信して得られたエコーデータを用いて超音波画像を生成する超音波診断装置において、
    前記超音波の送受信を行って超音波画像を取得し複数の検査モードから選択して検査が可能な検査手段と、
    前記検査手段により得られた前記超音波画像に対して複数の画像処理モードから選択して画像処理が可能なレビュー手段と、
    前記検査手段及び前記レビュー手段を制御する制御内容を表示し、タッチパネルにより前記制御内容に応じた指示信号を入力する制御指示表示手段と、
    を備え、
    前記制御指示表示手段は、
    前記検査手段による処理では、第1の基本モードとして該検査の実施に係る前記複数の検査モードから所望の検査モードを選択して操作するための制御表示を行う第1の制御表示を行い、
    前記レビュー手段による処理では、第2の基本モードとして前記画像処理に係る前記複数の画像処理モードから所望の画像処理モードを選択して操作するための制御表示を行う第2の制御表示を行い、
    さらに、
    前記タッチパネルに設定され、前記第1の制御表示および前記第2の制御表示に表示される基本モード変更ボタンを備え、前記基本モード変更ボタンの操作に応じ、前記検査手段を操作可能な前記第1の制御表示と前記レビュー手段を操作可能な前記第2の制御表示の切り換えを行うことを特徴とする超音波画像診断装置。
  2. 前記制御指示表示手段は、更に、
    前記タッチパネルに設定された、前記第1の制御表示と前記第2の制御表示とにおける共通の機能を有する共通ボタンの操作に応じて、前記第1の制御表示または前記第2の制御表示において、該共通ボタンの有する機能を実施することを特徴とする請求項1に記載の超音波画像診断装置。
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