JP3582862B2 - ファイル管理システム - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、コンピュータネットワーク上の電子メールを用いたファイル管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遠隔地に分散した複数開発者により共同でソフトウェア開発を行う場合、開発中のソフトウェアのファイルはすべてセンタコンピュータで一括管理されていた。センタコンピュータはネットワークで複数のユーザコンピュータと接続されており、各開発者はリモートログインなどのネットワークサービスを用いて、いずれかのユーザコンピュータからセンタコンピュータで管理された所望のファイルにアクセスし、ファイルの取り出しや登録を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、リモートログインなどのネットワークサービスを用いてセンタコンピュータにアクセスすると、センタコンピュータの多くのファイルをユーザコンピュータ内のファイルと同じように自在に操作できるようになる。このため、リモートログインなどのネットワークサービスは機密上問題のない特定のユーザコンピュータでしか利用できないように管理され、センタコンピュータの機密保護を図っていた。このように、ユーザコンピュータの中には、リモートログインなどのネットワークサービスを受けられないものが多く、センタコンピュータでファイルを一括管理する上で問題であった。
【0004】
本発明は、このような問題を解決し、ユーザコンピュータから直接センタコンピュータのファイルをアクセスすることなく、センタコンピュータでファイルを一括管理できるファイル管理システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本件発明のファイル管理システムは、ユーザコンピュータとアプリケーションプログラムなどのファイルが登録された記憶手段を備えたセンタコンピュータとがネットワークで接続され、このネットワークを介してユーザコンピュータとセンタコンピュータ間でヘッダ部とメール部からなる電子メールが伝送され、ユーザコンピュータ側から送信したファイルをセンタコンピュータの記憶手段に登録し、センタコンピュータの記憶手段に登録されているファイルをユーザコンピュータ側に取り出すコンピュータネックワークシステムにおける記憶手段でのファイルの管理方式であり、ユーザコンピュータは、(a)記憶手段への所望のファイルの登録要求、又は記憶手段に登録された所望のファイルの取り出し要求の入力を受け付ける要求入力手段と、(b)要求入力手段で受け付けたセンタコンピュータに対する要求内容をヘッダ部に組み込み、要求内容が登録要求の場合に登録対象のファイルをメール部に組み込んで電子メールを作成するメール作成手段と、(c)メール作成手段で作成された電子メールをセンタコンピュータに送信するユーザ送信手段と、(d)センタコンピュータから送信された電子メールを受信するユーザ受信手段と、(e)ユーザ受信手段で受信した電子メールのメール部に組み込まれたファイルを抽出するファイル抽出手段とを備えている。
【0006】
センタコンピュータは、(a)ユーザコンピュータから送信された電子メールを受信するセンタ受信手段と、(b)センタ受信手段で受信した電子メールのヘッダ部を解析して要求内容を抽出する要求抽出手段と、(c)要求抽出手段で抽出した要求内容が登録要求の場合、電子メールのメール部に組み込まれたファイルを抽出して、記憶手段に登録する登録手段と、(d)要求抽出手段で抽出した要求内容が取り出し要求の場合、取り出し対象のファイルを記憶手段から取り出して、このファイルをメール部に組み込んだ電子メールを作成してユーザコンピュータに送信するセンタ送信手段とを備えている。
【0007】
ここで、センタコンピュータは、(e)登録手段でのファイル登録が終了した場合にこのファイル登録が正常終了したかについてのメッセージをメール部に組み込んだ電子メールを作成してユーザコンピュータに送信する第2のセンタ送信手段をさらに備えていてもよい。
【0008】
また、メール作成手段およびセンタ送信手段で作成された電子メールのメール部には、ファイルが圧縮されて組み込まれていてもよい。
【0009】
さらに、センタコンピュータとユーザコンピュータにファイル名とこのファイル名の略称との対応表が備えられている場合には、ファイル名の略称を用いて各手段の処理を実行することができる。
【0010】
【作用】
本発明のファイル管理システムによれば、ユーザコンピュータの要求入力手段に登録要求又は取り出し要求の入力があると、メール作成手段によって電子メールが作成される。この電子メールはヘッダ部とメール部から構成され、ヘッダ部には要求内容が書き込まれ、メール部には要求内容が登録要求の場合に登録対象のファイルが組み込まれる。そして、作成された電子メールはユーザ送信手段によってセンタコンピュータに送信される。
【0011】
センタコンピュータのセンタ受信手段では、ユーザコンピュータから送信された電子メールが受信される。この電子メールは要求抽出手段に与えられ、この電子メールのヘッダ部が解析され要求内容が抽出される。抽出された要求内容が登録要求の場合、登録手段によって電子メールのメール部に組み込まれたファイルが抽出され、記憶手段に登録される。また、抽出された要求内容が取り出し要求の場合、センタ送信手段によって取り出し対象のファイルが記憶手段から取り出され、このファイルを組み込んだ電子メールがユーザコンピュータに送信される。
【0012】
さらに、ユーザコンピュータのユーザ受信手段では、センタコンピュータから送信された電子メールが受信される。そして、この電子メールはファイル抽出手段に与えられ、電子メールのメール部に組み込まれたファイルが抽出される。
【0013】
このように、ユーザコンピュータの要求入力手段で受け付けたユーザの要求は、電子メールを用いてセンタコンピュータに送られ、センタコンピュータの要求抽出手段で要求内容が抽出される。そして、この要求内容に基づいて記憶手段へのファイルの登録又は記憶手段からのファイルの取り出しを行うことにより、ネットワークサービスの限られた環境でのセンタコンピュータによるファイルの一括管理が可能となる。
【0014】
また、第2のセンタ送信手段を用いて登録手段でのファイル登録が正常に終了したかについてのメッセージが組み込まれた電子メールをセンタコンピュータからユーザコンピュータに返信することによって、ファイル登録が正常に行われたかをユーザが正確に把握することができる。
【0015】
さらに、電子メールのメール部に圧縮されたファイルを組み込むことによって、電子メールのデータ量を少なくすることができ、短い送信時間でセンタコンピュータに電子メールを送ることができる。
【0016】
さらにまた、ファイル名とこのファイル名の略称との対応表が備えられている場合には、ファイル名の略称を用いて各手段の処理を実行することができ、操作性が向上する。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について添付図面を参照して説明する。図1は本実施例に係るファイル管理システムの構成を示す外観図である。同図より、本実施例のファイル管理システムは、複数のユーザコンピュータ10〜30と、センタファイル管理サーバのコンピュータ(以下、センタコンピュータという)40がネットワーク50に接続された構成を有しており、各コンピュータ10〜40はネットワーク50を介して電子メールの送受信が可能である。ここで、ユーザコンピュータ10〜30から直接センタコンピュータ40にログインするリモートログインなどのネックワークサービスは行われていないものとする。
【0018】
ユーザコンピュータ10は、要求項目入力部11、通知作成部12、通知部13、メール処理部14、およびファイル格納部15を備えている。要求項目入力部11はディスプレイ11aとキーボード11bを備え、ディスプレイ11aに表示された要求問い合わせ画面の指示に従ってユーザがキーボード11bを用いて入力した要求項目を受け付ける。また、通知作成部12は、要求項目入力部11で受け付けた要求項目に基づいて電子メールのヘッダ部を作成する。さらに、通知部13は受信ルーチン13aと送信ルーチン13bを備え、受信ルーチン13aはセンタコンピュータ40から返信された電子メールを受信し、送信ルーチン13bは作成した電子メールをセンタコンピュータ40に送信する。
【0019】
さらにまた、メール処理部14は解析ルーチン14aと処理実行ルーチン14bを備え、解析ルーチン14aは電子メールの作成と解析を行い、処理実行ルーチン14bはファイルの圧縮と解凍を行う。さらにまた、ファイル格納部15にはニックネーム定義ファイル15a、メール処理ルールファイル15b、およびユーザファイル15cが格納されている。ニックネーム定義ファイル15aはニックネームとニックネームで定義されるファイル名/ディレクトリ名を記述したファイルである。また、メール処理ルールファイル15bは電子メールの送信時、または電子メールの受信時に必要な処理ルールを記述したファイルである。さらに、ユーザファイル15cはセンタコンピュータ40に登録するファイル、あるいはセンタコンピュータ40から取り出したファイルである。なお、ユーザコンピュータ20,30もユーザコンピュータ10と同様の構成を有している。
【0020】
次に、センタコンピュータ40は、メール処理部41、通知作成部42、通知部43、バージョン管理ツール部44、およびファイル格納部45を備えている。メール処理部41は、解析ルーチン41a、処理実行ルーチン41bを備え、解析ルーチン41aは電子ファイルのヘッダ部から要求項目を取り出し、要求内容を解析する。また、処理実行ルーチン41bはファイルの格納・取り出しを行う。さらに、通知作成部42は、処理実行ルーチン41bの処理結果に基づいて電子ファイルのヘッダ部を作成する。
【0021】
さらにまた、通知部43は受信ルーチン43aと送信ルーチン43bを備え、受信ルーチン43aはユーザコンピュータ10〜30から送信された電子メールを受信する。また、送信ルーチン43bはメール処理部41で作成された電子メールをユーザコンピュータ10〜30に送信する。さらにまた、バージョン管理ツール部44は、メール処理部41で行ったファイルの格納・取り出しの履歴を取ってバージョン管理を行う。さらにまた、ファイル格納部45にはニックネーム定義ファイル45a、メール処理ルールファイル45b、およびセンタファイル45cが格納されている。ニックネーム定義ファイル45aはニックネームとニックネームで定義されるファイル名/ディレクトリ名を記述したファイルである。また、メール処理ルールファイル45bは電子メールの送信時、または電子メールの受信時に必要な処理ルールを記述したファイルである。さらに、センタファイル45cは複数のユーザが共同で利用できるように一括管理されたファイルである。なお、ニックネームによるファイルアクセスを行わない場合にはニックネーム定義ファイル15a,45aは不要である。
【0022】
本実施例の特徴は、複数のユーザがアプリケーションプログラムなどのソフトウェアを共同で開発する場合に、このソフトウェアのファイルをセンタファイル45cとしてファイル格納部45で一括管理し、各ユーザはユーザコンピュータ10〜30から電子メールを用いてセンタファイル45cにアクセスしている点である。このため、リモートログインなどの機密管理上問題のあるネットワークサービスを用いずにセンタファイル45cにアクセスでき、機密管理に優れたファイル管理システムが提供される。
【0023】
次に、各処理の詳細について図2〜図17を用いて説明する。図2〜図10、図17はユーザコンピュータ10の処理(ユーザコンピュータ20,30処理も同様)の詳細、図11〜図16はセンタコンピュータ40の処理の詳細を示している。図2は要求項目入力部11の処理を示すフローチャートである。同図より、まずユーザによる処理開始を示すキー入力を受けて、ディスプレイ11aに問い合わせ項目を示す画面を表示する(ステップ100)。この要求問い合わせ画面は図3に示すように、取り出し要求と登録要求のいずれの要求を行うかを選択する欄、ファイル格納部15内のユーザファイル15cの格納場所を指定する欄、ファイル名を指定する欄、入力結果が正しいかを入力する欄がある。要求問い合わせ画面の入力指示に従ってユーザがキーボード11bを用いて所定のデータを入力すると、このデータは入力データとして取得され(ステップ101)、通知作成部12を起動して処理を終了する(ステップ102)。
【0024】
図4は通知作成部12の処理を示すフローチャートである。通知作成部12は要求項目入力部11から起動される。同図より、通知作成部12は、要求項目入力部11で取得したデータから電子メールのヘッダ部を作成し(ステップ110)、次に通知部13の送信ルーチン13bを起動して処理を終了する(ステップ111)。
【0025】
図5は通知部13の送信ルーチン13bの処理を示すフローチャートである。送信ルーチン13bは通知作成部12から起動される。同図より、送信ルーチン13bは、メール処理部14の解析ルーチン14aを起動し(ステップ120)、次に電子メールの送信を行い処理を終了する(ステップ121)。
【0026】
図6はメール処理部14の解析ルーチン14aの処理を示すフローチャートである。解析ルーチン14aは送信ルーチン13b,43bから起動される。同図より、まずこの解析ルーチン14aが送信ルーチン13bから起動されているか調べ(ステップ130)、送信ルーチン13bから起動されている場合には、電子メールのヘッダ部より要求項目を抽出する(ステップ131)。電子メールは図7に示すようにヘッダ部とメール部から構成され、ステップ131の段階では、ステップ110で作成されたヘッダ部のみから構成されている。このヘッダ部には要求内容、ファイルの格納場所、およびファイル名が書き込まれている。このように、本実施例で用いられる電子メールは、制御情報がヘッダ部に含まれている以外は通常の電子メールと同じ構成である。次に、ヘッダ部より抽出した要求項目の要求内容が登録要求か調べ(ステップ132)、登録要求の場合には要求項目から格納場所とファイル名を抽出する(ステップ133,134)。また、要求内容が登録要求でない場合には通知部13の送信ルーチン13bに処理を戻す。
【0027】
ステップ134の処理終了後、ファイル格納部15に格納されたメール処理ルールファイル15bに基づいて処理内容を決定し(ステップ135)、次にメール処理部14の処理実行ルーチン14bを起動させる(ステップ136)。このメール処理ルールファイル15bは、図8に示すように要求内容とそれに対応する処理内容を定義したファイルである。処理実行ルーチン14bの処理終了後、通知部13の送信ルーチン13bに処理を戻す。
【0028】
ステップ130で、送信ルーチン13bから起動されていない場合には、電子メールのヘッダ部より要求項目を抽出する(ステップ137)。次に、ヘッダ部より抽出した要求項目の要求内容が取り出し要求か調べ(ステップ138)、取り出し要求の場合には要求項目から格納場所を抽出する(ステップ139)。また、要求内容が取り出し要求でない場合には処理を終了する。
【0029】
ステップ139の処理終了後、ファイル格納部15に格納されたメール処理ルールファイル15bに基づいて処理内容を決定し(ステップ140)、次にメール処理部14の処理実行ルーチン14bを起動させる(ステップ141)。処理実行ルーチン14bの処理終了後、解析ルーチン14aの処理を終了する。
【0030】
図9はメール処理部14の処理実行ルーチン14bの処理を示すフローチャートである。処理実行ルーチン14bは解析ルーチン14aから起動される。同図より、まずヘッダ部より抽出した要求項目の要求内容が登録要求か調べ(ステップ150)、登録要求の場合にはファイル格納部15にニックネーム定義ファイル15aが格納されているか調べる(ステップ151)。ニックネーム定義ファイル15aは図10に示すように、ニックネームとファイル名/ディレクトリ名の対応を記述したファイルである。ステップ151でニックネーム定義ファイル15aが格納されている場合には、抽出した要求項目のファイル名がニックネーム定義ファイル15aに記述されているか調べる(ステップ152)。そして、ファイル名がニックネーム定義ファイル15aに記述されている場合には、ニックネームに対応するファイル名/ディレクトリ名を読み出す(ステップ153)。ステップ151でニックネーム定義ファイル15aが格納されていない場合、ステップ152でファイル名がニックネーム定義ファイル15aに記述されていない場合、およびステップ153の処理が終了した場合に、抽出した要求項目の格納場所にファイルアクセス用のポインタを移動させる(ステップ154)。
【0031】
次に、移動させた格納場所の各ファイル/ディレクトリを取り出して、転送用のデータとして圧縮する(ステップ155)。そして、圧縮したデータを電子メールのメール部に組み込み図7に示す電子メールを完成させて(ステップ156)、メール処理部14の解析ルーチン14aに処理を戻す。また、ステップ150で要求内容が登録要求でない場合には、抽出した要求項目の格納場所にファイルアクセス用のポインタを移動させる(ステップ157)。そして、電子メールのメール部に組み込まれた圧縮データを解凍して、移動させた格納場所に格納する(ステップ158)。解凍したファイルの格納後に処理を終了する。
【0032】
図11は通知部43の受信ルーチン43aの処理を示すフローチャートである。同図より、ユーザコンピュータ10〜30から送信された電子メールを受信し(ステップ160)、次にメール処理部41の解析ルーチン41aを起動させる(ステップ161)。
【0033】
図12はメール処理部41の解析ルーチン41aの処理を示すフローチャートである。解析ルーチン41aは受信ルーチン43aから起動される。同図より、まず電子メールのヘッダ部より要求項目を抽出する(ステップ170)。次に、ヘッダ部より抽出した要求項目の要求内容が取り出し要求か調べ(ステップ171)、取り出し要求の場合には要求項目からファイル名を抽出する(ステップ172)。そして、ステップ171で要求内容が取り出し要求でない場合およびステップ172の処理が終了した場合に、ファイル格納部45に格納されたメール処理ルールファイル45bに基づいて処理内容を決定し(ステップ173)、次にメール処理部41の処理実行ルーチン41bを起動させる(ステップ174)。処理実行ルーチン41bの処理終了後、解析ルーチン41aの処理を終了する。
【0034】
図13はメール処理部41の処理実行ルーチン41bの処理を示すフローチャートである。処理実行ルーチン41bは解析ルーチン41aから起動される。同図より、まずヘッダ部より抽出した要求項目の要求内容が取り出し要求か調べ(ステップ180)、取り出し要求の場合にはファイル格納部45にニックネーム定義ファイル45aが格納されているか調べる(ステップ181)。ニックネーム定義ファイル45aが格納されている場合には、抽出した要求項目のファイル名がニックネーム定義ファイル45aに記述されているか調べる(ステップ182)。そして、ファイル名がニックネーム定義ファイル45aに記述されている場合には、ニックネームに対応するファイル名/ディレクトリ名を読み出す(ステップ183)。ステップ181でニックネーム定義ファイル45aが格納されていない場合、ステップ182でファイル名がニックネーム定義ファイル45aに記述されていない場合、およびステップ183の処理が終了した場合に、センタファイル45cの格納場所にファイルアクセス用のポインタを移動させる(ステップ184)。次に、移動させた格納場所のセンタファイル45cから各ファイル/ディレクトリを取り出して(ステップ185)、転送用のデータとして圧縮する(ステップ186)。そして、圧縮したデータを電子メールのメール部として作成し(ステップ187)、通知作成部42を起動する(ステップ188)。
【0035】
また、ステップ180で要求内容が取り出し要求でない場合には、センタファイル45cの格納場所にファイルアクセス用のポインタを移動させる(ステップ189)。そして、電子メールのメール部に組み込まれた圧縮データを解凍して(ステップ190)、センタファイル45cに登録する(ステップ191)。登録後に、通知作成部42を起動する(ステップ188)。
【0036】
図14は通知作成部42の処理を示すフローチャートである。通知作成部42は処理実行ルーチン41bから起動される。同図より、通知作成部42では、メール処理部41の処理実行ルーチン41bの処理が正常終了したかについての処理結果メッセージを組み込んだ電子メールのヘッダ部を作成し(ステップ200)、取り出し要求の場合にはステップ187で作成されたメール部を電子メール中に組み込み、次に通知部43の送信ルーチン43bを起動して処理を終了する(ステップ201)。
【0037】
図15は通知部43の送信ルーチン43bの処理を示すフローチャートである。送信ルーチン43bは通知作成部42から起動される。同図より、送信ルーチン43bでは処理実行ルーチン41bで作成された電子メールをユーザコンピュータ10〜30に送信して処理を終了する(ステップ210)。
【0038】
図16に処理実行ルーチン41bで作成された電子メールの例を示す。この例より、電子メールはヘッダ部とメール部から構成され、ヘッダ部には要求内容、ファイルの格納場所、ファイル名、および処理実行ルーチン41bの処理が正常終了したかについての処理結果メッセージが書き込まれる。また、メール部には取り出し要求の場合に取り出されたファイルが圧縮して挿入される。この電子メールも、制御情報がヘッダ部に含まれている以外は通常の電子メールと同じ構成である。
【0039】
図17は通知部13の受信ルーチン13aの処理を示すフローチャートである。同図より、センタコンピュータ40から送信された電子メールを受信し(ステップ220)、次にメール処理部14の解析ルーチン14aを起動させて処理を終了する(ステップ221)。
【0040】
以上、詳細に説明した各処理の実行によって、センタコンピュータ40のファイル格納部45に格納されたセンタファイル45cを電子メールを用いて各ユーザコンピュータ10〜30から容易にアクセスすることができる。電子メールを用いたファイルアクセスであれば、リモートログインなどのネットワークサービスを利用する必要がないので、本実施例のファイル管理システムはセキュリティ管理上優れたシステムであるといえる。
【0041】
【発明の効果】
本発明のファイル管理システムであれば、ユーザコンピュータの要求入力手段で受け付けたユーザの要求は、電子メールを用いてセンタコンピュータに送られ、センタコンピュータの要求抽出手段で要求内容が抽出される。そして、この要求内容に基づいて記憶手段へのファイルの登録又は記憶手段からのファイルの取り出しを行うことにより、リモートログインなどのネットワークサービスを利用することのできないコンピュータシステムで、センタコンピュータによるファイルの一括管理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るファイル管理システムの構成を示す外観図である。
【図2】要求項目入力部の処理を示すフローチャートである。
【図3】要求問い合わせ画面例を示す図である。
【図4】通知作成部の処理を示すフローチャートである。
【図5】通知部・送信ルーチンの処理を示すフローチャートである。
【図6】メール処理部・解析ルーチンの処理を示すフローチャートである。
【図7】電子メールの構成を示す図である。
【図8】メール処理ルールファイルの構成を示す図である。
【図9】メール処理部・処理実行ルーチンの処理を示すフローチャートである。
【図10】ニックネーム定義ファイルの構成を示す図である。
【図11】通知部・受信ルーチンの処理を示すフローチャートである。
【図12】メール処理部・解析ルーチンの処理を示すフローチャートである。
【図13】メール処理部・処理実行ルーチンの処理を示すフローチャートである。
【図14】通知作成部の処理を示すフローチャートである。
【図15】通知部・送信ルーチンの処理を示すフローチャートである。
【図16】電子メールの構成を示す図である。
【図17】通知部・受信ルーチンの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10〜30…ユーザコンピュータ
11…要求項目入力部
11a…ディスプレイ
11b…キーボード
12,42…通知作成部
13,43…通知部
13a,43a…受信ルーチン
13b,43b…送信ルーチン
14,41…メール処理部
14a,41a…解析ルーチン
14b,41b…処理実行ルーチン
15,45…ファイル格納部
15a,45a…ニックネーム定義ファイル
15b,45b…メール処理ルールファイル
15c,45c…ユーザファイル
44…バージョン管理ツール部
50…ネットワーク
Claims (5)
- ユーザコンピュータとアプリケーションプログラムなどのファイルが登録された記憶手段を備えたセンタコンピュータとがネットワークで接続され、このネットワークを介してユーザコンピュータとセンタコンピュータ間でヘッダ部とメール部からなる電子メールが伝送され、ユーザコンピュータ側から送信したファイルをセンタコンピュータの記憶手段に登録し、センタコンピュータの記憶手段に登録されているファイルをユーザコンピュータ側に取り出すコンピュータネックワークシステムにおける前記記憶手段でのファイルの管理方式において、
前記ユーザコンピュータは、前記記憶手段への所望のファイルの登録要求、又は前記記憶手段に登録された所望のファイルの取り出し要求の入力を受け付ける要求入力手段と、
前記要求入力手段で受け付けたセンタコンピュータに対する要求内容を前記ヘッダ部に組み込み、要求内容が登録要求の場合に登録対象のファイルをメール部に組み込んで電子メールを作成するメール作成手段と、
前記メール作成手段で作成された電子メールを前記センタコンピュータに送信するユーザ送信手段と、
前記センタコンピュータから送信された電子メールを受信するユーザ受信手段と、
前記ユーザ受信手段で受信した電子メールの前記メール部に組み込まれたファイルを抽出するファイル抽出手段とを備え、
前記センタコンピュータは、前記ユーザコンピュータから送信された電子メールを受信するセンタ受信手段と、
前記センタ受信手段で受信した電子メールの前記ヘッダ部を解析して要求内容を抽出する要求抽出手段と、
前記要求抽出手段で抽出した要求内容が登録要求の場合、電子メールの前記メール部に組み込まれたファイルを抽出して、前記記憶手段に登録する登録手段と、
前記要求抽出手段で抽出した要求内容が取り出し要求の場合、取り出し対象のファイルを前記記憶手段から取り出して、このファイルを前記メール部に組み込んだ電子メールを作成して前記ユーザコンピュータに送信するセンタ送信手段を備えることを特徴とするファイル管理システム。 - 前記センタコンピュータは、前記登録手段でのファイル登録が終了した場合にこのファイル登録が正常終了したかについてのメッセージを前記メール部に組み込んだ電子メールを作成して前記ユーザコンピュータに送信する第2のセンタ送信手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のファイル管理システム。
- 前記メール作成手段および前記センタ送信手段で作成された電子メールの前記メール部にはファイルが圧縮されて組み込まれていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のファイル管理システム。
- 前記センタコンピュータには、ファイル名とこのファイル名の略称との対応表が備えられており、取り出し要求の対象となるファイルの名称として略称が用いられた場合、前記対応表に基づいたファイル名のファイルが前記メール部に組み込まれた電子メールを前記センタ送信手段で作成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のファイル管理システム。
- 前記ユーザコンピュータには、ファイル名とこのファイル名の略称との対応表が備えられており、登録要求の対象となるファイルの名称として略称が用いられた場合、前記対応表に基づいたファイル名のファイルが前記メール部に組み込まれた電子メールを前記メール作成手段で作成することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のファイル管理システム。
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