JP3582857B2 - 計画されたハンドオフを備えたセルラ通信システム - Google Patents

計画されたハンドオフを備えたセルラ通信システム Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は一般的にはセルラ通信システムに関する。より特定的には、本発明はセルラ通信システムのセルの間の通信のハンドオフに関する。
【0002】
【従来の技術】
セルラ通信システムは地球上の種々のロケーションにおいてなんらかの数のセルを投影する。次に、周波数スペクトルが周波数的に、時間的に、符号化により、あるいはこれらの組合わせにより前記セルに割当てられ、それによって近隣のセルにおいて行なわれている通信が異なるチャネルを使用できるようにして妨害の機会を最小にする。これに対し、遠く離れて位置するセルにおいて行なわれる通信は同じチャネルを使用することができ、かつ共通のチャネルでの通信の間の大きな距離のため妨害が防止される。大きなパターンのセルに対しては、遠く離れたセルのみが同じスペクトルを再使用するように、パターン全体にわたり共通のチャネルを分布させることにより周波数スペクトルが可能なかぎり多く再使用されるようになる。妨害なしにスペクトルの効率的な使用を行なうことができる。
【0003】
セルラ通信システムに対する1つの問題はセルの間の通信のハンドオフである。エンドユーザとセルとの間の相対的な移動のためエンドユーザとそこに向けられた通信リンクがセルの間を移動する。進行中の呼において連続的な通信を可能にするためには、システムはエンドユーザがセルの境界を渡る時にその呼を「ハンドオフ(handoff)」しなければならない。もしある呼が古いセルを去る際に新しいセルへとハンドオフされなければ、その呼は最終的に失われることになるが、それはそれによって通信が行なわれている信号の強度がシステムの無線機器がエンドユーザの送信を受信することができない、あるいは逆に、エンドユーザがシステムの無線機器の送信を受信することができない、ポイントまで減少するからである。
【0004】
伝統的なセルラ通信システムは前記ハンドオフの問題を信号強度を監視しかつ比較することによって対処する。1つのセルに関連して現在使用されているチャネルが監視されかつ他のセルに関連するチャネルと比較される。このタイプの監視は加入者ユニットによって行なうことができる。あるいは、現在使用されているチャネルが2つの異なるセルのロケーションから監視され、かつこの監視の結果が比較される。このタイプの監視は種々のセルに位置するシステム機器によって行なうことができる。通信は次により強力な信号を有するセルへと受け渡される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
伝統的なハンドオフ技術は加入者ユニットとシステムの送受信機との間の距離が比較的小さい場合、セルと加入者ユニットとの間の移動速度が低速である場合、そしてハンドオフが比較的時間的に均等に分布している場合に適切に動作することができる。そのような条件は伝統的な地上セルラシステムについて存在し、該地上セルラシステムではセルは地球に対して大きく移動することがなくかつセルと加入者ユニットとの間の移動は伝統的な輸送形態による加入者の移動から生じる。これに対し、システムの無線機器が移動する軌道で地球を周回している衛星上に位置する場合は、これらの条件は存在せず、かつ伝統的なハンドオフ技術は不適切となり得る。
【0006】
例えば、軌道を周回する衛星は加入者ユニットから比較的大きな距離、しばしば数100キロメートルのオーダ、に位置する。この距離が小さくなればなるほど、地球上の特定の位置に対する衛星の速度は大きくなる。20,000km/hrより上の速度が典型的なものである。加入者ユニットに対するこの高速度の移動により衛星と加入者ユニットとの間で送信される信号に対し広範囲にかつ急速に変動する伝搬遅延およびドップラ周波数オフセットが導入される。広範囲にかつ急速に変動する伝搬遅延およびドップラ周波数オフセットは信号の獲得および監視を困難でありかつ時間を消費するタスクとし、特に数多くの異なる信号が獲得される場合にこの傾向が大きくなる。さらに、この大きな移動速度によりハンドオフが伝統的なセルラシステムにおける場合よりもより頻繁に生じ得る。これらのタイプのシステムに対しては、セルのパターンが移動するのみならず、その形状も時間とともに変化し、チャネルセパレーションを維持するようにセルの動作停止(shutdown)が生じる。これは他の形式のハンドオフを課すことにつながる。
【0007】
したがって、本発明の利点でもあり目的とするところは、セルラ通信システムにおけるセルの間の通信のハンドオフのための改善されたシステムおよび方法を提供することにある。
【0008】
本発明の他の利点でもありかつ目的とするところは、少なくとも大きな割合のハンドオフが過度の信号強度の監視を必要とすることなく行なわれるようにハンドオフを計画できるようにすることにある。
【0009】
本発明の他の利点でもありかつ目的とするところは、ネットワーク資源を節約することにある。
【0010】
本発明のさらに他の利点でもありかつ目的とするところは、総合的なネットワーク資源を節約するために信号強度が最大ではないセルに対する通信のハンドオフを可能にすることにある。
【0011】
本発明のさらに他の利点でもありかつ目的とするところは、ひとまとめにして行なわれるハンドオフを導入することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明の上記および他の利点および目的は地球に関して移動する複数のセルを投影するセルラ通信システムにおいて1つの形態で実現される。本発明はセルの間で加入者ユニットの通信をハンドオフする方法として実施できる。該方法は第1のセルにおける加入者ユニットの位置を決定することを要求する。この決定に応じて、前記加入者ユニットが将来存在し得る第2のセルおよび前記加入者ユニットが前記第2のセルに存在し得る時に対応する来るべきタイミングが予定または計画される。前記加入者ユニットとの通信がこの予定または計画にしたがって前記第2のセルに転送される。
【0013】
【実施例】
本発明のより完全な理解は添付の図面とともに以下の詳細な説明および特許請求の範囲を参照することによって得ることができる。添付の図面においては同じ参照数字は図面にわたり同じ項目を言及している。
【0014】
また、以下に与えられる説明および図面は参照数字の使用によって一緒にリンクしている。これらの参照数字は参照される項目の詳細がみられる図面の番号を反映するよう選択されている。特に、全ての3桁の参照数字の最上位桁および全ての4桁の参照数字の最上位2桁は前記参照される特徴部分がみられる図面の番号に等しい。
【0015】
図1は、本発明の好ましい実施例にしたがって構成された環境100の配置図を示す。いくつかの衛星400からなる衛星集団(constellation)102が地球104の回りの比較的低高度の軌道に配置されている。
【0016】
環境100はさらに1つまたはそれ以上の交換局(switching offices:SO)500を含む。SO500は地球の表面上にありかつRF通信リンク106を介して近隣の衛星400とデータ通信する。衛星400もまたデータ通信リンク108を介して互いにデータ通信する。したがって、衛星400の衛星集団102を介して、SO500は地球の任意の大きさの領域に伝達される通信を制御することができる。しかしながら、各々のSO500によって制御される領域は好ましくは1つまたはそれ以上の地政学的な管轄に関連する。SO500は公衆交換電気通信ネットワーク(PSTN)110に結合され、該PSTN110から環境100の加入者に向けられた呼が受信されかつ該PSTN100に対し環境100の加入者によって出力された呼が送られる。
【0017】
環境100はまた任意の数、可能性がある数としては数100万、の加入者ユニット(SU)300を含む。SU300は伝統的な移動または携帯用無線通信機器として構成することができる。環境100は、地球の表面上のまたは表面近くであれあるいは地球の上の大気中であれ、地球の範囲内の任意の場所でのSU300の移動を受入れる。しかしながら、SU300は移動しなくても良く、かつ環境100はSU300の全人口の一部が静止状態にあっても満足に動作する。SU300は衛星400からの通信を受信しかつ以下に述べる他の機能を行なうよう構成されている。SU300はデータ通信リンク112を介して近隣の衛星400と通信する。
【0018】
以下により詳細に説明するように、SU300は彼等自身の位置を決定しあるいは少なくとも彼等自身の位置を決定することに関与する。本発明の1つの実施例では、SU300はこの決定を行なう上で、全世界測位システム(Global Positioning System:GPS)のような、衛星位置決めシステム114を使用することができる。システム114は地球を周回する人工衛星の集団を含む。システム114は衛星400と同じでも良くあるいは異なっても良い。典型的な実施例では、システム114の衛星は衛星400と異なるが、これは必須のことではない。SU300はそれら自身の位置を決定するためにシステム114によって送信される信号を監視しかつ処理するために伝統的な技術を使用することができる。説明の便宜上、システム114の動作は以下の説明ではGPS位置決めシステムに対して説明する。しかしながら、GPS位置決めシステムの使用は本発明を限定することを意図したものではなく、かつ当業者は他の位置決めシステムも使用できることを理解するであろう。
【0019】
大ざっぱに言って、環境100はSU300がそれによって通信するネットワーク116を含むものとみることができる。ネットワーク116は衛星400の衛星集団102およびSO500から形成される。呼は2つのSU300の間で、あるいはSU300とPSTN電話番号との間で接続できる。一般に、各々のSU300は呼のセットアップの間、衛星集団102を通しての近隣のSO500との制御通信に関与する。これらの制御通信はSU300と、他のSU300またはPSTN電話番号であり得る、他のユニットの間の通信経路を形成するに先立ち行なわれる。特に、SU300は1つまたはそれ以上の衛星400を介してSO500と通信する。このSO500はその特定のSU300に対するサービス用SOと考えることができる。
【0020】
低高度の地球軌道のため、衛星400は地球に対して常に移動している。もし、例えば、衛星400が地球上のおよそ765kmにある軌道に配置されれば、頭上の衛星400は地球の表面のあるポイントに関して約25,000km/hrの速度で進行する。これは衛星400が約9分の最大時間の間地球の表面上のあるポイントの視界内にあることができるようにする。衛星400の比較的低い軌道のため、任意の1つの衛星からの見通し(line−of−sight)電磁送信は任意の時点で地球の比較的小さな領域をカバーする。例えば、衛星400が地球上約765kmにおける軌道を占有する場合は、そのような送信は直径で約4075kmの領域をカバーする。
【0021】
衛星400は地球に対して急速な移動を示すが、この移動は高度に予測可能である。したがって、SO500のような、ネットワーク116における機器は正確にかつ精密に衛星の移動を予測することができる。
【0022】
お互いに対して、衛星400は相対的に静止した状態に留まっており、例外として軌道118が極領域において収束しかつ互いに横切りまたは交差する。この移動のため、同じ軌道118に存在する衛星400の間の距離は実質的に一定である。しかしながら、クロスプレーン(cross−plane)軌道ともよばれる、隣接軌道118にある衛星400の間の距離は衛星400の緯度(latitudes)とともに変化する。これらのクロスプレーン衛星400の間の最大の距離は赤道に存在する。この距離はクロスプレーン衛星400が極領域に近づくに応じて減少し、かつクロスプレーン衛星400が極領域に近づくに応じて増大する。
【0023】
図2は、衛星400の内の6個によって達成される例示的なセルラアンテナパターンの静止レイアウト図を示し、この場合6個の衛星の内3個が軌道118に順次配置されかつ前記6個の衛星400の内他の3個が隣接軌道118に順次配置されている。明瞭化のため、図2ではこれら6個の衛星400の内の最初の3つのみを示している。
【0024】
各衛星400は方向性アンテナのアレイ(図示せず)を含む。各アレイはその衛星400から離れて数多くの種々の角度で地球の表面上に別個のアンテナパターンを投影する。図2は、衛星400が集合的に地球の表面上に形成する結果的に得られたセル200のパターンの概略図を示す。地上765kmに位置する衛星400により、セル200はほぼ400〜800kmの範囲の直径を持ち得る。地球に対して25,000km/hrまでの速度で進行する衛星400とともに、セル200もまた地球上をこの速度に近い速度で進行し、かつ地球の表面上の任意の点は単一のセル200内にほぼ1分より短い時間の間存在することになる。SU300(図1を参照)による地球に対するなんらかの動きにもかかわらず、ネットワーク116はかなりの数のハンドオフに参与することが予期され、かつ数多くのセルが少なくとも1回のかつ多分さらに多くのハンドオフを経験することになる。
【0025】
単一の衛星400が地球の表面上に投影するセル200のパターンはフットプリント(footprint)202と称される。図2は、各々48個のセル200を有するものとしてフットプリント202を示している。しかしながら、フットプリント202に含まれるセル200の正確な数は本発明の目的にとっては重要でない。図2はさらに軌道118の上に述べた収束から生じるオーバラップ204を示している。オーバラップ204の大きさはオーバップしているフットプリント202の位置に応じて変化する。図1〜図2を参照することによって決定できるように、最大量のオーバラップ204は地球の極領域において生じ、一方地球の赤道領域においてはほとんどオーバラップを生じないかまたはオーバラップを生じない。図2は、フットプリント202の静止したスナップショットを表す。任意の2つの隣接するクロスプレーンフットプリント202に関連するオーバラップ204の部分は衛星400が軌道118内で移動するに応じて変化する。
【0026】
ネットワーク116は、衛星400の衛星集団102の動作から発生する各セル200がアクティブであるかあるいはインアクティブであるかを規定する。アクティブなセルは「オン」とされているものと見ることができ、一方インアクティブなセルは「オフ」とされているものと見ることができる。インアクティブなセル20はオーバラップした領域204にあり、かつセル200は衛星400が地球を周回するに応じて動的にアクティブ状態およびインアクティブ状態へと切り替えられる。インアクティブであると宣言されていない任意のセル200はアクティブであると規定される。衛星400はインアクティブなセル200内では送信を行なうのを避け、かつインアクティブなセル200から衛星400において受信したいずれの信号も無視される。
【0027】
一般に、セル200のアクティブまたはインアクティブな性質はまずある特定の時点で地球に対するセル200の位置をシミュレートすることにより決定される。該シミュレーションは衛星400の衛星集団102の移動を追跡するために他の時点に対しても反復することができる。前記セルの位置のデータは軌道およびアンテナ形状に対し伝統的な三角法の技術を適用することにより計算できる。特に、セルの位置は軌道の位置、衛星の速度、地球からの軌道の距離、および衛生の天底(Nadir)方向からの衛星のアンテナによってサポートされる種々のビームに対する変位の角度から決定できる。前記セル位置データは地球の表面上の各セル200の中心の位置を記述することが望ましい。
【0028】
いったんセルの位置がシミュレートされると、これらの位置はセル200に対しアクティブおよびインアクティブな状態の指示を割当てるために分析される。例えば、各セル200の中心と全ての他のセル200の中心との間の距離が所定の距離と比較される。セル200の内の2つの間の距離がこの所定の距離より小さい場合は、それら2つのセルの間にオーバラップが宣言される。好ましい本実施例では、2つのセル200の少なくとも70パーセントが同じ領域を占有する場合にオーバラップが宣言される。前記2つのセル200の内の1つに次にインアクティブな状態が割当てられオーバラップを治癒する。一般に、そのフットプリント202の外側領域に向けて配置されたセル200はそのフットプリント202の中心領域により近く位置するオーバラップするセル200よりもインアクティブな状態が割当てられる。
【0029】
前記セル位置のシミュレーションおよび割当てプロセスは特定のセル200がアクティブになりかつインアクティブになる場合を決定するために多数回繰り返される。いったんセル200が特定の期間の間にアクティブおよびインアクティブな状態が割当てられると、該セルのステータスデータはコマンドとして衛星400に通信され、それによってセル200が実際に前記セルのステータスデータによって示されるようにターンオンおよびオフとされる。前記セルのステータスデータはまた以下に説明するようにして使用されるように全てのSO500に分配されかつ保持される。
【0030】
便宜的に、図2は、セル200とフットプリント202は地球の極領域近くの軌道118の収束および地球の赤道領域近くの軌道118の発散に帰するもの以外は、オーバラップまたはギャップのない個別のほぼ六辺形の形状であるものとして示している。しかしながら、当業者は実際には衛星400のアンテナから投影される等強度ラインは六辺形よりもさらに円形または長円形であり、アンテナのサイドロブ(side lobes)は前記パターンを歪ませ、かつ隣接セル200の間のいくつかの好ましい最小のオーバラップが予期できることを理解するであろう。
【0031】
衛星集団102に対する好ましい軌道形状がここに述べられているが、当業者はネットワーク116のために衛星400が提供する通信ノードはここに述べた通り正確に配置される必要がないことを理解するであろう。例えば、そのようなノードは地球の表面上にあるいはここに述べたもの以外の軌道に配置できる。同様に、ノードの正確な数はネットワークによって変わり得る。
【0032】
衛星400の衛星集団102は限られた量の電磁スペクトルを使用して全ての加入者ユニット300(図1を参照)と通信する。このスペクトルの精密なパラメータは本発明にとって重要ではなくかつネットワークによって変わり得る。本発明はこのスペクトルを、以後チャネルセットと称される、個別の部分に分割する。衛星400はそれそれのアクティブなセルに割当てられたチャネルセットを使用して該アクティブなセルに信号を送信しおよび/または該アクティブなセルから信号を受信する。このスペクトルを分割する正確な数もまた本発明にとって重要ではない。例えば、該スペクトルは個別の周波数帯域、個別のタイムスロット、個別の符号化技術、またはこれらの組合わせに分割できる。望ましくは、これらの個別のチャネルセットの各々は全ての他のチャネルセットに対し直交する(orthogonal)。言い換えれば、大きな妨害なしにそれぞれのチャネルセット内でそれぞれのチャネルによって共通の位置で同時通信を行なうことができる。
【0033】
同様に、前記スペクトルが分割されるチャネルセットの正確な数も本発明にとって重要ではない。図2は、アクティブなセル200に対し12の個別のチャネルセットを例示的に割当てることを示している。図2は、文字“A”,“B”,“C”,“D”,“E”,“F”,“G”,“H”,“I”,“J”,“K”,および“L”を用いることによって12の個別のチャネルセットを参照している。当業者は異なる数のチャネルセットを使用することができかつ、もし異なる数が使用されれば、アクティブなセル200に対する結果として得れるチャネルセットの割当てパターンは図2に示された割当てパターンと異なることを理解するであろう。同様に、当業者は各チャネルセットはその中に1つのチャネルまたは任意の数の直交するチャネルを含むことができ、かつ異なるチャネルセットが同じ数のチャネルをその中に含むことを必要としないことを理解するであろう。
【0034】
図3は、加入者ユニット(SU)300のブロック図を示す。加入者ユニット300は通信ネットワーク送受信機302を含み、該通信ネットワーク送受信機302は衛星400およびネットワーク116と両立するフォーマットでデータ通信リンク112を介して信号を送信しかつ受信する。これらの信号はSU300が近隣の衛星400とデータ通信することができるようにするデータメッセージを含む。この衛星400を介して、SU300はまた、近隣のSO500のような、ネットワーク116の任意の他のモードとデータ通信する。SU300の位置決め受信機304、例えばGPS受信機、は位置決めシステム114によって送信される信号を受信しかつSU300の現在位置を示すデータを発生する。送受信機302および受信機304はともにプロセッサ306に結合されている。プロセッサ306はさらに入力/出力(R/O)セクション308、タイマ310、およびメモリ312に結合されている。SU300のI/Oセクション308はSU300のユーザから入力を集めかつユーザが知覚するために出力を提供する。プロセッサ306は実時間を監視かつ現在の日付けおよび時間を維持する上での助けとするためにタイマ310を使用する。メモリ312はプロセッサ306への命令として作用しかつ、プロセッサ306によって実行された時、SU300を以下に説明する処理を実行させるデータを含む。さらに、メモリ312はSU300の動作のために走査される変数、テーブル、およびデータベースを含む。
【0035】
図4は、衛星400のブロック図を示す。衛星400は一群の(a bankof)受信機402を含む。受信機402はSO500、他の衛星400、およびSU300から、それぞれ、リンク106,108および112を介して信号を受信する。受信機402は受信バッファ404に結合され、該受信バッファ404は受信機402において受信されたデータをこれらのデータが処理されるまで一時的に格納する。プロセッサ406は受信バッファ404に結合されている。プロセッサ406はさらにタイマ408、メモリ410および送信バッファ412に結合されている。プロセッサ406はタイマ408を使用して実時間を監視しかつ現在の日付けおよび時間を維持するのを助ける。メモリ410はプロセッサ406への命令として作用しかつ、プロセッサ406によって実行された時、衛星400に以下に述べる処理を実行させる。さらに、メモリ410は衛星400の動作のために操作される変数、テーブル、およびデータベースを含む。送信バッファ412はプロセッサ406によってそこにおかれたデータを一時的に格納するために使用される。送信バッファ412は送信機414に結合されている。送信機414は送信バッファ412に格納されたデータを伝達するために変調された信号を送信する。これらの信号はリンク106,108および112によって、それぞれ、SO500、他の衛星400、およびSU300に送信される。
【0036】
図5は、交換局(SO)500のブロック図を示す。交換局500は衛星400と両立するフォーマットでデータ通信リンク106を介して信号を送信しかつ受信する送受信機502を含む。これらの信号はSO500が近隣の衛星400と、SO500が現在サービスしているSU300と、そしてSO500が呼を確立し、管理し、または終了させるうえで協働する他のSO500と通信できるようにするデータメッセージを伝達する。送受信機502はプロセッサ504に結合されている。プロセッサ504はまたI/Oセクション506、タイマ508、メモリ510、およびPSTNインタフェース512に結合されている。I/Oセクション506はキーボードおよび他の入力装置から入力を受信しかつデータを表示ターミナル、プリンタ、および他の出力装置に提供する。プロセッサ504は実時間を監視しかつ現在の日付けおよび時間を維持するのを助けるためにタイマ508を使用する。メモリ510は、プロセッサ504への命令として作用しかつ、プロセッサ504によって実行された時、SO500に以下に説明する処理を実行させるデータを格納するために半導体、磁気的、および他の記憶装置を含む。さらに、メモリ510はSO500の動作のために操作される、変数、テーブル、およびデータベースを含む。インタフェース512により、SO500はPSTN110と通信する。
【0037】
図6〜図7および図9〜図12はSU300によって行なわれる処理を示す。当業者は図6〜図7および図9〜図12に関して以下に説明する処理はSU300のメモリ312におかれたプログラム命令によって制御されることを理解するであろう。さらに、本発明の好ましい実施例では、全てのSU300は実質的に同じ処理を行なう。したがって、以下に与えられる説明は単一のSU300に向けられているが、全てのSU300に適用できるものとみることができる。
【0038】
図6は、SU300により行なわれる処理の状態図を示す。SU300はSU300がパワーアップされかつ呼に参与していない場合にはスタンバイ状態600で動作する。スタンバイ状態600においては、SU300は衛星400によって送信される信号を監視する。好ましい実施例では、少なくとも1つの放送チャネルが各セル200において衛星400から送信される。これらの放送または送信信号の監視は周波数的に、時間的に、および/または符号的にサーチまたは走査することを必要とするかもしれない。このサーチまたは走査は種々の可能性ある送信チャネルの内の特定の1つを識別するために必要となる。例えば、ネットワーク116が12のセル再使用パターンを使用しかつ各セルが1つの送信チャネルを送信する場合は、これらのチャネルの少なくとも1つが受入れ可能な信号強度を有するか否かを判定し、かつ好ましくは最善の信号強度を有する1つのチャネルを判定するために12の異なるチャネルが走査される。たぶん、この最善の信号強度はSU300が現在その中に存在する同じセル200に関連する。さらに、周波数サーチまたは走査がドップラ周波数の不確定性を解消するために必要とされるかもしれず、かつ伝搬遅延の不確定性を解消するために時間サーチまたは走査が必要であるかもしれない。このサーチは動的なプロセスであり、かつこの送信または放送チャネルのアイデンティティはセル200がSU300に関して移動するに応じて変化する。送信チャネルを監視しかつ追跡することにより、SU300は到来呼がそれに対して開始されているか否かを判定することができ、かつSU300はネットワーク116を介して呼を開始するためにネットワーク116にどのようにして迅速にコンタクトするかを決定することができる。
【0039】
位置決め状態(locator state)602は、必ずしもそうする必要はないが、スタンバイ状態600から入ることができる。SU300はその現在位置を決定するために位置決め状態602を使用する。本発明の1つの実施例ではSU300はその位置を決定するためにその受信機304および位置決めシステム114を使用する。任意の所望の精度で位置決めを解決するためにシステム114と両立する伝統的な位置決め技術を使用することができる。本発明の他の実施例では、SU300は受信機304を省略する。位置決め状態602はSU300に送信チャネルを監視させて信号が突き止められた衛星およびセルを識別する。該衛星およびセルの識別子または身元(identity:アイデンティティ)は前記送信チャネルによって衛星400により送信されたデータから得ることができる。この衛星およびセルの身元は、たとえいくらか不正確であっても、SU300の現在位置の指示を与える。位置決め状態602のさらに他の実施例では、SU300は受信機304を省略しかつ衛星400から送信されるパルスの流れのタイミングおよび周波数の変化を監視する。そのような変化をある期間の間監視した後、位置を決定するために処理を行なうためデータは近隣のSO500に送信される。これらのデータは、衛星のIDおよびセルのIDと組み合わされたとき、位置の指示を提供する。
【0040】
SU300は他のパーティがSU300に呼を開始しようと試みている場合、あるいはSU300が他のパーティに呼を開始しようと試みている場合にスタンバイ状態600から呼セットアップ状態604に入ることができる。呼セットアップ状態604においては、SU300はその送信信号をSU300が現在監視しているセル200を介してネットワーク116とのデータ通信を確立する。好ましい実施例では、SU300はランダムアクセルチャネルによってこのセルに対し責務を有する衛星400にメッセージを送信する。このメッセージは該メッセージを与えているSU300を識別しかつ衛星400との通信リンクを要求する。衛星400は衛星400とのさらに他の通信に使用できる第2の制御チャネルをSU300に通知するその送信チャネルによって送信されるメッセージにより応答する。呼セットアップ状態604において行なわれる残りの通信は前記第2の制御チャネルによって行なうことができる。
【0041】
本発明の好ましい実施例においては、呼は放送チャネル、ランダムアクセスチャネル、または第2の制御チャネルを介して導かれることはない。むしろ、これらのチャネルはネットワークのオーバヘッド(overhead)に専用のものとされる。これらのチャネルは呼を伝達するために利用できるチャネルの容量を最大にするために最小の容量を持つ。したがって、これらのチャネルは効率的に使用されることが望ましい乏しい資源を表す。
【0042】
図7は、SU300によってその呼セットアップ状態604において行なわれる呼セットアップ処理700のフローチャートを示す。呼セットアップ処理700は呼のハンドオフにとって重要ではない数多くの伝統的なタスク(図示せず)を行なう。例えば、処理700はSU300のアイデンティティをネットワーク116に通知するための、リンギングを処理するためにネットワーク116と通信するための、SU300が呼を開始している時に被呼パーティを識別するためにネットワーク116と通信するための、そして試みられた呼の終了の判定および処理のためのタスクを含む。図7には特に示していないが、これらおよび他の伝統的なタスクは処理700に含まれている。
【0043】
処理700はまたタスク702を含み、該タスク702は位置データをネットワーク116に、かつ特にSU300にサービスしているSO500に送信する。タスク702は処理700において初期に行なわれるのが好ましい。前記位置データはSU300に対する現在位置を記述する。タスク702はSU300にそのようなデータを得るためにもしそのようなデータがそれ以外では入手できない場合に一時的に位置決め状態602に入るようにすることができる。前に述べたように、本発明は位置データを得るために種々の技術を考えている。タスク702は、SU300のための現在位置を直接示すデータを送ることもでき、あるいはタスク702はSU300の位置の指示を提供するために処理することができるデータを送ることができる。
【0044】
タスク702の後、かつ典型的にはセットアップされている呼が応答された後に、タスク704はSU300にチャネル割当ておよびスケジュール800を受信させる。チャネル割当てはSU300が直接通信している衛星400によって発生される。このチャネル割当てはSU300に来たるべき呼のために使用するための特定のトラフィックチャネルを通知する。
【0045】
図8は、スケジュール800のブロック図を示す。スケジュール800はタスク704の間に受信されかつSU300のメモリ312に格納されたデータの集積を表す。スケジュール800は好ましくはタスク702の間にネットワーク116に送信される位置データに応じてサービスしているSO500によって発生される。SO500はスケジュール800を発生するために所定の期間の間前記ロケーションに関連するセルの位置をシミュレートすることができる。しかしながら、スケジュール800はもしより都合が良ければそれ以外の部分で発生できる。
【0046】
スケジュール800は時間項目802およびチャネル/セルアイデンティティ項目804を含む。各々の時間項目802はそれに関連する一つまたはそれ以上のアイデンティティ項目804を有する。時間項目802はSU300がセル200の間の境界をわたり得る時点を示す。アイデンティティ項目804はこの境界の反対側に存在する一つまたはそれ以上のセル200を識別する。アイデンティティ項目804はさらにSU300に前記識別されたセル200において使用される送信チャネルを通知する情報を、直接的にまたは間接的に、伝達する。さらに、アイデンティティ項目804はSU300に前記識別されたセル200が現在のセル200と同じフットプリント202内に含まれるか否かを通知する情報を、直接的にまたは間接的に、伝達する。言い換えれば、各々のアイデンティティ項目804はSU300にスケジュール800によって予想されたハンドオフが衛星内(intra−satellite)ハンドオフであるか或いは衛星間(inter−satellite)ハンドオフであるかを通知する。当業者はチャネルアイデンティティ(channel identity)はセルの身元またはアイデンティティから推測することができ、衛星のアイデンティティはセルのアイデンティティから推測でき、セルのアイデンティティはチャネルのアイデンティティから推測でき、以下も同様であることを認識するであろう。したがって、アイデンティティ項目804は特にかつ直接衛星のアイデンティティ、セルのアイデンティティ、および送信チャネルのアイデンティティの各々を指示する必要はない。
【0047】
タスク702においてネットワーク116に送信される位置データは絶対的に正確ではないかも知れずそれに関連していくつかのエラーを有するかもしれない。言い換えれば、前記位置データはSU300が現在存在する領域を示し、SU300が現在存在する正確なポイントを指示できない。この領域の大きさは前記位置データのエラーの量に対応する。このエラーのため、SO500は、特にSU300のトラックがセル200の間の境界近くを走っている場合に、どのセル200にSU300が入ろうとしているかを正確に予測できないかもしれない。同様に、SO500はSU300がいつセルの境界をわたるかを正確に予測できないかもしれない。前に述べたように、セルの境界は正確に規定できない。好ましくは、時間項目802はSU300が関連するアイデンティティ項目804によって識別されるいずれかのセル200への境界を渡ることができる最も速い時間を記述する。スケジュール800は前記シミュレーションがSU300が特定のセル200に入ることを明確に判定できない場合およびネットワーク116がどのセル200がハンドオフを受信するかに注目しない場合に時間項目802に関連して一つより多くのアイデンティティ項目804を含む。複数のアイデンティティ項目804はSU300が入る最も可能性のあるセル200を規定する。
【0048】
スケジュール800における時間項目802および関連するアイデンティティ項目804の数は平均的な呼の持続期間に応じて決定されるのが望ましい。スケジュール800の長さは非常に多数の呼に対するセル境界の全ての交差(crossings)をカバーするために十分大きくすることが好ましい。大部分の呼に対しては、スケジュール800は必要とされるものよりも多くのセル境界交差情報を含むことになる。しかしながら、スケジュール800が、それが少なくとも数個の来るべきハンドオフを予報する限り、いずれか特定の長さになることは必要でない。
【0049】
図7に戻ると、タスク704がSU300にチャネル割当ておよびスケジュール800を受信させた後、タスク706が行なわれてSU300が最終的に該SU300が直接通信している衛星400を介してネットワーク116から「呼接続完了(Call Connected)」メッセージを受信する。該呼接続完了メッセージはSU300に呼が今や開始できることを通知する。タスク706の後、タスク708は送受信機302の受信および送信パラメータを前記タスク704において割当てられた「トラフィック」チャネルに調整する。この割当てられたトラフィックチャネルによってさらに通信が行なわれる。
【0050】
好ましい実施例におけるこの将来の通信は呼によって伝達されている情報に対応するデータによって符号化されたデシタルデータパケットの送信および受信を含む。該データパケットは前記チャネルを割当てた衛星400と通信される。その衛星400は送信されたデータをSU300からネットワーク116を通して呼の反対端に正しく導き、かつそれが該呼の反対端から受信したデータをネットワーク116を介してSU300に正しく供給する責務を有する。もちろん、ハンドオフはSU300にそれが異なるセル200における異なるトラフィックチャネルによって通信するようその動作を変更させることができる。衛星間ハンドオフの場合は、SU300はその動作をそれが異なるセル200における異なるトラフィックチャネルを介して異なる衛星400に通信するよう変更する。図6および図7に示されるように、タスク708の後、SU300は呼進行(ongoing call)状態606に入り、そこでその進行する呼を管理するためにタスクが行なわれる。
【0051】
図9は、SU300が呼進行状態606において行なう進行呼処理(Ongoing Call Process)900のフローチャートを示す。一般に、進行呼処理900はハンドオフまたは他の行動が必要な場合を決定するために種々のパラメータを監視する。例えば、処理900は現在のトラフィックチャネルにおいて信号が失われているか否か、該信号の強度が危険なほど低下しているか否か、ハンドオフコマンドがネットワーク116から受信されているが否か、およびスケジュール800がSU300にハンドオフに参与するよう指令しているか否かを判定する。
【0052】
特に、問い合わせタスク902は前記トラフィックチャネルの信号が失われているか否かを判定する。この判定は、例えば、送受信機302におけるロックの喪失を通知することにより或いは任意の他の伝統的な方法で行なうことができる。トラフィックチャネルの信号はいくつかの理由で失われることがあり、それらの理由は無線器の妨害、トンネルのような妨害構造内または近くへの移動、またはハンドオフ失敗または喪失を含む。トラフィックチャネルの信号が失われたとき、プログラム制御は信号喪失処理1000に進む。
【0053】
図10は、信号喪失処理1000のフローチャートを示す。一般に、信号喪失処理1000はSU300に所定の期間内にネットワーク116のいずれかの適切なチャネルを見つけるよう試みを行なわせる。もし割当てられた時間内に適切なチャネルが検出できれば、その呼は呼セットアップ処理を反復することなく再接続することができる。
【0054】
処理1000は次の再接続セルを識別するタスク1002を含む。タスク1002はSU300にいずれかのセル200において送信されるいずれかの送信チャネルをサーチ或いは走査させる。このセル200はその中でSU300が前に通信していたセル200と同じでもよいが同じである必要はない。上に述べたように、この送信チャネルを識別するタスクは一つが利用可能であるとして送信チャネルを獲得するために周波数、時間、および/または符号化でのサーチを必要とする。一旦放送チャネルが獲得されかつその信号が該放送チャネルに関連するセル200において通信が可能なことを示唆するほど十分強ければ、処理1000はタスク1004を行なう。
【0055】
タスク1004はSU300にネットワーク116との通信リンクを確立するために獲得した送信チャネルに対して責務を有する衛星400と通信させる。この通信処理は上に述べた処理と同様のものである。SU300はランダムアクセスチャネルによってメッセージを送信し、衛星400は前記放送チャネルによってアクノレッジメントにより応答しかつSU300にさらなる通信のために使用するための2次制御チャネルを通知する。
【0056】
一旦SU300が2次制御チャネル割当てを受けると、タスク1006は「再接続(Reconnect)」メッセージを衛星400に送信する。この再接続メッセージは衛星にSU300が進行している呼に再接続されることを要求していることを通知する。該メッセージは前記呼に対する識別しまたはシリアル番号を示すデータおよび信号が失われたときに使用されていた衛星、セルおよびトラフィックチャネルを識別するデータを含むことができる。
【0057】
好ましくは、衛星400は再接続メッセージへの応答に対し高い優先度を与える。新しい再接続衛星400が呼を処理するための容量を確保しているものと仮定すると、それはこの呼に関連する、ルーティングデータおよびスケジュール800のような、すべての呼のデータを得るために通信リンク108を介して古いホスト衛星400と通信する。もちろん、新しい再接続衛星および古いホスト衛星400が同じ衛星400であることを禁止する理由はない。この場合、衛星400は前記関連する呼のデータのためにそれ自身のメモリ410に問い合わせることができる。
【0058】
新しい再接続衛星400が呼を伝達する容量を有しかつ全ての関連する呼のデータを得た時、それは「再接続許容(Reconnection Allowed)」メッセージをSU300に送信し戻す。該再接続許容メッセージはSU300に通信のために使用するため新しいトラフィックチャネルを通知することができる。SU300における問合わせタスク1008が再接続が許容されていることを判定した場合、タスク1010は送受信機302のパラメータを新しいトラフィックチャネルに調整し、かつプログラム制御は進行呼処理900に戻る。通信はハンドオフが行なわれるまであるいはこの新しいトラフィックチャネルの信号が喪失されるまでこの新しいトラフィックチャネルによって開始することができる。
【0059】
タスク1008が再接続が許容されないことを判定した時、問合わせタスク1012はタイムアウト期間が経過しているか否かを判定する。該タイムアウト期間は呼がドロップされるべき時を示すためにセットされる。この持続期間が超過していない限り、プログラム制御はタスク1002に戻りSU300が通信できる他のセルを検出しかつこの他のセルにおいて呼を再接続するよう試みる。もしタイムアウト期間が経過していれば、その呼をドロップするためにタスク1014が行なわれる。前記呼をドロップすることにより、前記呼は終了されることになる。セットアップ処理は前記呼の対向端末との通信を継続するためにユーザによって行なわれる行動によって再び実行されなければならない。タスク1014の後、プログラム制御はスタンバイ状態600に戻る。図9に戻ると、タスク902が前記トラフィックチャネルの信号が失われていないことを判定した場合、進行呼処理900が問合わせタスク904を行なう。タスク904は前記トラフィックチャネルの信号強度が該信号強度を所定のレベルと比較することにより低いか否かを判定する。前記所定のレベルは前記トラフィックチャネルによる通信が依然として行なうことが可能であるが、もし信号レベルが低減すれば信号が喪失される危険がある場合にロー(low)の信号強度表示が得られるようにセットされる。
【0060】
タスク904が信号強度がローであると判定した場合、問合わせタスク906はSU300が直接通信している衛星400にその低い信号強度を通知するか否かを決定する。タスク906はその低い信号強度を衛星400に報告するのを延期しかつその代わりにタスク908を行なうよう決定することもできる。タスク908はその送信信号がSU300との通信にとって適切な信号強度を示している別のセル200を識別する。
【0061】
タスク908は始めに現在のセル200と同じフットプリント202にあるセル200に対する送信チャネルを監視するよう試みることができる。そのような衛星内セル200における送信チャネル信号はもし利用可能であれば獲得するのがより容易でありかつ迅速に行なわれるが、それはそれらは現在使用されているトラフィックチャネルとほぼ同じドップラ周波数オフセットおよび伝搬遅延パラメータを有するからである。これらのパラメータはほぼ同じであるが、それはそれらを送信する上で同じ衛星400が関与しているからである。したがって、周波数、時間、および/または符号化におけるサーチまたは走査を規定するパラメータは未知のドップラおよび伝搬遅延変動を考慮にいれるために必要とされるサーチパラメータから縮小される。しかしながら、適切な強度の送信信号を有する衛星内セル200が検出できなければ、タスク908はそのサーチパラメータを拡張して衛星間セル200を検出するよう試みることができる。衛星間セル200は現在のセル200と異なるフットプリント202内にある。これらの衛星間セル200に対するドップラ周波数オフセットおよび伝搬遅延パラメータは現在のドップラ周波数オフセットおよび伝搬遅延パラメータと異なっておりかつこの時点では未知である。
【0062】
タスク908が適切な代わりのセルを識別した時、それが衛星内セル200であれあるいは衛星間セル200であれ、プログラム制御は問合わせタスク906に戻る。前に述べたように、タスク906は現在のトラフィックチャネルに対して責務を有する衛星400にその低い信号強度を通知するか否かを判定する。この判定はいくつかの種々の要因に基づくことができる。例えば、もし信号強度が信号喪失がいずれかの時点で予期されるほど危機的に低いレベルである場合、衛星400はただちに通知を受けることができる。あるいは、タスク906は現在のトラフィックチャネルの信号強度をタスク908において獲得された受入れ可能な送信チャネルの信号強度と比較しかつ受入れ可能な代わりのセルが現在のトラフィックチャネルに対しかなりの改善を示すほど充分に強い送信信号を有する場合にのみ低い信号強度を報告するよう構成できる。もし代わりのセルの信号が充分な改善にならない場合は、プログラム制御はそのような充分な改善が検出されるまであるいは現在のトラフィックチャネルの強度がさらに劣化するまでタスク906および908からなるループに留まることができる。
【0063】
タスク906が衛星400に低い信号状態を通知することを決定した場合、タスク910が行なわれて「劣悪信号(Poor Signal)」メッセージを衛星400に送信する。該劣悪信号メッセージは衛星400にその信号レベルが低いことを通知する。該劣悪信号メッセージはSU300においてより良好な信号を有する他のセルの識別子(identity)を含むことができる。さらに、前記劣悪信号メッセージは現在のトラフィックチャネルの信号レベルおよびタスク908の動作によって検出されたいずれかの代わりの送信チャネルの信号レベルを示す測定データを含むことができる。タスク910の後あるいはタスク904が信号強度が低くないことを判定した場合、プログラム制御は問合わせタスク912に進む。低い信号強度がタスク906,910およびたぶん908の動作によって衛星400に報告された時、すぐにはハンドオフは行なわれない。むしろ、SU300は衛星400からハンドオフコマンドを受信するのを待つ。
【0064】
問合わせタスク912は衛星400からハンドオフコマンドが受信されているか否かを判定するために前記トラフィックチャネルにおける小さなコマンドチャネルを監視する。本発明の好ましい実施例では、トラフィックチャネルの該コマンドチャネル部分は、フレームごとに数バイトのように、小さくトラフィックチャネルができるだけ多くの呼情報またはトラフィックを伝達できるようにする。したがって、前記トラフィックチャネルのコマンドチャネルによって通信される、ハンドオフコマンドのような、コマンドは最小数のパラメータを伴う。前記ハンドオフコマンドはハンドオフの目標(target)のためのセルおよび衛星を識別する識別データおよびいつハンドオフ処理が始まるべきかを示すタイミングデータを伴うものとすることができる。ハンドオフコマンドが受信された時、タスク914は前記ハンドオフコマンドによって伝達されるパラメータを含めるためにSU300のメモリ312にセーブされたスケジュール800を修正する。スケジュール800を修正することにより、前記ハンドオフコマンドは前記ハンドオフコマンドによって伝達されるタイミングデータにおいて指示される時間にSU300によって働きかけられるようキューイングされる。もちろん、前記ハンドオフコマンドが過去または現在のタイミングデータを特定しそれによってSU300がハンドオフコマンドによってただちに行動しても良い。
【0065】
タスク912がなんらのハンドオフコマンドも受信されていないことを判定した場合あるいはタスク914の後に、処理900が問合わせタスク916を行なう。タスク916はSU300によって監視されている実時間がスケジュール800に掲げられたいずれかの時間項目802と整合するかあるいはそれを越えているか否かを判定する。該時間項目802は呼セットアップの間にダウンロードされあるいは衛星400から受信されるハンドオフコマンドにおいて特定されても良い。スケジュール800がSU300に対しハンドオフに対して行動するよう指令する時間項目802を含まない場合は、プログラム制御はタスク902にループバックする。もちろん、当業者は処理900は進行する呼を管理する上で伝統的な他のタスクを行なうことができることを理解するであろう。例えば、処理900は呼が終了されるか否かを判定するために呼の進行を監視することができる。もし、呼が終了される場合は、プログラム制御は処理900を退出してスタンバイ状態600に戻る。このおよび他の伝統的な進行中の呼のタスクは進行呼処理900に含めることができる。
【0066】
タスク916がSU300にハンドオフに基づき行動するよう指令する時間項目を識別した時、プログラム制御はハンドオフ処理1100に進む。図11はハンドオフ処理1100のフローチャートを示す。一般に、ハンドオフ処理1100はSU300にそれがハンドオフを受けるのに適切であると判定する目標セル200を識別させる。ハンドオフ確認(Handoff Verify)処理1200が次に目標セル(target cell)200が該ハンドオフを受入れることが可能なことを確認しかつ通信を該目標セル200に転送する。
【0067】
ハンドオフ処理1100はスケジュール800から第1のまたは次のチャネル/セル識別(アイデンティティ:identity)項目804を得るためタスク1102を行なう。上に述べたように、任意の数の識別項目804を単一の時間項目と関連させることができる。処理1100は各々の識別項目804を現在の時間項目802に対して1つずつ調べるプログラミングループを実行する。識別項目804はさらに目標セルに関連する衛星400を識別するデータを含みかつSU300にこの目標衛星が現在のセル200に対する責務を有する衛星400と異なるか否かを通知する。識別項目804が得られた時、判定または問合わせタスク1104は項目804が衛星間ハンドオフを指示しているかあるいは衛星内ハンドオフを指示しているかを判定する。
【0068】
もし衛星間ハンドオフが指示されていれば、タスク1106が行なわれてその目標セルの通信チャネルを周波数および時間的にサーチする。周波数および時間におけるこのサーチは他の衛星400から送信される信号に関連する未知のドップラ周波数オフセットおよび伝搬遅延を解消するために行なわれる。しかしながら、タスク908および1002に関連して上に述べたサーチとは異なり、このサーチはドップラ周波数オフセットおよび伝搬遅延を除き知られたパラメータを有する特定の送信チャネルのみを探す必要がある。したがって、このサーチは前記知られたパラメータに関する先験的またはアプリオリ(a priori)な情報を持たないサーチよりも迅速に行なうことができる。
【0069】
衛星内ハンドオフに対しては、このサーチは行なう必要がないが、それは衛星内セル200に関連する送信チャネルは現在のトラフィックチャネルとほぼ同じドップラ周波数オフセットおよび伝搬遅延を有するからである。したがって、タスク1104が前記識別データ804が衛星内ハンドオフを指示している場合あるいはタスク1106が衛星間セルの送信チャネルのサーチを完了した時、タスク1108はSU300が指示された目標セル200において通信できるか否かを判定する。この判定は所定の最小レベルを検出するために前記目標セルの送信チャネルの信号強度を調べることによって行なうことができる。もしタスク1108が識別された目標セル200における通信が可能であると結論付けた場合には、タスク1110は、それが衛星間ハンドオフに関連しているかあるいは衛星内ハンドオフに関連しているか、その周波数、タイミング、ドップラ、信号強度、その他を含む、送信チャネルのパラメータを記録する。
【0070】
タスク1108が前記識別された目標セル200における通信が可能でないと結論付けた時、あるいはタスク1110が完了した時、問合わせタスク1112は他の可能性ある目標セル200に関連する他の識別項目804がスケジュール800の現在の時間項目802に対して存在するか否かを判定する。プログラム制御はタスク1102にループバックしていずれか他の計画された可能性あるセルを評価しかつもしその中での通信が可能であればそれらのパラメータを記録する。プログラム制御は識別データ804において識別された全てのセルが評価されるまでこのループ内に留まる。
【0071】
タスク1112が現在の時間項目802においてスケジュール800内にもはや他の計画されたセルが識別されないことを判定した時、タスク1114はそれらに対して上に述べたタスク1110においてパラメータが記録された全ての衛星内セル200の信号強度パラメータを調べる。タスク1114はこれらの可能性ある目標衛星内セル200の内の最善のものを選択する。次に、問合わせタスク1116は前に述べたタスク1110においてパラメータが記録された衛星間セル200が充分に(significantly)大きなあるいは良好な信号強度を持つか否かを判定する。
【0072】
衛星間セル200がほぼ同じまたはたぶんやや大きな信号強度を有している限り、処理1100はタスク1114において上に述べたように行なわれたその衛星内選択を維持する。全ての他の要因がほぼ等しい場合、衛星内ハンドオフが衛星間ハンドオフよりも好ましく、それは乏しいランダムアクセスおよび2次制御チャネルによって必要とされる通信が少なく、より少しの送信のみが必要とされ、かつ、その結果、SU300により消費される電力が少なく、かつ衛星400の間の通信リンク108におけるドロップアウトによりハンドオフをドロップするために提供される機会がより少ないからである。衛星間セル信号の強度が最善の衛星内セル信号の強度よりも充分に良好でない限り、プログラム制御は直接ハンドオフ確認処理1200に進む。
【0073】
しかしながら、可能性ある目標衛星間セル200がより良好な信号強度を有する場合は、前に選択した衛星内セル200よりはむしろ衛星間セル200を選択するためにタスク1118が行なわれる。次に、タスク1120はデータリンクを確立するために選択された衛星間セル200と通信する。上に述べたように、この通信は前記選択された衛星間セル200に関連するランダムアクセスチャネルによるSU300からの送信、その送信チャネルによる衛星400からのアクノレッジメントの受信、およびその送信チャネルによって目標衛星400によって指令されるこの衛星間セル200のための2次制御チャネルへの同調を含む。タスク1120の後、プログラム制御はハンドオフ確認処理1200に進む。
【0074】
図12は、ハンドオフ確認(Handoff Verify)処理1200のフローチャートを示す。処理1200は選択された目標セル200へのハンドオフを要求するためにタスク1202を行なう。もし選択された目標セル200が衛星内セルであれば、この通信は現在のトラフィックチャネルに関連する制御チャネルによって行なわれる。もし選択された目標セル200が衛星間セルであれば、この通信は、タスク1120において上述のように識別された2次制御チャネルによって行なわれる。
【0075】
タスク1202の後、問合わせタスク1204はハンドオフが許容されることを示す応答の受信を待つ。一般に、ハンドオフは目標セルに容量が存在すれば許容されることになる。本発明の好ましい実施例では、前記応答は、ホストセルに関連する、トラチャネルの制御チャネルによって受信される。目標セル200が衛星間セルである場合は、目標衛星400は通信リンク108を介してホスト衛星400と通信してこの応答を刺激する。この衛星間通信はまたホスト衛星400に差し迫ったハンドオフを通知しかつ該ホスト衛星400に関連する呼データを目標セル400に転送し戻すよう要求する。SU300への応答はSU300との通信が切り替えられるべきトラフィックチャネルを特定することが好ましい。このトラフィックチャネルは前記目標セル200と関連する。
【0076】
タスク1204がハンドオフが許容されることを判定した時、タスク1206は予定された時間項目802が今や解消されていることを指示するためにスケジュール800を調整する。スケジュール800は現在の時間項目802に関連するポインタを移動することにより、データを消去することにより、あるいはフラグをセットすることにより調整できる。次に、タスク1208はタスク1204に関連して前に受信された応答にしたがって通信を新しいセルに転送する。タスク1208は前記応答において特定された時点まで待機することを含むことができる。適切な時間に、送受信機302は新しいトラフィックチャネルに調整され、かつ通信は新しいセル200において新しいトラチャネルより開始され、進行する呼を継続させる。タスク1208の後、プログラム制御は進行呼処理900に戻る。
【0077】
タスク1204がハンドオフが許容されないことを判定した時、問合わせタスク1210は他の予定された可能性ある目標セル200が利用可能であるか否かを判定する。予定された可能性ある目標セル200は前述のタスク1110において行なわれた記録を調べることによって識別される。もし他の予定された可能ある目標セル200が利用可能であれば、プログラム制御はタスク1114にループバックしてそのような他の目標セル2000の1つによりハンドオフの試行を繰り返す。タスク1210において他の予定された可能性ある目標セル200が利用可能でなければ、適切なセルを識別するためにタスク1212が行なわれる。タスク1212はなんらかの送信信号をそのような送信信号に関連する周波数、符号化、またはタイミングに関し実質的に先験的な知識なしになんらかの送信信号の完全なサーチを行なう。しかしながら、タスク1212は最初に衛星内セル200から送信信号を探すことができる。これらのセル200は現在のトラフィックチャネルと同様のドップラ周波数オフセットおよび伝搬遅延を有する。もしそのような信号が検出可能であれば、それらは衛星間セル200からの送信信号よりもより迅速に獲得できる。
【0078】
タスク1212の後、タスク1214はトラフィックチャネルの制御チャネルによって「ハンドオフ失敗(Handoff Fail)」メッセージを衛星400に送信する。ハンドオフ失敗メッセージはタスク910に関して上に述べた劣悪信号メッセージと同様の情報を伝達することができる。もし適切な代わりのセルがSU300によって識別できれば、その識別子を衛星400に通信することができる。しかしながら、タスク912および914に関連して上に述べたように、衛星400がハンドオフが生じるように指令しない限りハンドオフは行なわれない。タスク1214の後、プログラム制御は呼進行処理900に戻る。
【0079】
予定されたハンドオフの失敗は必ずしも呼をドロップするはなはだしい危険を示唆するものではない。例えば、元のスケジュール800は位置データのエラーのため不正確であったかもしれない。もし元のスケジュールが不正確であれば、あるいはもし呼がスケジュール800においてもともと予測されたよりも長い持続期間の間続けば、ハンドオフはタスク904および912に関して上に述べたように、SU300における低い信号強度および衛星400からのハンドオフコマンドを監視することによって達成できる。しかしながら、ネットワーク116およびSU300によって処理される大多数のハンドオフに対し、スケジュール800は該ハンドオフを制御することになる。ハンドオフを制御する上でスケジュール800を使用することは乏しいランダムアクセスおよび2次制御チャネルによる通信を低減しかつより少ない送信を必要とすることにより電力消費を低減する。
【0080】
さらに、スケジュール800をハンドオフを制御するために使用することにより特定のセル200によって現在サービスを受けることができる全てのSU300の間で全部一緒にハンドオフすることが可能になる。そのような全部一緒のハンドオフは、例えば、図2に関して上に説明したように、あるセル200がオーバラップ204を治癒するために不作動状態またはインアクティブになろうとしている場合に望ましい。そのようなインアクティブな事象に関連するタイミングはそれが現在サービスしているSU300に対するスケジュール800を作成するSO500に知られている。したがって、そのようなセル200のインアクティブ状態への切り替えはスケジュール800によって便宜を図ることができる。ネットワーク116は、スケジュール800の使用によって、ランダムアクセスおよび2次通信チャネルのボトルネックを防止するためにセル200がインアクティブになる前に徐々にハンドオフを生じさせることができる。信号強度よりはむしろスケジュールよってハンドオフを管理することにより最善の信号を持たないかもしれないセル200へのハンドオフが可能になる。したがって、SU300はホストの、かつ見かけ上より適しているようにみえる、セル200がインアクティブになろうとする前に見かけ上より最適でないようにみえる目標セル200にハンドオフすることができる。これはネットワーク資源の効率的な使用を可能にする。
【0081】
図13および図14は、ハンドオフをサポートするために衛星400によって行なわれる、それぞれ、呼セットアップ処理および進行呼処理1300および1400のフローチャートを示す。当業者は図13〜図14に関して以下に説明する処理は衛星400のメモリ410におかれたプログラミング命令によって制御されることを理解するであろう。さらに、当業者は任意の与えられた時間に衛星400によって非常に多数の呼が交換できかつ図13〜図14に関して以下に説明する処理は衛星400によって取扱われる各々の呼に対し独立に実行できることを理解するであろう。
【0082】
衛星の呼セットアップ処理1300はハンドオフに関係しない多くの伝統的な呼セットアップタスクを含むことができる。しかしながら、処理1300はまた種々の項目の呼データがその呼を管理する上で使用するために記録されるタスク1302を含むことができる。呼データは、例えば、呼を識別しあるいはさもなければ呼にシリアル番号を与える呼IDを含みそれによってその呼がネットワーク116によって識別できるようにすることができる。前記呼データはデータパケットを前記呼に対する対向端末にどのように導くかを示すデータを含むことができる。それは、上に述べたように、スケジュール800を含むことができる。さらに、タスク1302はその呼に対する加入者ユニットにトラフィックチャネル割当てを決定しかつ送信することができる。このトラフィックチャネル割当ておよびSUのIDはまた前記呼データの一部とすることができる。呼がセットアップされかつ呼の通信が開始できる時、衛星400は前記「呼接続完了(Call Connected)」メッセージをその呼に関与するSUに送信するためにタスク1304を行なう。呼接続完了メッセージを送信した後、衛星400はその呼に関する進行呼処理1400を行なう。
【0083】
図14は、進行呼処理1400のフローチャートを示す。一般に、処理1400は呼に関係する種々の条件を試験し、かつそれらが生じた条件に応じてある動作を行なう。例えば、問合わせタスク1402はハンドオフ失敗メッセージが受信されているか否かを判定する。ハンドオフ失敗メッセージはタスク1214に関して上に説明した。SU300はそれがスケジュール800において予報されまたは衛星400により指令されたハンドオフに参与できない時にハンドオフ失敗メッセージを送信する。
【0084】
ハンドオフ失敗メッセージが受信されていない時、問合わせタスク1404は「劣悪信号(Poor Signal)」メッセージが受信されているか否かを判定する。該劣悪信号メッセージはタスク910に関して前に述べた。該劣悪信号メッセージはSU300が衛星400とのそのリンク112を失う危険があることを指示する。該劣悪信号メッセージが受信された時、衛星400は1つまたはそれ以上の種々の任意選択的な行動をとることができる。例えば、タスク1406において、衛星400はそのSU300への送信の電力レベルを増強することができる。タスク1406を考慮し、かつハンドオフ失敗メッセージがタスク1402において検出された時、任意選択的なタスク1408はハンドオフを強行することができる。前記ハンドオフ失敗および劣悪信号メッセージはSU300にとって信号がより良好なセルの識別子(identity)を含むことができる。したがって、タスク1408において、衛星400はハンドオフコマンドをSU300に送信することができる。もちろん、衛星400がそのようなコマンドを送信することは必ずしも必要ではなく、かつ衛星400は、例えば、もし示唆されたセルにおけるトラフィック条件が過大であるかあるいはもし示唆されたセルが近い将来にインアクティブになろうとしている可能性がある場合にそのようなコマンドの送信をやめることができる。タスク1408の後、タスク1410が行なわれて問題(Problem)メッセージがその呼に関与しているSU300にサービスしているSO500に送られる。該問題メッセージは衛星400によって行なわれるなんらかの行動の記述とともにハンドオフ失敗または劣悪信号メッセージをSO500に報告する。SO500は統計的な目的のためスケジュールを改訂しおよび/またはそのようなメッセージを追跡できる。
【0085】
タスク1410の後あるいはタスク1404が劣悪信号メッセージが受信されていないことを判定した時、問合わせタスク1412は呼が失われているか否かを判定する。この判定は信号強度を調べることにより、受信機402からのロックパラメータを監視することにより、あるいは任意の他の便宜的な様式で行なうことができる。衛星400が呼が失われていると判定した場合、タスク1414はその呼の対向端末に対し必要とされるホールド要求メッセージを通信リンク106および108を介して送信しそれによって該対向端末が衛星400に向けてデータを送信するのを停止させかつある期間の間データが到来しないことを知るようにする。タスク1414の後、問合わせタスク1416は再接続メッセージが受信されているか否かを判定する。
【0086】
再接続メッセージはSU300が前に述べたようにネットワーク116へのアクセスを獲得しかつその呼を継続することを希望することを指示する。もし再接続メッセージが受信されていなければ、問合わせタスク1418はタイムアウト期間が経過したか否かを判定する。このタイムアウト期間はその呼に対しネットワーク資源をさらに長くサービスするよりはその呼をドロップすべきである時を経過させるためにセットされる。タイムアウト期間が経過していない限り、プログラム制御はタスク1416にループバックして再接続メッセージのための判定を行なう。前記タイムアウト期間が経過した時、プログラム制御はこの呼に関する進行呼処理1400を退出する。衛星400は次に呼を終了させるためのステップ(図示せず)を行なう。
【0087】
再接続メッセージが最終的に受信された時、タスク1420はその要求をあたかも衛星400がハンドオフの発生源(source)であったかのように取扱うことができる。特に、タスク1302に関して上に説明した、呼データはその呼がそこにハンドオフされるべきセル200のコントローラへ転送することができる。もちろん、このコントローラは同じ衛星400であっても良く、かつ呼が失われた同じセル200において再接続しても良い。さらに、タスク1420はSU300に制御メッセージを送信し該SU300に来るべき通信のために使用するためトラフィックチャネルのアイデンティティを通知することができる。タスク1420の後、タスク1422は衛星400にソース側のセルにおけるSU300との通信を停止させる。もちろん、ハンドオフの後、通信は衛星内ハンドオフのために他のセルにおいて開始することができる。通信を停止することにより、呼のデータは消去されあるいはSO500に送信され、かつ前記呼によって前に使用されていたトラフィックチャネルは他の呼によって使用するために空きとなる。タスク1422の後、プログラム制御はこの呼に関する進行呼処理1400を退出する。
【0088】
問合わせタスク1424はタスク1412が前記進行中の呼が失われていないことを判定した場合に判定される。タスク1424はこの呼に対する現在のセルがその呼を他のセルにハンドオフすることを要求されているか否かを判定する。該要求は衛星内ハンドオフに対してはSU300からあるいは衛星間ハンドオフに対しては他の衛星400から来る。いずれの場合も、プログラム制御はタスク1420に進み、前に述べたように、呼の記録を目標セルのコントローラに転送する。
【0089】
タスク1424がそれがハンドオフのソースとして行動することを要求されていないことを判定した場合、タスク1426は衛星400がハンドオフの目標として行動することを要求されているか否かを判定する。タスク1424は処理1400によって示唆される全ての進行中の呼に関して実際に行なわれないかもしれないが、それはその呼はハンドオフが生じた後まで前記目標セルに対して進行していないからである。それにもかかわらず、タスク1424はここでは衛星内ハンドオフのために含まれおり、かつ実質的に同様のタスクが衛星間ハンドオフに対して行なわれる。
【0090】
タスク1424が衛星400によって制御される特定のセル200がハンドオフの目標となることを要求されていることを判定した場合、タスク1428は現在その呼を処理しているセルのコントローラに呼のデータの要求を送信する。衛星内ハンドオフに対しては、この要求は前記呼のデータが現在保持されているメモリ410のアドレスの決定を表す。衛星間ハンドオフに対しては、この要求は通信リンク108を介してその呼の現在のソース側の衛星400に送られる。好ましくは、トラフィックチャネル割当てが行なわれかつ呼データに対する要求とともに通信される。いったん、前記呼のデータがソース側のセルのコントローラから得られかつSU300が前記目標セルに対するハンドオフのトラフィックチャネル割当てを通知されれば、タスク1430が行なわれて割当てられた目標トラフィックチャネルによって通信を開始する。タスク1430は前記呼のデータによって特定される時点が生じるまで待機することを含むことができる。
【0091】
タスク1430の後、かつタスク1426が衛星400がハンドオフの目標となることを要求されていないものと判定した場合、問合わせタスク1432が前記呼の対向端末からなんらかの制御メッセージが受信されているか否かを判定する。もしそのようなメッセージが受信されていれば、タスク1434は適切な行動をとる。例えば、タスク1434はもしホールド要求メッセージが受信されれば呼を待機させることができ、タスク1434はもしホールド解除メッセージが受信されれば前のホールドを解除することができ、あるいはタスク1434はルーティング変更メッセージに応答してルーティングデータを変更することができる。該ルーティングデータはデータパケットを前記呼の対向端末に導く上で使用され、かつルーティング変更は前記呼の対向端末近くのハンドオフから生じ得る。
【0092】
タスク1434の後またはタスク1432が前記呼の対向端末から制御メッセージが受信していないことを判定した場合に、プログラム制御は前記進行中の呼に影響を与え得る種々の条件を再び調べるためにタスク1402にループバックする。もちろん、当業者は進行呼処理1400は、呼の終了の検出(図示せず)のような、伝統的に進行中の呼を管理することに関連する他のタスクを含むことができる。
【0093】
図15および図16は、ハンドオフをサポートするためにSO500によって行なわれる呼セットアップ処理および進行呼処理1500および1600それぞれのフローチャートを示す。当業者は図15〜図16に関して以下に説明する処理はSO500のメモリ510におかれたプログラム命令により制御されることを理解するであろう。さらに、当業者はSO500はいずれかの与えられた時間において任意の数の呼を処理することができかつ図15〜図16に関して以下に説明する処理はSO500によって処理される各々呼に対し独立に実行できることを理解するであろう。
【0094】
呼セットアップ処理1500は呼をセットアップする上で従来より行なわれているが呼をハンドオフすることには関係しない任意の数のタスクを含むことができる。例えば、処理1500は呼の記録(図示せず)を確立し、呼のID(図示せず)を割当て、かつメッセージをどのようにして被呼パーティ(図示せず)に導くかを決定することができる。他の呼セットアップタスクに加えて、処理1500はタスク1502を行なう。タスク1502はSO500がサービスしているかつセットアップされている呼に対するパーティであるSU300の位置を決定する。SU300の位置は位置決め状態602およびタスク702に関して述べたように、SU300によって供給されるデータから直接または間接的に決定される。
【0095】
タスク1502の後、タスク1504はセル200の種々のものを通るSU300に対する来るべき進路(トラック:track)を予測する。この予測は図2に関して前に述べた、セル位置データ、SU300に対する位置データ、および現在の実時間(real time)に応答する。前記予測は図8に関して前に述べた、スケジュール800の長さに対応する期間の間SU300のトラックをシミュレートすることができる。図2に示される、トラック206はこの予測の1つの仮定的な図式的表示例を表す。好ましい実施例においては、このトラックはSU300の側では移動がないものと仮定して予測される。むしろ、該トラックはタスク1502において前述のようにして得られたデータで示された位置に関する衛星400およびそれらのセル200の移動をシミュレートすることから生じる。
【0096】
タスク1504の後、タスク1506はスケジュール800を発生し、かつスケジュール800を衛星400とSU300とに送信する。前に述べたように、スケジュール800は時間項目802にSU300がセル境界をわたる可能性のある第1の瞬間を指示させることによりタイミング的なエラーを補償し、かつスケジュール800は1つのセル200が確実性を持って予測できない場合に複数のチャネル/セルアイデンティティ項目804を含めることにより位置的なエラーを補償することができる。タスク106の後、プログラム制御はこの1つの呼に関して進行呼処理1600に進む。
【0097】
図16は、特定の呼に関するハンドオフをサポートする上でSO500によって行なわれる進行呼(Ongoing Call)処理1600のフローチャートを示す。処理1600は呼のハンドオフに関係しないが進行中の呼の管理の上で従来より行なわれている数多くのタスクを行なうことができる。例えば、処理1600は呼の終了を示すメッセージに応答しかつそのようなメッセージ(図示せず)に応答して呼の記録を終了させることができる。
【0098】
進行中の呼を管理するために処理1600によって行なわれる他のタスクに加えて、処理1600はこの呼に関して衛星400から問題(Problem)メッセージが受信されているか否かを判定するために問い合わせタスク1602を行なう。問題メッセージは衛星400においてハンドオフ失敗または劣悪信号メッセージの受信を報告するためにSO500に送信される。前記問題メッセージはSU300がスケジュール800がもともとカバーすることを意図していたよりも長い期間の間呼を継続したことを表示することができる。もしそのようなメッセージが受信されれば、タスク1604は、SU300が良好な信号を有するものと判定した他のセルの識別子のような、前記メッセージとともに得られる何らかのデータを任意選択的に分析し、かつスケジュール800を改定または拡張することができる。タスク1604がスケジュール800を改定または拡張した後、タスク1606は任意選択的に前記改定されたスケジュール800を衛星400に送信することができる。衛星400はこのSU300に対するハンドオフを調整する上で使用するためにスケジュール800のそのバージョン(version)を改訂できる。改訂されたまたは拡張されたスケジュール800がSU300に必ず送信されなければならない理由はない。タスク1606の後、かつタスク1602がこの呼に関する問題メッセージの受信を検出しなかった場合、プログラム制御はプロセス1600のスタートにループバックする。
【0099】
本発明が上で好ましい実施例に関して説明された。しかしながら、当業者は本発明の範囲から離れることなくこれらの好ましい実施例において変更および修正を行なうことが可能なことを認識するであろう。例えば、当業者は、制御可能なプロセッサがSU300、衛星400、およびSO500の各々に配置されているから、上で述べた各処理は示されたものと異なる方法で分配できることを理解するであろう。例えば、衛星400はスケジュール800を保持しかつスケジュール800をSU300に送信しないようにすることができ、あるいはSO500はスケジュール800を保持しかつスケジュール800をSU300または衛星400のいずれかに送信しないようにすることができる。衛星400またはSO500は次に必要に応じてスケジュールデータをSU300に通信することができる。さらに、当業者はここに提示されたフローチャートは本発明を教示することを意図したものでありかつ必ずしもフローチャート化に適していないプログラムフローを実施するために異なる技術を考案できることを理解するであろう。特に、ここで説明した各々のタスクはプログラムフローが背景タスクまたは他のタスクを行なうために割り込みを受けることができる。当業者に明らかなこれらおよび他の変更および修正は本発明の範囲内に含まれるものと考える。
【0100】
地球に関して移動する複数のセルを投影するセルラ通信システムにおける、セルの間の加入者ユニットの通信をハンドオフする方法が説明され、該方法は、第1のセルにおける加入者ユニットの位置を決定する段階、前記決定段階に応答して、前記加入者ユニットが将来存在し得る第2のセルおよび前記加入者ユニットが前記第2のセルに存在し得る時に対応する来るべきタイミングを予定する段階、そして前記加入者ユニットとの通信を前記予定段階にしたがって前記第2のセルに転送する段階を具備する。
【0101】
前記方法はさらに、前記予定段階に先立ち、前記加入者ユニットを含む呼を開始する段階を具備し、かつ前記予定段階は前記開始段階が行なわれる時間に応じて行なわれる。
【0102】
前記方法はさらに、前記呼が失われているか否かを決定する段階、前記決定段階が前記呼が失われていることを指示した後に前記加入者ユニットがその中で通信できる再接続セルを識別する段階、および前記再接続セルによって前記加入者ユニットと通信を再開する段階を具備する。
【0103】
前記方法はさらに、前記第2のセルにおいて通信が行なわれる信号強度を監視する段階、そして前記監視段階が前記信号強度が所定のレベルより低いことを示した場合に前記加入者ユニットがその中で通信できる代わりのセルを識別する段階を具備する。
【0104】
前記予定段階はさらに前記加入者ユニットが将来存在し得る第3のセルおよび前記加入者ユニットが前記第3のセルに存在し得る時に対応する第2の来るべきタイミングを予定または計画する段階を具備する。前記方法はさらに、第3のセルを予定する段階に応答して、前記加入者ユニットが前記第3のセルにおいて通信できるか否かを判定する段階、および前記加入者ユニットが前記第3のセルにおいて通信できる場合に前記加入者ユニットの通信を前記第3のセルに転送する段階を具備する。
【0105】
前記予定段階はさらに前記加入者ユニットが将来存在し得る第3のセルおよび前記加入者ユニットが前記第3のセルに存在し得る時に対応する第2の来るべきタイミングを予定する段階を具備する。前記方法はさらに前記加入者ユニットが前記第3のセルにおいて通信できるか否かを判定する段階、前記加入者ユニットは前記第3のセルにおいて通信できるか否かを判定する段階が前記加入者ユニットが前記第3のセルにおいて通信できないことを示した場合に前記加入者ユニットがその中で通信することができる目標セルを識別する段階、そして前記加入者ユニットの通信を前記目標セルに転送する段階を具備する。
【0106】
前記予定段階はさらに前記加入者ユニットが将来存在し得る第3および第4のセルそして前記加入者ユニットが前記第3および第4のセルの内の1つまたはそれ以上に存在し得るときに対応する第2の来るべきタイミングを予定する段階をさらに具備する。前記方法はさらに、前記加入者ユニットが前記第3および第4のセルの双方において通信できるか否かを判定する段階、前記加入者ユニットが前記第3および第4のセルの双方において通信できるか否かを判定する段階が前記加入者ユニットが前記第3および第4のセルの双方において通信できることを示した場合に前記第3および第4のセルの内の1つを選択する段階、そして前記加入者ユニットの通信を前記第3および第4のセルの内の選択された1つに転送する段階を具備する。
【0107】
前記選択段階は前記第3および第4のセルに関連するチャネルにおける信号の強度を監視する段階を具備する。
【0108】
前記方法はさらに、地球を周回する第1の衛星から前記第2および第3のセルを投影する段階、および地球を周回する第2の衛星から前記第4のセルを投影する段階を具備する。前記選択段階は前記第3および第4のセルに関連するチャネルに対する信号強度がほぼ等しい場合に前記第3のセルを選択する段階を具備する。
【0109】
地球の上を移動する複数のセルを投影するセルラ通信システムにしたがって加入者ユニットを動作させる方法が説明され、該方法は、前記セルの内の第1の1つによって、チャネルの識別子にタイミングデータを関連させるスケジュールを受信する段階であって、前記チャネル識別子は前記セルの内の第2のものに関連しているものを具備する。前記方法はまた、前記スケジュールからのタイミングデータにより示された時間が生じたことを判定するために実時間を監視する段階、および前記監視段階に応じて通信を前記第1のセルから前記第2のセルに転送する段階を具備する。
【0110】
前記方法はさらに、前記監視段階に応答し、その識別子がタイミングデータと関連して前記スケジュールに掲げられているチャネルが前記第2のセルにおける通信が可能であることを示しているか否かを判定する段階、および前記判定段階が前記第2のセルにおける通信が可能であることを示している場合に前記転送段階を行なう段階を具備する。
【0111】
前記受信段階は前記加入者ユニットを含む呼を開始する段階の間に前記スケジュールを受信する段階、および前記開始段階が行なわれる時間に応答して前記スケジュールのタイミングデータを提供する段階を具備する。
【0112】
前記方法はさらに、前記第2のセルにおいて通信が行なわれる信号強度を監視する段階、および前記監視段階が前記信号強度が所定のレベルより低いことを示した場合に前記加入者ユニットが通信できる代わりのセルを識別する段階を具備する。
【0113】
前記方法はさらに、前記呼が失われたか否かを判定する段階、前記判定段階が前記呼が失われていることを示した場合にその中で前記加入者が通信できる再接続セルを識別する段階、そして前記再接続セルによって通信を再開する段階を具備する。
【0114】
前記受信段階は、複数のタイミングデータ項目を対応する複数のチャネル識別子と関連させるスケジュールを受信する段階を具備し、かつ前記複数のチャネル識別子は対応する複数のセルと関連している。
【0115】
前記受信段階は、第2のチャネル識別子と関連した第2のタイミングデータをさらに含むスケジュールを受信する段階を具備し、前記第2のチャネル識別子は前記セルの内の第3のものに関連している。前記方法はさらに、前記スケジュールからの前記第2のタイミングデータにより示された時間が生じたことを判定するために実時間を監視する段階、その識別子が前記スケジュールに掲げられている前記第2のチャネルが前記第3のセルにおける通信が可能であることを示しているか否かを判定する段階、前記判定段階が加入者ユニットが前記第3のセル内で通信できないことを示した場合にその中で該加入者ユニットが通信できる目標セルを識別する段階、そして前記加入者ユニットの通信を前記目標セルに転送する段階を具備する。
【0116】
前記受信段階は、第2および第3のチャネル識別子に関連する第2のタイミングデータをさらに含むスケジュールを受信する段階を具備し、前記第2および第3のチャネル識別子は、それぞれ、第3および第4のセルに関連している。前記方法はさらに、それらの識別子が前記スケジュールに掲げられている前記第2および第3のチャネルが前記第3および第4のセルの双方における通信が可能であることを示しているか否かを判定する段階、前記判定段階が前記加入者ユニットが前記第3および第4のセルの双方において通信できることを示した場合に前記第3および第4のセルの内の1つを選択する段階、そして前記加入者ユニットの通信を前記第3および第4のセルの内の選択された1つに転送する段階を具備する。
【0117】
前記選択段階は前記第2および第3のチャネルにおける信号の強度を監視する段階を具備する。
【0118】
前記方法はさらに、地球を周回する第1の衛星から前記第2および第3のセルを投影する段階、そして地球を周回する第2の衛星から前記第4のセルを投影する段階を具備し、かつ前記選択段階はさらに前記第2および第3のチャネルに対する信号強度がほぼ等しい場合に前記第3のセルを選択する段階を具備する。
【0119】
計画されたハンドオフを備えたセルラ通信システムが述べられており、該システムは、地球に関して移動するように周回する複数の衛星を具備し、該衛星は集合的に複数のセルを地球に向けて投影する。前記システムはさらに、前記セルの内の第1の1つによって前記衛星の1つとデータ通信する加入者ユニットを具備し、該加入者ユニットは該加入者ユニットのための位置を示すデータを提供するための位置決め装置を含む。前記システムはさらに、前記位置決め装置に応答して、前記複数のセルの内の第2のセルにおいて使用されるチャネルを前記加入者ユニットが前記第2のセル内に存在し得る時を示すタイミングデータと関連させるスケジュールを発生するためのスケジューラを具備し、かつさらに、前記スケジューラに結合され、前記加入者ユニットのための通信を前記スケジュールにしたがって第2のセルに転送するための手段を具備する。
【0120】
前記セルラ通信システムはさらに、前記スケジューラおよび前記加入者ユニットとのデータ通信において、前記加入者ユニットを含む呼を開始するための手段を具備し、かつ前記スケジューラは前記タイミングデータが前記呼が開始された時間に応じたものとなるよう構成されている。
【0121】
前記開始するための手段は前記スケジュールを前記呼を開始する前に前記加入者ユニットに転送するよう構成されている。
【0122】
前記加入者ユニットは、前記第2のセルにおいて通信が行なわれる信号強度を監視するための手段、そして、前記監視手段によって監視された信号強度が所定のレベルより低下した時その中で前記加入者ユニットが通信できる代わりのセルを識別するための手段を具備する。
【0123】
前記スケジューラは前記スケジュールが前記複数のセルの内の第3のセル内で使用される第2のチャネルを前記加入者ユニットが前記第3のセル内に存在する時を示す第2のタイミングデータと関連させるように構成され、そして前記加入者ユニットは、前記加入者ユニットが前記第3のセルにおいて通信できるか否かを判定するための手段、前記判定手段に結合され前記加入者ユニットが前記第3のセル内で通信できない場合に前記加入者ユニットが通信できる目標セル(target cell)を識別するための手段、そして前記識別手段に結合され前記加入者ユニットの通信を前記目標セルに転送するための手段を具備する。
【0124】
前記スケジューラは前記スケジュールが前記複数のセルの内の第3および第4のセルにおいて使用される、それぞれ、第2および第3のチャネルを前記加入者ユニットが前記第3および第4のセルの内の1つまたはそれ以上の中にある時を示す第2のタイミングデータと関連付けるように構成されている。前記加入者ユニットは、前記加入者ユニットが前記第3および第4のセルの双方において通信できるか否かを判定するための手段、前記判定手段に結合され前記加入者ユニットが前記第3および第4のセルの双方において通信できる場合に前記第3および第4のセルの内の1つを選択するための手段、そして前記選択手段に結合され前記加入者ユニットの通信を前記第3および第4のセルの内の前記選択された1つに転送するための手段を具備する。
【0125】
計画されたハンドオフを受けかつ複数の移動するセルを投影するセルラ通信システムにしたがって動作する加入者ユニットが説明され、該加入者ユニットは、前記複数の移動するセルの内の第1のセルにおいて行なわれる通信によってタイミングデータをチャネルの識別子と関連させるスケジュールを受信するためのスケジュール受信機を具備し、前記チャネル識別子は前記複数の移動するセルの内の第2のセルと関連している。前記加入者ユニットはまた前記スケジュール受信機に結合され前記スケジュールからのタイミングデータによって示される時間が発生したことを判定するために実時間を監視するためのタイマ、および該タイマに結合され前記スケジュールにしたがって前記第1のセルから前記第2のセルに通信を転送するための手段を具備する。
【0126】
前記加入者ユニットはさらに、前記スケジュール受信機に、前記タイマにおよび前記転送手段に結合されてその識別子が前記タイミングデータと関連して前記スケジュールに掲げられているチャネルが前記第2のセルにおける通信が可能であることを示しているか否かを判定するための手段を具備する。
【0127】
前記加入者ユニットはさらに、前記スケジュール受信機に結合されて前記加入者ユニットを含む呼を開始するための手段、前記呼開始手段に結合されて前記呼の間に通信が行なわれる信号強度を監視するための手段、そして前記監視手段に結合されて前記信号強度が所定のレベルより低い場合に前記加入者ユニットがその中で通信できる代わりのセルを識別するための手段を具備する。
【0128】
前記スケジュール受信機は前記呼を開始する前に前記スケジュールを受信するよう構成されている。
【0129】
前記加入者ユニットはさらに前記呼開始手段に結合されて前記呼が失われているか否かを判定するための手段、前記判定手段に結合され前記呼が失われている場合に前記加入者ユニットが通信できる再接続セルを識別するための手段、そして前記識別手段に結合され前記再接続セルを介して通信を再開するための手段を具備する。
【0130】
前記スケジュールはさらに第2のチャネル識別子と関連された第2のタイミングデータを含み、前記第2のチャネル識別子は前記複数の移動するセルの内の第3のセルと関連している。前記タイマは前記スケジュールからの第2のタイミングデータによって示される時間が生じたことを判定するよう構成されている。前記加入者ユニットはさらに前記スケジュール受信機に結合されその識別子が前記スケジュールに掲げられている第2のチャネルが前記第3のセルにおける通信が可能であることを示しているか否かを判定するための手段、該判定手段に結合され前記加入者ユニットが前記第3のセル内で通信できない場合に前記加入者ユニットが通信できる目標セルを識別するための手段、そして前記識別手段に結合されて前記加入者ユニットの通信を前記目標セルに転送するための手段を具備する。
【0131】
前記スケジュールはさらに前記第2および第3のチャネル識別子と関連された第2のタイミングデータを含み、前記第2および第3のチャネル識別子は前記複数の移動するセルの、それぞれ、第3および第4のセルと関連している。前記加入者ユニットはさらに、前記スケジュール受信機に結合されそれらの識別子が前記スケジュールに掲げられている前記第2および第3のチャネルが前記第3および第4のセルの双方において通信が可能であることを示しているか否かを判定するための手段、前記判定手段に結合され前記加入者ユニットが前記第3および第4のセルの双方において通信可能である場合に前記第3および第4のセルの内の1つを選択するための手段、そして該選択手段に結合され前記加入者ユニットの通信を前記第3および第4のセルの内の選択された1つに転送するための手段を具備する。
【0132】
【発明の効果】
以上要するに、本発明はセルラ通信システムにおけるセルの間の通信をハンドオフするための改善されたシステムおよび方法を提供する。本発明は少なくとも大きな割合のハンドオフが信号強度の監視の必要性なしに行なうことができるようにハンドオフを計画する。計画されたハンドオフは相対的な信号強度よりもむしろ主として時間の関数として発生する。計画されたハンドオフは乏しいランダムアクセスチャネルおよび2次制御チャネルによる通信を制限しかつ数多くの加入者ユニットが一度にランダムアクセスチャネルを使用することを希望する状況を防止することによりネットワーク資源および加入者ユニットの電力を節約する。本発明は信号強度が最大より低いかもしれないセルに対し通信のハンドオフを可能にし総合的なネットワークの目標を満たすことを可能にする。計画されたハンドオフはセルがインアクティブになる場合に生じ得るハンドオフをひとまとまにして処理する上で特に有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施できるセルラ通信ネットワークをサポートする環境を示すレイアウト図である。
【図2】前記ネットワークによって発生できるセルのフットプリントの間の相対的な方向を示す図式的説明図である。
【図3】前記ネットワークの加入者ユニット部分のブロック図である。
【図4】前記ネットワークの衛星部分を示すブロック図である。
【図5】前記ネットワークの交換局部分を示すブロック図である。
【図6】前記加入者ユニットによって行なわれる処理の状態を示す状態図である。
【図7】前記加入者ユニットによって行なわれる呼セットアップ処理を示すフローチャートである。
【図8】前記加入者ユニット、衛星および交換局の内の1つまたはそれ以上のメモリ部分において維持されるスケジュールを示すブロック図である。
【図9】前記加入者ユニットにおいて行なわれる進行呼処理を示すフローチャートである。
【図10】前記加入者ユニットによって行なわれる喪失信号処理を示すフローチャートである。
【図11】前記加入者ユニットによって行なわれるハンドオフ処理を示すフローチャートである。
【図12】前記加入者ユニットによって行なわれるハンドオフ確認処理を示すフローチャートである。
【図13】前記衛星によって行なわれる呼セットアップ処理を示すフローチャートである。
【図14】前記衛星によって行なわれる進行呼処理を示すフローチャートである。
【図15】前記交換局によって行なわれる呼セットアップ処理を示すフローチャートである。
【図16】前記交換局によって行なわれる進行呼処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 システム環境
102 衛星集団
104 地球
106 RF通信リンク
108 データ通信リンク
110 公衆交換電気通信ネットワーク
112 データ通信リンク
114 衛星測位システム
116 ネットワーク
118 軌道
200 セル
202 フットプリント
204 オーバラップ
206 トラック
300 加入者ユニット
302 通信ネットワーク送受信機
304 受信機
306 プロセッサ
308 入力/出力セクション
310 タイマ
312 メモリ
400 衛星
402 受信機
404,412 バッファ
406 プロセッサ
408 タイマ
410 メモリ
414 送受信機
500 交換局
502 通信ネットワーク送受信機
504 プロセッサ
506 I/Oセクション
508 タイマ
510 メモリ
512 PSTNインタフェース

Claims (4)

  1. 衛星(400)が地球(104)に関して移動する複数のセル(200)を投影するセルラ通信システム(116)における、セル(200)の間で加入者ユニットの通信をハンドオフする方法であって、
    第1のセル(200)における加入者ユニット(300)の位置を決定する段階(1502)、
    前記決定する段階(1502)に応じて、前記加入者ユニット(300)が将来存在し得る第2のセル(200)および前記加入者ユニット(300)が前記第2のセル(200)に存在し得る時に対応する来るべきタイミングを予定する段階(1506)、
    前記第2のセル(200)および前記来るべきタイミングを前記加入者ユニット(300)において受信する段階(1506)、そして
    前記加入者ユニット(300)によって判定される前記来るべきタイミングの発生に応じて、前記加入者ユニット(300)との通信を前記予定する段階(1506)に従って前記第2のセル(200)に転送する段階(1208)、
    を具備することを特徴とするセル(200)の間で加入者ユニットの通信をハンドオフする方法。
  2. 衛星(400)が地球(104)の上を移動する複数のセル(200)を投影するセルラ通信システム(116)によって加入者ユニット(300)を動作させる方法であって、
    前記セル(200)の内の第1の1つによって、タイミングデータ(802)をチャネル識別子(804)と関連させるスケジュール(800)を受信する段階(704)であって、前記チャネル識別子(804)は前記セル(200)の内の第2の1つと関連しているもの、
    前記スケジュール(800)からの前記タイミングデータ(802)によって示される時間が生じたことを判定するために実時間を監視する段階(916)、そして
    前記監視する段階(916)に応答して、前記タイミングデータによって示される前記時間が発生したことに応じて、前記第1のセル(200)から前記第2のセル(200)へと通信を転送する段階(1208)、
    を具備することを特徴とするセルラ通信システム(116)によって加入者ユニット(300)を動作させる方法。
  3. 計画されたハンドオフを備えたセルラ通信システム(116)であって、
    地球(104)に関して移動するように周回する複数の衛星(400)であって、該衛星(400)は集合的に前記地球(104)の方向に複数のセル(200)を投影するもの、
    前記セル(200)の内の第1の1つによって前記衛星(400)の1つとデータ通信する加入者ユニット(300)であって、該加入者ユニット(300)は前記加入者ユニット(300)のための位置を示すデータを提供するために位置決め受信機(114,304,306)を含むもの、
    前記位置決め受信機(114,304,306)に応答して前記複数のセル(200)の内の第2のセル(200)において使用されるチャネルを前記加入者ユニット(300)が前記第2のセル(200)内に存在し得る時を示すタイミングデータ(802)と関連させるスケジュール(800)を発生するためのスケジューラ(306)であって、前記スケジュール(800)はハンドオフ決定において使用するため前記加入者ユニット(300)に送られるもの、そして
    前記スケジューラ(306)に結合され、前記加入者ユニット(300,304,306)によって決定される前記タイミングデータの発生に応じて、前記スケジュール(800)にしたがって前記加入者ユニット(300)のための通信を前記第2のセル(200)に転送するための手段(302,306)、
    を具備することを特徴とする計画されたハンドオフを備えたセルラ通信システム(116)。
  4. 計画されたハンドオフを受けかつ衛星(400)が複数の移動するセル(200)を投影するセルラ通信システム(116)にしたがって動作する加入者ユニット(300)であって、
    前記複数の移動するセル(200)の内の第1のセル(200)において行なわれる通信によって、タイミングデータ(802)をチャネル識別子(804)と関連させるスケジュール(800)を受信するためのスケジュール受信機(302,306)であって、前記チャネル識別子(804)は前記複数の移動するセル(200)の内の第2のセル(200)と関連しているもの、
    前記スケジュール受信機(302,306)に結合され前記スケジュール(800)からの前記タイミングデータ(802)によって示される時間が生じたことを判定するために実時間を監視するためのタイマ(310)、そして
    前記タイマ(310)に結合され前記スケジュール(800)にしたがって、前記タイミングデータ(802)の発生に応じて、前記第1のセル(200)から前記第2のセル(200)へと通信を転送するための手段(302,306)、
    を具備することを特徴とする加入者ユニット(300)。
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