JP3581400B2 - 画像処理装置およびその方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は画像処理装置およびその方法に関し、例えば、画像形成装置に画像を高速出力させる画像処理装置およびその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1はページ記述言語(以下「PDL」という)などによって表されるベクタデータをラスタデータに展開し、画像形成装置に転送して画像出力を行うシステムを示す図である。同図において、202はPDLデータをラスタデータに展開するPDLインタプリタで、PDL対応プリンタ201の内部に組み込まれているものや、あるいは同図(b)に示すように、ホストコンピュータ203と出力装置(複写機)204との通信を制御するインタフェイスユニット205にPDLインタプリタ202が存在するものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例においては、次のような問題点があった。
【0004】
図1に示したシステムは、PDLインタプリタ機能とラスタ画像データのみを扱うような処理とを同時に実現することを考えた場合、ハードウェア構成が不適当であり、また後述するような「ダブルバッファモード」という概念も存在しない。
【0005】
一方、図2はラスタデータのみを扱い、複数の画像の登録・レイアウト・編集などを行うシステムを示す図である。同図に示す処理装置206においては、「ダブルバッファモード」を採用しているとしても、画像タイプに応じて、画像形成装置の動作を止めることなく連続に処理を行うような高速処理は行われていない。
【0006】
図3から図5はPDLデータの展開方法の一例を説明する図である。
【0007】
図3の例は、シアンC,マゼンタM,イエローY,ブラックKの画像データをそれぞれ格納する四つのメモリを備え、PDLインタプリタはPDLデータをCMYKの四色のラスタデータに展開して、それぞれのメモリに格納する仕組みである。また、図4の例は、一つのメモリに1ページ目,2ページ目,3ページ目,…と連続に画像展開を行う仕組みである。例えば、レッドR,グリーンG,ブルーBの三色に展開する場合は、RGBRGBRGB…というように、メモリの最下位アドレスから連続に配置される。
【0008】
しかし、図3の例は四色分のメモリが必要になる欠点があり、図3と図4の例はPDLによる画像処理に重点をおいたハードウェア構成であり汎用性に欠け、例えば、ラスタ画像データによる複数画像の登録・レイアウト・色処理などを行う機能も同時に実現しようとする場合には、このようなメモリ構成は不適切である。
【0009】
ラスタ画像データを扱う画像処理装置としても使用可能な汎用性のあるハードウェア構成を考えた場合は、図5に示すように、一つのメモリで構成され、ページ区切りをもたない構成が望ましい。ただし、このような構成のメモリを備えても、そのメモリへPDLデータを展開(CPUモード)した後、画像形成装置へ展開画像を出力(VIDEOモード)し、その画像出力を待って、再びPDLデータを展開することになる上、画像形成装置の画像形成処理も中断されることになり、高速な画像出力は得られない。
【0010】
本発明は、上述の問題を解決するためのもので、可能な場合は、画像形成装置の画像形成プロセスを停止させずに、画像を連続に高速出力させることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の目的を達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0012】
本発明にかかる画像処理装置は、画像データを入力する入力手段と、前記画像データを蓄積する少なくとも二つの記憶部を有する蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積された画像データから得た、その画像データの特性に応じた画像形成条件を画像形成装置に設定し、前記画像データを前記画像形成装置へ出力して画像形成させる出力手段とを備え、前記出力手段は、前記蓄積手段の少なくとも二つの記憶部それぞれに蓄積された画像データの特性が異なる場合でも、前記画像形成装置に設定した画像形成条件から、それら画像の連続形成が可能と判断すれば、前記画像形成装置の画像形成プロセスを停止させることなく、それら画像を連続形成させることを特徴とする。
【0013】
本発明にかかる画像処理方法は、画像データを入力し、前記画像データを少なくとも二つの記憶部に蓄積し、前記記憶部に蓄積した画像データから得た、その画像データの特性に応じた画像形成条件を画像形成装置に設定し、前記記憶部に蓄積した画像データを前記画像形成装置へ出力して画像形成させる際に、前記少なくとも二つの記憶部それぞれに蓄積された画像データの特性が異なる場合でも、前記画像形成装置に設定した画像形成条件から、それら画像の連続形成が可能と判断すれば、前記画像形成装置の画像形成プロセスを停止させることなく、それら画像を連続形成させることを特徴とする。
【0014】
【実施例】
以下、本発明にかかる一実施例の画像処理装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
前述した問題を解決するためには「ダブルバッファモード」と呼ばれるメモリ構成を用いることが望ましい。具体的には、図5に示したようなメモリ構成を少なくとも二組用意して、それぞれCPUモードとVIDEOモードで制御できるようにする。この「ダブルバッファモード」を用いれば、一方のメモリから画像データを出力している最中に、もう一方のメモリを用いてPDLデータを展開することが可能になる。
【0016】
しかし、例えダブルバッファを備えても、二つのメモりに展開されている画像の如何にかかわらず、一方のメモリの画像を出力した後、必ずその画像形成動作を一旦停止し、もう一方のメモリの画像の出力要求を受信すると再び画像形成動作を開始するという動作を繰返したのでは、画像形成装置の停止と起動を繰返すことになり、無駄な時間を費やして、高速な処理は望めない。とくに高速処理が要求されるPDLデータに対応した出力装置などでは、できるだけ画像形成動作を止めることなく、連続して画像を形成することが望ましい。
【0017】
本発明はこのような問題をも解決するものであり、以下でその詳細を説明する。
【0018】
【第1実施例】
図6は本発明にかかる一実施例の画像処理装置の構成例を示すブロック図である。
【0019】
同図において、100は本実施例の主要部分、101は画像データ入力制御部、102と103は画像データ蓄積部、104は画像データ出力制御部、110は本実施例に接続されたプリンタなどの画像形成装置で、以下、順を追って、構成それぞれについて詳細に説明する。なお、画像データ蓄積部は二つに限定されるものではなく、二つ以上いくつあっても構わない。また、図6には示さないが、本実施例は、画像データ蓄積部や外部記憶装置などに蓄積された複数の画像の登録・レイアウト・編集などの処理を行う画像登録部や編集処理部を備えることもできる。
【0020】
図7は画像データ入力制御部101の詳細な構成例を示すブロック図であり、ここでは画像データ入力制御部101がPDLデータをメモリにラスタ展開する機能を有するものとする。
【0021】
同図において、401はデータ受信部、402はデータ展開制御部、403はメモリ制御部、404は通信制御部である。
【0022】
ユーザにより、図示しないホストコンピュータ上のアプリケーションソフトウェアで作成したPDLで記述された画像データ、つまりPDLデータやラスタ画像データは、ホストコンピュータと本実施例の間の通信路を介して、データ受信部401に渡される。受信されたPDLデータは、データ展開制御部402に渡されてラスタ画像データに展開される。受信されたまたは展開されたラスタ画像データは、メモリ制御部403の制御の下にメモリ、つまり画像データ蓄積部102または103に蓄積される。
【0023】
メモリ制御部403は、メモリのハード的な初期化や設定を制御するものである。また、通信制御部404は、データ展開制御部402から制御され、画像データ出力制御部104へ出力を要求するコマンド、例えばPRINTコマンドなどを発行したり、画像データの特性を画像データ画像データ出力制御部104に伝えたりするものである。さらに、通信制御部404は、画像形成装置110の状態を画像データ入力制御部101へ伝える役目も果たす。なお、メモリ制御部403は、画像データ蓄積部102と103を、主に図5に示したようなメモリ構成にして例えば面順次の画像データを蓄積させるが、必要に応じて図4に示したようなメモリ構成にして例えば点順次の画像データを蓄積させることもできる。さらに、所定ライン幅のバンドに分割した画像データを蓄積させることもできる。
【0024】
次に、画像データ蓄積部102と103について説明する。画像データ蓄積部102と103は、画像データを記憶するためのメモリであり、ともに同じ性質のものである。これらは、それぞれ独立に、メモリ制御部403から制御される。メモリ制御部403は、例えば、データ展開制御部402を構成するCPUから画像データ蓄積部102に画像データを書込むために、画像データ蓄積部102をCPUからの書込モード(CPUモード)に設定し、同時に、画像データ蓄積部103から画像データを出力するために、画像データ蓄積部103を画像出力モード(VIDEOモード)に設定することが可能である。
【0025】
図8は画像データ出力制御部104の詳細な構成例を示すブロック図である。
【0026】
同図において、501はメモリ(画像データ蓄積部102と103)に格納された画像データの読出しを制御するメモリ制御部、502は画像データ出力制御部104全体を制御する中央制御部、503は通信制御部404との通信を行う通信制御部、504は画像形成装置110との間でコマンドとステータスのやり取りを行う通信制御部である。
【0027】
メモリ制御部501は、画像データ蓄積部102または103に蓄積されている画像データの出力が要求された場合、メモリ制御を行うゲートアレイ(不図示)などに、出力する画像の先頭アドレスなどを設定する。
【0028】
通信制御部503は、通信制御部404から例えば画像データの出力要求(PRINTコマンド)を受信した場合は、中央制御部502に同コマンドの受信を通知し、また、画像の出力が終了した場合は、その出力枚数やエラー終了していないかなどの情報を通信制御部404へ通知する。なお、通信制御部404は、通信制御部503から通知された情報をデータ展開制御部402などへ通知する。さらに、通信制御部503は、出力を要求されている画像データの特性も受信する。この画像データの特性には、例えば、画像サイズ、データ形式(RGB,CMYK,二値,グレースケールなど)、先頭アドレス、画像処理の種類などがある。
【0029】
通信制御部504は、中央制御部502の制御の下で画像形成装置110と通信を行う。例えば、画像処理装置110に対して、画像出力を行う際は「PRINTコマンド」を発行し、画像出力を停止したいときは「STOPコマンド」を発行する。また、画像形成装置110からそのステータスを受信し、出力枚数、セットされている記録紙のサイズ、オプション機能の状態、エラーの発生状況などを認識して中央制御部502へ通知する。
【0030】
中央制御部502は、通信制御部504から通知された画像形成装置110の状態を通信制御部503を介して画像データ入力制御部101へ伝えたり、逆に、通信制御部503を介して画像データ入力制御部101から出力要求コマンドなどを受取った場合は、通信制御部504を介して画像形成装置110にコマンドを発行する役割を担う。また、画像データ蓄積部102または103から読出された画像データは、中央制御部502の出力要求に同期して、通信制御部504を介して画像形成装置110に送られ、画像が出力される。
【0031】
次に、中央制御部502の処理の詳細について説明する。
【0032】
画像データ蓄積部102と画像データ蓄積部103にロードされた画像データを、イメージ601とイメージ602とする。図9はイメージ601とイメージ602を構成する各画像パラメータのすべてが同一の場合を示す図であり、図10はそれらの画像パラメータが異なる場合を示す図で、画像サイズ(横幅、高さ)のパラメータが異なる例を示している。また、これらの図においては、コマンドや画像データの伝送を行う通信制御部やその経路などを省略して示す。
【0033】
イメージ601が出力可能な状態になると、中央制御部502に対して画像パラメータとプリントコマンドが発行される。中央制御部502は、画像形成装置110にその画像パラメータに応じた設定を行った後、出力を実行するが、イメージ601を出力している最中にイメージ602が出力可能な状態になると、イメージ601の場合と同様に、中央制御部502に対してイメージ602の画像パラメータとプリントコマンドを発行する。ここで、このイメージ602の画像パラメータが出力中のイメージ601のパラメータとすべて同じ場合(例えば図9)、中央制御部502は、要求されたイメージ601の出力枚数を出力した後も画像形成装置110の画像形成プロセスを一旦停止させることなく、次に出力が要求されているイメージ602の画像データを画像形成装置110へ出力する。なお、ここでいう画像形成プロセスの一旦停止とは、より具体的に説明すると、画像形成装置110が電子写真方式の複写機であれば、ドラムの回転を止めることである。
【0034】
一方、出力中のイメージ601の画像パラメータとイメージ602の画像パラメータとがその一部でも異なる場合(例えば図10)は、中央制御部502は、要求されたイメージ601の出力枚数を出力した時点で画像形成装置110の画像形成プロセスを一旦終了させ、次に出力が要求されているイメージ602の画像パラメータを画像形成装置110に設定した後、イメージ602の画像データを出力する。
【0035】
このように、画像データ蓄積部102と103は前述した「ダブルバッファ」として動作する。
【0036】
図11は上述した中央制御部502の制御手順の一例を示すフローチャートである。
【0037】
同図において、ステップS1でプリントコマンドを受信するのを待機し、同コマンドを受信するとステップS2へ進み、画像出力を要求されている画像データの画像パラメータに応じて画像形成条件を画像形成装置110に設定した後、その画像データを画像形成装置110へ出力する。
【0038】
続いて、ステップS2で、画像形成装置110の画像出力が終了したか否かを判定して、終了すればステップS4へ進んで画像形成装置110の画像形成プロセスを停止させた後、ステップS1へ戻る。また、画像形成装置110が画像出力中の場合はステップS5へ進む。
【0039】
ステップS5で、次のプリントコマンドを受信したか否かを判定し、次のプリントコマンドを受信した場合はステップS6へ進み、そうでない場合はステップS3へ戻る。
【0040】
次のプリントコマンドを受信した場合は、ステップS6で、現在画像出力中の画像パラメータと、次に画像出力する画像データの画像パラメータとを比較して、両パラメータが一致すればステップS7で現在の画像出力が終了するのを待ち、終了するとステップS3へ戻って、次の画像データを画像形成装置110へ出力する。一方、画像パラメータが異なる場合はステップS8で現在の画像出力が終了するのを待ち、終了するとステップS4へ進んで、画像形成装置110の画像形成プロセスを停止させた後、ステップS1へ戻って、次の画像データの出力手順を開始する。
【0041】
以上説明したように、本実施例によれば、メモリを二つのパートで個々に制御可能なダブルバッファモードをもたせ、入力されたPDLデータをラスタデータに展開して出力する機能と、ラスタデータとして入力されたを複数の画像にレイアウトなどの編集処理を施した後に出力する機能とを、略同時に実行可能なハードウェア構成を備えて、さらに画像形成動作を停止することなく、画像を連続に高速出力することができる。
【0042】
【第2実施例】
以下、本発明にかかる第2実施例の画像処理装置を説明する。なお、第2実施例において、第1実施例と略同様の構成については、同一符号を付して、その詳細説明を省略する。
【0043】
図12は第2実施例の中央制御部502の制御手順の一例を示すフロチャートである。なお、図11と同一の処理を行うステップについては、同一符号を示して、その詳細説明を省略する。
【0044】
第一のイメージの出力を指示するプリントコマンドを受信して、その第一のイメージの画像出力を行っている最中に、第二のイメージの出力を指示するプリントコマンドを受信した場合、第1実施例は、両イメージの画像パラメータを単純に比較して、その一部でも異なれば画像形成プロセスを一旦停止するものであった。これに対して、第2実施例は、画像パラメータが異なっていても、図12に示すステップS9で画像形成装置110の現在の画像形成条件を判定して、画像形成条件を変えることなく、次の画像データが出力可能であると判断した場合は、画像を連続で出力するものである。ここで、画像形成装置110が出力可能か否かを判断する方法として、次のようなものが考えられる。
【0045】
1) 予めパラメータの許容範囲を登録しておく
【0046】
2) 画像形成装置110と通信を行って確認する
【0047】
3) パラメータとは別にフラグを設け指示を与える
【0048】
以上説明した各実施例において、第一のイメージを出力が終了した後、さらに第一のイメージを蓄積していたメモリに新たな画像データ(第三のイメージ)を蓄積し、第二のイメージを出力している最中に第三のイメージの出力準備ができれば、この第三のイメージを出力するプリントコマンドを画像形成装置110へ送信することも可能である。このような手順で、第一のイメージ,第二のイメージ,第三のイメージ,…と連続的に画像を出力することにリ、高速な処理が可能になる。
【0049】
なお、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0050】
また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、少なくとも二つの記憶部それぞれに蓄積された画像データの特性が異なっていても、それら画像が連続形成が可能と判断すれば、画像形成装置の画像形成プロセスを停止させることなく、それら画像を連続に高速出力させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】PDLデータをラスタデータに展開し、画像形成装置に転送して画像出力を行うシステムを示す図、
【図2】ラスタデータのみを扱い、複数の画像の登録・レイアウト・編集などを行うシステムを示す図、
【図3】画像メモリの構成例を示す図、
【図4】画像メモリの構成例を示す図、
【図5】画像メモリの構成例を示す図、
【図6】本発明にかかる一実施例の画像処理装置の構成例を示すブロック図、
【図7】画像データ入力制御部の詳細な構成例を示すブロック図、
【図8】画像データ出力制御部の詳細な構成例を示すブロック図、
【図9】二つのイメージを構成する各画像パラメータのすべてが同一の場合を示す図、
【図10】二つのイメージを構成する画像パラメータが異なる場合を示す図、
【図11】中央制御部の制御手順の一例を示すフローチャート、
【図12】本発明にかかる第2実施例の中央制御部の制御手順の一例を示すフロチャートである。
【符号の説明】
101 画像データ入力制御部
102,103 画像データ蓄積部
104 画像データ出力制御部
110 画像形成装置
401 データ受信部
402 データ展開制御部
403 メモリ制御部
404 通信制御部
501 メモリ制御部
502 中央制御部
503,504 通信制御部

Claims (8)

  1. 画像データを入力する入力手段と、
    前記画像データを蓄積する少なくとも二つの記憶部を有する蓄積手段と、
    前記蓄積手段に蓄積された画像データから得た、その画像データの特性に応じた画像形成条件を画像形成装置に設定し、前記画像データを前記画像形成装置へ出力して画像形成させる出力手段とを備え、
    前記出力手段は、前記蓄積手段の少なくとも二つの記憶部それぞれに蓄積された画像データの特性が異なる場合でも、前記画像形成装置に設定した画像形成条件から、それら画像の連続形成が可能と判断すれば、前記画像形成装置の画像形成プロセスを停止させることなく、それら画像を連続形成させることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記出力手段は、前記蓄積手段の少なくとも二つの記憶部それぞれに蓄積された画像データの連続形成が不可能と判断した場合、それら画像を順次出力する処理の間で前記画像形成プロセスを一旦停止させ、次に出力する画像データの特性に応じて前記画像形成装置の画像形成条件を設定した後、次の画像を形成させることを特徴とする請求項1に記載された画像処理装置。
  3. 前記出力手段は、前記画像データの特性に基づく連続形成の可否を判断するための情報として画像パラメータの許容範囲が予め登録されていることを特徴とする請求項 または請求項2に記載された画像処理装置。
  4. 前記出力手段によって前記少なくとも二つの記憶部の一つに蓄積された画像データを出力するとともに、前記入力手段から他の記憶部へ画像データを入力することが可能であることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載された画像処理装置。
  5. 前記入力手段はページ記述言語で表された画像データをラスタ画像データに展開する展開部を含むことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載された画像処理装置。
  6. 前記蓄積手段は面順次および点順次の画像データの何れでも入力が可能であることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載された画像処理装置。
  7. 前記出力手段は前記面順次および点順次の画像データの何れでも出力が可能であることを特徴とする請求項6に記載された画像処理装置。
  8. 画像データを入力
    前記画像データを少なくとも二つの記憶部に蓄積
    前記記憶部に蓄積した画像データから得た、その画像データの特性に応じた画像形成条件を画像形成装置に設定し、
    前記記憶部に蓄積した画像データを前記画像形成装置へ出力して画像形成させる際に、前記少なくとも二つの記憶部それぞれに蓄積された画像データの特性が異なる場合でも、前記画像形成装置に設定した画像形成条件から、それら画像の連続形成が可能と判断すれば、前記画像形成装置の画像形成プロセスを停止させることなく、それら画像を連続形成させることを特徴とする画像処理方法。
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