JP3580176B2 - 警報システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯可能な識別装置(例えば、ICカード)と、この識別装置から送られてくるデータを受信可能な警報装置とを備えた警報システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
〔場面1:会社への来訪〕
会社に来た来訪者は、一般的に、受付で訪問先や訪問者名を告げる。受付は、これを確認のうえ、行き先を案内する。来訪者は、受付で案内された通り、エレベータに乗るなどして指定された場所へ行く。
【0003】
〔場面2:電車の中(優先席)〕
電車には身障者・老人・妊婦などのために優先席が設けられている。身障者・老人・妊婦などはこの席を優先的に利用することができる。
【0004】
〔場面3:電車の中(指定席)〕
電車には指定席が設けられている。指定席券を購入した人は、座席番号を確認のうえ、指定された席に座る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
〔場面1:会社への来訪〕
来訪者は社内を把握していないため迷うことがある。この場合、目的としていないフロアに行ってしまい、部外者の立ち入りが禁止されている場所へ迷い込んでしまうことがある。故意に行くこともある。また、営業関係の人が売り込みのために、目的としている部署以外に立ち寄って営業を行うケースもあり、社員は余計な売り込みの話を聞くはめになって、仕事の効率が下がる。
【0006】
〔場面2:電車の中(優先席)〕
一般客が優先席に座っていた場合、目の前に立っている人が身障者・老人・妊婦などの優先利用権のある人かどうかが分からず、席を譲るのを躊躇してしまう。一方、身障者・老人・妊婦などの優先利用権のある人は、優先席に座りたくてもなかなか言い出せない。車掌もアナウンスのみで一般客に指導することができない。
【0007】
〔場面3:電車の中(指定席)〕
間違って他の人の指定席に座っていた場合、正規の指定席券を購入している客とトラブルを起こすことがある。また、座席番号が見づらいため、老人には不便である。両手に手荷物を持っていた場合、手荷物をおいて座席番号と指定席券の番号とを照らし合わせるなど、不便である。混雑した場合、1人1人が座席番号と指定席券とを照らし合わせるので、なかなか乗車することができないことがある。車掌が切符をチェックし、キセルを防止しているが、手間がかかる。
【0008】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的とするとこは、識別装置を携帯することにより、その人の行動を助けたり、規制したりすることのできる警報システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本発明は、携帯可能な識別装置と、この識別装置から送られてくるデータを受信可能な警報装置とを設け、識別装置に、所有者に優先利用権があることを示す優先利用権情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段からの優先利用権情報を送信する送信手段とを設け、警報装置に、識別装置から送られてくる優先利用権情報と自己の保有する優先利用権情報とを照合する照合手段と、この照合手段での照合結果が一致した場合に警報を発する警報手段とを設けたものである。
この発明によれば、警報装置は、識別装置から所有者に優先利用権があることを示す優先利用権情報が送られてくると、この優先利用権情報と自己の保有する優先利用権情報とを照合し、その照合結果が一致した場合に警報を発する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施の形態に基づき詳細に説明する。
参考例1:ICタグ入り名札〕
図1は本発明に係る警報システムの実施の形態の説明に入る前の参考例(参考例1)を示す構成図である。同図において、1はICタグ入り名札(ICカード)、2は警報装置、3はエレベータである。警報装置2は各フロアのエレベータ出入り口に設けられている。
【0011】
ICタグ入り名札1は、携帯可能であり、制御部1−1とコイル部1−2とメモリ部1−3とを備えている。メモリ部1−3には、後述する如く、利用可能なフロアを示すフロア情報が受付で書き込まれる。
【0012】
警報装置2は、制御部2−1とICカード送受信部2−2とエレベータ制御部2−3と人検知器2−4と警報器2−5とメモリ部2−6とを備えており、メモリ部2−6にはこの警報装置2が設けられたフロアを示すフロア情報が書き込まれている。
【0013】
図2はエレベータ内制御システムを示す構成図である。同図において、4はエレベータ内制御装置であり、制御部4−1とICカード送受信部4−2とエレベータ制御部4−3と階表示部4−4とを備えている。エレベータ内制御装置4はエレベータ内に設けられている。
【0014】
図3は図1に示した警報システムおよび図2に示したエレベータ内制御システムの運用状況を示すフローチャートである。以下、このフローチャートを参照しながら、これらシステムにおける各部の機能を動作を交えながら説明する。
【0015】
〔受付〕
会社に来た来訪者は(ステップ300)、受付で訪問先や訪問者名を告げる。受付は、これを確認のうえ、ICタグ入り名札(以下、入門バッチと呼ぶ)1を端末(図示せず)にセットし、入門日時および訪問先のあるフロアの階数(利用可能なフロアを示すフロア情報)を書き込み、来訪者へ渡す。なお、ここでは説明上、利用可能なフロアとして9階を示すフロア情報#9が書き込まれるものとする。来訪者はこの入門バッチ1を受け取る(ステップ301)。
【0016】
〔エレベータ入口〕
入門バッチ1を受け取った来訪者は、エレベータの入口まで歩いて行き、このエレベータ入口に入門バッチ1をかざす。すると、エレベータの扉が自動的にあく(ステップ302)。
【0017】
〔エレベータ中〕
エレベータの中に入った来訪者は入門バッチ1をエレベータ中の階表示部にかざす。すると、図2に示したエレベータ内制御装置4から入門バッチ1に非接触で電源が供給され、入門バッチ1の制御部1−1が作動し、メモリ部1−3に書き込まれているフロア情報#9がエレベータ内制御装置4へ送信される。
【0018】
エレベータ内制御装置4における制御部4−1は、入門バッチ1からのフロア情報#9を受けて、このフロア情報#9で示されるフロア階数(9階)を指定階として設定し、その指定をエレベータ制御部4−3を介して階表示部4−4に表示すると共に、エレベータ3を制御して指定階までの運転を行わせる(ステップ303)。
【0019】
〔指定階〕
指定階に達すると自動的にエレベータの扉が開く(ステップ304)。この開かれた扉から来訪者は指定階に入る。ここで、この階のフロアのエレベータ出入り口には、警報装置2が設けられている。来訪者がこの階に入ったことは、先ず、人検知器2−4によって検出される。制御部2−1は人検知器2−4からの情報によりエレベータから人が降りたことを知る。
【0020】
一方、この階に入った来訪者が携帯している入門バッチ1には、警報装置2から非接触で電源が供給され、入門バッチ1の制御部1−1が作動し、メモリ部1−3に書き込まれているフロア情報#9が警報装置2へ送信される。警報装置2における制御部2−1は、入門バッチ1からのフロア情報#9を受けて、メモリ部2−6に書き込まれているフロア情報#9を読み出し、この読み出したフロア情報と入門バッチ1からのフロア情報とを照合する(ステップ305)。
【0021】
この場合、警報装置2におけるフロア情報(#9)と入門バッチ1からのフロア情報(#9)とは一致し、人検知器2−4によって検知された来訪者は受付で指定された階に正しく降りた人であると判断し、警報器2−5は作動させない(ステップ306)。
【0022】
〔指定階以外〕
これに対して、他の人と紛れて、上述した来訪者が指定されていない階(例えば、8階)に降りると、ステップ305でのチェックに際して、警報装置2におけるフロア情報(#8)と入門バッチ1からのフロア情報(#9)とは一致せず、人検知器2−4によって検知された来訪者は受付で指定された階に正しく降りなかった人であると判断し、警報器2−5を作動させる(ステップ307)。これにより、指定された階以外で降りた場合にはブザーが鳴り、周囲に知らされる。
【0023】
このように、この参考例1によれば、指定された階以外ではブザーが鳴るので、来訪者はスムーズかつ迅速に目的としているフロアに行くことができる。また、指定された階以外に故意に降りることが防止され、部外者の立ち入りが禁止されている場所への入室が規制される。また、社員は余計な売り込みの話を聞くケースがなくなり、仕事の効率が上がる。
【0024】
なお、入門バッチ1を携帯していない人がエレベータから降りてきた場合、警報装置2の制御部2−1は入門バッチ1からのフロア情報を確認し得ない。この場合、人検知器2−4によって検知された来訪者は入門バッチ1を携帯していない人であると判断し、警報器2−5を作動させる。これにより、入門バッチ1を携帯していない不審者に対しては、どの階に降りてもブザーが鳴り、周囲に知らされ、会社のセキュリティが守られるものとなる。
【0025】
なお、この参考例1では、来訪者がエレベータから降りた時点でステップ305によるチェックを行い、入門バッチ1からのフロア情報が一致しなかったり、入門バッチ1そのものを携帯していない場合に即座に警報器2−5を作動させるようにしたが、エレベータから所定距離離れた時点で警報器2−5を作動させるようにしてもよい。
【0026】
参考として訪問を終えた場合の運用状況について説明する。訪問を終えた来訪者は、エレベータの入口まで歩いて行き、このエレベータ入口に入門バッチ1をかざす。すると、エレベータの扉が自動的にあく(図4に示すステップ401)。そして、エレベータの中に入り、1階のボタンを押す(ステップ402)。これにより、エレベータが動き、1階に到着し、エレベータが開く(ステップ403)。エレベータを降りた来訪者は、受付に入門バッジ1を返却し(ステップ404)、会社を出る(ステップ405)
【0027】
実施の形態:優先シートタグ〕
図5は本発明に係る警報システムの実施の形態を示す構成図である。同図において、5は優先シートタグ(ICカード)、6は警報装置である。警報装置6は電車の中の優先席に対面する吊革を支えている鉄柱に取り付けられている。
【0028】
優先シートタグ5は、携帯可能であり、制御部5−1とコイル部5−2とメモリ部5−3とを備えている。メモリ部5−3には、所有者が身障者・老人・妊婦などであって、電車内の優先席に対し優先利用権があることを示す優先利用権情報#Aが書き込まれている。
【0029】
警報装置6は、制御部6−1とICカード送受信部6−2とセンサ部6−3と警報器6−4とメモリ部6−5とを備えており、メモリ部6−5にはこの警報装置6が設けられた場所が優先席であることを示す優先利用権情報#Aが書き込まれている。センサ部6−3はカード入れ(図示せず)に付設されており、このカード入れに優先シートタグ5が挿入されているか否かを検出する。カード入れは優先席の窓に設けられている。
【0030】
図6はこの警報システムの運用状況を示すフローチャートである。以下、このフローチャートを参照しながら、このシステムにおける各部の機能を動作を交えながら説明する。
【0031】
身障者・老人・妊婦などに優先シートタグ5を携帯させる。優先シートタグ5を携帯している人が電車に乗車し(ステップ601)、優先席の前に立つと(ステップ602)、優先シートタグ5に警報装置6から非接触で電源が供給され、優先シートタグ5の制御部5−1が作動し、メモリ部5−3に書き込まれている優先利用権情報#Aが警報装置6へ送信される。
【0032】
警報装置6における制御部6−1は、優先シートタグ5からの優先利用権情報#Aを受けて、メモリ部6−5に書き込まれている優先利用権情報#Aを読み出し、この読み出した優先利用権情報#Aと優先シートタグ5からの優先利用権情報#Aとを照合する(ステップ603)。この場合、警報装置2における優先利用権情報#Aと優先シートタグ5からの優先利用権情報#Aとは一致する。
【0033】
ここで、制御部6−1は、センサ部6−3からの情報により、カード入れに既に他の人の優先シートタグ5が挿入されているか否かをチェックし(ステップ604)、他の人の優先シートタグ5が挿入されていなければ、優先シートタグ5を携帯した人が所定時間以上その優先席の前に立っていたことを確認のうえ(ステップ605)、警報器6−4を作動させ(ステップ606)、ブザーを鳴動させる。
【0034】
これにより、優先席に座っている一般の乗客は、目の前に立っている人が身障者・老人・妊婦などの優先利用権を有する人であることを知ることができ、躊躇なく席を譲ることができる。また、身障者・老人・妊婦などの優先利用権のある人は、優先席に座りたい旨を言葉で伝える必要がなく、言い出そうかどうか悩むということがない。また、このブザーの鳴動により、優先席の前に立っている人が一般の乗客であるのか身障者・老人・妊婦などの優先利用権のある人かが明確になるため、車掌から個人へ指導し易くなる。
【0035】
優先シートタグ5をカード入れに挿入すると(ステップ607)、センサ部6−3からの情報を受けて、制御部6−1は警報器6−4の動作を停止させる(ステップ608)。降車駅に着いたら、カード入れから優先シートタグ5を抜き取り(ステップ609)、降車する(ステップ610)。
【0036】
優先席の前に立った人が優先シートタグ5を携帯しておらず、警報装置6において優先シートタグ5からの優先利用権情報#Aとの照合を行い得ない場合や、優先シートタグ5を携帯していてもその人が所定時間経過する前に優先席の前から立ち去った場合には、警報器6−4は作動しない(ステップ611)。
なお、この実施の形態では電車内の優先席を例にとって説明したが、バス内の優先席など、優先利用権を有する各種の場合に同様にして適用可能である。
【0037】
参考例2:IC指定席券〕
図7は他の参考例(参考例2)を示す構成図である。同図において、7はIC指定席券(ICカード)、8は警報装置である。警報装置8は電車の座席の通路側に設けられている。
【0038】
IC指定席券7は、携帯可能であり、制御部7−1とコイル部7−2とメモリ部7−3とを備えている。メモリ部7−3には、所有者に割り当てられた電車内の指定席の番号を示す指定席情報#Bが書き込まれている。この指定席情報#BこのはIC指定席券7の購入時に書き込まれる。
【0039】
警報装置8は、制御部8−1とICカード送受信部8−2と着席検知部8−3と警報器8−4とメモリ部8−5とを備えており、メモリ部8−5にはこの警報装置8が設けられた指定席の番号を示す指定席情報#Bが書き込まれている。着席検知部8−3はこの警報装置8が設けられた指定席への人の着席を検出する。
【0040】
図8はこの警報システムの運用状況を示すフローチャートである。以下、このフローチャートを参照しながら、このシステムにおける各部の機能を動作を交えながら説明する。
【0041】
購入したIC指定席券7を携帯して電車に乗る(ステップ801)。そして、自分に割り当てられた指定席を見つけて着席する(ステップ802)。この指定席への着席は着席検知部8−3からの情報により制御部8−1へ伝えられる。制御部8−1は、この指定席への人の着席を検出して、IC指定席券7に非接触で電源を供給する。この電源の供給を受けて、IC指定席券7の制御部7−1が作動し、メモリ部7−3に書き込まれている指定席情報#Bを警報装置8へ送信する。
【0042】
警報装置8の制御部8−1は、IC指定席券7からの指定席情報#Bを受けて、メモリ部8−5に書き込まれている指定席情報#Bを読み出し、この読み出した指定席情報#BとIC指定席券7からの指定席情報#Bとを照合する(ステップ803)。この場合、警報装置8における指定席情報#BとIC指定席券7からの指定席情報#Bとは一致し、指定席に着席した人は正規の指定席券を購入した人であると判断し、警報器8−4は作動させない(ステップ804)。
【0043】
これに対し、警報装置8における指定席情報#BとIC指定席券7からの指定席情報#Bとが一致しない場合、制御部8−1は、指定席に着席した人は正規の指定席券を購入した人ではないと判断し、警報器8−4を作動させ(ステップ810)、ブザーを鳴動させる。着席した人が指定席から離れると(ステップ811)、制御部8−1は、着席検知センサ8−3からの情報によりその状態を知り、警報器8−4の作動を停止する。これにより、ブザーが鳴りやみ、長時間ブザーが鳴って他の人の迷惑になるということが避けられる。
【0044】
このように、この参考例2によれば、他の人の指定席に座わるとブザーが鳴るので、この席に他の人が座り続けるということがなくなり、正規の指定席券を購入している客とトラブルを起こすことがなくなる。また、老人など、座席番号が見づらい人は、一度座ってみてブザーが鳴らなければ正規の席であることを知ることができ、便利である。また、両手に手荷物を持っていた場合、一度座ってみてブザーが鳴らなければ正規の席であることを知ることができ、手荷物をおいて座席番号と指定席券の番号とを正確に照らし合わせなくても、だいたいの見当で合っていた場合に座ればよく、便利である。また、1人1人の指定席への着席がスムーズに行われることから、停車時間の短縮が図られる。また、車掌にとっては、指定席券を購入した人が正規の席に座っていることを把握できるので、キセル防止のために切符をチェックしなくてもよくなり、手間を省くことができる。
【0045】
なお、この参考例2では、警報装置8に降車駅を知らせるアナウンス機能を設けている。この機能により、降車駅に近づくと(ステップ805のYES)、警報器8−4が作動し、耳元でアナウンスが流れる(ステップ806)。降車駅に近づいたことは、例えば、IC指定席券7からの到着時刻情報から知ることが可能である。このアナウンスに促されて、降車の準備を行うことにより(ステップ807)、他の人に迷惑をかけずにスムーズに降車することができる(ステップ808)。例えば、睡眠をとっていた場合、耳元からのアナウンスによって目を覚ますことができ、目を覚まさずに乗り越してしまうというようなことが防止される。また、車内全体のアナウンスを行わないようにすることが可能となり、睡眠をとっている人を途中駅で起こしてしまうということがなくなる。
なお、この参考例2では電車内の指定席を例にとって説明したが、バス内の指定席など、指定席券を必要とする各種の場合に同様にして適用可能である。
また、上述した実施の形態や参考例1,2では、警報としてブザーを鳴らすものとしたが、ブザーに限られるものでないことは言うまでもなく、警告を表示させたりする等してもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように本発明によれば、携帯可能な識別装置と、この識別装置から送られてくるデータを受信可能な警報装置とを設け、識別装置に、所有者に優先利用権があることを示す優先利用権情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段からの優先利用権情報を送信する送信手段とを設け、警報装置に、識別装置から送られてくる優先利用権情報と自己の保有する優先利用権情報とを照合する照合手段と、この照合手段での照合結果が一致した場合に警報を発する警報手段とを設けたので、識別装置を携帯した人の行動を助けたり、規制したりすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る警報システムの実施の形態の説明に入る前の参考例(参考例1:ICタグ入り名札使用)を示す構成図である。
【図2】参考例1におけるエレベータ内制御システムを示す構成図である。
【図3】参考例1の警報システムおよびエレベータ内制御システムの来訪者訪問時の運用状況を説明するフローチャートである。
【図4】訪問を終えた場合の運用状況を説明するフローチャートである。
【図5】本発明に係る警報システムの実施の形態(優先シートタグ使用)を示す構成図である。
【図6】この警報システムの運用状況を説明するフローチャートである。
【図7】他の参考例(参考例2:IC指定席券使用)を示す構成図である。
【図8】参考例2の警報システムの運用状況を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1…ICタグ入り名札(入門バッチ)、1−1…制御部、1−2…コイル部、1−3…メモリ部、2…警報装置、2−1…制御部、2−2…ICカード送受信部、2−3…エレベータ制御部、2−4…人検知器、2−5…警報器、3…エレベータ、5…優先シートタグ、5−1…制御部、5−2…コイル部、5−3…メモリ部、6…警報装置、6−1…制御部、6−2…ICカード送受信部、6−3…センサ部、6−4…警報器、6−5…メモリ部、7…IC指定席券、7−1…制御部、7−2…コイル部、7−3…メモリ部、8…警報装置、8−1…制御部、8−2…ICカード送受信部、8−3…着席検知器、8−4…警報器、8−5…メモリ部。

Claims (1)

  1. 携帯可能な識別装置と、この識別装置から送られてくるデータを受信可能な警報装置とを備えた警報システムであって、
    前記識別装置は、所有者に優先利用権があることを示す優先利用権情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段からの優先利用権情報を送信する送信手段とを備え、
    前記警報装置は、前記識別装置から送られてくる優先利用権情報と自己の保有する優先利用権情報とを照合する照合手段と、この照合手段での照合結果が一致した場合に警報を発する警報手段とを備えている
    ことを特徴とする警報システム。
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