JP3579938B2 - 脱落防止付イジェクト機構 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ポータブルなパーソナルコンピュータやワードプロセッサー等の電子機器装置に挿入して使用されるICカード等が不用意に装置本体より脱落することのないよう防止する脱落防止付イジェクト機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ダウンサイジング(小型化・軽量化)の傾向により情報伝達の媒体としてメモリカードやインタフェースカードのようなICカードが利用されてきている。このようなICカードは、電子機器装置に設けられるICカード収納部に挿入して使用される。
【0003】
以下に従来のICカ−ド収納部のイジェクト機構について図7を参照しながら説明する。
【0004】
図7(a)に示すように、1はICカ−ド用コネクタ本体、3はICカ−ド、5はイジェクトボタンであり、図7(b)に示すように、ICカ−ド用コネクタ本体1には、コンタクト2が、ICカ−ド3には、ソケット4が構成されている。
【0005】
以上のように構成されたICカ−ド収納部のイジェクト機構について、以下その動作について説明する。
【0006】
まず、ICカード3をICカード収納部であるICカード用コネクタ本体1に挿入する。この状態ではイジェクト金具6がICカード3によって押されるため、回転軸6aを中心に回転し、イジェクト金具6の片端で結合されたイジェクトボタン5はICカード3の挿入方向と逆の方向に移動し、ICカード3の取り付けが完了する。このときICカード3の保持については図7(b)に示すように、ICカード用コネクタ本体1のコンタクト2とICカード3のソケット4との結合による保持力のみで支えるというのが一般的であった。
【0007】
さらに、ICカ−ド3の取り出しは、イジェクトボタン5を押すことによりイジェクト金具6が回転し、ICカ−ド3を押し出す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年のICカードは多機能化が進みカード自身の重量が重くなる傾向がある。従来の構成であるICカードとICカード用コネクタとの保持力のみでの構造では、携帯使用される商品においては脱落の危険があるという欠点を有していた。本発明は上記従来の課題を解決するもので、収納部に挿入されたICカードの脱落防止機能を有する脱落防止付イジェクト機構を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の脱落防止付イジェクト機構は、収納部に挿入された装置の取り出しに使用するイジェクト機構のボタンと、前記装置の収納方向後端よりも突出した前記ボタンの先端部に回転機構、または、スライド機構を有するものである。
【0010】
【作用】
上記構成によりICカードを挿入した際にイジェクトボタンの先端がICカードの脱落方向に対し、ICカードの後端でストッパーになる位置に配置されるのでICカードの脱落防止を可能とする。
【0011】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
【0012】
図1は本発明のイジェクト機構のボタンに回転機構を備えた脱落防止付イジェクト機構の上面図である。図1において、1はICカード用コネクタ本体、3はICカードであり、それぞれは図7(b)に示すように、ICカード用コネクタ本体1のコンタクト2とICカード3のソケット4とにより電気的導通がなされ結合保持される構造を有している。またイジェクト金具6はICカード用コネクタ本体1と回転軸6aによって結合され、さらにイジェクト金具6の片端でイジェクトボタン15の片端と結合されている。
【0013】
図2はイジェクトボタン15の先端構造を示した斜視図であり、イジェクトボタン15とその先端で回転軸15aを中心に回転するICカードストッパーつまみ17とで構成している。
【0014】
以上のように構成された脱落防止付イジェクト機構について、以下その動作及び作用を説明する。
【0015】
まず、ICカード3をICカード収納部であるICカード用コネクタ本体1に挿入する。この状態ではイジェクト金具6がICカード3によって押されるため、回転軸6aを中心に回転し、さらにイジェクト金具6の片端で結合されたイジェクトボタン15はICカード3の挿入方向と逆の方向に移動する。
【0016】
次に図2および図3に示すように、ICカードストッパーつまみ17はICカード3の後端より外へ突き出され、ここでイジェクトボタン15の回転軸15aを中心にICカードストッパーつまみ17をICカード3の後端側へ回転させる。これによってICカード3の脱落方向においてICカードストッパーつまみ17はICカード3の脱落を防止するように配置されることになる。この結果、ポータブルな電子機器装置を携帯使用する場合におけるICカードの不用意な脱落の防止を図ることができる。
【0017】
(実施例2)
以下、本発明の第2の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0018】
図4は本発明のイジェクト機構のボタンにスライド機構を備えた脱落防止付イジェクト機構の上面図である。図4において、1はICカード用コネクタ本体、3はICカードをであり、以上は図1の構成と同様なものである。図1と異なるのはイジェクトボタン15の回転機構からイジェクトボタン25のスライド機構に変えた点である。図5はイジェクトボタン25の先端構造を示した斜視図であり、イジェクトボタン25とその先端でスライドするICカードストッパーつまみ27とで構成している。
【0019】
以上のように構成された脱落防止付イジェクト機構について、以下その動作及び作用を説明する。
【0020】
まず、ICカード3をICカード収納部であるICカード用コネクタ本体1に挿入する。この状態ではイジェクト金具6がICカード3によって押されるため、回転軸6aを中心に回転し、さらにイジェクト金具6の片端で結合されたイジェクトボタン25はICカード3の挿入方向と逆の方向に移動する。
【0021】
次に図5および図6に示すように、ICカードストッパーつまみ27はICカード3の後端より外へ突き出され、ここでイジェクトボタン25先端でICカードストッパーつまみ27をICカード3の後端側へスライドさせる。これによってICカード3の脱落方向においてICカードストッパーつまみ27はICカード3の脱落を防止するように配置されることになる。この結果、第1の実施例と同様の効果を実現することができる。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、携帯使用されるポータブルな電子機器装置に内蔵される本発明の脱落防止付イジェクト機構は、ICカードを取り出すためのイジェクトボタンの先端に回転機構、または、スライド機構を有したICカードストッパーつまみが与えられ、ICカードの脱落方向にストッパーとなるようにICカードストッパーつまみが配置されるので、不用意なICカードの脱落を防止することをでき、これによりデータ破壊や電気的破壊など脱落によって生じる危険を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における回転機構を備えた脱落防止付イジェクト機構の上面図
【図2】本発明の第1の実施例における脱落防止付イジェクト機構のボタン先端の構成を示す斜視図
【図3】本発明の第1の実施例における脱落防止付イジェクト機構の回転機構を示す斜視図
【図4】本発明の第2の実施例におけるスライド機構を備えた脱落防止付イジェクト機構の上面図
【図5】本発明の第2の実施例における脱落防止付イジェクト機構のボタン先端の構成を示す斜視図
【図6】本発明の第2の実施例における脱落防止付イジェクト機構のスライド機構を示す斜視図
【図7】(a)従来例におけるICカードが収納部に挿入される状態を示す上面図
(b)従来例におけるICカードと収納部であるICカード用コネクタとの保持状態を示す断面図
【符号の説明】
1 ICカード用コネクタ本体
3 ICカード
6 イジェクト金具
15 イジェクトボタン
17 ICカードストッパーつまみ
Claims (2)
- 収納部に挿入された装置の取り出しに使用するイジェクト機構のボタンと、前記ボタンに回転機構を有し、その回転軸を中心に、前記装置の収納方向後端よりも突出した前記ボタンの先端部が回転することにより、前記装置の前記収納部からの脱落防止を可能としたことを特徴とする脱落防止付イジェクト機構。
- 収納部に挿入された装置の取り出しに使用するイジェクト機構のボタンと、前記ボタンにスライド機構を有し、前記装置の収納方向後端よりも突出した前記ボタンの先端部がスライドすることにより、前記装置の前記収納部からの脱落防止を可能としたことを特徴とする脱落防止付イジェクト機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31039394A JP3579938B2 (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 脱落防止付イジェクト機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31039394A JP3579938B2 (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 脱落防止付イジェクト機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08167009A JPH08167009A (ja) | 1996-06-25 |
JP3579938B2 true JP3579938B2 (ja) | 2004-10-20 |
Family
ID=18004726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31039394A Expired - Lifetime JP3579938B2 (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 脱落防止付イジェクト機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3579938B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002164121A (ja) | 2000-11-28 | 2002-06-07 | Olympus Optical Co Ltd | カードコネクタ |
-
1994
- 1994-12-14 JP JP31039394A patent/JP3579938B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08167009A (ja) | 1996-06-25 |
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