JP2000003415A - カード型電子機器のコネクタ装置及びカード逆挿し警告装置 - Google Patents
カード型電子機器のコネクタ装置及びカード逆挿し警告装置Info
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- JP2000003415A JP2000003415A JP10168303A JP16830398A JP2000003415A JP 2000003415 A JP2000003415 A JP 2000003415A JP 10168303 A JP10168303 A JP 10168303A JP 16830398 A JP16830398 A JP 16830398A JP 2000003415 A JP2000003415 A JP 2000003415A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】片面のみに端子を持ったカードの表裏が逆に挿
入された場合にカード逆挿しを検知でき、又は逆挿しさ
れても正常に動作できるようにする。 【解決手段】片面のみに端子を持ったＳＳＦＤＣカード
１０を収納するカード収納部内の片面に設けられている
第１の端子の他に、その第１の端子と対向して第２の端
子３８Ａ、３８Ｂを設ける。これらの端子３８Ａ、３８
Ｂ間の導通により（カードが逆挿しされていなければ導
通しない）から、カードの表裏が逆に挿入されたことを
検知することができ、ユーザーに「カード逆挿し」を警
告することができる。また、第２の端子として第１の端
子と同等の端子を設けることによりカードの表裏が逆で
あっても正常にデータの授受等の動作を行うことができ
る。
入された場合にカード逆挿しを検知でき、又は逆挿しさ
れても正常に動作できるようにする。 【解決手段】片面のみに端子を持ったＳＳＦＤＣカード
１０を収納するカード収納部内の片面に設けられている
第１の端子の他に、その第１の端子と対向して第２の端
子３８Ａ、３８Ｂを設ける。これらの端子３８Ａ、３８
Ｂ間の導通により（カードが逆挿しされていなければ導
通しない）から、カードの表裏が逆に挿入されたことを
検知することができ、ユーザーに「カード逆挿し」を警
告することができる。また、第２の端子として第１の端
子と同等の端子を設けることによりカードの表裏が逆で
あっても正常にデータの授受等の動作を行うことができ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はカード型電子機器の
コネクタ装置及びカード逆挿し警告装置に係り、特に片
面のみに端子を持ったメモリカード等のカード型電子機
器が挿抜されるカード型電子機器のコネクタ装置及びカ
ード逆挿し警告装置に関する。
コネクタ装置及びカード逆挿し警告装置に係り、特に片
面のみに端子を持ったメモリカード等のカード型電子機
器が挿抜されるカード型電子機器のコネクタ装置及びカ
ード逆挿し警告装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、片面のみに端子を持ったメモリカ
ードとしてはスマートメディア（ＳＳＦＤＣカード）が
知られている。このＳＳＦＤＣカードには、メモリの種
類、容量、動作電圧（3.3 Ｖ、５Ｖ）等が異なったもの
があり、特に3.3 Ｖ用と５Ｖ用のＳＳＦＤＣカードは、
図３に示すように形態が異なる。
ードとしてはスマートメディア（ＳＳＦＤＣカード）が
知られている。このＳＳＦＤＣカードには、メモリの種
類、容量、動作電圧（3.3 Ｖ、５Ｖ）等が異なったもの
があり、特に3.3 Ｖ用と５Ｖ用のＳＳＦＤＣカードは、
図３に示すように形態が異なる。
【０００３】即ち、図３（Ａ）及び（Ｂ）は、それぞれ
3.3 Ｖ用のＳＳＦＤＣカード１０及び５Ｖ用のＳＳＦＤ
Ｃカード２０を示しており、3.3 Ｖ用のＳＳＦＤＣカー
ド１０は、図３（Ａ）上でカード右上に切欠き部１２を
有しており、５Ｖ用のＳＳＦＤＣカード２０は、図３
（Ａ）上でカード左上に切欠き部２２を有している。ま
た、3.3 Ｖ用のＳＳＦＤＣカード１０及び５Ｖ用のＳＳ
ＦＤＣカード２０は、それぞれ図３上に示す片面のみに
複数の端子パッド（１〜２２番パッド）からなる端子部
１４及び２４が設けられており、これらの端子部１４及
び２４は、１７番パッド（ＳＳＦＤＣの低電圧検出用の
ＬＶＤ端子）が相違する。即ち、端子部１４の１７番パ
ッドは、１２番パッド（ＶＣＣ端子）、２２番パッド
（ＶＣＣ端子）と電気的に接続されているが、端子部２
４の１７番パッドは、電気的に分離されている。尚、１
６及び２６は、それぞれライトプロテクトシールを貼る
位置を示している。
3.3 Ｖ用のＳＳＦＤＣカード１０及び５Ｖ用のＳＳＦＤ
Ｃカード２０を示しており、3.3 Ｖ用のＳＳＦＤＣカー
ド１０は、図３（Ａ）上でカード右上に切欠き部１２を
有しており、５Ｖ用のＳＳＦＤＣカード２０は、図３
（Ａ）上でカード左上に切欠き部２２を有している。ま
た、3.3 Ｖ用のＳＳＦＤＣカード１０及び５Ｖ用のＳＳ
ＦＤＣカード２０は、それぞれ図３上に示す片面のみに
複数の端子パッド（１〜２２番パッド）からなる端子部
１４及び２４が設けられており、これらの端子部１４及
び２４は、１７番パッド（ＳＳＦＤＣの低電圧検出用の
ＬＶＤ端子）が相違する。即ち、端子部１４の１７番パ
ッドは、１２番パッド（ＶＣＣ端子）、２２番パッド
（ＶＣＣ端子）と電気的に接続されているが、端子部２
４の１７番パッドは、電気的に分離されている。尚、１
６及び２６は、それぞれライトプロテクトシールを貼る
位置を示している。
【０００４】ところで、上記ＳＳＦＤＣカード１０のみ
を使用する機器（例えば、デジタルカメラ）は、ＳＳＦ
ＤＣカード１０の表裏が逆に挿入されると、前記切欠き
部１２の位置が左右逆になることを利用し、ＳＳＦＤＣ
カード１０がメカ的に挿入できないように構成されてお
り、ＳＳＦＤＣカード２０のみを使用する機器も同様に
ＳＳＦＤＣカード２０の逆挿しができないように構成さ
れている。
を使用する機器（例えば、デジタルカメラ）は、ＳＳＦ
ＤＣカード１０の表裏が逆に挿入されると、前記切欠き
部１２の位置が左右逆になることを利用し、ＳＳＦＤＣ
カード１０がメカ的に挿入できないように構成されてお
り、ＳＳＦＤＣカード２０のみを使用する機器も同様に
ＳＳＦＤＣカード２０の逆挿しができないように構成さ
れている。
【０００５】これに対し、ＳＳＦＤＣカード１０及び２
０の２種類のカードが使用可能な機器があり、かかる機
器では上記切欠き部１２、２２を利用した逆挿しを防止
する機構が設けられておらず、逆挿しされる場合があ
る。
０の２種類のカードが使用可能な機器があり、かかる機
器では上記切欠き部１２、２２を利用した逆挿しを防止
する機構が設けられておらず、逆挿しされる場合があ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、ＳＳ
ＦＤＣカードが挿入されたか否かの判定（カード検出）
は、カード検出用のＣＤ端子（図３に示す１１番パッ
ド）とカード収納部側の端子との電気的接続に基づいて
行っているが、ＳＳＦＤＣカードが逆挿しされた場合に
は、上記電気的接続が行われないため、カードが挿入さ
れているにもかかわらず「カード無し」としか認識でき
ないという問題がある。
ＦＤＣカードが挿入されたか否かの判定（カード検出）
は、カード検出用のＣＤ端子（図３に示す１１番パッ
ド）とカード収納部側の端子との電気的接続に基づいて
行っているが、ＳＳＦＤＣカードが逆挿しされた場合に
は、上記電気的接続が行われないため、カードが挿入さ
れているにもかかわらず「カード無し」としか認識でき
ないという問題がある。
【０００７】本発明の目的は、片面のみに端子を持った
カードの表裏が逆に挿入された場合にカード逆挿しを判
定でき、又は逆挿しされても正常に動作できるカード型
電子機器のコネクタ装置を提供することにある。本発明
の他の目的は、片面のみに端子を持ったカードの表裏が
逆に挿入された場合にカード逆挿しを判定でき、カード
逆挿しを警告することができるカード逆挿し警告装置を
提供することにある。
カードの表裏が逆に挿入された場合にカード逆挿しを判
定でき、又は逆挿しされても正常に動作できるカード型
電子機器のコネクタ装置を提供することにある。本発明
の他の目的は、片面のみに端子を持ったカードの表裏が
逆に挿入された場合にカード逆挿しを判定でき、カード
逆挿しを警告することができるカード逆挿し警告装置を
提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願請求項１に係るカード型電子機器のコネクタ装
置は、片面のみに端子を持ったカード型電子機器が挿抜
されるカード収納部であって、該カード型電子機器の表
裏逆挿しが可能なカード収納部と、前記カード収納部内
に設けられ前記カード型電子機器の端子と接続可能な第
１及び第２の端子であって、該カード収納部内の互いに
対向する面にそれぞれ配置された第１及び第２の端子
と、を備えたことを特徴としている。
に、本願請求項１に係るカード型電子機器のコネクタ装
置は、片面のみに端子を持ったカード型電子機器が挿抜
されるカード収納部であって、該カード型電子機器の表
裏逆挿しが可能なカード収納部と、前記カード収納部内
に設けられ前記カード型電子機器の端子と接続可能な第
１及び第２の端子であって、該カード収納部内の互いに
対向する面にそれぞれ配置された第１及び第２の端子
と、を備えたことを特徴としている。
【０００９】前記カード収納部側の第１及び第２の端子
のうちの一方の端子は、本願請求項２に記載のようにカ
ード型電子機器が逆挿しされたときのみ該カード型電子
機器の所定の端子と接続される逆挿し検出用の端子であ
り、これによりカード逆挿しを判定することができる。
尚、カード収納部側の第１及び第２の端子をそれぞれ同
様のものとすれば、カードの表裏が逆に挿入されても正
常に動作できる。
のうちの一方の端子は、本願請求項２に記載のようにカ
ード型電子機器が逆挿しされたときのみ該カード型電子
機器の所定の端子と接続される逆挿し検出用の端子であ
り、これによりカード逆挿しを判定することができる。
尚、カード収納部側の第１及び第２の端子をそれぞれ同
様のものとすれば、カードの表裏が逆に挿入されても正
常に動作できる。
【００１０】本願請求項３に係るカード逆挿し警告装置
は、前記カード型電子機器のコネクタ装置と、前記逆挿
し検出用の端子の出力に基づいて前記カード型電子機器
の逆挿しを検出する逆挿し検出手段と、該検出手段によ
って前記カード型電子機器の逆挿しが検出されると、逆
挿しを警告する警告手段とを有することを特徴としてい
る。これにより、カードの逆挿しを認識することができ
る。
は、前記カード型電子機器のコネクタ装置と、前記逆挿
し検出用の端子の出力に基づいて前記カード型電子機器
の逆挿しを検出する逆挿し検出手段と、該検出手段によ
って前記カード型電子機器の逆挿しが検出されると、逆
挿しを警告する警告手段とを有することを特徴としてい
る。これにより、カードの逆挿しを認識することができ
る。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るカード型電子機器のコネクタ装置及びカード逆挿し警
告装置の好ましい実施の形態について詳説する。図１
（Ａ）乃至（Ｄ）はそれぞれ本発明に係るカード型電子
機器のコネクタ装置の断面図であり、カード型電子機器
としてＳＳＦＤＣカード１０（図３参照）を使用する場
合に関して示している。
るカード型電子機器のコネクタ装置及びカード逆挿し警
告装置の好ましい実施の形態について詳説する。図１
（Ａ）乃至（Ｄ）はそれぞれ本発明に係るカード型電子
機器のコネクタ装置の断面図であり、カード型電子機器
としてＳＳＦＤＣカード１０（図３参照）を使用する場
合に関して示している。
【００１２】図１において、コネクタ装置３０は、ＳＳ
ＦＤＣカード１０及び２０を使用することができるデジ
タルカメラ等に内蔵されており、主としてカード収納部
本体３２と、ポップアップ部材３４と、第１の端子３６
Ａ、３６Ｂと、第２の端子３８とを有している。前記第
１の端子３６Ａ、３６Ｂは、それぞれカード収納部本体
３２の内側の一方の面に配設されている。端子３６Ａ
は、ＳＳＦＤＣカード１０の端子パッド１４Ａ（１〜１
１番パッド（図３（Ａ）参照）とそれぞれ電気的に接続
される複数の端子であり、端子３６Ｂは、ＳＳＦＤＣカ
ード１０の端子パッド１４Ｂ（１２〜２２番パッド）と
それぞれ電気的に接続される複数の端子である。
ＦＤＣカード１０及び２０を使用することができるデジ
タルカメラ等に内蔵されており、主としてカード収納部
本体３２と、ポップアップ部材３４と、第１の端子３６
Ａ、３６Ｂと、第２の端子３８とを有している。前記第
１の端子３６Ａ、３６Ｂは、それぞれカード収納部本体
３２の内側の一方の面に配設されている。端子３６Ａ
は、ＳＳＦＤＣカード１０の端子パッド１４Ａ（１〜１
１番パッド（図３（Ａ）参照）とそれぞれ電気的に接続
される複数の端子であり、端子３６Ｂは、ＳＳＦＤＣカ
ード１０の端子パッド１４Ｂ（１２〜２２番パッド）と
それぞれ電気的に接続される複数の端子である。
【００１３】ポップアップ部材３４は、カード収納部本
体３２内においてカード抜き差し方向に移動自在に配設
されるとともに、図示しないバネ部材によってカード排
出方向に付勢にされている。そして、ポップアップ部材
３４は、後述するようにカード収納部本体３２が奥行き
端に移動するごとに、前記バネ部材の付勢力に抗してそ
の移動がロックされる状態と、ロックが解除される状態
とを繰り返すように構成されている。
体３２内においてカード抜き差し方向に移動自在に配設
されるとともに、図示しないバネ部材によってカード排
出方向に付勢にされている。そして、ポップアップ部材
３４は、後述するようにカード収納部本体３２が奥行き
端に移動するごとに、前記バネ部材の付勢力に抗してそ
の移動がロックされる状態と、ロックが解除される状態
とを繰り返すように構成されている。
【００１４】第２の端子３８は、カード収納部本体３２
の内側の他方の面（第１の端子３６Ａ、３６Ｂと反対側
の面）に設けられており、後述するようにＳＳＦＤＣカ
ード１０の表裏が逆に挿入された場合に、そのＳＳＦＤ
Ｃカード１０の１番パッド（ＧＮＤ端子）と１１番パッ
ド（ＣＤ端子）とにそれぞれ電気的に接続される２つの
端子である。
の内側の他方の面（第１の端子３６Ａ、３６Ｂと反対側
の面）に設けられており、後述するようにＳＳＦＤＣカ
ード１０の表裏が逆に挿入された場合に、そのＳＳＦＤ
Ｃカード１０の１番パッド（ＧＮＤ端子）と１１番パッ
ド（ＣＤ端子）とにそれぞれ電気的に接続される２つの
端子である。
【００１５】次に、上記構成のコネクタ装置３０にＳＳ
ＦＤＣカード１０を装填し、またコネクタ装置３０から
ＳＳＦＤＣカード１０を排出する場合について説明す
る。図１（Ａ）はポップアップ部材３４がカードイジェ
クト位置にあり、かつＳＳＦＤＣカード１０の先端がポ
ップアップ部材３４の奥行き端の係合部３４Ａに係合し
ている状態に関して示している。また、ポップアップ部
材３４がカードイジェクト位置にある場合には、第１の
端子３６Ａ、３６Ｂはそれぞれポップアップ部材３４の
押下部材３５Ａ、３５Ｂに当接し、ＳＳＦＤＣカード１
０と非接触となるように押し下げられている。
ＦＤＣカード１０を装填し、またコネクタ装置３０から
ＳＳＦＤＣカード１０を排出する場合について説明す
る。図１（Ａ）はポップアップ部材３４がカードイジェ
クト位置にあり、かつＳＳＦＤＣカード１０の先端がポ
ップアップ部材３４の奥行き端の係合部３４Ａに係合し
ている状態に関して示している。また、ポップアップ部
材３４がカードイジェクト位置にある場合には、第１の
端子３６Ａ、３６Ｂはそれぞれポップアップ部材３４の
押下部材３５Ａ、３５Ｂに当接し、ＳＳＦＤＣカード１
０と非接触となるように押し下げられている。
【００１６】図１（Ａ）に示す状態からＳＳＦＤＣカー
ド１０を図１（Ｂ）に示す位置に押し込むと、ＳＳＦＤ
Ｃカード１０の端子パッド１４Ａ、１４Ｂは、それぞれ
カード収納部本体３２側の第１の端子３６Ａ、３６Ｂと
接触し始める。図１（Ｃ）はＳＳＦＤＣカード１０を押
し切り位置まで押し込んだ状態を示しており、図１
（Ｄ）はその後、ＳＳＦＤＣカード１０の後端から手を
離し、ＳＳＦＤＣカード１０がロックされた状態（即
ち、ポップアップ部材３４がロックされた状態）を示し
ている。即ち、ＳＳＦＤＣカード１０を図１（Ｃ）に示
す押し切り位置まで押し込んだのち、ＳＳＦＤＣカード
１０から手を離すと、図１（Ｄ）に示すようにポップア
ップ部材３４は排出方向にわずかに戻ったのちロックさ
れる。そして、このロック状態にあるときには、ＳＳＦ
ＤＣカード１０の端子パッド１４Ａ、１４Ｂは、それぞ
れカード収納部本体３２側の第１の端子３６Ａ、３６Ｂ
と良好に接触できるようになっている。
ド１０を図１（Ｂ）に示す位置に押し込むと、ＳＳＦＤ
Ｃカード１０の端子パッド１４Ａ、１４Ｂは、それぞれ
カード収納部本体３２側の第１の端子３６Ａ、３６Ｂと
接触し始める。図１（Ｃ）はＳＳＦＤＣカード１０を押
し切り位置まで押し込んだ状態を示しており、図１
（Ｄ）はその後、ＳＳＦＤＣカード１０の後端から手を
離し、ＳＳＦＤＣカード１０がロックされた状態（即
ち、ポップアップ部材３４がロックされた状態）を示し
ている。即ち、ＳＳＦＤＣカード１０を図１（Ｃ）に示
す押し切り位置まで押し込んだのち、ＳＳＦＤＣカード
１０から手を離すと、図１（Ｄ）に示すようにポップア
ップ部材３４は排出方向にわずかに戻ったのちロックさ
れる。そして、このロック状態にあるときには、ＳＳＦ
ＤＣカード１０の端子パッド１４Ａ、１４Ｂは、それぞ
れカード収納部本体３２側の第１の端子３６Ａ、３６Ｂ
と良好に接触できるようになっている。
【００１７】このようにしてＳＳＦＤＣカード１０が正
しく装填され、ＳＳＦＤＣカード１０の端子パッド１４
Ａ、１４Ｂと、カード収納部本体３２側の第１の端子３
６Ａ、３６Ｂとが接触すると、これらの端子を介してカ
ード検出を行うことができるとともに、所要の電源供給
やデータの授受等を行うことができる。次に、図１
（Ｄ）に示す状態にあるＳＳＦＤＣカード１０を取り出
す場合には、再びＳＳＦＤＣカード１０を図１（Ｃ）に
示す押し切り位置まで押し込む。これによりポップアッ
プ部材３４のロック状態が解除されるため、その後、Ｓ
ＳＦＤＣカード１０から手を離すと、ポップアップ部材
３４によってＳＳＦＤＣカード１０は、図１（Ａ）に示
すカードイジェクト位置まで排出される。
しく装填され、ＳＳＦＤＣカード１０の端子パッド１４
Ａ、１４Ｂと、カード収納部本体３２側の第１の端子３
６Ａ、３６Ｂとが接触すると、これらの端子を介してカ
ード検出を行うことができるとともに、所要の電源供給
やデータの授受等を行うことができる。次に、図１
（Ｄ）に示す状態にあるＳＳＦＤＣカード１０を取り出
す場合には、再びＳＳＦＤＣカード１０を図１（Ｃ）に
示す押し切り位置まで押し込む。これによりポップアッ
プ部材３４のロック状態が解除されるため、その後、Ｓ
ＳＦＤＣカード１０から手を離すと、ポップアップ部材
３４によってＳＳＦＤＣカード１０は、図１（Ａ）に示
すカードイジェクト位置まで排出される。
【００１８】図２は本発明に係るカード逆挿し警告装置
の実施の形態を示す概略図である。同図において、３８
Ａ、３８Ｂは図１に示した第２の端子３８の２つの端子
であり、前述したようにＳＳＦＤＣカード１０が逆挿し
されると、そのＳＳＦＤＣカード１０の１番パッド（Ｇ
ＮＤ端子）と１１番パッド（ＣＤ端子）とにそれぞれ電
気的に接続されるようになっている。また、端子３８Ａ
は抵抗Ｒを介して所定の電源Ｖと接続され、端子３８Ｂ
はカード収納部本体３２側のグランドに接続されてい
る。
の実施の形態を示す概略図である。同図において、３８
Ａ、３８Ｂは図１に示した第２の端子３８の２つの端子
であり、前述したようにＳＳＦＤＣカード１０が逆挿し
されると、そのＳＳＦＤＣカード１０の１番パッド（Ｇ
ＮＤ端子）と１１番パッド（ＣＤ端子）とにそれぞれ電
気的に接続されるようになっている。また、端子３８Ａ
は抵抗Ｒを介して所定の電源Ｖと接続され、端子３８Ｂ
はカード収納部本体３２側のグランドに接続されてい
る。
【００１９】従って、図２に示すようにＳＳＦＤＣカー
ド１０が逆挿しされ、端子３８ＡがＳＳＦＤＣカード１
０の１番パッドに接続され、端子３８Ｂが１１番パッド
と接続されると、端子３８Ａ、３８Ｂ間が導通され、端
子３８Ａの電位は、グランドと同じローレベル（Ｌレベ
ル）となる。一方、図１に示すようにＳＳＦＤＣカード
１０の表裏が正しく挿入された場合には、端子３８Ａ、
３８Ｂは、ＳＳＦＤＣカード１０の裏面に接触するが、
ＳＳＦＤＣカード１０の裏面全体は非導電部材で構成さ
れているため、端子３８Ａ、３８Ｂ間が導通されること
はない。そして、この場合には、端子３８Ａの電位は、
ハイレベル（Ｈレベル）となる。
ド１０が逆挿しされ、端子３８ＡがＳＳＦＤＣカード１
０の１番パッドに接続され、端子３８Ｂが１１番パッド
と接続されると、端子３８Ａ、３８Ｂ間が導通され、端
子３８Ａの電位は、グランドと同じローレベル（Ｌレベ
ル）となる。一方、図１に示すようにＳＳＦＤＣカード
１０の表裏が正しく挿入された場合には、端子３８Ａ、
３８Ｂは、ＳＳＦＤＣカード１０の裏面に接触するが、
ＳＳＦＤＣカード１０の裏面全体は非導電部材で構成さ
れているため、端子３８Ａ、３８Ｂ間が導通されること
はない。そして、この場合には、端子３８Ａの電位は、
ハイレベル（Ｈレベル）となる。
【００２０】このように端子３８Ａの電位に基づいてＳ
ＳＦＤＣカード１０の表裏が逆に挿入されたこと検知す
ることができる。そしてカード逆挿しが検知されると、
例えば「カード逆挿し」を示す表示を図示しない表示器
で行い、ユーザーにカード逆挿しを警告する。また、こ
のカード逆挿し警告装置は、図１に示した第１の端子３
６Ａ、３６ＢのうちのＳＳＦＤＣカード１０のＣＤ端子
と接続される端子の出力に基づいてカード検出も行って
おり、その検出出力と、上記端子３８Ａ、３８Ｂによる
検出出力とにより、「カード逆挿し」の他に「カード無
し」も判別し、これを表示できるようになっている。
ＳＦＤＣカード１０の表裏が逆に挿入されたこと検知す
ることができる。そしてカード逆挿しが検知されると、
例えば「カード逆挿し」を示す表示を図示しない表示器
で行い、ユーザーにカード逆挿しを警告する。また、こ
のカード逆挿し警告装置は、図１に示した第１の端子３
６Ａ、３６ＢのうちのＳＳＦＤＣカード１０のＣＤ端子
と接続される端子の出力に基づいてカード検出も行って
おり、その検出出力と、上記端子３８Ａ、３８Ｂによる
検出出力とにより、「カード逆挿し」の他に「カード無
し」も判別し、これを表示できるようになっている。
【００２１】尚、この実施の形態では、端子３８Ａ、３
８Ｂをそれぞれ１番パッド（ＧＮＤ端子）と１１番パッ
ド（ＣＤ端子）とに対応する位置に設けるようにした
が、これに限らず、１２番パッド（ＶＣＣ端子）及び２
２番パッド（ＶＣＣ端子）に対応して設けるようにして
もよい。また、上記逆挿し検出用の端子３８Ａ、３８Ｂ
のみに限らず、逆挿しされてＳＳＦＤＣカード１０の全
ての端子パッド（１〜２２番パッド）にそれぞれ接続可
能な第２の端子を、第１の端子３６Ａ、３６Ｂと反対側
の面に設けるようにしてもよい。これによれば、ＳＳＦ
ＤＣカード１０、２０（図３参照）がどのように挿入さ
れてもデータの授受等の動作をすることができ、逆挿し
を気にせずに使用することができる。
８Ｂをそれぞれ１番パッド（ＧＮＤ端子）と１１番パッ
ド（ＣＤ端子）とに対応する位置に設けるようにした
が、これに限らず、１２番パッド（ＶＣＣ端子）及び２
２番パッド（ＶＣＣ端子）に対応して設けるようにして
もよい。また、上記逆挿し検出用の端子３８Ａ、３８Ｂ
のみに限らず、逆挿しされてＳＳＦＤＣカード１０の全
ての端子パッド（１〜２２番パッド）にそれぞれ接続可
能な第２の端子を、第１の端子３６Ａ、３６Ｂと反対側
の面に設けるようにしてもよい。これによれば、ＳＳＦ
ＤＣカード１０、２０（図３参照）がどのように挿入さ
れてもデータの授受等の動作をすることができ、逆挿し
を気にせずに使用することができる。
【００２２】更に、本発明が適用されるカードは、ＳＳ
ＦＤＣカードに限らず、片面のみに端子を持ったカード
型電子機器であれば如何なるものでもよく、また端子の
形態もこの実施の形態に限らない。更にまた、コネクタ
装置は、イジェクト手段が設けられているものに限ら
ず、例えば、手で抜き挿しできる簡単な構成のものでも
よい。
ＦＤＣカードに限らず、片面のみに端子を持ったカード
型電子機器であれば如何なるものでもよく、また端子の
形態もこの実施の形態に限らない。更にまた、コネクタ
装置は、イジェクト手段が設けられているものに限ら
ず、例えば、手で抜き挿しできる簡単な構成のものでも
よい。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ード収納部内の片面に設けられている第１の端子の他
に、その第１の端子と対向して第２の端子を設けるよう
にしたため、片面のみに端子を持ったカードの表裏が逆
に挿入された場合にカード逆挿しを検出することがで
き、ユーザーに「カード逆挿し」を警告することができ
る。また、前記第１の端子と同等の第２の端子を設ける
ことによりカードの表裏が逆であっても正常にデータの
授受等の動作を行うことができる。
ード収納部内の片面に設けられている第１の端子の他
に、その第１の端子と対向して第２の端子を設けるよう
にしたため、片面のみに端子を持ったカードの表裏が逆
に挿入された場合にカード逆挿しを検出することがで
き、ユーザーに「カード逆挿し」を警告することができ
る。また、前記第１の端子と同等の第２の端子を設ける
ことによりカードの表裏が逆であっても正常にデータの
授受等の動作を行うことができる。
【図１】図１は本発明に係るカード型電子機器のコネク
タ装置の断面図である。
タ装置の断面図である。
【図２】図２は本発明に係るカード逆挿し警告装置の実
施の形態を示す概略図である。
施の形態を示す概略図である。
【図３】図３は3.3 Ｖ用と５Ｖ用のＳＳＦＤＣカードの
平面図である。
平面図である。
１０、２０…ＳＳＦＤＣカード １２、２２…切欠き部 １４、２４…端子部 ３０…コネクタ装置 ３２…カード収納部本体 ３４…ポップアップ部材 ３６Ａ、３６Ｂ…第１の端子 ３８、３８Ａ、３８Ｂ…第２の端子
Claims (3)
- 【請求項１】 片面のみに端子を持ったカード型電子機
器が挿抜されるカード収納部であって、該カード型電子
機器の表裏逆挿しが可能なカード収納部と、 前記カード収納部内に設けられ前記カード型電子機器の
端子と接続可能な第１及び第２の端子であって、該カー
ド収納部内の互いに対向する面にそれぞれ配置された第
１及び第２の端子と、 を備えたことを特徴とするカード型電子機器のコネクタ
装置。 - 【請求項２】 前記カード収納部側の第１及び第２の端
子のうちの一方の端子は、前記カード型電子機器が逆挿
しされたときのみ該カード型電子機器の所定の端子と接
続される逆挿し検出用の端子である請求項１のカード型
電子機器のコネクタ装置。 - 【請求項３】 請求項２のカード型電子機器のコネクタ
装置と、前記逆挿し検出用の端子の出力に基づいて前記
カード型電子機器の逆挿しを検出する逆挿し検出手段
と、該検出手段によって前記カード型電子機器の逆挿し
が検出されると、逆挿しを警告する警告手段とを有する
ことを特徴とするカード逆挿し警告装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10168303A JP2000003415A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | カード型電子機器のコネクタ装置及びカード逆挿し警告装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10168303A JP2000003415A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | カード型電子機器のコネクタ装置及びカード逆挿し警告装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000003415A true JP2000003415A (ja) | 2000-01-07 |
Family
ID=15865529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10168303A Pending JP2000003415A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | カード型電子機器のコネクタ装置及びカード逆挿し警告装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000003415A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7310212B2 (en) * | 2005-04-25 | 2007-12-18 | Alcor Micro, Corp. | Connector |
| US9291662B2 (en) | 2012-12-20 | 2016-03-22 | Samsung Electronics Co., Ltd | Device and method for detecting insertion direction of SIM card |
-
1998
- 1998-06-16 JP JP10168303A patent/JP2000003415A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7310212B2 (en) * | 2005-04-25 | 2007-12-18 | Alcor Micro, Corp. | Connector |
| US9291662B2 (en) | 2012-12-20 | 2016-03-22 | Samsung Electronics Co., Ltd | Device and method for detecting insertion direction of SIM card |
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