JP3579586B2 - ケーブル駆動装置 - Google Patents

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徳道 西村
義隆 関根
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動開閉するスライドドアなどの被駆動体に牽引力を与えるためのケーブル駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ケーブルで牽引駆動する形式の自動ドアが公知である。これは図3に示したように、その外周面に設けた螺旋溝の一端側から他端側へ向けてケーブル1を巻回すると共に、螺旋溝の各端にケーブル1の端末をそれぞれ繋着したドラム2を電動機3などで(図の状態では時計回りに)回転させることにより、ケーブル1の既にドラムに巻回されている部分1aを繰り出しつつ他方1bを巻き取ることによってケーブル1に牽引力を発生させ、その牽引力で被駆動体であるスライドドア4を開閉駆動するように構成されている。
【0003】
このようなケーブル牽引装置5においては、ドラム2から繰り出されたケーブル1の向きをガイドシーブGで適宜に変えて被駆動体(スライドドア4)に連結するようにしているが、特に設置空間が限られている自動車の場合は、車体の構造物を避けて直線的にケーブル1を引き回すことは困難なので、実質的に伸縮性の無い可撓のアウタチューブ内に挿通することでケーブル1を屈曲させることが通例である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
さて、張力が加わるとケーブルは真っ直ぐになろうとする。この力が屈曲したアウタチューブに加わると、アウタチューブの固定端はこじられることとなる。ドラムや電動機を収容するケーシングを合成樹脂材で形成した場合は、これに起因する摩耗や変形の防止措置をケーシングのアウタチューブ結合部に施す必要があり、このためにアウタチューブ結合部を特別に厚肉にしたり、金属製ブッシュをインサートしたりせねばならず、構造や製造工程が煩雑化しがちであった。
【0005】
本発明は、このような問題点に対処するためになされたものであり、その主な目的は、ケーシングを合成樹脂材で形成した場合に、ケーブルガイド用アウタチューブ結合部の摩耗・変形を、構造や製造工程の煩雑化を招かずに抑制し得るように構成されたケーブル駆動装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を果たすために、本発明においては、ケーブル1に牽引力を発生させるための回転ドラム2を合成樹脂製のケーシング10内に受容してなるケーブル駆動装置5において、撓曲可能なアウタチューブ14にケーブル1を挿通し、このアウタチューブのケーシングに対する結合部15に、ケーブルの向きを規制するアイドラ9を支持するための金属製ブラケット19の一部20を介設するものとした。このようにすれば、ケーシングのアウタチューブ結合部を、構造や製造工程を煩雑化せずに耐摩耗性、耐変形性に富む材料で補強することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面に示された具体的な一実施の形態を参照して本発明の構成について詳細に説明する。
【0008】
図1は、本発明が適用されたケーブル牽引装置を示している。なお、上記従来技術の項で述べたものに対応する部分には共通の符号を付すものとする。このケーブル牽引装置5は、ケーブル1を巻き付けるドラム2と、ドラム2に回転力を与えるための電動機3と、ドラム2の上面に設けられた初期張力調節用のシーブ6と、作動中のケーブル1の張力を一定に保つために引っ張りコイルばね7で付勢されたテンショナ8と、テンショナ8で引っ張られるケーブル1の延出軸線を規定するためのアイドラ9とを備えており、これらを合成樹脂材で射出成型されたケーシング10内に収容してなっている。また図1には示していないが、ドラム2の支持軸11と電動機3の出力軸との間には、動力伝達を行うための複数の歯車からなる減速機構が設けられている。
【0009】
ドラム2は、スライドドア4(図3参照)のストロークに対応した長さのケーブル1を巻回できるようにその直径とケーブル1の巻き付け回数とが定められており、その外周面にケーブル1を巻き付ける一条の螺旋溝が設けられている。そして図には示されていないが、他方のケーブル1bの端末はドラム2の下面側に結合されている。
【0010】
ドラム2の上部には浅底の円筒形の窪み12が凹設されており、その内側に没入した態様でシーブ6が受容されている。シーブ6は、ケーシング9に枢着されたドラム支持軸11の上端に、ドラム2と無関係に回転し得るように枢着されており、ケーブル1aを1巻き程度巻き付けることができるようになっていると共に、その上面に一方のケーブル1aの端末が結合されている。そして窪み12の周壁の一部には、シーブ6に端末を結合した一方のケーブル1aをドラム2に巻き付けるために引き出せるように切り欠き13が設けられている。
【0011】
ドラム2から延出されたケーブル1a・1bは、双方ともテンショナ8及びアイドラ9を経て、ケーシング10の側壁にその端末が結合されたアウタチューブ14内に挿通されて目的の部位に引き出され、最終的にはスライドドア4に連結される。
【0012】
アウタチューブ14は、真っ直ぐに延在させることが実質的に不可能なケーブル1を挿通させ、ある程度屈曲しても張力の伝達に支障の無いようにケーブル1をガイドするものである。
【0013】
アウタチューブ14のケーシング10側の端末には、図2に併せて示したように、円周方向溝15が形成されている。そしてケーシング10の周壁には、この円周方向溝15を係合させるべく上方が開いたU字孔16が形成されている。
【0014】
他方、ケーシング10にその下端を嵌着したアイドラ支持軸17の上端は、ケーシング10の上面にボルト18を用いて固定される金属板のブラケット19で支持される。このブラケット19には、ケーシング10のU字孔16に対応する部分に下向きの舌片20が折曲形成されており、この舌片20には、下方を開口させてU字孔を天地逆にした逆U字孔21が形成されている。ケーシング10の側壁外面にこの舌片20を当接させ、アウタチューブ端末の円周方向溝15に対してケーシング側壁のU字孔16と共に逆U字孔21を係合させることにより、舌片20がアウタチューブ結合部の補強部材としての機能を果たすこととなる。
【0015】
さて、張力が加わるとケーブル1は真っ直ぐになろうとするので、この力が屈曲したアウタチューブ14に加わるとアウタチューブ14のケーシング10に対する結合端がこじられることとなるが、金属板のブラケット19に形成された舌片20の補強作用により、ケーシング10のアウタチューブ結合部に摩耗や変形を生ぜずに済む。
【0016】
【発明の効果】
このように本発明によれば、ケーシングにおけるケーブルガイド用アウタチューブが連結される部分を、特別な加工や部品の増大を要さずに補強することができるので、同部分の摩耗・変形を抑制し、ケーシングを合成樹脂化した際の耐久性を確保する上に多大な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたケーブル駆動装置の平面図
【図2】本発明の適用部位を示すケーブル駆動装置の要部斜視図
【図3】従来のスライドドア駆動装置の概念的な全体構成図
【符号の説明】
1 ケーブル
2 ドラム
3 電動機
4 スライドドア
5 ケーブル牽引装置
6 初期張力調節用シーブ
7 引っ張りコイルばね
8 テンショナ
9 アイドラ
10 ケーシング
11 ドラム支持軸
12 窪み
13 切り欠き
14 アウタチューブ
15 円周方向溝
16 U字孔
17 アイドラ支持軸
18 ボルト
19 ブラケット
20 舌片
21 逆U字孔

Claims (1)

  1. ケーブルに牽引力を発生させるための回転ドラムを合成樹脂製のケーシング内に受容してなるケーブル駆動装置であって、
    前記ケーブルは、撓曲可能なアウタチューブに挿通されており、
    前記アウタチューブの前記ケーシングとの結合部には、前記ケーブルの向きを規制するアイドラを支持するための金属製ブラケットの一部が介設されていることを特徴とするケーブル駆動装置。
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