JP3579240B2 - 電子メール装置及び電子メールプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

電子メール装置及び電子メールプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP3579240B2
JP3579240B2 JP03077398A JP3077398A JP3579240B2 JP 3579240 B2 JP3579240 B2 JP 3579240B2 JP 03077398 A JP03077398 A JP 03077398A JP 3077398 A JP3077398 A JP 3077398A JP 3579240 B2 JP3579240 B2 JP 3579240B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
attached
mail
file
expression
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03077398A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11232197A (ja
Inventor
拓 塩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP03077398A priority Critical patent/JP3579240B2/ja
Priority to US09/094,556 priority patent/US6453338B1/en
Publication of JPH11232197A publication Critical patent/JPH11232197A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3579240B2 publication Critical patent/JP3579240B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • G06Q10/107Computer-aided management of electronic mailing [e-mailing]

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テキスト形式の文字コードで作成された電子メールを通信する電子メール装置及び電子メールプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関し、特に、テキスト形式のメール文書にバイナリィ形式のファイルを添付した電子メールを送信する電子メール装置及び電子メールプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子メール装置にあっては、電子メールの本文はテキスト形式の文字コードで記述しており、図や画像等のテキスト形式で表現できないバイナリ形式のファイルデータについては、メール本文に含めずに、そのファイル形式のままメール本文に添付して送るようにしている。
【0003】
このようにメール本文に対しファイルを添付する場合には、通常、メール本文中にファイルの添付を示す記述を行い、その後にファイルを添付し、送信するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電子メールの送信作業にあっては、メール本文を記述している最中に、後でファイルを添付するつもりでいても、文書を書き終えて送信操作をする段になって、ファイルの添付操作を忘れてしまうことが頻繁に発生している。
【0005】
このファイルの添付忘れの問題を解消するためには、送信時に添付ファイルの確認を促すメッセージを固定的に操作者に表示し、操作者に注意を促すことが考えられる。しかし、送信時に固定的に確認メッセージを出す方法では、添付ファイルがないにも関わらず確認メッセージが出され、操作者にとって目障りであるため、送信者がメッセージ機能を停止したり、無視することが習慣化し、結局はファイルの添付操作を忘れて送信してしまうことが頻繁に起きる。
【0006】
このように電子メールにファイルの添付忘れがあると、受信先ではメール本文がファイル添付を示しているのに実際にはファイルが受信できず、送信側に連絡して添付ファイル付きの電子メールを改めて送り直すという二度手間が必要となり、電子メールの円滑なやり取りが損われる。また添付したつもりのまま添付忘れに気がつかずにいると、電子メールを利用した業務が滞り、業務の遂行に悪影響を及ぼすという問題がある。
【0007】
更に送信時にファイルの添付操作を行っても、添付するファイル数が不足したり、誤って別のファイルを添付する場合もあり、同様に、電子メールの円滑なやり取りが損われ、業務に重大な支障をきたす恐れがあった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、電子メールのファイルを添付して送信する場合の添付忘れ、添付不足、添付内容の相違等を未然に防止し、電子メールの円滑で確実なやり取りを可能とする電子メール装置、電子メール処理方法並びに電子メールプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理説明図である。本発明の電子メール装置は、図1(A)のように、メール作成部42によりテキスト形式で記述されたメール制御文64とメール本文66に、テキスト形式では表現できないファイル68を必要に応じて添付した電子メール34を作成し、メール送信部44がメール作成部42で作成された電子メール34を送信する。
【0009】
このような電子メール装置につき本発明にあっては、電子メール34の送信に先立ち、メール本文66を検索して添付ファイル68の存在を示す添付表現の有無を検索し、添付表現が検索された場合に添付忘れの確認を促す警報メッセージを出力表示させる添付ファイル確認部46を設けたことを特徴とする。
このような本発明の電子メール装置によれば、メール本文中に添付ファイルの存在を示唆する添付表現が存在するか否かチェックし、存在した場合には送信者に対し添付忘れでないかの確認を促すことで、送信者は、送信時にファイルの添付操作が必要か否か判断でき、必要であれば添付することができるし、不要ならば無視して送信すればよく、メール内容と送信者本人の意思を情況に応じて適切に反映した円滑な電子メールの送信ができる。
【0010】
ここで添付ファイル確認部46は、電子メールの送信ボタンがクリックされた際に、添付忘れの確認処理を行う。また添付ファイル確認部46は、メール本文中66に存在する添付表現を予め辞書70に登録する辞書登録部54、電子メールの送信に先立ち、添付ファイル68の有無を判定する添付ファイル判定部48、添付ファイル判定部48で添付ファイルなしを判定した際に、辞書70に登録された添付表現に一致するメール本文66中の文字列を検索する添付表現検索部50、及び添付表現検索部50で添付表現を検索した際に、添付忘れの確認を促すメッセージを作成して表示させる警告メッセージ出力部52を備える。
【0011】
添付ファイル判定部48は、図1(B)のような電子メールのメール本文66及び添付ファイル68の各境界情報74に基づいて添付ファイル68の有無を判定する。具体的には、添付ファイル判定部48は、メール本文66及び添付ファイル68の境界情報74に基づいて境界数Bを検出し、境界数Bから2を減算した値が1以上の場合に添付ファイルありと判定する。例えば図1(B)のようにファイル数Bが3つの場合、境界数Fは2つ多い5つとなり、
ファイル数B=境界数F−2=5−2=3
と1以上であるため、添付ファイルありと判定できる。
【0012】
本発明の別の形態にあっては、図1(C)のように、添付ファイル確認部46は、添付ファイル68の存在を示すメール本文中の添付表現及び添付ファイルの数を示すメール本文中の添付数表現の各々を予め辞書118に登録する辞書登録部112、辞書118に登録された添付表現及び添付数表現に一致するメール本文66中の文字列を検索すると共に添付ファイル名を示す文字列を検索する添付表現検索部104、添付表現検索部104の検索結果から添付ファイル68の存在が判定された場合に、メール本文66中の添付数表現に基づく添付ファイル推定数と電子メール34に存在する添付ファイル実数を比較し、添付ファイル実数が添付ファイル推定数より少ない時に添付ファイルの不足を示す警報メッセージを作成する添付数確認部106、及び添付数確認部106で作成された警告メッセージを出力して表示させる警告メッセージ出力部110を備えたことを特徴とする。
【0013】
このためファイルの添付忘れに加え、ファイルを添付している場合の添付ファイルの不足を判定して送信者に確認を促すことができる。この場合、添付ファイル確認部46は、電子メールの送信ボタンがクリックされた際に、ファイル添付数の確認処理を行う。
また添付ファイル確認部46は、図1(C)のように、添付ファイル68の存在を示すメール本文中の添付表現及び添付ファイルの数を示すメール本文中の添付数表現の各々を予め辞書118に登録する辞書登録部112、辞書118に登録された添付表現及び添付数表現に一致するメール本文66中の文字列を検索すると共に添付ファイル名を示す文字列を検索する添付表現検索部104、、添付表現検索部104により添付ファイル名が検索された場合に、添付ファイル68中のファイル名と比較し、両者が不一致となった場合に誤ったファイルの添付を示す警報メッセージを作成する添付内容確認部108、及び及び添付内容確認部108で作成された警告メッセージを出力して表示させる警告メッセージ出力部110を備えたことを特徴とする。
【0014】
このために、ファイルの添付忘れに加え、ファイルを添付している場合の誤ったファイルの添付を判定して送信者に確認を促すことができる。この場合も、添付ファイル確認部46は、電子メールの送信ボタンがクリックされた際に、添付ファイル名の確認処理を行う。
添付数確認部106は、電子メール34のメール本文66及び添付ファイル68の各境界情報に基づいて添付ファイル実数を判定する。具体的には、添付数確認部106は、メール本文66及び添付ファイル68の境界情報74に基づいて境界数Bを検出し、検出境界数Bから2を減算した値を添付ファイル実数Fとする。
【0015】
辞書登録部112は、メール本文66が日本文の場合、例えば「添付」、「ご査収」、「ご覧ください」等を辞書70に登録し、またメール本文66が英文の場合は例えば「attached」、「attachment」、「enclosure 」等の文字列を辞書70に登録する。更に、添付数表現として、例えば英文の場合に添付数を示す表現「a file」、「files 」等の文字列と添付数の組を登録する。即ち文字列「a file」と添付数「1」の組[a file, 1 ]や、文字列「files 」と添付数「*」の組[files,*]を登録する。尚、「*」は2以上のに任意の整数である。
【0016】
また本発明は、電子メールプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供するものであり、テキスト形式で記述されたメール制御文64とメール本文66に、テキスト形式では表現できないファイル68を必要に応じて添付した電子メール34を作成するメール作成部、メール作成部で作成された電子メール34を送信するメール送信部、及び電子メール34の送信に先立ち、メール本文66を検索して添付ファイル68の存在を示す添付表現の有無を検索し、添付表現が検索された場合に添付忘れの確認を促す警報メッセージを出力表示させる添付ファイル確認部46を備えたことを特徴とする。
【0017】
この場合の添付ファイル確認部46は、図1(A)に対応して、メール本文66中に存在する添付表現を予め辞書70に登録する辞書登録部、電子メールの送信に先立ち添付ファイル68の有無を判定する添付ファイル判定部、添付ファイル判定部で添付ファイルなしを判定した際に、辞書70に登録された添付表現に一致するメール本文66中の文字列を検索する添付表現検索部、及び添付表現検索部で添付表現を検索した際に、添付忘れの確認を促すメッセージを作成して表示させる警告メッセージ出力部を備える。
【0018】
また図1(C)に対応して添付ファイル確認部は、添付ファイル68の存在を示すメール本文中の添付表現及び添付ファイルの数を示すメール本文中の添付数表現の各々を予め辞書118に登録する辞書登録部、辞書118に登録された添付表現及び添付数表現に一致するメール本文66中の文字列を検索すると共に添付ファイル名を示す文字列を検索する添付表現検索部、添付表現検索部の検索結果から添付ファイル68の存在が判定された場合に、メール本文66中の添付数表現に基づく添付ファイル推定数と電子メール34に存在する添付ファイル実数を比較し、添付ファイル実数が添付ファイル推定数より少ない時に添付ファイルの不足を示す警報メッセージを作成する添付数確認部、及び添付数確認部で作成された警告メッセージを出力して表示させる警告メッセージ出力部を備える。
【0019】
更に図1(C)に対応して添付ファイル確認部は、添付ファイル68の存在を示すメール本文中の添付表現及び添付ファイルの数を示すメール本文中の添付数表現の各々を予め辞書118に登録する辞書登録部、辞書118に登録された添付表現及び添付数表現に一致するメール本文66中の文字列を検索すると共に添付ファイル名を示す文字列を検索する添付表現検索部、添付表現検索部により添付ファイル名が検索された場合に、添付ファイル68中のファイル名と比較し、両者が不一致となった場合に誤ったファイルの添付を示す警報メッセージを作成する添付内容確認部、及び添付内容確認部で作成された警告メッセージを出力して表示させる警告メッセージ出力部を備える。
【0020】
これ以外の点の詳細は、電子メール装置と基本的に同じになる。
【0021】
【発明の実施の形態】
<目 次>
1.ファイル添付忘れの確認
2.ファイル添付忘れ、添付不足及び添付内容の確認
1.ファイル添付忘れの確認処理
図2は本発明の電子メール装置が適用されるハードウェア構成を、パーソナルコンピュータを例にとって示したブロック図である。
【0022】
図2において、本発明の電子メール装置を実現するパーソナルコンピュータは、CPU10を有し、CPU10のバス12に対しROM14、RAM16、ハードディスクドライブ(HDD)18、ディスプレイ20、キーボード22、マウス24及び通信制御部26を接続している。
ハードディスクドライブ18には本発明のメール装置の機能を実現するメーラプログラム30が格納されており、ディスプレイ20のメニュー画面を使用した電子メールの選択で、HDD18のメーラプログラム30は主記憶として機能するRAM16にロードされ、CPU32によるメーラプログラム30の実行でCPU10に示す電子メール制御部32の機能が実現され、同時にディスプレイ20上に電子メール操作表示画面38が表示される。
【0023】
このため、ユーザはディスプレイ20上の電子メール操作表示画面38を使用して、例えば電子メールの送信時にあっては宛先及び題名等のメール制御情報を入力すると共に、テキスト形式の文字コードによってメール本文を作成する。このようにして作成された電子メール34はRAM16に格納され、電子メール操作表示画面38を使用した送信操作で、通信制御部26により所定の通信プロトコルに従ってLAM等の通信回線28に対し送信が行われる。
【0024】
また電子メール制御部32は電子メールの受信機能も備えており、通信制御部26より電子メールの着信があるとRAM16に受信した電子メール34を格納し、メーラプログラム30を起動した際のディスプレイ20の電子メール操作表示画面38を使用して、受信した電子メールを読み出してディスプレイ20上に展開することができる。
【0025】
ディスプレイ20上の電子メール操作表示画面38を使用して作成する電子メール34は、メール制御文及びメール本文がテキスト形式の文字コードで記述されており、テキスト形式以外の図、表、画像等のバイナリィ形式のデータについては、テキスト形式のメール本文に展開することなくそのままメール本文に添付して送信する。
【0026】
このため、メール本文に添付する添付ファイルは、例えばハードディスクドライブ18の添付ファイル群36として準備されており、メール本文作成後に電子メール操作表示画面38によるファイルの添付操作を行うことで電子メール34に含めて送信することができる。
図3は、図2のメーラプログラム30のCPU32による実行で実現される本発明の電子メール装置の第1実施形態である。この実施形態にあっては、電子メールのメール本文に対するファイルの添付忘れを、送信時に自動的に確認できるようにしたことを特徴とする。
【0027】
図3において、この実施形態の電子メール装置は、メール作成部42、メール送信部44及び添付ファイル確認部46を有する。メール作成部42は、図2のディスプレイ20、キーボード22及びマウス24で実現される操作表示部40の作成画面56及び送信画面58を使用して、電子メール本文の作成及びファイル添付操作を行うことができる。
【0028】
このメール作成部42による作成処理によって、RAM16上に電子メール34が展開される。電子メール34はメール制御文64とメール本文66で構成され、必要に応じて添付ファイル68が設けられる。
図4は、図3のRAM16に格納された電子メール34のデータ構造である。電子メール34は、基本的にはメール制御文64とメール本文66で構成され、これに必要に応じて添付ファイルが付加される。このデータ構造は、3つの添付ファイル68−1,68−2,68−3を添付した場合を例にとっている。
【0029】
この電子メール34は、基本的にはメール制御文64とメール本文66で構成されており、添付ファイルがない場合の具体例は例えば図5のようになる。図5の電子メールデータ構造は、先頭のメール制御文64とこれに続くメール本文66に分けられている。メール制御文64には、送信側アドレス、送信時刻、メッセージID、送信者氏名、宛先等のメール制御情報が設けられている。またメール本文66はテキスト形式の日本文文字コード列で構成されており、この例では添付ファイルがないことをメール本文66が表している。
【0030】
再び図4を参照するに、メール本文66に続いて添付ファイル68−1〜68−3を付加した場合には、メール制御文64の中に境界情報定義文72が設けられる。メール制御文64に境界情報定義文72を設けた場合には、メール本文66、添付ファイル68−1〜68−3の各境界位置に境界情報74−1,74−2,74−3,74−4,74−5が設けられる。
【0031】
このため、電子メール34のメール制御文64に設けた境界情報定義文72から境界情報を認識することで、メール本文66及び添付ファイル68−1〜68−3の境界情報74−1〜74−5を検索することができ、本発明はこの境界情報74−1〜74−5を用いて電子メール34に添付ファイル68−1〜68−3があるか否か判定している。
【0032】
即ち、境界情報74−1〜74−5は、メール本文66の開始位置、及びメール本文66及び添付ファイル68−1〜68−3の各境界位置、更に最後の添付ファイル68−3の終了位置に設けられていることから、境界情報の数をB、添付ファイルの数をFとすると、
F=B−2 (1)
の関係にある。
【0033】
このため、電子メール34を境界情報定義文72から得られた境界情報により検索して境界情報の数Bを求め、前記(1)式から境界情報の数Bから2を減算することで添付ファイル数Fを求めることができる。図4の場合にはB=5であることから、添付ファイル数Fは
F=5−2=3
として求めることができる。
【0034】
図6,図7は、図4の電子メール34の添付ファイル付きのデータ構造の具体例であり、添付ファイルを1つとした場合を例にとっている。まず図6の先頭部分はメール制御文64であり、メール制御文64の13行目の2段落目に図4に示した境界情報定義文72として「boundary=”STAR DATE(−30)0448.56”」が記述されている。
【0035】
この境界情報定義文「boundary=”STAR DATE(−30)0448.56”」の中の「STAR DATE(−30)0448.56 」が境界情報であり、図4のようにメール本文66及び添付ファイル68−1〜68−3の境界情報74−1〜74−5として使用される。
ここで図6の電子メールにあっては、メール本文66に1つの添付ファイル68を付加した場合であり、メール本文66の先頭位置に境界情報74−1として「STAR DATE(−30)0448.56 」が設けられ、またメール本文66と添付ファイル68の間に2つ目の境界情報74−2が設けられ、更に図7の添付ファイル68の最後に3つ目の境界情報74−3が設けられている。またメール本文66は、添付ファイル68を送る旨のメッセージ文となっている。
【0036】
再び図4を参照するに、メール本文66に続いて付加した添付ファイル68−1〜68−3のそれぞれは、先頭部分のテキスト形式で記述されたファイルパラメータ76−1,76−2,76−3と、バイナリィ形式で記述されたファイル本体78−1,78−2,78−3で構成される。
例えば図6の添付ファイル68を1つ付加した電子メールのデータ構造を例にとると、添付ファイル68の先頭部分にはファイルパラメータ76としてテキスト形式の記述があり、添付ファイル68の形式「Content−Type」、ファイル本体78のデータ圧縮形式「Content−Transfer−Encoding 」、更に添付及びファイルネーム等の内容の性質「Content−Disposition 」が記述されている。
【0037】
ファイルパラメータ76に続くファイル本体78はテキスト形式以外のバイナリィ形式のデータであることから、テキスト形式の文字コードとしては全く無意味なデータとなっている。
図8は、図6,図7の電子メールについて添付ファイル68の添付操作を忘れた場合の電子メールの具体的なデータ構造である。この場合には、メール本文66に続く2番目の境界情報74−2の後ろに図6,図7に示した添付ファイル68のデータが存在していない。
【0038】
再び図3を参照するに、添付ファイル確認部46には、添付ファイル判定部48、添付表現検索部50、警告メッセージ出力部52及び辞書登録部54が設けられている。この添付ファイル確認部46は、メール作成部42でRAM16上に電子メール34を作成し、操作表示部40の送信画面58を使用してメール送信部44に送信を指示した時、即ち送信コマンドの発生時に起動し、自動的にメール本文66の中の添付ファイル68の有無を示す添付表現を検索する。
【0039】
この検索によりメール本文66の中に添付ファイル68の存在を示す添付表現があるにも関わらず、実際に添付ファイル68がしない場合には、添付ファイル68の添付操作を促す警告メッセージを出力する。このような添付ファイル確認部46による添付忘れ確認を実現するため、まず辞書登録部54によって添付表現検索部50で使用する添付ファイル68の存在を示す添付表現を、辞書70に登録画面62を使用して予め登録しておく。
【0040】
図9は、図3の辞書登録部54で使用する登録画面62の具体例である。登録画面62には操作釦として、終了釦80、登録釦82及び削除釦84が設けられ、続いて辞書登録するための添付表現を記述する登録表現入力枠85が設けられ、その下に辞書登録済みの登録済みリスト86が設けられている。この登録画面62にあっては、メール本文が日本文の場合については、添付表現として例えば「添付」「ご査収」及び「ご覧ください」が登録されている。
【0041】
またメール本文が英文の添付表現としては、例えば「attached」「attachment」「enclosed」及び「enclosure 」が登録されている。もちろん、辞書70に登録する添付表現は図9の登録済みリスト86の内容に限定されず、適宜のメール本文中に予想される添付表現を予め辞書70に登録しておく。
図10は図3のメール送信部44の処理に使用する送信画面58の具体例である。この送信画面58には、まず操作釦として終了釦87、送信釦88及び添付釦90が設けられている。続いて宛先入力枠92、写し入力枠94及び題名入力枠96が設けられ、その下に入力したメール本文を表示するメール画面98が設けられている。
【0042】
このメール画面98に図示のようにメール本文が作成できたならば、送信者は添付釦90を押すことで添付ファイルリストウィンドウ95を開き、添付したいファイル名「data.xls」の中から必要なファイルリスト名を選択することで添付することができる。
電子メールの作成終了で送信する際には、送信画面58の送信釦88をマウスクリックする。このマウスクリックにより図3のメール送信部44に送信指示(送信コマンド発行)が行われ、この送信指示に基づき添付ファイル確認部46が添付忘れの確認処理を実行する。まず添付ファイル判定部48が図4に示す電子メール34のデータ構造から添付ファイルの有無を判定する。
【0043】
この添付ファイルの判定は、メール制御文64から境界情報定義文72を認識して境界情報を求め、境界情報をキーワードとして電子メール34に含まれている境界情報の数Bを求め、これを前記(1)式に代入して2を減算することで添付ファイル数Fを求める。添付ファイル数FがF=0であれば添付ファイルなしと判定し、F=1以上であれば添付ファイルありと判定する。
【0044】
添付ファイル判定部48で添付ファイルありを判定した場合には、添付ファイル68の添付忘れはないものと判断してメール送信部44により電子メール34の送信処理を実行する。このように添付ファイル判定部48で添付ファイルありと判定されるのは、図6,図7の電子メールのデータ構造のようにメール本文66に正しく添付ファイル68が添付されている場合である。
【0045】
これに対し添付ファイル判定部48で添付ファイルなしが判定された場合には、添付表現検索部50を動作する。添付ファイル判定部48で添付ファイルなしと判定されるのは、図5のような本来添付ファイルを添付していない電子メールの場合、あるいは図8のようにファイルの添付を忘れた電子メールの場合である。
【0046】
添付表現検索部50は辞書70に登録された添付表現、例えば図9の登録リスト86に示す添付表現をキーワードとしてメール本文66の検索を行う。例えば図5のメール本文66について添付表現の検索処理を行うと、このメール本文66の中には辞書登録された添付表現に該当する文字列がないことから、添付表現なしの検索結果が得られる。
【0047】
添付表現なしの検索結果が得られた場合には、この電子メールには添付ファイルがなくてもよいことから、メール送信部44に処理を引き渡し、メール制御文64とメール本文66のみでなる電子メール34の送信処理を実行する。
一方、図8のメール本文66について添付表現の検索処理を行うと、辞書登録された添付表現「ご査収」に一致する文字列が検索結果として得られ、この添付表現の検索結果からファイルの添付忘れが判定される。ファイルの添付忘れが判定された場合には、警告メッセージ出力部52によりファイルの添付忘れを示す警告メッセージを作成して、添付忘れ確認ウィンドウ60に出力表示する。
【0048】
図11は警告メッセージ出力部52による添付忘れ確認ウィンドウ60の具体例であり、送信画面58上のウィンドウとして表示される。この添付忘れ確認ウィンドウ60には「添付忘れの可能性があります。確認してください。」の警告メッセージが表示され、その下に送信取り止め釦100と送信釦102が設けられる。
【0049】
したがって、送信者は、添付忘れ確認ウィンドウ60の警告メッセージによってファイルの添付忘れを知り、添付釦90をマウスクリックして図10のような添付ファイルリストウィンドウ95を開くことでファイルの添付操作を行い、再度、送信釦88を押すことで改めて添付ファイル確認処理が行われ、この場合には添付ファイル確認処理は正常終了となることから、電子メールの送信処理が正常に実行される。
【0050】
また図11のように、添付忘れ確認ウィンドウ60による警告メッセージが出されても添付の必要がないと判断したい場合には、送信釦102を押すことで、送信者の意思によってファイル添付のないまま電子メールの送信処理を実行することができる。
図12は、図3に第1実施形態として示した本発明による電子メール送信処理のフローチャートである。まずステップS1で図10のようなメーラ送信画面を開く起動操作を行い、続いてステップS2で宛先とメール本文の入力操作を行う。また添付ファイルがある場合には、添付釦90をマウスクリックして添付ファイルリストウィンドウ95を開き、ファイル添付の操作を行う。
【0051】
電子メールの作成が済んだならば、ステップS3で送信釦88のマウスクリックにより送信コマンドの発行操作を行う。この送信コマンドの発行操作が行われると、ステップS4で図3の添付ファイル確認部46に設けた添付ファイル判定部48による添付ファイルの有無のチェックが行われる。このチェック結果からステップS5で添付ファイルありが判定されると、この場合にはファイルの添付忘れがないことから、ステップS11に進み、メーラプログラムの実行による送信処理を行い、送信が終了した時点で、ステップS12で終了釦のクリックで終了操作を行う。
【0052】
一方、ステップS5で添付ファイルなしが判定された場合には、ステップS6に進み、図3の添付表現検索部50によって辞書登録に基づきメール本文66中の添付を推定できる添付表現の検索処理を実行する。このメール本文中の添付表現の検索によりステップS7で添付表現がなかった場合には、添付忘れではないことから、ステップS11に進んでメーラプログラムの実行による送信処理を行う。
【0053】
これに対しステップS7で添付表現ありが判定された場合には、ステップS9で図11のように添付忘れ確認ウィンドウ60を開いて警告メッセージを表示し、ステップS9でメッセージ回答として送信を取り止めるか送信するかの操作入力を促す。
このメッセージ回答操作としてステップS10で送信操作が判定されると、ファイルを添付することなく送信者の意思によってそのまま送信するため、ステップS11でメーラプログラムの実行による送信処理が行われる。これに対し送信取り止め操作がステップS10で判定された場合には、ステップS13に進み、送信画面58の添付釦90の操作により、図10のように添付ファイルリストウィンドウ95を開いてファイルの添付操作を行う。
【0054】
そして、再びステップS3に戻り、送信釦のクリックによる送信コマンドの発行操作を受けて、ステップS3で添付ファイルの有無がチェックされる。この場合には正しく添付ファイルが付けられていることから、ステップS5で添付ファイルありが判定され、ステップS11に進んでメーラプログラムの実行で送信処理が行われ、ステップS12で送信終了に伴う終了釦のクリックで終了操作となる。
2.ファイル添付忘れ、添付不足及び添付内容の確認処理
図13は、図2のメーラプログラム30により実現される本発明の電子メール装置の第2実施形態の機能ブロック図であり、この第2実施形態にあっては、図3の第1実施形態のファイルの添付忘れに加え、ファイルの添付数及び添付内容を確認できるようにしたことを特徴とする。
【0055】
この第2実施形態の電子メール装置は、メール作成部42、メール送信部44及び添付ファイル確認部46で構成される。添付ファイル確認部46は、添付表現検索部104、添付数確認部106、添付内容確認部108、警告メッセージ出力部110及び辞書登録部112で構成される。
まず辞書登録部112は、図14のような登録画面116を使用してRAM16の辞書118に
▲1▼添付ファイルの存在を示す添付表現
▲2▼添付ファイルの数を示す添付数表現
を登録する。
【0056】
図14の登録画面116は、終了釦118、登録釦120及び削除釦112を備え、続いて添付表現入力枠124と更に添付数表現入力枠126を新たに設けている。
登録済リスト128の中の登録表現としては、日本文については「添付」と「ご査収」及び「ご覧ください」が登録される。また英文としては「attached」「attachment」「enclosed」及び「enclosure 」が登録される。
【0057】
これに加えて第2実施形態にあっては、添付数表現として文字列と添付数の組を登録する。この例では添付数表現として、添付数表現「*files 」と添付数「*」との組[* files 添付数=*」が登録され、添付数表現「a file」と添付数「1」との組[a files 添付数=1」が登録される。尚、「*」は2以上の任意の整数である
再び図13を参照するに、添付ファイル確認部46の添付表現検索部104は、メール作成部42で電子メール34を作成した後に、メール送信部44に送信コマンドが与えられた際に起動し、辞書118に登録された添付表現及び添付数表現をキーワードとしてメール本文66を検索し、添付表現及びまたは添付数表現に一致する文字列を検出する。この添付表現検索部104によるメール本文66の検索の際には、同時にファイル名の検索が行われる。
【0058】
図15,図16,図17は、図13の添付ファイル確認部46の処理対象となる電子メール34の具体例であり、図15のメール制御文64に続くメール本文66として英文を記述した場合を例にとっている。この英文のメール本文66の中には2つの添付ファイル68−1,68−2の添付を示す記述があり、また2つの添付ファイル68−1,68−2のファイル名も記述されている。
【0059】
具体的には、電子メールの24行目のメール本文66に
「I send following 2 files of attachment. 」
の記述があり、添付ファイルが2つであることが分かる。また26行目と27行目のメール本文66には添付した2つのファイル名「data.xls」とファイル名「conv97.jpg」が記述されている。このような図15のメール本文66について、図13の添付表現検索部104による添付表現及び添付数表現の検索を行うと、図14に示した辞書登録添付表現「attachment」及び添付数表現「2 files 」が検索結果として得られることから、これをRAM上に記憶する。
【0060】
また拡張子「 xls」に先行する文字列としてファイル名が認識され、2つのファイル名「data.xls」と「conv97.jpg」を、検索したファイル名としてRAM16に記憶する。ここでファイル名の検索については、図15の拡張子「.xls」や「.jpg」以外に、「.doc」や「.txt」等の拡張子があり、これらの拡張子につながる文字列をファイル名として検索できる。
【0061】
再び図13を参照するに、添付表現検索部104によるメール本文66の検索で添付表現、添付数表現及びファイル名の検索結果の記憶が済むと、添付数確認部106によるファイルの添付数の確認処理が行われる。添付数確認部106は、添付表現検索部104のメール本文66の検索で得られた添付数表現から推定した添付ファイル推定数Nと、電子メール34のデータ構造から求めた添付ファイル実数Fとを比較し、両者の一致、不一致を判定する。
【0062】
添付数確認部106による添付ファイル実数Fの検出は、図3の添付ファイル判定部48と同様、図4に示した電子メール34のデータ構造におけるメール制御文64の境界情報定義文72から認識した境界情報をキーワードとして境界情報の数Bを検索、(1)を代入して2を減算することで添付ファイル実数Fを求める。
【0063】
例えば図15〜図17のデータ構造の電子メールにあっては、メール制御文64の境界情報定義文から求めた境界情報「STAR DATE(−30)0448.56”」から5つの境界情報74−1〜74−5が得られ、境界情報数B=4であることから、(1)式により2を減ずることで添付ファイル実数F=2を求めることができる。そして添付表現検索部104で求めた添付ファイル推定数N=2と添付数確認部102で求めた添付ファイル実数F=2が一致していることから、次の添付内容確認部108の処理を起動する。
【0064】
これに対し図18,図19は、図15〜図17の電子メールと同じメール本文66について、メール本文に従って2つのファイルを添付すべきところを誤って1つの添付ファイル68−1しか添付しなかった場合である。この図18,図19の添付忘れについては、電子メールのデータ構造から求められる境界情報の数Bは境界情報74−1〜74−3のB=3つであり、(1)式に代入して2を減算することで添付ファイル実数FはF=1となる。
【0065】
このため、添付表現検索部104で検索された添付数表現に基づく添付ファイル推定数N=2に一致せず、
(添付ファイル推定数N)>(添付ファイル実数F)
であることから、添付ファイルが不足しており、添付ファイルの不足を示す警告メッセージを作成する。
【0066】
このような添付数確認部106の処理が済むと、添付内容確認部108が動作する。添付内容確認部108は、添付表現検索部104で検索されたメール本文66中のファイル名に一致する添付ファイル68が添付されているか否かを確認する。このファイル名の確認は、図4に示した電子メール34の添付ファイル68−1〜68−3の先頭のテキスト形式のファイルパラメータ76−1〜76−3に含まれるファイル名との比較照合で確認する。
【0067】
例えば図15〜図17の電子メールを例にとると、図15の最初の添付ファイル68−1のファイルパラメータ76−1にはファイル名として「filename=”data.xls” 」が記述されており、添付表現検索処理で記録した一方のファイル名との一致照合が得られる。また図16の2つめの添付ファイル68−2の先頭のファイルパラメータ76−2にはファイル名として「filename=”conv97.jpg” 」が記述されており、同じく添付表現検索処理で記憶された次のファイル名との一致照合が得られる。
【0068】
これに対し図18,図19の1つの添付ファイルの添付忘れとなった電子メールについては、添付ファイル68−1のファイルパラメータ76−1の中のファイル名「filename=”data.xls” 」しか一致照合が得られず、メール本文66から識別されたファイル名「con v97.jpg 」のファイルが添付されていないことが確認できる。
【0069】
このため、図13の添付内容確認部108にあっては、メール本文66の検索で得られたファイル名に一致する添付ファイル名が得られない場合には、そのファイル名の添付がないことを示す警告メッセージを作成する。警告メッセージ出力部110は、添付数確認部106及び添付内容確認部108で作成された警告メッセージを添付忘れ確認ウィンドウ114に出力表示する。
【0070】
図20は、図15〜図17または図18,図19の電子メールの作成に使用する送信画面56であり、図10の第1実施形態の送信画面58と同じであり、メール画面98には英文のメール本文が記述されている。このような送信画面58の送信釦88のクリックにより送信コマンドを発行すると、図13の添付ファイル確認部46による確認処理が行われ、もし添付数不足及びファイル名の相違が確認された場合には、警告メッセージ出力部110によって図21のように送信画面58上に添付忘れ確認ウィンドウ114が表示される。
【0071】
この添付忘れ確認ウィンドウ114は、図18,図19の電子メールのデータ構造を例にとっており、添付ファイル数の不足に対応して
「添付忘れの可能性があります。2ファイルの添付が予想されますが、1ファイルしか添付されていません。」
の警告メッセージが出される。また添付内容について
「”data.xls”は添付されていますが、”conv97.jpg”」は添付されていません。確認してください。」
の警告メッセージが出される。
【0072】
このような添付忘れ確認ウィンドウ114による警告メッセージが出された場合には、添付忘れとなったファイルを新たに添付して送信したい場合には、送信取り止め釦130をクリックする。また送信者の判断で不足を指摘されたファイルを添付せずに送信したい場合には、送信釦132をクリックする。
添付忘れ確認ウィンドウ114で送信取り止め釦130をクリックした場合には、図20の送信画面56に戻り、添付釦90をクリックすることで、図22のように添付ファイルリストウィンドウ136が展開され、該当するファイリスト名を選択して添付し、再度送信釦88をクリックすることで、正しい添付ファイルの状態での電子メールの送信処理が実行できる。
【0073】
図23,図24は、図13の本発明による第2実施形態の電子メール装置の処理動作のフローチャートである。まずステップS1で図20のようなメーラ送信画面の起動操作を行い、ステップS2で宛先とメール本文の入力操作を行う。この入力操作については、添付釦90のクリックにより図22のように2つのファイルの各々につき添付ファイルリストウィンドウ136を開いてファイルの添付操作を行う。
【0074】
次にステップS3で送信釦88のクリックによる送信コマンドの発行操作を行う。送信コマンドの発行操作が行われると図13の添付表現検索部104が動作し、ステップS4〜S7の添付表現検索処理を実行する。即ち、ステップS4で辞書118の登録内容を1つ取り出し、メール本文66中の添付表現、添付数表現または添付ファイル名を検索する。ステップS5で添付表現または添付ファイル名があれば、ステップS6で添付表現または添付ファイル名をRAM16に記憶する。
【0075】
続いてステップS7で辞書118に登録した全ての添付表現の検索済みか否かチェックし、検索済みでなければ再びステップS4に戻り、次の辞書登録された添付表現を取り出してメール本文66に対する検索処理を繰り返す。なお、添付ファイル名の検索については、辞書登録された添付表現ではなく、「xls 」「.jpg」「.txt」「.doc」等の拡張子につながる文字列をファイル名として検索する。
【0076】
ステップS4〜S7のメール本文に対する添付表現及び添付ファイル名の検索処理が済むと、ステップS8で添付表現及びまたは添付ファイル名の検索結果の有無をチェックし、検索なしであれば図24のステップS20に進み、メーラプログラムの実行で送信処理を行う。
これに対しステップS8で添付表現及びまたは添付ファイル名が存在する検索結果が得られた場合には、ステップS9〜S12に示す図13の添付数確認部106による処理を実行する。まずステップS9でメール本文中の添付数表現から添付ファイル推定数Nを認識する。次にステップS10で、図4に示した電子メール34のデータ構造における境界情報の数Bから(1)式のように2を減ずることで、添付ファイル実数Fを認識する。
【0077】
続いてステップS11で添付ファイル推定数Nと添付ファイル実数Fの一致か否か判定する。もし不一致であれば、ステップS12で添付数不一致の警告メッセージを作成する。この警告メッセージは、添付ファイル実数Fが添付ファイル推定数Nより小さい場合(N<F)は、ファイル数不足の警告メッセージとなる。また添付ファイル実数Fが添付ファイル推定数Nより多かった場合(F>N)は、添付ファイルが余計に添付されていることを示す警告メッセージを作成する。
【0078】
次に図24のステップS13〜S16により図13の添付内容確認部108の処理を実行する。まずステップS13でRAM16に本文中のファイル名の検索結果の記憶があるか否かチェックし、もしなければステップS14〜S16の処理はスキップする。RAM16中に本文中のファイル名の検索結果の記憶があると、ステップS14で添付ファイルの先頭位置のファイルパラメータに記述されたテキスト形式の文字列であるファイル名を検索する。
【0079】
この場合のファイル名の検索も「.xls」「.jpg」等の拡張子に続く文字列をファイル名として検索すればよい。次にステップS15で、メール本文66から検索したファイル名と添付ファイルから検索したファイル名が一致するか否か判定し、不一致であればステップS16で添付ファイル名不一致の警告メッセージを作成する。
【0080】
一方、ファイル名が一致していた場合にはステップS22に進み、ステップS9〜S12の処理で添付数の一致が得られているかどうか判定し、添付数が一致していた場合には添付ファイルは正常であることから、ステップS20に進んでメーラプログラムの実行で送信処理を行う。一方、添付数が不一致であった場合にはステップS17に進む。
【0081】
即ち、この実施例では、添付ファイルの添付数と添付内容の2つのパラメータにつき論理積判断を行っており、両方が成立しない場合またはいずれか一方が成立しない場合について、ステップS17に進む。ステップS17にあっては、図13の警告メッセージ出力部110によりステップS12及びまたはステップS16で作成した添付数不足の警告メッセージ及びまたはファイル名不一致の警告メッセージを添付忘れ確認ウィンドウ114に出力表示する。
【0082】
続いてステップS18で、警告メッセージに対する操作者の回答操作として送信取り止めまたは送信を行わせる。ステップS19で回答操作として送信操作を判別すると、ステップS20で添付ファイルの不足またはファイル内容の不一致があっても、送信者の意思によってそのまま電子メールを送信させる。
送信取り止めであった場合には、ステップS23で添付釦により図22のように添付ファイルリストウィンドウ136を開いて添付操作を行い、再び図23のステップS2に戻り、再度確認処理を行う。この場合にはステップS2〜S15、更にS22を通って、添付ファイルの添付状況の正常確認が行われ、ステップS20で電子メールの送信処理となり、送信終了でステップS22の終了操作を行えばよい。
【0083】
本発明の電子メールプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体の実施形態としては、本発明が対象とする記録媒体としてCD/ROMやフロッピディスク等のリムーバルな可搬型記録媒体、回線によりプログラムを提供するプログラム提供者の記憶装置、更にプログラムをインストールした処理装置やRAMやハードディスク等のメモリ装置がある。また記録媒体によって提供された電子メールプログラムは処理装置にローディングされ、その主メモリ上で実行される。 尚、上記の実施形態は、電子メールのメール本文として日本文と英文を例にとるものであったが、これ以外の言語についても全く同様に適用できる。
【0084】
更に本発明は、本発明の目的と利点を損なわない範囲で適宜の変形が可能であり、更にまた本発明は、上記の実施形態に示した数値、データ形式、ファイル形式等による限定は受けない。
【0085】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、メール本文中に添付ファイルの存在を示唆する添付表現が存在するか否かチェックし、存在しない場合には、送信者に対し添付忘れではないかの確認を促すことで、送信者は送信時にファイルの添付操作が必要か否か判断でき、必要であれば添付することができるし不要であれば無視して送信すればよく、メール内容と送信者本人の意思を状況に応じて適切に反映した円滑な電子メールの送信処理ができる。
【0086】
また本発明にあっては、ファイルの添付忘れに加え、ファイルを添付している場合の添付ファイルの不足及び誤ったファイルの添付を判定して送信者に確認を促すことで、送信者が意図した添付ファイルを伴う電子メールの送信を確実に行うことができる。
この結果、添付ファイルの不足や誤りにより電子メールを送り直すという送信側及び受信側の二度手間と送信側のばつの悪さを未然に防止でき、更に添付したつもりのファイル添付忘れに気付かずに電子メールを利用した業務が滞るという事故を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の電子メール装置のハードウェア構成のブロック図
【図3】本発明の第1実施形態の機能ブロック図
【図4】本発明が対象とする電子メールのデータ構造の説明図
【図5】添付ファイルがない場合の日文電子メールのデータ構成図
【図6】ファイルを正しく添付した場合の日文電子メールのデータ構成図
【図7】図6に続く添付ファイルのデータ構成図
【図8】ファイルを添付忘れした場合の日文電子メールのデータ構成図
【図9】図3で辞書登録に使用する登録画面の説明図
【図10】図3で送信に使用する送信画面の説明図
【図11】図3の送信画面に表示された添付忘れ確認ウィンドウの説明図
【図12】図3の電子メール処理のフローチャート
【図13】本発明の第2実施形態の機能ブロック図
【図14】図13で辞書登録に使用する登録画面の説明図
【図15】ファイルを正しく添付した場合の日文電子メールのデータ構成図
【図16】図15に続く添付ファイルのデータ構成図
【図17】図16に続く添付ファイルのデータ構成図
【図18】ファイルを1つ添付忘れした場合の日文電子メールのデータ構成図
【図19】図18に続く添付ファイルのデータ構成図
【図20】図13で送信に使用する送信画面の説明図
【図21】図20の送信画面に表示された添付忘れ確認のウィンドウ説明図
【図22】図20の送信画面に表示された添付ファイルリストのウィンドウ説明図
【図23】図13の電子メール処理のフローチャート
【図24】図23に続く電子メール処理のフローチャート
【符号の説明】
10:CPU
12:バス
14:ROM
16:RAM(主記憶)
18:ハードディスクドライブ(HDD)
20:ディスプレイ
22:キーボード
24:マウス
26:通信制御部
28:通信回線
30:メーラプログラム
32:電子メール制御部
34:電子メール
36:添付ファイル群
38:電子メール操作表示画面
40:操作表示部
42:メール作成部
44:メール送信部
46:添付ファイル確認部
48:添付ファイル判定部
50,104:添付表現検索部
52,110:警告メッセージ出力部
54,112:辞書登録部
56:作成画面
58:送信画面
60,114:添付忘れ確認ウィンドウ
62,116:登録画面
64:メール制御文
66:メール本文
68,68−1〜68−3:添付ファイル
70,118:辞書
72:境界情報定義文
74,74−1〜74−5:境界情報(境界識別子)
76,76−1〜76−3:ファイルパラメータ
78,78−1〜78−3:ファイル本体
80,87,118:終了釦
82,120:登録釦
84,122:削除釦
85,124:添付表現入力枠
86,128:登録リスト
88:送信釦
90:添付釦
92:宛先
94:写し
96:題名
98:メール画面
100:送信取止釦
102:送信釦
106:添付数確認部
108:添付内容確認部
126:添付数入力枠

Claims (11)

  1. テキスト形式で記述されたメール制御文とメール本文に、前記テキスト形式では表現できないファイルを必要に応じて添付した電子メールを作成するメール作成部と、
    前記メール作成部で作成された電子メールを送信するメール送信部と、
    電子メールの送信に先立ち、前記メール本文を検索して添付ファイルの存在を示す添付表現の有無を検索し、添付表現が検索された場合に添付忘れの確認を確認を促す警報メッセージを出力表示させる添付ファイル確認部と、
    を備え、
    前記添付ファイル確認部は、
    添付ファイルの存在を示すメール本文中の添付表現及び添付ファイルの数を示すメール本文中の添付数表現の各々を予め辞書に登録する辞書登録部と、
    前記辞書に登録された添付表現及び添付数表現に一致する前記メール本文中の文字列を検索すると共に添付ファイル名を示す文字列を検索する添付表現検索部と、
    前記添付表現検索部の検索結果から添付ファイルの存在が判定された場合に、メール本文中の添付数表現に基づく添付ファイル推定数と電子メールに存在する添付ファイル実数を比較し、添付ファイル実数が添付ファイル推定数より少ない時に添付ファイルの不足を示す警報メッセージを作成する添付数確認部と、
    前記添付数確認部で作成された警告メッセージを出力して表示させる警告メッセージ出力部と、
    からなることを特徴とする電子メール装置。
  2. 請求項1記載の電子メール装置に於いて、前記添付ファイル確認部は、電子メールの送信ボタンがクリックされた際に、添付忘れの確認処理を行うことを特徴とする電子メール装置。
  3. 請求項記載の電子メール装置に於いて、前記添付ファイル判定部は、メール本文及び添付ファイルの境界情報に基づいて境界数を検出し、境界数から2を減算した値が1以上の場合に添付ファイルありと判定することを特徴とする電子メール装置。
  4. 請求項記載の電子メール装置に於いて、前記辞書登録部は、登録語を追加及び削除できる書替え可能なメモリであることを特徴とする電子メール装置。
  5. テキスト形式で記述されたメール制御文とメール本文に、前記テキスト形式では表現できないファイルを必要に応じて添付した電子メールを作成するメール作成部と、
    前記メール作成部で作成された電子メールを送信するメール送信部と、
    電子メールの送信に先立ち、前記メール本文を検索して添付ファイルの存在を示す添付表現の有無を検索し、添付表現が検索された場合に添付忘れの確認を確認を促す警報メッセージを出力表示させる添付ファイル確認部と、
    を備え、
    記添付ファイル確認部は、
    添付ファイルの存在を示すメール本文中の添付表現及び添付ファイルの数を示すメール本文中の添付数表現の各々を予め辞書に登録する辞書登録部と、
    前記辞書に登録された添付表現及び添付数表現に一致する前記メール本文中の文字列を検索すると共に添付ファイル名を示す文字列を検索する添付表現検索部と、
    前記添付表現検索部により添付ファイル名が検索された場合に、添付ファイル中のファイル名と比較し、両者が不一致となった場合に誤ったファイルの添付を示す警報メッセージを作成する添付内容確認部と、
    前記添付内容確認部で作成された警告メッセージを出力して表示させる警告メッセージ出力部と、
    を備えたことを特徴とする電子メール装置。
  6. 請求項記載の電子メール装置に於いて、前記添付ファイル確認部は、電子メールの送信ボタンがクリックされた際に、添付ファイル名の確認処理を行うことを特徴とする電子メール装置。
  7. 請求項記載の電子メール装置に於いて、前記添付数確認部は、電子メールのメール本文及び添付ファイルの各境界情報に基づいて前記添付ファイル実数を判定することを特徴とする電子メール装置。
  8. 請求項記載の電子メール装置に於いて、前記添付数判定部は、メール本文及び添付ファイルの境界情報に基づいて境界数を検出し、検出境界数から2を減算した値を前記添付ファイル実数とすることを特徴とする電子メール装置。
  9. 請求項記載の電子メール装置に於いて、前記添付表現登録部は、前記添付表現として、前記メール本文が日本文の場合に「添付」、「ご査収」、「ご覧ください」等の文字列を前記辞書に登録し、前記メール本文が英語の場合に「attached」、「attachment」、「enclosure 」等の文字列を前記辞書に登録すると共に、前記添付数表現として「a file」、「files 」等の文字列と添付数の組を登録することを特徴とする電子メール装置。
  10. コンピュータに、
    テキスト形式で記述されたメール制御文とメール本文に、前記テキスト形式では表現できないファイルを必要に応じて添付した電子メールを作成するメール作成手順と、
    前記メール作成手順で作成された電子メールを送信するメール送信手順と、
    電子メールの送信に先立ち、前記メール本文を検索して添付ファイルの存在を示す添付表現の有無を検索し、添付表現が検索された場合に添付忘れの確認を促す警報メッセージを出力表示させる添付ファイル確認手順を実行させるためのプログラムを記録し、
    前記添付ファイル確認手順は、
    添付ファイルの存在を示すメール本文中の添付表現及び添付ファイルの数を示すメール本文中の添付数表現の各々を予め辞書に登録する辞書登録手順と、
    前記辞書に登録された添付表現及び添付数表現に一致する前記メール本文中の文字列を検索すると共に添付ファイル名を示す文字列を検索する添付表現検索手順と、
    前記添付表現検索手順の検索結果から添付ファイルの存在が判定された場合に、メール本文中の添付数表現に基づく添付ファイル推定数と電子メールに存在する添付ファイル実数を比較し、添付ファイル実数が添付ファイル推定数より少ない時に添付ファイルの不足を示す警報メッセージを作成する添付数確認手順と、
    前記添付数確認手順で作成された警告メッセージを出力して表示させる警告メッセージ出力手順と、
    して実行させることを特徴とする電子メールプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  11. コンピュータに、
    テキスト形式で記述されたメール制御文とメール本文に、前記テキスト形式では表現できないファイルを必要に応じて添付した電子メールを作成するメール作成部手順と、
    前記メール作成て順で作成された電子メールを送信するメール送信手順と、
    電子メールの送信に先立ち、前記メール本文を検索して添付ファイルの存在を示す添付表現の有無を検索し、添付表現が検索された場合に添付忘れの確認を促す警報メッセージを出力表示させる添付ファイル確認手順を実行させるためのプログラムを記憶し、
    前記添付ファイル確認手順は、
    添付ファイルの存在を示すメール本文中の添付表現及び添付ファイルの数を示すメール本文中の添付数表現の各々を予め辞書に登録する辞書登録手順と、
    前記辞書に登録された添付表現及び添付数表現に一致する前記メール本文中の文字列を検索すると共に添付ファイル名を示す文字列を検索する添付表現検索手順と、
    前記添付表現検索手順により添付ファイル名が検索された場合に、添付ファイル中のファイル名と比較し、両者が不一致となった場合に誤ったファイルの添付を示す警報メッセージを作成する添付内容確認手順と、
    前記添付内容確認手順で作成された警告メッセージを出力して表示させる警告メッセージ出力手順として実行させることを特徴とする電子メールプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
JP03077398A 1998-02-13 1998-02-13 電子メール装置及び電子メールプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 Expired - Fee Related JP3579240B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03077398A JP3579240B2 (ja) 1998-02-13 1998-02-13 電子メール装置及び電子メールプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
US09/094,556 US6453338B1 (en) 1998-02-13 1998-06-15 Electronic mail apparatus and computer readable record medium having electronic mail program recorded thereon

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03077398A JP3579240B2 (ja) 1998-02-13 1998-02-13 電子メール装置及び電子メールプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11232197A JPH11232197A (ja) 1999-08-27
JP3579240B2 true JP3579240B2 (ja) 2004-10-20

Family

ID=12313013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03077398A Expired - Fee Related JP3579240B2 (ja) 1998-02-13 1998-02-13 電子メール装置及び電子メールプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6453338B1 (ja)
JP (1) JP3579240B2 (ja)

Families Citing this family (47)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6671718B1 (en) * 1999-06-28 2003-12-30 Mark Meister Email client application incorporating an active transmit authorization request
AU7858000A (en) * 1999-10-08 2001-04-23 James D Logan Methods and apparatus for verifying the presence of intended email attachments
AU8020800A (en) * 1999-10-14 2001-04-23 Qualcomm Incorporated Reminding e-mail writer to attach file
US7752275B2 (en) * 2000-05-04 2010-07-06 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for configuring electronic mail for delivery of electronic services
US7016937B1 (en) * 2000-05-04 2006-03-21 Bellsouth Intellectual Property Corporation Method and apparatus for generating reminders to transmit electronic mail attachments by parsing e-mail message text
US7007066B1 (en) 2000-05-04 2006-02-28 Bellsouth Intellectual Property Corp. Method and apparatus for configuring electronic mail according to a user-selected type
US7444381B2 (en) * 2000-05-04 2008-10-28 At&T Intellectual Property I, L.P. Data compression in electronic communications
FI20001552A (fi) * 2000-06-29 2001-12-30 Nokia Mobile Phones Ltd Sähköisten viestien lähettäminen
US7624337B2 (en) * 2000-07-24 2009-11-24 Vmark, Inc. System and method for indexing, searching, identifying, and editing portions of electronic multimedia files
US7092993B2 (en) * 2001-03-20 2006-08-15 Bernel Goldberg Method and system for customizing e-mail transmissions based on content detection
US7209951B2 (en) * 2001-03-20 2007-04-24 Bernel Goldberg Method and system for modifying the content of e-mail transmissions based on customization settings
US20020138579A1 (en) * 2001-03-20 2002-09-26 Bernol Goldberg Method and system for completing e-mail transmissions
US6970908B1 (en) * 2001-03-27 2005-11-29 Cypress Semiconductor Corp. Method of email attachment confirmation
US6915333B2 (en) * 2001-12-14 2005-07-05 International Business Machines Corporation Method of managing attached document
US8037137B2 (en) * 2002-04-04 2011-10-11 International Business Machines Corporation Method and system for efficient attachment of files to electronic mail messages
US7130887B2 (en) * 2002-04-18 2006-10-31 Bernel Goldberg Method and system for generating separate e-mail transmissions to copied recipients for providing additional information
US8732249B2 (en) * 2002-05-29 2014-05-20 Verizon Services Corp. Providing an advisory to a user of a processing system
TWI306202B (en) * 2002-08-01 2009-02-11 Via Tech Inc Method and system for parsing e-mail
US7886359B2 (en) * 2002-09-18 2011-02-08 Symantec Corporation Method and apparatus to report policy violations in messages
US8661498B2 (en) 2002-09-18 2014-02-25 Symantec Corporation Secure and scalable detection of preselected data embedded in electronically transmitted messages
US7472114B1 (en) * 2002-09-18 2008-12-30 Symantec Corporation Method and apparatus to define the scope of a search for information from a tabular data source
US7673344B1 (en) 2002-09-18 2010-03-02 Symantec Corporation Mechanism to search information content for preselected data
US8225371B2 (en) 2002-09-18 2012-07-17 Symantec Corporation Method and apparatus for creating an information security policy based on a pre-configured template
US8041719B2 (en) * 2003-05-06 2011-10-18 Symantec Corporation Personal computing device-based mechanism to detect preselected data
JP4141301B2 (ja) * 2003-03-25 2008-08-27 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 通信端末
US20050004987A1 (en) * 2003-07-03 2005-01-06 Sbc, Inc. Graphical user interface for uploading files
US8296126B2 (en) * 2004-02-25 2012-10-23 Research In Motion Limited System and method for multi-lingual translation
US7548953B2 (en) * 2004-12-14 2009-06-16 International Business Machines Corporation Method and system for dynamic reader-instigated categorization and distribution restriction on mailing list threads
US20060184549A1 (en) * 2005-02-14 2006-08-17 Rowney Kevin T Method and apparatus for modifying messages based on the presence of pre-selected data
US8011003B2 (en) * 2005-02-14 2011-08-30 Symantec Corporation Method and apparatus for handling messages containing pre-selected data
US20080244750A1 (en) * 2007-03-28 2008-10-02 Benjamin Romero Method and Apparatus Regarding Attachments to E-mails
US20090019119A1 (en) * 2007-07-13 2009-01-15 Scheffler Lee J System and method for detecting one or more missing attachments or external references in collaboration programs
JP4738392B2 (ja) * 2007-09-14 2011-08-03 株式会社東芝 情報共有システム及び情報共有プログラム
US20090113002A1 (en) * 2007-10-30 2009-04-30 At&T Bls Intellectual Property, Inc. Electronic Message Attachment Options
US7996373B1 (en) 2008-03-28 2011-08-09 Symantec Corporation Method and apparatus for detecting policy violations in a data repository having an arbitrary data schema
US8065739B1 (en) 2008-03-28 2011-11-22 Symantec Corporation Detecting policy violations in information content containing data in a character-based language
US7996374B1 (en) 2008-03-28 2011-08-09 Symantec Corporation Method and apparatus for automatically correlating related incidents of policy violations
US8826443B1 (en) 2008-09-18 2014-09-02 Symantec Corporation Selective removal of protected content from web requests sent to an interactive website
US8613040B2 (en) * 2008-12-22 2013-12-17 Symantec Corporation Adaptive data loss prevention policies
US8935752B1 (en) 2009-03-23 2015-01-13 Symantec Corporation System and method for identity consolidation
KR101701151B1 (ko) * 2010-09-20 2017-02-02 삼성전자주식회사 휴대 단말기를 이용한 통합 메시지 송수신 방법 및 장치
US20120096022A1 (en) * 2010-10-19 2012-04-19 International Business Machines Corporation Text content sensitive non-text checker
CN103181125B (zh) 2010-10-22 2015-10-21 富士通株式会社 访问限制装置以及访问限制方法
JP6648531B2 (ja) * 2016-01-14 2020-02-14 富士通株式会社 ファイル操作チェック装置、ファイル操作チェックプログラム、及びファイル操作チェック方法
US11190470B2 (en) * 2019-02-27 2021-11-30 International Business Machines Corporation Attachment analytics for electronic communications
US11888798B2 (en) * 2021-07-13 2024-01-30 Vmware, Inc. Attachment and embedded object positioning validation
US20240022531A1 (en) * 2022-07-16 2024-01-18 Vmware, Inc. Smart email template generation based on attachments

Family Cites Families (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3885451T2 (de) * 1988-06-16 1994-05-11 Ibm Elektronisches Post-Folgesystem.
US4924514A (en) * 1988-08-26 1990-05-08 International Business Machines Corporation Personal identification number processing using control vectors
US5283562A (en) * 1990-04-17 1994-02-01 Pioneer Electronic Corporation Map display apparatus
US5822527A (en) * 1990-05-04 1998-10-13 Digital Equipment Corporation Method and apparatus for information stream filtration using tagged information access and action registration
US5283887A (en) * 1990-12-19 1994-02-01 Bull Hn Information Systems Inc. Automatic document format conversion in an electronic mail system based upon user preference
AU662805B2 (en) * 1992-04-06 1995-09-14 Addison M. Fischer A method for processing information among computers which may exchange messages
JP3168756B2 (ja) * 1993-02-24 2001-05-21 ミノルタ株式会社 電子メールシステムのメール管理方法
DE69403367T2 (de) * 1993-03-09 1997-10-09 Toshiba Kawasaki Kk Verfahren und Vorrichtung zur Objektdurchquerung die für einen strukturierten Speicher aus verbundenen Objekten geeignet sind
US5799318A (en) * 1993-04-13 1998-08-25 Firstfloor Software Method and apparatus for collecting and displaying information from diverse computer resources
US5606609A (en) * 1994-09-19 1997-02-25 Scientific-Atlanta Electronic document verification system and method
US5608874A (en) * 1994-12-02 1997-03-04 Autoentry Online, Inc. System and method for automatic data file format translation and transmission having advanced features
US5794252A (en) * 1995-01-24 1998-08-11 Tandem Computers, Inc. Remote duplicate database facility featuring safe master audit trail (safeMAT) checkpointing
US5799323A (en) * 1995-01-24 1998-08-25 Tandem Computers, Inc. Remote duplicate databased facility with triple contingency protection
US5696906A (en) * 1995-03-09 1997-12-09 Continental Cablevision, Inc. Telecommunicaion user account management system and method
JPH08263481A (ja) * 1995-03-22 1996-10-11 Hitachi Ltd 電子化文書回覧システム
US5758354A (en) * 1995-04-28 1998-05-26 Intel Corporation Application independent e-mail synchronization
US5813009A (en) * 1995-07-28 1998-09-22 Univirtual Corp. Computer based records management system method
US5765033A (en) * 1997-02-06 1998-06-09 Genesys Telecommunications Laboratories, Inc. System for routing electronic mails
US5923846A (en) * 1995-11-06 1999-07-13 Microsoft Corporation Method of uploading a message containing a file reference to a server and downloading a file from the server using the file reference
US5781901A (en) * 1995-12-21 1998-07-14 Intel Corporation Transmitting electronic mail attachment over a network using a e-mail page
US5903723A (en) * 1995-12-21 1999-05-11 Intel Corporation Method and apparatus for transmitting electronic mail attachments with attachment references
JPH09223052A (ja) 1996-02-19 1997-08-26 Nec Corp 電子メール装置
US6003007A (en) * 1996-03-28 1999-12-14 Dirienzo; Andrew L. Attachment integrated claims system and operating method therefor
US5870548A (en) * 1996-04-05 1999-02-09 Sun Microsystems, Inc. Method and apparatus for altering sent electronic mail messages
US5995922A (en) * 1996-05-02 1999-11-30 Microsoft Corporation Identifying information related to an input word in an electronic dictionary
EP0807896A3 (en) * 1996-05-15 2000-08-30 Hitachi, Ltd. Business processing system employing a notice board business system database and method of processing the same
US5818447A (en) * 1996-06-06 1998-10-06 Microsoft Corporation System and method for in-place editing of an electronic mail message using a separate program
JP2985782B2 (ja) * 1996-06-24 1999-12-06 日本電気株式会社 電子メール送信方式
US5907680A (en) * 1996-06-24 1999-05-25 Sun Microsystems, Inc. Client-side, server-side and collaborative spell check of URL's
US5987503A (en) * 1996-06-28 1999-11-16 Fujitsu Limited System and method for displaying an electronic mail containing a keyword detected in a chat session message
US5978566A (en) * 1996-07-12 1999-11-02 Microsoft Corporation Client side deferred actions within multiple MAPI profiles
US5832208A (en) * 1996-09-05 1998-11-03 Cheyenne Software International Sales Corp. Anti-virus agent for use with databases and mail servers
US5864870A (en) * 1996-12-18 1999-01-26 Unisys Corp. Method for storing/retrieving files of various formats in an object database using a virtual multimedia file system
US5978842A (en) * 1997-01-14 1999-11-02 Netmind Technologies, Inc. Distributed-client change-detection tool with change-detection augmented by multiple clients
US5995597A (en) * 1997-01-21 1999-11-30 Woltz; Robert Thomas E-mail processing system and method
US5917489A (en) * 1997-01-31 1999-06-29 Microsoft Corporation System and method for creating, editing, and distributing rules for processing electronic messages
US5920848A (en) * 1997-02-12 1999-07-06 Citibank, N.A. Method and system for using intelligent agents for financial transactions, services, accounting, and advice
US5893091A (en) * 1997-04-11 1999-04-06 Immediata Corporation Multicasting with key words
JPH10307751A (ja) * 1997-05-09 1998-11-17 Hitachi Ltd 並列計算機におけるポインタ制御によるデータ転送装置
US6216122B1 (en) * 1997-11-19 2001-04-10 Netscape Communications Corporation Electronic mail indexing folder having a search scope and interval
US6243092B1 (en) * 1997-12-02 2001-06-05 Aspect Communications Transaction flow editing tool

Also Published As

Publication number Publication date
US6453338B1 (en) 2002-09-17
JPH11232197A (ja) 1999-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3579240B2 (ja) 電子メール装置及び電子メールプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
US6970908B1 (en) Method of email attachment confirmation
US7921356B2 (en) Method, system and computer readable medium for addressing handling from a computer program
US7496854B2 (en) Method, system and computer readable medium for addressing handling from a computer program
US9201950B2 (en) Method, system and computer readable medium for addressing handling from an operating system
US6430272B1 (en) Message switching apparatus for processing message according to message processing procedure
US7043690B1 (en) Method, system, and program for checking contact information
US20020138579A1 (en) Method and system for completing e-mail transmissions
US20020169839A1 (en) Method and system for modifying the content of e-mail transmissions based on customization settings
JP2003006116A (ja) 電子メールシステム
US20080250112A1 (en) Method and Apparatus for Determining Whether an Email Message is Ready for Transmission
US7016937B1 (en) Method and apparatus for generating reminders to transmit electronic mail attachments by parsing e-mail message text
JP2007299352A (ja) メッセージ出力装置及びメッセージ出力方法及びメッセージ出力プログラム
JP2000066823A (ja) あるキ―ボ―ドモ―ドに対応するテキストを他のキ―ボ―ドモ―ドに対応するテキストに変換する方法
JP2003050795A (ja) 時間情報表示システム
US20070198643A1 (en) Address retrieval system and method
US20160241502A1 (en) Method for Generating an Electronic Message on an Electronic Mail Client System, Computer Program Product for Executing the Method, Computer Readable Medium Having Code Stored Thereon that Defines the Method, and a Communications Device
JP2001230802A (ja) 情報処理装置、方法及び媒体
EP1171836B2 (en) Function key for computer data handling
JP2000250828A (ja) 電子メールシステム
JP2008020979A (ja) 電子メールシステムの添付ファイル確認方法
WO2006043466A1 (ja) メール処理システム、メール処理サーバ、メール処理方法及びメール処理プログラム
JP2005215772A (ja) 文字列認識装置及びそのプログラム並びにそのプログラムが記録されたコンピュータ読取り可能な記録媒体,画像読取り装置,辞書情報送信装置及びそのプログラム並びにそのプログラムが記録されたコンピュータ読取り可能な記録媒体
KR20050079282A (ko) 웹 브라우저를 이용한 전자메일 서비스 방법 및 이를저장한 컴퓨터 판독가능 저장매체

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees