JP3579144B2 - 液面検出器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、石油ファンヒータ等の各種機器の液面検出器に係り、特に油受皿(または貯留タンク)内の灯油等の液面を検出するための液面検出器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の石油ファンヒータは、タンク内に灯油の有無を検出する液面検出器を備え、液面検出器としてフォトカプラを用いている。
【0003】
このフォトカプラは、図10に示すように、電源電圧VDD(例えば、約5V)に対して、コネクタCと電流制限抵抗R1,R2を介して、発光ダイオードLEDとフォトトランジスタPTを接続した構造である。
【0004】
この種の従来のフォトカプラが、マイクロコンピュータMに与えることができる入力信号モードは、High入力信号モードと、Low 入力信号モードのみである。
【0005】
タンク内の灯油の油面がフォトカプラの位置に対してある基準よりも上にある場合には、フォトカプラの発光ダイオードLEDの光はカバー部材の球面を通過し灯油等で拡散するため外部に出たまま戻ることなくフォトトランジスタPTへ入射されず、フォトトランジスタPTはオフ(油有り)であり、マイクロコンピュータMには電源電圧VDDの5VのHigh入力信号が抵抗R2を介して入力される。
【0006】
一方、タンク内の灯油の油面がフォトカプラの位置に対してある基準よりも低い場合には、フォトカプラの発光ダイオードLEDの光がフォトトランジスタPTにカバー部材の球面での反射により到達し、フォトトランジスタPTはオン(油無し)となり、マイクロコンピュータMにはLow 入力信号が入力される。これらのマイクロコンピュータMへの入力信号のレベルによって灯油の有無を判別することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、液面検出器およびその周辺回路に故障が発生した場合には、正常な燃焼が行われなくなる可能性がある。従来、液面検出器に発生する故障として、フォトカプラ自体の故障例えば発光ダイオードLEDのショート(短絡)あるいはオープン(開放)、フォトトランジスタのショート(短絡)あるいはオープン(開放)の他に、フォトトカプラとマイクロコンピュータMを接続する配線経路に設けられたコネクタCの接続端C1,C2,C3の外れ、あるいは接続不良が考えられる。コネクタ外れあるいは接続不良は、次のような問題を招来する。
【0008】
すなわち、例えば、タンク内の灯油の油面がある基準よりも低い場合に、フォトトランジスタPTはONとなり、マイクロコンピュータMへの本来の入力信号はLow レベルとなるはずである。ところが、コネクタC1が外れていた場合には発光ダイオードLEDは発光せず、コネクタC2が外れていた場合にはフォトトランジスタPTがONせず、コネクタC3が外れていた場合には発光ダイオードLEDは発光せず、またフォトトランジスタPTもONしない。このように、コネクタC1〜C3のいずれかが外れていた場合、電源電圧VDD(5V)が抵抗R2を介してマイクロコンピュータMの入力端に印加され、入力信号はHighレベルとなる。したがって、マイクロコンピュータMは、通常のHigh入力信号モードを認識し、タンク内の灯油の油面がある基準よりも上にあると誤判断してしまう。
【0009】
その結果、石油ファンヒータは、タンク内にほとんど灯油が無いにもかかわらず通常の燃焼モードで運転を行うこととなり、このときポンプはタンク内に灯油が殆んど無い状態で少量の灯油と多量の空気をバーナ側に送ることになる。そのため、バーナ内への空気の供給量が過剰となって空気の圧力が高まり、異常赤燃焼が発生するおそれがある。
【0010】
また、上記従来の液面検出器およびその接続回路では、上述のように、液面検出器自体の故障なのか、コネクタ外れもしくは接続不良なのかをマイクロコンピュータMの入力信号レベルでは峻別することができない。
【0011】
また、出荷検査時あるいは保守・点検時等において、検査員あるいはサービスマンが故障の状態を判定するに際し、その故障の状態を視覚的に確認できるような補助的な表示手段を備えることが好ましい。
【0012】
そこで、本発明は、液面検出時の異常発生原因を明確化することができる液面検出器を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解消するために、請求項1に記載の発明は、図5に示すように、発光ダイオード12とフォトトランジスタ14間の光路中における液体の存在の有無に応じて前記フォトトランジスタ14のコレクタ電極から対応する検出信号を出力させる液面検出器において、前記フォトトランジスタ14のコレクタ電極と発光ダイオード12のアノードとの間に信号レベルシフト用発光ダイオードD1を順方向に接続して構成される。
【0014】
この発明によれば、例えば次のように作用する。いま、液面検出器の不良、例えば、発光ダイオード12の短絡故障の場合、電源VDD、フォトトランジスタ14のコレクタ電極、信号レベルシフト用発光ダイオードD1、発光ダイオード12の経路で電流が流れる。このとき、発光ダイオード12は短絡してその抵抗値はゼロであるから、検出信号の電圧レベルは信号レベルシフト用発光ダイオードD1に生じる順方向電圧降下に等しい値となり、従来のようなグランドレベル(0V)とはならない。この検出信号レベル状態と発光ダイオード12の短絡故障とを対応付けておくことにより、異常原因を峻別することができる。
【0015】
一方、発光ダイオード12の導通状態(オン/オフ)、短絡故障、開放故障等の状態に応じて、信号レベルシフト用の発光ダイオードD1に流れる電流の有無すなわち発光状態が決定されるので、信号レベルシフト用の発光ダイオードD1は状態表示器としても作用し、その発光の有無を上記各動作状態に対応付けることにより、液面検出器の正常/異常、異常内容等を検査員やサービスマン等に視覚的に告知できる。かくして、液面検出時の異常発生原因等を明確化することができる。
【0016】
請求項2に記載の発明は、図6に示すように、発光ダイオード12とフォトトランジスタ14間の光路中の検出液体の存在の有無に応じて前記フォトトランジスタ14のコレクタ電極から対応する検出信号を出力させる液面検出器であって、前記発光ダイオード12およびフォトトランジスタ14がコネクタ30を介して外部回路26に接続されるように形成された液面検出器において、前記フォトトランジスタ14のコレクタ電極が接続されるコネクタ接続端30bと前記発光ダイオード12のアノードが接続されるコネクタ接続端30aとの間に信号レベルシフト用発光ダイオードD1を順方向に接続して構成される。
【0017】
この発明によれば、例えば次のように作用する。液面検出器の不良、例えば、発光ダイオード12の短絡故障の場合、電源VDD、信号レベルシフト用発光ダイオードD1、コネクタ接続端30a、発光ダイオード12、コネクタ接続端30c、GNDの経路で電流が流れる。このとき、発光ダイオード12は短絡してその抵抗値はゼロであるから、検出信号の電圧レベルは信号レベルシフト用発光ダイオードD1に生じる順方向電圧降下に等しい値となり、従来のようなGNDレベル(0V)とはならない。この検出信号レベル状態と発光ダイオード12の短絡故障とを対応付けておくことにより、異常原因を峻別することができる。
【0018】
一方、発光ダイオード12の導通状態(オン/オフ)、短絡故障、開放故障の状態、さらにはコネクタ接続端30a、30cの接続(あるいは接触)不良の有無に応じて、信号レベルシフト用の発光ダイオードD1に流れる電流の有無すなわち発光状態が決定されるので、信号レベルシフト用の発光ダイオードD1は状態表示器としても作用し、その発光の有無を上記各動作状態に対応付けることにより、液面検出器の正常/異常、コネクタの接続状態、あるいは異常の内容等をフォトカプラと離れた位置に設置される外部回路に付属の発行ダイオードD1の発行状態をもって検査員やサービスマン等に視覚的に告知できる。かくして、液面検出時の異常発生原因等を明確化することができる。
【0021】
【実施の形態】
次に、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0022】
(I) 概要
まず、図1に本発明に係る液面検出器の実施の形態を適用するための石油ファンヒータの一例を示し、その概要を説明する。
【0023】
図1において、油受皿1内に貯留されている灯油5は、ポンプ2によりバーナ3に送ることができる。燃料カートリッジタンク4は油受皿1に設置されている。
【0024】
燃料カートリッジタンク4には、バルブ4aが配置されており、灯油5が油受皿1内に逐次供給される。なお、図1では、説明の便宜のために燃料カートリッジタンク4に比べて油受皿1を大きく描いている。
【0025】
油受皿1には液面検出器10が設けられており、送風機はバーナ3に対して一次空気および二次空気を送るようになっている。もし、油受皿1内の灯油5が減って油面レベルL1から油面レベルL2に下がった場合に、そのことを知らずに通常の燃焼動作を行った場合には、ポンプ2はその灯油5を吸引し続けて油受皿1内の空気も吸い込むことになる。やがてバーナ3の炎が消えるが、問題となるのはバーナ3内へ灯油と多量の空気が送り込まれて、空気と灯油のバランスが崩れ異常赤火となることである。このため、使用者に対して、油受皿1内の灯油が所定の量よりも少なくなったことを確実に告知する必要がある。
【0026】
図2に、本発明に係る液面検出器10の断面構造例、図3に液面検出器10の電気回路の等価回路、図4に液面検出器10の発光素子としての発光ダイオード12、受光素子としてのフォトトランジスタ14、透明樹脂のカバー部材16を示す。
【0027】
図2に示すように、液面検出器10は3つの接続端子10a,10b,10cを備えている。図4に示すように、フォトカプラ15を構成する発光ダイオード12、フォトトランジスタ14が取り付け板18に取り付けられ、カバー部材16により囲まれてケーシング19内に装着されている。
【0028】
灯油5が例えば油面レベルL1にあれば、発光ダイオード12の発光する光LTは、2点鎖線で示すように灯油5とカバー部材16で拡散されてフォトトランジスタ14には到達せず、フォトトランジスタ14はOFFである。
【0029】
これに対して、灯油5が例えば油面レベルL2に下がると、発光ダイオード12の発光する光LTは、実線で示すようにカバー部材16において反射してフォトトランジスタ14に到達し、フォトトランジスタ14はONになる。
【0030】
(II)第1実施の形態
図5に、本発明の第1実施の形態に係る液面検出器10の電気回路例を示す。
【0031】
図5において、電源電圧VDDから電流制限抵抗R1を介してフォトカプラ15の発光ダイオード12のアノードに接続され、発光ダイオード12のカソードはGNDに接地されている。また、電源電圧VDDからプルアップ抵抗R2を介してフォトカプラ15のフォトトランジスタ14のコレクタ電極の接続され、フォトトランジスタ14のエミッタはGNDに接地されている。
【0032】
発光ダイオード12のアノードとフォトトランジスタ14のコレクタの間には、発光ダイオードD1が順方向に接続、すなわち、発光ダイオードD1のカソードが発光ダイオード12のアノードに、かつ、発光ダイオードD1のアノードがフォトトランジスタ14のコレクタに接続されている。
【0033】
発光ダイオードD1のアノードとフォトトランジスタ14のコレクタとの接続点は液面検出信号の出力端であり、この信号端はマイクロコンピュータ26のA/D変換部28に接続されている。
【0034】
電流制限抵抗R1は、電源VDDから発光ダイオード12に対して大電流を通すための抵抗(例えば、150Ω)であり、プルアップ抵抗R2は、電源からフォトトランジスタ14に小電流を通すための抵抗(例えば、10〜20KΩ)である。
【0035】
次に、第1実施の形態の動作を図7を参照して説明する。図7は、マイクロコンピュータ26に対する入力電圧の値を実施の形態別に、しかも状態別(正常と異常)に個々に例示している。
【0036】
図7に示す正常時とは、発光ダイオード(LED)12が短絡故障あるいは開放故障しておらず、フォトトランジスタ14も短絡故障あるいは開放故障していない状態である。
【0037】
この正常時に、図4の灯油が油面L1まで満たされていると、発光ダイオード12の光は灯油の屈折率とカバー部材16の屈折率により、カバー部材16の外部に通過拡散しフォトトランジスタ14には到達しない。したがって、図5においてフォトトランジスタ14はOFFであり、電源からの電流は、プルアップ抵抗R2、発光ダイオードD1、そして発光ダイオード12の経路で流れる。そのため、発光ダイオードD1の順方向電圧VF1(例えば、1.7Vであるが、説明を簡単にするため2Vとする。)と発光ダイオード12の順方向電圧VF2(同じく2.0Vとする。)が加算された出力電圧値4.0Vが、マイクロコンピュータ26のA/D変換部28に入力され、マイクロコンピュータ26は『タンク内に灯油が有る』と判断する。
【0038】
また、正常時にはフォトカプラ15の発光ダイオード12に電流が流れるので発光ダイオードD1にも電流が流れ、したがって発光ダイオードD1は常に発光状態にある。このことを利用して、発光ダイオードD1を制御基板上の目視し易い位置に配置しておくことにより、発光ダイオードD1は動作状態表示器として作用し、したがって、この発光ダイオードD1の発光状態により工場等における検査員あるいは市場におけるサービスマンが当該液面検出器が『正常』であることを容易に視認することができる。
【0039】
これに対して、正常時に、図4に示すように灯油が油面L2まで減っていると、発光ダイオード12の光はセンサ内部で反射してフォトトランジスタ14に到達する。したがって、図5においてフォトトランジスタ14はONし、電源VDDからの電流は、GNDに落ちる。これにより、マイクロコンピュータ26のA/D変換部28にはフォトトランジスタ14のコレクタ−エミッタ間電圧VCE(約0.2V=0Vとする。)が入力され、マイクロコンピュータ26は「タンク内に灯油が無い」と判断する。
【0040】
また、この『灯油が無い』という状態であれば発光ダイオードD1のアノード電位が0Vになるため、発行ダイオードD1は点灯せず、この非点灯状態により工場等における検査員あるいは市場におけるサービスマンが当該液面検出器が『正常』であることを容易に視認することができる。
【0041】
以上説明したのは、発光ダイオード12とフォトトランジスタ14が共に正常の場合である。
【0042】
次に、図2のタンク1内に灯油5が有る場合における異常時の説明をする。この異常時とは、発光ダイオード12が短絡故障あるいは開放故障し、またはフォトトランジスタ14が短絡故障あるいは開放故障した場合である。
【0043】
タンク1内に灯油5が油面L1まで有り、発光ダイオード12が短絡故障すると、電源VDD、プルアップ抵抗R2、電圧降下発光ダイオードD1、発光ダイオード12、GNDの経路で電流が流れる。このとき、発光ダイオード12は発光せず、フォトトランジスタ14はOFFである。したがって、発光ダイオードD1の順方向電圧VF1(2.0V)のみがマイクロコンピュータ26のA/D変換部28に入力電圧として入力される。
【0044】
また、タンク1内に灯油5が油面L1まで有り、発光ダイオード12が開放故障すると発光ダイオード12は発光せず、フォトトランジスタ14はOFFである。しかも発光ダイオードD1の電流の経路も絶たれるので、電源電圧VDD(5V)がマイクロコンピュータ26のA/D変換部28に入力電圧として入力される。
【0045】
さらに、タンク1内に灯油5が油面L1まで有り、フォトトランジスタ14が短絡故障すると、GND電位レベルの信号がマイクロコンピュータ26のA/D変換部28に入力される。
【0046】
次に、図2のタンク1内に灯油5の油面がL2のレベルであり、灯油5が無い場合における異常時の説明をする。
【0047】
タンク1内に灯油5が無い場合においても、上述したタンク1内に灯油5が有る場合と同様に、発光ダイオード12が短絡故障すると、発光ダイオードD1の順方向電圧VF1(2.0V)のみがマイクロコンピュータ26のA/D変換部28に入力電圧として入力される。
【0048】
また、発光ダイオード12が開放故障すると、電源電圧VDD(5V)がマイクロコンピュータ26のA/D変換部28に入力電圧として入力される。
【0049】
さらに、フォトトランジスタ14が短絡故障すると、ゼロレベルがマイクロコンピュータ26のA/D変換部28に入力電圧として入力される。
【0050】
このように、本実施の形態によれば、信号レベルシフト手段である発光ダイオードD1の存在により、灯油の有無検出時の出力信号レベルと当該液面検出器の不良時の出力信号レベルとを異ならせることができる。その結果、フォトダイオード14の信号出力端から得られる検出信号の信号レベルが異常原因によって異なるので、液面検出時の異常発生原因を明確化することができる。
【0051】
また、異常時には、原則として、発光ダイオード12は発光しないので、発光ダイオードD1は非発光(消灯)状態にある。このことを利用して、発光ダイオードD1を制御基板上の目視し易い位置に配置しておくことにより、発光ダイオードD1の発光状態により工場等における検査員あるいは市場におけるサービスマンが当該液面検出器が『正常』であることを容易に視認することができる。
【0052】
なお、例外的に発光する場合もあり得るが、発光ダイオードD1の発光状態は、検査員あるいはサービスマンに対する補助的な告知手段であり、異常か否かの最終的な判定はマイクロコンピュータ26においてA/D変換器変換器28への入力信号によって行われるので、安全性は確保される。
【0053】
(II)第2実施の形態
図6に、本発明に係る液面検出器10の第2実施の形態を示す。なお、図6において、第1実施の形態(図5)構成要素と同一もしくは同等の要素には同一の符号を付して以下説明する。
【0054】
本実施の形態は、第1実施の形態に示される液面検出器10がコネクタ30を介して接続される場合の本発明の適用例を示している。このような態様は、実際の組立てに際して多く用いられる。
【0055】
コネクタ30は、3つの接続端30a,30b,30cを有している。接続端30aは発光ダイオード12のアノードと電流制限抵抗R1を電気的に接続し、接続端30bはフォトトランジスタ14のコレクタ電極とプルアップ抵抗R2を電気的に接続し、接続端30cは発光ダイオード12のカソードとフォトトランジスタ14のエミッタ電極をアースに電気的に接続している。電圧降下手段としての発光ダイオードD1は、フォトカプラ15の外部回路側において、接続端30a,30bの間に接続され、発光ダイオードD1のアノードはフォトトランジスタ14のコレクタ電極に接続され、発光ダイオードD1のカソードは発光ダイオード12のアノードに接続されている。
【0056】
次に、第2実施の形態の動作を説明する。
【0057】
図7に示すように、発光ダイオード12とフォトトランジスタ14が共に正常である場合には、マイクロコンピュータ26に対する入力電圧の値は、図5の原理図の正常な場合と同じである。
【0058】
また、タンク内の灯油の有無に拘らず、発光ダイオード(LED)12が短絡故障あるいは開放故障し、またはフォトトランジスタ14が短絡故障あるいは開放故障する異常の場合にも、マイクロコンピュータ26に対する入力電圧の値が図5の異常な場合と同じである。
【0059】
しかし、この実施の形態では、タンク内の灯油の有無に拘らず、図7に示すように、コネクタ30の接続端30a,30b,30cのいずれかが接続不良あるいは接触不良になった場合が、異常状態として加わっている。
【0060】
コネクタ30の接続端(NO.1)30aが接続不良あるいは接触不良になると、発光ダイオード12が開放故障になった状態と同じになり、フォトトランジスタ14はOFFである。そのため、電源電圧(5V)が、マイクロコンピュータ26のA/D変換部28に入力電圧として入力される。
【0061】
また、コネクタ30の接続端(NO.2)30bが接続不良あるいは接触不良になると、発光ダイオードD1の順方向電圧VF1(2.0V)と発光ダイオード12の順方向電圧VF2(たとえば2.0V)が加算された電圧値4点0Vが、マイクロコンピュータ26のA/D変換部28に入力電圧として入力される。
【0062】
さらに、コネクタ30の接続端(NO.3)30cが接続不良あるいは接触不良になると、発光ダイオード12が開放故障になった状態と同じになり、電源電圧(5V)が、マイクロコンピュータ26のA/D変換部28に入力電圧として入力される。
【0063】
(III) 第3の実施の形態
図8に、本発明に係る液面検出器の第3の実施の形態を示す。
【0064】
本実施の形態は、フォトカプラ15の発光ダイオード12のアノードをコネクタ30の接続端(NO.1)30aに接続し、フォトトランジスタ14のコレクタ端子をコネクタ30の接続端(NO.2)30bに接続して、接続端30aと30bに得られる検出信号電圧同士を比較することにより、フォトカプラ15の故障検出およびコネクタ30の接続不良または接触不良を判定するようにしたものである。検出信号の比較は、図示してないが、A/D変換部28によりディジタル信号に変換された後、マイクロコンピュータ26内において比較プログラムによりソフトウエアで処理されるか、コンパレータを用いてハードウエアにより処理される。
【0065】
図9に、図7と同様な本実施の形態におけるマイコン入力電圧の例を示す。
【0066】
以上の構成によれば、極めて簡単な構成でフォトカプラ15の故障あるいはコネクタの接続不良等を検出することができる。
【0067】
以上の各実施の形態の説明では、石油ファンヒータに適用される液面検出器を例に説明しているが、これに限らず、強制給排気式温風暖房機、石油ボイラ、自動車の燃料計、コピー機等のシリコンオイル計等、他の領域や分野の機器に対しても本発明の適用が可能であることは言うまでもない。
【0068】
【発明の効果】
以上の通り、請求項1記載の発明によれば、フォトトランジスタのコレクタ電極と発光ダイオードのアノードとの間に信号レベルシフト用発光ダイオードを順方向に接続して構成したので、液面検出器の不良時に、検出信号の電圧レベルは信号レベルシフト用発光ダイオードによってシフトされ、この検出信号レベル状態と発光ダイオードまたはフォトトランジスタの短絡故障とを対応付けておくことにより、異常原因を峻別することができる。また、フォトカプラの発光ダイオードまたはフォトトランジスタの導通状態、短絡故障、開放故障等の状態に応じて、信号レベルシフト用の発光ダイオードの発光状態が決定され、その発光の有無を上記各動作状態に対応付けることにより、液面検出器の正常/異常、異常内容等を検査員やサービスマン等に視覚的に告知できる。かくして、液面検出時の異常発生原因等を明確化することができる。
【0069】
請求項2に記載の発明によれば、フォトトランジスタのコレクタ電極が接続されるコネクタ接続端と前記発光ダイオードのアノードが接続されるコネクタ接続端との間に信号レベルシフト用発光ダイオードを順方向に接続して構成したので、液面検出器の不良の場合、検出信号電圧レベルは信号レベルシフト用発光ダイオードD1によってレベルがシフトされ、この検出信号レベル状態と発光ダイオード、フォトトランジスタあるいはけネクタの接続状態とを対応付けておくことにより、異常原因を峻別することができる。一方、発光ダイオードの導通状態(オン/オフ)、短絡故障、開放故障の状態、さらにはコネクタ接続端の接続(あるいは接触)不良の有無に応じて、発光の有無を上記各動作状態に対応付けることにより、液面検出器の正常/異常、コネクタの接続状態、あるいは異常の内容等をフォトカプラと離れた位置に設置される外部回路に付属の発光ダイオードD1の発光状態をもって検査員やサービスマン等に視覚的に告知できる。かくして、液面検出時の異常発生原因等を明確化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液面検出器を備える石油ファンヒータの概略図である。
【図2】本発明に係る液面検出器の構造例を示す縦断面図である。
【図3】フォトカプラの等価回路図である。
【図4】本発明に係る液面検出器のフォトカプラ部分の拡大図である。
【図5】本発明に係る液面検出器の第1の実施の形態を示す電気回路図である。
【図6】本発明に係る液面検出器の第2の実施の形態を示す電気回路図である。
【図7】第1〜第2の実施の形態におけるマイクロコンピュータの入力電圧の例を示す説明図である。
【図8】本発明に係る液面検出器の第3の実施の形態を示す電気回路図である。
【図9】第3の実施の形態におけるマイクロコンピュータの入力電圧の例を示す説明図である。
【図10】従来の液面検出器を示す図である。
【符号の説明】
5 灯油(液体)
10 フォトカプラ(センサ)
12 発光ダイオード(発光素子)
14 フォトダイオード(受光素子)
26 マイコン(検出器)
28 A/D変換部
30 コネクタ
30a,30b,30c コネクタ接続端
D1 発光ダイオード(信号レベルシフト手段)

Claims (2)

  1. 発光ダイオードとフォトトランジスタ間の光路中における液体の存在の有無に応じて前記フォトトランジスタのコレクタ電極から対応する検出信号を出力する液面検出器において、
    前記フォトトランジスタのコレクタ電極と発光ダイオードのアノードとの間に発光ダイオードが順方向に接続されていることを特徴とする液面検出器。
  2. 発光ダイオードとフォトトランジスタ間の光路中の検出液体の存在の有無に応じて前記フォトトランジスタのコレクタ電極から対応する検出信号を出力する液面検出器であって、前記発光ダイオードおよびフォトトランジスタがコネクタを介して外部回路に接続された液面検出器において、
    前記フォトトランジスタのコレクタ電極が接続されるコネクタ接続端と前記発光ダイオードのアノードが順方向に接続されるコネクタ接続端との間に発光ダイオードが接続されていることを特徴とする液面検出器。
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