JP3577710B2 - 移動車輌及びその障害物検知センサの感度調整方法 - Google Patents

移動車輌及びその障害物検知センサの感度調整方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動車両及びその障害物検知センサの感度調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、代表的な移動車輌である無人搬送車が、工場内の生産ライン等における物品の移動手段として広く使用されている。この無人搬送車は、主にバッテリーが搭載された自走式が使用されており、車輌の軌道として予めフロア上に張り巡らされたガイドテープをセンサで検出しながら、予め記憶しているプログラムに従って走行するもの、あるいはガイドテープ等の補助手段を使用しない自立走行型も使用されつつある。何れの場合においても、作業者や障害物が存在する領域で使用されることが多いので、十分な安全性を備える必要がある。そこでこれらの無人搬送車は、一般的に光や超音波を用いた障害物検出のためのセンサを搭載している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例において、安全性と物品の移動作業の効率を両立させるため、すなわち無人搬送車が必要以上に障害物を検知し、度々停止することを防ぐため、作業者は周囲の状況に応じて検出センサの感度を変更し障害物の検出領域を予め設定している。この具体的な方法は、無人搬送車を手動モードにし、走行させる軌道を移動させながら、前述の障害物検知センサの感度を順次設定していくというものである。このため、運用開始までの作業工数がかなり多くなるという問題が起きている。
【0004】
また、車輌の移動速度に従って高速走行用及び低速走行用センサの2つのセンサを使い分ける(または高速度/低速度で1つのセンサの感度を切り替える)方法が公開実用新案平3−17807で提案されている。しかしながら、この場合は、低速走行時にセンサを高感度に設定できないといった制御の不自由さが問題となる。
【0005】
そこで本発明は、障害物検知センサの自由度のある感度調整が迅速かつ容易に可能な移動車輌及び障害物検知センサの感度調整方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明の構成として、
進路を検知する進路検知手段と、その進路に沿って配置されたアドレスを検知するアドレス検知手段と、障害物を検知する障害物検知手段と、それらの検知手段より得られる情報に基づいて走行を制御する制御手段を備えた移動車輌において、
前記アドレスに対応した前記障害物検知手段の感度値の仮設定値と調整後の設定値とを記憶する記憶手段と、
前記移動車輌の試運転において進路に配置されたアドレスを検知した際、そのアドレス値に対応する予め記憶された前記仮設定値に基づいて、前記障害物検知手段を作動させ、それにより障害物を検知した場合は前記仮設定値から予め設定した減算値を減算した値を、障害物を検知しない場合は前記仮設定値に予め設定した加算値を加算した値を、それぞれそのアドレスにおける前記調整後の設定値として前記記憶手段に記憶させる感度調整手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
これにより移動車輌を自走させ、仮設定値に基づいて障害物検知手段の調整を行なう。
【0008】
更に前記仮設定値は、一定の範囲の前記感度値の下限値であり、前記感度調整手段は、前記障害物検知手段が障害物を検知するまで、前記加算値による加算と、加算後の値に基づく前記障害物検知手段の作動と、を反復することを特徴とする。
【0009】
調整後に実際に記憶する感度値より、仮設定値の出力範囲の最低値の方が常に小さいことを原則として障害物検知手段の調整を行なう。
【0010】
更に前記減算値として、第1の減算値と前記第1の減算値より値の小さい第2の減算値とが設定され、前記加算値は前記第1の減算値より小さい値であり、前記感度調整手段は、前記障害物検知手段が障害物を検知しなくなるまで、前記第1の減算値による減算と、減算後の値に基づく前記障害物検知手段の作動と、を反復し、これにより前記障害物検知手段が障害物を検知しなくなった後、前記障害物検知手段が障害物を検知するまで、前記加算値による加算と、加算後の値に基づく前記障害物検知手段の作動と、を反復し、これにより前記障害物検知手段が障害物を検知した場合、前記第2の減算値により前記加算後の値を減算し、そのアドレスにおける前記調整後の設定値として前記記憶手段に記憶させることを特徴とする。
【0011】
前記第1の減算値で調整し、更に、前記第1の減算値よりも小さい値である前記第2の減算値及び前記加算値で微調整することで、実際の現場の状態に最適な感度値を設定できる
【0012】
更に前記移動車輌は、前記アドレスを検知した際、停止して感度調整を行なうことを特徴とする。
【0013】
これにより障害物検知手段の出力応答の遅れに対応する。
【0014】
上記の目的を達成するための本発明の他の構成として、
進路を検知する進路検知工程と、その進路に沿って配置されたアドレスを検知するアドレス検知工程と、障害物検知センサにより障害物を検知する障害物検知工程と、それらの検知工程より得られる情報に基づいて走行を制御する制御工程を備えた移動車輌における障害物検知センサの感度調整方法において、
前記アドレスに対応した前記障害物検知工程における感度値の仮設定値を予め設定して記憶し、
前記移動車輌の試運転において進路に配置されたでアドレスを検知した際、そのアドレス値に対応する前記仮設定値に基づいて、前記障害物検知センサを作動させ、それにより障害物を検知した場合は前記仮設定値から予め設定した減算値を減算し、障害物を検知しない場合は前記仮設定値に予め設定した加算値を加算することで感度値を調整し、
その感度値を調整後の設定値として前記アドレスと対応させて記憶することを特徴とする。
【0015】
これにより移動車輌を自走させ、仮設定値に基づいて障害物検知センサの調整を行う。
【0016】
更に前記仮設定値は、一定の範囲の前記感度値の下限値であり、前記感度値の調整では、前記障害物検知センサが障害物を検知するまで、前記加算値による加算と、加算後の値に基づく前記障害物検知センサの作動と、を反復することを特徴とする。
【0017】
調整後に実際に記憶する感度値より、仮設定値の出力範囲の最低値の方が常に小さいことを原則として障害物検知センサの調整を行う。
【0018】
更に前記減算値として、第1の減算値と前記第1の減算値より値の小さい第2の減算値とが設定され、前記加算値は前記第1の減算値より小さい値であり、前記感度の調整では、前記障害物検知センサが障害物を検知しなくなるまで、前記第1の減算値による減算と、減算後の値に基づく前記障害物検知センサの作動と、を反復し、これにより前記障害物検知センサが障害物を検知しなくなった後、前記障害物検知センサが障害物を検知するまで、前記加算値による加算と、加算後の値に基づく前記障害物検知センサの作動と、を反復し、これにより前記障害物検知センサが障害物を検知した場合、前記第2の減算値により前記加算後の値を減算し、その感度値を調整後の設定値として前記アドレスと対応させて記憶することを特徴とする。
【0019】
前記第1の減算値で調整し、更に、前記第1の減算値よりも小さい値である前記第2の減算値及び前記加算値で微調整することで、実際の現場の状態に最適な感度値を設定できる
【0020】
更に前記アドレスを検知した際、前記移動車輌を停止させて感度調整を行なうことを特徴とする。
【0021】
これにより障害物検知センサの出力応答の遅れに対応する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
はじめに、本発明を適用した代表的な移動車輌である無人搬送車のシステム全体について図1〜図3を参照して説明する。
【0024】
図1は、本発明を適用した無人搬送車システム全体の概略図である。
【0025】
図中、1は無人搬送車であるオートガイドビークル(以下、AGV)である。このAGV1は、予め定められた軌道であるフロア上に貼られたガイドテープ2に沿って、障害物の検知を行ないながら走行することが可能である。4は、フロア内の障害物であるが、実際は作業者の場合もある。5は、その障害物4の検出する障害物検知センサの障害物検知エリアであり、後述の方法で最適な感度を予め設定することができる。3はアドレス板であり予めフロア上に複数枚張り付けられている。AGV1は、このアドレス板3を検知すると起動/停止、分岐、速度変更、そして後述する障害物センサの感度変更等を行なう。
【0026】
次にAGV1の装置構成について説明する。
【0027】
図2は、本発明を適用したAGV1の装置構成を示す図である。
【0028】
図中、11は走行制御部であり、装置全体の制御を行なう。12はガイドセンサであり、ガイドテープ2の検出を行なう。13はアドレスセンサであり、アドレス板3のアドレス検出を行なう。14は障害物検知センサであり、障害物4の検出を行なう。18はD/A変換ユニットであり、走行制御部11から送出された障害物検知センサ14の感度設定値をD/A変換して障害物検知センサ14に設定する。
15はパラメータ記憶手段であり、後述のパラメータテーブル等の走行用の各種パラメータ、制御コードを記憶している。16はAGV1に備えられたテンキー等のデータ入力手段であり、パラメータ記憶手段15へのデータ設定を行なう。また、データの入力は、外部通信用インターフェース17を介して外部のコンピュータから行ってもよい。19はモータ駆動部であり、走行制御部11の指令に基づいて本実施形態では左車輪駆動モータ20及び右車輪駆動モータ21を駆動する。
【0029】
次にアドレス板3について説明する。
【0030】
図3は、本発明を適用した無人搬送車システムのアドレス板3の構造を示す図である。
【0031】
本実施形態においてアドレス板3は、S極とN極を組み合わせてストライプ状に磁化された薄型の樹脂シートであり、8ビット構成なのでアドレス値を256種類設定できる。そしてAGV1の動作を変化させたい位置の手前に、アドレス板3をガイドテープ2に沿って予め貼り付ける(埋め込んでもよい)。アドレスセンサ12が、図に示すようにアドレス板3上を長手方向に横切ることにより、AGV1はアドレス値を検出できるわけである。
【0032】
ここで本発明の概要を説明すれば、AGV1に前記の各アドレスにおける障害物検知センサ14の大まかな出力値をAGV1に予め設定、記憶しておく。そしてAGV1を軌道上で単独で自走させ、各アドレス板を検出する度にその場所における障害物の検知のための最適な感度である出力値を算出し、正式な感度値として順次記憶していくわけである。
【0033】
以下、本発明の障害物検知センサの感度調整方法について図4〜図12を参照して説明する。
【0034】
はじめに、予めAGV1に設定、記憶するデータについて説明する。データの設定は、AGV1に備えられたデータ入力手段16、または外部通信用インターフェース17を介した不図示の外部コンピュータより行なう。
【0035】
AGV1に予め記憶させる障害物検知センサ14の出力値(0〜100%)をセンサ感度設定範囲として0〜255までの256段階で扱い、それを図4に示すように3つのプリセット感度コードとする。
【0036】
図4は、本発明の一実施形態としてのプリセット感度コードと障害物検知センサ14の出力値の対応を示す図である。
【0037】
このプリセット感度コードを図5のパラメータテーブルの各アドレスに設定していく。尚、パラメータテーブルは、パラメータ記憶手段15に記憶する。
【0038】
図5は、本発明の一実施形態としての各アドレスにおけるパラメータテーブルを示す図である。
【0039】
図中、アドレスはアドレス板3の表わす値であり、本実施形態において256種類の設定が可能である。制御コードは、各アドレスにおけるAGV1の挙動を指示するコマンドであり、例えば、01が直進、02が左折、03が右折、20が載荷等である。センサ感度値は、AGV1が自走しながら算出し、記憶してく。
【0040】
図6は、本発明の一実施形態としての各アドレスにおけるパラメータテーブルを示す図である(センサ感度値算出後)。
【0041】
次に、パラメータテーブルの設定を終了した後のセンサ感度値の算出処理について図7及び図8のフローチャートを参照して説明する。
【0042】
図7は、本発明の一実施形態としてのセンサ感度の調整処理を示すフローチャートである。
【0043】
図中、ステップS1において、AGV1はアドレス板3を検出すると、ステップS2において、そのアドレス板3のアドレス値を読み込む。そしてステップS3において、ステップS2で読み込んだアドレスに対応するプリセット感度コードを、図5のパラメータテーブルより不図示のCPUが備える走行制御部11に読み込む。ステップS4において、プリセット感度コードが01〜03の範囲内であるかを判断し、そうでない場合は処理を終了させる。一方、プリセット感度コードが01〜03の範囲内の場合は、ステップS5に進みAGV1を停止させ、ステップS6においてセンサ感度値の算出処理を行なう(詳細を図8に示す)。ステップS7において、AGV1を起動し、ステップS8で再び走行状態に入り、あるアドレスでのセンサ感度の調整処理が終了する。
【0044】
尚、ステップS5においてAGV1を停止させて障害物センサ14の調整を行っているが、AGV1の移動速度に対して障害物センサ14の出力応答が十分に速ければわざわざ停止させる必要がないことは言うまでもない。
【0045】
図8は、本発明の一実施形態としてのセンサ感度値の算出処理を示すフローチャートであり、図7のステップS6にあたる。
【0046】
図中、ステップS11〜ステップS17において、読み込んだプリセット感度コードに応じて、センサ感度値に図4の各センサ感度範囲の最低値を設定する。そしてステップS18において、その設定値に応じて障害物検知センサ14より超音波(または光)を出力する。実際に超音波が出力されて障害物に反射して戻ってくるまでの遅れ時間が経過した(ステップS19)後、ステップS20において障害物を検知したかを判断する。障害物を検知した場合は、ステップS21において前述のセンサ感度値から、予め設定してある所定の減算値ΔDを引いてセンサ感度値とし、ステップS24でそのセンサ感度値を図7のパラメータテーブルに書き込み処理を終了する。一方、障害物を検知しない場合は、ステップS22において前述のセンサ感度値から、予め設定してある所定の加算値ΔIを加えてセンサ感度値とし、ステップS23においてその値がセンサ感度値の設定上限値以上(この場合、最大値は255)かどうかを判断する。設定上限値である場合は、ステップS24に進み、そうでない場合は、ステップS18に戻って処理を継続する。
【0047】
次に、本実施形態の変形例について図9〜図12を参照して説明する。
【0048】
<実施形態の変形例>
変形例においては、予めパラメータテーブルに設定する値を前述のプリセット感度コードに加え、障害物検知センサ14の256段階の値(実際にはセンサの機械的な制約上10以上)をプリセット感度値として設定できるようにする。また、各アドレスにおけるセンサ感度調整幅ΔVを予め設定する。それ以外の構成は、前述の実施形態と同様である。
【0049】
図9は、本発明の一実施形態の変形例としての各アドレスにおけるパラメータテーブルを示す図である。
【0050】
図10は、本発明の一実施形態の変形例としての各アドレスにおけるパラメータテーブルを示す図である(センサ感度値算出後)。
【0051】
次に、パラメータテーブルの設定を終了した後のセンサ感度値の算出処理について図11及び図12のフローチャートを参照して説明する。
【0052】
図11は、本発明の一実施形態の変形例としてのセンサ感度の調整処理を示すフローチャートである。
【0053】
図中の各ステップは、図7のフローチャートとほぼ同様であるが、変形例ではステップS103においてパラメータテーブルよりプリセット感度値を読み込み、ステップS104においてその値が10以上であるかを判断している。
【0054】
図12は、本発明の一実施形態としてのセンサ感度値の算出処理を示すフローチャートであり、図11のステップS106にあたる。
【0055】
図中、ステップS111においてプリセット感度値をセンサ感度値に代入する。ステップS112〜ステップS115において、センサ感度値から予め設定した各アドレスのセンサ感度調整幅ΔVを引いて新たなセンサ感度値を求め、その値に応じて障害物検知センサ14から超音波または光を出力し、出力応答の遅れを考慮しながら障害物を検知しなくなるまでセンサ感度値を小さくしていく。ここでΔVは、10〜20程度のある程度大きな値に設定する。ステップS115で障害物を検知しなくなったらステップS116に進む。ステップS116〜ステップS121はセンサ感度値の微調整ルーチンであり、所定の加算値ΔIX及び所定の減算値ΔDは1または2程度の小さい値に設定し、障害物を検知するまで今度はセンサ感度値をΔIXずつ増加させ、障害物を再び検知したら1回だけその時点でのセンサ感度値からΔDXを引く。このセンサ感度値が実際の現場の状態に最適な出力であるので、ステップS122においてパラメータテーブルに書き込み処理を終了する。
【0056】
<実施形態の効果>
(1)AGV1のパラメータテーブルに予め大まかな障害物センサの出力値を設定すれば、AGV1自身で軌道を自走しながら各アドレス毎にセンサ感度値を算出、記憶していくため、生産ライン稼動準備時の作業者の工数削減を実現することができる。
(2)前述の一実施形態によれば、算出後に実際に記憶するセンサ感度値より、オペレータの設定するプリセット感度コードの出力範囲の最低値の方が常に小さいことを原則としている。従って、AGV1により算出されるセンサ感度値は、オペレータの設定するプリセット感度コードにおける出力の最低値よりΔD小さい値以下にはならないようにインタロックをかけているので、自動調整における安全性を向上させている。
(3)前述の変形例によれば、オペレータの予め設定したプリセット感度値と感度調整幅ΔVに基づいてセンサ感度値を上下に変化させているため、前述の実施形態の調整処理よりも迅速に、現場での運用状態に即した、きめ細かなセンサ感度値が設定できる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、障害物検知センサの自由度のある感度調整が迅速かつ容易に可能な移動車輌及び障害物検知センサの感度調整方法の提供が実現する。
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した無人搬送車システム全体の概略図である。
【図2】本発明を適用したAGV1の装置構成を示す図である。
【図3】本発明を適用した無人搬送車システムのアドレス板3の構造を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態としてのプリセット感度コードと障害物検知センサ14の出力値の対応を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態としての各アドレスにおけるパラメータテーブルを示す図である。
【図6】本発明の一実施形態としての各アドレスにおけるパラメータテーブルを示す図である(センサ感度値算出後)。
【図7】本発明の一実施形態としてのセンサ感度の調整処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態としてのセンサ感度値の算出処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態の変形例としての各アドレスにおけるパラメータテーブルを示す図である。
【図10】本発明の一実施形態の変形例としての各アドレスにおけるパラメータテーブルを示す図である(センサ感度値算出後)。
【図11】本発明の一実施形態の変形例としてのセンサ感度の調整処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施形態としてのセンサ感度値の算出処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 無人搬送車(AGV)
2 ガイドテープ
3 アドレス板
4 障害物
5 障害物検知エリア
11 走行制御部
12 ガイドセンサ
13 アドレスセンサ
14 障害物検知センサ
15 パラメータ記憶手段
16 データ入力手段
17 外部通信用インターフェース
18 D/A変換ユニット
19 モータ駆動部
20 左車輪駆動モータ
21 右車輪駆動モータ

Claims (8)

  1. 進路を検知する進路検知手段と、その進路に沿って配置されたアドレスを検知するアドレス検知手段と、障害物を検知する障害物検知手段と、それらの検知手段より得られる情報に基づいて走行を制御する制御手段を備えた移動車輌において、
    前記アドレスに対応した前記障害物検知手段の感度値の仮設定値と調整後の設定値とを記憶する記憶手段と、
    前記移動車輌の試運転において進路に配置されたアドレスを検知した際、そのアドレス値に対応する予め記憶された前記仮設定値に基づいて、前記障害物検知手段を作動させ、それにより障害物を検知した場合は前記仮設定値から予め設定した減算値を減算した値を、障害物を検知しない場合は前記仮設定値に予め設定した加算値を加算した値を、それぞれそのアドレスにおける前記調整後の設定値として前記記憶手段に記憶させる感度調整手段を備えたことを特徴とする移動車輌。
  2. 前記仮設定値は、一定の範囲の前記感度値の下限値であり、
    前記感度調整手段は、前記障害物検知手段が障害物を検知するまで、前記加算値による加算と、加算後の値に基づく前記障害物検知手段の作動と、を反復することを特徴とする請求項1記載の移動車輌。
  3. 前記減算値として、第1の減算値と前記第1の減算値より値の小さい第2の減算値とが設定され、前記加算値は前記第1の減算値より小さい値であり、
    前記感度調整手段は、前記障害物検知手段が障害物を検知しなくなるまで、前記第1の減算値による減算と、減算後の値に基づく前記障害物検知手段の作動と、を反復し、
    これにより前記障害物検知手段が障害物を検知しなくなった後、前記障害物検知手段が障害物を検知するまで、前記加算値による加算と、加算後の値に基づく前記障害物検知手段の作動と、を反復し、
    これにより前記障害物検知手段が障害物を検知した場合、前記第2の減算値により前記加算後の値を減算し、そのアドレスにおける前記調整後の設定値として前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1記載の移動車輌。
  4. 前記移動車輌は、前記アドレスを検知した際、停止して感度調整を行なうことを特徴とする請求項2または請求項3記載の移動車輌。
  5. 進路を検知する進路検知工程と、その進路に沿って配置されたアドレスを検知するアドレス検知工程と、障害物検知センサにより障害物を検知する障害物検知工程と、それらの検知工程より得られる情報に基づいて走行を制御する制御工程を備えた移動車輌における障害物検知センサの感度調整方法において、
    前記アドレスに対応した前記障害物検知工程における感度値の仮設定値を予め設定して記憶し、
    前記移動車輌の試運転において進路に配置されたでアドレスを検知した際、そのアドレス値に対応する前記仮設定値に基づいて、前記障害物検知センサを作動させ、それにより障害物を検知した場合は前記仮設定値から予め設定した減算値を減算し、障害物を検知しない場合は前記仮設定値に予め設定した加算値を加算することで感度値を調整し、
    その感度値を調整後の設定値として前記アドレスと対応させて記憶することを特徴とする移動車輌における障害物検知センサの感度調整方法。
  6. 前記仮設定値は、一定の範囲の前記感度値の下限値であり、
    前記感度値の調整では、前記障害物検知センサが障害物を検知するまで、前記加算値による加算と、加算後の値に基づく前記障害物検知センサの作動と、を反復することを特徴とする請求項5記載の移動車輌における障害物検知センサの感度調整方法。
  7. 前記減算値として、第1の減算値と前記第1の減算値より値の小さい第2の減算値とが設定され、前記加算値は前記第1の減算値より小さい値であり、
    前記感度の調整では、前記障害物検知センサが障害物を検知しなくなるまで、前記第1の減算値による減算と、減算後の値に基づく前記障害物検知センサの作動と、を反復し、
    これにより前記障害物検知センサが障害物を検知しなくなった後、前記障害物検知センサが障害物を検知するまで、前記加算値による加算と、加算後の値に基づく前記障害物検知センサの作動と、を反復し、
    これにより前記障害物検知センサが障害物を検知した場合、前記第2の減算値により前記加算後の値を減算し、その感度値を調整後の設定値として前記アドレスと対応させて記憶することを特徴とする請求項5記載の移動車輌における障害物検知センサの感度調整方法。
  8. 前記アドレスを検知した際、前記移動車輌を停止させて感度調整を行なうことを特徴とする請求項6または請求項7記載の移動車輌における障害物検知センサの感度調整方法。
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