JP3577278B2

JP3577278B2 - Riding rice transplanter

Info

Publication number: JP3577278B2
Application number: JP2000395960A
Authority: JP
Inventors: 綱丈山下
Original assignee: Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Current assignee: Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date: 2000-12-26
Filing date: 2000-12-26
Publication date: 2004-10-13
Anticipated expiration: 2019-06-15
Also published as: JP2001238509A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用田植機の予備苗載台に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、例えば本出願人が先に出願した特願平１０−１３３１２１号の乗用田植機は、クラッチの入・切及び機体を停止させることができる、即ちエンジンからミッションケースの従動プーリーへの動力伝達を断ち、かつその従動プーリーの回転にブレーキをかけられる操作レバーが、運転席に座ったオペレーターから見て左前方に配置されている。
そして、圃場への出入りや輸送車への積み下ろし、又は畦越えの時などには、オペレーターが機体から降りて、機体一側方からその操作レバーを操作し、機体を走行させたり、畦越えをさせたりしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このとき、操作レバー前方のボンネットの両側には予備苗載台が配設されているため、オペレーターが機体から降りてその操作レバーを操作する際、予備苗載台が操作の妨げになることがある。
そこで、本発明は、クラッチの入・切及び機体を停止させることができる操作レバーを機体から降りて操作する際、予備苗載台が邪魔にならないようにできる乗用田植機を得ることを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明は、次のような乗用田植機を提供するものである。
すなわち、乗用田植機において、機体後部に植付部（９）を昇降自在に配設した乗用田植機において、機体進行方向に向かって平面視左側に、配設される主クラッチペダル（７４）近傍に、クラッチの「入」「切」ができる主クラッチレバー（７６）を配置する構成であって、
予備苗載台（９０）をフロントフレーム（４０）の端部に設ける保持部（２８）を中心に縦軸周りに後記作業に適応するように回動可能に構成し、該予備苗載台（９０）を植え付け作業時における姿勢と、前記予備苗載台（９０）を植え付け作業時における姿勢から約９０度回動させることにより、平面視で前記主クラッチレバー（７６）の操作範囲の側方を開放することにより、機体外から主クラッチレバー（７６）を操作可能にした状態に位置させる姿勢と収納時における姿勢の各姿勢で位置固定されるように姿勢変更可能に構成したことを特徴とするものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例を基に説明する。
図１は、本発明にかかる乗用田植機（Ａ）の全体を示す概略側面図である。
乗用田植機（Ａ）は走行車両（１）と、走行車両（１）の後部に連結した植付部（９）とで構成されており、図１で示すように、走行車両（１）の前部及び後部にはそれぞれ前輪（２）と後輪（３）が懸架され、車体フレーム（４）の前部には動力部であるエンジン（５）が搭載されている。そして、エンジン（５）後方の車体フレーム（４）の左右略中央には前後に長く延出したミッションケース（６）が配置されており、ミッションケース（６）の前部に前輪（２）が支持され、後部に後輪（３）が支持されている。エンジン（５）を覆うボンネット（２２）の両側には予備苗載台（９０）が配設され、オペレーターが搭乗する車体カバー（２０）によってミッションケース（６）等が覆われている。そして、車体カバー（２０）の後上部に運転席（７）が設けられ、車体カバー（２０）前部のボンネット（２２）の後方に操向ハンドル（８）が配設されている。
【０００６】
車体フレーム（４）の上には車体カバー（２０）が設けられるが、車体カバー（２０）は、図２で示すように、ボンネット（２２）とサブステップ（２３）が合成樹脂によるブロー成形にて一体中空成形された前部カバー（２１）と、オペレーターが搭乗する運転席（７）の設置部（３１）とメインステップ（３２）と乗降する際の補助ステップ（３３）が合成樹脂によるブロー成形にて一体中空成形された後部カバー（３０）とで構成されており、製造や組立を容易にするとともに、部品点数の減少によるコストダウンが図られている。なお、（７５）は主変速レバー、（７６）は主クラッチレバー、（７７）は植付昇降レバー、（７３）はブレーキペダル、（７４）は主クラッチペダルである。
【０００７】
後部カバー（３０）は車体フレーム（４）にボルトなどの固定手段によって固定され、メインステップ（３２）から後側が後上方に向かって膨出成形されて運転席（７）の設置部（３１）を形成している。そして、前部カバー（２１）は、エンジン（５）を被装する中央のボンネット（２２）と、ボンネット（２２）の両側に設けられて予備苗載台（９０）への通路用となるサブステップ（２３）を有している。また、この前部カバー（２１）はペダル部分で後部カバー（３０）と分割されるようになっており、車体フレーム（４）上で機体前後水平方向に前方よりスライド移動させることによって、脱着可能に構成されている。
【０００８】
また、図１で示すように、フロントフレーム（４０）の中央部より後下方に向かって平板状の支持部材（５０）が延設されており、支持部材（５０）の前部はフロントフレーム（４０）に向かって上方に湾曲するように形成されている。そして、この支持部材（５０）の上にエンジン（５）が載置されるが、支持部材（５０）は平板状であるため、エンジン（５）下部の保護カバーとして利用でき、別途保護カバーを設ける場合に比べ、コストダウンが図れるようになっている。
【０００９】
ミッションケース（６）は前低後高に形成された車体フレーム（４）に対して、その最前部近傍と最後部近傍及び中間部近傍において固定され、ミッションケース（６）の最前部近傍は、エンジン（５）が載置される支持部材（５０）に、支持部材（５０）から斜め内側後下方に向かって延設されている取付部材（５１）を介して固定されている。そして、更に、後部がメインステップ（３２）の下面から離れていくように、車体フレーム（４）の前後方向略中央下部より車体フレーム（４）の後端部の後下方まで、前後方向に長く延出されて形成されており、図１で示す側面視において前高後低に配置されている。
【００１０】
したがって、ＰＴＯ軸（６５）に接続されるユニバーサルジョイント部（１５９）を有するＰＴＯ伝動軸（１５８）を通すスペースを広くとることができ、そのユニバーサルジョイント部（１５９）及びＰＴＯ伝動軸（１５８）等を余裕をもって配置することが可能となっている。なお、ミッションケース（６）の上面には、ＰＴＯ伝動軸（１５８）を支持する支持部材（１６０）が設けられており、ＰＴＯ伝動軸（１５８）の両端が同じミッションケース（６）に支持されることになって、同心精度が容易に高められるようになっている。
【００１１】
また、ミッションケース（６）の前部には走行変速機構が内設される変速室（６０）が形成され、変速室（６０）の左右両側面にフロントアクスルケース（３７）が一体的に固設されている。そして、フロントアクスルケース（３７）の左右端部より下方に向かって車軸ケースが固設され、車軸ケースの下端部に前輪（２）を固設する前車輪軸（６６）が軸支されている。
一方、ミッションケース（６）の後端部には軸芯を左右方向に持つ筒状のリアアクスルケース（３８）が一体的に形成され、リアアクスルケース（３８）内に後車輪駆動軸（６９）が軸支されている。そして、後車輪駆動軸（６９）の左右両端部に後輪（３）が固設され、従来のような伝動ケースを廃止した構成になっている。
【００１２】
植付部（９）は４条植えとした苗載台（９１）や複数の植付爪（９３）等から構成されており、前高後低に配設した苗載台（９１）を下部レール（９５）及びガイドレール（９６）を介して植付伝動フレーム（９２）に左右往復摺動自在に支持させるとともに、クランク機構によってクランク運動する植付爪（９３）を植付伝動フレーム（９２）の後部に配設している。
したがって、前輪（２）及び後輪（３）を走行駆動して移動させるとともに、左右に往復摺動可能な苗載台（９１）から１株分の苗を植付爪（９３）によって取り出し、連続的に苗植え作業が行えるようになっている。
【００１３】
また、植付伝動フレーム（９２）の前部にはローリング支点軸（１６）を介してヒッチ（９４）が設けられ、そのヒッチ（９４）は、ヒッチ（９４）の上部左右両側に枢支されているトップリンク（１１）と、ヒッチ（９４）の下部左右両側に枢支されているロワーリンク（１２）とを含む昇降リンク機構（１０）を介して走行車両（１）の後部に連結されている。そして、ロワーリンク（１２）の前端部内側面にはリフトアーム（１３）の基部が固設されており、このリフトアーム（１３）をロワーリンク（１２）の配設方向に対して直交する上方向に突設している。そして、昇降リンク機構（１０）を昇降駆動させる昇降シリンダー（１５）がこのロワーリンク（１２）に連結したリフトアーム（１３）に連結している。
【００１４】
また、リフトアーム（１３）の上端部とロワーリンク（１２）の後端部との間には補強リンク（１４）が連結されており、ロワーリンク（１２）の剛性を高めるようにしている。そして、トップリンク（１１）及びロワーリンク（１２）の前端部は、後部連結フレーム（４４）間に横設された枢支ピンを介して枢支されており、この後部連結フレーム（４４）が昇降リンク機構（１０）の支持部として兼用されて、植付部（９）の安定した昇降、部品点数の削減、構成のシンプル化が図られている。
【００１５】
また、植付部（９）の下部には植付部（９）を一定の高さに保持する均平用のセンターフロート（９７）とサイドフロート（９８）が配設されており、センターフロート（９７）は走行車両（１）の左右中心線上に配置され、センターフロート（９７）の左右対称位置にサイドフロート（９８）が配設されて、植付部（９）の左右のバランスを良好に保ち、植え付け姿勢を安定させて、正確に植え付けができるようにしている。
【００１６】
そして、植付部（９）の動力伝達部である植付伝動フレーム（９２）の下部に植深調節軸（１６１）が左右のサイドフロート（９８）の幅に合わせて横設されるとともに、植深調節軸（１６１）の適所位置より後下方の各フロートの後部に向けて支持アーム（１６２）が突設され、各フロートの後部上に枢支されており、植深調節軸（１６１）より前方に操作アーム（１６３）が突出され、操作アーム（１６３）の後端部より上方に向かって植深さ設定レバー（７９）が設けられている。このため、オペレーターが運転席（７）に着座したまま植深さ設定レバー（７９）を操作しやすく、容易に調整することが可能になっている。
【００１７】
また、図９で示すように、ミッションケース（６）の変速室（６０）の上部には、左右方向に入力軸（５６）が軸支され、入力軸（５６）の左端部が外側に突出されて従動プーリー（５５）が固設され、エンジン（５）の左側面より側方に突出されている出力軸（５２）に固設された駆動プーリー（５３）からの動力が、ベルト（５４）を介してミッションケース（６）内に入力されている。そして、このベルト（５４）はテンションアーム（５７）の先端に取り付けられたテンションローラー（５８）によって緊張されるように構成されており、主クラッチペダル（７４）の踏み込み操作や後述する主クラッチレバー（７６）のシフト操作に連動して動力の断接が行われるようになっている。
【００１８】
機体進行方向に向かって左側に配設される主クラッチペダル（７４）の近傍にはクラッチの「入」・「切」ができる主クラッチレバー（７６）が設けられ、主クラッチペダル（７４）や主クラッチレバー（７６）の操作により、エンジン（５）からミッションケース（６）内へ動力を伝達するベルト（５４）のテンションを「切」状態にできるように構成されている。そして、それらの操作系において、一方の操作具を操作しても、他方の操作具には影響を与えないように、融通機構が設けられている。この融通機構は、例えば図９の側面視で示すように、主クラッチレバー（７６）の回動支軸（１４１）に設けられたブラケット（１４２）に枢支されている連動ロッド（１４０）に長孔（１４０ａ）を穿設して構成するもので、ベルトテンションを「入」・「切」するテンションアーム（５７）に突設されたピンなどの嵌入部材（１４３）をその長孔（１４０ａ）に挿通して構成している。
【００１９】
したがって、主クラッチレバー（７６）を後方に向けて図示の矢印方向に回動操作すると、連動ロッド（１４０）が下方に向かって移動し、長孔（１４０ａ）に挿通された嵌入部材（１４３）を介してテンションアーム（５７）を下方に回動して、テンションアーム（５７）に取り付けられているテンションローラー（５８）をベルト（５４）から離し、ベルトテンションを「切」状態にするようになっている。
一方、主クラッチペダル（７４）を踏み込むと、図１０で示すように、ペダル支柱（７４ａ）に固設されたＬ字型ブラケット（１４４）に取り付けられたピンなどの押圧部材（１４５）が、テンションアーム（５７）の回動軸（５９）に固定されたカム（１４６）を押してテンションアーム（５７）を下方に回動させるようになっており、これによってベルトテンションを「切」状態にするようになっている。
【００２０】
このため、主クラッチペダル（７４）を踏み込んでもテンションアーム（５７）の嵌入部材（１４３）が連動ロッド（１４０）に穿設された長孔（１４０ａ）内を移動するだけで主クラッチレバー（７６）には何の影響も与えないし、主クラッチレバー（７６）を操作しても主クラッチペダル（７４）に影響を与えないのは言うまでもない。
何れにしても、全動力を停止させる同一操作となる手動操作具である主クラッチレバー（７６）と足動操作具である主クラッチペダル（７４）の２つを設けたので、機体に乗ったまま又は降りたままでもそれらの操作が可能となり、また、手動操作具であるレバーと足動操作具であるペダルなので、両者を識別して操作することが容易になって誤操作がない。
【００２１】
また、テンションアーム（５７）には、図９、図１０で示すように、ミッションケース（６）側の従動プーリー（５５）の回転を停止させるブレーキ部材（１４７）が固設されており、このブレーキ部材（１４７）は、テンションアーム（５７）が下方に向かって回動することによって従動プーリー（５５）を押圧するように構成されている。ブレーキ部材（１４７）の押圧部分は、バネ（１４８）などで従動プーリー（５５）側に向けて付勢されたゴムなどの弾性体（１４９）で構成されており、押圧側より後退可能に構成されている。
このように、ブレーキ部材（１４７）の弾性体（１４９）が従動プーリー（５５）を押圧することによって回転を停止させ、機体全体にブレーキがかかるように構成すると、坂道でも走行車両（１）を停止させることができるようになって安全になる。
【００２２】
なお、このブレーキ部材（１４７）は主クラッチレバー（７６）を操作してベルトテンションを「切」状態にしたときにのみ作用するもので、主クラッチレバー（７６）で機体を停止させることができるようになっているものである。すなわち、主クラッチペダル（７４）の踏み込み操作ではブレーキ部材（１４７）が非作用状態となるように、それぞれの操作具を使用したときのテンションアーム（５７）の回動範囲が考慮され、高速時において主クラッチペダル（７４）を踏み込んでもブレーキ部材（１４７）が作用することがないようにして、機体が急停止するのを防止するようにしている。
また、ブレーキ部材（１４７）の弾性体（１４９）はバネ（１４８）によって後退可能になっているため、主クラッチレバー（７６）の操作でも急激に停止することがなく安全である。また、弾性体（１４９）は摩耗したときのために交換可能に構成されており、メンテナンスが容易にできるようになっている。
【００２３】
以上のような田植機において、予備苗載台（９０）はフロントフレーム（４０）の両側端部にステー（２９）を介して設けられた保持部（２８）に、その支柱（８９）を嵌入することにより設けられているが、図２で示すように、主クラッチレバー（７６）が前方に位置しているときに、予備苗載台（９０）の最後端部がその主クラッチレバー（７６）と平面視でオーバーラップしないように、かつ、図３で示すように、主クラッチレバー（７６）の操作範囲、即ち主クラッチレバー（７６）が前方に位置しているときに、予備苗載台（９０）の最後端部がその主クラッチレバー（７６）と側面視でオーバーラップしないように配設されている。したがって、圃場への出入りや輸送車への積み下ろし、又は畦越えの時などに、オペレーターが機体から降りて主クラッチレバー（７６）を側方から操作する際、予備苗載台（９０）がその操作の邪魔になることがなく、好適に操作することができる。なお、予備苗載台（９０）は保持部（２８）から支柱（８９）を外すことにより、図４で示すように、向きを１８０度変えられるようになっており、収納時のコンパクト化が図れるようになっている。
【００２４】
また、図５、図６で示すように、予備苗載台（９０）を回動式に構成しても同様な効果が得られる。
図５で示すものは、予備苗載台（９０）が保持部（２８）を中心に図示の矢印方向に回動するように構成したもので、具体的には、例えば図７で示すように、保持部（２８）を中空の円筒管にしてその中途部に貫通孔（２８ａ）を１箇所穿設し、保持部（２８）に取り付けたステー（８７）で摺動可能に支持するとともにバネ（８６）で保持部（２８）の中心方向へ付勢したピンなどの嵌入部材（８５）をその貫通孔（２８ａ）に嵌入させ、他方、支柱（８９）を保持部（２８）に嵌入できるような径の円筒管にしてその所定位置に係止孔（８９ａ）を複数、好ましくは少なくとも３箇所穿設し、保持部（２８）に支柱（８９）を嵌入したときに、貫通孔（２８ａ）を貫通した嵌入部材（８５）の先端が係止孔（８９ａ）の１つに嵌入することにより、予備苗載台（９０）を所望とする位置で固定できるように構成している。
【００２５】
図５（ａ）乃至図５（ｃ）は本発明の一実施例を示したものである。
図５（ａ）は通常の植付作業時における姿勢を示し、図５（ｂ）はオペレーターが機体から降りて主クラッチレバー（７６）を側方から操作するときの姿勢を示し、図５（ｃ）は収納時における姿勢を示している。
予備苗載台（９０）はこのように少なくとも３箇所で位置固定されながら姿勢変更可能になっているが、図５（ｂ）で示すように、その内の１つは平面視で主クラッチレバー（７６）の操作範囲の側方を開放した状態に位置するように、約９０度回動した状態で固定されるようになっている。したがって、前述と同様に、圃場への出入りや輸送車への積み下ろし、又は畦越えの時などに、オペレーターが機体から降りて主クラッチレバー（７６）を側方から操作する際、予備苗載台（９０）がその操作の邪魔になることがなく、好適に操作することができる。即ち、機体外の側方から主クラッチレバー（７６）を操作可能に構成してある。
なお、保持部（２８）に支柱（８９）を嵌入するときや、予備苗載台（９０）を回動させるときには、嵌入部材（８５）をバネ（８６）に抗して引き、係止孔（８９ａ）から嵌入部材（８５）の先端を抜いてから行う。
【００２６】
一方、図６で示すものは、ステー（２９）を延設して、回動支点となる保持部（２８）を平面視で植付作業時における予備苗載台（９０）の略中央後方寄りに配設したものであって、図６（ａ）は植付作業時における姿勢を示し、図６（ｂ）はオペレーターが機体から降りて主クラッチレバー（７６）を側方から操作するときの姿勢を示し、図６（ｃ）は収納時における姿勢を示している。なお、（８８）は回動支点となる保持部（２８）の位置を表している。この場合は、保持部（２８）は、フロントフレーム（４０）の端部から離隔した位置に設けられている。
予備苗載台（９０）はこのように少なくとも３箇所で位置固定されながら姿勢変更可能になっているが、図６（ｂ）で示すように、その内の１つは平面視で主クラッチレバー（７６）側のボンネット（２２）の側方を開放した状態に位置するように、約９０度回動した状態で固定されるようになっている。したがって、圃場への出入りや輸送車への積み下ろし、又は畦越えの時などに、オペレーターが機体から降りて主クラッチレバー（７６）を側方から操作する際、サブステップ（２３）側から操作することが可能となり、前述と同様に、予備苗載台（９０）が主クラッチレバー（７６）の操作の邪魔になることがなく、好適に操作することができる。なお、予備苗載台（９０）を所定位置で固定可能に回動させる構成は図７で示したものと同様で構わない。
【００２７】
何れにしても、予備苗載台（９０）がこのような回動式になっていると、予備苗載台（９０）から苗載台（９１）への苗継ぎが楽に行え、機体から降りて主クラッチレバー（７６）を操作するときも予備苗載台（９０）が邪魔になることがなく、収納時において全体のコンパクト化が図れる。
その他、図２乃至図４で示す（８１）（８２）は、機体から降りて主クラッチレバー（７６）等を操作するときなどに、機体を把持することができるようにする把持部材であり、前車輪軸（６６）よりも前方に位置する予備苗載台（９０）の支柱（８９）やフロントフレーム（４０）の前方に配設されている。このような位置に把持部材（８１）（８２）が配設されていると、後輪（３）を支点として機体方向を容易に変えられ、かつヘッドア
ップ等の機体のアンバランスを容易に修正することができる。特に図２で示すように、フロントフレーム（４０）の前方に把持部材（８１）を設けると、主変速レバー（７５）や主クラッチレバー（７６）等に近いため、それらの操作がしやすくなり、非常時にも安全に対処することができる。また、把持部材（８２）は支柱（８９）に、図３で示すような機体前後方向又は図４で示すような機体左右方向に向かって突設されているが、その組み合わせ方は任意である。また、把持部材（８１）（８２）の形状は図２乃至図４で示す略コ字状に限定されるものではなく、図８（ａ）で示すような略Ｌ字状や図８（ｂ）で示すような棒状などでも構わない。
【００２８】
【発明の効果】
本発明によれば、機体進行方向に向かって平面視左側に配設される主クラッチペダル近傍に、クラッチの「入」「切」ができる主クラッチレバーを配置したので、機体に乗ったまま、又は降りたままでも、主クラッチペダル、主クラッチレバーの操作が可能になり、また、手動操作具と足動操作具の両者を識別して操作することが容易になって誤操作がない。
また、主クラッチレバーをオペレーターが機体から降りて操作する際、予備苗載台を平面視で主クラッチレバーの操作範囲の側方を開放した状態に位置させるように回動可能に構成したので、圃場への出入りや輸送車への積み下ろし、又は、畦越えの時などに、オペレーターが機体から降りて主クラッチを側方から操作する際、予備苗載台がその操作に邪魔することなく、好適に操作することができる。特に、約９０度回動させて位置で固定することができるので、操作時に大きな動作をすることなくすぐに主クラッチレバー操作を行うことができる。
また、オペレータがやや後方から操作できる場合には、予備苗載台の最後端部が、主クラッチレバーの最前位置と側面視・平面視のいずれにおいてもオーバーラップしない位置であるため、予備苗載台を回動させずに良好な操作性を得ることができる。
さらに、約１８０度回動させれば、収納に便宜である。
【図面の簡単な説明】
【図１】乗用田植機の概略側面図
【図２】走行車両の概略平面図
【図３】走行車両前部の概略側面図
【図４】走行車両の概略正面図
【図５】回動式予備苗載台を示す走行車両前部の概略平面図
【図６】回動式予備苗載台を示す走行車両前部の概略平面図
【図７】回動式予備苗載台を位置固定可能に回動させる手段を示す説明図
【図８】走行車両前部の概略側面図
【図９】エンジンからミッションケースへ動力を伝達する機構を示す概略側面図
【図１０】エンジンからミッションケースへ動力を伝達する機構を示す概略平面図
【符号の説明】
２２ボンネット
２３サブステップ
２８保持部
２９ステー
７６主クラッチレバー
８５嵌入部材
８６バネ
８７ステー
８９支柱
９０予備苗載台[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a spare seedling mounting table of a riding rice transplanter.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, a riding rice transplanter disclosed in Japanese Patent Application No. 10-133121 filed by the applicant of the present invention is capable of engaging and disengaging a clutch and stopping an airframe, that is, transmitting power from an engine to a driven pulley of a transmission case. , And an operation lever capable of applying a brake to the rotation of the driven pulley is disposed on the left front side as viewed from the operator sitting in the driver's seat.
Then, when entering / leaving a field, loading / unloading a transport vehicle, or crossing a ridge, etc., the operator gets off the aircraft and operates the operation lever from one side of the aircraft to run the aircraft or cross the ridge. Or let me do it.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, at this time, since the spare seedling rests are disposed on both sides of the bonnet in front of the operation lever, when the operator descends from the body and operates the operation lever, the spare seedling rest interferes with the operation. Sometimes.
Therefore, an object of the present invention is to provide a riding rice transplanter that can keep a spare seedling mounting table out of the way when operating an operation lever that can stop and engage the clutch and stop the machine body when operating down the machine body. Is what you do.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides the following riding rice transplanter.
That is, in the riding rice transplanter in which the planting portion (9) is disposed at the rear of the body so as to be able to move up and down, the vicinity of the main clutch pedal (74) disposed on the left side in plan view in the body traveling direction. And a main clutch lever (76) capable of turning on and off the clutch.
The spare seedling mount (90) is configured to be rotatable around a vertical axis about a holding portion (28) provided at an end of the front frame (40) so as to be adaptable to the work described later. By rotating the spare seedling mount (90) by about 90 degrees from the posture at the time of planting operation, the side of the operation range of the main clutch lever (76) in plan view is obtained. By opening the main body, the main clutch lever (76) can be operated from the outside of the fuselage and the posture can be changed so that the main clutch lever (76) can be fixed in each posture of the posture at the time of storage and the posture at the time of storage. Is what you do.
[0005]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described based on examples shown in the drawings.
FIG. 1 is a schematic side view showing an entire riding rice transplanter (A) according to the present invention.
The riding rice transplanter (A) includes a traveling vehicle (1) and a planting section (9) connected to a rear portion of the traveling vehicle (1). As shown in FIG. A front wheel (2) and a rear wheel (3) are suspended at a front portion and a rear portion, respectively, and an engine (5) as a power unit is mounted on a front portion of the body frame (4). A transmission case (6) extending long in the front-rear direction is disposed substantially at the center of the body frame (4) on the rear side of the engine (5), and a front wheel (2) is provided at the front of the transmission case (6). The rear wheel (3) is supported at the rear. Spare seedling mounts (90) are provided on both sides of the hood (22) that covers the engine (5), and a transmission case (6) and the like are covered by a vehicle body cover (20) on which an operator rides. A driver's seat (7) is provided in the upper rear part of the vehicle body cover (20), and a steering handle (8) is provided behind the hood (22) in front of the vehicle body cover (20).
[0006]
A vehicle body cover (20) is provided on the vehicle body frame (4). As shown in FIG. 2, the vehicle body cover (20) has a bonnet (22) and a substep (23) formed by blow molding using synthetic resin. The front cover (21) formed integrally and hollow, the installation part (31) of the driver's seat (7) on which the operator rides, the main step (32) and the auxiliary step (33) for getting on and off are blown by synthetic resin. It is composed of a rear cover (30) which is integrally hollow-molded by molding, thereby facilitating manufacture and assembly, and reducing costs by reducing the number of parts. In addition, (75) is a main transmission lever, (76) is a main clutch lever, (77) is a planting elevating lever, (73) is a brake pedal, and (74) is a main clutch pedal.
[0007]
The rear cover (30) is fixed to the vehicle body frame (4) by a fixing means such as a bolt, and the rear side is bulged upward and rearward from the main step (32) so that the installation portion (31) of the driver's seat (7). Is formed. The front cover (21) has a central hood (22) for covering the engine (5) and sub-portions provided on both sides of the hood (22) for passage to the spare seedling mounting table (90). Step (23) is provided. The front cover (21) is separated from the rear cover (30) at the pedal portion. The front cover (21) can be attached and detached by sliding from the front in the vehicle body frame (4) in the front-rear horizontal direction. Is configured.
[0008]
As shown in FIG. 1, a flat support member (50) extends downward and rearward from the center of the front frame (40), and the front portion of the support member (50) is connected to the front frame (50). It is formed so as to be curved upward toward 40). The engine (5) is placed on the support member (50). Since the support member (50) is flat, it can be used as a protective cover under the engine (5). The cost can be reduced as compared with the case of providing.
[0009]
The transmission case (6) is fixed to the vehicle body frame (4) formed at the front low, rear high, and near the frontmost portion, the rearmost portion, and the intermediate portion. It is fixed to a support member (50) on which the engine (5) is mounted via an attachment member (51) extending obliquely inward and downward from the support member (50). Further, the rear portion is longer in the front-rear direction from substantially the lower center in the front-rear direction of the body frame (4) to the rear lower portion of the rear end of the body frame (4) so that the rear portion is separated from the lower surface of the main step (32). It is formed so as to extend, and is arranged at a front height and a rear low in a side view shown in FIG.
[0010]
Therefore, it is possible to widen a space for passing the PTO transmission shaft (158) having the universal joint (159) connected to the PTO shaft (65), and the universal joint (159), the PTO transmission shaft (158), etc. Can be arranged with a margin. A support member (160) for supporting the PTO transmission shaft (158) is provided on the upper surface of the transmission case (6), and both ends of the PTO transmission shaft (158) are supported by the same transmission case (6). As a result, the concentric accuracy can be easily increased.
[0011]
A transmission chamber (60) in which a traveling transmission mechanism is provided is formed at a front portion of the transmission case (6), and a front axle case (37) is integrally fixed to both left and right sides of the transmission chamber (60). Is established. An axle case is fixed downward from the left and right ends of the front axle case (37), and a front wheel axle (66) for fixing the front wheel (2) is supported at the lower end of the axle case. .
On the other hand, a cylindrical rear axle case (38) having a shaft center in the left-right direction is integrally formed at the rear end of the transmission case (6), and a rear wheel drive shaft (69) is provided in the rear axle case (38). ) Is supported. The rear wheels (3) are fixed to both left and right ends of the rear wheel drive shaft (69), so that the conventional transmission case is eliminated.
[0012]
The planting section (9) is composed of a seedling mounting table (91) having a four-row planting, a plurality of planting claws (93), and the like. The planting transmission frame (92) is supported by the planting transmission frame (92) via a rail (95) and a guide rail (96) so as to be reciprocally slidable left and right, and a planting claw (93) cranked by a crank mechanism is moved. ) At the rear.
Therefore, while the front wheel (2) and the rear wheel (3) are driven and moved, the seedlings for one plant are taken out from the seedling mounting table (91) which can slide back and forth by the planting claws (93). The planting work can be done continuously.
[0013]
A hitch (94) is provided at the front of the planting transmission frame (92) via a rolling fulcrum shaft (16), and the hitch (94) is pivotally supported on the upper left and right sides of the hitch (94). Connected to the rear of the traveling vehicle (1) via an elevating link mechanism (10) including a top link (11) that is connected and lower links (12) pivotally supported on the lower left and right sides of the hitch (94). ing. A base of a lift arm (13) is fixed to the inner surface of the front end of the lower link (12), and the lift arm (13) is moved upward in a direction perpendicular to the direction in which the lower link (12) is arranged. It protrudes. An elevating cylinder (15) that drives the elevating link mechanism (10) up and down is connected to a lift arm (13) connected to the lower link (12).
[0014]
Further, a reinforcing link (14) is connected between the upper end of the lift arm (13) and the rear end of the lower link (12) so as to increase the rigidity of the lower link (12). The front ends of the top link (11) and the lower link (12) are pivotally supported via pivot pins provided between the rear connection frames (44). The planting section (9) is also used as a supporting section of the lifting link mechanism (10) to stably move up and down, reduce the number of parts, and simplify the configuration.
[0015]
A leveling center float (97) and a side float (98) for leveling the planted portion (9) at a certain height are provided below the planted portion (9). (97) is disposed on the left and right center line of the traveling vehicle (1), and the side float (98) is disposed at the symmetrical position of the center float (97), so that the right and left balance of the planting portion (9) is excellent. To ensure that the planting posture is stable so that planting can be performed accurately.
[0016]
And a planting depth adjusting shaft (161) is provided horizontally below the planting transmission frame (92), which is a power transmitting unit of the planting unit (9), in accordance with the width of the left and right side floats (98). A support arm (162) protrudes toward the rear of each float below the proper position of the planting depth adjusting shaft (161), and is pivotally supported on the rear of each float. The operation arm (163) projects further forward, and a planting depth setting lever (79) is provided upward from the rear end of the operation arm (163). For this reason, the operator can easily operate the planting depth setting lever (79) while sitting in the driver's seat (7), and can easily adjust the setting.
[0017]
As shown in FIG. 9, an input shaft (56) is supported in the left and right direction above the transmission chamber (60) of the transmission case (6), and the left end of the input shaft (56) projects outward. Then, a driven pulley (55) is fixedly mounted, and power from a drive pulley (53) fixedly mounted on an output shaft (52) protruding laterally from the left side surface of the engine (5) is transmitted to a belt (54). ) Is input into the mission case (6). The belt (54) is configured to be tensioned by a tension roller (58) attached to the tip of a tension arm (57). The connection and disconnection of power are performed in conjunction with the shift operation of (76).
[0018]
A main clutch lever (76) for turning the clutch on and off is provided near the main clutch pedal (74) disposed on the left side in the body traveling direction. By operating the main clutch lever (76), the tension of the belt (54) for transmitting power from the engine (5) into the transmission case (6) can be set to the "OFF" state. In these operation systems, an accommodation mechanism is provided so that operation of one operation tool does not affect the other operation tool. For example, as shown in a side view of FIG. 9, the accommodation mechanism includes an interlocking rod (140) pivotally supported by a bracket (142) provided on a pivot (141) of the main clutch lever (76). A slot (140a) is formed by drilling, and a fitting member (143) such as a pin protruding from a tension arm (57) for turning on / off the belt tension is inserted into the slot (140a). ).
[0019]
Therefore, when the main clutch lever (76) is turned rearward in the direction of the arrow shown in the figure, the interlocking rod (140) moves downward, and the fitting member (143) inserted through the elongated hole (140a). The tension arm (57) is pivoted downward through the, so that the tension roller (58) attached to the tension arm (57) is separated from the belt (54), and the belt tension is set to the "off" state. Has become.
On the other hand, when the main clutch pedal (74) is depressed, as shown in FIG. 10, a pressing member (145) such as a pin attached to an L-shaped bracket (144) fixed to the pedal support (74a), The cam (146) fixed to the rotation shaft (59) of the tension arm (57) is pushed to rotate the tension arm (57) downward, thereby bringing the belt tension into the "off" state. It has become.
[0020]
For this reason, even if the main clutch pedal (74) is depressed, the fitting member (143) of the tension arm (57) simply moves within the elongated hole (140a) formed in the interlocking rod (140) and the main clutch lever (76). ) Has no effect, and the operation of the main clutch lever (76) does not affect the main clutch pedal (74).
In any case, since the main clutch lever (76), which is a manual operation tool, and the main clutch pedal (74), which is a foot operation tool, are provided so as to perform the same operation for stopping all power, the user gets on the aircraft. These operations can be performed even when the vehicle is left or down, and since the lever is a manual operation device and the pedal is a foot movement operation device, it is easy to identify and operate both of them and there is no erroneous operation.
[0021]
As shown in FIGS. 9 and 10, a brake member (147) for stopping rotation of the driven pulley (55) on the transmission case (6) side is fixed to the tension arm (57). The brake member (147) is configured to press the driven pulley (55) by rotating the tension arm (57) downward. The pressing portion of the brake member (147) is made of an elastic body (149) such as rubber urged toward the driven pulley (55) by a spring (148) or the like, and is configured to be able to retreat from the pressing side. Have been.
As described above, when the elastic body (149) of the brake member (147) presses the driven pulley (55) to stop the rotation and apply a brake to the entire body, the traveling vehicle (1) can be driven even on a slope. Being able to stop it becomes safe.
[0022]
The brake member (147) operates only when the main clutch lever (76) is operated to set the belt tension to the "off" state, and the machine body can be stopped by the main clutch lever (76). It is something like that. In other words, the turning range of the tension arm (57) when each operating tool is used is taken into consideration so that the brake member (147) is in a non-operating state when the main clutch pedal (74) is depressed. In this case, the brake member (147) does not act even when the main clutch pedal (74) is depressed, thereby preventing the aircraft from suddenly stopping.
Further, the elastic member (149) of the brake member (147) can be retracted by the spring (148), so that the operation is not stopped suddenly even when the main clutch lever (76) is operated, so that it is safe. Further, the elastic body (149) is configured to be replaceable in case of wear, so that maintenance can be easily performed.
[0023]
In the rice transplanter as described above, the spare seedling mount (90) fits its support (89) into the holding portion (28) provided on both sides of the front frame (40) via the stay (29). As shown in FIG. 2, when the main clutch lever (76) is located forward, the rearmost end of the spare seedling mounting table (90) is connected to the main clutch lever (76). ) In the plan view, and as shown in FIG. 3, when the operation range of the main clutch lever (76), that is, when the main clutch lever (76) is located forward, The rear end of the base (90) is disposed so as not to overlap the main clutch lever (76) in a side view. Therefore, when the operator gets off the aircraft and operates the main clutch lever (76) from the side, such as when entering / leaving a field, loading / unloading a transport vehicle, or crossing a ridge, the spare seedling mounting table (90) is The operation can be suitably performed without disturbing the operation. In addition, as shown in FIG. 4, the spare seedling mounting table (90) can be turned 180 degrees by removing the column (89) from the holding portion (28), and the compactness at the time of storage can be reduced. It can be planned.
[0024]
Further, as shown in FIGS. 5 and 6, the same effect can be obtained even if the spare seedling mounting table (90) is configured to be rotatable.
The one shown in FIG. 5 is configured such that the spare seedling mounting table (90) rotates around the holding part (28) in the direction of the arrow shown in the drawing. Specifically, for example, as shown in FIG. The holding portion (28) is formed as a hollow cylindrical tube, and a through hole (28a) is formed at one location in the middle thereof, and the stay (87) attached to the holding portion (28) is slidably supported by the stay (87), and a spring is provided. A fitting member (85) such as a pin biased toward the center of the holding portion (28) in (86) can be fitted into the through hole (28a), while the strut (89) can be fitted into the holding portion (28). A plurality of, preferably at least three, locking holes (89a) are formed at predetermined positions in a cylindrical tube having such a diameter, and when the support (89) is fitted into the holding portion (28), the through hole (28a) is formed. ) Is inserted into one of the locking holes (89a). By constitute such a preliminary seedling mounting base (90) can be fixed in a position desired.
[0025]
FIGS. 5A to 5C show an embodiment of the present invention.
FIG. 5A shows a posture during normal planting work, and FIG. 5B shows a posture when the operator gets off the body and operates the main clutch lever (76) from the side. c) shows a posture at the time of storage.
The position of the spare seedling mounting table (90) can be changed while the position is fixed at at least three places as described above. As shown in FIG. 5 (b), one of them is the main clutch lever in plan view. It is fixed in a state rotated by about 90 degrees so that the side of the operation range of (76) is open. Therefore, in the same manner as described above, when the operator gets off the aircraft and operates the main clutch lever (76) from the side, such as when entering / leaving a field, loading / unloading a transport vehicle, or crossing a ridge, a spare seedling mounting table is provided. (90) does not hinder the operation, and can be suitably operated. That is, the main clutch lever (76) is configured to be operable from the side outside the body.
When inserting the support (89) into the holding portion (28) or rotating the spare seedling mounting table (90), the fitting member (85) is pulled against the spring (86), and the locking hole is formed. This is performed after the tip of the fitting member (85) is pulled out from (89a).
[0026]
On the other hand, the one shown in FIG. 6 has a stay (29) extended so that a holding portion (28) serving as a rotation fulcrum is located near the center rear of the spare seedling mounting table (90) during planting work in plan view. 6 (a) shows a posture at the time of planting operation, and FIG. 6 (b) shows a state when the operator gets off the body and operates the main clutch lever (76) from the side. FIG. 6C shows the posture during storage. In addition, (88) indicates the position of the holding portion (28) serving as a rotation fulcrum. In this case, the holding portion (28) is provided at a position separated from the end of the front frame (40).
While the spare seedling mounting table (90) is positionally fixed at at least three places as described above, the posture can be changed. As shown in FIG. 6 (b), one of them is the main clutch lever in plan view. The hood (22) on the (76) side is fixed in a state of being rotated by about 90 degrees so that the side of the hood (22) is open. Therefore, when the operator steps down from the body and operates the main clutch lever (76) from the side, such as when entering / leaving a field, loading / unloading a transport vehicle, or crossing a ridge, the operator operates the sub-step (23) side. As described above, the spare seedling mounting table (90) can be suitably operated without obstructing the operation of the main clutch lever (76). The structure for rotating the spare seedling mounting table (90) so that it can be fixed at a predetermined position may be the same as that shown in FIG.
[0027]
In any case, if the spare seedling mounting table (90) is of such a rotating type, the seedling connection from the spare seedling mounting table (90) to the seedling mounting table (91) can be performed easily, and the child can get off the aircraft. Therefore, even when the main clutch lever (76) is operated, the spare seedling mounting table (90) does not become a hindrance, and the overall size can be reduced during storage.
In addition, reference numerals (81) and (82) shown in FIGS. 2 to 4 denote gripping members that allow the user to grip the body when the user descends from the body and operates the main clutch lever (76) or the like. It is arranged in front of the support (89) of the spare seedling mounting table (90) and the front frame (40) located ahead of the front wheel shaft (66). When the gripping members (81) and (82) are provided at such positions, the direction of the fuselage can be easily changed with the rear wheel (3) as a fulcrum, and unbalance of the fuselage such as head-up can be easily corrected. can do. In particular, as shown in FIG. 2, when the gripping member (81) is provided in front of the front frame (40), since the gripping member (81) is close to the main shift lever (75), the main clutch lever (76), etc., it becomes easy to operate them. , Can be safely handled in an emergency. Further, the gripping member (82) is protruded from the support (89) in the longitudinal direction of the vehicle as shown in FIG. 3 or in the lateral direction of the vehicle as shown in FIG. 4, but the combination thereof is arbitrary. . Further, the shape of the gripping members (81) and (82) is not limited to the substantially U-shape shown in FIGS. 2 to 4, but may be substantially L-shaped as shown in FIG. ) May be used.
[0028]
【The invention's effect】
According to the present invention, the main clutch lever capable of turning the clutch “on” and “disengaged” is disposed near the main clutch pedal disposed on the left side in plan view in the body traveling direction. Alternatively, the main clutch pedal and the main clutch lever can be operated even when the vehicle remains down, and it is easy to identify and operate both the manual operation tool and the foot movement operation tool, so that there is no erroneous operation.
Also, when the operator operates the main clutch lever by descending from the fuselage, the spare seedling mounting table is configured to be rotatable so that the side of the operation range of the main clutch lever is opened in a plan view. When the operator gets off the aircraft and operates the main clutch from the side, such as when entering and exiting the field, loading and unloading the transport vehicle, or crossing the ridge, the spare seedling mounting table does not disturb the operation, suitable Can be operated. In particular, since the main clutch lever can be rotated at about 90 degrees and fixed at the position, the main clutch lever can be operated immediately without performing a large operation at the time of operation.
Further, when the operator can operate from a little behind, since the rearmost end of the spare seedling mounting table does not overlap with the foremost position of the main clutch lever in both side and planar views, the spare seedling mounting Good operability can be obtained without rotating the table.
Further, if it is rotated about 180 degrees, it is convenient for storage.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic side view of a riding rice transplanter. FIG. 2 is a schematic plan view of a traveling vehicle. FIG. 3 is a schematic side view of a front portion of the traveling vehicle. FIG. 4 is a schematic front view of the traveling vehicle. FIG. 6 is a schematic plan view of the front of the traveling vehicle showing the spare seedling mounting table. FIG. 6 is a schematic plan view of the front of the traveling vehicle showing the rotating spare seedling mounting table. FIG. FIG. 8 is a schematic side view of a front portion of a traveling vehicle. FIG. 9 is a schematic side view showing a mechanism for transmitting power from an engine to a transmission case. FIG. 10 is a power view from an engine to a transmission case. Schematic plan view showing the mechanism for transmitting the signal
22 Bonnet 23 Sub-step 28 Holder 29 Stay 76 Main clutch lever 85 Fitting member 86 Spring 87 Stay 89 Post 90 Spare seedling mounting table

Claims

In a riding rice transplanter in which a planting section (9) is arranged at the rear of the body so as to be able to move up and down, the clutch is "engaged" near the main clutch pedal (74) arranged on the left side in a plan view in the advancing direction of the machine. A configuration in which a main clutch lever (76) capable of “off” is arranged,
The spare seedling mount (90) is configured to be rotatable around a vertical axis about a holding portion (28) provided at an end of the front frame (40) so as to be adaptable to the work described later. By rotating the spare seedling mount (90) by about 90 degrees from the posture at the time of planting operation, the side of the operation range of the main clutch lever (76) in plan view is obtained. By opening the main body, the main clutch lever (76) can be operated from the outside of the fuselage and the posture can be changed so that the main clutch lever (76) can be fixed in each posture of the posture at the time of storage and the posture at the time of storage. Riding rice transplanter.