JP3575841B2 - 光波長フィルタ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、音響光学効果を用いた光波長フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の音響光学効果を用いたTE−TMモード変換型の光波長フィルタの一例が文献:「特開平5−323248号公報」に記載されている。この文献に開示の技術によれば、光導波路を伝搬する信号光と同一直線上を進行する表面弾性波を励起する電極として、所定の曲率半径を有する湾曲形状の電極を設けている。このため、集束性の表面弾性波を励起させて、光導波路を伝搬する信号光と表面弾性波との相互作用領域における伝搬方向の表面弾性波の強度を変化させることにより、伝搬方向の結合係数を所定の関数に分布させることができる。その結果、サイドローブを抑圧することによりクロストークを低減するという透過性の改善を図ることができる。さらに、この文献には、相互作用領域内に表面弾性波用導波路を設けた光波長フィルタ(文献中では、「可同調光フィルタ」と表記されている)が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の光波長フィルタにおいては、光導波路に沿った結合係数の所望の分布を得るために、湾曲形状の電極を設けている。湾曲形状の電極により形成される結合係数の分布は、通常の櫛形電極を設けた場合よりも、特性の推定が難しく、特殊な設計を必要としていた。
【0004】
このため、簡単な設計で、サイドローブを抑圧することができる光波長フィルタの実現が望まれていた。
【0005】
また、湾曲形状の電極であっても、電極の形状に係らず電極直下では、結合係数が急激に変化してしまう。このため、よりサイドローブの抑圧を図ることができる光波長フィルタの実現が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この出願に係る光波長フィルタによれば、音響光学効果を示す基板に、表面弾性波を励起するための電極と、光導波路とを具え、特定方向の偏波のみを信号光として光導波路に結合させる入射光用偏光子と、光導波路から出射光を偏波成分に応じて分離する出射光用偏光子とを具えてなる光波長フィルタにおいて、光導波路は、前記電極により励起された表面弾性波の音束と交差することを特徴とする。この発明の光波長フィルタによれば、基板は、表面弾性波を閉じ込めて導波する表面弾性波導波路を画成するための表面弾性波導波路壁部を具えており、光導波路と表面弾性波の音束との交差は、光導波路を、表面弾性波導波路の入力端および出力端においては表面弾性波導波路の幅方向に沿った方向の周辺部に設けてあり、表面弾性波導波路の表面弾性波の進行方向に沿った方向の中央部においては表面弾性波導波路の幅方向に沿った方向の中央部に設けてなるのが良い。
【0007】
また、好ましくは、この発明の光波長フィルタにおいて、電極は、基板の非光導波路部分にのみ設けてあることが望ましい。
【0013】
【作用】
SAW導波路壁部では、SAW導波路部分よりも音速が速くなるため、SAWはSAW導波路に閉じ込められる。閉じ込められたSAWの振幅は、SAW導波路の幅方向の中央部で大きく、周辺部では小さくなっている。また、SAWの振幅の2乗、即ちSAWパワーは、信号光とSAWとの結合係数に比例する。
【0014】
ところで、SAW導波路において、信号光とSAWとの結合係数が急激に変化すると、光波長フィルタの出射光のサイドローブが大きくなるため、クロストークが増加してしまう。特に、通常の櫛形電極を用いたSAW導波路の場合、SAW導波路の入力端でSAWの振幅が急激に大きくなり、出力端でSAWの振幅が急激に小さくなる。
【0015】
このため、サイドローブを抑制するためには、光導波路に沿った結合係数が徐々に変化するように分布することが必要である。
【0016】
この発明の光波長フィルタは、光導波路が表面弾性波の音束と交差することにより、表面弾性波の音束を横断する光導波路では結合係数が徐々に変化し、かつ、表面弾性波の進行方向中央部で充分な大きさの結合係数を得ることができる。そこで、この発明の光波長フィルタでは、SAW導波路の入力端および出力端においては、光導波路が、表面弾性波の振幅の小さな領域、即ち、SAW導波路の幅方向の周辺部に設けられている。このため、入力端および出力端付近において、結合係数は急激に変化することなく徐々に変化する。また、SAW導波路のSAWの伝搬方向の中央部においては、光導波路が、表面弾性波の振幅の大きな領域、即ち、SAW導波路の幅方向の中央部に設けられている。このため、結合係数を急激に変化させることなく、信号光とSAWとを充分に相互作用させることができる。従って、この発明によれば、特殊な設計を必要とせずに、サイドローブを抑制した光波長フィルタを得ることができる。
【0017】
さらに、この発明の光波長フィルタにおいて、電極を基板の非光導波路部分にのみ設ければ、即ち、光導波路上に電極を設けなければ、結合係数が電極の直下において、急激に変化することを避けることができる。その結果、サイドローブをより抑制することができる。
【0022】
【実施例】
以下、図面を参照して、この出願に係る光波長フィルタの一例について説明する。尚、図面は、各発明が理解できる程度に各構成成分の大きさ、形状および配置関係を概略的に示しているにすぎない。従って、各発明はこの図示例にのみ限定されるものでないことは明らかである。
【0023】
<第1実施例>
以下、この発明の光波長フィルタの一例について説明する。図1は、第1実施例の光波長フィルタの構造の説明に供する平面図である。
【0024】
この実施例の光波長フィルタは、全長3cmの音響光学効果を示すXカットLiNbO3 の基板10に、表面弾性波(SAW)を励起するための櫛形の電極12を具えている。この櫛形の電極は、互い違いに対向した10本ずつの歯を有する一組の櫛状の電極からなる。この櫛型電極の、励起されたSAWの進行方向と直交する方向の幅は100μmである。また、隣接する櫛の歯を20μmずつ離して20ピッチ設けてある。また、基板10上には、2本の平行なSAW導波路壁部14aおよび14bによって画成されSAWを導波する幅100μmのSAW導波路16を具えている。また、このSAW導波路16に延在した幅7μmの光導波路18を具えている。また、SAW導波路16の出力端側16bには、SAW吸収帯20を具えている。櫛形の電極12で駆動パワー13dBmで励起され、SAW導波路16を伝搬してきたSAWは、このSAW吸収帯20bによって吸収される。
【0025】
また、この光波長フィルタは、特定方向の偏波(TE波)のみを信号光として光導波路18に結合させる入射光用偏光子22を具えている。この偏光子22によって分離されたTE波は、SAWの波長に応じた特定の波長(ここでは波長1.55μm)の信号光のみTE−TMモード変換される。その結果、TE波の偏光方向と直交する偏光方向のTM波に変換された信号光は、出射光用偏光子24によって出射光から分離される。尚、櫛形の電極12の入射光用偏光子22側にもSAW吸収体20aを設けている。
【0026】
そして、この発明の光波長フィルタにおいては、光導波路18は、SAW導波路16の入力端16aおよび出力端16bにおいてはSAW導波路16の幅方向に沿った方向の周辺部に設けてあり、SAW導波路16のSAWの進行方向に沿った方向の中央部においてはSAW導波路16の幅方向に沿った方向の中央部に設けてある。このため、この実施例では、直線の光導波路18を挟んで、2本の平行なSAW導波路壁部14aおよび14bを光導波路18の延在する方向に対して斜めに設けている。その結果、光導波路18は、SAW導波路16の入力端16aにおいては、信号光の伝搬方向に向って右側のSAW導波路壁部14bの近くを通り、SAW導波路のSAWの伝搬方向に沿った中央部では、SAW導波路16の幅方向の中央部を通り、そして、SAW導波路16の出力端16bにおいては、信号光の伝搬方向に向った左側のSAW導波路壁部14aの近くを通る。
【0027】
従って、この実施例の光波長フィルタの構造によれば、通常の櫛形の電極を用いた簡単な構造で、光導波路に沿った結合係数を急激に変化させることなくTE−TMモード変換を行うことができる。
【0028】
次に、この実施例の光波長フィルタの光導波路上のSAWの振幅について、図2の(A)および(B)を用いて説明する。図2の(A)は、図1に示すA−Aに沿った幅方向の切り口の要部を示し、図2の(B)は、図1に示すB−Bに沿った幅方向の切り口の要部を示している。また、図2の(A)および(B)では、切り口におけるSAWの振幅を曲線IおよびIIでそれぞれ示している。
【0029】
図2の(A)に示すように、SAW導波路16の入力端16a付近においては、光導波路18は、SAWの振幅の小さな領域に設けてある。このため、入力端16a付近において、結合係数が急激に変化することなく徐々に変化させることができる。また、図2の(B)に示すように、SAW導波路16の中央部16cにおいては、光導波路18はSAWの振幅の大きな領域に設けてある。このため、中央部16c付近においては、充分に大きな結合係数を得ることができる。
【0030】
例えば、図2の(A)に示す導波路部分でのSAWパワーと、図2の(B)に示す導波路部分でのSAWパワーとの比を1:3程度とした場合、サイドローブの抑圧比を20dB程度に抑えることができる。これは、上述した従来文献中の従来技術におけるサイドローブの抑圧比の9dBよりも大きな値である。
【0031】
上述した実施例では、この発明の光波長フィルタを特定の材料を使用し、特定の条件で構成した例について説明したが、この発明は後述の変形例にも示すように、多くの変更および変形を行うことができる。例えば、上述した実施例では、直線状の光導波路を設けたが、この発明では、導波路は直線でなくとも良い。また、上述した実施例では、SAW導波路を画成するSAW導波路壁部として、互いに平行な2本の直線状のSAW導波路壁部を設けたが、この発明では、SAW導波路壁部は平行でなくとも良くまた屈曲していても良い。
【0032】
<変形例1>
以下、この発明の光波長フィルタの変形例1を図3の(A)〜(C)にそれぞれ示す。尚、図3において、上述した第1実施例と同一の構成部分については同一の符号を付している。
【0033】
図3の(A)では、SAW導波路壁部26aおよび26bを同じ方向に向けて、くの字に屈曲させている。SAW導波路28の入力端28aおよび出力端28bにおいては、直線状の光導波路30はSAW導波路28の幅方向の周辺部を通っている。一方、SAW導波路28のSAW伝搬方向の中央部28cでは、光導波路30はSAW導波路28の幅方向の中央部を通っている。
【0034】
図3の(B)では、SAW導波路壁部36aおよび36bは、互いに平行に設けてあり、一方、光導波路40をくの字に屈曲させている。この場合も、SAW導波路38の入力端38aおよび出力端38bにおいて、光導波路40はSAW導波路38の幅方向の周辺部を通っている。一方、SAW導波路38のSAW伝搬方向の中央部38cでは、光導波路40はSAW導波路38の幅方向の中央部を通っている。
【0035】
図3の(C)では、光導波路を挟んだ左右のSAW導波路壁部46aおよび46bの形状が非対称となっている。光導波路50の信号光の伝搬方向に向って左側のSAW導波路壁部46aは矩形状だが、右側のSAW導波路壁部46bは、SAW伝搬方向の中央部48cにおいて突出している。このため、SAW伝搬方向の中央部48cにおいて、SAW導波路の幅が狭くなっている。この場合も、SAW導波路48の入力端48aおよび出力端48bにおいて、光導波路50はSAW導波路48の幅方向の周辺部を通っている。一方、SAW導波路48のSAW伝搬方向の中央部48cでは、光導波路50はSAW導波路48の幅方向の中央部を通っている。
【0036】
<変形例2>
以下、この発明の光波長フィルタの変形例2について説明する。図4の(A)〜(C)は、変形例2の各光波長フィルタの構造の説明に供する平面図である。尚、図4において、上述した第1実施例と同一の構成部分については同一の符号を付している。
【0037】
図4の(A)に示す光波長フィルタにおいては、SAW導波路壁部56aおよび56bは、互いにほぼ平行に設けてある。一方、光導波路60は直線状に延在している。また、この場合も、SAW導波路58の入力端58aおよび出力端58bにおいて、光導波路60はSAW導波路58の幅方向の周辺部を通っている。一方、SAW導波路58のSAW伝搬方向の中央部58cでは、光導波路60はSAW導波路58の幅方向の中央部を通っている。
【0038】
そして、電極12は、この光導波路60上を避けて設けてある。このように、電極を基板の非光導波路部分にのみ設ければ、即ち、光導波路上に電極を設けなければ、電極の直下において結合係数が急激に変化することを避けることができる。
【0039】
図4の(B)に示す光波長フィルタにおいては、SAW導波路壁部66aおよび66bは、SAW伝搬方向の中央部において、SAW導波路の幅が狭くなる様に設けてある。一方、光導波路70は、くの字に屈曲させている。また、この場合も、SAW導波路68の入力端68aおよび出力端68bにおいて、光導波路70はSAW導波路68の幅方向の周辺部を通っている。一方、SAW導波路68のSAW伝搬方向の中央部68cでは、光導波路70はSAW導波路68の幅方向の中央部を通っている。
【0040】
そして、電極12は、この光導波路70上を避けて設けてある。このように、電極12基板の非光導波路部分にのみ設ければ、即ち、光導波路70上に電極12を設けなければ、電極12の直下において結合係数が急激に変化することを避けることができる。
【0041】
図4の(C)に示す光波長フィルタにおいては、図4の(B)に示した光フィルタの構成に、ダミー光導波路70aを設けている。ダミー光導波路70aは、SAW伝搬方向に沿った対称軸に関して光導波路70と線対称となる様に設けてある。即ち、図4の(C)に示すC−Cに沿った対称軸に関して光波長フィルタは上下がほぼ線対称となる構造を有している。この様な線対称構造とすることにより、クロストークをより低減することができる。
【0042】
<第1参考例>
以下、この発明の光波長フィルタの第1参考例について説明する。図5の(A)は、第1参考例の光波長フィルタの構造の説明に供する平面図である。
【0043】
第1参考例の光波長フィルタは、全長3cmの音響光学効果を示すXカットLiNbO3 の基板10に、表面弾性波(SAW)を励起するための櫛形の電極12を具えている。この電極は、互い違いに対向した10本ずつの歯を有する一組の櫛状の電極からなる。この電極の、励起されたSAWの進行方向と直交する方向の幅は100μmである。また、隣接する櫛の歯を20μmずつ離して20ピッチ設けてある。
【0044】
また、第1参考例では、SAW導波路16の出力端側16bに、SAW吸収帯20bを具えている。このSAW吸収体20bには、レジストあるいは樹脂が用いられている。電極12によって駆動パワー13dBmで励起されて伝搬してきたSAWの音束88は、このSAW吸収帯20bによって吸収される。
【0045】
また、この光波長フィルタは、特定方向の偏波(TE波)のみを信号光として光導波路80に結合させる入射光用偏光子22を具えている。この偏光子22によって分離されたTE波は、SAWの波長に応じた特定の波長(ここでは波長1.55μm)の信号光のみTE−TMモード変換される。その結果、TE波の偏光方向と直交する偏光方向のTM波に変換された信号光は、出射光用偏光子24によって出射光から分離される。尚、櫛形の電極12の入射光用偏光子22側にもSAW吸収体20aを設けている。
【0046】
この電極12によって励起されたSAWの音束は、LiNbO3 基板10のY軸方向に対してθ=5°傾いて伝搬する性質がある。従って、Y軸に沿った方向に光導波路80を延在させれば、光導波路80は、電極12により励起されたSAWの音束を横断する位置に延在させることができる。
【0047】
また、電極12によって励起されたSAWの振幅は、導波路壁部が無い場合でも、上記の図2に曲線Iおよび曲線IIで示した様に、音束の幅方向の中央部では大きく、一方、音束の幅方向の周辺部では小さくなっている(ただし、導波路壁部がない場合の振幅分布は、導波路壁部による閉じ込めが無いため、曲線Iおよび曲線IIよりも幅が広がることもある。)。従って、音束88を横断する光導波路80においては、光導波路80に沿って徐々に振幅が変化する。この様子を図5の(B)のグラフに示す。グラフの横軸は光導波路80に沿った距離を表し、縦軸はSAWの振幅を表している。そして、グラフ中の曲線III は、光導波路80に沿ったSAWの振幅の分布を表している。第1参考例では、電極12を光導波路80上に設けていないので、曲線III に示す様に、急激に変化することなく光導波路に沿って強度0の裾野からピークまで連続したSAWの振幅の分布が得られる。
【0048】
従って、第1参考例の光波長フィルタの構造によれば、通常の櫛形の電極を用いた簡単な構造で、光導波路に沿った結合係数を急激に変化させることなくTE−TMモード変換を行うことができる。
【0049】
次に、光波長フィルタの透過特性について検討する。
【0050】
先ず、光波長フィルタの光導波路に沿って、強度0の裾野からピークまで連続した理想的なSAWパワー分布を関数P(z)で表す。このP(z)は、光導波路に沿った伝搬距離zの関数として表せる。このSAWパワー分布P(z)を図6の(A)のグラフに模式的に示す。グラフの横軸は、光波長フィルタの素子の中央部からの光導波路に沿った伝搬距離zを表し、縦軸はSAWパワーを表す。また、グラフ中の曲線IVは、理想的なSAWパワー分布P(z)を表す。
【0051】
ところで、光導波路上に電極が設けてある通常の光波長フィルタにおいては、電極の直下の位置にあたる裾野の部分で、SAWパワーが急激に変化していた。この通常の光波長フィルタにおけるSAWパワー分布を図6の(B)のグラフに示す。グラフの横軸は、素子の中央部からの光導波路に沿った伝搬距離zを表し、横軸はSAWパワーを表す。また、グラフ中の曲線Vは、通常の光波長フィルタにおけるSAWパワー分布を表す。従来のSAWパワー分布は、グラフ中の曲線Vに示す様に、通常のSAWパワー分布は、図6の(A)のグラフの曲線IVの裾野を切り落とした形に相当する。
【0052】
このため、通常の光波長フィルタのSAWパワー分布は、理想的なSAWパワー分布P(z)に窓関数W(z)をかけ合わせた形、即ちW(z)P(z)で表される。ここで図6の(C)に、窓関数W(z)の一例を示す。グラフの横軸は、素子の中央部からの光導波路に沿った伝搬距離zを表し、横軸は窓関数の大きさ表す。また、グラフ中の曲線VIは、窓関数W(z)を表す。
【0053】
従って、通常の光波長フィルタの透過特性T(λ)は、W(z)P(z)のフーリエ変換として、下記の(1)式で表される。
【0054】
T(λ)∝∫W(z)P(z)exp(−iδz)dz・・・(1)
但し、δ=Δβ/2−π/Λ、Δβ=2πΔn/λを表し、ΛはSAWの波長、Δnは光導波路の複屈折率の大きさを表す。
【0055】
従って、(1)式は、下記の(2)式で示す様に、W(z)のフーリエ変換^W(λ)とP(z)のフーリエ変換^P(λ)との畳み込みで表される。
【0056】
T(λ)∝^W(λ)*^P(λ)・・・(2)
光導波路上に電極を設けた通常の光波長フィルタにおいては、窓関数W(z)の伝搬方向の幅w1 が、SAWパワー分布P(z)の半値幅w2 と同程度であった。w1 とw2 とが同程度の場合は、^W(λ)の最大のクロストーク量が−9dBであるため、これ以上の透過特性の改善、即ち、サイドローブの低減が困難であった。例えば、SAWパワー分布の、ピークの高さと、光波長フィルタの相互作用領域の端の部分での裾野の高さとの比が10:2.3程度の場合は、クロストーク量は−15dB程度であった。
【0057】
そこで、第1参考例の光波長フィルタにおいては、電極を光導波路上を避けて設けている。その結果、窓関数W(z)の幅w1 を理想的なSAWパワー分布Pz)の半値幅w2 よりも充分に広くすることができる。このため、W(z)をフーリエ変換した^W(λ)はデルタ関数に近くなるので、光波長フィルタのSAWパワー分布を理想的なSAWパワー分布P(z)に近づけることができる。
【0058】
その結果、例えば、SAWパワー分布の、ピークの高さと、光波長フィルタの相互作用領域の端の部分での裾野の高さとの比を10:1程度とすれば、−25dB程度のクロストーク量を達成することが可能となる。
【0059】
<変形例3>
以下、この発明の光波長フィルタの第1参考例に対する変形例3について説明する。図4の(A)は、変形例3の光波長フィルタの構造の説明に供する平面図である。尚、図4の(A)は、変形例2および変形例3の説明と共用する。
【0060】
図4の(A)に示す光波長フィルタにおいては、電極12は、この光導波路60上を避けて設けてある。このように、電極12を基板の非光導波路部分にのみ設ければ、即ち、光導波路60上に電極を設けなければ、電極12の直下において結合係数が急激に変化することを避けることができる。
【0061】
さらに変形例3では、SAW導波路壁部56aおよび56bを、互いにほぼ平行に設けてある。そして、光導波路60を直線状に延在させることにより、SAW導波路58の入力端58aおよび出力端58bにおいて、光導波路60はSAW導波路58の幅方向の周辺部を通し、一方、SAW導波路58のSAW伝搬方向の中央部58cでは、光導波路60はSAW導波路58の幅方向の中央部を通している。
【0062】
このように、表面弾性波を閉じ込めて導波する表面弾性波導波路58を画成するための表面弾性波導波路壁部56aおよび56bを設ければ、結合係数を急激に変化させることなく、表面弾性波導波路58の表面弾性波の進行方向中央部付近58cの光導波路60において、より大きな結合係数を得ることができる。
【0063】
<変形例4>
以下、この発明の光波長フィルタの第1参考例に対する変形例4について説明する。図7は、変形例4の光波長フィルタの構造の説明に供する平面図である。尚、図7において、上述した第1実施例と同一の構成部分については同一の符号を付している。
【0064】
変形例4の光波長フィルタでは、電極92の形状を、当該電極92により誘起された表面弾性波が光導波路90を横断する付近において、当該表面弾性波を集束する様に湾曲形状としている。このため、結合係数を急激に変化させることなく、光導波路90が表面弾性波の音束98と交差する付近において、より大きな結合係数を得ることができる。従って、サイドローブを抑制してTE/TMモード変換を行うことができる。
【0065】
<第2参考例>
以下、この発明の光波長フィルタの第2参考例について説明する。図7は、第2参考例の光波長フィルタの構造の説明に供する平面図である。尚、図7に示す各光波長フィルタの構造は、上述した変形例4の光波長フィルタの構造と同一である。このため、図7は、変形例4および第2参考例の説明に共用する。
【0066】
第2参考例の光波長フィルタにおいては、電極92は、光導波路を伝搬する光信号と表面弾性波の相互作用領域における伝搬方向の結合係数を所定の関数で分布させる曲率半径を有する湾曲形状である。そして、この電極92を基板の非光導波路部分にのみ設けている。その結果、光導波路90が電極92の直下に延在することはないため、電極92の直下において結合係数が急激に変化することを避けることができる。また、電極92は湾曲形状を有しているので、光導波路90が表面弾性波の音束98と交差する付近において、結合係数を急激に変化させることなく、より大きな結合係数を得ることができる。
【0067】
【発明の効果】
この発明の光波長フィルタは、光導波路が表面弾性波の音束と交差することにより、表面弾性波の音束を横断する光導波路では結合係数が徐々に変化し、かつ、表面弾性波の進行方向中央部で充分な大きさの結合係数を得ることができる。この発明の光波長フィルタでは、SAW導波路の入力端および出力端においては、光導波路が、表面弾性波の振幅の小さな領域、即ち、SAW導波路の幅方向の周辺部に設けられている。このため、入力端および出力端付近において、結合係数は急激に変化することなく徐々に変化する。また、SAW導波路のSAWの伝搬方向の中央部においては、光導波路が、表面弾性波の振幅の大きな領域、即ち、SAW導波路の幅方向の中央部に設けられている。このため、信号光とSAWとを充分に相互作用させることができる。このため、サイドローブを抑制するためには、光導波路に沿った結合係数が徐々に変化するように分布することが必要である。
【0068】
従って、この発明によれば、特殊な設計を必要とせずに、簡単な設計で、サイドローブを抑制することによりクロストークを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光波長フィルタの第1実施例の説明に供する平面図である。
【図2】(A)および(B)は、第1実施例の光波長フィルタの光導波路上のSAWの振幅の説明に供する図である。
【図3】(A)〜(C)は、この発明の光波長フィルタの変形例1の説明に供する平面図である。
【図4】(A)〜(C)は、この発明の光波長フィルタの変形例2の光フィルタの構造の説明に供する平面図である。また、(A)は、第1参考例の光波長フィルタに対する変形例3の光波長フィルタの構造の説明に供する平面図でもある。
【図5】(A)は、光波長フィルタの第1参考例の説明に供する平面図である。(B)は、(A)に示す光導波路上のSAWの振幅の説明に供する図である。
【図6】(A)〜(C)は、光波長フィルタの透過特性の説明に供するグラフである。
【図7】 光波長フィルタの第1参考例に対する変形例4および光波長フィルタの第2参考例の説明に供する平面図である。
【符号の説明】
10:基板 12:電極
14a、14b:SAW導波路壁部
16:SAW導波路 16a:入力端
16b:出力端 16c:中央部
18:光導波路
20a、20b:SAW吸収帯
22:入射光用偏光子 24:出射光用偏光子
26a、26b:SAW導波路壁部
28:SAW導波路 30:光導波路
36a、36b:SAW導波路壁部
38:SAW導波路 40:光導波路
46a、46b:SAW導波路壁部
48:SAW導波路 50:光導波路
56a、56b:SAW導波路壁部
58:SAW導波路 60:光導波路
66a、66b:SAW導波路壁部
68:SAW導波路 70:光導波路
70a:ダミー光導波路
80:光導波路 88:音束
90:光導波路 92:電極
98:音束
Claims (2)
- 音響光学効果を示す基板に、表面弾性波を励起するための電極と、光導波路とを具え、
特定方向の偏波のみを信号光として前記光導波路に結合させる入射光用偏光子と、前記光導波路から出射光を偏波成分に応じて分離する出射光用偏光子とを具えてなる光波長フィルタにおいて、
該光導波路は、前記電極により励起された表面弾性波の音束と交差し、
前記基板は、前記表面弾性波を閉じ込めて導波する表面弾性波導波路を画成するための表面弾性波導波路壁部を具えており、
前記光導波路と前記表面弾性波の音束との交差は、前記光導波路を、前記表面弾性波導波路の入力端および出力端においては前記表面弾性波導波路の幅方向に沿った方向の周辺部に設けて、さらに、前記表面弾性波導波路の表面弾性波の進行方向に沿った方向の中央部においては前記表面弾性波導波路の幅方向に沿った方向の中央部に設けてなる
ことを特徴とする光波長フィルタ。 - 請求項1に記載の波長フィルタにおいて、
前記電極は、前記基板の非光導波路部分にのみ設けてある
ことを特徴とする光波長フィルタ。
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