JP3574076B2 - 厨芥処理装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、厨芥を処理する厨芥処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種厨芥処理装置として、コンポスターが広く使用されている。コンポスターは、筒状体と筒状体の上面開口を被う蓋とから構成され、筒状体を地表に載置し、上面開口から筒状体内に厨芥を投入して堆肥化するものである。しかしながら、堆肥化の速度が遅く、処理能力に問題があった。
【0003】
また、厨芥を粉砕して脱水し、それを自動的にゴミ袋などに投棄するものが例えば、特開平4−156959号公報(B02C 21/00)にて提案されている。しかしながら、この方式においてはゴミ袋などに収納された厨芥を廃棄する必要があり、廃棄処理に手間がかかると共に、環境保全の観点からも問題となるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記欠点に鑑みなされたもので、短期間に厨芥を分解処理し得る厨芥処理装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の手段は、流し台のシンクに形成された厨芥受部と、該厨芥受部に連通する材料投入口と、該材料投入口を開閉自在に閉塞する閉塞手段と、前記厨芥受部に連通し前記閉塞手段にて前記材料投入口を閉塞した状態では前記シンクからの水を前記厨芥受部を介して排水する排水管と、前記材料投入口から投入された厨芥を受納する処理槽と、該処理槽の下部に形成された排水孔と前記排水管とをつなぎ、前記処理槽内の水を前記排水管へ排水する排水パイプと、前記処理槽内に収納され、厨芥を分解処理する微生物を培養する処理媒質と、前記処理槽内の厨芥と処理媒質を混合する混合手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
本発明の第2の手段は、流し台のシンクに形成された厨芥受部と、該厨芥受部に連通する材料投入口と、該材料投入口を開閉自在に閉塞する閉塞手段と、前記厨芥受部に連通し前記閉塞手段にて前記材料投入口を閉塞した状態では前記シンクからの水を前記厨芥受部を介して排水する排水管と、前記材料投入口に投入された厨芥を粉砕する粉砕手段と、該粉砕手段から排出された厨芥を受納する処理槽と、該処理槽の下部に形成された排水孔と前記排水管とをつなぎ、前記処理槽内の水を前記排水管へ排水する排水パイプと、前記処理槽内に収納され、厨芥を分解処理する微生物を培養する処理媒質と、前記処理槽内の厨芥と処理媒質を混合する混合手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
本発明の第3の手段は、流し台のシンクに形成された厨芥受部と、該厨芥受部に連通する材料投入口と、該材料投入口を開閉自在に閉塞する閉塞手段と、前記厨芥受部に連通し前記閉塞手段にて前記材料投入口を閉塞した状態では前記シンクからの水を前記厨芥受部を介して排水する排水管と、前記材料投入口に投入された厨芥を粉砕する粉砕手段と、該粉砕手段から排出された厨芥を受納する処理槽と、該処理槽の下部に形成された排水孔と前記排水管とをつなぎ、前記処理槽内の水を前記排水管へ排水する排水パイプと、前記処理槽内に収納され、厨芥を分解処理する微生物を培養する処理媒質と、前記処理槽内の厨芥と処理媒質を混合する混合手段と、前記粉砕手段を停止させた後に混合手段を作動させる制御回路とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図1乃至図3に基づいて詳述する。
1は流し台、2はシンクで、底部に水切篭3を着脱自在に収納する厨芥受部4を有している。前記厨芥受部4底面には排水管5が接続されると共に、水切篭3及び厨芥受部4底面には後述する粉砕機8の材料投入口11に連通する開口を形成している。6は前記水切篭3及び厨芥受部4底面の開口を介して後述する粉砕機8の材料投入口11に挿入される材料押圧棒で、炊事の際に、材料押圧棒6にて水切篭3の開口を閉成し、シンク2からの水が粉砕機8の材料投入口11に流れるのを防止するようになっており、中央部に通気孔7を形成している。
【0009】
8は前記流し台1の下部空間に収納され、支持台9により支持される粉砕機で、移送筒10の材料投入口11を前記厨芥受部4の開口に接続すると共に、先端に固定歯12を装着している。13は前記移送筒10内に配設され、電動機14により回転駆動される螺旋体で、先端に回転歯15を有しており、材料投入口11から供給された厨芥を螺旋体13の回転により先端に移送し、回転歯15と固定歯12とにより粉砕するようになっている。16は前記移送筒10先端に設けられたガイド体で、このガイド体16により粉砕機8から排出された厨芥を効率よく後述する処理媒質27に混合するようになっている。
【0010】
17は一対の支持台9に支持される処理槽で、合成樹脂、ステンレス等の耐食性材料にて形成されており、処理槽17の一側を軸支する支持台9を移送筒10の先端が貫通し、この支持台9にて処理槽17の一側と粉砕機8の移送筒10を支持している。18は前記処理槽17の下部に形成した排水孔で、排水パイプ19を介して排水管5に接続し、処理槽17内の水を排水管5に排水するようになっており、排水孔18には、処理槽17内に収納される後述の処理媒質27が漏れるのを防止するフィルタが配設されている。20は前記処理槽17上部に形成された排気孔で、排気パイプ21を介して屋外に連通し、送風機22の送風により処理槽17内の空気を屋外へ排気し、材料押圧棒6の中央に形成した通気孔7及び粉砕機8を介して処理槽17内に空気を供給して、後述する処理媒質27に発生するカン菌及び球菌の活性化を図ると共に、処理槽17内の悪臭を屋外へ排気するようになっている。
【0011】
23は前記処理槽17内に配設された一対の撹拌翼で、合成樹脂、ステンレス等の耐食性材料から形成されており、一方の撹拌翼23をチェーン24を介して電動機25に連結すると共に、撹拌翼23間にチェーン26を架設して電動機25の駆動により撹拌翼23を回転させ、処理槽17内の処理媒質27と厨芥を混合するようになっている。
【0012】
前記処理槽17内には、処理媒質27が収納されている。処理媒質27は、おが屑等の木質細片、もみがら、米糠、土等の微生物培養基材、本実施例では、特公平2 −34679号公報(C02F 11/02)「木質細片による汚泥の微生物処理方法」に示され る微生物培養基材を使用している。この処理媒質27に厨芥を投入して混合すると、カン菌、球菌が発生し、厨芥をカン菌が腐食させ、球菌が食べて水と炭酸ガスに分解して厨芥を消滅させる。
【0013】
次に、回路を図3に基づいて説明する。28は前記流し台1に配設した図示しない操作スイッチを有するスイッチ回路、29は前記スイッチ回路28からの信号を入力する制御回路で、粉砕機駆動部30を介して粉砕機8駆動用電動機13を、撹拌翼駆動部31を介して撹拌翼23駆動用電動機25を、送風機駆動部32を介して送風機22を制御するようになっている。
【0014】
而して、炊事時には、材料押圧棒6を粉砕機8の材料投入口11に挿入して水切篭3の開口部を閉塞する。この状態では、シンク2からの水は水切篭3及び厨芥受部4を介して排水管5に排水される。
【0015】
厨芥を処理する際には、材料押圧棒6を取り外し、図示しない操作スイッチを操作する。操作スイッチを操作すると、制御回路29は粉砕機8駆動用電動機14を駆動させ、材料投入口11より粉砕機8内に入れられた厨芥を、螺旋体13により移送筒10先端へ移送し、固定歯12と回転歯15によって粉砕して処理槽33の処理媒質27中に排出する。
【0016】
また、制御回路29は、撹拌翼23回転用電動機25を、粉砕機8駆動用電動機14と同時に駆動させ、粉砕機8から排出した厨芥を、撹拌翼23の回転により処理媒質27と混合させる。
【0017】
材料投入口11への厨芥の投入が終了し、図示しない操作スイッチが操作されると、制御回路29は、操作スイッチ操作後、粉砕機8内の厨芥が処理槽17へ排出されるのに十分な時間経過後に粉砕機8の電動機14を停止させ、粉砕機8内に厨芥が残留して粉砕機8内で厨芥が腐敗するのを防止する。また、制御回路29は、粉砕機8の電動機14の運転停止から所定時間に撹拌翼23回転用電動機25の駆動を継続させ、粉砕機8から供給された厨芥を処理媒質27と十分に混合させる。
【0018】
制御回路29は、粉砕機8回転用電動機14が停止してから所定時間後に一定時間撹拌翼駆動部31に撹拌翼23を回転させる信号を出力して撹拌翼23を一定時間回転させ、さらに撹拌翼23の回転停止から所定時間後に再度撹拌翼23を回転させる。これを繰り返すことにより、所定時間毎に厨芥が酸素に接触する。この厨芥を外気に接触させない状態と外気に接触させる状態とを繰り返すことにより、処理媒質27に自然発生するカン菌と球菌により効率よく厨芥を水と炭酸ガスに分解し、消滅させる。また、処理槽17に供給される厨芥は、粉砕機8にて粉砕されているので、処理効率を一層向上することができる。
【0019】
また、制御回路29は撹拌翼23駆動用電動機25の駆動と同時に送風機22を駆動させ、撹拌翼23駆動用電動機25の停止から一定時間後に運転を停止させる。撹拌翼23の回転時に送風機22により処理媒質27内に空気を供給するので、処理媒質27への空気供給効率を向上させることができる。また、送風機25の駆動用により、シンク2の厨芥受部4を介して処理槽17内に空気を供給するので、処理媒質27の撹拌によって発生する悪臭が厨芥受部4を介して厨房側へ漏れるのを防止することができる。さらに、撹拌翼23の回転停止から一定時間送風機22の運転を継続することにより、処理媒質27の撹拌によって発生する悪臭を確実に屋外に排気することができ、悪臭の厨房側への漏れを防止することができる。
【0020】
尚、本実施例では、混合手段として一対の撹拌翼23を設けたが、螺旋状の撹拌翼を設けてもよく、また、処理層17を回転させる構成としてもよい。また、粉砕手段8を、移送筒10、螺旋体13、固定歯12、回転歯15及び電動機14にて構成したが、電動機と該電動機にて高速回転するカッターにて構成し、カッターの回転による遠心力にて処理層17に排出するように構成してもよい。
【0021】
【発明の効果】
以上の如く、本発明の各請求項の構成によれば、厨芥の分解処理効率を向上することができ、厨芥廃棄処理の手間を解消し、環境保全の向上を図ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】同他の方向から見た断面図である。
【図3】同回路図である。
【符号の説明】
1 流し台
2 シンク
4 厨芥受部
5 排水管
6 材料押圧棒(閉塞手段)
8 粉砕機(粉砕手段)
11 材料投入口
17 処理槽
22 送風機(換気手段)
23 撹拌翼(混合手段)
27 処理媒質
29 制御回路
【発明の属する技術分野】
本発明は、厨芥を処理する厨芥処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種厨芥処理装置として、コンポスターが広く使用されている。コンポスターは、筒状体と筒状体の上面開口を被う蓋とから構成され、筒状体を地表に載置し、上面開口から筒状体内に厨芥を投入して堆肥化するものである。しかしながら、堆肥化の速度が遅く、処理能力に問題があった。
【0003】
また、厨芥を粉砕して脱水し、それを自動的にゴミ袋などに投棄するものが例えば、特開平4−156959号公報(B02C 21/00)にて提案されている。しかしながら、この方式においてはゴミ袋などに収納された厨芥を廃棄する必要があり、廃棄処理に手間がかかると共に、環境保全の観点からも問題となるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記欠点に鑑みなされたもので、短期間に厨芥を分解処理し得る厨芥処理装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の手段は、流し台のシンクに形成された厨芥受部と、該厨芥受部に連通する材料投入口と、該材料投入口を開閉自在に閉塞する閉塞手段と、前記厨芥受部に連通し前記閉塞手段にて前記材料投入口を閉塞した状態では前記シンクからの水を前記厨芥受部を介して排水する排水管と、前記材料投入口から投入された厨芥を受納する処理槽と、該処理槽の下部に形成された排水孔と前記排水管とをつなぎ、前記処理槽内の水を前記排水管へ排水する排水パイプと、前記処理槽内に収納され、厨芥を分解処理する微生物を培養する処理媒質と、前記処理槽内の厨芥と処理媒質を混合する混合手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
本発明の第2の手段は、流し台のシンクに形成された厨芥受部と、該厨芥受部に連通する材料投入口と、該材料投入口を開閉自在に閉塞する閉塞手段と、前記厨芥受部に連通し前記閉塞手段にて前記材料投入口を閉塞した状態では前記シンクからの水を前記厨芥受部を介して排水する排水管と、前記材料投入口に投入された厨芥を粉砕する粉砕手段と、該粉砕手段から排出された厨芥を受納する処理槽と、該処理槽の下部に形成された排水孔と前記排水管とをつなぎ、前記処理槽内の水を前記排水管へ排水する排水パイプと、前記処理槽内に収納され、厨芥を分解処理する微生物を培養する処理媒質と、前記処理槽内の厨芥と処理媒質を混合する混合手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
本発明の第3の手段は、流し台のシンクに形成された厨芥受部と、該厨芥受部に連通する材料投入口と、該材料投入口を開閉自在に閉塞する閉塞手段と、前記厨芥受部に連通し前記閉塞手段にて前記材料投入口を閉塞した状態では前記シンクからの水を前記厨芥受部を介して排水する排水管と、前記材料投入口に投入された厨芥を粉砕する粉砕手段と、該粉砕手段から排出された厨芥を受納する処理槽と、該処理槽の下部に形成された排水孔と前記排水管とをつなぎ、前記処理槽内の水を前記排水管へ排水する排水パイプと、前記処理槽内に収納され、厨芥を分解処理する微生物を培養する処理媒質と、前記処理槽内の厨芥と処理媒質を混合する混合手段と、前記粉砕手段を停止させた後に混合手段を作動させる制御回路とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図1乃至図3に基づいて詳述する。
1は流し台、2はシンクで、底部に水切篭3を着脱自在に収納する厨芥受部4を有している。前記厨芥受部4底面には排水管5が接続されると共に、水切篭3及び厨芥受部4底面には後述する粉砕機8の材料投入口11に連通する開口を形成している。6は前記水切篭3及び厨芥受部4底面の開口を介して後述する粉砕機8の材料投入口11に挿入される材料押圧棒で、炊事の際に、材料押圧棒6にて水切篭3の開口を閉成し、シンク2からの水が粉砕機8の材料投入口11に流れるのを防止するようになっており、中央部に通気孔7を形成している。
【0009】
8は前記流し台1の下部空間に収納され、支持台9により支持される粉砕機で、移送筒10の材料投入口11を前記厨芥受部4の開口に接続すると共に、先端に固定歯12を装着している。13は前記移送筒10内に配設され、電動機14により回転駆動される螺旋体で、先端に回転歯15を有しており、材料投入口11から供給された厨芥を螺旋体13の回転により先端に移送し、回転歯15と固定歯12とにより粉砕するようになっている。16は前記移送筒10先端に設けられたガイド体で、このガイド体16により粉砕機8から排出された厨芥を効率よく後述する処理媒質27に混合するようになっている。
【0010】
17は一対の支持台9に支持される処理槽で、合成樹脂、ステンレス等の耐食性材料にて形成されており、処理槽17の一側を軸支する支持台9を移送筒10の先端が貫通し、この支持台9にて処理槽17の一側と粉砕機8の移送筒10を支持している。18は前記処理槽17の下部に形成した排水孔で、排水パイプ19を介して排水管5に接続し、処理槽17内の水を排水管5に排水するようになっており、排水孔18には、処理槽17内に収納される後述の処理媒質27が漏れるのを防止するフィルタが配設されている。20は前記処理槽17上部に形成された排気孔で、排気パイプ21を介して屋外に連通し、送風機22の送風により処理槽17内の空気を屋外へ排気し、材料押圧棒6の中央に形成した通気孔7及び粉砕機8を介して処理槽17内に空気を供給して、後述する処理媒質27に発生するカン菌及び球菌の活性化を図ると共に、処理槽17内の悪臭を屋外へ排気するようになっている。
【0011】
23は前記処理槽17内に配設された一対の撹拌翼で、合成樹脂、ステンレス等の耐食性材料から形成されており、一方の撹拌翼23をチェーン24を介して電動機25に連結すると共に、撹拌翼23間にチェーン26を架設して電動機25の駆動により撹拌翼23を回転させ、処理槽17内の処理媒質27と厨芥を混合するようになっている。
【0012】
前記処理槽17内には、処理媒質27が収納されている。処理媒質27は、おが屑等の木質細片、もみがら、米糠、土等の微生物培養基材、本実施例では、特公平2 −34679号公報(C02F 11/02)「木質細片による汚泥の微生物処理方法」に示され る微生物培養基材を使用している。この処理媒質27に厨芥を投入して混合すると、カン菌、球菌が発生し、厨芥をカン菌が腐食させ、球菌が食べて水と炭酸ガスに分解して厨芥を消滅させる。
【0013】
次に、回路を図3に基づいて説明する。28は前記流し台1に配設した図示しない操作スイッチを有するスイッチ回路、29は前記スイッチ回路28からの信号を入力する制御回路で、粉砕機駆動部30を介して粉砕機8駆動用電動機13を、撹拌翼駆動部31を介して撹拌翼23駆動用電動機25を、送風機駆動部32を介して送風機22を制御するようになっている。
【0014】
而して、炊事時には、材料押圧棒6を粉砕機8の材料投入口11に挿入して水切篭3の開口部を閉塞する。この状態では、シンク2からの水は水切篭3及び厨芥受部4を介して排水管5に排水される。
【0015】
厨芥を処理する際には、材料押圧棒6を取り外し、図示しない操作スイッチを操作する。操作スイッチを操作すると、制御回路29は粉砕機8駆動用電動機14を駆動させ、材料投入口11より粉砕機8内に入れられた厨芥を、螺旋体13により移送筒10先端へ移送し、固定歯12と回転歯15によって粉砕して処理槽33の処理媒質27中に排出する。
【0016】
また、制御回路29は、撹拌翼23回転用電動機25を、粉砕機8駆動用電動機14と同時に駆動させ、粉砕機8から排出した厨芥を、撹拌翼23の回転により処理媒質27と混合させる。
【0017】
材料投入口11への厨芥の投入が終了し、図示しない操作スイッチが操作されると、制御回路29は、操作スイッチ操作後、粉砕機8内の厨芥が処理槽17へ排出されるのに十分な時間経過後に粉砕機8の電動機14を停止させ、粉砕機8内に厨芥が残留して粉砕機8内で厨芥が腐敗するのを防止する。また、制御回路29は、粉砕機8の電動機14の運転停止から所定時間に撹拌翼23回転用電動機25の駆動を継続させ、粉砕機8から供給された厨芥を処理媒質27と十分に混合させる。
【0018】
制御回路29は、粉砕機8回転用電動機14が停止してから所定時間後に一定時間撹拌翼駆動部31に撹拌翼23を回転させる信号を出力して撹拌翼23を一定時間回転させ、さらに撹拌翼23の回転停止から所定時間後に再度撹拌翼23を回転させる。これを繰り返すことにより、所定時間毎に厨芥が酸素に接触する。この厨芥を外気に接触させない状態と外気に接触させる状態とを繰り返すことにより、処理媒質27に自然発生するカン菌と球菌により効率よく厨芥を水と炭酸ガスに分解し、消滅させる。また、処理槽17に供給される厨芥は、粉砕機8にて粉砕されているので、処理効率を一層向上することができる。
【0019】
また、制御回路29は撹拌翼23駆動用電動機25の駆動と同時に送風機22を駆動させ、撹拌翼23駆動用電動機25の停止から一定時間後に運転を停止させる。撹拌翼23の回転時に送風機22により処理媒質27内に空気を供給するので、処理媒質27への空気供給効率を向上させることができる。また、送風機25の駆動用により、シンク2の厨芥受部4を介して処理槽17内に空気を供給するので、処理媒質27の撹拌によって発生する悪臭が厨芥受部4を介して厨房側へ漏れるのを防止することができる。さらに、撹拌翼23の回転停止から一定時間送風機22の運転を継続することにより、処理媒質27の撹拌によって発生する悪臭を確実に屋外に排気することができ、悪臭の厨房側への漏れを防止することができる。
【0020】
尚、本実施例では、混合手段として一対の撹拌翼23を設けたが、螺旋状の撹拌翼を設けてもよく、また、処理層17を回転させる構成としてもよい。また、粉砕手段8を、移送筒10、螺旋体13、固定歯12、回転歯15及び電動機14にて構成したが、電動機と該電動機にて高速回転するカッターにて構成し、カッターの回転による遠心力にて処理層17に排出するように構成してもよい。
【0021】
【発明の効果】
以上の如く、本発明の各請求項の構成によれば、厨芥の分解処理効率を向上することができ、厨芥廃棄処理の手間を解消し、環境保全の向上を図ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】同他の方向から見た断面図である。
【図3】同回路図である。
【符号の説明】
1 流し台
2 シンク
4 厨芥受部
5 排水管
6 材料押圧棒(閉塞手段)
8 粉砕機(粉砕手段)
11 材料投入口
17 処理槽
22 送風機(換気手段)
23 撹拌翼(混合手段)
27 処理媒質
29 制御回路
Claims (3)
- 流し台のシンクに形成された厨芥受部と、該厨芥受部に連通する材料投入口と、該材料投入口を開閉自在に閉塞する閉塞手段と、前記厨芥受部に連通し前記閉塞手段にて前記材料投入口を閉塞した状態では前記シンクからの水を前記厨芥受部を介して排水する排水管と、前記材料投入口から投入された厨芥を受納する処理槽と、該処理槽の下部に形成された排水孔と前記排水管とをつなぎ、前記処理槽内の水を前記排水管へ排水する排水パイプと、前記処理槽内に収納され、厨芥を分解処理する微生物を培養する処理媒質と、前記処理槽内の厨芥と処理媒質を混合する混合手段とを備えたことを特徴とする厨芥処理装置。
- 流し台のシンクに形成された厨芥受部と、該厨芥受部に連通する材料投入口と、該材料投入口を開閉自在に閉塞する閉塞手段と、前記厨芥受部に連通し前記閉塞手段にて前記材料投入口を閉塞した状態では前記シンクからの水を前記厨芥受部を介して排水する排水管と、前記材料投入口に投入された厨芥を粉砕する粉砕手段と、該粉砕手段から排出された厨芥を受納する処理槽と、該処理槽の下部に形成された排水孔と前記排水管とをつなぎ、前記処理槽内の水を前記排水管へ排水する排水パイプと、前記処理槽内に収納され、厨芥を分解処理する微生物を培養する処理媒質と、前記処理槽内の厨芥と処理媒質を混合する混合手段とを備えたことを特徴とする厨芥処理装置。
- 流し台のシンクに形成された厨芥受部と、該厨芥受部に連通する材料投入口と、該材料投入口を開閉自在に閉塞する閉塞手段と、前記厨芥受部に連通し前記閉塞手段にて前記材料投入口を閉塞した状態では前記シンクからの水を前記厨芥受部を介して排水する排水管と、前記材料投入口に投入された厨芥を粉砕する粉砕手段と、該粉砕手段から排出された厨芥を受納する処理槽と、該処理槽の下部に形成された排水孔と前記排水管とをつなぎ、前記処理槽内の水を前記排水管へ排水する排水パイプと、前記処理槽内に収納され、厨芥を分解処理する微生物を培養する処理媒質と、前記処理槽内の厨芥と処理媒質を混合する混合手段と、前記粉砕手段を停止させた後に混合手段を作動させる制御回路とを備えたことを特徴とする厨芥処理装置。
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---|---|---|---|
JP2001036439A JP3574076B2 (ja) | 2001-02-14 | 2001-02-14 | 厨芥処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001036439A JP3574076B2 (ja) | 2001-02-14 | 2001-02-14 | 厨芥処理装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4346634A Division JPH06190358A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 厨芥処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001276789A JP2001276789A (ja) | 2001-10-09 |
JP3574076B2 true JP3574076B2 (ja) | 2004-10-06 |
Family
ID=18899711
Family Applications (1)
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