JP3573067B2 - 釣銭機、保障金額照合装置、保障金額照合システムおよび保障金額照合方法 - Google Patents

釣銭機、保障金額照合装置、保障金額照合システムおよび保障金額照合方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、釣銭機、保障金額照合装置、保障金額照合システムおよび保障金額照合方法に関し、特に、少なくとも二つの場所で管理される金額情報を取り扱う釣銭機、保障金額照合装置、保障金額照合システムおよび保障金額照合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗には、レジスター(以下レジ)が設置され、客の購入した商品の代金を格納するとともに、その中から釣銭を出金している。また、近年ではPOS(Point Of Sale(s))システムを導入して、商品管理の効率化を図るとともに、会計場においては人件費の削減や会計処理の迅速化が図られている。さらに、現金受け渡しの迅速化、現金管理の確実化を目的としてレジのキャッシュドロアボックス(現金引き出し庫)を独立させた釣銭機も登場している。
【0003】
図18は、釣銭機を含めた従来のPOSシステムの概略構成の一例を示した説明図である。POSシステム1800が構築される環境としては図示したような、実際に商品を販売しサービスを提供する店舗1801と、店舗1801を管理する店舗管理本部1802と、店舗1801で品薄となった商品を発注する発注センタ1803と、商品やサービスにかかる物品を店舗1801に配送する配送センタ1804と、店舗1801で販売する商品を加工する加工センタ1805と、店舗1801で販売する商品を保管する倉庫1806が挙げられる。
【0004】
また、符号1807は店舗管理本部1802との契約により、店舗1801を警備する警備会社を、符号1808は店舗管理本部1802との契約により、店舗1801で発生した盗難などの事故の損害を保障する保険会社を示す。なお、符号1891と1892はネットワークを示す。
【0005】
店舗1801には、商品の品目、価格、販売時刻、販売店員名などの各種情報を出力するレジ(POS端末装置)1811、レジ1811に接続し商品代金やサービス代金(預り金)を入金し所定の釣銭を出金する釣銭機1812、レジ1811から出力された各種情報をはじめとし、店舗1801に関する多種多様な情報を管理・記録・出力するストアコントローラ1813が配置されている。
【0006】
一方、店舗管理本部1802はその管理下にある管理端末装置1821を有し、発注センタ1803、配送センタ1804、加工センタ1805、倉庫1806、警備会社1807、保険会社1808は、それぞれその管理下にある端末装置1831,1841,1851,1861,1871,1881を有する。
【0007】
POSシステム1800は、以上説明したレジ1811、釣銭機1812、ストアコントローラ1813、管理端末装置1821、端末装置1831、1841、1851および1861がネットワーク1891に接続されたものである。POSシステム1800は、このようなネットワークを形成することにより、商品販売時点やサービス提供時点の金品の流れを容易かつ効率的に管理することができる。
【0008】
特に、現金管理については釣銭機1812の果たす役割が大きい。キャッシュドロアボックスを使用した従来のPOSシステムでは、現金の入出はレジに表示された金額にしたがって、店員がキャッシュドロアボックスを開けて預り金を格納し、釣銭を引き出していた。したがって、人手を介するため、会計処理が遅く、違算発生の原因ともなっていた。
【0009】
また、キャッシュドロアボックスを使用したPOSシステムでは、閉店後にキャッシュドロアボックスから現金を回収し、POSシステムで計算した残高と、回収された現金(回収金)が一致するかという違算発生の確認が必要であった。また、その日の売上高を計算するためにも、現金を回収し人手やバックヤード計数機により現金計数をおこなう必要があった。
【0010】
しかしながら、釣銭機1812を使用したPOSシステムでは、釣銭の出金は自動化されて会計処理を迅速におこなうことができ、必要時には精査処理により短時間に在高を把握できた。すなわち、釣銭機1812は、単体で在高把握ができるので、機内の現金を閉店後に毎回回収せずに簡便に違算管理をすることが可能となっていた。また、釣銭機1812は通常堅強な造りを有しており、つぎの開店前に釣銭準備金を格納する手間も省けるため、釣銭機1812の機内に現金をそのまま残置することが可能であった。
【0011】
したがって、店舗管理本部1802は、警備会社1807に対して釣銭機1812を含めた店舗1801の警備を依頼し、保険会社1808に対して釣銭機1812内の現金の盗難などの事故に備えて保険契約をすることができた。このとき、店舗管理本部1802の管理端末装置1821、警備会社1807の端末装置1871、保険会社1808の端末装置1881をネットワーク1892に接続し、相互に情報を交換して、店舗1801を総合的に管理・運営・警備・保全することが可能となっていた。
【0012】
すなわち、釣銭機の導入により、店舗管理本部側では、迅速な会計処理を実現することが可能となるほか、煩雑な作業である違算管理や売上高の把握、さらには釣銭準備金の分配格納作業から解放されるというメリットをも得ることが可能となっていた。一方、保険会社側では、釣銭機内の現金が原則として人手に曝されず、その在高も電算管理されるので保険契約の対象とすることが可能となっていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のPOSシステムでは以下のような問題点があった。実際に現金が格納されているのは釣銭機1812であるのに、保険会社1808の端末装置1881には、店舗管理本部1802の管理端末装置1821に格納された釣銭機1812の金額情報が送信される。
【0014】
したがって、釣銭機1812内に存在する通貨に対して盗難などの事故が発生した場合に、管理端末装置1821に格納されている金額情報をそのまま信用せねばならず、保険会社1808にとって、客観的に損害額を知り得ないという問題点があった。換言すれば、釣銭機1812内の通貨に事故が発生した場合に、店舗管理本部1802と保険会社1808との間で保障の対象となる金額(保障金額)について、相互に客観的に照合することができないという問題点があった。
【0015】
また、釣銭機では現金が流動的に入出するので、保険会社は釣銭機内の金額に関する情報を必要に応じて把握していたいという要請もある。
【0016】
この発明は上記に鑑みてなされたものであって、釣銭機内の金額情報、特に保障金額を客観的に照合することのできる釣銭機、保障金額照合装置、保障金額照合システムおよび保障金額照合方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明にかかる釣銭機は、釣銭準備金および/または預り金を入金する入金手段と、釣銭の金額情報を入力する釣銭情報入力手段と、前記釣銭情報入力手段により入力された金額の通貨を、前記入金手段により入金された通貨から出金する出金手段と、を備えた釣銭機において、前記入金手段により入金された通貨の金額情報を記憶する入金情報記憶手段と、前記出金手段により出金された通貨の金額情報を記憶する出金情報記憶手段と、前記入金情報記憶手段により記憶された金額情報と、前記出金情報記憶手段により記憶された金額情報とに基づいて、保障の対象となる保障金額を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された保障金額に関する情報を、前記釣銭機を管理する管理端末装置へ送信する第1の送信手段と、前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報と同一内容の情報を、前記保障金額を保障する保障会社の端末装置へ送信する第2の送信手段と、前記第1の送信手段と第2の送信手段とを制御して、前記決定手段により決定された保障金額を前記管理端末装置および保障会社の端末装置に対して予め定められた時刻に送信する送信制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0018】
この請求項1に記載の発明によれば、釣銭機が、在高に基づいて決定した保障金額に関する同一内容の情報を、釣銭機の管理端末装置と、保険会社や警備会社といった釣銭機内の通貨の事故を保障する保障会社の端末装置の双方に送信して当該情報を共有させておくことができ、釣銭機が、保障金額に関する同一内容の情報を、釣銭機の管理端末装置と保障会社の端末装置の双方に対して自発的に送信し当該情報を予め共有させておくことができる。
【0019】
また、請求項2に記載の発明にかかる釣銭機は、釣銭準備金および/または預り金を入金する入金手段と、釣銭の金額情報を入力する釣銭情報入力手段と、前記釣銭情報入力手段により入力された金額の通貨を、前記入金手段により入金された通貨から出金する出金手段と、を備えた釣銭機において、前記入金手段により入金された通貨の金額情報を記憶する入金情報記憶手段と、前記出金手段により出金された通貨の金額情報を記憶する出金情報記憶手段と、前記入金情報記憶手段により記憶された金額情報と、前記出金情報記憶手段により記憶された金額情報とに基づいて、保障の対象となる保障金額を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された保障金額に関する情報を、前記釣銭機を管理する管理端末装置へ送信する第1の送信手段と、前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報と同一内容の情報を、前記保障金額を保障する保障会社の端末装置へ送信する第2の送信手段と、前記決定手段により決定された保障金額の照会要求を受信する照会要求受信手段と、前記照会要求受信手段により受信された照会要求の発信元が予め定められた送信先と同一であるか否かを認証する認証手段と、前記認証手段により前記発信元と前記送信先とが同一であると認証された場合に、前記第1の送信手段と第2の送信手段とを制御して、前記決定手段により決定された保障金額を前記管理端末装置および保障会社の端末装置に対して送信する送信制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0020】
この請求項2に記載の発明によれば、釣銭機が、在高に基づいて決定した保障金額に関する同一内容の情報を、釣銭機の管理端末装置と、保険会社や警備会社といった釣銭機内の通貨の事故を保障する保障会社の端末装置の双方に送信して当該情報を共有させておくことができ、釣銭機が、保障金額に関する同一内容の情報を、釣銭機の管理端末装置と保障会社の端末装置の双方に対して、情報の知得者を限定して応需送信し当該情報を共有させておくことができる。
【0021】
また、請求項3に記載の発明にかかる釣銭機は、釣銭準備金および/または預り金を入金する入金手段と、釣銭の金額情報を入力する釣銭情報入力手段と、前記釣銭情報入力手段により入力された金額の通貨を、前記入金手段により入金された通貨から出金する出金手段と、を備えた釣銭機において、前記入金手段により入金された通貨を精査する精査手段と、前記精査手段により精査された通貨の金額情報を記憶する精査情報記憶手段と、前記精査情報記憶手段により記憶された金額情報に基づいて、保障の対象となる保障金額を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された保障金額に関する情報を、前記釣銭機を管理する管理端末装置へ送信する第1の送信手段と、前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報と同一内容の情報を、前記保障金額を保障する保障会社の端末装置へ送信する第2の送信手段と、前記第1の送信手段と第2の送信手段とを制御して、前記決定手段により決定された保障金額を前記管理端末装置および保障会社の端末装置に対して予め定められた時刻に送信する送信制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0022】
この請求項3に記載の発明によれば、釣銭機が、精査した通貨に基づいて保障金額を決定し、この保障金額に関する同一内容の情報を、釣銭機の管理端末装置と保障会社の端末装置の双方に送信して当該情報を共有させておくことができ、釣銭機が、保障金額に関する同一内容の情報を、釣銭機の管理端末装置と保障会社の端末装置の双方に対して自発的に送信し当該情報を予め共有させておくことができる。
【0023】
また、請求項4に記載の発明にかかる釣銭機は、釣銭準備金および/または預り金を入金する入金手段と、釣銭の金額情報を入力する釣銭情報入力手段と、前記釣銭情報入力手段により入力された金額の通貨を、前記入金手段により入金された通貨から出金する出金手段と、を備えた釣銭機において、前記入金手段により入金された通貨を精査する精査手段と、前記精査手段により精査された通貨の金額情報を記憶する精査情報記憶手段と、前記精査情報記憶手段により記憶された金額情報に基づいて、保障の対象となる保障金額を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された保障金額に関する情報を、前記釣銭機を管理する管理端末装置へ送信する第1の送信手段と、前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報と同一内容の情報を、前記保障金額を保障する保障会社の端末装置へ送信する第2の送信手段と、前記決定手段により決定された保障金額の照会要求を受信する照会要求受信手段と、前記照会要求受信手段により受信された照会要求の発信元が予め定められた送信先と同一であるか否かを認証する認証手段と、前記認証手段により前記発信元と前記送信先とが同一であると認証された場合に、前記第1の送信手段と第2の送信手段とを制御して、前記決定手段により決定された保障金額を前記管理端末装置および保障会社の端末装置に対して送信する送信制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0024】
この請求項4に記載の発明によれば、釣銭機が、精査した通貨に基づいて保障金額を決定し、この保障金額に関する同一内容の情報を、釣銭機の管理端末装置と保障会社の端末装置の双方に送信して当該情報を共有させておくことができ、釣銭機が、保障金額に関する同一内容の情報を、釣銭機の管理端末装置と保障会社の端末装置の双方に対して、情報の知得者を限定して応需送信し当該情報を共有させておくことができる。
【0025】
また、請求項5に記載の発明にかかる釣銭機は、釣銭準備金および/または預り金を入金する入金手段と、釣銭の金額情報を入力する釣銭情報入力手段と、前記釣銭情報入力手段により入力された金額の通貨を、前記入金手段により入金された通貨から出金する出金手段と、を備えた釣銭機において、前記入金手段により入金された通貨のうち釣銭として使用しない通貨に関する金額情報を記憶する非釣銭情報記憶手段と、前記非釣銭情報記憶手段により記憶された金額情報に基づいて、保障の対象となる保障金額を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された保障金額に関する情報を、前記釣銭機を管理する管理端末装置へ送信する第1の送信手段と、前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報と同一内容の情報を、前記保障金額を保障する保障会社の端末装置へ送信する第2の送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0026】
この請求項5に記載の発明によれば、釣銭機が、釣銭として使用しない金額情報に基づいて保障金額を決定し、この保障金額に関する同一内容の情報を、釣銭機の管理端末装置と保障会社の端末装置の双方に送信して当該情報を共有させておくことができる。
【0027】
また、請求項6に記載の発明にかかる釣銭機は、請求項2、4または5に記載の発明において、前記第1の送信手段と第2の送信手段とを制御して、前記決定手段により決定された保障金額を前記管理端末装置および保障会社の端末装置に対して予め定められた時刻に送信する送信制御手段を備えたことを特徴とする。
【0028】
この請求項6に記載の発明によれば、さらに、釣銭機が、保障金額に関する同一内容の情報を、釣銭機の管理端末装置と保障会社の端末装置の双方に対して自発的に送信し当該情報を予め共有させておくことができる。
【0029】
また、請求項7に記載の発明にかかる釣銭機は、請求項1、3または5に記載の発明において、前記決定手段により決定された保障金額の照会要求を受信する照会要求受信手段と、前記照会要求受信手段により受信された照会要求の発信元が予め定められた送信先と同一であるか否かを認証する認証手段と、前記認証手段により前記発信元と前記送信先とが同一であると認証された場合に、前記第1の送信手段と第2の送信手段とを制御して、前記決定手段により決定された保障金額を前記管理端末装置および保障会社の端末装置に対して送信する送信制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0030】
この請求項7に記載の発明によれば、さらに、釣銭機が、保障金額に関する同一内容の情報を、釣銭機の管理端末装置と保障会社の端末装置の双方に対して、情報の知得者を限定して応需送信し当該情報を共有させておくことができる。
【0031】
また、請求項8に記載の発明にかかる保障金額照合装置は、保障の対象となる保障金額に関する情報を送信する釣銭機と前記保障金額に関する情報を前記釣銭機から受信して格納する端末装置とに接続し、前記保障金額に関する情報を前記釣銭機から受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手段により受信された保障金額に関する情報を記憶する記憶手段と、前記端末装置に格納された保障金額に関する情報を前記端末装置から受信する第2の受信手段と、前記記憶手段により記憶された保障金額に関する情報と前記第2の受信手段により受信された保障金額に関する情報とが同一内容であるか否かを照合する照合手段と、を備えたことを特徴とする。
【0032】
この請求項8に記載の発明によれば、釣銭機から二つの装置に送信された保障金額に関する情報が同一内容であるかを照合することができる。
【0033】
また、請求項9に記載の発明にかかる保障金額照合装置は、請求項8に記載の発明において、前記端末装置に対して当該端末装置に格納された保障金額に関する情報についての送信要求を発する送信要求発信手段を備えたことを特徴とする。
【0034】
この請求項9に記載の発明によれば、相手側の端末装置内の保障金額に関する情報を必要に応じて取得することができる。
【0035】
また、請求項10に記載の発明にかかる保障金額照合装置は、請求項9に記載の発明において、前記釣銭機内に存在する通貨の事故に関する異常信号を受信する異常信号受信手段と、前記異常信号受信手段により異常信号が受信された場合に、前記送信要求発信手段を制御して、前記端末装置に対して当該端末装置に格納された保障金額に関する情報についての送信要求を発する要求発信制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0036】
この請求項10に記載の発明によれば、釣銭機内の通貨に事故が発生した場合に、相手側の端末装置の保障金額に関する情報を自動的に取得することができる。
【0037】
また、請求項11に記載の発明にかかる保障金額照合装置は、請求項8に記載の発明において、前記釣銭機に対して保障金額に関する情報についての照会要求を発信する照会要求発信手段を備え、当該照会要求に前記保障金額に関する情報を送信する送信先として前記端末装置を含めたことを特徴とする。
【0038】
この請求項11に記載の発明によれば、照会要求を発した場合には相手側の端末装置にも釣銭機から当該釣銭機内の保障金額に関する情報が送信され、当該情報を共有することができる。
【0039】
また、請求項12に記載の発明にかかる保障金額照合装置は、請求項8に記載の発明において、前記釣銭機に対して保障金額に関する情報についての照会要求を発信する照会要求発信手段と、前記照会要求発信手段により発信された照会要求に基づいて前記第1の受信手段により受信された前記釣銭機の保障金額に関する情報を前記端末装置に対して送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0040】
この請求項12に記載の発明によれば、釣銭機内の保障金額に関する情報を必要に応じて取得した場合に、当該情報を相手の端末装置にも送信して当該情報を共有することができる。
【0041】
また、請求項13に記載の発明にかかる保障金額照合システムは、釣銭機と、前記釣銭機を管理する管理端末装置と、前記釣銭機内に存在する通貨の事故を保障する保障会社の端末装置と、から構成される保障金額照合システムにおいて、前記釣銭機が、前記釣銭機内に存在する通貨に基づいて前記保障会社が保障する保障金額を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された保障金額に関する情報を前記管理端末装置へ送信する第1の送信手段と、前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報と同一内容の情報を前記保障会社の端末装置へ送信する第2の送信手段と、を備え、前記管理端末装置が、前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報を受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手段により受信された保障金額に関する情報を記憶する第1の記憶手段と、を備え、前記保障会社の端末装置が、前記第2の送信手段により送信された保障金額に関する情報を受信する第2の受信手段と、前記第2の受信手段により受信された保障金額に関する情報を記憶する第2の記憶手段と、を備え、前記管理端末装置と前記保障会社の端末装置の少なくとも一方の装置が、当該一方の装置の記憶手段により記憶された保障金額に関する情報を他方の装置に送信する第3の送信手段を備え、当該他方の装置が、前記第3の送信手段により送信された保障金額に関する情報を受信する第3の受信手段と、前記第3の受信手段により受信された保障金額に関する情報と、当該他方の記憶手段である前記第1の記憶手段もしくは第2の記憶手段により記憶された保障金額に関する情報とが同一内容であるか否かを照合する照合手段と、を備えたことを特徴とする。
【0042】
この請求項13に記載の発明によれば、釣銭機が在高に基づいて決定した保障金額に関する同一内容の情報を、釣銭機の管理端末装置と保障会社の端末装置の双方に送信して当該情報を共有させておくことができ、管理端末装置と保障会社の端末装置では、当該送信された情報を端末装置間で送受信して当該情報が実際に同一内容であるか否かを照合することができる。
【0043】
また、請求項14に記載の発明にかかる保障金額照合システムは、請求項13に記載の発明において、前記他方の装置が、前記一方の装置に対して当該一方の装置の記憶手段である前記第1の記憶手段もしくは第2の記憶手段により記憶された保障金額に関する情報についての送信要求を発する送信要求発信手段を備え、前記一方の装置が、前記第3の送信手段を制御して、前記送信要求発信手段により発信された送信要求に基づいて当該一方の装置の記憶手段である前記第1の記憶手段もしくは第2の記憶手段により記憶された保障金額に関する情報を前記他方の装置へ送信する送信制御手段を備えたことを特徴とする。
【0044】
この請求項14に記載の発明によれば、他方の装置が一方の装置の保障金額に関する情報を必要に応じて取得することができる。
【0045】
また、請求項15に記載の発明にかかる保障金額照合システムは、請求項14に記載の発明において、前記釣銭機内に存在する通貨の事故に関する異常信号を受信する異常信号受信手段と、前記異常信号受信手段により異常信号が受信された場合に、前記送信要求発信手段を制御して、前記一方の装置に対して当該一方の装置の記憶手段である前記第1の記憶手段もしくは第2の記憶手段により記憶された保障金額に関する情報についての送信要求を発する要求発信制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0046】
この請求項15に記載の発明によれば、釣銭機内の通貨に事故が発生した場合に、一方の装置の保障金額に関する情報を自動的に取得することができる。
【0047】
また、請求項16に記載の発明にかかる保障金額照合システムは、請求項13に記載の発明において、前記釣銭機に対して保障金額に関する情報についての照会要求を発信する照会要求発信手段を備えたことを特徴とする。
【0048】
この請求項16に記載の発明によれば、釣銭機内の保障金額に関する情報の照会要求があった場合に、同一内容の当該情報を管理端末装置と保障会社の端末装置においてを共有させることができる。
【0049】
また、請求項17に記載の発明にかかる保障金額照合方法は、釣銭機と、前記釣銭機を管理する管理端末装置と、前記釣銭機内に存在する通貨の事故を保障する保障会社の端末装置と、からなるシステムを用いて前記事故に対して保障の対象となる保障金額の照合をおこなう保障金額照合方法であって、前記釣銭機内の在高のうち前記保障金額を算出する算出工程と、前記算出工程により算出された保障金額を前記管理端末装置と前記保障会社の端末装置のうちの一方の装置に対して送信する第1の送信工程と、前記第1の送信工程により送信された保障金額と同一内容の保障金額を前記管理端末装置と前記保障会社の端末装置のうちの他方の装置に対して送信する第2の送信工程と、前記第1の送信工程により送信された保障金額と前記第2の送信工程により送信された保障金額とが同一であるか否かを照合する照合工程と、を含んだことを特徴とする。
【0050】
この請求項17に記載の発明によれば、釣銭機が在高に基づいて決定した保障金額に関する同一内容の情報を、釣銭機の管理端末装置と保障会社の端末装置の双方に送信して当該情報を共有させておき、当該送信された情報が実際に同一であるか否かを照合することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態では、店舗に配置される釣銭機と、店舗を管理する店舗管理本部の端末装置と、保険会社の端末装置とからなるシステムの全体構成を概説し、つぎに、釣銭機および端末装置の構成および動作を詳細に説明する。
【0052】
(システム構成)
図1は、保障金額証明システムのシステム構成の一例を示した説明図である。保障金額照合システム100は、店舗105に設置された複数の釣銭機101と、釣銭機101が設置されている店舗105を管理運営する店舗管理本部106の端末装置(管理端末装置)102と、釣銭機101内に存在する通貨が盗難などの被害を受けたときにその損害を保障する保険会社107の端末装置(保険端末装置)103とがネットワーク104を介して接続された構成を有する。
【0053】
なお、図においては、釣銭機101は店舗105内に複数設置された様子を示したが、これに限ることなく、一台のみが設置された態様であってもよい。また、店舗105は一店舗のみがネットワーク104に接続した様子を示したが、これに限ることなく、たとえばフランチャイズチェーン店のように多数の店舗105が店舗管理本部106に管理される態様であってもよい。
【0054】
図においては、POS端末装置やストアコントローラを示していない。これは保障金額証明システム100において、釣銭機101と管理端末装置102と保険端末装置103との間で後述する保障金額が直接送受信され得ることを明示したものであり、保障金額証明システム100がPOSシステムに含まれること妨げるものではない。したがって、釣銭機101はストアコントローラやPOS端末装置に接続され、POSシステムの構成要素であることを妨げない。
【0055】
また、図1では、管理端末装置102と保険端末装置103とはいずれも一つのみが示されているが、端末装置が一台であるという意味ではなく、必要に応じて複数あってもよい。さらに、これらの端末装置は、いわゆるモバイル端末でもよく、店舗管理本部106内もしくは保険会社107内に固定設置されているものでなくてもよい。
【0056】
また、店舗管理本部106は店舗105とは別に設けられているが、これに限ることなく、店舗105内にあってもよい。たとえば、個人経営の店舗にあっては管理端末装置102が店舗105内に設置されていてもよい。このとき、管理端末装置102がストアコントローラとして使用されてもよい。
【0057】
また、図1では、釣銭機101内に存在する通貨が盗難などの被害を受けたときに、その損害を保障する例として保険会社107を挙げたが、これに限ることなく、たとえば店舗105を警備する警備会社であってもよい。
【0058】
ネットワーク104は、店内のLAN(Local Area Network)配線網も含み、有線無線であることは問わない。たとえば、釣銭機101が無線通信をおこなって管理端末装置102もしくは保険端末装置103と通信してもよい。
【0059】
(釣銭機の外観)
つぎに、釣銭機101の外観構成について説明する。図2は、釣銭機101の外観構成の一例を示した斜視図である。図に示したように、釣銭機101は、預り金のうち紙幣を入金する紙幣入金口201と、釣銭のうちの紙幣を出金する紙幣出金口202と、釣銭として使用されない一万円札を回収する高額紙幣回収庫(非釣銭回収庫)203と、預り金のうち硬貨を入金する硬貨入金口204と、釣銭のうち硬貨を出金する硬貨出金口205を備えている。なお、高額紙幣回収庫203には鍵部209が設けられており、鍵を開けなければ紙幣を回収できない仕組みとなっている。
【0060】
また、釣銭機101は、後述する保障金額情報を管理端末装置102や保険端末装置103に対して送信し、出金すべき釣銭に関する情報を受信する通信ケーブル206と、釣銭機101の状態表示、入金・出金の金額表示、操作指示の確認表示をするディスプレイ207と、複数の操作ボタンから構成される操作パネル208も備える。
【0061】
操作パネル208の操作ボタンは、具体的には、たとえば、「精査指示」、「紙幣回収指示」、「硬貨回収指示」などの操作ボタンが設けられている。また、ディスプレイ207の表示内容は、具体的には、「払い出し金額」、「収納硬貨の金種別枚数」、「収納貨幣合計金額」、「エラーコード」、「金種別収容状態」、その他の動作モードが表示される。ディスプレイ207は、7セグメントのLEDを9桁で使用することにより実現することが可能であるが、その構成に限定されることなく、液晶ディスプレイなどを用いてもよい。
【0062】
(釣銭機の構成)
つぎに、釣銭機101の内部構成について説明する。図3は、釣銭機101内部の概略構成の一例を示したブロック図である。釣銭機101は、大別して、紙幣の入出金を処理する紙幣処理部301と、硬貨の入出金を処理する硬貨処理部302と、紙幣処理部301と硬貨処理部302の動作を制御するとともに釣銭機101内の金額情報を送受信する釣銭機制御部303とから構成される。
【0063】
ここで金額情報とは、在高、入金された通貨の合計金額、出金された通貨の合計金額、精査結果、金種別の通貨の枚数、通貨の入出金履歴やPOS端末装置から入力する釣銭の金額などの釣銭機101内の通貨に関する様々な情報をいう。また、金銭情報には後述する保障金額に関する情報も含む。
【0064】
(釣銭機のハードウエア構成:紙幣処理部の構成)
紙幣処理部301の構成について説明する。図4は、紙幣処理部301の構成の一例を示した説明図(断面図)である。図に示したように、紙幣処理部301は、前述した紙幣入金口201と、紙幣出金口202と、高額紙幣回収庫203とを備える。
【0065】
さらに、紙幣処理部301は、紙幣入金口201から入金された紙幣の種類を判別する入金判別センサ401と、入金された紙幣を金種区別なく載積格納する紙幣収納部402と、紙幣収納部402下部に配され、載積格納された紙幣を1枚ずつ分離して繰り出す繰り出しローラ403と、繰り出された紙幣の金種を判別する出金判別センサ404と、繰り出された金種を釣銭機制御部303の指示のもと紙幣出金口202に送るか、つぎに説明する循環路405に送るかを切り替える出金切替ゲート406と、繰り出された紙幣を再び紙幣収納部402へ導く循環路405と、循環路405に送出された紙幣のうち釣銭として使用されない一万円札を高額紙幣回収庫203に送出する回収切替ゲート407も備える。
【0066】
また、紙幣収納部402には、在高を精査する際に使用する模造紙幣(精査紙)408が入っている。なお、精査の処理については後述する。入金判別センサ401および出金判別センサ404は、紙幣の所定の箇所の模様などのパターンにより金種を判別することができる。釣銭機101は、紙幣収納部402が金種区別なく紙幣を載積格納するので、金種ごとに格納部を設ける場合に比して装置容積が少なくて済み、紙幣処理部301を小型にすることが可能となる。
【0067】
(釣銭機のハードウエア構成:紙幣処理部の動作)
ここで、紙幣処理部301の動作の流れについて説明する。まず、紙幣入金口201より1枚以上の紙幣が入金されると、図示を省略する紙幣検知センサにより紙幣の投入が検出され、図示を省略する搬送モータが駆動する。投入された紙幣は、入金判別センサ401へ導かれていき、ここで金種の判別および真偽の判定がおこなわれる。入金判別センサ401が真券(本物)であると判別できなかった紙幣は、紙幣入金口201へ戻され、真券または重なり紙幣と判別された紙幣は、紙幣収納部402へ導かれ、紙幣収納部402で載積格納される。
【0068】
POS端末装置から釣銭の金額情報を入力したとき、または、操作パネル208で払い出しの操作がされたときには、格納された紙幣は、釣銭機制御部303からの釣銭の払い出し命令により、繰り出しローラ403により紙幣収納部402の下から1枚ずつ繰り出され、出金判別センサ404にて金種の判別がおこなわれる。出金する通貨の金種とその枚数はできるだけ通貨の枚数が少なくなるような組合せを算出することにより決定する。
【0069】
ここで、出金すべき紙幣と判別されたならば、出金切替ゲート406が紙幣出金口202側に切り替えられ、紙幣出金口202へ導かれる。一方、繰り出された紙幣が出金すべき紙幣と判別されなかった場合には、出金切替ゲート406は循環路405側に切り替えられ、循環路405を経由して再度、紙幣収納部402に積載収納される。
【0070】
このように、通常運用時には、紙幣入金口201および紙幣出金口202を通じて入出金された紙幣の種類および枚数は釣銭機制御部303で記憶されることにより、釣銭機101内の在高が正確に管理されることになる。ただし、紙幣が束ねられて投入された場合は、当該紙幣は、入金口201では分離されずそのまま紙幣収納部402に搬送されるので、釣銭機制御部303で記憶した紙幣枚数と実収納枚数とは一致しなくなる。したがって、紙幣収納部402に収納されている紙幣の正確な在高を把握するために、必要に応じて、精査処理がおこなわれる。
【0071】
精査処理は紙幣収納部402内の紙幣を1枚ずつ順次繰り出して出金判別センサ404により金種判別をおこない、これを一巡するまで繰り返すことによりおこなわれる。一巡したかどうかは、出金判別センサ404が模造紙幣(精査紙)408を判別し、繰り出しを続けて、つぎにもう一度精査紙408を判別することにより判断することができる。
【0072】
精査指示のタイミングは、任意に設定することができる。所定時間ごとにおこなってもよく、所定時刻におこなってもよく、入金処理回数、出金処理回数が所定回数になった場合におこなってもよい。このほか、入金額、出金額あるいは在高が所定額に達した場合におこなってもよい。また、必要に応じておこなう場合はPOS端末装置から指示する。このほか、釣銭機101の操作パネル208から指示してもよく、図示を省略するストアコントローラから指示してもよい。
【0073】
なお、使用の態様によっては、紙幣入金口201の下流に繰り出しローラを設けて入金判別センサ401に一枚ずつ紙幣を送出し、紙幣が束ねられて投入された場合であっても、入金された紙幣の種類およびその枚数を正確に把握し釣銭機制御部303で記憶させてもよい。すなわち、釣銭機には現金管理を重視した、いわゆる入出金機も含むものとする。このような入出金機(釣銭機)であれば、精査をおこなわなくても、紙幣の正確な在高を把握することが可能となる。
【0074】
(釣銭機のハードウエア構成:硬貨処理部)
なお、図示は省略するが、硬貨処理部302の構成は、硬貨入金口204に一括入金された複数枚の硬貨を1枚ずつ分離して釣銭機101の背部方向へ繰り出す硬貨分離繰出部と、1枚ずつ繰り出された硬貨を背部方向へ搬送する際硬貨を金種ごとに選別落下する選別穴からなる硬貨選別部と備え、入金された硬貨の金種およびその枚数を認識することができる。なお、硬貨処理部302の具体的構成は、たとえば出願人がすでに出願済みの特願平8−194494号(特開平10−40437号公報)に記載されているような周知の技術を用いることにより実現可能である。したがって、硬貨処理部302の詳細な説明については省略する。
【0075】
(釣銭機のハードウエア構成:釣銭機制御部の構成)
つぎに、釣銭機制御部303の構成について説明する。図5は、釣銭機制御部303の構成の一例を示したブロック図である。図に示したように、釣銭機制御部303は、ネットワーク104(図1参照)や図示しないPOS端末装置と接続して金額情報を送受信するモデムなどからなる通信部501と、紙幣処理部301の動作を制御する紙幣処理制御部502と、硬貨処理部302の動作を制御する硬貨処理制御部503と、記憶部504と、これら各部を統括制御するCPUなどからなる中央制御部505とを備える。
【0076】
記憶部504は、釣銭機101内の金額情報を逐次記憶するRAMなどからなる金額情報記憶部506と、中央制御部505を介して通信部501を制御するプログラムが内蔵されたハードディスクなどからなる通信プログラム格納部507とを有する。なお、図示は省略するが、記憶部504は紙幣処理制御部502や硬貨処理制御部503の制御プログラムも格納している。
【0077】
通信プログラム格納部507は、釣銭機101が、電子メール(e−mail)機能、FTP機能、Webサーバ機能を果たすべく通信プログラムを格納する。したがって、釣銭機101は、e−mailアドレスおよびIPアドレスを保有する。このような各種機能を持つことにより、釣銭機101は、たとえば、予め設定した時刻に管理端末装置102および保険端末装置103に対して金額情報をe−mail送信することが可能となる。
【0078】
また、釣銭機101はWebサーバとしても機能するため、管理端末装置102および保険端末装置103からのアクセスに対して金額情報を掲載したWebページを提供することが可能である。なお、金額情報を部外者に漏洩させないため、釣銭機101は、IDやパスワード管理をおこなって閲覧者を限定することもできる。
【0079】
金額情報記憶部506は、紙幣入金口201および硬貨入金口204より入金された通貨の額、すなわち入金金額と、紙幣出金口202および硬貨出金口205より出金された通貨の額、すなわち出金金額とを記憶しておき、必要に応じて両者を差し引いた金額、すなわち在高も記憶する。このとき、紙幣が束ねられて投入された場合は、入金金額が不確定なため在高も不確定となる。したがって、このような場合には精査により正確な在高を把握し、その結果を記憶する。また、高額紙幣回収庫203に回収された金額や精査処理で認識された金額も記憶する。
【0080】
(釣銭機の機能的構成)
保障金額証明システム100において、釣銭機101内に存在する通貨に盗難などの事故があった際にもっとも重要なのは、保障金額がいくらであるかという情報である。保障金額とは、店舗管理本部106が保険会社107との契約により取り定めた金額であって、釣銭機101内の通貨に事故があった際に保険会社107から店舗管理本部106に対して保障される金額をいう。ここでは、釣銭機101の機能として、まず、保障金額の決定について、つぎに、決定された保障金額の送信について説明する。
【0081】
図6は、釣銭機101の機能的構成を示したブロック図である。図において、釣銭機101は、入金部601と、入金額記憶部602と、釣銭金額入力部603と、出金部604と、出金額記憶部605と、精査部606と、精査金額記憶部607と、非釣銭金額記憶部608と、保障金額決定部609と、係数・テーブル記憶部610と、タイマ611と、管理端末送信部612と、保険端末送信部613と、照会要求受信部614とから構成される。
【0082】
(釣銭機の機能的構成:入金部・入金額記憶部の内容)
入金部601は、釣銭準備金および/または預り金の通貨を入金する。ここで、釣銭準備金とは、釣銭として出金するために予め(たとえば、店舗の開店前に)準備した通貨、あるいは釣銭機101内において釣銭としての通貨が不足しそうな場合にそれを補充するための通貨を意味する。また、預り金とは客から商品などの代金として受領した通貨を意味する。入金部601は、たとえば、図2に示した硬貨入金口204および紙幣入金口201によりその機能を実現することができる。
【0083】
また、入金額記憶部602は、入金部601により入金された通貨の金額情報(入金額情報)を記憶する。入金額記憶部602は、たとえば、図5に示した金額情報記憶部506によりその機能を実現することができる。
【0084】
(釣銭機の機能的構成:釣銭金額入力部・出金部・出金額記憶部の内容)
つぎに、釣銭金額入力部603、出金部604、出金額記憶部605の内容について説明する。釣銭金額入力部603は、釣銭に関する金額情報を図示しない外部装置(POS端末装置)から入力する。釣銭金額入力部603は、たとえば図5に示した通信部501によりその機能を実現することができる。なお、釣銭金額は操作パネル208の操作ボタンを用いて入力することもできる。
【0085】
出金部604は、釣銭金額入力部603により入力された金額の通貨を、入金部601により入金された通貨から出金する。出金部604は、硬貨であれば、たとえば図2および図3に示した硬貨処理部302および硬貨出金口205によりその機能を実現することができる。また、紙幣であれば、たとえば紙幣処理部301および紙幣出金口202によりその機能を実現することができる。
【0086】
出金額記憶部605は、出金部604により出金された通貨の金額情報(出金額情報)を記憶する。出金額記憶部605は、入金額記憶部602と同様に、たとえば、図5に示した金額情報記憶部506によりその機能を実現することができる。
【0087】
(釣銭機の機能的構成:精査部・精査金額記憶部の内容)
つぎに、精査部606および精査金額記憶部607の内容について説明する。精査部606は、入金部601により入金された通貨を精査する。精査部606は、上述したとおり、紙幣処理部301によりその機能を実現することができる。
【0088】
また、精査金額記憶部607は、精査部606により精査された通貨の金額情報(精査金額情報)を記憶する。精査金額記憶部607は、入金額記憶部602と同様に、たとえば、図5に示した金額情報記憶部506によりその機能を実現することができる。
【0089】
(釣銭機の機能的構成:非釣銭金額記憶部の内容)
つぎに、非釣銭金額記憶部608の内容について説明する。非釣銭金額記憶部608は、入金部601により入金された通貨のうち釣銭として使用しない通貨に関する金額情報を記憶する。釣銭として使用しない通貨とは、たとえば、最高額の通貨である。現段階では日本国で発行されている通貨においては一万円札を示す。なお、釣銭として使用しない通貨はこれに限らず、釣銭機101で釣銭として再使用される見込みがない剰余の通貨であってもよい。
【0090】
また、缶ジュースなどの自動販売機に内蔵されるような、硬貨のみが釣銭となる釣銭機であれば、すべての紙幣が釣銭として使用されない金種の通貨に該当する。釣銭として使用されない金種の通貨は、図4において説明したように、非釣銭回収庫203に収納される際に、その枚数をカウントし、そのカウント値を金額情報として記憶する。非釣銭金額記憶部608は、入金額記憶部602と同様に、たとえば図5に示した金額情報記憶部506によりその機能を実現することができる。
【0091】
(釣銭機の機能的構成:保障金額決定部・係数・テーブル格納部の内容)
保障金額決定部609は、釣銭機101内に存在する通貨が盗難などの被害を受けた際に、保障の対象となる保障金額を決定する。具体的には、保障金額決定部609は、図5に示した記憶部504に記録されたプログラムに記載された命令にしたがって、中央制御部505が命令処理を実行することにより、上記機能を実現する。
【0092】
保障金額を決定する方法として、以下の3つの方法が考えられる。
(1)入金額記憶部602により記憶された金額情報と出金額記憶部605により記憶された金額情報とに基づいて算出する方法。
(2)精査金額記憶部607により記憶された金額情報に基づいて算出する方法。
(3)非釣銭金額記憶部608により記憶された金額情報に基づいて算出する方法。
【0093】
まず、(1)入金額記憶部602により記憶された金額情報と出金額記憶部605により記憶された金額情報とに基づいて保障金額を算出する方法について説明する。図7は、釣銭機101の保障金額決定部609における処理の手順の一例を示したフローチャートである。図7のフローチャートにおいて、まず、入金額情報「A」が記憶もしくは更新されたか否かを判断する(ステップS701)。また、出金額情報「B」が記憶もしくは更新されたか否かを判断する(ステップS702)。
【0094】
入金額情報「A」が記憶もしくは更新されたか否かの具体的な判断としては、たとえば入金判別センサ401により、入金された金種と判別回数を把握する方法が挙げられる。また、出金額情報「B」が記憶もしくは更新されたか否かの具体的な判断としては、たとえば出金判別センサ404と出金切替ゲート406により、出金された金種とゲートの動作回数を把握する方法が挙げられる。
【0095】
ステップS701またはステップS702のいずれかの情報(「A」または「B」)が記録もしくは更新されるのを待ち、記録もしくは更新された場合(ステップS701肯定またはステップS702肯定)、上記「A」から上記「B」を減算する(ステップS703)。減算の方法としては、「A」,「B」の合計金額同士を減算してもよく、また、各金種ごとに枚数の減算をおこない、残った枚数から合計金額を算出してもよい。算出結果は、釣銭機101内の通貨の在高である。また、ステップS703において「A」から「B」を減算処理する代わりに、各金種ごとに共通のカウンタを設けて在高を算出し、上記減算処理を不要としてもよい。
【0096】
つぎに、得られた在高に所定の係数を乗算する(ステップS704)。この係数は保険会社107と店舗管理本部106の契約で任意に設定できる。在高すべてを保障金額とする場合は係数は「1」である。このときは係数を乗算する必要はない。すなわち、保障金額の決定には在高の単なる算出も含むものとする。また、たとえば、在高の70パーセントのみを保障金額とする場合には、係数は「0.7」となる。また、「1」以上であってもよい。さらに、金種ごとに異なる係数を設定してもよい。たとえば、紙幣に対する係数を硬貨に対する係数よりも高く設定したりあるいはその逆であってもよい。係数を乗じた結果が最小通貨の金額(1円)未満となった場合は切り捨ててもよい。
【0097】
こうして、保障金額を決定し、決定した保障金額の金額情報を記憶し(ステップS705)、処理を終了する。また、係数が変更される場合に備え、ステップS703において算出した結果の情報(在高情報)およびステップS704において乗算した係数情報についてもあわせて記憶するようにしてもよい。以降においては、保障金額そのもののほか、その金種や上述した係数、また決定時刻などを含んだ情報を保障金額に関する情報もしくは保障金額情報と称することとする。その後、ステップS701へ戻って、一連の処理を繰り返しおこなう。なお、記憶先は記憶部504であるが、後述するように、釣銭機101へ保障金額の照会要求があった場合には、即時に照会要求元に送信し、記憶部504への記憶は省略してもよい。
【0098】
なお、ステップS704において係数・テーブル記憶部610に格納されたルックアップテーブルを参照して、保障金額を決定してもよい。図8は、得られた在高に対して保障金額を決定するテーブルの例を示した説明図である。図に示したように、在高が10万円未満であるときは保障金額は一律5万円、在高が10万円以上50万円未満であるときは保障金額は在高の9割、在高が50万円以上であるときは保障金額は在高の9割5部というように在高に応じて保障金額を決定してもよい。係数・テーブル記憶部610は、図5に示した記憶部504によりその機能を実現することができる。
【0099】
つぎに、(2)精査金額記憶部607により記憶された金額情報に基づいて保障金額を決定する方法について説明する。釣銭機101は、迅速な入出金処理を実現するため、紙幣が束ねられて入金された場合は、分離繰り出しされず、そのまま紙幣収納部402に格納される。すなわち、束ねられた紙幣が入金された際には、入金判別センサ401は、一番上と一番下の紙幣をたとえば擬似的に1000円札×2枚と判別し、その間に挟まれた紙幣を判別しない。そこで、正確な在高は、定期的にもしくは必要に応じて精査処理を実行することにより把握される。
【0100】
図9は、釣銭機101の保障金額決定部609における処理の手順の別の一例を示したフローチャートである。図9のフローチャートにおいて、まず、精査金額情報が記憶もしくは更新されたか否かを判断する(ステップS901)。
【0101】
記録もしくは更新された場合(ステップS901肯定)、その結果が釣銭機101内の通貨の在高である。つぎに、その在高に所定の係数を乗算する(ステップS902)。この係数は図7に示したステップS704と同様なものとすることができ、その説明は省略する。
【0102】
こうして、保障金額を決定し、決定した保障金額の金額情報を記憶し(ステップS903)、処理を終了する。また、係数が変動する場合に備え、ステップS901の結果(在高情報)およびステップS902において乗算した係数情報についてもあわせて記憶するようにしてもよい。その後、ステップS901へ戻って、一連の処理を繰り返しおこなう。
【0103】
つぎに、(3)非釣銭金額記憶部608により記憶された金額情報に基づいて保障金額を決定する方法について説明する。これは、非釣銭回収庫203に確実に収納され、かつ、鍵部209を操作して鍵を開けない限り出金されない通貨の金額を保障金額とするものである。
【0104】
図10は、釣銭機の保障金額決定部における処理の手順の別の一例を示すフローチャートである。図10のフローチャートにおいて、まず、非釣銭金額情報が記憶もしくは更新されたか否かを判断する(ステップS1001)。非釣銭金額情報が記憶もしくは更新されたか否かの判断としては、たとえば出金判別センサ404と回収切替ゲート407により、回収された金種と回収枚数を把握する方法が挙げられる。
【0105】
そして、その情報が記憶もしくは更新されるのを待って、記憶もしくは更新された場合(ステップS1001肯定)、所定の係数を乗算する(ステップS1002)。この係数については図7に示したステップS704と同様であるため、その説明は省略する。なお、非釣銭金額情報に対する係数は1とし、釣銭機101内に収納されているほかの通貨に対しては係数を変えるようにしてもよい。こうして、保障金額の金額を決定し、決定した保障金額の金額情報を記憶し(ステップS1003)、処理を終了する。その後、ステップS1001へ戻って、一連の処理を繰り返しおこなう。
【0106】
上記(1)、(2)および(3)の方法は、硬貨処理部302と紙幣処理部301でそれぞれ別々の方法を用いるようにしてもよい。たとえば、硬貨処理部302においては、上記(1)の方法を採用し、紙幣処理部301においては、上記(2)もしくは(3)の方法を採用することができる。そして、それぞれの方法で算出した結果を合算することにより保障金額を決定してもよい。保障金額決定部609は、たとえば図5に示した中央制御部505によりその機能を実現することができる。
【0107】
(釣銭機の機能的構成:管理端末送信部・保険端末送信部・タイマ・照会要求受信部の内容)
つぎに、管理端末送信部612・保険端末送信部613・タイマ611・照会要求受信部614の内容について説明する。管理端末送信部612と保険端末送信部613は、保障金額決定部609により決定された保障金額をそれぞれ管理端末装置102と保険端末装置103に対して送信する。管理端末送信部612および保険端末送信部613は、たとえば図5に示した通信部501と通信プログラム格納部507に記憶された通信プログラムによりその機能を実現することができる。
【0108】
タイマ611は、予め設定された時刻が到来したことを管理端末送信部612および保険端末送信部613に通知する。また、タイマ611は、予め設定された時刻が到来したことを保障金額決定部609に通知する。この通知に連動して、保障金額決定部609はその時点の保障金額を決定し、また、管理端末送信部612および保険端末送信部613は決定された保障金額もしくは格納されている保障金額を送信する。タイマ611は、たとえば釣銭機制御部303の図示しないマザーボードに内蔵されたタイマおよび中央制御部505によりその機能を実現する。
【0109】
また、照会要求受信部614は、図1に示したネットワーク104を介して釣銭機101外部から照会要求を受信し、照会要求があったことを管理端末送信部612、保険端末送信部613に通知する。ここで照会要求とは、所定の発信元からの釣銭機101に対する要求であって、釣銭機101の保障金額情報を釣銭機101から当該発信元へ送信するとの要求をいう。
【0110】
この通知に連動して、管理端末送信部612および保険端末送信部613は決定された保障金額もしくは格納されている保障金額を送信する。換言すると、タイマ611は、釣銭機101内部からの送信命令を発生するものであり、照会要求受信部614は、外部からの送信命令を受信するものである。照会要求受信部614は、たとえば図5に示した通信部501と通信プログラム格納部507に記憶された通信プログラムによりその機能を実現することができる。
【0111】
(保障金額の送信手順の例:e−mail送信)
つぎに、保障金額情報の送信手順の具体的な一例として、釣銭機101がe−mailにより保障金額情報を管理端末装置102および保険端末装置103に対して送信する処理の流れについて説明する。図11は、釣銭機101がe−mailにより保障金額情報を管理端末装置102および保険端末装置に対して送信する処理の流れの一例を示したフローチャートである。
【0112】
釣銭機101は、釣銭準備金または商品などの代金として預かった預り金を入金し、図示しないPOS端末装置から入力した釣銭情報に基づいて出金処理をおこなう(ステップS1101)。つぎに、保障金額情報を送信する時刻となったかを判別する(ステップS1102)。この時刻は釣銭機制御部303の図示しないタイマから出力される情報を利用する。使用の態様によっては、図示しないPOS端末装置から随時入力してもよい。保障金額情報を送信する時刻は図5に示した通信プログラム格納部507に格納されている。
【0113】
保障金額情報を送信する時刻でない場合(ステップS1102否定)、ステップS1101に戻りステップS1101からステップS1102を繰り返す。一方、保障金額情報を送信する時刻である場合(ステップS1102肯定)、保障金額を決定する(ステップS1103)。保障金額は前述した3つのいずれかの方法により決定する。なお、時刻によりその方法を変更してもよい。
【0114】
保障金額を決定した後、通信プログラム格納部507に格納されたe−mail送信プログラムにしたがって、保障金額情報を管理端末装置102および保険端末装置103もしくはこれらの端末装置のユーザに対して送信し(ステップS1104)、一連の処理を終了する。
【0115】
このように、釣銭機101が保障金額情報を管理端末装置102および保険端末装置103に送信することにより、保障金額情報を釣銭機101の外部の二か所で共有させることができ、釣銭機101内に存在する通貨に事故が発生した場合であっても、客観的な照合が可能となる。なお、図では説明の便宜のために省略したが、ステップS1102からステップS1104の間においても、ステップS1101と同様に入出金処理はおこなわれている。また、ステップS1104ではステップS1103で決定された保障金額を用いたが、ステップS1103を省略し、予め記憶している最新の保障金額を利用してもよい。
【0116】
なお、ステップS1102における送信時刻の例としては毎30分と設定することができる。また、たとえば図9に示したように精査処理に基づいて保障金額が決定されたときもしくは図10に示したように非釣銭金額の更新に基づいて保障金額が決定されたときを送信時刻とすることができる。なお、釣銭機制御部303の処理能力が高い場合は、入出金があった時点で毎回送信してもよい。
【0117】
(保障金額情報の送信手順の例:Webページ送信)
保障金額情報の送信手順のほかの一例として、釣銭機101がWebサーバとして保障金額情報を管理端末装置102および保険端末装置103に対して送信する処理の流れについて説明する。図12は、釣銭機101がWebサーバとして保障金額情報を送信する処理の流れの一例を示したフローチャートである。
【0118】
釣銭機101は、釣銭準備金または商品などの代金として預かった預り金を入金し、図示しないPOS端末装置から入力した釣銭情報に基づいて出金処理をおこなう(ステップS1201)。つぎに、釣銭機101に対し保障金額情報についての照会要求があったかを判断する(ステップS1202)。この照会要求とは、前述したように、所定の発信元からの釣銭機101に対する要求であって、釣銭機101の保障金額情報を釣銭機101から当該発信元へ送信するとの要求をいう。
【0119】
照会要求がない場合(ステップS1202否定)、ステップS1201からステップS1202を繰り返す。一方、照会要求があった場合(ステップS1202肯定)、照会要求元へIDおよびパスワードの送信を求め(ステップS1203)、送られてきたIDおよびパスワードが予め登録されたユーザのものと一致するか否かを判断する(ステップS1204)。
【0120】
このような認証処理をおこなう理由は、送信すべき金額情報には釣銭機101の保障金額という機密保持すべきデータが含まれているからであり、誰でも知得できることとするのは好ましくないからである。IDおよびパスワードが一致するかどうかの認証判断は、通信プログラム格納部507に記憶されたプログラムにしたがって中央制御部505がおこなう。なお、認証の際の比較データは予め通信プログラム格納部507にユーザのメールアドレスとともに登録しておく。
【0121】
IDおよびパスワードが一致しない場合(ステップS1204否定)、保障金額情報を送信すべきでないので処理を終了する。この場合、ステップS1201に戻ってもよい。一方、IDおよびパスワードが一致した場合(ステップS1204肯定)、中央制御部505は、金額情報記憶部506に格納された入金情報および出金情報に基づいて、保障金額を決定する(ステップS1205)。
【0122】
つづいて、決定された保障金額その他の金額情報を予めフォーマットの定められたHTMLファイルの中に埋め込み(ステップS1206)、このファイルを照会要求元に送信する(ステップS1207)。最後に、同一内容のHTMLファイルを予め登録されたほかのユーザに対してメール送信し(ステップS1208)、一連の処理を終了する。
【0123】
このように、釣銭機101は、あるユーザの要求に応じて、そのユーザのみならず他のユーザに対しても同一内容の金額情報を送信する。これにより、店舗管理本部106のユーザもしくは管理端末装置102と、保険会社107側のユーザもしくは保険端末装置103とで同一内容の保障金額情報が共有され、釣銭機101内に存在する通貨に事故が発生した場合であっても、客観的な照合が可能となる。
【0124】
なお、図では説明の便宜のために省略したが、ステップS1202からステップS1208の間においても、ステップS1201と同様に入出金処理はおこなわれている。また、ステップS1206ではステップS1205で決定された保障金額を埋め込んだが、ステップS1205を省略し、予め記憶している最新の保障金額を利用してもよい。
【0125】
(保障金額照合装置)
つぎに、保障金額情報を照合する端末装置(保障金額照合装置)について説明する。保障金額照合装置とは具体的には管理端末装置102と保険端末装置103とを示す(図1参照)。管理端末装置102および保険端末装置103は、店舗105を管理運営する店舗管理本部106に配置されるか、店舗105の釣銭機101内に存在する通貨が被害を受けたときにその損害を保障する保険会社107に配置されるかが異なるだけで、後述するように装置構造は同等なものである。したがって、以降においては、単に保障金額照合装置というときは、管理端末装置102および保険端末装置103のいずれも含むものとする。釣銭機101から送信された保障金額情報は、管理端末装置102と保険端末装置103の二つの保障金額照合装置で直接受信されるため、保障金額情報を客観的に照合することが可能となる。
【0126】
(保障金額照合装置の構成)
つぎに、保障金額照合装置の構成について説明する。図13は、保障金額照合装置の構成の一例を示したブロック構成図である。ここでは、二つの保障金額照合装置のうち、保険端末装置103について説明する。
【0127】
保険端末装置103は、ネットワーク104(図1参照)や図示しない管理端末装置102と接続して保障金額情報を送受信するモデムなどからなる通信部1301と、通信部1301で受信した保障金額情報を格納するRAMなどからなる保障金額格納部1302と、通信部1301で保障金額情報を送受信する際のプログラムが格納されているハードディスクなどからなる通信プログラム格納部1303と、通信部1301により受信された保障金額情報を表示するCRTなどからなる表示部1304と、表示部1304を制御するビデオカードなどからなる表示制御部1305と、これら各部を統括制御するCPUなどからなる中央制御部1306とを備える。
【0128】
なお、保障金額格納部1302や通信プログラム格納部1303は記憶部1307内にあり、記憶部1307では他に、保険端末装置103の動作を制御するOS(Operating System)なども格納されている。
【0129】
(保障金額照合装置の機能的構成)
保障金額照合システム100において、釣銭機101内に存在する通貨に盗難などの事故があった際にもっとも重要なのは、保障金額がいくらであるかという情報である。したがって、保障金額照合装置としてのもっとも重要な処理として保障金額の照合が挙げられる。ここでは、まず、保障金額照合装置の機能を説明し、その後具体的な照合手順について説明する。
【0130】
図14は、保障金額照合装置の機能的構成を示したブロック図である。図において、保障金額照合装置(保険端末装置103)は、釣銭機受信部1401と、保障金額記憶部1402と、管理端末受信部1403と、保障金額照合部1404と、照会要求発信部1405と、異常信号受信部1406と、送信要求発信部1407とから構成される。なお、保障金額照合装置はここでは保険端末装置103であるので、符号1403は管理端末受信部であり、その受信先は管理端末装置102であるが、保障金額照合装置が管理端末装置102である場合は、符号1403は保険端末受信部となり、符合102は保険端末装置となる。
【0131】
(保障金額照合装置:釣銭機受信部・保障金額記憶部の内容)
釣銭機受信部1401は、釣銭機101から保障金額情報を直接受信し、保障金額記憶部1402に送信する。ここで、保障金額情報とは、前述したように釣銭機101で決定された保障金額そのものの情報のほか、たとえば、決定時刻、金種情報、過去に決定された保障金額のログを含んだ情報をいう。釣銭機受信部1401は、たとえば図13に示した通信部1301と通信プログラム格納部1303に格納された通信プログラムによりその機能を実現することができる。
【0132】
保障金額記憶部1402は、釣銭機受信部1401により受信された保障金額情報を記憶する。なお、釣銭機受信部1401は釣銭機101から直接保障金額情報を受信するので、この情報はいわばオリジナルの情報である。オリジナルの情報を格納しておくことにより、後の照合処理の際に参照することが可能となる。保障金額記憶部1402は、たとえば図13に示した保障金額格納部1302によりその機能を実現することができる。
【0133】
(保障金額照合装置:照会要求発信部の内容)
照会要求発信部1405は、釣銭機101に対して照会要求を発信する。ここで照会要求とは前述したように、所定の発信元(ここでは保険端末装置103)からの釣銭機101に対する要求であって、釣銭機101の保障金額情報を釣銭機101から当該発信元へ送信する要求をいう。これにより、定期的にもしくは必要に応じてオリジナルの情報を保険端末装置103に送信する要求を発信することができる。照会要求発信部1405は、たとえば図13に示した示した通信部1301と通信プログラム格納部1303に格納された通信プログラムによりその機能を実現することができる。
【0134】
(保障金額照合装置:管理端末受信部の内容)
管理端末受信部1403は、管理端末装置102から保障金額情報を直接受信し、保障金額照合部1404に送信する。なお、管理端末受信部1403が受信する情報は、釣銭機101から管理端末装置102側に一旦送信された保障金額情報であるので、この情報はいわばコピーの情報である。ここで、管理端末受信部1403については保障金額記憶部1402に該当する記憶部がないが、これは、通信経路が長くなるなどの理由により、コピーの情報はオリジナルの情報より後に受信されると考えられるためである。
【0135】
ただし、照合を必要に応じておこなう場合など、即座に照合処理をおこなわない場合は適宜保障金額記憶部1402と同等の記憶部を設けてもよい。管理端末受信部1403は、たとえば図13に示した通信部1301と通信プログラム格納部1303に格納された通信プログラムによりその機能を実現することができる。
【0136】
(保障金額照合装置:異常信号受信部・送信要求発信部の内容)
異常信号受信部1406は、釣銭機101内に存在する通貨の事故に関する異常を受信する。ここで異常信号とは、釣銭機101内の通貨に事故が発生した旨もしくは発生した可能性のある旨の信号である。この事故の代表例としては盗難が挙げられるが、火災や地震などの事故であってもよい。この異常信号は、釣銭機101に備え付ける図示しない防犯ブザーや店舗105内の火災報知器と連動させて受信してもよいし、釣銭機101に対する大きな振動、予期しない高額紙幣回収庫203(図2参照)の開錠と連動させて受信してもよい。
【0137】
なお、異常信号はPOSシステムから受信することもできるが、これとは別に、警備会社の設置した監視モニタにより検知された異常に基づいて、警備会社の端末装置から受信してもよい。異常信号受信部1406は、たとえば図13に示した通信部1301によりその機能を実現することができる。
【0138】
送信要求発信部1407は、管理端末装置102に対して送信要求を発信する。ここで送信要求とは、管理端末装置102が格納している保障金額情報、すなわち、コピーの情報を保険端末装置103に送信する要求をいう。これにより、定期的にもしくは必要に応じてコピーの情報を受信することができる。送信要求発信部1407は、たとえば図13に示した示した通信部1301と通信プログラム格納部1303に格納された通信プログラムによりその機能を実現することができる。
【0139】
(保障金額照合装置:保障金額照合部の内容)
保障金額照合部1404は、保障金額記憶部1402に格納された保障金額情報(オリジナルの情報)と、管理端末受信部1403で受信された保障金額情報(コピーの情報)とを照合する。照合については、保障金額のみを照合してもよいが、保障金額に関する情報の全体、たとえば、過去に決定された保障金額をその決定時刻とともに複数記録したログを比較してもよい。ログを比較することにより、万一保障金額の不一致が発生した場合においては、一致する時点までの保障はおこなわれ、また、不一致時点を特定することもできる。保障金額照合部1404は、たとえば図13に示した中央制御部1306によりその機能を実現することができる。
【0140】
(保障金額の照合手順の例)
つぎに、保険端末装置103の照合処理手順の具体的な一例として、釣銭機101の通貨に関する事故が発生した場合の照合処理の流れについて説明する。図15は保険端末装置103の保障金額の照合の流れの一例を示したフローチャートである。
【0141】
保険端末装置103は、釣銭機101から保障金額情報を通信部1301を介して受信する(ステップS1501)。受信の態様としては、保険端末装置103から照会要求を釣銭機101に送信して保障金額情報を受信してもよいし、釣銭機101が予め設定しておいた時刻となった場合にメール送信された保障金額情報を受信してもよい。
【0142】
つづいて、この保障金額情報を保障金額格納部1302に格納する(ステップS1502)。保障金額格納部1302に格納された保障金額は、いわば、釣銭機101から送信されたオリジナルの情報である。保障金額情報を格納することにより、後に照合する際に読み出すことが可能となる。
【0143】
つづいて、保険端末装置103は異常信号を受信したかを判断する(ステップS1503)。異常信号は図示しないPOSシステムから受信する。異常信号を受信しなかったと判断した場合(ステップS1503否定)。ステップS1501からステップS1503を繰り返し、順次保障金額情報を格納する。一方、異常信号を受信した場合(ステップS1503肯定)、中央制御部1306は、通信プログラム格納部1303に格納されたプログラムにしたがって、管理端末装置102に対して管理端末装置102が有する保障金額情報の送信要求を発信する(ステップS1504)。
【0144】
この送信要求に基づいて管理端末装置102が送信した管理端末装置102に格納されている保障金額情報を保険端末装置103が受信する(ステップS1505)。ステップS1505で受信した保障金額情報は、中央制御部1306ですぐに比較するため、特に保障金額格納部1302に格納する必要はないが、後で再び参照する際の便宜のため保障金額格納部1302に記憶してもよい。
【0145】
最後に、中央制御部1306は、ステップS1502で格納したオリジナルの保障金額が、ステップS1505で受信したコピーの保障金額と同一であるかを照合し(ステップS1506)、一連の処理を終了する。通常、オリジナルの保障金額と、コピーの保障金額は同一であると期待できるが、このようなシステム構成とすることで相互に不正のないことを確認して、安心して保険契約を締結することができ、事故の際には照合された保障金額の円滑な授受が可能となる。また、ネットワーク104内のサーバのダウンなどが発生した場合であっても、同一内容の保障金額が複数格納されているので、データの損失を防止できる。
【0146】
このように、異常が発生した時点で一方の保障金額照合装置(ここでは保険端末装置103)に格納された保障金額情報と、他方の保障金額照合装置(ここでは管理端末装置102)に格納された保障金額情報とを付き合わせることにより、客観的な保障金額の照合をおこなうことができる。
【0147】
(保障金額の照合手順のほかの例)
保障金額の照合のほかの例として、一方の保障金額照合装置が釣銭機101から受信した保障金額情報を自動的に他方の保障金額照合装置に送信して、保障金額情報を共有して相互に照合する処理の流れについて説明する。図16は、保障金額照合装置間で保障金額情報を相互に交換して照合する処理の流れの一例を示したフローチャートである。ここでは、管理端末装置102の照合処理を説明する。
【0148】
管理端末装置102は、釣銭機101に対して釣銭機101の保障金額情報を管理端末装置102に対して送信する要求である照会要求を送信する(ステップS1601)。つづいて、管理端末装置102は照会要求にしたがって釣銭機101が決定した保障金額情報を通信部1301を介して受信する(ステップS1602)。
【0149】
中央制御部1306は、通信プログラム格納部1303に格納された通信プログラムにしたがって、ステップS1602で受信した保障金額情報を保険端末装置103に送信する(ステップS1603)。また、ステップS1602で受信した保障金額情報を保障金額格納部1302に格納する(ステップS1604)。なお、保障金額格納部1302に保障金額情報を格納した後に保障金額情報を保険端末装置103に送信してもよい。
【0150】
つぎに、保険端末装置103に格納されている保障金額情報を当該保険端末装置103から受信する(ステップS1605)。このとき適宜送信要求を発信してもよい。最後に、中央制御部1306は、ステップS1604で格納したオリジナルの保障金額情報が、ステップS1605で受信したコピーの保障金額情報と同一であるかを照合し(ステップS1606)、一連の処理を終了する。
【0151】
このように、ステップS1602で釣銭機101から受信した保障金額情報は保険端末装置103にも送信される。したがって、前述した釣銭機101の機能により、決定した保障金額を管理端末装置102に送信するとともに保険端末装置103へ送信するので、保険端末装置103から見ると、釣銭機101からのオリジナルの保障金額情報と管理端末装置102からのコピーの保障金額情報を受信することになる。
【0152】
また、保険端末装置103と管理端末装置102のそれぞれの通信プログラム格納部1303に格納するプログラムに基づいて、両端末装置における処理内容を同一としておくことにより、ステップS1605における保険端末装置103からの保障金額情報の送信も自動化され、図16に示したフローが、管理端末装置102および保険端末装置103のいずれにおいても円滑におこなわれることとなる。
【0153】
(保障金額照合システムの全体の処理流れ)
つぎに、保障金額照合システム100の全体の処理の流れについて説明する。図17は、保障金額照合システム100の全体の処理の流れの一例を示した説明図である。ここでは管理端末装置102が釣銭機101に照会要求を送信し、釣銭機101と保険端末装置103とから送られてきた保障金額情報を照合する場合について説明する。
【0154】
管理端末装置102は、釣銭機101に対して保障金額の照会要求を送信する(ステップS1701)。釣銭機101は、管理端末装置102から送信された照会要求を受信し(ステップS1702)、管理端末装置102に対してIDおよびパスワードの送信を要求する(ステップS1703)。管理端末装置102の操作者は、自分のIDおよびパスワードを入力し、釣銭機101に送信する(ステップS1704)。釣銭機101は、送信されたIDおよびパスワードが予め登録されたユーザのものであるかを認証する(ステップS1705)。
【0155】
認証されなかった場合(ステップS1705否定)、照会要求を無視し処理を終了する。一方、認証された場合(ステップS1705肯定)、保障金額を決定する(ステップS1706)。決定された保障金額は、照会要求元である管理端末装置102に送信するとともに、保険端末装置103にも送信する(ステップS1707)。これにより、釣銭機101外の二つの場所で同一内容の保障金額情報が格納されることとなる。
【0156】
管理端末装置102は、釣銭機101から保障金額情報を受信し(ステップS1708)、保障金額格納部1302に格納する(ステップS1709)。つづいて保険端末装置103へ保険端末装置103が格納している保障金額情報の送信要求を発信する(ステップS1710)。保険端末装置103は、管理端末装置102からの送信要求を受信し(ステップS1711)、ステップS1707で釣銭機101から送信されて予め格納されている保障金額情報を管理端末装置102に送信する(ステップS1712)。
【0157】
管理端末装置102は、保険端末装置103から送信された保障金額情報を受信し(ステップS1713)、ステップS1709で格納された保障金額情報と一致するか否かの照合をおこない(ステップS1714)、一連の処理を終了する。以上の照合手順(処理)により、保障金額の照合が容易かつ客観的におこなわれることとなる。
【0158】
なお、本実施の形態においては、釣銭機101は店舗105内に配置されたキャッシュドロアボックス代替の釣銭機を主として説明したが、これに限ることなく、前述したように、缶ジュースなどの自動販売機に適用してもよい。また、切符などの券売機に適用したものであってもよい。この場合、釣銭に関する情報は、釣銭機がネットワーク接続されたホスト装置(管理端末装置であってもよい)から入力してもよいし、また、自動販売機の商品選択ボタンや券売機の選択ボタンと関連づけた値であってもよい。この場合には、商品選択ボタンが釣銭金額入力部603となる。
【0159】
なお、釣銭機100は、いわゆる狭義の釣銭機のみならず、入出金機をも含む。ここで狭義の釣銭機とは、スーパーマーケットの会計場で採用される釣銭出金スピード重視の設計のものをいう。たとえば、POS端末装置から釣銭金額を入力して、該当する釣銭を払い出し、預り金はその後入金され、札に関しても、その金種および枚数を確定することなく、とにかく入金するようなものをいう。
【0160】
一方、入出金機とは、現金管理を重視する設計で、束ねられて入金された紙幣を一枚ずつ分離して金種判定をし、入金時に正確な在高を知ることのできるものをいう。たとえば、預り金をまず入金し、真券判別もおこなって、入力合計金額を決定し、POS端末装置から入力された釣銭額を出金するようなものをいう。いずれも、この発明における釣銭機とは、釣銭準備金および/または預り金を入金する入金手段と、釣銭の金額情報を入力する釣銭情報入力手段と、前記釣銭情報入力手段により入力された金額の通貨を、前記入金手段により入金された通貨から出金する出金手段とを備えたものを示す。
【0161】
以上説明したように、本実施の形態にかかる保障金額照合システムは、実際に通貨が入出金される釣銭機から保障金額についての同一内容の情報を釣銭機の管理側(店舗管理本部)と釣銭機の保障側(保険会社)の二つの場所で共有させ、釣銭機内の金額情報、特に保障金額を客観的に照合することが可能となる。
【0162】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、入金手段が釣銭準備金および/または預り金を入金し、釣銭情報入力手段が釣銭の金額情報を入力し、出金手段が前記釣銭情報入力手段により入力された金額の通貨を前記入金手段により入金された通貨から出金し、入金情報記憶手段が前記入金手段により入金された通貨の金額情報を記憶し、出金情報記憶手段が前記出金手段により出金された通貨の金額情報を記憶し、決定手段が前記入金情報記憶手段により記憶された金額情報と前記出金情報記憶手段により記憶された金額情報とに基づいて保障の対象となる保障金額を決定し、第1の送信手段が前記決定手段により決定された保障金額に関する情報を前記釣銭機を管理する管理端末装置へ送信し、第2の送信手段が前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報と同一内容の情報を前記保障金額を保障する保障会社の端末装置へ送信し、送信制御手段が前記第1の送信手段と第2の送信手段とを制御して、前記決定手段により決定された保障金額を前記管理端末装置および保障会社の端末装置に対して予め定められた時刻に送信するので、保障金額に関する情報を共有させておくことができ、これにより、釣銭機内の金額情報、特に保障金額を客観的に照合することが可能な釣銭機が得られるという効果を奏する。
【0163】
また、請求項2に記載の発明によれば、入金手段が釣銭準備金および/または預り金を入金し、釣銭情報入力手段が釣銭の金額情報を入力し、出金手段が前記釣銭情報入力手段により入力された金額の通貨を前記入金手段により入金された通貨から出金し、入金情報記憶手段が前記入金手段により入金された通貨の金額情報を記憶し、出金情報記憶手段が前記出金手段により出金された通貨の金額情報を記憶し、決定手段が前記入金情報記憶手段により記憶された金額情報と前記出金情報記憶手段により記憶された金額情報とに基づいて保障の対象となる保障金額を決定し、第1の送信手段が前記決定手段により決定された保障金額に関する情報を前記釣銭機を管理する管理端末装置へ送信し、第2の送信手段が前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報と同一内容の情報を前記保障金額を保障する保障会社の端末装置へ送信し、照会要求受信手段が前記決定手段により決定された保障金額の照会要求を受信し、認証手段が前記照会要求受信手段により受信された照会要求の発信元が予め定められた送信先と同一であるか否かを認証し、送信制御手段が前記認証手段により前記発信元と前記送信先とが同一であると認証された場合に、前記第1の送信手段と第2の送信手段とを制御して、前記決定手段により決定された保障金額を前記管理端末装置および保障会社の端末装置に対して送信するので、保障金額に関する情報を共有させておくことができ、これにより、釣銭機内の金額情報、特に保障金額を客観的に照合することが可能な釣銭機が得られるという効果を奏する。
【0164】
また、請求項3に記載の発明によれば、入金手段が釣銭準備金および/または預り金を入金し、釣銭情報入力手段が釣銭の金額情報を入力し、出金手段が前記釣銭情報入力手段により入力された金額の通貨を前記入金手段により入金された通貨から出金し、精査手段が前記入金手段により入金された通貨を精査し、精査情報記憶手段が前記精査手段により精査された通貨の金額情報を記憶し、決定手段が前記精査情報記憶手段により記憶された金額情報に基づいて保障の対象となる保障金額を決定し、第1の送信手段が前記決定手段により決定された保障金額に関する情報を前記釣銭機を管理する管理端末装置へ送信し、第2の送信手段が前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報と同一内容の情報を前記保障金額を保障する保障会社の端末装置へ送信し、送信制御手段が前記第1の送信手段と第2の送信手段とを制御して、前記決定手段により決定された保障金額を前記管理端末装置および保障会社の端末装置に対して予め定められた時刻に送信するので、精査した通貨に基づいて決定された保障金額に関する情報を共有させておくことができ、これにより、釣銭機内の金額情報、特に保障金額を客観的に照合することが可能な釣銭機が得られるという効果を奏する。
【0165】
また、請求項4に記載の発明によれば、入金手段が釣銭準備金および/または預り金を入金し、釣銭情報入力手段が釣銭の金額情報を入力し、出金手段が前記釣銭情報入力手段により入力された金額の通貨を前記入金手段により入金された通貨から出金し、精査手段が前記入金手段により入金された通貨を精査し、精査情報記憶手段が前記精査手段により精査された通貨の金額情報を記憶し、決定手段が前記精査情報記憶手段により記憶された金額情報に基づいて保障の対象となる保障金額を決定し、第1の送信手段が前記決定手段により決定された保障金額に関する情報を前記釣銭機を管理する管理端末装置へ送信し、第2の送信手段が前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報と同一内容の情報を前記保障金額を保障する保障会社の端末装置へ送信し、照会要求受信手段が前記決定手段により決定された保障金額の照会要求を受信し、認証手段が前記照会要求受信手段により受信された照会要求の発信元が予め定められた送信先と同一であるか否かを認証し、送信制御手段が前記認証手段により前記発信元と前記送信先とが同一であると認証された場合に、前記第1の送信手段と第2の送信手段とを制御して、前記決定手段により決定された保障金額を前記管理端末装置および保障会社の端末装置に対して送信するので、精査した通貨に基づいて決定された保障金額に関する情報を共有させておくことができ、これにより、釣銭機内の金額情報、特に保障金額を客観的に照合することが可能な釣銭機が得られるという効果を奏する。
【0166】
また、請求項5に記載の発明によれば、入金手段が釣銭準備金および/または預り金を入金し、釣銭情報入力手段が釣銭の金額情報を入力し、出金手段が前記釣銭情報入力手段により入力された金額の通貨を前記入金手段により入金された通貨から出金し、非釣銭情報記憶手段が前記入金手段により入金された通貨のうち釣銭として使用しない通貨に関する金額情報を記憶し、決定手段が前記非釣銭情報記憶手段により記憶された金額情報に基づいて保障の対象となる保障金額を決定し、第1の送信手段が前記決定手段により決定された保障金額に関する情報を前記釣銭機を管理する管理端末装置へ送信し、第2の送信手段が前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報と同一内容の情報を前記保障金額を保障する保障会社の端末装置へ送信するので、釣銭として使用しない金額情報に基づいて決定された保障金額を共有させておくことができ、これにより、釣銭機内の金額情報、特に保障金額を客観的に照合することが可能な釣銭機が得られるという効果を奏する。
【0167】
また、請求項6に記載の発明によれば、送信制御手段が前記第1の送信手段と第2の送信手段とを制御して、前記決定手段により決定された保障金額を前記管理端末装置および保障会社の端末装置に対して予め定められた時刻に送信するので、釣銭機が、保障金額に関する同一内容の情報を、釣銭機の管理端末装置と保障会社の端末装置の双方に対して自発的に送信し当該情報を予め共有させておくことができ、これにより、釣銭機内の金額情報、特に保障金額を客観的に照合することが可能な釣銭機が得られるという効果を奏する。
【0168】
また、請求項7に記載の発明によれば、照会要求受信手段が前記決定手段により決定された保障金額の照会要求を受信し、認証手段が前記照会要求受信手段により受信された照会要求の発信元が予め定められた送信先と同一であるか否かを認証し、送信制御手段が前記認証手段により前記発信元と前記送信先とが同一であると認証された場合に、前記第1の送信手段と第2の送信手段とを制御して、前記決定手段により決定された保障金額を前記管理端末装置および保障会社の端末装置に対して送信するので、釣銭機が、保障金額に関する同一内容の情報を、釣銭機の管理端末装置と保障会社の端末装置の双方に対して、情報の知得者を限定して応需送信し当該情報を共有させておくことができ、これにより、釣銭機内の金額情報、特に保障金額を客観的に照合することが可能な釣銭機が得られるという効果を奏する。
【0169】
また、請求項8に記載の発明によれば、保障の対象となる保障金額に関する情報を送信する釣銭機と前記保障金額に関する情報を前記釣銭機から受信して格納する端末装置とに接続し、第1の受信手段が前記保障金額に関する情報を前記釣銭機から受信し、記憶手段が前記第1の受信手段により受信された保障金額に関する情報を記憶し、第2の受信手段が前記端末装置に格納された保障金額に関する情報を前記端末装置から受信し、照合手段が前記記憶手段により記憶された保障金額に関する情報と前記第2の受信手段により受信された保障金額に関する情報とが同一内容であるか否かを照合するので、釣銭機から二つの装置に送信された保障金額に関する情報が同一内容であるかを照合することができ、これにより、釣銭機内の金額情報、特に保障金額を客観的に照合することが可能な保障金額照合装置が得られるという効果を奏する。
【0170】
また、請求項9に記載の発明によれば、送信要求発信手段が前記端末装置に対して当該端末装置に格納された保障金額に関する情報についての送信要求を発するので、相手側の端末装置内の保障金額に関する情報を必要に応じて取得することができ、これにより、釣銭機内の金額情報、特に保障金額を客観的に照合することが可能な保障金額照合装置が得られるという効果を奏する。
【0171】
また、請求項10に記載の発明によれば、異常信号受信手段が前記釣銭機内に存在する通貨の事故に関する異常信号を受信し、要求発信制御手段が前記異常信号受信手段により異常信号が受信された場合に、前記送信要求発信手段を制御して、前記端末装置に対して当該端末装置に格納された保障金額に関する情報についての送信要求を発するので、釣銭機内の通貨に事故が発生した場合に、相手側の端末装置の保障金額に関する情報を自動的に取得することができ、これにより、釣銭機内の金額情報、特に保障金額を客観的に照合することが可能な保障金額照合装置が得られるという効果を奏する。
【0172】
また、請求項11に記載の発明によれば、照会要求発信手段が前記釣銭機に対して保障金額に関する情報についての照会要求を発信し、当該照会要求に前記保障金額に関する情報を送信する送信先として前記端末装置を含めたので、照会要求を発した場合には相手側の端末装置にも釣銭機から当該釣銭機内の保障金額に関する情報が送信され、当該情報を共有することができ、これにより、釣銭機内の金額情報、特に保障金額を客観的に照合することが可能な保障金額照合装置が得られるという効果を奏する。
【0173】
また、請求項12に記載の発明によれば、照会要求発信手段が前記釣銭機に対して保障金額に関する情報についての照会要求を発信し、送信手段が前記照会要求発信手段により発信された照会要求に基づいて前記第1の受信手段により受信された前記釣銭機の保障金額に関する情報を前記端末装置に対して送信するので、釣銭機内の保障金額に関する情報を必要に応じて取得した場合に、当該情報を相手の端末装置にも送信して当該情報を共有することができ、これにより、釣銭機内の金額情報、特に保障金額を客観的に照合することが可能な保障金額照合装置が得られるという効果を奏する。
【0174】
また、請求項13に記載の発明によれば、釣銭機と、前記釣銭機を管理する管理端末装置と、前記釣銭機内に存在する通貨の事故を保障する保障会社の端末装置と、から構成され、前記釣銭機が決定手段と第1の送信手段と第2の送信手段とを備え、決定手段が前記釣銭機内に存在する通貨に基づいて前記保障会社が保障する保障金額を決定し、第1の送信手段が前記決定手段により決定された保障金額に関する情報を前記管理端末装置へ送信し、第2の送信手段が前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報と同一内容の情報を前記保障会社の端末装置へ送信し、前記管理端末装置が第1の受信手段と第1の記憶手段とを備え、第1の受信手段が前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報を受信し、第1の記憶手段が前記第1の受信手段により受信された保障金額に関する情報を記憶し、前記保障会社の端末装置が第2の受信手段と第2の記憶手段とを備え、第2の受信手段が前記第2の送信手段により送信された保障金額に関する情報を受信し、第2の記憶手段が前記第2の受信手段により受信された保障金額に関する情報を記憶し、前記管理端末装置と前記保障会社の端末装置の少なくとも一方の装置が第3の送信手段を備え、当該第3の送信手段が当該一方の装置の記憶手段により記憶された保障金額に関する情報を他方の装置に送信し、当該他方の装置が第3の受信手段と照合手段とを備え、第3の受信手段が前記第3の送信手段により送信された保障金額に関する情報を受信し、照合手段が前記第3の受信手段により受信された保障金額に関する情報と、当該他方の記憶手段である前記第1の記憶手段もしくは第2の記憶手段により記憶された保障金額に関する情報とが同一内容であるか否かを照合するので、釣銭機が在高に基づいて決定した保障金額に関する同一内容の情報を、釣銭機の管理端末装置と保障会社の端末装置の双方に送信して当該情報を共有させておくことができ、管理端末装置と保障会社の端末装置では、当該送信された情報を端末装置間で送受信して当該情報が実際に同一内容であるか否かを照合することができ、これにより、釣銭機内の金額情報、特に保障金額を客観的に照合することが可能な保障金額照合システムが得られるという効果を奏する。
【0175】
また、請求項14に記載の発明によれば、前記他方の装置が送信要求発信手段を備え、当該送信要求発信手段が前記一方の装置に対して当該一方の装置の記憶手段である前記第1の記憶手段もしくは第2の記憶手段により記憶された保障金額に関する情報についての送信要求を発し、前記一方の装置が送信制御手段を備え、当該送信制御手段が前記第3の送信手段を制御して、前記送信要求発信手段により発信された送信要求に基づいて当該一方の装置の記憶手段である前記第1の記憶手段もしくは第2の記憶手段により記憶された保障金額に関する情報を前記他方の装置へ送信するので、他方の装置が一方の装置の保障金額に関する情報を必要に応じて取得することができ、これにより、釣銭機内の金額情報、特に保障金額を客観的に照合することが可能な保障金額照合システムが得られるという効果を奏する。
【0176】
また、請求項15に記載の発明によれば、異常信号受信手段が前記釣銭機内に存在する通貨の事故に関する異常信号を受信し、要求発信制御手段が前記異常信号受信手段により異常信号が受信された場合に、前記送信要求発信手段を制御して、前記一方の装置に対して当該一方の装置の記憶手段である前記第1の記憶手段もしくは第2の記憶手段により記憶された保障金額に関する情報についての送信要求を発するので、釣銭機内の通貨に事故が発生した場合に、一方の装置の保障金額に関する情報を自動的に取得することができ、これにより、釣銭機内の金額情報、特に保障金額を客観的に照合することが可能な保障金額照合システムが得られるという効果を奏する。
【0177】
また、請求項16に記載の発明によれば、照会要求発信手段が前記釣銭機に対して保障金額に関する情報についての照会要求を発信するので、釣銭機内の保障金額に関する情報の照会要求があった場合に、同一内容の当該情報を管理端末装置と保障会社の端末装置においてを共有させることができ、これにより、釣銭機内の金額情報、特に保障金額を客観的に照合することが可能な保障金額照合システムが得られるという効果を奏する。
【0178】
また、請求項17に記載の発明によれば、算出工程では釣銭機内の在高のうち保障金額を算出し、第1の送信工程では前記算出工程により算出された保障金額を前記釣銭機を管理する管理端末装置と前記保障金額を保障する保障会社の端末装置のうちの一方の装置に対して送信し、第2の送信工程では前記第1の送信工程により送信された保障金額と同一内容の保障金額を前記管理端末装置と前記保障会社の端末装置のうちの他方の装置に対して送信し、照合工程では前記第1の送信工程により送信された保障金額と前記第2の送信工程により送信された保障金額とが同一であるか否かを照合するので、釣銭機が在高に基づいて決定した保障金額に関する同一内容の情報を、釣銭機の管理端末装置と保障会社の端末装置の双方に送信して当該情報を共有させて当該送信された情報が実際に同一であるか否かを照合することができ、これにより、釣銭機内の金額情報、特に保障金額を客観的に照合することが可能な保障金額照合方法が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における保障金額証明システムのシステム構成の一例を示した説明図である。
【図2】本実施の形態における釣銭機の外観構成の一例を示した説明図(斜視図)である。
【図3】本実施の形態における釣銭機内部の概略構成の一例を示したブロック図である。
【図4】本実施の形態における釣銭機の紙幣処理部の構成の一例を示した説明図(断面図)である。
【図5】本実施の形態における釣銭機制御部の構成の一例を示したブロック図である。
【図6】本実施の形態における釣銭機の機能的構成を示したブロック図である。
【図7】本実施の形態にかかる釣銭機の保障金額決定部における処理の手順の一例を示したフローチャートである。
【図8】得られた在高に対して保障金額を決定するテーブルの例を示した説明図である。
【図9】本実施の形態にかかる釣銭機の保障金額決定部における処理の手順の別の一例を示したフローチャートである。
【図10】釣銭機の保障金額決定部における処理の手順の別の一例を示したフローチャートである。
【図11】本実施の形態の釣銭機がe−mailにより保障金額を管理端末装置および保険端末装置に送信する処理の流れの一例を示したフローチャートである。
【図12】本実施の形態の釣銭機がWebサーバとして保障金額を送信する処理の流れの一例を示したフローチャートである。
【図13】本実施の形態における保障金額照合装置の構成の一例を示したブロック構成図である。
【図14】本実施の形態における保障金額照合装置の機能的構成を示したブロック図である。
【図15】本実施の形態における保険端末装置の保障金額の照合の流れの一例を示したフローチャートである。
【図16】本実施の形態における保障金額照合装置間で保障金額に関する情報を相互に交換して照合する処理の流れの一例を示したフローチャートである。
【図17】本実施の形態における保障金額照合システムの全体の流れの一例を示した説明図である。
【図18】釣銭機を含めた従来のPOSシステムの概略構成の一例を示した説明図である。
【符号の説明】
100 保障金額照合システム
101 釣銭機
102 管理端末装置
103 保険端末装置
104 ネットワーク
105 店舗
106 店舗管理本部
107 保険会社
201 紙幣入金口
202 紙幣出金口
203 高額紙幣回収庫(非釣銭回収庫)
204 硬貨入金口
205 硬貨出金口
206 通信ケーブル
207 ディスプレイ
208 操作パネル
209 鍵部
301 紙幣処理部
302 硬貨処理部
303 釣銭機制御部
401 入金判別センサ
402 紙幣収納部
403 繰り出しローラ
404 出金判別センサ
405 循環路
406 出金切替ゲート
407 回収切替ゲート
408 精査紙
501 通信部
502 紙幣処理制御部
503 硬貨処理制御部
504 記憶部
505 中央制御部
506 金額情報記憶部
507 通信プログラム格納部
601 入金部
602 入金額記憶部
603 釣銭金額入力部
604 出金部
605 出金額記憶部
606 精査部
607 精査金額記憶部
608 非釣銭金額記憶部
609 保障金額決定部
610 係数・テーブル記憶部
611 タイマ
612 管理端末送信部
613 保険端末送信部
614 照会要求受信部
701 通信部
702 保障金額格納部
703 通信プログラム格納部
1301 通信部
1302 保障金額格納部
1303 通信プログラム格納部
1304 表示部
1305 表示制御部
1306 中央制御部
1307 記憶部
1401 釣銭機受信部
1402 保障金額記憶部
1403 管理端末受信部
1404 保障金額照合部
1405 照会要求発信部
1406 異常信号受信部
1407 送信要求発信部
1800 POSシステム
1801 店舗
1802 店舗管理本部
1807 警備会社
1808 保険会社
1811 レジ(POS端末装置)
1812 釣銭機
1813 ストアコントローラ
1821 管理端末装置
1891,1892 ネットワーク

Claims (17)

  1. 釣銭準備金および/または預り金を入金する入金手段と、釣銭の金額情報を入力する釣銭情報入力手段と、前記釣銭情報入力手段により入力された金額の通貨を、前記入金手段により入金された通貨から出金する出金手段と、を備えた釣銭機において、
    前記入金手段により入金された通貨の金額情報を記憶する入金情報記憶手段と、
    前記出金手段により出金された通貨の金額情報を記憶する出金情報記憶手段と、
    前記入金情報記憶手段により記憶された金額情報と、前記出金情報記憶手段により記憶された金額情報とに基づいて、保障の対象となる保障金額を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された保障金額に関する情報を、前記釣銭機を管理する管理端末装置へ送信する第1の送信手段と、
    前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報と同一内容の情報を、前記保障金額を保障する保障会社の端末装置へ送信する第2の送信手段と、
    前記第1の送信手段と第2の送信手段とを制御して、前記決定手段により決定された保障金額を前記管理端末装置および保障会社の端末装置に対して予め定められた時刻に送信する送信制御手段と、
    を備えたことを特徴とする釣銭機。
  2. 釣銭準備金および/または預り金を入金する入金手段と、釣銭の金額情報を入力する釣銭情報入力手段と、前記釣銭情報入力手段により入力された金額の通貨を、前記入金手段により入金された通貨から出金する出金手段と、を備えた釣銭機において、
    前記入金手段により入金された通貨の金額情報を記憶する入金情報記憶手段と、
    前記出金手段により出金された通貨の金額情報を記憶する出金情報記憶手段と、
    前記入金情報記憶手段により記憶された金額情報と、前記出金情報記憶手段により記憶された金額情報とに基づいて、保障の対象となる保障金額を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された保障金額に関する情報を、前記釣銭機を管理する管理端末装置へ送信する第1の送信手段と、
    前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報と同一内容の情報を、前記保障金額を保障する保障会社の端末装置へ送信する第2の送信手段と、
    前記決定手段により決定された保障金額の照会要求を受信する照会要求受信手段と、
    前記照会要求受信手段により受信された照会要求の発信元が予め定められた送信先と同一であるか否かを認証する認証手段と、
    前記認証手段により前記発信元と前記送信先とが同一であると認証された場合に、前記第1の送信手段と第2の送信手段とを制御して、前記決定手段により決定された保障金額を前記管理端末装置および保障会社の端末装置に対して送信する送信制御手段と、
    を備えたことを特徴とする釣銭機。
  3. 釣銭準備金および/または預り金を入金する入金手段と、釣銭の金額情報を入力する釣銭情報入力手段と、前記釣銭情報入力手段により入力された金額の通貨を、前記入金手段により入金された通貨から出金する出金手段と、を備えた釣銭機において、
    前記入金手段により入金された通貨を精査する精査手段と、
    前記精査手段により精査された通貨の金額情報を記憶する精査情報記憶手段と、
    前記精査情報記憶手段により記憶された金額情報に基づいて、保障の対象となる保障金額を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された保障金額に関する情報を、前記釣銭機を管理する管理端末装置へ送信する第1の送信手段と、
    前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報と同一内容の情報を、前記保障金額を保障する保障会社の端末装置へ送信する第2の送信手段と、
    前記第1の送信手段と第2の送信手段とを制御して、前記決定手段により決定された保障金額を前記管理端末装置および保障会社の端末装置に対して予め定められた時刻に送信する送信制御手段と、
    を備えたことを特徴とする釣銭機。
  4. 釣銭準備金および/または預り金を入金する入金手段と、釣銭の金額情報を入力する釣銭情報入力手段と、前記釣銭情報入力手段により入力された金額の通貨を、前記入金手段により入金された通貨から出金する出金手段と、を備えた釣銭機において、
    前記入金手段により入金された通貨を精査する精査手段と、
    前記精査手段により精査された通貨の金額情報を記憶する精査情報記憶手段と、
    前記精査情報記憶手段により記憶された金額情報に基づいて、保障の対象となる保障金額を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された保障金額に関する情報を、前記釣銭機を管理する管理端末装置へ送信する第1の送信手段と、
    前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報と同一内容の情報を、前記保障金額を保障する保障会社の端末装置へ送信する第2の送信手段と、
    前記決定手段により決定された保障金額の照会要求を受信する照会要求受信手段と、
    前記照会要求受信手段により受信された照会要求の発信元が予め定められた送信先と同一であるか否かを認証する認証手段と、
    前記認証手段により前記発信元と前記送信先とが同一であると認証された場合に、前記第1の送信手段と第2の送信手段とを制御して、前記決定手段により決定された保障金額を前記管理端末装置および保障会社の端末装置に対して送信する送信制御手段と、
    を備えたことを特徴とする釣銭機。
  5. 釣銭準備金および/または預り金を入金する入金手段と、釣銭の金額情報を入力する釣銭情報入力手段と、前記釣銭情報入力手段により入力された金額の通貨を、前記入金手段により入金された通貨から出金する出金手段と、を備えた釣銭機において、
    前記入金手段により入金された通貨のうち釣銭として使用しない通貨に関する金額情報を記憶する非釣銭情報記憶手段と、
    前記非釣銭情報記憶手段により記憶された金額情報に基づいて、保障の対象となる保障金額を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された保障金額に関する情報を、前記釣銭機を管理する管理端末装置へ送信する第1の送信手段と、
    前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報と同一内容の情報を、前記保障金額を保障する保障会社の端末装置へ送信する第2の送信手段と、
    を備えたことを特徴とする釣銭機。
  6. 前記第1の送信手段と第2の送信手段とを制御して、前記決定手段により決定された保障金額を前記管理端末装置および保障会社の端末装置に対して予め定められた時刻に送信する送信制御手段を備えたことを特徴とする請求項2、4または5に記載の釣銭機。
  7. 前記決定手段により決定された保障金額の照会要求を受信する照会要求受信手段と、
    前記照会要求受信手段により受信された照会要求の発信元が予め定められた送信先と同一であるか否かを認証する認証手段と、
    前記認証手段により前記発信元と前記送信先とが同一であると認証された場合に、前記第1の送信手段と第2の送信手段とを制御して、前記決定手段により決定された保障金額を前記管理端末装置および保障会社の端末装置に対して送信する送信制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1、3または5に記載の釣銭機。
  8. 保障の対象となる保障金額に関する情報を送信する釣銭機と前記保障金額に関する情報を前記釣銭機から受信して格納する端末装置とに接続し、
    前記保障金額に関する情報を前記釣銭機から受信する第1の受信手段と、
    前記第1の受信手段により受信された保障金額に関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記端末装置に格納された保障金額に関する情報を前記端末装置から受信する第2の受信手段と、
    前記記憶手段により記憶された保障金額に関する情報と前記第2の受信手段により受信された保障金額に関する情報とが同一内容であるか否かを照合する照合手段と、
    を備えたことを特徴とする保障金額照合装置。
  9. 前記端末装置に対して当該端末装置に格納された保障金額に関する情報についての送信要求を発する送信要求発信手段を備えたことを特徴とする請求項8に記載の保障金額照合装置。
  10. 前記釣銭機内に存在する通貨の事故に関する異常信号を受信する異常信号受信手段と、
    前記異常信号受信手段により異常信号が受信された場合に、前記送信要求発信手段を制御して、前記端末装置に対して当該端末装置に格納された保障金額に関する情報についての送信要求を発する要求発信制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項9に記載の保障金額照合装置。
  11. 前記釣銭機に対して保障金額に関する情報についての照会要求を発信する照会要求発信手段を備え、当該照会要求に前記保障金額に関する情報を送信する送信先として前記端末装置を含めたことを特徴とする請求項8に記載の保障金額照合装置。
  12. 前記釣銭機に対して保障金額に関する情報についての照会要求を発信する照会要求発信手段と、前記照会要求発信手段により発信された照会要求に基づいて前記第1の受信手段により受信された前記釣銭機の保障金額に関する情報を前記端末装置に対して送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする請求項8に記載の保障金額照合装置。
  13. 釣銭機と、前記釣銭機を管理する管理端末装置と、前記釣銭機内に存在する通貨の事故を保障する保障会社の端末装置と、から構成される保障金額照合システムにおいて、
    前記釣銭機は、
    前記釣銭機内に存在する通貨に基づいて前記保障会社が保障する保障金額を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された保障金額に関する情報を前記管理端末装置へ送信する第1の送信手段と、
    前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報と同一内容の情報を前記保障会社の端末装置へ送信する第2の送信手段と、
    を備え、
    前記管理端末装置は、
    前記第1の送信手段により送信された保障金額に関する情報を受信する第1の受信手段と、
    前記第1の受信手段により受信された保障金額に関する情報を記憶する第1の記憶手段と、
    を備え、
    前記保障会社の端末装置は、
    前記第2の送信手段により送信された保障金額に関する情報を受信する第2の受信手段と、
    前記第2の受信手段により受信された保障金額に関する情報を記憶する第2の記憶手段と、
    を備え、
    前記管理端末装置と前記保障会社の端末装置の少なくとも一方の装置は、
    当該一方の装置の記憶手段により記憶された保障金額に関する情報を他方の装置に送信する第3の送信手段を備え、
    当該他方の装置は、
    前記第3の送信手段により送信された保障金額に関する情報を受信する第3の受信手段と、
    前記第3の受信手段により受信された保障金額に関する情報と、当該他方の記憶手段である前記第1の記憶手段もしくは第2の記憶手段により記憶された保障金額に関する情報とが同一内容であるか否かを照合する照合手段と、
    を備えたことを特徴とする保障金額照合システム。
  14. 前記他方の装置は、前記一方の装置に対して当該一方の装置の記憶手段である前記第1の記憶手段もしくは第2の記憶手段により記憶された保障金額に関する情報についての送信要求を発する送信要求発信手段を備え、
    前記一方の装置は、前記第3の送信手段を制御して、前記送信要求発信手段により発信された送信要求に基づいて当該一方の装置の記憶手段である前記第1の記憶手段もしくは第2の記憶手段により記憶された保障金額に関する情報を前記他方の装置へ送信する送信制御手段を備えたことを特徴とする請求項13に記載の保障金額照合システム。
  15. 前記釣銭機内に存在する通貨の事故に関する異常信号を受信する異常信号受信手段と、
    前記異常信号受信手段により異常信号が受信された場合に、前記送信要求発信手段を制御して、前記一方の装置に対して当該一方の装置の記憶手段である前記第1の記憶手段もしくは第2の記憶手段により記憶された保障金額に関する情報についての送信要求を発する要求発信制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項14に記載の保障金額照合システム。
  16. 前記釣銭機に対して保障金額に関する情報についての照会要求を発信する照会要求発信手段を備えたことを特徴とする請求項13に記載の保障金額照合システム。
  17. 釣銭機と、前記釣銭機を管理する管理端末装置と、前記釣銭機内に存在する通貨の事故を保障する保障会社の端末装置と、からなるシステムを用いて前記事故に対して保障の対象となる保障金額の照合をおこなう保障金額照合方法であって、
    前記釣銭機内の在高のうち前記保障金額を算出する算出工程と、
    前記算出工程により算出された保障金額を前記管理端末装置と前記保障会社の端末装置のうちの一方の装置に対して送信する第1の送信工程と、
    前記第1の送信工程により送信された保障金額と同一内容の保障金額を前記管理端末装置と前記保障会社の端末装置のうちの他方の装置に対して送信する第2の送信工程と、
    前記第1の送信工程により送信された保障金額と前記第2の送信工程により送信された保障金額とが同一であるか否かを照合する照合工程と、
    を含んだことを特徴とする保障金額照合方法。
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