JP7056283B2 - 利用者情報管理装置及び利用者情報管理システム - Google Patents
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Description
さらに、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、現金の入出金を管理する現金管理装置と、前記現金管理装置を利用する利用者の利用者情報を管理する利用者情報管理装置と、を含み、前記利用者情報管理装置は、前記現金管理装置における前記現金の取引に関する取引情報と、当該取引情報に紐づけられた前記取引を行った前記利用者の前記利用者情報とを取得する情報取得部と、取得した情報から所定の取引パターンを持つ取引を異常取引として検知する検知部と、前記検知の結果を出力する出力部と、を有し、前記検知部は、新たに前記利用者情報が登録された複数の前記利用者が、登録された時点から所定の期間の間に、前記現金管理装置にて取引を行い、当該複数の利用者の前記利用者情報が削除された場合には、当該複数の利用者の行った前記取引を、前記所定の取引パターンを持つ前記異常取引として検知する、利用者情報管理システムが提供される。
さらに、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、現金の入出金を管理する現金管理装置と、前記現金管理装置を利用する利用者の利用者情報を管理する利用者情報管理装置と、を含み、前記利用者情報管理装置は、前記現金管理装置における前記現金の取引に関する取引情報と、当該取引情報に紐づけられた前記取引を行った前記利用者の前記利用者情報とを取得する情報取得部と、取得した情報から所定の取引パターンを持つ取引を異常取引として検知する検知部と、前記検知の結果を出力する出力部と、を有し、前記検知部は、新たに前記利用者情報が登録された複数の前記利用者が、登録された時点から所定の期間の間に、前記現金管理装置にて、所定の順番で取引が行われた場合には、当該複数の利用者の行った前記取引を、前記所定の取引パターンを持つ前記異常取引として検知する、利用者情報管理システムが提供される。
まずは、本発明の実施形態の説明に先立ち、本発明者が本発明の実施形態をなすに至った経緯について、図17から図19を参照して説明する。図17から図19は、比較例に係る検索結果画面の一例を説明するための説明図であり、詳細には、比較例に係る管理端末に表示される検索結果画面の一例である。ここで、比較例とは、本発明者が本発明の実施形態をなす前に、検討を重ねていた社員情報管理システムのことを意味する。
<社員情報管理システム1の構成>
まずは、本発明の第1の実施形態に係る社員情報管理システム(利用者情報管理システム)1の構成を、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る社員情報管理システム1の構成例を説明する説明図である。図1に示すように、当該社員情報管理システム1は、現金管理機(現金管理装置)100と、窓口端末200と、釣銭機300と、売上情報管理サーバ400と、管理端末(利用者情報管理装置)500と、携帯端末600と、中央情報管理サーバ800とを主に含む。なお、図1においては、現金管理機100、窓口端末200、釣銭機300及び携帯端末600は1台ずつ図示されているが、本実施形態においては、これらは1台に限定されるものではなく、それぞれ複数台含まれていてもよい。以下に、本実施形態に係る社員情報管理システム1の各装置の概要について説明する。
現金管理機100は、窓口端末200及び釣銭機300、携帯端末600を操作して、顧客から商品代金等を受領する担当者(利用者)に対して、釣銭の入出金と売上金の収納とを行う装置である。詳細には、現金管理機100は、担当者との間で、後述する各釣銭機300や後述する釣銭袋等に収納するための釣銭(紙幣及び硬貨)を出金する出金取引と、各釣銭機300や釣銭袋等から回収した売上金(紙幣及び硬貨)及び釣銭を入金する入金取引を行う。上記出金取引においては、現金管理機100は、予め設定されている金額、金種別枚数あるいは指定する金額、金種別枚数の釣銭を出金する。上記入金取引においては、現金管理機100は、担当者ごとの釣銭の出金情報と売上情報とに従って、釣銭と売上金との合計金額に係る現金の入金を行う。また、現金管理機100は、釣銭の入出金の詳細情報や、入金された売上金の詳細を後述する売上情報管理サーバ400や管理端末500に送信する。すなわち、現金管理機100は、支店や店舗等における釣銭及び売上金といった現金の入出金を管理する装置であるといえる。
窓口端末200は、店舗等の従業員(担当者)等が作業等を行うためのコンピュータ又はパーソナルコンピュータ(PC)等により実現され、後述する各釣銭機300に接続され、当該釣銭機300の入出金を管理する。また、窓口端末200は、図1に示すように、入力部202と表示部204とを主に有する。詳細には、窓口端末200は、担当者による入力部202に対する操作を受け付け、受け付けた操作に応じて釣銭機300を制御する。さらに、窓口端末200は、釣銭機300の入出金の状況を表示部204に表示させたり、釣銭機300の入出金の情報や締上の情報を売上情報管理サーバ400へ送信したりする。そして、窓口端末200は、図1に示すように、プリンタ210と接続されており、当該プリンタ210を制御することにより、入出金の状況、締上等の情報を紙面に印刷して出力することもできる。
釣銭機300は、顧客から受け取った商品代金等を売上金として入金し、顧客に釣銭の出金を行う装置である。具体的には、釣銭機300は、担当者が顧客から商品代金として受け取った紙幣や硬貨を収納し、さらに、窓口端末200の制御に応じて、顧客に釣銭として支払う紙幣や硬貨を払い出す。また、釣銭機300は、手提げ金庫(図示省略)やドロワー(図示省略)であってもよい。
売上情報管理サーバ400は、各店舗や、複数の店舗における現金の有高及び現金の移動、各担当者の売上情報等を管理するコンピュータであり、現金管理機100や窓口端末200等からの情報を取得して、現金の有高等を管理する。具体的には、売上情報管理サーバ400は、現金管理機100や窓口端末200等から送られてくる取引結果等の情報を履歴として格納し、さらに、現金管理機100や窓口端末200等から送られてくる売上金額や有高、金種毎の出金枚数や入金枚数等の情報に基づいて、釣銭や売上高を集計管理する。売上情報管理サーバ400で集計された結果は、後述する管理端末500に送信されてもよい。なお、売上情報管理サーバ400の詳細構成は後述する。
管理端末500は、上述した現金管理機100に登録する担当者の社員情報を編集(登録、変更、初期化、削除等)したりすることができる、社員情報を管理する装置であり、さらには、担当者毎の取引状況を管理、表示し、現金管理機100と合わせて日締めを行う装置である。例えば、管理端末500は、管理者等が作業等を行うためのPC(パーソナルコンピュータ)等により実現される。管理端末500の詳細については後述する。
携帯端末600は、顧客宅や顧客の職場等を訪問する担当者等が外出先で使用するタブレット端末、スマートフォン等の携帯端末等により実現される。携帯端末600は、図1に示すように、入力部602と表示部604とを主に有する。具体的には、上記担当者は、外出先で顧客から受け取った商品代金を売上金として携帯する釣銭袋(図示省略)等に収納し、当該釣銭袋から現金を取り出して釣銭として顧客に払い出す。この際、上記従業員は、上記釣銭袋からの現金の入出金の状況や、売上情報等を、携帯端末600を介して上述の売上情報管理サーバ400へ送信する。さらに、図1に示すように、携帯端末600は、例えば携帯可能なプリンタ610と接続されており、当該プリンタ610を制御することにより、入出金の状況等の情報を紙面に印刷して出力することができる。なお、当該携帯端末600は、釣銭機300と接続されないものの、上述した窓口端末200と同様に機能することができる。
通信網700は、1つ又は複数の店舗内及び店舗外の情報の送受信に利用されるネットワークである。通信網700は、有線又は無線であることができ、例えば、電話回線、衛星通信網等の公衆回線網や、インターネット、専用回線、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)又はWAN(Wide Area Network)などの任意の通信ネットワークから構成される。さらに、専用回線は、IP-VPN(Internet Protocol‐Virtual Private Network)等から構成されてもよい。また、専用回線に対して、何らかのセキュリティ手段(例えば、Secure Sockets Layer(SSL)等)が施されていてもよい。
中央情報管理サーバ800は、各店舗や、複数の店舗における各担当者の社員情報の登録状況や各担当者の取引状況等の情報を管理するコンピュータであり、現金管理機100、管理端末500等から上記情報を取得して、当該情報を管理することができる。具体的には、中央情報管理サーバ800は、管理端末500等から送られてくる、当該管理端末500において管理者が行った操作(社員情報の編集(登録、変更、初期化、削除等))の情報である操作履歴情報を格納する。さらに、中央情報管理サーバ800は、現金管理機100から送られてくる、現金管理機100のおける取引情報(入出金金額等)を格納する。なお、本実施形態においては、中央情報管理サーバ800は設けられていなくてもよい。また、中央情報管理サーバ800の詳細構成は後述する。
以上、本実施形態に係る社員情報管理システム1の構成を説明した。次に、図2及び図3を参照して、本実施形態に係る現金管理機100の詳細構成を説明する。図2は、本実施形態に係る現金管理機100のブロック図であり、図3は、本実施形態に係る記憶部130に格納される情報の構成例を説明する説明図である。図2に示すように、現金管理機100は、入力部102、表示部104、紙幣入出金部106、硬貨入出金部108、プリンタ部110、通信部114、及び制御部120を主に有する。以下に、現金管理機100の各機能部について説明する。
入力部102は、現金管理機100を操作する担当者の入力操作を受け付ける機能部であり、例えば、各種ボタン、テンキー、キーボード等から実現される。
表示部104は、担当者に対して、操作画面や取引(処理)内容を表示する機能部であり、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置等により実現される。なお、上述の入力部102は、当該表示部104を構成する上記ディスプレイ装置に重ねて設けられたタッチパネルにより実現されてもよい。
紙幣入出金部106は、紙幣の入出金を行う機能部であり、具体的には、担当者の求めに応じて、紙幣の入金を受け付け、紙幣の種別を鑑別し、種別毎に計数し収納する。さらに、紙幣入出金部106は、担当者の求めに応じて収納した紙幣を出金する。
硬貨入出金部108は、硬貨の入出金を行う機能部であり、具体的には、担当者の求めに応じて、硬貨の入金を受け付け、硬貨の種別を鑑別し、種別毎に計数し収納する。さらに、硬貨入出金部108は、担当者の求めに応じて収納した硬貨を出金する。
プリンタ部110は、レシート(図示省略)等の印刷機能を有し、現金管理機100における取引結果等をレシートに印刷して、担当者に対してレシートを発行することができる。
通信部114は、例えば通信網700等を介して、売上情報管理サーバ400や管理端末500へ、該当する担当者の社員情報に紐づけて現金の入出金の情報(取引情報)等を送信する。
制御部120は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等を中心に構成されており、現金管理機100の各機能部を制御して、各種の取引を実行する。具体的には、制御部120は、図2に示すように、社員情報取得部122、現金管理処理部124及び記憶部130のブロックを有する。なお、制御部120は、正確な時刻や日付を把握する時計機構(図示省略)を内蔵していてもよい。以下に、制御部120の各ブロックの詳細について説明する。
社員情報取得部122は、上述の管理端末500から送信された社員情報を取得し、取得した社員情報を後述する記憶部130に格納する。また、社員情報取得部122は、上述の入力部102によって入力された社員情報を取得し、上述と同様に、記憶部130に格納してもよい。
現金管理処理部124は、現金管理機100で行われる取引(例えば、入金取引、出金取引等)を実行すべく、紙幣入出金部106、硬貨入出金部108等を制御する。また、現金管理処理部124は、上記取引の情報を売上情報管理サーバ400や管理端末500へ、該当する担当者の社員情報に紐づけて出力してもよい。
記憶部130は、制御部120の有する、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等から実現され、現金管理機100の動作を制御するための制御プログラムや、現金管理機100の取引時における入力データ、表示画面等を格納する。以下に、記憶部130に格納される情報について、図3を参照して説明する。図3に示すように、記憶部130には、社員情報DB(Data Base)132と、釣銭情報DB134と、売上情報DB136とが主に格納される。以下に、記憶部130に格納される情報について説明する。
社員情報DB132は、各担当者の社員情報を格納したデータベースであり、例えば、各担当者の氏名、社員番号、所属部署の情報、社員情報の編集(登録、変更、初期化、削除)日時、利用可能範囲(権限)、暗証番号、暗証番号の有効期限等を格納する。
釣銭情報DB134は、現金管理機100から出金された釣銭、入金された釣銭に関する情報、具体的には、入出金された釣銭の金額、入出金日時、入出金を行った担当者の情報等を格納する。
売上情報DB136は、現金管理機100に入金された売上金に関する情報、具体的には、入金された売上金の金額、入金日時、入金を行った担当者の情報等を格納する。
以上、本実施形態に係る現金管理機100の詳細構成を説明した。次に、図4を参照して、本実施形態に係る売上情報管理サーバ400の詳細構成を説明する。図4は、本実施形態に係る売上情報管理サーバ400のブロック図である。図4に示すように、売上情報管理サーバ400は、通信部414及び制御部420を主に有する。以下に、売上情報管理サーバ400の各機能部について説明する。
通信部414は、例えば通信網700等を介して、現金管理機100、窓口端末200、釣銭機300及び携帯端末600等からの情報を受信することができ、管理端末500等へ情報を送信することができる。
制御部420は、例えば、CPU等を中心に構成されており、現金管理機100等からの情報を取得し、後述する記憶部430に格納する。また、制御部420は、記憶部430に格納した情報を、管理端末500へ出力することもできる。詳細には、制御部420は、図4に示すように記憶部430を主に有する。以下に、制御部420の有する記憶部430について説明する。
記憶部430は、制御部420の有する、ROM、RAM、HDD(Hard Disk Drive)等から実現され、店舗内等の現金に関する情報等を格納する。
以上、本実施形態に係る売上情報管理サーバ400の詳細構成を説明した。次に、図5及び図6を参照して、本実施形態に係る管理端末500の詳細構成を説明する。図5は、本実施形態に係る管理端末500のブロック図である。図6は、本実施形態に係る記憶部530に格納される情報の構成例を説明する説明図である。詳細には、図5に示すように、管理端末500は、入力部502、表示部504、プリンタ部510、通信部(受信部)514及び制御部520を主に有する。以下に、管理端末500の各機能部について説明する。
入力部502は、管理端末500を操作する管理者の入力操作を受け付ける機能部であり、例えば、テンキー、キーボード等から実現される。
表示部504は、管理者に対して、操作画面、社員情報、及び、後述する検知部524による検知結果を表示する機能部であり、例えば、CRTディスプレイ装置、LCD装置、OLED装置等により実現される。なお、上述の入力部502は、当該表示部504を構成する上記ディスプレイ装置に重ねて設けられたタッチパネルにより実現されてもよい。
プリンタ部510は、印刷機能を有し、例えば、後述する検知部524による検知結果(監査結果)等を定期的に印刷することができる。
通信部514は、例えば通信網700等を介して、現金管理機100へ社員情報を送信することができる。さらに、通信部514は、後述する検知部524による検知結果(監査結果)等を、管理者による登録等を監査する監査者(所定の権限を持つ権限者)が使用する端末に向けて、電子メール等の手段を用いて送信することもできる。
制御部520は、例えば、CPU等を中心に構成されており、管理端末500の各機能部を制御して、担当者毎の取引状況を管理、表示し、現金管理機100と協働して日締めを行ったり、社員情報を表示したり、社員情報の編集を行ったり、異常取引を検知したりすることができる。具体的には、制御部520は、図5に示すように、情報取得部522、検知部524、学習部526、操作検知部528及び記憶部530のブロックを有する。さらに、制御部520は、正確な時刻や日付を把握する時計機構(図示省略)を内蔵してもよい。以下に、制御部520の各ブロックの詳細について説明する。
情報取得部522は、管理端末500において管理者が行った社員情報の編集(登録、変更、初期化、削除等)の操作履歴情報を取得する。詳細には、情報取得部522は、管理者に関する社員情報と、当該管理者の社員情報と紐づけて、当該管理者が編集を行った、各担当者の氏名、社員番号、所属部署の情報、利用可能範囲(権限)、暗証番号、暗証番号の有効期限等の内容、社員情報の編集日時等の操作履歴情報を取得することができる。さらに、情報取得部522は、現金管理機100から、登録された各担当者による現金管理機100を利用した取引の取引情報(入出金された釣銭の金額、入出金日時、入出金を行った担当者の情報、現金管理機100に入金された売上金の金額、入金日時、入金を行った担当者の情報等)を取得することができる。
検知部524は、上述した情報取得部522によって取得された情報から、所定の取引パターンを持つ取引を、不正取引の可能性のある異常取引として検知する。例えば、検知部524は、現金管理機100に入金すべき現金が現金管理機100に入金されていない可能性のある取引パターンを、上記所定の取引パターンを持つ異常取引として検知する。さらに、検知部524は、検知した検知結果に基づき、表示部504、プリンタ部510及び通信部514を制御する。なお、上記所定の取引パターンの詳細については、後述する。
学習部526は、各種の取引パターンを機械学習し、各取引の取引パターンの特徴を抽出することができる。そして、当該学習部526によって抽出した特徴は、上述した検知部524における異常取引の検知に利用することができる。なお、学習部526の詳細については、本実施形態の変形例において説明する。従って、本実施形態においては、学習部526は設けられていなくてもよい。
操作検知部528は、管理者による登録等を監査する監査者(所定の権限を持つ権限者)によって、管理端末500に対して入力操作(例えば、監査者の社員番号や暗証番号等の入力操作や社員カード等の読み込み等の操作)が行われた場合、監査者の本人確認(認証)を行うことができる。さらに、操作検知部528は、監査者の本人確認(認証)に続いて、上述した検知部524が検知した異常取引を是正するための操作が行われたかを検知することもできる。なお、操作検知部528の動作の詳細については、後述する。
記憶部530は、制御部520の有する、ROM、RAM、HDD等から実現され、社員情報等を格納する。より具体的には、記憶部530には、図6に示されるように、社員情報DB532と、釣銭情報DB534と、売上情報DB536と、検知情報DB538とが主に格納される。なお、社員情報DB532、釣銭情報DB534及び売上情報DB536は、上述した現金管理機100の記憶部130に格納された社員情報DB132、釣銭情報DB134及び売上情報DB136と同様の情報であるため、ここでは、これらの詳細な説明を省略し、検知情報DB538についてのみ説明する。
検知情報DB538は、上述した検知部524が、異常取引を検知する際に用いる、所定の取引パターンの情報を格納する。もしくは、検知情報DB538は、上述した学習部526によって抽出された各取引の取引パターンの特徴の情報を格納する。後者の場合、当該検知情報DB538に格納された情報は、上述した検知部524における異常取引の検知に利用することができる。なお、後者の場合の検知情報DB538の詳細については、本実施形態の変形例において説明する。
以上、本実施形態に係る管理端末500の詳細構成を説明した。次に、図7及び図8を参照して、本実施形態に係る中央情報管理サーバ800の詳細構成を説明する。図7は、本実施形態に係る中央情報管理サーバ800のブロック図であり、図8は、本実施形態に係る記憶部830に格納される情報の構成例を説明する説明図である。詳細には、図7に示すように、中央情報管理サーバ800は、入力部502、通信部814及び制御部820を主に有する。なお、先に説明したように、本実施形態においては、中央情報管理サーバ800は設けられていなくてもよい。以下に、中央情報管理サーバ800の各機能部について説明する。
通信部814は、例えば通信網700等を介して、複数の管理端末500や複数の現金管理機100から各種の情報を受信することができる。詳細には、通信部814は、各管理端末500において各管理者が行った社員情報の編集に関する操作履歴情報を受信することができる。また、通信部814は、複数の現金管理機100から、登録された各担当者による現金管理機100を利用した取引情報を受信することができる。なお、後述する本実施形態の変形例においては、通信部814は、各管理端末500の学習部526で抽出した各取引の取引パターンの特徴の情報を受信してもよい。
制御部820は、例えば、CPU等を中心に構成されており、中央情報管理サーバ800の各機能部を制御して、異常取引を検知することができる。具体的には、制御部820は、図7に示すように、情報取得部822、検知部824、学習部826、及び記憶部830のブロックを有する。以下に、制御部820の各ブロックの詳細について説明する。
情報取得部822は、管理端末500において管理者が行った社員情報の編集の操作履歴情報を取得することができる。さらに、情報取得部822は、現金管理機100から、登録された各担当者による現金管理機100を利用した取引情報を取得することができる。
検知部824は、上述した情報取得部822によって取得された情報から、所定の特徴を、不正取引の可能性のある異常取引として検知する。なお、検知部824の詳細については、本実施形態の変形例において説明する。
学習部826は、各種の取引パターンを機械学習し、各取引の取引パターンの特徴を抽出することができる。そして、当該学習部826によって抽出した特徴は、上述した検知部824における異常取引の検知に利用することができる。なお、学習部826の詳細については、本実施形態の変形例において説明する。
記憶部830は、制御部820の有する、ROM、RAM、HDD等から実現され、社員情報等を格納する。より具体的には、記憶部830には、図8に示されるように、社員情報DB832と、釣銭情報DB834と、売上情報DB836と、検知情報DB838とが主に格納される。なお、これらDB832、834、836、838は、上述した管理端末500の記憶部530に格納された社員情報DB532、釣銭情報DB534、売上情報DB536及び検知情報DB538と同様の情報であるため、ここでは、これらの詳細な説明を省略する。
以上、本実施形態に係る本実施形態に係る中央情報管理サーバ800の詳細構成について説明した。次に、本実施形態に係る情報処理方法について、図9から図14を参照して説明する。図9は、本実施形態に係る情報処理方法のフローチャートである。図10及び図11は、本実施形態における取引パターンの一例を説明するための説明図である。図12は、図9のステップS300のサブフローチャートである。図13は、本実施形態におけるアラート画面940の一例を説明するための説明図である。さらに、図14は、本実施形態における誘導画面950の一例を説明するための説明図である。
管理端末500は、管理端末500において管理者が行った社員情報の編集(登録、変更、初期化、削除等)の操作履歴情報を取得する。詳細には、管理端末500の情報取得部522は、管理者に関する社員情報と、当該管理者の社員情報と紐づけて、当該管理者が編集を行った、各担当者の氏名、社員番号、所属部署の情報、利用可能範囲(権限)、暗証番号、暗証番号の有効期限等の内容、社員情報の編集日時等の操作履歴情報を取得する。さらに、管理端末500の情報取得部522は、現金管理機100から、登録された各担当者による現金管理機100を利用した取引の取引情報(入出金された釣銭の金額、入出金日時、入出金を行った担当者の情報、現金管理機100に入金された売上金の金額、入金日時、入金を行った担当者の情報等)を取得する。
管理端末500の検知部524は、上述のステップS1000で取得した情報から、以下に説明するような所定の取引パターンを持つ取引を、不正取引の可能性のある異常取引として検知する。管理端末500は、所定の取引パターンを持つ異常取引が検知された場合には、ステップS3000へ進み、検知されない場合には、処理を終了する。なお、検知すべき所定の取引のパターンは、事前に設定されており、管理端末500の検知部524は、設定された取引パターンに基づき、異常取引を検知する。以下に、本実施形態において検知する異常取引の取引パターンの例について説明する。
本実施形態においては、管理端末500の検知部524は、以下に挙げるような所定の取引パターンを持つ取引を、不正取引の可能性のある異常取引として検知する。基本的には、以下に説明する所定の取引パターンは、現金管理機100に入金すべき現金が、不正の目的のために着服(窃盗)又は借用され、現金管理機100に入金されていない可能性のある取引の取引パターンである。
管理端末500の出力部(表示部504、プリンタ部510及び通信部514)は、上述のステップS2000で検知された所定の取引パターンを持つ異常取引に関する情報(該当する担当者の社員情報、取引情報、社員情報を登録した管理者の社員情報等)に基づき、異常取引が検知された旨のアラームを出力する。なお、本実施形態におけるアラームの出力の方法は、特に限定されるものではないが、各種の画面表示や検知結果(監査結果)のレポートを出力する等を挙げることができる。
管理端末500は、上述した図9のステップ上述のステップS2000で検知された所定の取引パターンを持つ異常取引に関する情報に基づき、異常取引が検知された旨のアラームを出力する。
管理端末500(詳細には、操作検知部528)は、上記マスタ権限者によって停止操作が行われたか否かを判断(認証)する。管理端末500は、上記マスタ権限者によって停止操作が行われたと判断した場合には、後述するステップS3005へ進み、一方、上記マスタ権限者によって停止操作が行われていないと判断した場合には、上述したステップS3001へ戻る。詳細には、例えば、当該マスタ権限者が、アラート画面940に含まれる操作ボタン944を押し下げ、自身に割当てられた認証情報(例えば、社員番号や暗証番号)を管理端末500に入力操作する。そして、管理端末500は、入力された認証情報が、予め登録されたマスタ権限者の認証情報と一致する場合、入力操作した者が本人であると確認(認証)することができる。さらに、管理端末500は、上述のような認証がなされたことに基づき、アラート画面940の表示を停止し、ステップS3005へ進む。なお、本実施形態においては、アラート画面940は、図13に示すような形態に限定されるものではなく、例えば、他の操作ボタン等が含まれていてもよい。
管理端末500は、上述した図9のステップ上述のステップS2000で検知された所定の取引パターンを持つ異常取引を是正するための是正操作を誘導するための誘導画面950を表示する。例えば、図14に示されるように、誘導画面950は、検知された異常取引を是正するための是正操作(図14では、「芝浦 花子」の社員情報を再登録し、再登録した「芝浦 花子」の社員情報を用いて、現金管理機100に釣銭1200円を返却入金する操作)の内容を表示する。従って、マスタ権限者は、当該誘導画面950に従って、異常取引を是正するための是正操作を行うこととなる。なお、本実施形態においては、誘導画面950は、図14に示すような形態に限定されるものではなく、例えば、操作ボタン等が含まれていてもよい。
管理端末500(詳細には、操作検知部528)は、該当する現金管理機100からの情報を受信し、上述した誘導画面950に表示された是正操作が現金管理機100において行われたかどうかを確認する。そして、管理端末500は、上記是正操作が行われたことが確認された場合には、該当する担当者の社員情報を削除するための社員情報削除実行画面(図示省略)を表示する。例えば、当該社員情報削除実行画面には、操作ボタン(図示省略)が含まれており、マスタ権限者により、当該操作ボタンを押し下げられることにより、管理端末500は、該当する担当者の社員情報を削除し、処理を終了する。一方、管理端末500は、上記是正操作が行われたことが確認されない場合には、上述したステップS3005へ戻る。
管理端末500は、例えば、定期的に(1か月に1回、週に1回等)に、検知結果(監査結果)のレポートを印刷出力することもできる。詳細には、管理端末500は、所定の期間(監査期間)内における異常取引の検知状況等を一覧表にした異常取引一覧帳票(表1 参照)、異常取引に係る担当者の社員情報や取引状況を一覧表にした社員情報一覧表(表2 参照)、監査対象の総数や異常取引検知数等を一覧表にした監査概要帳票(表3 参照)、現金管理機100ごとに登録された担当者に係る社員情報及び取引情報等を一覧表にした現金管理機別登録社員一覧帳票(表4 参照)等のレポートを出力することができる。なお、これらレポートは、定期的に出力されることに限定されるものではなく、監査者等によって適宜出力されてもよい。以下に、本実施形態における各レポートに印刷される項目の一例について説明する。
異常取引一覧帳票は、例えば、下記の表1に記載された異常取引に係る情報を、監査期間の情報とともに印刷したものである。なお、表1の「釣銭未返却累計金額」とは、現金管理機100に返却されていない釣銭金額の集計額である。
社員情報一覧帳票は、例えば、下記の表2に記載された、異常取引に係る情報を、監査期間の情報とともに印刷したものである。なお、表2の「異常取引実行日時」については、複数の取引が異常取引に含まれている場合には、初回の取引が実行された日時と、最終の取引が実行された日時とを含む。また、表2の「異常取引累計金額」については、異常取引に関わる金額の集計額である。表2の「アラーム日時」については、上述したアラート画面940の表示が開始された日時と、当該アラート画面940の表示が停止された日時と、表示を停止させるべく操作を行ったマスタ権限者の社員情報とを含む。さらに、表2の「是正操作の状況」は、当該異常取引を是正するための是正操作が実行されたか否かの情報を含む。
監査概要帳票は、例えば、下記の表3に記載された、異常取引に係る情報を、監査期間の情報とともに印刷したものである。
現金管理機別登録社員一覧帳票は、例えば、下記の表4に記載された、各現金管理機100に該当する各担当者の社員情報や取引情報を、監査期間の情報とともに印刷したものである。なお、表4の「判定」については、例えば、各担当者が不正取引を行っている恐れが高いか否かの可能性を段階別に表示したものである。
なお、上述した本発明の第1の実施形態においては、事前に検知すべき取引のパターンを設定し、設定に基づき、不正取引の恐れのある異常取引を検知していた。しかしながら、本実施形態においては、これに限定されるものではなく、ディープラーニングを利用して、異常取引を検知してもよい。すなわち、管理端末500の検知部524は、ディープラーニングを利用して得られた取引の特徴に基づき異常取引を検知してもよい。以下に、このようなディープラーニングを利用した本実施形態の変形例を、図15及び図16を参照して説明する。なお、図15及び図16は、本実施形態の変形例を説明するための説明図であり、詳細には、管理端末500の学習部526及び検知部524の動作を説明するための説明図である。
ところで、先に説明したように、現金管理機100を利用することができる担当者の社員情報の登録は、原則的に管理端末500で行うこととなっている。しかしながら、管理端末500の故障や、管理端末500と現金管理機100との間の通信網700における障害による通信不能な場合であっても、現金管理機100が使用できないと業務に支障をきたすことがある。そこで、現金管理機100においては、例外的な運用として、所定の権限を持つ権限者(管理者)によって、社員情報の直接的な編集(登録、変更、初期化、削除)等を行うことができるように設定されている。
以下に、本実施形態に係る情報処理方法について説明する。まず、現金管理機100は、所定の権限を持つ権限者(管理者)が、現金管理機100で社員情報の編集操作を行った場合、当該操作の都度、当該操作を行った権限者に関する社員情報(社員番号、氏名等)と、当該操作の内容、操作が行われた日時等の情報を含む操作履歴情報を管理端末500へ送信する。
以上のように、上述した本発明の各実施形態によれば、不正取引を容易に検知することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100 現金管理機
200 窓口端末
102、202、502、602 入力部
104、204、504、604 表示部
106 紙幣入出金部
108 硬貨入出金部
110、510 プリンタ部
114、414、514、814 通信部
120、420、520、820 制御部
122 社員情報取得部
124 現金管理処理部
130、430、530、830 記憶部
132、532、832 社員情報DB
134、534、834 釣銭情報DB
136、536、836 売上情報DB
210、610 プリンタ
300 釣銭機
400 売上情報管理サーバ
500 管理端末
522、822 情報取得部
524、824 検知部
526、826 学習部
528 操作検知部
538、838 検知情報DB
600 携帯端末
700 通信網
800 中央情報管理サーバ
940 アラート画面
944 操作ボタン
950 誘導画面
4000-1~4000-n、4004 パターン情報
4002-1~4002-n ラベル
4006 検知結果
Claims (16)
- 現金の入出金を管理する現金管理装置を利用する利用者の利用者情報を管理する利用者情報管理装置であって、
前記現金管理装置における前記現金の取引に関する取引情報と、当該取引情報に紐づけられた前記取引を行った前記利用者の前記利用者情報とを取得する情報取得部と、
取得した情報から所定の取引パターンを持つ取引を異常取引として検知する検知部と、
前記検知の結果を出力する出力部と、
を備え、
前記検知部は、新たに前記利用者情報が登録された前記利用者が、登録された時点から所定の期間の間に、前記現金管理装置にて取引を行い、当該利用者の前記利用者情報が削除された場合には、当該利用者の行った取引を、前記所定の取引パターンを持つ前記異常取引として検知する、
利用者情報管理装置。 - 現金の入出金を管理する現金管理装置を利用する利用者の利用者情報を管理する利用者情報管理装置であって、
前記現金管理装置における前記現金の取引に関する取引情報と、当該取引情報に紐づけられた前記取引を行った前記利用者の前記利用者情報とを取得する情報取得部と、
取得した情報から所定の取引パターンを持つ取引を異常取引として検知する検知部と、
前記検知の結果を出力する出力部と、
を備え、
前記検知部は、新たに前記利用者情報が登録された複数の前記利用者が、登録された時点から所定の期間の間に、前記現金管理装置にて取引を行い、当該複数の利用者の前記利用者情報が削除された場合には、当該複数の利用者の行った前記取引を、前記所定の取引パターンを持つ前記異常取引として検知する、
利用者情報管理装置。 - 現金の入出金を管理する現金管理装置を利用する利用者の利用者情報を管理する利用者情報管理装置であって、
前記現金管理装置における前記現金の取引に関する取引情報と、当該取引情報に紐づけられた前記取引を行った前記利用者の前記利用者情報とを取得する情報取得部と、
取得した情報から所定の取引パターンを持つ取引を異常取引として検知する検知部と、
前記検知の結果を出力する出力部と、
を備え、
前記検知部は、新たに前記利用者情報が登録された複数の前記利用者が、登録された時点から所定の期間の間に、前記現金管理装置にて、所定の順番で取引が行われた場合には、当該複数の利用者の行った前記取引を、前記所定の取引パターンを持つ前記異常取引として検知する、
利用者情報管理装置。 - 前記取引は、前記現金管理装置との間で行われる現金の出金取引及び入金取引の少なくともいずれかの取引を含む、
請求項1~3のいずれか1項に記載の利用者情報管理装置。 - 複数の前記取引パターンを取得し、前記複数の取引パターンのそれぞれにラベルを付して、前記各ラベルの前記取引パターンの特徴を機械学習する学習部をさらに備え、
前記検知部は、前記学習部の前記機械学習によって得られた特徴に基づき、前記所定の取引パターンを持つ取引を前記異常取引として検知する、
請求項1~3のいずれか1項に記載の利用者情報管理装置。 - 前記学習部は、複数の正常取引の前記取引パターンの特徴を機械学習し、
前記検知部は、前記正常取引の前記取引パターンから得られた特徴を持たない前記取引パターンを、前記所定の取引パターンを持つ前記異常取引として検知する、
請求項5に記載の利用者情報管理装置。 - 前記出力部は、所定の権限を持つ権限者の使用する端末に向けて前記検知の結果を出力する、請求項1~6のいずれか1項に記載の利用者情報管理装置。
- 前記出力部は、前記検知の結果を印刷出力する、請求項1~6のいずれか1項に記載の利用者情報管理装置。
- 前記出力部は、前記検知の結果を所定の画面により表示する、請求項1~6のいずれか1項に記載の利用者情報管理装置。
- 前記出力部は、所定の権限を持つ権限者の操作に対する認証が行われるまで、前記所定の画面の表示を維持する、請求項9に記載の利用者情報管理装置。
- 前記出力部は、前記利用者情報管理装置の電源が切断され、次いで、再度、前記電源に接続された場合には、前記所定の権限を持つ前記権限者の操作に対する前記認証が行われるまで、前記所定の画面を再表示する、請求項10に記載の利用者情報管理装置。
- 前記出力部は、
前記所定の権限を持つ前記権限者の操作に対する前記認証が行われた場合には、
検知された前記異常取引を是正するための操作を誘導する誘導画面を表示する、
請求項10又は11に記載の利用者情報管理装置。 - 前記現金管理装置において前記利用者情報の関する操作が行われた場合、前記現金管理装置から、当該操作に関する情報を受信する受信部をさらに備える、請求項1~12のいずれか1項に記載の利用者情報管理装置。
- 現金の入出金を管理する現金管理装置と、
前記現金管理装置を利用する利用者の利用者情報を管理する利用者情報管理装置と、
を含み、
前記利用者情報管理装置は、
前記現金管理装置における前記現金の取引に関する取引情報と、当該取引情報に紐づけられた前記取引を行った前記利用者の前記利用者情報とを取得する情報取得部と、
取得した情報から所定の取引パターンを持つ取引を異常取引として検知する検知部と、
前記検知の結果を出力する出力部と、
を有し、
前記検知部は、新たに前記利用者情報が登録された前記利用者が、登録された時点から所定の期間の間に、前記現金管理装置にて取引を行い、当該利用者の前記利用者情報が削除された場合には、当該利用者の行った取引を、前記所定の取引パターンを持つ前記異常取引として検知する、
利用者情報管理システム。 - 現金の入出金を管理する現金管理装置と、
前記現金管理装置を利用する利用者の利用者情報を管理する利用者情報管理装置と、
を含み、
前記利用者情報管理装置は、
前記現金管理装置における前記現金の取引に関する取引情報と、当該取引情報に紐づけられた前記取引を行った前記利用者の前記利用者情報とを取得する情報取得部と、
取得した情報から所定の取引パターンを持つ取引を異常取引として検知する検知部と、
前記検知の結果を出力する出力部と、
を有し、
前記検知部は、新たに前記利用者情報が登録された複数の前記利用者が、登録された時点から所定の期間の間に、前記現金管理装置にて取引を行い、当該複数の利用者の前記利用者情報が削除された場合には、当該複数の利用者の行った前記取引を、前記所定の取引パターンを持つ前記異常取引として検知する、
利用者情報管理システム。 - 現金の入出金を管理する現金管理装置と、
前記現金管理装置を利用する利用者の利用者情報を管理する利用者情報管理装置と、
を含み、
前記利用者情報管理装置は、
前記現金管理装置における前記現金の取引に関する取引情報と、当該取引情報に紐づけられた前記取引を行った前記利用者の前記利用者情報とを取得する情報取得部と、
取得した情報から所定の取引パターンを持つ取引を異常取引として検知する検知部と、
前記検知の結果を出力する出力部と、
を有し、
前記検知部は、新たに前記利用者情報が登録された複数の前記利用者が、登録された時点から所定の期間の間に、前記現金管理装置にて、所定の順番で取引が行われた場合には、当該複数の利用者の行った前記取引を、前記所定の取引パターンを持つ前記異常取引として検知する、
利用者情報管理システム。
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