JP6984479B2 - 情報処理システム及び端末 - Google Patents
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まずは、本発明の実施形態の説明に先立ち、本発明者が本発明の実施形態をなすに至った経緯について説明する。
まずは、本発明の第1の実施形態に係る現金管理システム(情報処理システム/情報処理装置)1の構成を、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る現金管理システム1の構成例を説明する説明図である。図1に示すように、本実施形態に係る現金管理システム1は、現金管理機(現金管理装置)100と、窓口端末200と、釣銭機300と、売上情報管理サーバ400と、管理端末(第2の端末/第2のユニット)500と、携帯端末600と、本社端末(第1の端末/第1のユニット)800とを主に含む。なお、図1においては、現金管理機100、窓口端末200、釣銭機300、管理端末500、及び携帯端末600は1台ずつ図示されているが、本実施形態においては、これらは1台に限定されるものではなく、それぞれ複数台含まれていてもよい。
現金管理機100は、窓口端末200及び釣銭機300を操作して、顧客から現金を受領する担当者に対して、釣銭の入出金と売上金の収納とを行う装置である。詳細には、現金管理機100は、担当者との間で、後述する各釣銭機300等に収納するための釣銭(紙幣及び硬貨)を出金する出金取引と、各釣銭機300から回収した売上金(紙幣及び硬貨)及び釣銭を入金する入金取引を行う。上記出金取引においては、現金管理機100は、予め設定されている金額、金種別枚数あるいは指定する金額、金種別枚数の釣銭を出金する。上記入金取引においては、現金管理機100は、売上情報管理サーバ400から取得した担当者毎の釣銭の出金情報と売上情報とに従って、釣銭と売上金との合計金額に係る現金の入金を行う。なお、現金管理機100の詳細構成については後述する。
窓口端末200は、支店等の窓口において担当者等が作業等を行うためのコンピュータ又はパーソナルコンピュータ(PC)等により実現され、後述する各釣銭機300に接続され、当該釣銭機300の入出金を管理し、売上情報管理サーバ400と連携して担当者による締上げ処理を行う。また、窓口端末200は、図1に示すように、入力部202と表示部204とを主に有する。詳細には、窓口端末200は、担当者による入力部202に対する操作を受け付け、受け付けた操作に応じて釣銭機300を制御する。さらに、窓口端末200は、釣銭機300の入出金の状況を表示部204に表示させたり、釣銭機300の入出金の情報を売上情報管理サーバ400へ送信したりすることもできる。そして、窓口端末200は、図1に示すように、プリンタ210と接続されており、当該プリンタ210を制御することにより、入出金の状況等の情報を紙面に印刷して出力することもできる。
釣銭機300は、顧客から受け取った売上金を入金し、顧客に釣銭の出金を行う装置である。具体的には、釣銭機300は、担当者が顧客から受け取った紙幣や硬貨を収納し、さらに、窓口端末200の制御に応じて、顧客に釣銭として支払う紙幣や硬貨を払い出す。なお、釣銭機300は、手提げ金庫(図示省略)やドロワー(図示省略)であってもよい。
売上情報管理サーバ400は、各支店や、複数の支店等における現金の有高及び現金の移動、各担当者の売上情報等を管理するコンピュータであり、現金管理機100や窓口端末200等からの情報を取得して、売上と現金の有高等を管理する。具体的には、売上情報管理サーバ400は、現金管理機100や窓口端末200等から送られてくる取引結果等の情報を履歴として格納し、さらに、現金管理機100や窓口端末200等から送られてくる売上金額や有高、金種毎の出金枚数や入金枚数等の情報に基づいて、釣銭や売上高を集計管理する。なお、売上情報管理サーバ400の詳細構成については後述する。
管理端末500は、支店等に設置され、現金管理機100に格納された情報や社員情報を管理者が管理するための装置であり、例えば、管理者が作業等を行うためのPC(パーソナルコンピュータ)等により実現される。例えば、管理端末500は、管理者等による入力操作に応じて、社員情報を登録したり、変更したりすることができる。なお、管理端末500の詳細構成については後述する。
携帯端末600は、顧客宅や顧客の職場等を訪問する担当者等が外出先で使用するタブレット端末、スマートフォン等の携帯端末等により実現され、商品販売に関わる売上金と釣銭の入出金を管理する。携帯端末600は、図1に示すように、入力部602と表示部604とを主に有する。具体的には、上記担当者は、外出先で顧客から受け取った商品代金を売上金として携帯する釣銭袋(図示省略)等に収納し、当該釣銭袋から現金を取り出して釣銭として顧客に払い出す。さらに、図1に示すように、携帯端末600は、例えば携帯可能なプリンタ610と接続されており、当該プリンタ610を制御することにより、入出金の状況等の情報を紙面に印刷して出力することができる。
本社端末800は、本社に設置され、支店における管理端末500を使用するマスタ管理者を管理するための装置であり、例えば、上記マスタ管理者(管理業務権限を有する管理者の登録等を行うことができる権限を有する管理者)に与えられるワンタイムアカウントを生成することができる。なお、本社端末800の詳細構成については後述する。
通信網700は、1つ又は複数の本支店内及び支店外の情報の送受信に利用されるネットワークである。通信網700は、有線又は無線であることができ、例えば、電話回線、衛星通信網等の公衆回線網や、インターネット、専用回線、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)又はWAN(Wide Area Network)などの任意の通信ネットワークから構成される。さらに、専用回線は、IP−VPN(Internet Protocol‐Virtual Private Network)等から構成されてもよい。また、専用回線に対して、何らかのセキュリティ手段(例えば、Secure Sockets Layer(SSL)等)が施されていてもよい。
以上、本実施形態に係る現金管理システム1の構成を説明した。次に、図2を参照して、本実施形態に係る現金管理機100の詳細構成を説明する。図2は、本実施形態に係る現金管理機100のブロック図である。図2に示すように、現金管理機100は、入力部102、表示部104、紙幣入出金部106、硬貨入出金部108、プリンタ部110、通信部114、及び制御部120を主に有する。以下に、現金管理機100の各機能部について説明する。
入力部102は、現金管理機100を操作する担当者の入力操作を受け付ける機能部であり、例えば、各種ボタン、テンキー、キーボード等から実現される。
表示部104は、担当者に対して、操作画面や取引(処理)内容を表示する機能部であり、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置等により実現される。なお、上述の入力部102は、当該表示部104を構成する上記ディスプレイ装置に重ねて設けられたタッチパネルにより実現されてもよい。
紙幣入出金部106は、紙幣の入出金を行う機能部であり、具体的には、担当者の求めに応じて、紙幣の入金を受け付け、紙幣の種別を鑑別し、種別毎に計数し収納する。さらに、紙幣入出金部106は、担当者の求めに応じて収納した紙幣を出金する。
硬貨入出金部108は、硬貨の入出金を行う機能部であり、具体的には、担当者の求めに応じて、硬貨の入金を受け付け、硬貨の種別を鑑別し、種別毎に計数し収納する。さらに、硬貨入出金部108は、担当者の求めに応じて収納した硬貨を出金する。
プリンタ部110は、レシート等の印刷機能を有し、取引結果等を印刷して、担当者に対してレシートして発行することができる。
通信部114は、例えば通信網700等を介して、管理端末500や売上情報管理サーバ400へ、現金の入出金の情報等を送信したり、売上情報管理サーバ400から売上情報などを受信したりすることができる。
制御部120は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等を中心に構成されており、現金管理機100の各機能部を制御して、各種の取引を実行する。具体的には、制御部120は、図2に示すように、現金管理処理部124及び記憶部130等のブロックを有する。以下に、制御部120の各ブロックの詳細について説明する。
現金管理処理部124は、現金管理機100で行われる取引(例えば、入金取引、出金取引等)を実行すべく、紙幣入出金部106、硬貨入出金部108等を制御する。
記憶部130は、制御部120の有する、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等から実現され、現金管理機100の動作を制御するための制御プログラムや、現金管理機100の取引時における入力データ、表示画面等が格納されている。
以上、本実施形態に係る現金管理機100の詳細構成を説明した。次に、図3を参照して、本実施形態に係る売上情報管理サーバ400の詳細構成を説明する。図3は、本実施形態に係る売上情報管理サーバ400のブロック図である。図3に示すように、売上情報管理サーバ400は、通信部414及び制御部420を主に有する。以下に、売上情報管理サーバ400の各機能部について説明する。
通信部414は、例えば通信網700等を介して、現金管理機100や管理端末500等からの情報を受信することができ、管理端末500等へ情報を送信することができる。
制御部420は、例えば、CPU等を中心に構成されており、現金管理機100等からの情報を取得し、後述する記憶部430に格納する。また、制御部420は、記憶部430に格納した情報を、管理端末500へ出力することもできる。詳細には、制御部420は、図3に示すように記憶部430を有する。以下に、制御部420の有する記憶部430について説明する。
記憶部430は、制御部420の有する、ROM、RAM、HDD(Hard Disk Drive)等から実現され、本支店内等の現金等に関する情報等が格納されている。
以上、本実施形態に係る売上情報管理サーバ400の詳細構成を説明した。次に、図4を参照して、本実施形態に係る管理端末500の詳細構成を説明する。図4は、本実施形態に係る管理端末500のブロック図である。管理端末500は、支店等に設置され、管理者等がログインした場合には、ログインで使用されたID及び暗証番号を、登録済みのアカウント情報(ID、暗証番号、権限内容等)との間で照合(認証)を行う。さらに、管理端末500は、ログインで使用されたID及び暗証番号が登録済みアカウント情報と一致した場合には、上記管理者に対して、上記管理者に与えられた権限に応じた範囲で、管理端末500の操作及び処理を許可する。加えて、管理端末500は、マスタ管理者のためのワンタイムアカウント(第2のアカウント)を生成する機能をも有し、且つ、生成したワンタイムアカウントのアカウント情報を用いて照合(認証)を行うこともできる。
入力部502は、管理端末500を操作する管理者の入力操作を受け付ける機能部であり、例えば、テンキー、キーボード等から実現される。
表示部504は、管理者に対して、操作画面等を表示する機能部であり、例えば、CRTディスプレイ装置、LCD装置、OLED装置等により実現される。なお、上述の入力部502は、当該表示部504を構成する上記ディスプレイ装置に重ねて設けられたタッチパネルにより実現されてもよい。
通信部514は、例えば、通信網700等を介して、現金管理機100等から各種情報を受信することができ、現金管理機100へ社員情報等を送信することができる。
制御部520は、例えば、CPU等を中心に構成されており、管理端末500の各機能部を制御して、担当者毎の取引状況を管理して表示し、現金管理機100と協働して日締めを行ったり、社員情報の設定変更等を現金管理機100に反映させたりすることができる。また、制御部520は、ログインで使用されたID及び暗証番号を、登録済みのアカウント情報(ID、暗証番号、権限内容等)との間で照合(認証)を行うこともできる。加えて、制御部520は、マスタ管理者のためのワンタイムアカウント(第2のアカウント)を生成する機能をも有し、且つ、生成したワンタイムアカウントのアカウント情報を用いて照合(認証)を行うこともできる。
ワンタイムアカウント生成部522は、後述する本社端末800のワンタイムアカウント生成部822と同一のアルゴリズム(例えば、同一の暗号化プログラム)を用いて、ワンタイムアカウントに対応するワンタイムアカウント情報(第2のワンタイムアカウント情報)(ID、暗証番号、権限内容等)を生成する。さらに詳細には、ワンタイムアカウント生成部522は、例えば、管理端末500に紐づけられた端末固有情報と、ワンタイムアカウントを生成しようとする日時に関する情報(第2のワンタイムアカウントに関連する時間情報)とを用いて、上記ワンタイムアカウント情報を生成することができる。
比較部524は、管理者によって入力部502に入力されたアカウント情報(ID及び暗証番号)と、予め登録された管理者のアカウント情報(ID及び暗証番号)とを比較し、これらが一致したか否かの情報を後述する認証部526に出力する。
認証部526は、上述した比較部524の比較により、管理者によって入力部502に入力されたアカウント情報(ID及び暗証番号)と、予め登録された管理者のアカウント情報(ID及び暗証番号)とが一致した場合には、上記管理者に、当該管理者に与えられた権限に応じた範囲で、管理端末500へのログイン及び使用を許可(認証)する。
記憶部530は、制御部520の有する、ROM、RAM、HDD等から実現され、社員情報等が格納されている。例えば、記憶部530は、上述した管理者のアカウント情報(ID、暗証番号、権限等)を格納する。さらに、記憶部530は、管理端末500に紐づけられた端末固有情報を格納することもでき、ワンタイムアカウント情報を生成する際に使用する暗号化プログラム等を格納することができる。
以上、本実施形態に係る管理端末500の詳細構成を説明した。次に、図5を参照して、本実施形態に係る本社端末800の詳細構成を説明する。図5は、本実施形態に係る本社端末800のブロック図である。例えば、本社端末800は、本社に設置され、支店のマスタ管理者のためのワンタイムアカウント(第1のアカウント)を生成する機能を有する。図5に示すように、本社端末800は、入力部802、表示部(出力部)804、通信部814及び制御部820を主に有する。以下に、管理端末500の各機能部について説明する。
入力部802は、本社端末800を操作する本社権限者(本社管理者)の入力操作を受け付ける機能部であり、例えば、テンキー、キーボード等から実現される。
表示部804は、本社権限者(本社管理者)に対して、操作画面等を表示する機能部であり、例えば、CRTディスプレイ装置、LCD装置、OLED装置等により実現される。なお、上述の入力部802は、当該表示部804を構成する上記ディスプレイ装置に重ねて設けられたタッチパネルにより実現されてもよい。より具体的には、表示部804は、後述するワンタイムアカウント生成部822が生成したワンタイムアカウント情報(ID及び暗証番号)を出力することができる。
通信部814は、例えば通信網700等を介して、管理端末500等から社員情報を受信することができ、管理端末500等へ社員情報を送信することができる。なお、本実施形態においては、本社端末800に、上述した通信部814は設けられていなくてもよい。
制御部820は、例えば、CPU等を中心に構成されており、本社端末800の各機能部を制御して、社員情報の登録、変更を行うことができる。さらに、制御部820は、支店のマスタ管理者のためのワンタイムアカウントを生成することもできる。具体的には、制御部820は、図5に示すように、ワンタイムアカウント生成部(第1のワンタイムアカウント生成部)822及び記憶部830のブロックを有する。以下に、制御部820の各ブロックの詳細について説明する。
ワンタイムアカウント生成部822は、上述した管理端末500のワンタイムアカウント生成部522と同一のアルゴリズム(例えば、同一の暗号化プログラム)を用いて、ワンタイムアカウント情報(第1のワンタイムアカウント情報)(ID、暗証番号、権限内容等)を生成する。さらに詳細には、ワンタイムアカウント生成部822は、例えば、入力された管理端末500の端末固有情報と、ワンタイムアカウントを生成しようとする日時に関する情報(第1のワンタイムアカウントに関連する時間情報)とを用いて、上記ワンタイムアカウント情報を生成することができる。
記憶部830は、制御部820の有する、ROM、RAM、HDD等から実現され、社員情報やワンタイムアカウント情報を生成する際に使用する暗号化プログラム等が格納されている。
以上、本実施形態に係る本社端末800詳細構成について説明した。次に、本実施形態に係る現金管理システム1の動作について、図6から図12を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る動作のシーケンス図である。図7及び図8は、ワンタイムアカウント発行画面の一例を説明するための説明図である。図9は、本実施形態に係るワンタイムアカウントを用いたログイン時のフローチャートを示す。図10及び図12は、本実施形態に係るワンタイムアカウント入力画面914、940の一例を説明するための説明図である。図11は、本実施形態に係るメニュー画面926の一例を説明するための説明図である。
以上、本実施形態に係る動作の主な流れについて説明した。次に、本社端末800のワンタイムアカウント生成部822におけるワンタイムアカウントの生成、及び、管理端末500のワンタイムアカウント生成部522におけるワンタイムアカウントの生成の詳細について説明する。
以下に、本実施形態に係る管理端末500における、ワンタイムアカウント情報(ID及び暗証番号)を用いたログイン時の処理方法を、図9から図12を参照して説明する。詳細には、本実施形態に係る処理方法は、図9に示すように、ステップS101からステップS109までの複数のステップを含むことができる。以下に、本実施形態に係る処理方法の各ステップの詳細を説明する。
管理端末500は、入力されたアカウント情報(ID及び暗証番号)を、予め管理端末500に登録された管理者のアカウント情報(ID及び暗証番号)と比較する。管理端末500は、入力されたアカウント情報が予め管理端末500に登録された管理者のアカウント情報と一致した場合には、後述するステップS107へ進む。一方、管理端末500は、入力されたアカウント情報が予め管理端末500に登録された管理者のアカウント情報と一致しない場合には、入力されたアカウント情報がワンタイムアカウント情報(ID及び暗証番号)である可能性があるとして、後述するステップS103へ進む。
管理端末500は、上述したように、複数のワンタイムアカウント情報(ID及び暗証番号)(例えば、3つのワンタイムアカウント情報)を生成する。
管理端末500は、入力されたアカウント情報(ID及び暗証番号)を、上述したステップS103で生成されたワンタイムアカウント情報(ID及び暗証番号)と比較する。管理端末500は、入力されたアカウント情報が、生成されたワンタイムアカウント情報と一致した場合には、後述するステップS107へ進む。一方、管理端末500は、入力されたアカウント情報が、生成されたワンタイムアカウント情報と一致しない場合には、後述するステップS109へ進む。
管理端末500は、マスタ管理者に対して、マスタ権限によるログインを許可(認証)する。具体的には、管理端末500は、マスタ管理者に対して、図11に示すようなメニュー画面926を表示する。当該メニュー画面926は、マスタ権限において行うことができる業務に対応する各種メニューボタン928、930、932、934、936を含み、マスタ管理者は、これらメニューボタン928、930、932、934、936を押し下げることにより、マスタ権限を有する者によって行うことができる各業務の処理を行うこととなる。なお、当該メニュー画面926においては、ログインした管理者又はマスタ管理者の権限に応じて、各種メニューボタン928、930、932、934、936の表示又は非表示を変えてもよく、もしくは、各種メニューボタン928、930、932、934、936の表示の形態(明度、色彩等)を変えてもよい。また、本実施形態においては、メニュー画面926は、図11に示すような形態に限定されるものではなく、例えば、ログアウトを行うためのログアウトボタン938等といった他の操作ボタン等が含まれていてもよい。
管理端末500は、入力されたアカウント情報(ID及び暗証番号)が間違えである可能性があるとして、マスタ管理者に対して、アラートメッセージを表示する。具体的には、管理端末500は、マスタ管理者に対して、図12に示すようなワンタイムアカウント入力画面940を表示する。当該ワンタイムアカウント入力画面940は、上述した図10のワンタイムアカウント入力画面914と同様の表示の上に表示されたアラートウィンドウ942を含む。当該アラートウィンドウ942は、入力されたアカウント情報(ID及び暗証番号)が間違えであることを伝える文言(例えば、図12においては、「ID番号又は暗証番号が違います。」と表示されている)と、再度アカウント情報を確認することを誘導する文言(例えば、図12においては、「ID番号、暗証番号がご確認ください。」と表示されている)とを含む。さらに、当該アラートウィンドウ942は、アラートウィンドウ942に表示された文言を確認したことをユーザから管理端末500へ伝達するための了解ボタン(例えば、図12においては「OK」ボタンとして示される)944を含む。例えば、マスタ管理者が、了解ボタン944を押し下げることにより、管理端末500は、再度のアカウント情報の入力を待つ、ログイン待ちの状態に切り替わることとなる。なお、本実施形態においては、アラートウィンドウ942は、図12に示すような形態に限定されるものではなく、他の形態であってもよい。
以上のように、本発明の実施形態においては、本社権限者(本社管理者)によって、本社端末800に、アカウント情報(ID及び暗証番号)を忘却したマスタ管理者から伝えられた支店コードを入力することにより、マスタ権限が付与されたワンタイムアカウント情報を生成することができる。さらに、本実施形態においては、本社権限者から生成したワンタイムアカウント情報を伝達されたマスタ管理者は、当該ワンタイムアカウント情報を用いることにより、特定の日及び特定の管理端末500に限り、マスタ権限によるログインを行うことができる。従って、本実施形態においては、マスタ管理者が自身に与えられたアカウント情報を忘却した場合であっても、保守員が支店等に出向いて復旧作業を行うことなく、マスタ管理者は、マスタ権限に係る業務を進めることが可能となる。その結果、本実施形態によれば、業務に一時的な停滞を生じさせることなく、且つ、保守費用の増加を抑えることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100 現金管理機
102、202、502、602、802 入力部
104、204、504、604、804 表示部
106 紙幣入出金部
108 硬貨入出金部
110 プリンタ部
114、414、514、814 通信部
120、420、520、820 制御部
124 現金管理処理部
130、430、530、830 記憶部
200 窓口端末
210、610 プリンタ
300 釣銭機
400 売上情報管理サーバ
500 管理端末
522、822 ワンタイムアカウント生成部
524 比較部
526 認証部
600 携帯端末
700 通信網
800 本社端末
900、906 ワンタイムアカウント発行画面
902、916、918 入力欄
904 発行ボタン
908 ID番号表示欄
910 暗証番号表示欄
912 終了ボタン
914、940 ワンタイムアカウント入力画面
920 ログインボタン
922 暗証番号変更ボタン
924 キャンセルボタン
926 メニュー画面
928、930、932、934、936 メニューボタン
938 ログアウトボタン
942 アラートウィンドウ
944 了解ボタン
Claims (9)
- 第1の端末と、第2の端末とを含み、
前記第1の端末は、
複数の第1のワンタイムアカウント情報を生成する第1のワンタイムアカウント生成部と、
生成した前記複数の第1のワンタイムアカウント情報を出力する出力部と、
を有し、
前記第2の端末は、
複数の第2のワンタイムアカウント情報を生成する第2のワンタイムアカウント生成部と、
前記複数の第1のワンタイムアカウント情報のうちで入力された第1のワンタイムアカウント情報と、生成した前記複数の第2のワンタイムアカウント情報とを比較する比較部と、
前記比較により、前記第1のワンタイムアカウント情報に一致する第2のワンタイムアカウント情報がある場合には、前記第1のワンタイムアカウント情報を入力したユーザに所定の権限を認証する認証部と、
を有する、
情報処理システム。 - 前記第1の端末と、前記第2の端末とは互いに情報を通信できない状態で分離されている、請求項1に記載の情報処理システム。
- 前記第1のワンタイムアカウント生成部と、前記第2のワンタイムアカウント生成部とは、同一のアルゴリズムを用いて、前記第1のワンタイムアカウント情報及び前記第2のワンタイムアカウント情報を生成する、請求項1又は2に記載の情報処理システム。
- 前記第1のワンタイムアカウント生成部と、前記第2のワンタイムアカウント生成部とは、同一の暗号化プログラムを用いて、前記第1のワンタイムアカウント情報及び前記第2のワンタイムアカウント情報を生成する、請求項3に記載の情報処理システム。
- 前記第1のワンタイムアカウント生成部は、
入力された前記ユーザに関連する識別情報と、第1のワンタイムアカウントに関連する時間情報とを用いて、前記第1のワンタイムアカウント情報を生成する、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 前記第2のワンタイムアカウント生成部は、
予め取得した前記ユーザに関連する識別情報と、第2のワンタイムアカウントに関連する時間情報とを用いて、前記第2のワンタイムアカウント情報を生成する、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 前記ユーザに関連する識別情報は、前記ユーザが使用する前記第2の端末に紐づけられた端末固有情報である、
請求項5又は6に記載の情報処理システム。 - 前記所定の権限とは、現金管理装置を管理する管理端末を利用することが可能な権限であり、
前記第2の端末は、前記管理端末である、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 他の端末において生成された複数の第1のワンタイムアカウント情報のうちで一の第1のワンタイムアカウント情報がユーザにより入力される入力部と、
複数の第2のワンタイムアカウント情報を生成する第2のワンタイムアカウント生成部と、
前記入力部に入力された前記第1のワンタイムアカウント情報と、生成した前記複数の第2のワンタイムアカウント情報とを比較する比較部と、
前記比較により、前記第1のワンタイムアカウント情報に一致する第2のワンタイムアカウント情報がある場合には、前記ユーザに所定の権限を認証する認証部と、
を有し、
前記認証に失敗した場合には、
前記比較部は、前記入力部に入力された前記複数の第1のワンタイムアカウント情報のうちの他の第1のワンタイムアカウント情報と、前記複数の第2のワンタイムアカウント情報とを比較し、
前記認証部は、前記他の第1のワンタイムアカウント情報に一致する第2のワンタイムアカウント情報がある場合には、前記ユーザに所定の権限を認証する、端末。
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